○○(今日は、七夕祭りだっ! 楽しみだなぁ〜) ○○(今日の七夕祭りは…) ○○(丘野さんといっしょに行くんだよな) ○○(え〜と、丘野さんは…) 丘野「おっ待たせ〜っ!」 丘野「待った?」 ○○「いや、おれも今来たところだよ」 丘野「ねえねえ、どう? このカッコ」 <選択1> ○○「へえ〜、おしとやかに見えるよ」 丘野「本当? へへへ、ほめられちゃった」 ○○「こらこら、そういうカッコしないの。 今の言葉、取り消し」 丘野「え〜、取り消しなのぉ〜?」 ○○「そうそう、 そうしてればいいんだよ」 丘野「そっか」 <選択2> ○○「いい線いってるね」 丘野「本当? へへへ、ほめられちゃった」 ○○「おいおい、浴衣の時は そういう格好しない方がいいぞ」 丘野「え〜、この方が楽なのに〜」 ○○「とにかく、だめ」 丘野「は〜い」 <選択3> ○○「なんかさ、 とってつけたみたいだね…」 丘野「やっぱり、そう思う?」 丘野「この浴衣、母さんが送ってくれたんだけど なんか落ち着かないんだよね。 やっぱり、着替えてこようかなぁ」 ○○「お母さんが送ってくれた浴衣なんだ」 丘野「うん」 丘野「よし、着替えて来るから、 ちょっと待っててよ」 ○○「だめっ!」 丘野「え? なんで?」 ○○「せっかく、お母さんが 送ってくれたんだから、 ちゃんと着なきゃだめだよ」 丘野「そっか…。 キミがそう言うなら、ガマンする」 ○○「じゃ、そういうことで、行こうか?」 丘野「うん、お祭りへゴーッ!」 丘野「うっわーーーっ! すっごくにぎやかだね〜」 ○○「そう?」 丘野「うん。うちの田舎のお祭りと ぜんぜん違うよっ」 丘野「いっぱい人がいるし、 お店もたくさん出てるし…」 丘野「ね、どれから見ようか?」 ○○「まずは短冊を書かない?」 丘野「短冊?」 ○○「そう、七夕祭りだからね。 短冊にお願いを書くんだよ」 丘野「ほえ〜、そうなんだ」 丘野「どこで書くの?」 ○○「あっちだよ。さあ、行こう」 丘野「うんっ」 丘野「あたしのお願いがかないますようにっ!」 ○○「なんて、お願いしたの?」 丘野「ふふふふふ、え〜っとね…ひみつ」 ○○「え〜、教えてよ」 丘野「だ〜め。 ほら、それより、お店見ようよっ!」 ○○「あっ、丘野さん」 丘野「お祭りって、楽しいね」 ○○「………」 丘野「どしたの?」 ○○「よく食べるなぁと思ってさ…」 丘野「まだ、まだ、りんごあめも 食べるつもりだよ」 ○○「そんなに食べたら、 おなか、こわすんじゃないの?」 丘野「大丈夫、大丈夫。今日はこのために お昼から、な〜んも食べてないから」 ○○「えっ、本当に?」 丘野「うん」 ○○「そ、そうなんだ…」 丘野「あっ、そっか。もしかして、 ○○も食べたいの?」 丘野「1個くらいならあげるよ。じゃあ…」 ○○「ああ、いいよ、いいよ。 丘野さん食べなよ」 丘野「いらないの?」 ○○「おれは見てるだけで十分だから」 丘野「そう? じゃあさ、りんごあめ 買って来てくれない?」 ○○「へいへい」 ・ ・ ・ こうして、丘野さんと楽しく七夕祭りを見て まわった。 食べてばっかりだった気がするけど…。 丘野「ねえねえ」 ○○「ん?」 丘野「去年さ、ドーンってやってたよね」 ○○「ドーン? それって、もしかして花火のこと?」 丘野「そうそう。あれってどこでやってるの?」 ○○「浜辺でやってるんだよ」 丘野「行ってみた〜いっ!」 <選択1> ○○「じゃあ、いっしょに行こう」 丘野「うんっ! 花火へゴーッ!」 <選択2> ○○「行けばいいよ。 浜辺に行けばすぐわかるから」 丘野「わかった、行ってみるっ」 丘野「じゃーねー」
○○(今日は、七夕祭りだっ! 楽しみだなぁ〜) ○○(今日は神社で七夕祭りだな。 誰かに会うかもしれないから 行ってみるか) 丘野「あっ、○○だっ!」 ○○「え?」 ○○「ああ、丘野さんか。 丘野さんもお祭り?」 丘野「うん、そうだよ」 <選択1> ○○「そうだ、いっしょに見てまわらない?」 丘野「うん、いいよ。 あたしひとりだったから、ちょうどいいや」 ○○「おれもひとりだったんだ」 <選択2> ○○「じゃあ、楽しんでね」 丘野「もっちろんっ!」 丘野「じゃあね」 ○○「じゃあ、行こう」 丘野「お祭りへゴーッ!」 丘野「うっわーーーっ!! すっごくにぎやかだね〜」 ○○「そう?」 丘野「うん。うちの田舎のお祭りと ぜんぜん違うよっ」 丘野「いっぱい人がいるし、 お店もたくさん出てるし…」 丘野「ね、どれから見ようか?」 ○○「まずは短冊を書かない?」 丘野「短冊?」 ○○「そう、七夕祭りだからね。 短冊にお願いを書くんだよ」 丘野「ほえ〜、そうなんだ」 丘野「どこで書くの?」 ○○「あっちだよ。さあ、行こう」 丘野「うんっ」 丘野「あたしのお願いがかないますようにっ!」 ○○「なんて、お願いしたの?」 丘野「ふふふふふ、え〜っとね…ひみつ」 ○○「え〜、教えてよ」 丘野「だ〜め。 ほら、それより、お店見ようよっ!」 ○○「あっ、丘野さん」 丘野「お祭りって、楽しいね」 ○○「………」 丘野「どしたの?」 ○○「よく食べるなぁと思ってさ…」 丘野「まだ、まだ、りんごあめも 食べるつもりだよ」 ○○「そんなに食べたら、 おなか、こわすんじゃないの?」 丘野「大丈夫、大丈夫。今日はこのために お昼から、な〜んも食べてないから」 ○○「えっ、本当に?」 丘野「うん」 ○○「そ、そうなんだ…」 丘野「あっ、そっか。もしかして、 ○○も食べたいの?」 丘野「1個くらいならあげるよ。じゃあ…」 ○○「ああ、いいよ、いいよ。 丘野さん食べなよ」 丘野「いらないの?」 ○○「おれは見てるだけで十分だから」 丘野「そう? じゃあさ、りんごあめ 買って来てくれない?」 ○○「へいへい」 ・ ・ ・ こうして、丘野さんと楽しく七夕祭りを見て まわった。 食べてばっかりだった気がするけど…。 丘野「あ〜、楽しかった」 ○○「おいしかったのまちがいじゃないの?」 丘野「エヘヘ、そうだね。 もう、おなかいっぱい」 ○○(この後、浜辺で花火大会があるよな…) <選択1> ○○「じゃあ、食後の運動がてら、 浜辺へ行かない?」 丘野「浜辺? 泳ぐの?」 ○○「まさか。 花火を見に行こうかと思ってさ」 丘野「花火?」 丘野「そういえば去年も、 ドーンってやってたね。 あれって、浜辺でやってたんだ」 ○○「そうだよ。行ってみる?」 丘野「う〜ん……やめとく」 ○○「え? どうして?」 丘野「今日はもう帰らないといけないんだ」 ○○「そうか…残念」 丘野「ごめんね。あたしもああいう派手なの 好きなんだけどね〜」 丘野「じゃあね」 <選択2> ○○「おれなんか見てただけで、 おなかいっぱいになった気がするよ」 ○○「じゃあね、丘野さん」 丘野「うん、じゃあね。バイバ〜イ」
丘野「楽しみだな〜、花火」 ○○「そんなに楽しみ?」 丘野「うんっ! だって初めてだもん」 ○○「丘野さんの家の方って、 夏に花火とかやらないの?」 丘野「やるにはやったけど…」 丘野「うちの方でやってた花火って、 普通に売ってるやつばっかりで ドーンっていう派手さがないんだよね」 ○○「ふ〜ん、そうなんだ」 丘野「ドーンっていうより、 パンパンって、なんか地味なんだよね」 丘野「ドーンっていう花火ってさあ、 真っ暗な夜空にパッと輝いて、音出して、 みんなの注目を集めて、カッコイイよね」 ○○「ふふっ、カッコイイか…」 丘野「なにがおかしいの?」 ○○「丘野さんらしい言い方だなと思ってさ」 丘野「え? どこが?」 ○○「花火をカッコイイって言うあたりさ」 丘野「だって、カッコイイじゃん。 パッとする一瞬のために 生まれてくるんだよ」 丘野「飛び上がって、ドーンって音を出して、 パッとまぶしいくらいに輝いて、 そして消える。やっぱりカッコイイよ」 ○○「パッと輝いて、そして消える…か」 丘野「あたしも、パッと輝けたらな〜」 <選択1> ○○「その後、消えられちゃうと困るけどね」 丘野「あたしが消えちゃうと困る?」 ○○「え………そりゃあ、ね」 丘野「ふ〜ん」 <選択2> ○○「丘野さんは今も輝いてると思うけどな 丘野「えっ、そうかな?」 丘野「自分ではそうは感じないけどなぁ」 ○○「おれには、まぶし過ぎるくらいだよ。 丘野さんは」 丘野「ふ〜ん、そうかぁ」 <選択3> ○○「丘野さんなら、そのうち輝けるよ」 丘野「そうかなっ? ね、いつ、いつ?」 ○○「いつって、聞かれても…」 丘野「な〜んだ、つまんないの」 丘野「あーーーーっ!」 ○○「ど、どうしたの?」 丘野「忘れた〜」 ○○「えっ? なにを?」 丘野「水着取りに行くの忘れた〜。あ〜あ」 ○○「…もしもし? なんで花火を見るのに 水着がいるわけ?」 丘野「だって、浜辺でやるんでしょ?」 丘野「ついでに、泳ごうと思ってさ」 ○○「夜の海を? 危ないよ」 丘野「大丈夫、大丈夫。 あたし泳ぐの得意だから、 おぼれたりしないよ」 ○○「……そういう問題じゃないって」 ○○「とにかく泳ぐのはだめ。 ゆっくり花火を見ようよ」 丘野「ぶ〜」 丘野「あれ? やってないよ」 ○○「そろそろ始まるよ」 丘野「始まらないね〜。 なにしてんだろ?」 ○○「確か、8時からだからもうすぐだよ」 丘野「う〜ん、やっぱり暑いね。 うちわを持って来ればよかったかな」 ○○「そうだね」 ○○「あっ、始まるみたいだよ」 丘野「た〜まや〜」 ・ ・ ・ こうして、丘野さんと花火を見た。 丘野さんは大声を出して『た〜まや〜』と 叫んでいた。ちょっと恥ずかしかったぞ。 ○○「どうだった? 楽しかった?」 丘野「うん、大満足」 丘野「だけど…」 ○○「だけど?」 丘野「さっきから暑くって」 ○○「確かに、今日は蒸し暑いな〜」 丘野「う〜、ガマンできないっ!」 丘野「あたし、海で泳ぐっ!」 ○○「えっ! 泳ぐったって、 水着なんか持ってないじゃ…」 ○○「わーーーーっ! な、なにやってんだ」 丘野「裸で泳ぐんだよ」 ○○「ちょ、ちょっと、こんなところで」 丘野「暗いから、大丈夫だよ。 きっと見えないよ」 ○○「だめだめだめだめーーーっ」 ○○「暑いなら、 あそこでかき氷を食べようよ、ね」 丘野「えっ? かき氷?」 丘野「本当?」 ○○「本当、本当。 だから、海で泳ぐのはなし。いいね」 丘野「うんっ!」 丘野「かき氷っ、かき氷っ」 ○○(は〜、びっくりした…) 丘野「ほら、ほら、早く〜」 ○○「はいはい」 丘野「あ〜、かき氷、おいしかった」 ○○「ふたつも食べて、おなかこわすぞ」 丘野「エッヘヘ、大丈夫だも〜ん」 丘野「それよりさ、すごかったね、花火」 ○○「そうだね」 丘野「また見たいな〜」 ○○「来年もまたやるよ」 丘野「来年か〜。 もっと早くやればいいのになぁ」 ○○「さっ、そろそろ帰ろうよ」 丘野「そうだね」 丘野「今日は、すっごく楽しかったよ」 ○○「ははは、おれも楽しかったよ」 丘野「じゃあね」 ○○「ああ、気をつけてね」 丘野「うん」
○○「はい○○ですけど」 丘野「もうっ! なんで今日来なかったのよっ!」 ○○「えっ、丘野さん…?」 丘野「あたし、ずっと待ってたのに〜」 ○○「ご、ごめん…」 丘野「○○なんか知らないっ!」 ○○(丘野さん怒ってたな… あたりまえか、約束破ったんだからな…)