「ホワイト部活を目指すなら、もう少し親しみのある呼び方がええと思うんです」
そう言ってから、小都子は柔和に花歩へと振り向いた。
「花歩ちゃんはμ'sは知ってる?」
「あ、はい。名前くらいは」
確か伝説のスクールアイドルだ。活動していたのは六年くらい前なので、当時小学生の花歩には縁遠い存在だったが、勇魚はよく話題に出していた。
「あそこは先輩禁止にして、年上でもちゃん付けで呼んでたんやって。私そういうの憧れやねん」
「ええええ! さ、さすがに入部初日でそれはちょっと……」
「せやでー。あんまり無茶言うもんやないで」
助け舟なのか、腕組みした立火が難しい顔でうんうんと首を振っている。
「そもそもμ'sって東京の奴らやないか。何で東京モンの真似なんかせなあかんねん」
「そこですか!?」
<第3話「モブっぽい女子高生ですが強豪スクールアイドル部に入部してみました」 パート1「まずは自己紹介」>
そう言ってから、小都子は柔和に花歩へと振り向いた。
「花歩ちゃんはμ'sは知ってる?」
「あ、はい。名前くらいは」
確か伝説のスクールアイドルだ。活動していたのは六年くらい前なので、当時小学生の花歩には縁遠い存在だったが、勇魚はよく話題に出していた。
「あそこは先輩禁止にして、年上でもちゃん付けで呼んでたんやって。私そういうの憧れやねん」
「ええええ! さ、さすがに入部初日でそれはちょっと……」
「せやでー。あんまり無茶言うもんやないで」
助け舟なのか、腕組みした立火が難しい顔でうんうんと首を振っている。
「そもそもμ'sって東京の奴らやないか。何で東京モンの真似なんかせなあかんねん」
「そこですか!?」
<第3話「モブっぽい女子高生ですが強豪スクールアイドル部に入部してみました」 パート1「まずは自己紹介」>