それは愛ちゃんの誕生日を数日後に控えた、ある休日のことでした。
「あ、あのっ、楽しいですね…」
　赤くなりながらとてとてとあなたの隣を歩く愛ちゃん。しかしそこに突如現れる金色の影。
「やあ君たち！楽しそうで結構、はーーっはっはっ」
「あっ、伊集院さん…」
「実はこの遊園地もわが伊集院財閥が経営していてねぇ。おおそうだ、君たちのような心暖まるカップルのためにちょうど良いイベントがあるのだよ。ちょっとついてきたまえ」
「え、そんなカップルだなんて…。恥ずかしいです…」
　そう言って愛ちゃんとあなたが連れられてきたのはとあるアトラクションハウスだった。
「ラブハートクイーーズ！外井、説明してやりたまえ」
「はっ、レイ様。愛とは美しく。愛とは強く！めぐみではありません、愛(あい)です。そして愛とは互いを理解することから始まります。この館はそれを確かめるための場所。クイズによって愛の絆を証明する場所なのです！」
「え、あの、そんな…」
「そちらの殿方！(ムフッ)　そのお嬢さんに対するあなたの理解度を試してみたいとは思いませんか！？」
「まあ自信がないというならやめておいた方がいいがねぇ。はーっはっはっ！」
「こ、困っちゃいましたね…。あの、どうしましょう？」


１　やる！
２　やらない



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