○○(今日は…) ○○(丘野さんとデートだっ!) ○○(11時か、時間ちょうどだな。 さ〜てと、丘野さんは…) ○○(いない…。 なんとなく予感はしてたけど、 やっぱり遅刻か…) ・ ・ ・ ○○(11時30分…。まさか、約束を 忘れてるんじゃ…ありうる) 丘野「やっほー、○○」 ○○「ああ、丘野さんっ!」 ○○「どうしたの? 遅かったじゃないか」 丘野「エヘヘ、ちょっと寝坊しちゃった」 ○○「…しょうがないなぁ」 丘野「ごめん、ごめん」 ○○「それにしても…その服…」 丘野「かわいいでしょ?」 <選択1> ○○「ちょっと、露出しすぎじゃない?」 丘野「そっかな〜、そんなことないよ」 丘野「それに、今日は暑いでしょ。 このくらいじゃないと倒れちゃうよ」 ○○「ま、まあ、いいんだけど…」 <選択2> ○○「うん、かわいいよ」 丘野「本当? わ〜い、ほめられちゃった」 <選択3> ○○「ちょっと子供っぽいかな」 丘野「そっか…」 丘野「じゃあ、もっとセクシーなのに すればよかったかな?」 ○○「…そんなの持ってるの?」 丘野「…持ってない」 ○○「な〜んだ」 ○○「ちょっと子供っぽいとは思うけど、 丘野さんらしくていいと思うよ」 丘野「本当? よかった」 ○○「さあ、行こう」 丘野「うんっ!」 ○○(え〜と…丘野さんは…) 丘野「○○、お待たせーっ!」 ○○「あっ、丘野さ…」 ○○「わっ! す、すごい水着だな…それ」 丘野「カッコイイでしょ。 今日のために買ったんだ」 ○○(目のやり場に困るな…) 丘野「どうしたの?」 <選択1> ○○「目のやり場に困る水着だなと思って…」 丘野「そんなのだめだよ。 もっとよく見てくれなきゃ」 ○○「そ、そうは言っても…」 <選択2> ○○「変わった柄だなと思って…」 丘野「でしょーっ。探すの大変だったんだよ」 丘野「なかなか売ってなくて、 お店を5軒もまわって見つけたんだ」 ○○「そうなんだ、大変だったね」 <選択3> ○○「どこで買ったのかなと思って…」 丘野「聞いてよ、聞いてよ。 それがね、大変だったんだ」 丘野「最初は、商店街のお店で買おうと 思ったんだけど、いいのがなくてさ」 丘野「で、別のお店に行ったんだけど、 どうもイマイチだったんだよね」 丘野「いろいろ見てまわったんだけど、 気に入ったのがなくて、 結局、デパートまで行っちゃった」 ○○「それは大変だったね…」 ○○「さ、さあっ! 泳ごうよ」 丘野「そうだね。 ようしっ! 今日はめいっぱい泳ぐぞ〜」 ・ ・ ・ こうして、夏の日差しを浴びながら、 おもいっきり泳いだ。 それにしても、丘野さん、すごい体力だな…。 ずっと泳ぎっぱなしだ…。ついていけないや…。 丘野「どうしたの? ○○。 もっと、泳ごうよ」 ○○「タンマ、タンマ。ちょっと休もうよ」 ○○「おれ、もうヘトヘトだよ」 丘野「だらしないなぁ、もう」 ○○「丘野さんが元気すぎるんだよ」 丘野「じゃあ、あたし、ジュース買って来るよ」 ○○「本当? じゃあ、おれ、コーラ」 丘野「うん、わかった」 ○○(丘野さん、元気だよな〜。 あんな小さい体のどこに あんなにパワーが入ってるんだろ) 丘野「ねえねえ、○○」 ○○「おかえり。あれ? コーラは?」 丘野「そんなことよりっ」 丘野「あっちで、水着コンテストやってたんだ」 ○○「水着コンテスト? …見に行ってみようか?」 丘野「あたしね、エントリーしちゃった」 ○○「えっ、本当に?」 丘野「うん、すぐにあたしの番だから、 見においでよ」 ○○「あっ、丘野さん…」 ○○(水着コンテストにエントリーだって? ……はやく見に行かないと) 司会者「次はエントリーナンバー13番。 丘野陽子さん、どうぞっ!」 ○○(本当に出てる…) 丘野「やっほ〜、○○っ!」 ○○(こ、こら、おれの名前を呼ぶなって、 恥ずかしいじゃないか) 司会者「これで全ての水着美女が 出そろいました。 これから審査を行います」 司会者「みなさん、お手持ちの用紙に…」 ○○「残念だったね」 丘野「ほ〜んと、みんな見る目ないよね〜」 丘野「あ〜あ、優勝すれば スイカが3コももらえたのにな」 ○○「それが目当てだったのか」 丘野「きっと、あたしの胸がちいさいから、 だめだったんだよ」 ○○「べ、べつにそういうことじゃ ないと思うけど…」 丘野「だって、優勝した4番の子の胸って、 ボイ〜ンって、すっごく大きかったよ」 ○○「確かにそうだったけど…」 丘野「あたしの胸も もっと大きかったらなぁ。 おっきくなる方法ないかな〜」 <選択1> ○○「きっとそのうち大きくなるよ」 丘野「そのうちじゃなぁ〜」 ○○「…じゃあ、胸が大きく見える水着を…」 丘野「ああ、そうかっ! その手があったか。 よし、今度買いに行こうっと」 <選択2> ○○「おれは小さい方が好きかな」 丘野「え〜、なんで?」 ○○「なんでって言われても…」 ○○「そう、胸が大きいと 肩がこるって言うし、それに、 泳ぐ時、きっとジャマだよ」 丘野「でも〜、大は小を兼ねるっていうし…」 ○○「それはちょっと違うんじゃないかな?」 ○○「とにかく、おれは小さい胸が好き」 丘野「○○がそう言うなら、まあ、いいか」 <選択3> ○○「もまれると大きくなるって言うけど…」 丘野「そうなの?」 ○○「ああ、よくそう言うよ」 丘野「それって、自分でやっても 効果あるのかな?」 ○○「さあ、そこまでは…」 丘野「じゃあ、○○、やってくれない?」 ○○「はあ?」 丘野「ねえ、やってよ」 ○○「そ、そういうのは、ちょっと…」 丘野「ちぇ〜、だめかぁ」 ・ ・ ・ こうして、海水浴は終わった。 はあ〜、いろいろと疲れた…。 丘野「ふう〜、楽しかったね」 ○○「ちょっと疲れたけどね」 丘野「コンテストで優勝できれば もっと楽しかったのにな」 ○○「ま、仕方ないさ」
○○(今日は…) ○○(丘野さんとデートだっ!) ○○(しまった…遅れてしまった…。 10分過ぎか…丘野さん、もういるかな) ○○(あれ? いない…。 待ち合わせ場所はここで合ってるし…) ○○(どうしちゃったんだろ? まさか、約束を忘れて…) 丘野「あっ、○○っ!」 ○○「!」 ○○「ああ、丘野さん。来ないから、 約束を忘れてるのかと思ったよ」 丘野「あっ、わかった?」 ○○「え?」 丘野「すっかり、忘れててさ。 今朝、思い出して、おお慌て」 丘野「でも、なんとか間に合ったね」 ○○「間に合ってないって、約束の時間から もう30分も経ってるんだよ」 丘野「ありゃ〜、ごめ〜ん」 ○○「まあ、おれもちょっと 遅れちゃったから、おあいこだけどね」 ○○「…ところで、その服…」 丘野「かわいいでしょ?」 <選択1> ○○「ちょっと、露出しすぎじゃない?」 丘野「そっかな〜、そんなことないよ」 丘野「それに、今日は暑いでしょ。 このくらいじゃないと倒れちゃうよ」 ○○「ま、まあ、いいんだけど…」 <選択2> ○○「うん、かわいいよ」 丘野「本当? わ〜い、ほめられちゃった」 <選択3> ○○「ちょっと子供っぽいかな」 丘野「そっか…」 丘野「じゃあ、もっとセクシーなのに すればよかったかな?」 ○○「…そんなの持ってるの?」 丘野「…持ってない」 ○○「な〜んだ」 ○○「ちょっと子供っぽいとは思うけど、 丘野さんらしくていいと思うよ」 丘野「本当? よかった」 ○○「さあ、行こう」 丘野「うんっ!」 丘野「ほえ〜、これがフリーマーケットかぁ」 ○○「おれも初めてだけど、 けっこうにぎわってるんだな」 丘野「そうかっ! 学校のバザーみたいなもんだね」 ○○「今ごろ気づいたのか…」 丘野「あっ、あれなんだろう?」 ○○「あっ、丘野さんっ!」 ○○(疾風のようにいなくなってしまった…) ○○(おっと、探さないとな…) ○○「あっ、いたいた。 丘野さんっ!」 丘野「あっ、○○。もうっ、どこ行ってたの? 探したんだからね〜」 ○○「そ、それ…おれのセリフ…」 ○○「まあ、いいか…。 そのアイスおいしそうだね」 丘野「うん、おいしいよ」 丘野「あそこで買ったの。なんでも、 産地直送の牛乳を使ってるんだってさ」 ○○「へえ〜」 丘野「ほら、ちょっとなめてみなよ」 ○○「え…」 <選択1> ○○「じゃあ、ひとなめ」 丘野「ど〜ぞ」 ○○「ペロリ」 丘野「どう?」 ○○「こ、これは…」 ○○「まろやかで、コクがあって でも、あっさりしていて、 この舌の上に広がる冷たさと甘さ…」 丘野「…なに言ってんのかわかんないよ」 丘野「結局、どうなの?」 ○○「これは、おいしいっ!」 さすが産地直送!」 丘野「だよねーっ、おいしいよね、このアイス」 <選択2> ○○「いいよ、おれも買ってくるから」 丘野「ああ、そうなの?」 ○○「どこで売ってんの?」 丘野「ここから、まっすぐ行って、すぐ左」 ○○「ああ、あれか。 じゃあ、ちょっと行ってくる」 <選択3> ○○「それより口のまわり拭きなよ」 丘野「えっ、アイスついてる?」 ○○「ほら、ハンカチ貸してあげるからさ」 丘野「ありがと」 ・ ・ ・ と、いうように、フリーマーケットを 見てまわった。 丘野さん食べ物ばかり買ってたような…。 丘野「は〜、楽しかった」 ○○「丘野さん、食べてばっかりだったよな」 丘野「そんなことないよ、ちゃんと買ったもん」 ○○「えっ、そうなの? いつの間に…」 ○○「で、なにを買ったの?」 丘野「これこれ」 ○○「ふ〜ん、キーホルダーか…。 でも、特別変わってるわけじゃないし、 なんか丘野さんっぽくない買い物だな」 丘野「このキーホルダーはね、 うちの田舎の方で売ってる おみやげなんだよ」 ○○「ああ、そうなんだ、へえ〜。 …よく、そんなの見つけたな」 丘野「呼ばれたような気がして、見てみたら、 これが置いてあったの」 ○○「いくらだった?」 丘野「タダだったよ」 ○○「えっ、まさか勝手に持って来たんじゃ…」 丘野「そんなことしないよ」 丘野「売ってたおばさんと話をしてて、 うちの田舎のことを話したら、くれるって」 ○○「いいおばさんだね」 丘野「うん、いいおばさんだった」 ○○「あっ、電車が来たよ」 丘野「駅に到着〜」 丘野「けっこう、電車混んでたよね」 ○○「そうだね」
丘野「ねえ、ねえ、ちょっと寄り道しない?」 ○○「え? いいけど、どこへ?」 丘野「すっごい見晴らしのいい場所 見つけたの。行ってみようよ」 ○○「よし、そこへ行ってみよう」 丘野「ほらっ、ここだよ」 ○○「ああ、ここだったのか」 丘野「あれ? 知ってたの?」 ○○「小さい頃の遊び場のひとつだったからね」 丘野「な〜んだ、つまんないの」 ○○「でも、中学、高校になってからは ぜんぜん来なかったなぁ」 丘野「なんで」 ○○「ん〜、なんでだろ?」 丘野「こ〜んなに見晴らしがいいのに、 もったいないね」 ○○「そうだね」 丘野「あたしさ、こっちの海が見える景色、 きれいだとは思ったけど、なんかピンと 来なかったんだよね」 丘野「こっちに来て、 見える景色が山から海へガラッと 変わっちゃったじゃない?」 丘野「…なんか、馴染めなかったんだ。 田舎の山が懐かしいなって…」 ○○「そりゃあ、生まれ育った景色の方が いいに決まってるよ」 丘野「でもね」 丘野「ここを見つけてからは、 海の見える景色もいいかなって思ったんだ」 ○○「それはうれしいな」 ○○「ここは、おれの生まれ育った 景色だからね」 丘野「そうだっ、夏休みになったら、 うちの農園へ遊びにおいでよ」 ○○「え…」 丘野「あたしの家のまわりの景色、 ○○にも見せてあげたいな〜」 ○○「………」 ○○「写真とかないの?」 丘野「写真じゃだめだよ。 実際に自分の目で見なくちゃっ!」 ○○「そ、そう…。 考えておくよ…」 丘野「うん」 ・ ・ ・ こうして、展望台からの景色をふたりで眺めた。
○○「はい、○○です」 丘野「あたし、丘野陽子っていいますけど、 ○○くん、いますか?」 ○○「ああ、丘野さん、おれ」 丘野「ああ、○○だったんだ。 今日の約束なんだけどさ…」 ○○「11時に駅前だよね」 丘野「それがちょっと、 都合が悪くなっちゃったんだ」 ○○「え? どうして?」 丘野「ごめんっ! わけは聞かないでっ! バイバ〜イ」 ○○「お、丘野さんっ、もしもしっ?」 ○○(切れてしまった…)
○○「はい○○ですけど」 丘野「もうっ! なんで今日来なかったのよっ!」 ○○「えっ、丘野さん…?」 丘野「あたし、ずっと待ってたのに〜」 ○○「ご、ごめん…」 丘野「○○なんか知らないっ!」 ○○(丘野さん怒ってたな… あたりまえか、約束破ったんだからな…)