バレンタインは止まらない:後書き
だーーー! 書き上がったのが2/15では何の説得力もないわ、アホーーー!(現在2:00…)
1日で書いたのでひねりも何もありませんが、まあ練習用ってことで(^^;
茜ちんはときめくと随分態度が可愛くなるので、スタート値がほむらと似ててもゴール値は正反対って感じで、この二人が組んでるのは面白いですねー。勝手なイメージでは「非常識人なほむらに振り回される常識人の茜」「茜を気に入っていて茜大好きなほむらと、フツーの男の子との恋愛に憧れる茜」みたいな。
ほむらは脇役にした方が動かしやすい気がするのう。
本編の番長があまりに情けないので見せ場作りましたが、読み返すと見せ場作るために変に引き延ばしてますねー。下手…。
(2000/02/15)
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【おまけ】
小さくなる二人の姿を、あたしは玄関から見送っていた。
手の中には小さなチョコ。
溶かした材料を少し分けて、形になった想いのかけら。
『冷やす手間は一緒だから作ってみたんだ。はい、二人にあげる』
…どうせなら本命チョコが良かったけどな。腹がふくれるから。
「どうしたい、番長」
もう一つのチョコを持った相手が、頬を水滴に伝わらせていた。
「泣いてんのか」
「ふん…。これは心の汗よ」
そんなことを言いながら口へと運ぶ。
「やはり俺に甘い物は似合わんわい」
「でも、美味いだろ?」
「…茜が作った物だ、当たり前よ」
へへっ、と笑って、チョコを口に放り込む。
茜色の空の下で、既に二人の姿はない。
「(良かったな、茜)」
小さなチョコレートは、暖かな笑顔の味がした。
<END>