友だちという名の時間:後書き


 あう、なんかすっきりしない話になってしまった。

 プリサミは楽しい雰囲気のTV版が一番好きなんですが、やっぱり私は多少ダークな方が書きやすいのでこんな展開。本当の美紗緒ちゃんは砂沙美ちゃんに彼氏ができたくらいでここまで思い詰めはしないかもしれませんが。
 でも私の中の美紗緒ちゃんの、砂沙美に対する気持ちというのはもう完全に単なる友だちを越えてますね。小説断罪編の冒頭読んでまたそう思いました。この子は「普通」からは少し遠い。一人ぼっちで、心のどこかが欠けてて、砂沙美だけが救いで。ゲーム25話のブラックサミーに負けバッドEDはある意味美紗緒の本質を見た気分です。そういう暗い部分も好きなんですが。
 一方の砂沙美はあくまで普通の女の子で、美紗緒のことは親友だけどそれは普通の域を出ない。そのギャップが例えば魎皇鬼が絡んだときどうなるかと…
 誕生日に考える話かい!(^^;

 とりあえず設定はTV準拠ですがビフとか浪人清音とかちょっと使ってます。清音さんだけはOVAの方が好き(笑) エイミーNTは出したかったんですが余計だったかな〜。魔法とかも適当に使ってますが突っ込まないでください(笑) あと進級してるのかどうかの問題からは逃げました(^^;(時期的に5年生だろうけど、クラス替えしても全員一緒ってことはないだろうし…)

 美紗緒ちゃんはあくまでまだ小学生ですから、その気持ちもまだ年相応の子供のものだと思います。友情とか恋とかはっきり分けられるものじゃなくて。
 これから彼女が成長していって、砂沙美とは一生の親友になるかもしれないし、どうしても砂沙美が好きなら恋人になる未来だってないわけじゃないんだし…。でも先のことより今の砂沙美ちゃんと一緒の時間は今だけなんだから、それを大切にしてねって気持ちで書きました。



(98/04/01)   



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