第5章 ホーズ


ストッキング、靴下等の、足に着用するフットウェアはホーズと総称します。膝丈以下の物がソックス、膝丈以上の物がストッキング、腰まである物がタイツです。とはいえ、オーバーニー・ソックスとか、パンティ・ストッキングみたいに、それに当てはまらないのもあるんですけどね。

ホーズを描く上で注意したいのは、現代ではストッキングと靴下を同時にはくことはまずない、ということです。素足にパンプス、ってのもまずないでしょうねえ。

ストッキングは、パンティ・ストッキング、ストッキング+ガーターベルト、というのが考えられるでしょうか。両者の違いは、スカートをまくり上げた絵でないとわかりませんが、どちらなのかということを想定して描くのは大事なこと…だと思うんですが。

個人的にはパンティ・ストッキングよりもストッキング+ガーターベルトの方が好きです。ポルノみたい、という意見もあるでしょうが、好きなんだからしょうがない。楚々と落ち着いた感じのメイドさんのスカートの下がこれ、とゆーのがなんともこう。

ストッキングの縁にレースをあしらうと豪華な感じになってイイですね。どうやってガーターベルトでストッキングを留めているかについては、私もようわかりません。ホックのような物の間にストッキングをはさみこんでいるようです。

パンティとガーターベルトの着用順は、パンティの方が後みたいです。パンティがガーターベルトよりも下にあると、ガーターベルトを外さないと用が足せないから、というのが理由らしいのですが、私も実際に確認したことはないので、真偽のほどは定かではありません。

パンティ・ストッキングの股間は図5-1-(1)のようになっている場合がほとんどですが、図5-1-(2)のようにマチつきになっている物もあるようです。マチがついている方がフィット感は上でしょうね。

図5-1 パンティ・ストッキングの股間

図5-1 パンティ・ストッキングの股間

ストッキングの命はグラデーションです(図5-2)。ここに全てを注ぎ込んで下さい。大雑把に言って円筒形の脚にストッキングをはいているわけですから、ストッキングの色は脚の中心へいくほど薄く、外側へ行くほど濃くなります。そして、脚が細い部分ほど色が濃くなります。膝と足首は特に色が濃いわけです。

図5-2 ストッキングのグラデーション

図5-2 ストッキングのグラデーション

靴下の丈をどのくらいにするかは、スカートの丈によっても変わると思います。どのくらいの丈が一番メイドさんがかわいく見えるか、よく考えて決めましょう。