ロクサーヌ


 トップページ見てのようにロクサーヌファンでもありますので(といって萌えるわけではない←当たり前)ろくさんの良いところなどを挙げてみましょう。

あやしい
実にうさんくさくて良い(笑) 正体不明の神秘性、不思議さのようなものか。
神出鬼没
Gガンダムのドイツ忍者シュバルツ・ブルーダーに代表される、「いきなり出てきて、いきなり去る」。この点に理屈ではない格好良さを感じるものである。プレイヤーとはまた異なる時空軸に存在しているのであろう。
無敵そう
いわゆるジョーカー的役割。るろ剣の比古師匠や封神の申公豹など。もちろん弱い人間がこつこつ努力する姿もいいのですが、反則ともいえる力の持ち主がバーンと解決するのもイカすものです。ロクサーヌにあんまりそういうシーンはないけどいると安心するというか。
飄々とした性格
「最低な奴登場〜」などのセリフ回し、「はっはっはっ」と笑ってごまかすつかみ所のなさなど実に好み。


 さてこのお方単なる狂言回しとか言われてますが全くその通りで(爆)。もちろん「5つの魔宝」という枠がある以上狂言回しor話の導き手的キャラは必要不可欠なのですが、普通は実はこいつはこういう理由でこんな行動をしていたのだという理由が説明される(たとえばRPGなら「この世界を救ってもらうため」とか「我らの野望を達成するため」とか)ものであるし、なければ後から無理矢理にでもでっち上げるものです。が、ロクサーヌの場合ゲーム中でそういう理由付けがまったくなされなかったためどうしても「話を進めるために都合のいいキャラ」に見えてしまう。特に結局謎のまま終わった「なんで主人公は異世界に飛ばされたのか」という件とはうまく絡ませれば名作にもなったかと思うのですが残念な話です。(はっきり書くのが無理ならほのめかすだけでもー)
 なんにせよ「ロクサーヌとはいったい何であったのか」という問題は各プレイヤーの想像にまかされたわけで、私が知る限りのものをちょっと分類してみます。

まず主人公が異世界ヒューガハート(あそこはそういう名前です)に飛ばされたことについて
1.ロクサーヌのしわざ
転移魔法の使えるこの人ならできないことはない。
2.本人の望み
主人公は心の底でどこか別の世界に行きたいと思っていた。
3.単なる事故
衝撃のはずみで次元の壁に亀裂が生じたとかなんとか。
そしてロクサーヌの行動原理

(1) 単なる暇つぶし。面白そうだから。 − ロクサーヌ暇人説

(2) 現状に不満な主人公、また心に傷を持つパーリアの住人たちの心の補完のため − ロクサーヌ補完委員会説
(「試練を乗り越える機会を与えた(乗り越えてほしかった)」というのもこれに含みましょう)

(3) 異世界に迷い込んでしまった彼を気の毒に思って力になるため。 − ロクサーヌ親切説
(この場合ライバルキャラまで手助けするのはなぜかという疑問も生まれるが、レミットとカイルも気の毒と言えないこともないので「機会は与えて後は本人たち次第」という考えだったのかもしれない)

(4) 歌のネタになりそうだったから。 − ロクサーヌ仕事のプロ説

ここで1-3は除外されるとしまして、

1-1,1-4を「ロクサーヌ外道説」
1-2,2-2を「EMイコール補完物語説」
3-2を「補完物語だがちょっと盛り上がりに欠ける説」
2-1,2-3,2-4を「ロクサーヌ単なる脇役説」
3-3を「一番無難説」
3-1,3-4を「お気楽ファンタジー説」

と分類します。
もちろん行動原理の中には重複可能なものもありますので大まかなものです。

どれが正解ってことはないでしょうがロクサーヌに重要なファクターを与えるなら補完物語説ですかね。もっともロクサーヌ&フィリーEDが好きな私はお気楽ファンタジーも捨てがたかったりします。
まあこのへんは各人のEMに対するとらえ方次第なんでしょうね。(なんのための分類だ…)


・EDの話
フィリーのとこにも書きましたが全ED中一番好きなのがロクサーヌ&フィリーEDです(要はバッドED)。ていうか他のはどれも納得行かないといいますか(爆) ああいうお気楽道中をあと少しだけ続けていく…というのもなかなか楽しい気がしますね。音楽も。


・個人的なロクサーヌ設定
一応個人で考えてる話もあったりしますが…ロクサーヌで納得いく設定作るのって難しいっす(^^;
コロコロ変わったりしますので暫定的なものです。


 本名イスロス・アウレウス。性別は男。300年前のフッサール魔法国づきの宮廷魔導士。不老不死の魔法を自らに施し、実際の年齢は不明。その魔導の天才から『青の賢者』と呼ばれていたが、皮肉っぽくてにこにこしながら慇懃無礼な態度ばかり取っていたので人望はなかった。そのころフッサールでは魔力を持ったホムンクルス(人造人間)の開発が進められており、その完成体が赤い髪の少女フィノート。しかし計画に反発を覚えたイスロスはフィノートをさらって国を脱出、流浪の旅に出る。
「次はどこへ行こうか、イスロス?」
「どこへでも…。あなたの好きなところで構いませんよ」
 もとよりホムンクルスの彼女はそう長くは生きられなかった。自分自身が開発に関わっていた責任も込めて、その短い時間を冒険の旅に費やす。1年と少し過ぎた後、フィノートの機能は停止し、イスロスに礼を言って眠りについた。その身体はイスロスの魔法で光の粒になった。誰からも距離を置いていた自分が少し変わっていたことに彼は気づいた。
 その後彼は今までの自分を捨て、ロクサーヌと名を変えて吟遊詩人となった。目的はフィノートとの旅を語ること。そして冒険の守護人となること。フィノートは冒険が大好きだった。しかしそれを十分に成し遂げるには彼女の時間は少なすぎた。その分も冒険者たちを手助けし、道を示し、その物語を語り継ごうと。

 しかしそれから300年、技術が発展するにつれ、この世の謎は消えていく。多くの不思議は当たり前のこととなり、心躍る冒険も昔に比べれば少なくなった。社会は進歩していくのだからそれは仕方のないことかもしれない。しかし自分は最後までそれに抗おう。世界に冒険は必要だから。
 ある日星見をしていると、数日後に異邦者が迷い込んでくることを知った。時たまあることなのだがあいにく防ぐのも戻すのも無理な話だ。そうそう、5つの魔宝があったはず。あれ以外に方法はない。そして道を提示する。彼以外にも、望むものを求める者たちに。選ぶのは彼らだが、旅は道連れ、きっと楽しい冒険があり、その終わりには何かを得るはず。

 それではいざ、お供つかまつらん。神秘奏でる魔宝を探す旅に! 望みは遥か遠くとも、旅の仲間がそこにいる。この世の不思議を引き留めて、リュートの音は流れゆく。


 自ら冒険の導き手を任じたロクサーヌですね。
 フィノートとのきちんとした話なんかはいずれ書く機会もあるでしょう。

印象インデックスに戻る
不思議リュートに戻る
プラネット・ガテラーに戻る