恋の終わりと、恋の続き:後書き


 彩ソン発売直後に、INETのとある掲示板(どこだか忘れた)で「なんだって鈴音ちゃんがあんな物分かりよくバンドに復帰するのか」という議論を見かけまして。頭の中がみのり一色だった私が「みのりちゃんが何かしたに違いない!」と思いついたのがこの話です。書き始めたのが5月(^^; ここんとこ更新が滞ってたのもこれが詰まってたからだったりして…。

 とりあえず書きたかったのがみのりんが鈴音ちゃんに怒鳴るシーン。「気付いてもらえなくて可哀想」とか言われてる鈴音ちゃんですが、主人公が気付かなくちゃいけない理由はないと思います。美樹原さんを始めどの女の子も頑張って告白してるのに、「何も言わなくても気付いてほしい」ってのは無理な話でしょう。
 もっとも公園での鈴音ちゃんの言葉は自暴自棄なだけで本心じゃないだろうし、鈴音ちゃんの場合勇気がなかったと言うより周りに気を使いすぎて結果貧乏くじを引いたような感じで、気の毒といえば気の毒ではあるんですが(^^;

 みのりちゃんも、プレイ時は感動の涙を流しつつも「本当にこれでいいのか?」とも思いましたが、「いい」って思わなきゃ前に進めないですからね。カラ元気も元気。

 ドラマシリーズで泣きを見た後輩2人ですが、まだ1年生ですから先は長いし。この2人正反対なだけに、知り合えば結構いい友達になれると思います。鈴音ちゃんあんまり印象なかったんですが書いてて結構好きになりました。
 敬語でないみのりんは難しい…。(みのりんに聞こえん)


 文中の歌詞:元の歌詞は

『それがきっと あなたのいいところ
 自分でもね心から言える 今なら
 すごく好きよ あなたのいいところ
 失くさないで 大事にして』

「それがあなたのいいところ」(作詞:丹下桜 作曲:宮島律子 編曲:岩本正樹)からでした。


「『辛くても会わなかった方が良かったなんて思わない』か。私の好きな話にもあったわね。これは使いたくもなるわよねぇ〜」
「うわーーっ言うなーーっ言わんでくれーーっ!」

 自分でそういう言葉を生み出せるようになりたい(T T)


(98/08/31)   



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