Take-A-Risk:後書き
うわ〜〜〜エヴァ〜〜〜〜〜(笑) スイマセン
やはりエヴァにはかなり影響受けているのだなぁ…。
後書きもきついです。
それにしてもヒドい主人公ですね。一度とはいえウェンディを見捨てるなんてとんでもない奴です。私だったらそうしてますけど。
ウェンディは心の弱いキャラです。あまり厳しいことを言うと立ち直れません。だから何。そこまで責任持てるか。別に主人公にウェンディを立ち直らせなくてはならない義務なんかないしね!
ということでウェンディに「もう知らん。勝手にしろ」と言うようなSSをずっと考えてました。
こんなものウェンディが好きな人には絶対書けないですし(笑)(とか言って書いてた人がいたらどうしよう)
最初からウェンディに辛い目見させる予定だったのでパーティも優しい人は入れない(笑) リラはフィリーとキャラかぶるので、付き合うのが辛い相手ということで楊雲さん。彼女は後日キャラ評価で書くのでここでは述べませんが、この人も結構きっついですからね。もっとも「こんなの楊雲じゃねぇ〜!」と思う人は大勢いるであろうと思われます(^^;フィリー、ウェンディもだろうな〜。ウェンディは小説では「ちょっと自信が持てない普通の女の子」でしたが、こちらはまるっきり碇ウェンディですしね(笑) なんか書いてて死にたくなった。
「ハイリスク−ハイリターン」
これが社会を支配する基本法則です。大きなものを得るにはそれなりのリスクを負わなくてはならない。リスクを負いたくないなら何も欲しがってはいけない。その意味で「関わらないし、関わりを求めない」楊雲は筋は通ってるし共感もできる。(まあ最後までそれで通されたら話にならないからゲームではああなってるんでしょうが)
ウェンディは信頼できる人が欲しいらしいです。そのためのリスクを負ってましたか?負う気がありましたか?私にはそうは見えませんでしたよ。だから棚ボタで幸せになったように見える。「身勝手な人間が努力もせず反省もせず、周りが甘やかしてくれたおかげで幸せになった」=悠久のマリアと同じ。どうしても許せないな。身勝手なまま同じ事繰り返すだけじゃないですか。
もっともウェンディに対してだけやたら基準が厳しくなっているのは確かです。
狐鉄丸さんのウェンディSSを読んだ後「アダルト・チルドレン」について調べてみました。
「安全な場所」として機能しない家族のなかで育った人々のこと。
そっかぁ…。それは本人の責任じゃないし、そのことでどうこう言うのはおかしいのかもしれない。昔負った負債を今返してもらってるだけだと思えば。(といってもACは精神病とは違うし、そもそも「性格は本人の責任か」という議論にもなってくるのですが)
ただACの特徴として挙げられているもの。
ほとんど私に当てはまるんです。虐待といえるほどのものではなかったけれど、安全な場所でもなかった。私は人と話すのが苦手で、そのことでいつも親から責められていました。無理矢理「友達を作れ」と命令されてました。中学の時はいじめに遭ってた。
- 1.これでいいという確信が持てない
- 2.物事を最初から最後までやり遂げる事が困難である
- 3.本当のことを言った方が楽な時でも嘘をつく
- 4.情け容赦なく自分に批判を下す
- 5.楽しむことがなかなかできない
- 6.まじめすぎる
- 7.親密な関係を持つことが大変難しい
- 8.自分にコントロールできないと思われる変化に過剰に反応する
- 9.他人からの肯定や受け入れを常に求める
- 10.他人は自分と違うといつも考えている
- 11.常に責任をとりすぎるか、責任をとらなさすぎるかである
- 12.過剰に忠実である。無価値なものとわかっていてもこだわり続ける
- 13.衝動的である。他の行動が可能であると考えずにひとつのことに自らを閉じ込める
今はローリスク・ローリターンで生きてます。人付き合いはほとんどしません。1人でいる方が好きです…だからウェンディとは違うのかもしれない。でも彼女が感じていた自己嫌悪、閉塞感、自己処罰はいつも感じてる。ウェンディに関しては「自分と重なるから好き」という人が結構いるけれど、私は重なるから好きになれない。
何もしないで幸せになった。いや、あんなの幸せじゃない。彼女はあんなので幸せになった気でいられるんでしょうか?本当の自閉はそんなに簡単じゃない。未帰還EDはうすら寒さすら覚えた。主人公に甘えて、依存して、自分の足で立たないで、それで彼女は幸せなんですか?絶対違うよ…。
ウェンディは嫌いです。ただ最初にプレイした頃は「暗いキャラなら楊雲がいるから要らないのに」とか思っていたけれど、今はウェンディ抜きのEMは考えられない。ウェンディのことを考えてる時間が一番長い気がする。これ書いてる間はウェンディのことで頭が一杯だった。SSは完成したけど「これがウェンディだ」とは思い切れない。まだ掴めない。嫌いです。嫌いだけど、これからも彼女は自分の中に住み続けていきそうです。
(98/01/19)