固定された天秤







 愛が詩織に出会ったのは、中学2年のクラス替えの際である。もちろん有名人である詩織のことは愛は以前から知っていたが、詩織の方では初めて見る顔だった。彼女はおとなしく引っ込み思案で、クラスでも目立たない女の子だったから。
 他人と話すのが苦手でなかなか周囲に溶け込めない愛に、ある日詩織が声をかけてきた。始まりは本当に他愛もない会話。
「美樹原さん、英語の予習やってきた?」
「う、うん。一応…」
「そうなんだ。けっこう難しかったよね」
「う、うん…」
 それをきっかけに詩織はいろいろと愛の世話を焼くようになった。ほっとけないと、そう思ったのだろうか。
「美樹原さん、次理科室だよ」
「あ、ありがとう…」
「美樹原さん、一緒に帰らない?」
「えっ?…う、うん」
 気がつくと愛はいつも詩織の陰にいた。そのときの愛には、詩織が世界のすべてだった。
 3年生になった。進路を決める時期である。詩織はとある有名私立校に進むことにほぼ決定していた。
「メグもそこにしようよ。近いし、少しがんばれば大丈夫だよ」
「で、でも…」
「あ、もちろん無理にとは言わないけど」
 そのまま2人とも黙ってしまった。いつも愛は頼ってばかり。
 それじゃいけないと、そう思って。答えを聞くのは怖かったけど、初めて勇気を振り絞った。
「私…詩織ちゃんの邪魔じゃない?」
「え?」
「いつも迷惑じゃなかった?詩織ちゃんにかばってもらってばかりだったし、高校
にまでついていったら…私、詩織ちゃんに何もしてあげられてないし…」
「そんなこと!」
 びくん。
 詩織の強い口調も、こんな不安そうな顔も初めてだった。
「私こそ!迷惑じゃなかった?いつもメグに余計なお節介焼いてばかりで、もしかしたらうっとうしかったんじゃないかって…」
 お互いがお互いの顔を、驚きをもって見つめている。ずっと不安だった2人に、ようやくスタートが訪れた。
 気がつくと愛は詩織の身体に抱きついていた。誰よりも優しい、世界で一番大好きな人。
「一緒の高校に行こうね」
 そう言って詩織が自分をそっと抱きしめる。愛は声を出せないまま何度もうなずいた。声を出すと、そのまま泣き出してしまいそうだったから。

 そして数ヶ月後、2人はそろってきらめき高校に入学する。クラスは違ってしまったが、互いにこの友情は永遠だと信じて疑わなかった。


「メグ、何見てるの?」
「きゃっ、し、詩織ちゃん」
 体育館の入り口で、愛はあわてて振り返る。バスケ部である詩織の部活が終わるのを待っていたはずの彼女だったが、詩織が来てみれば一心に男子の練習に見入っていたのだった。その視線の先には詩織もよく知った顔がいる。
「メグったら、そうだったんだ」
「ち、ち、ち、違うのっ!」
「隠さない隠さない。メグってすぐ顔に出ちゃうんだから」
「あ、あのっ」
 高校に入ってからは自分を変えようと積極的に友達を作っていた愛も、男の子に対してはまだまだ奥手だった。幼馴染みに対する彼女の気持ちを知って、詩織は当然のように応援を始める。
「ねえ、紹介してあげるよ」
「で、でもっ」
「それじゃクリスマスにプレゼント渡さない?」
「ま、まだ心の準備が…」
 さんざん詩織に後押しされて、チョコを手にしたのはバレンタインの前日。ようやく彼と話す決心がついた愛だけど、渡す前にもう一つの決心をする必要があった。今までずっと延ばしてきた質問。
「…詩織ちゃんは、主人さんのことどう思ってるの?」
「え!?」
 なんでも優秀な詩織も肝心なところは不器用だったりする。愛もだんだんそれがわかってきていたので、黙って詩織の顔を見つめていた。
「や、やだ。ただの幼馴染みだってば」
「…本当に?」
「うん…」
 できれば聞かずにすませたかったが、聞いてみればあまり意味のない質問だった。ただの幼馴染みであればそう言うだろうし、もしそうでなかったとしても…やはりそう言うだろう。
 それでも愛にはそれ以上どうしようもなく、翌日彼に紹介してもらったのだった。その日は彼のことで頭が一杯で、とうとう一晩中眠れなかった。


「愛のこと、お願いね」
 そう幼馴染みから念を押されたとき、公は複雑な心境だった。詩織のために入学し、詩織のために頑張ってきたのに。
 でもやはり女の子に好かれたいがために頑張るというのがそもそもの間違いだったかもしれない。彼は一度初心に立ち戻ると、後は自分のために努力することにした。詩織から紹介された女の子も、内気を直すためにいつも必死で頑張っているようだったから。
 幼馴染みとの約束を守るため、彼はよく愛とどこかへ出かけた。愛はとても嬉しそうだった。


 3年前愛に声をかけたときは、正直言って多少の義務感が混入していたかもしれない。でも今は愛の笑顔が嬉しかった。自分が必要とされているのが嬉しかった。
「(これでいいんだよね、これで…)」
 そう、これですべてが上手くいく。公も愛の良さをわかってくれるだろうし、自分は2人の共通の友人としてずっと仲良くしていけるだろう。
 でも、それならなぜ…自分にそんなことを言い聞かせる必要があるのだろう?


 いつのことだっただろうか。詩織以外にも世界を広げようとしていた愛の目に、自然に彼が滑り込んできた。彼がいつも、詩織のために頑張っていたからかもしれない。
 最初はただ見てるだけでよかった。彼は詩織の幼馴染みだし、自分が男の子とつきあうなんてことはまるっきり想像の外にあった。
 それでもそんな風に考えてしまう自分が悲しい。せめて自分の存在だけでも知ってほしい。詩織に紹介してもらってからは、できるだけ消極的な自分を変えようとしてきた。詩織にとってはただの幼馴染みなのだと、自分に言い聞かせて。
「(でも彼は、詩織ちゃんのことをどう思ってるんだろう?)」
 それだけはさすがに聞けない。聞けないけど、彼の想いが詩織に向けられていても仕方ないと思っていた。だって自分も彼女が大好きだし、今は彼と話せるだけで十分だったから。



 そして天秤はゆっくりと傾いていく。
 それがどちらを向いているのか、当人たちには知るすべはなかったけれど…。


        *         *        *


「で、来週はどこ行くの?」
「えっと、植物園…」
「えへへ、順調だねっ」
「う、うんっ…」
 まわりの人たちはみんな愛を応援してくれる。自分の気持ちから逃げないことが、それに応える道だと思ってた。
 それでもどうしても引っかかる。詩織は最近寂しそうだ。
 自分は彼女に甘えきったばかりか、その気持ちを邪魔しているのではないだろうか…?
「考えすぎだよぉ。ね、あやめ?」
「そそそ。大体もしそうだったとしたって、何も言わない向こうが悪いんじゃない」
「ち、違うもんっ!」
 もし詩織が何も言えないとしたら、それは確実に自分のせいだろう。藤崎詩織とはそういう女の子だった。
「(そういえば最近、詩織ちゃんと一緒に帰ってないな…)」
 そう思った愛は、放課後に詩織を誘ったのだった。

「メグ、最近すごく綺麗になったよ」
「そ、そう?」
 他の誰よりも、詩織にそう言ってもらえるのは嬉しい。初めて会ったときからずっと、変わらず詩織は愛の憧れだったから。
 でも今の自分は詩織になりたいとは思わない。いつからそうなったのかはわからないけど、きっとそれは良いことなのだろう。
「公くんとはうまくいってるの?」
「う、うん。一応…」
「そうなんだ。卒業式の日に告白できるといいね」
 一歩一歩。詩織と並んで通学路を歩きながら、愛の不安は確実に増大していく。彼女の言葉は本心のはずなのに、なぜか空虚に感じられるのだ。
「ねぇ…」
「ん?」
「…詩織ちゃんは、主人くんのこと…」
「またその話?メグも意外としつこいのね」
「ご、ごめん…」
 この話になるとさすがに詩織は不機嫌になる。彼女を信じてないと言ってるようなものだから仕方ないのかもしれない。
 何度聞いても答えは同じなのだから、気にしなければ良いのだけれど…。
「そ、それじゃ詩織ちゃんは好きな人はいないの?」
「そういうのってあまり興味ないから」
「でも…」
「しつこいなぁ!」
 お互いが自分の言葉に後悔する。気まずい雰囲気の中うつむいたままの2人に、不意に聞き慣れた声が飛び込んできた。
「おーい、美樹原さん!」
 同時にはっと顔を上げる。相手の顔が直視できない。
「あ…詩織」
 走ってきた公は、そこで初めて幼馴染みの名前を呼んだ。
 決定的だった。少なくとも藤崎詩織にとっては。
「ち…ちょうどよかったね。私、お邪魔みたいだし…」
 詩織の声は小さく震えていた。押さえなくちゃいけない。どんなに辛くても、押さえなくちゃいけない。
「詩織ちゃん!」
「詩織!?」
 気がつくと詩織はきびすを返して走り出していた。一刻も早く2人のもとから逃げ出したかった。

 すっとずっと、彼がいるのが当然だと思ってたから…


 その晩詩織の部屋の電話が鳴る。愛からだった。
「…もう、主人くんに会うのやめるから」
 あの後家に帰ってずっと1人で悩んだ愛には、それ以外の結論は出てこなかった。それがどんな結果をもたらすかわかっていても。
「どうして…?」
「…私なんかじゃ、主人くんに釣り合わないし…」
「さっきのことはなんでもないってば!彼はただの幼馴染みで…」

 うそつき。
 2人とも嘘をついて、でも2人とも悪くない。
 ただ相手を傷つける恐怖に比べれば、自分が不幸になる方がずっといい。その方がまだ気が楽だ。
 どちらからともなく電話を切って、しばらく愛はその場で泣いていた。好きにならなければ良かった。その方が絶対良かった。そうすれば詩織と公は結ばれて、自分は友達として仲良くしていけたのに。


 次の日から愛は公を避けるようになった。なんとなく事情がわかるだけに、公としてもどうにもしようがなかった。
 詩織も公と話さない。愛が無理しているときに、抜けがけなんてできるはずがない。
 2人も顔を合わせづらくなった。どんな顔をしたらいいかわからなかったから。
「『正々堂々勝負しましょう』ぐらいのことが言えないの!?」
「‥‥‥‥‥」
 あやめの言うとおりかもしれないが、かといってとてもそんなことは言えなかった。勝負して勝っても負けても…いや、勝負なんてできるわけがない。
 正々堂々って何?彼は詩織と結ばれた方がいい。自分はそう思ってるのに、いったい何をどうしろと言うのだろう?愛も詩織も、あやめのようにきっぱり割り切る性格とはほど遠かった。
「…でも、このままでいいの?」
「だって…どうしようもないもの」
「あんた主人と藤崎とどっちが大事なのよ!」
 そんなの決められるはずもなかった。
 少なくともどちらも、自分自身よりは大事だった。


 愛は彼に手出しできない。詩織は自分の親友だから。
 詩織は彼に手出しできない。愛は自分の親友だから。
 そして天秤は固定され、決してどちらにも傾かない。時間だけが無為に過ぎていき、卒業の時が近づいてくる。


 愛は詩織の家へ出かけた。1人では心細いので、ムクも連れていった。
「メグ…」
 詩織はなんだかやつれたように見えた。たぶん愛も同じだったろう。考え得る限り最悪なこの状況を、なんとかしなくてはいけなかった。
「…詩織ちゃん、主人くんのこと好きだよね」
「‥‥‥‥‥」
「本当のこと言って!」
「…うん」
 愛に彼を紹介したのが詩織自身である以上、それは決して口にしてはいけないと思っていた。今はもうそんな状況じゃないけれど…
「でも、公くんはメグのことが好きだよ。メグだってそれはわかってるでしょ?」
「そんなこと…!」
「大事なのは彼の気持ちだもの。それに私メグと違ってなんの行動も起こしたわけじゃないし、こうなるのが正しかったんだよ」
 理屈としてはその通りかもしれない。でも愛にとって詩織は理屈で扱えるような存在じゃない。
 自分が公に話しかけられたのは、詩織が後押ししてくれたからだった。あの時も、あの時も。直接その場にいなくても、詩織のくれた勇気が愛の一番の宝物だった。そして中学2年あの日彼女が話しかけてくれなかったら、愛は今ごろどうなっていただろう?
 誰よりも何よりも大切な、世界で一番大好きな人。彼女を裏切ることだけは…絶対にできない。
「…ごめんね、詩織ちゃん」
「メグ…」
 愛はぺこりとお辞儀をすると、そのまま詩織の家を立ち去った。もう二度と会うことはないかもしれないけれど。
 結局愛の力では、固定された天秤は動かせない。詩織を裏切る強さなら欲しくない。でもそう考えることが弱いことなのかもしれない。
「詩織ちゃん…」
 顔を伏せて泣く愛の涙を、ムクが心配そうになめてくれた。


 もうすぐ卒業式。見晴とあやめにいくらせっつかれようが、愛は頑として動かなかった。
 いっそ公が他の女の子と結ばれてくれれば、詩織とは前みたいに笑いあえるのに。
「…?」
 とぼとぼと教室のゴミを捨てに行く愛の目に、遠くを歩く一組のカップルが入ってくる。
 一瞬、目をこすった。校舎裏に歩いていくのは、確かに詩織の姿だった。そしてその前には公の姿が。
「(詩織ちゃん…!?)」
 よからぬ考えが頭をよぎり、あわてて愛は頭を振った。そんなはずはない。詩織に限ってそんなことをするはずがない。
 心臓の動きが早くなる。立ち去ろう。詩織を信じているなら、余計なことを考える必要はないはずだ。
 指先がしびれてくる。自分の身体が、自分のものでないようだ。意志とは無関係と思いこんだまま、愛の足は2人が消えた方向へと向いた。
「私…公くんのことが好きなの」
 大きくないその声は、金槌のように愛を打ちのめした。体ががくがくと震えだし、世界が真っ白になっていく…

 愛は自分の部屋で、膝の上のムクをなでていた。涙も出ないほど、ぽっかりと心に穴があいていた。
 うそつき。自分は詩織と公が結ばれた方がいいと言っていたくせに、いざ詩織が彼に告白すればこの有様だ。
「(だって…詩織ちゃんがあんなことするとは思ってなかったんだもの)」
 そう、詩織なら絶対行動は起こさないと思っていた。たとえそれが間違っていても、詩織ならそうすると思っていた。
 結局自分は、どんな結果を期待していたのだろう?何もかもがわからなくなって、愛は少しだけ口にしてみる。
「詩織ちゃん、嫌い…」
 その言葉に、愛は自分自身がなおさら嫌いになった。


 詩織から電話がかかってきた。公園に出てこられないかとの内容だった。
 愛はのろのろと立ち上がると、死人のような足取りで外に出た。

 外はもう薄暗くなっていて、心なしか空気が寒い。近所の公園は愛にとっても大事な場所で、学校帰りに詩織と話し足りないときは、一緒にベンチに座っておしゃべりを続けたものだ。
「メグ…」
 詩織が愛を出迎える。親友とか友達とかの言葉じゃくくれない、世界で一番大切な人。でも今は、一体どんな顔をすればいいのだろう?
 しばらく沈黙が流れた。詩織が口を開いたとき、日はとっぷりと暮れていた。
「…私、公くんに振られたから」

 しばらくその言葉が理解できなかった。理解したとき、事実がそのまま氷となって突き刺さった。顔から血の気が引いていく。
「ごめんなさい…!!」
 それは悲鳴に近かった。
 詩織は驚いて愛の顔を見つめる。その目が泣きはらした後であることに、愛は今ごろ気がついた。
 彼女は振られるために告白したのだ。それで自分がずたずたに傷ついても。それだけが天秤を揺らす、唯一の方法だったから。


「私…公くんのことが好きなの」
 それに対する公の返事は、苦しそうな表情だった。
「…ごめん、俺は…」
「…俺は?」
 彼に辛い思いをさせているのはわかっていた。きっと自分は今だって、彼の幼馴染みなのだから。
「…俺は、美樹原さんが好きなんだ」
 それは本当に苦しくて…それでも、ようやく詩織は安心できた。このままでいるよりは、それが自分の望みだから。
「…メグのこと、お願いね」
 自分を必要としてくれた彼女のために。楽しい3年間を与えてくれた彼女のために。
 犠牲とか美しいことじゃなくて、これが絶対に一番いい方法だから…


「ごめんなさい…私、あのとき見てて、それで…」
「メグ…」
 いつもいつも、詩織は愛のことだけを考えていてくれたのに。彼女が抜けがけなんてするはずなかったのに。
 最後の最後に、自分は詩織を裏切った。
「ごめんなさい…」
 真っ青になって震えている小さな愛を、詩織はそっと抱きしめる。
「もういいよ。ね?」
 自分の腕の中で何度も何度も謝り続ける愛は、そのままにしておくと溶けて消えてしまいそうだった。もう一度優しく抱きしめると、耳元でささやいた。
「大好きよ、メグ」
「…私も…」
 涙でくしゃくしゃになった顔でそう言うと、愛は詩織にすがりつく。天秤は崩れたけど、きっとまた新しい関係が始まる。
 だって大好きな人だから。今までも、そしてこれからも…


 高校生活最後の日に、公は机の中に1枚の手紙を見つけた。
 『伝説の樹の下で待っています』
 その手紙に差出人の名前はなかったが、公は誰が出したか知っていた。大急ぎで走っていく彼の目に、廊下を歩く幼馴染みの姿が見える。
「…頑張ってね」
「ああ」
 本当につまらない一言だけど、他に何を言ったらいいのかわからなかった。そのまま駆けていく彼の背中を見つめながら、それでも今は悲しくない。まだ心のどこかが欠けているようだけど、きっと時間が埋めてくれるから。
「…メグに会えて、良かった」
 誰にともなくそうつぶやくと、詩織は校門で2人の友人を待つのだった。


 彼がこちらへ駆けてくる。心臓が高鳴って、体が熱くなっていく。
 一時でも詩織を疑った自分に、本当に告白する資格があるのかわからない。でも今自分にできるのは、ここから逃げ出さないことだった。詩織にもらったひとかけらの勇気、決して無駄にはしたくない。
「美樹原さん…」
「ご、ごめんなさい。こんなところに呼び出したりして…」

 宝石のような3年間が、とうとう終わりを告げようとしている。泣いたり笑ったり、いろんなことがあったけど、きっといつか笑って話せる日が来る。

 愛は心の中でもう一度詩織の名を呼ぶと、最後の一歩を踏み出した。小さく深呼吸して、自分の気持ちだけは伝えたいから。


「あなたが…」





<END>






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