<犯人の狙いは若葉!>
「そんなっ、わたし人に恨まれることをした覚えは…」
「そうだぞ!」
「恨みと限ったわけじゃないわよ。例えば若葉の大ファンが、手作りのパンをどうしても手に入れたかったとか…」
「な、なるほど」
「その場合の第一容疑者は当然リリト」
「ちょっと待て!」
「他に誰がいるってゆーのよ!」
「リリトはそんな事しませんっ! だいたいわたしの手料理はいつも食べてもらってるし」
「…あんたも苦労してんのね」
「わかってくれるか。じゃ、なーいっ!真面目にやれ!」
「くっ、そうなるとまだ見ぬストーカーが若葉をつけ回しているのね…。よし、次はそいつを捕まえる番よ!」
「ストーカーさんという方を探すのですか?」
「名前じゃないって」
若葉の周辺を洗い出す
若葉をおとりにする