来人:ガーン…負けちゃった…。
カイル:ふがいない!こんなガキに遅れをとるとは!!
レミット:へへーんだ。思い知ったか、私の実力!
<ゴゴゴゴゴゴ>
アイリス:姫さま、危険です!
レミット:な、なによこれ?
楊雲:魔宝を手に入れるための試練のようですが…。
火の声:旅人よ、魔宝はこの火柱の中にあります。どうぞ手にするがよいでしょう。
レミット:そんな…どうしろっていうのよ。
アイリス:あ、危ないですよ。やめましょう姫さま、ねっ?
カレン:確かにこれじゃちょっと無理ね…。
レミット:私…やるわ!
アイリス:姫さまっ!?
レミット:こんなのに負けないもん!私は…。
メイヤー:レミットさん…。
アイリス:…私が、やりますから…。
レミット:ア、アイリス!?
アイリス:みなさん、もしものときは姫さまをお願いします。
カイル:あ…おい、ちょっとアンタ!
来人:やめろ!死んじまうぞ!
アイリス:大丈夫です。大丈夫ですから。
レミット:やっ…やだっ…!アイリス!
(ボボボッ)
アイリス:魔宝が…。
レミット:アイリス!手は!?手は大丈夫!!?
アイリス:あ、はい。…幻覚の炎だったようですね。
カイル:ケッ、おどろかせやがって…。
来人:とんでもない侍女さんだ。まったく心臓に悪いよ…。
レミット:でも、よかったぁ…。
アイリス:姫さま…。
レミット:…ごめん…ごめんね、アイリス…。
アイリス:姫さまがご無事なら、私はそれで構いませんよ。
レミット:アイリス…。
(ポロロン)
ロクサーヌ:おめでとうございます。それこそが第5の魔宝、赤の火輪です。
来人:しかし、アイリスさんて偉いよなあ…。
アルザ:そやな。でも、うちかて大事な人のためやったらあれぐらいやるで。
フィリー:もうっ、感心してないでよ!結局、魔宝は取られちゃったんだから!
来人:はっ、そうだった!
カイル:おのれえ、ガキんちょめ!
来人:おぼえてやがれ!
フィリー:それじゃ悪役だってば…。
キャラット:何だかんだ言って、ウマが合ってるような気がするんだけど…。
ロクサーヌ:ともかくこれで魔宝集めは終わりですね。あとはイルム・ザーンへ向かうことです。
<以下イルム・ザーンの説明>
戻る