旅立ちの詩


LAST UPDATE 99/04/13


 まともな考察はそのうちやるとして(彩ソンもまだだし(^^;)、とりあえず簡単な感想です〜。
【ネタバレ注意!】

読む


・旅詩(勝手に)リンク
 GHETTOさん
 あるすさん
 irodoriさん


手抜きCG



・詩織シナリオ
 泣きました。ええボロボロと。
 話自体は前2作に輪をかけてシンプルなんですが、その分突っ込む所もなく(^^;素直に感動しました。

 個人的には詩織にとっての主人公は一貫して「大切な幼なじみ」であって、EDでの気持ちも別に恋愛感情ではなかったと思ってます。
 なぜってEDの歌詞でそう言ってるから(^^; というか、詩織の気持ちの本質的なところはずっと変わってないように見えるので。結局一言も「好きだ」とは言っていないですし。
 他のギャルゲーが「幼なじみから恋人へ」という展開が殆どなのに対して、旅詩は「恋人以上に大切な幼なじみ」の物語だったんじゃないでしょうか。少なくともそこいらの男女間の恋愛関係なんかより遥かに強い絆を感じました。時間の積み重ねだけが作れる、他に替えようのないもの。
 ラブラブだけがハッピーエンドじゃないと思うので、こういう関係はすごく好き。片桐さんとも「恋人というよりパートナー」の方が良かったなぁ…。
 最初の日曜の「仲のいい幼なじみでいようね」という言葉は詩織の本音で、しかし主人公が想像た以上に大きな意味があったんじゃないかなと。くれたのが義理チョコなのはバレンタインがあくまで「恋人に」チョコを贈る行事だったからでしょう。あるいは詩織のことだから、あんな商業主義的イベントによって子供の頃の2人のようなピュアな関係を汚されたくないと思ったかもしれない。
 ただ純粋に大事な人、一緒にいたい人。
 今までずっと一緒だった幼なじみが、普通ならいよいよ離れていくのが高校卒業です。(実際見晴シナリオではそう) それが詩織シナリオによってあらためてスタートできる、これからも一緒にいられる。
 なんて書くと過去に拘って卒業できてないようにも聞こえますが、どのみち詩織なら心配せんでも未来は開けてるでしょうし(^^; これからも一流大学を優秀な成績で卒業し、世の役に立つ立派な人物となるでせう。
 でもそういう詩織の、心の奥の一番大切なもの、唯一安心できる場所として「子供の頃の2人の関係」があったんじゃないかなぁ…。(銀英伝のラインハルトや、幻想水滸伝2の3人のように) 他より大人びた優等生である詩織だからこそ、逆にその『幸せのイメージ』はそういう関係の中にあった(あるいは、そこにしかなかった)のかな…と。

 で、だからって主人公もそれに甘えるわけにはいかんでしょう。人として。
 そう思ってくれる詩織に少しでも応えたい、詩織に相応しい男になりたいという思いには完全にシンクロしてました。シリーズ中一番頑張った主人公でしたね。それに多分普段からそれ以上に頑張ってて、先から応援してくれる詩織。
 ONE風に言えば「ありがとう。いつもみまもってくれるひと」って感じ?

 そしてときメモ本編でのイベントを元にした回想シーン。私がプレイしたのは4年ちょい前ですが、やはり大事な思い出です。それがまた主人公や詩織の想いと重なった。
 子供の頃から今に至る時間と、ようやく詩織に応えられたという事と、これでときメモが終わりなんだという事にただ泣いてました。詩織が幼なじみで良かった。
「走り続けなくちゃダメだ」


・詩織バッドED
 最後のちび詩織の台詞が、

 えいえんはあるよ
 ここにあるよ

 に見えてしまったのは私だけだろうか…(笑)


・見晴シナリオ
 う〜んこっちはちょっと不満の残る展開。結局の所 み は り ん が 勇 気 を 出 し た わ け じ ゃ な い から。
 辛いのは伝わってくるんだけど、それを自分で克服してこそみはりんの卒業だと思うので。主人公の方で察して回答しちまっちゃあダメでしょう…。

・めぐシナリオ
 普通…かのう。カラスにも好意的な解釈をするあたりがとってもめぐ。
 実のところ声が聞けるだけで幸せだったりする(^^;
 めぐに限りませんが、書いた作文は読みたかったですね。

・秋穂シナリオ
「そろそろ、君は君でいいんじゃないか?」
 よっしゃあ!って感じでしたよ。これこれ、これを言って欲しかったんだよ。みのりちゃんにはみのりちゃんのいい所があるんだし。
 そのくせ弁当作りを手伝わない虹野さんに一瞬とはいえ「冷たいヤツ」とか思ってしまいました…。ああっみのりんの自立のためだったのか。ごめんなさいごめんなさい>虹野さん
 そういう意味では今まで甘やかしの達人だった虹野さんが敢えて突き放すという、虹野さんの成長(卒業)物語でもあったのかも。

・『秋穂の手紙』
 みのりちゃんの物語も綺麗にハッピーエンドを迎えたようで良かったという気持ちが半分、こっちは顔も知らない奴がみのりんに告白されやがってコンチクショー!…という気持ちが半分。
(しかし丹下さん上手いよなー。「先輩の声が聞きたい…」のあたり特に)

・虹色の卒業式、彩の卒業式
 まだ見てないんですが、必要なのは「1回だけクリアしたアルバムデータ」であって、2 回 以 上 ク リ ア し て た ら ダ メ らしいですね。ゲフー! セーブデータ残ってたかなぁ…。


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