愛と勇気と希望の大決戦!:後書き


・元ネタ解説

 こんにちは、パロディSS書きです。
『わたしエリザベス、よろしくね』
 ということで元ネタはアニメ赤ずきんチャチャ全74話中名作の呼び声の高い第36話「真実の鏡はウソツキだ!」からでした。
『なぜだかどろしーがホーリーアップしてるけど』
 それは言わないで(^^; しおりんのキャラクター考えるとチャチャやるよりどろセラの方が面白そうだったんで…。
 ところで本編の「金髪しおりん」ですが、PS版が発売された頃実際に出まわっていたものです。
『単なる印刷ミスだったのよね』
 髪の色といい性格といい詩織=どろしーで決まり!
『「ときめきプリンセス」なんて勝手に使って詩織FCに怒られるわよ』
 「きらめきプリンセス」とかいろいろ考えたんだけどやっぱり違和感あるし(^^;
 ちなみに大チャチャ様のキャラクターはホワイトしおりんに通じるものがあると思うっす。
『愛ちゃんがチャチャとしいねちゃんとお鈴ちゃんの3役やってるわ』
 そのへんかなり苦しい…。めぐめぐなら順当に行けばお鈴ちゃんでしょうが、チャチャやしいねちゃん的なキャラっていませんし。しいねちゃんは強いて言えば高見公人か。
「チャっチャさーーん!…さーん…さーん…」
『マリンがひなちゃんでやっこちゃんが見晴ちゃん…』
 髪の色とかコギャルっぽいとことか…>マリン みはりんは公が変態でもついていきそうだから。
『魔法薬なら紐緒さんが適役だと思うわ』
 紐緒さんは「ああっしぇらび〜しゃま〜」なんて言いません〜!(紐緒さんならポピィ君で出しても良かったかもしれない)
『うらら園長=古式さんはともかく、レイちゃんにラスカル先生じゃファンから苦情が来るわよ』
 いやーここは2パターンあったんですが…
-----------NG------------
 バラを背負った伊集院が登場!
「こんにちは僕の友人たち!君にこの真っ赤なバラの花を贈るよ〜」
「うわあっ寄るなっトゲがささる!」
「ど、どうせ僕は嫌われ者さ…ふーんふーん」
-----------NG------------
『どっちにしてもファンの怒りを買うこと間違いなしね』
 ラスカル先生は出したかったのよ〜。
 ミラード魔人の元ネタ・魔族ミラード。チャチャに登場した敵キャラの中でもそのデザインといい渋さといい1、2を争うキャラクターでした。
『fjでのチャチャ人気投票敵キャラ部門でも上位だったわね』
 36話の魅力の半分は彼にあったと言っても過言ではないです。
『逆に言うなら敵キャラが魅力に欠けていた大半の大魔王編は正直言ってモガガ』
 あっはっは、余計なことを言ってはいけませんよ。
「あんたが言ってんでしょうが!」

・チャチャについて

 個人的には#1「お騒がせ魔法使い登場」〜#23「戦え!卒業試験」が第1部(バトルin学園編)、#24「私が伝説の王女様?」〜#50「愛と勇気と希望の大決戦」が第2部(大魔王討伐編)、#51「プリンセスの休日」〜#56「さよならホーリーアップ」が第2.5部、#57「世界一に向かってすべろ!」〜#74「お騒がせ!結婚宣言?」(うらら学園編)が第3部と分かれますね。1部3部は面白かったけど2部はばらつきがあったなぁ。
『第1話見た時点では「ダメだこりゃ」とか言ってたわね』
 原作ファンにあれはショックでしたよ(^^; でも2話からやっこちゃん、ラスカル先生と出て面白くなりましたですね。
「フッ…おじやか」(byラスカル)
『チャチャの魅力というと何かしら?』
 これはもうキャラクターに尽きると思われます。ここまでキャラの立った作品もそうないす。
『確かに濃い人たちだったわ…』
 やっこちゃん!!
 #7の「おゆき先生、とってもいい先生だと思います☆」で転んで、#23,#24のアップで落ちました。「おほほのほー!」で「しぇらび〜しゃま〜」で「もっとしっかりしなさいよ!」でマッドサイエンティスト!完璧ですね。
『お鈴ちゃんじゃないの?』
 お鈴ちゃんもいいです!(笑) 1人ほしいです(おい) この2人が仲良しというのは嬉しかった。
 マリンちゃんは後半やっこちゃんに食われてた感じがありますね(^^; 1人だけりんご組で不憫だ…。
 キャラ以外にもあのミュージカル的なノリは特筆に値します。
『「特訓の歌」とかも楽しかったわ』
 CD「聖まじかるレビュー」にて昇華されてますね。

・マジカルプリンセスの功罪

 最初話聞いたときは「なんじゃそりゃああーー!」と。
『ダイアモンドピンクが勝利の鍵ね』
 勝利か?
(ダイアモンドピンク:チャチャアニメ化の少し前にりぼんで連載されていた漫画。せらむんの2匹目のどじょうを狙って「原作アニメ同時スタート」を目論んでいたらしいがアニメ化は頓挫、原作もすぐに終了。決めセリフが「オリオンの名のもとに、いいことしちゃうわよ」などという寒いものでは当然とも言えよう。しかしその必殺武器「聖なる弓矢」は既におもちゃ屋の方で原型を作ってしまったらしくそれを売るため「どじな魔法使いの女の子が騒動を巻き起こす魔法学園もの」を「魔法の王国のプリンセスが愛と勇気と希望の力で変身して大魔王&手下の魔族と戦う話」に変更して始まったのがアニメ「赤ずきんチャチャ」である…というのが昔fjで聞いた話)
『アニメ化でここまで話が変わったのも他にないわね』
 といってそれがダメダメだったということは決してなく、もし大チャチャ(マジカルプリンセス)が玩具得るために避けられなかったのなら、スタッフはそれを最大限に上手く料理したと思いまふ。
『大チャチャの人気も根強いわね』
 やっぱり変身→必殺技は燃えるですよ。BGMも良かった。ホーリーアップもだけどウィングクリスのテーマ「聖なる鳥よ、光の翼で道を示したまえ」が。
『でも今聞くとチャチャの歌が一緒に聞こえてくるわ』
 うらら歌劇団の影響で(^^;
『大チャチャの名対決というと件のミラード戦、#45「本物はだれなのー!」の暗黒プリンセス戦、あとは大魔王との最終決戦かしら?』
 #45はマジカルプリンセスという要素を使いこなした意味では最高峰でしょう。
『「愛よ!」「ゆかいよ!」「キンキラキンよ!」の回ね』
 しかしながらつまらん話はどうしようもなくつまらなかったですな。バードシールド関係で特に。
『第3部はまあコンスタントに面白かったのにね』
 他の美少女戦士ものにも言えるけど無理してワンパターンに持ってくようなとこもあったし…。もっとも顕著なのが#19「恐怖!どろしーの妹!?」。
『原作は「ドリスがオカマーー!?」でオチ、だったのにアニメはさらにその後バトルで思いっきり間延びしてたわ。あそこまで間延びした話はそう見たことがないわね』
 はっはっは言い過ぎですよエリザベス。他にもハーピーやソプラノ、大魔王等悪意むき出しの敵はあの世界に合いません。
『ランラン&カンカンやニャンダバーみたいな愛すべき敵はみんな原作版ね』
 戦いで苦しんだり傷ついたりは他のアニメに任せておけばいいと思いました。

・声

 もう1話のリーヤの衝撃といったら…
『「だからSMAPはやめろと言うとんじゃーー!」とか喚いてたわね』
 しかし今となってはリーヤは香取慎吾以外考えられないです。
『やはり声優は慣れかしら』
 それもあるけど実際上手くなったと思います。CDのドラマに出てこないのはなんとかしてほしかったけど…。
『こういう文句はジャニーズに言えばいいのかしら?』
 さあ?(^^; セラヴィーの棒読みも慣れればセラヴィーらしい気がするから不思議だ。
『その点最後まで慣れることのなかった姫リボの支倉先輩はある意味偉大だったわ』
 うわー危険なことを!(笑)
『あなた昔「まじんは何やってもチャチャに聞こえる」とか言ってたじゃない』
 ひぃぃ〜、でも今はアメリアはまじんちゃんしかいないと思います!
『やっぱり声は慣れなのね』

・最終回の話

 あのセラヴィーだけは許せません。
『セラヴィーったら外道☆』
 外道ですまんわ!チャチャは名作だったと思うけど最終話で外した。
『どのへんが気に入らなかったの?』
 まあ話せば長くなるんですがあれだけ幸せそうなどろしーちゃんを見せておいてセラの行為はもうシャレで済む問題でないというのに加え、登場人物自ら最後に「ネバーエンディングストーリーですね」などと言って締めたこと。ネバーエンディングってのは一種の幻想で、本当なら終わりの来ないことなんてこの世にないんだけど2次元だからそれに目をつぶれば話を続けることができる。なのにわざわざ変わる方向を提示しておいて、チャチャたちも、お鈴ちゃんややっこちゃんもそれに納得して、「前に進む」ことを肯定したのにセラの鬼畜でぶち壊して「今のままが一番いい」じゃ「停滞」「後退」だっつーねん!後になって「焦ることはない」とか言うなら最初から結婚薦めるな>ジーニアス ネバーエンディングというより「進歩がない」と思ってしまう最終回でした。お助けブーメランももともとご都合主義的に使われてたけどこの話で極まれりって感じ。
『じゃあ2人は結婚した方が良かったの?』
 いや、本当の最終回ならそれもいいかもしれませんがOVAで続くし(笑)(逆に言えばOVAで続くだろうと予想できるからこそスタッフのご都合主義という印象が強くなってしまう) だからあんな話最初からやっちゃいけなかったんですよ。チャチャ的世界を守るならそれこそ普段の日常or日常の危機(OVA3のような)を描けばいい。さらに「ネバーエンディングストーリー」という制作者・視聴者側からの視点が登場人物であるしいねちゃんによって語られるのも問題。あの世界ではあの世界の中だけでみんな生きてるのに…。
 まあやっこちゃんとお鈴ちゃんが仲良しさんだったのと、今までの全キャラ勢揃いは評価しますが。
『いちいち注文が細かいのね』
 OVA第3話の方がチャチャの最終回としては相応しいです。
(もちろんまだまだ続いてほしいけど(^^;)

・原作

 アニメは原作を上手くふくらませた回と、変に間延びさせてしまった回と両方だったなぁ…。
『前者は#67「恐怖!12日の金曜日」かしらね。チャチャはキャラが命な上スタッフはそれを良く把握していたから、個々の動きはどれも遜色なかったわ』
 動物に変身する話はアニメの方が良かったですね(笑)
『原作のドウ君は怖すぎるもの…』
 原作は時々すっげえブラックですから。それが持ち味だし他の少女漫画と一線を画す天であって確かに面白いんだけど、1巻の頃の少女漫画な話&ほんわかした絵ももう一度見たい(^^;
『今のリーヤは完全にペットね。1巻とは別人だわ』
 と言いながら8巻ではマリンの妹ナミちゃんが大大ヒットでした。可愛いぃぃぃぃ!!ナミちゃんをOVAで出してくれーーーっ!!
『そのひとつ前のセラヴィーは究極ブラックだったけど…』
「みなさんバカですよねぇ」くす くす くす
 原作のセラは作者のブラックの集大成だからあれでいいんです(爆)
『それとアニメオリジナルの設定を徹底的にギャグにして使うのには感動すら覚えるわ(笑)』
 アクセスも凄かったけどチャチャの親父…。アニメだと国王のくせに全然存在感ないキャラですが、原作はあのデザインだけでとてつもないインパクトでした。こういうの見ると彩花先生は偉大だと思います。

・CD

 聖まじかるレビューはファン必聴!お勧めはVol.4。
「大きな声を出せばいいよ」
『解説書には「Vol.5に続く」とか書いてあるけど、いつ出るのかしら?』
 OVAが売れたら出るらしいですよ(^^;

・赤ずきんチャチャ2

 始まってほしいよねぇ…。原作のストックも増えてきてるし。最近少女漫画アニメも少ないし。
『アニメのチャチャはスタッフがあの世界に染まってしっかり自分のものにしていると思うわ。安心して見られるし、原作とはひと味違った独自の世界をまた見てみたいものよね』
 エリザベスの言うとおりですね。


(以上、独り言でした(核爆))





(97/10/31)   



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