「ほーんっと影の民って暗いよねぇ。ま、あたしには関係ないんだけどさ」 「おやおや、これはリラさん」 「誰かと足して2で割ればちょうどいいのよ」 「あんたとでしょ」 「なぁんですってぇ!?」 「いや、ケンカはいいから…それより早くクイズを…」 「何よあんた。貧乏そーな顔してるわねぇ」 「ほっとけよ!」 「なかなかいいところを突いてきますね(ポロロン)」 「ああ悪かったなぁどうせ俺はシンシアに魚買ってやっただけで生活が苦しくなる万年金欠男なんやーーーっ!!」 「あそ、あたし貧乏人には用ないんだ」 「え、ちょっと。クイズは?」 「なんでそんな一文にもならないことしなくちゃいけないのよ。あんたがもとの世界に帰れようが帰れまいが知ったこっちゃないわよ」 「そんな殺生な!」 「しょせん盗賊ってそういうヤツよねっ!」 「そういうヤツよ。悪い?」 「まあまあリラさん。問題に正解できなかった場合は彼がなんでも言うことを聞いてくれるそうですよ」 「ちょっと待てーーー!」 「あ、そうなの。まあもとの世界に戻れるかどうかの瀬戸際だしー?そのくらい当然よねー」 「うううう…。わかりました…」 「オッケー!それじゃあたしの誕生日はいつ?」 「くぉらぁ!」 「さーて、何してもらおっかなっと」 |