・PS版簡易感想(ネタバレ) ※クリア順です。
千影:怪しいイベントや辛辣な台詞など、全体的に千影らしさは出ていたのでほぼ満足。EDは…まあこれはこれで面白いですが、魔王だかなんだか知らんが千影が誰かに頭を下げてるのはちょっとなー。さすがにこの設定でSSを書こうとは思いません。
余談ですが千影の兄くんに対する態度には無条件の信頼があると思うです。「兄くんなら付き合ってくれるだろう」「兄くんだから(実験しても)まあいいや」というような、兄妹ゆえの遠慮のなさみたいなものが気に入ってたり。さすがに強制されれば嫌ですが、千影の場合は断られれば「そうかい……残念だよ……」とか(ちょっと寂しそうに)言うだけだと思うので。一人ぽつねんと実験している姿を想像すると、やはり兄としては妹に協力せねば!って気になりますね! あとは怪しいとか媚びてないとか、要は紐緒さんと同じ理由でツボ。しかし基本的に色物キャラだと思ってるので、なんであんなに人気があるのか未だにわからん…。
花穂:可愛いぃ〜! プレイ前は一番印象薄かったのに、こうまで萌えるとは思いませんでした。執拗に繰り返される「見捨てないでね」が痛々しくも、ハートマークと声のおかげで萌え。ちょっとトロくて要領の悪い妹を持つのはこんな気持ちなのか…。うう、花穂負けるな! 花穂がんばれ!(泣) 花穂を慰める主人公の口の上手さに感心。竜崎先輩はいきなり豹変しすぎだと思う。
四葉:声優さんの演技が上手いなー。台詞も面白い。チェキようなら〜。頼むデスよっ! サムと呼んであげマス、とか小ネタもいい。「兄チャマすきすきー!」のストレートさに撃沈。(「変なクイズ3問解いただけでなんでそこまで」とか考えちゃいけません)
しかしED…「チェキされたいな、してほしいな」と言ってるそばから盗聴器では説得力が消散ですよ。チェキされたくないよ!「知りたい」という四葉の根本原理はそれなりに出てたけど…。
咲耶:この人も台詞回しが秀逸。学校デートで花壇へ行ったときは笑いました。ただこの人のラブっぷりはギャグと紙一重なので、キャラコレのような切なさはないですね。まあ「欲しいものは何が何でも手に入れる」という姿勢は好きだしこれはこれでいいか。料理を失敗→努力して数日で克服、という形で優秀性を見せたのは上手い。
EDは物足りない。咲耶のことだからお兄様を落とすための凄い作戦でも持ってくるかと思ったのですが。プロムの衣装はあまりセンス良くなかった。佐々木さんはいい人だ。
鈴凛:声が〜。舌っ足らずなのは似合いません。ハキハキ喋って欲しかった。しかし話は良かった。健気。普段も含めて、肉親の絆を感じられる点では鈴凛が一番だなー。けどあれじゃあメカ鈴凛を別の場所にしまったのを忘れて大騒ぎしたみたいで間抜けなので、危機を察したメカ鈴凛が自分で避難していた…みたいな展開の方が良かった。
お泊まりの事をなかなか言い出せない奥手さに萌え。パジャマは可愛すぎて似合わん。
可憐:ああも「お兄ちゃん大好き」を連発されると有り難みに欠けます。なんか電波に洗脳でもされてるんじゃないかと心配になってくるよ…。やはり正統派は面白味がない。「お写真」って、やんごとなきお方かよ。悪い虫の告白を断るシーンだけは格好いい。見直した。主人公の「なんで僕は泣いてるんだろう…。お前のピアノが哀しすぎるからだね…」には凍死。
…なんて思ってたら、血縁EDで撃沈。え? 「血縁=家族、非血縁=恋人」という区分ではなかったのですか? こいつら実の兄妹でラブってますよ? こんな素晴らしいものを出していいのですか!? うわーうわー。ある意味究極のシナリオだな。(けど可憐の台詞はやっぱり教科書的でイマイチ…)
ランドセル云々の会話からすると中学生なのかなー。普段は小学生っぽいんだが。
衛:正面向きの立ち絵が可愛い。(こっちに背中向けてるのはヘボ) 話は可もなく不可もなく。元気だけど肝心なところで気弱なのは衛らしいけど、ED付近で「ボクのこの気持ちは云々」と解説されたのはちょっと萎え。衛はそんな器用じゃないし。
マニュアル表紙の衛はえらい美少女ですね。
亞里亞:プレイ前は「泣き虫で兄やに甘える? ウゼー」とか思っていたのですが、あんな外道とは予想もしなかったため逆に評価アップ。泣くだけのキャラよりこっちの方がいいや。ボケっぷりも笑える。血縁EDの抗議行動は良い。でもEDはどっちもベッタリで将来が不安。
声が上手い。じいやさんの投げやりさはイカス。
白雪:始めは何じゃこの声は、でしたが聞いてる間に慣れました。「たははははー」あたりは可愛い。料理以外ネタのないキャラですが、料理にかける職人気質は良いと思う。しかし一体どんな環境で育てばこんな喋りになるのか想像もつきません。
たか美事件での主人公は、大袈裟ではあったけどよくやってくれた。回想シーンの泥団子白雪は描き直せ! 下手すると今より等身高いじゃねーか。
鞠絵:ごめん、ちょっと鬱陶しかった…。お泊まり(未遂)の時とか、こっちの都合全然考えねーんだもん。しかし死を賭してデートに来る根性は良いと思う。主人公の「大っ嫌いだぁぁーー!」はあんまりだ。ご都合主義的に上手くいったけど、下手したらショック死してるぞ…。
春歌:勘違い暴走娘という元の設定に戦闘力まで加わって凄いことに。ゲラゲラ笑っていたところへED前の公園イベント。やられましたな。自然な笑顔の春歌、可愛い…。
一枚絵はなんだか頭身が上がったり下がったり。自転車イベントの背景で咲いているのはなんなんだろう…。(2月だぜ?) なぎなたの師匠がラブひなの素子というネタは星の数ほどあった事でしょう。
雛子:嫌いじゃないけど守備範囲外。声がちょっと予想より低かった。ピーターパン姿は可愛い。
ED前、「ママが帰って来なくて辛い思いを」なんて暗いネタを雛子にやらせるなよ〜。そういうネタは亞里亞にやらせとけ。ヒナはあくまで元気の方がいい。雛子に家の人家の人言われる家の人が気の毒。
全体:台詞が面白く、またキャラの個性が出ていて満足。キャラゲーとしてこの上ない出来でした。EDが一部を除くと似たり寄ったりなのが少々物足りない。
それにしてもシスプリの女の子は強いですね。鈴凛や白雪は将来のことまでしっかり考えてるし。私がプレイしたギャルゲーの中では一番強いかも。良い。
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