嘘の代償:後書き


 こんなの書いてますが一応美帆ぴょんが一押しです(^^; 私は美帆嬢には結構頭のいいイメージを持っているので、古式さんと違って裏でいろいろ考えてる感じですねー。
 美帆←→真帆の入れ替わりってよく考えればかなり相手に失礼なことなんですが、ゲーム的に面白かったので許します。双子ネタ好きだし。つい先日セラフィムコールの双子にハマったばかりの身としてはこの設定もヒットでした。
 真帆は姉と対照的に一般人というか、普通の女子高生って感じ。オカルトな姉と活発な妹というと来栖川さんの所みたいですな。



(2000/01/13)



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【余談】

> たとえウソでも誰かに夢や希望を与えるならば、それはもはや真実なのです。

というのは車田正美「B'T X」鳳ラフィーネの台詞が元ネタです。
鳳はその辛い生い立ちから子供の頃は神の存在に否定的であり、一方で幼馴染みのクアトロとその妹リリーは敬虔で信心深い兄妹でした。
しかし機械皇国の爆撃によってリリーは重傷。クアトロはリリーが最も慕っている鳳に「リリーを勇気づけるため『神はいる』と言ってくれ」と頼みます。
が、死にゆく者に対しウソをつけない鳳は「神はいないんだ」と泣きながら言い、リリーは絶命。クアトロは鳳を憎むことに。
その後鳳は神父に、クアトロは機械皇国七魔将のひとりとなり、対決。なぜ貴様が神父に、というクアトロの詰問に対し鳳の言葉。

「ならばいおうクアトロ。わたしは今でも…
 今でも神など信じてはいない!」
「バカな…。そんな男がなぜ子供たちに神を語る。
 その十字架はなんのためだ!」
「これは知ってのとおりリリーの形見…。
 そして神を語るのは、ウソをつくためだ」
「ウ…ウソだと?」
「あの時リリーにいってやれなかったウソをつきつづけるためだ。
 リリーの死によってわたしは知った。人間にとって時にはウソも大事だと。
 いや人に生きる希望や勇気を与えるウソなら、それはもはや真実ではないのかと。
 だからわたしは生涯ウソをつきつづけることにしたのだ。子供たちに神はいると」

 この作品で一番好きなエピソードのひとつです。(角川コミックスエース「B'T X」7巻。車田正美をハッタリと必殺技だけの漫画家と思っている人は一度読んでみそ)
 白雪さんという人は妖精がいないと知りつつ「妖精はいる」と言い続けている。いわば3年間ウソをつき続けているわけで、なんとなくこの話を思い出しました。演劇部というのも意味深ですね。