初版:2001年12月16日 更新:2001年12月20日
マイクロマウス初心者講座
■CPUボード
■CPUボードとは CPUボードとは俗に言うコンピュータのことです。人間で例えると脳の部分あたります。自律型ロボットの場合はこのブロックでいろいろなことを判断し実行します。 マウスの場合はセンサからの情報を分析し、壁にぶつからないように走行するためにモータを制御します。また、センサ情報から迷路データを作成し、自分の進むべき道を判断します。 ■CPUボードの選び方 ○CPU CPUは高性能なほうがプログラムの開発が楽になります。ワンチップマイコンとしてみた時、上記のCPUの性能は H8/3664F < H8/3048F < H8/3067F < SH2/7045F < SH2/7046F となります。(三菱のCPUはH8/3067Fより少し上と私は感じてます) ○ROM ROMにはプログラムが書き込まれます。容量が大きいほうが大きなプログラムがかけます。私のマイクロマウスのプログラムサイズは以下通りです。ご参考までに
○RAM RAMにはプログラムの中で使われる変数(値を憶えておくため箱。箱には区別するためにひとつひとつに変数名(たとえばXとかYとかFLAG)という名前が付けられます)が書き込まれます。容量が大きいほうがたくさんのことを記憶できます。 ○A/Dコンバータ A/Dコンバータはアナログ信号をデジタル信号に変えるための回路です。マウスでは壁との距離を測定するために使用します。最低でも4チャンネル必要です。 ○Timer(タイマー) タイマーはモータの回転数制御やセンサデータの測定タイミングに使用されます。最低でも16ビットカウンタが1チャンネル必要です。 ○サイズ マイクロマウスは小さいのでCPUボードのサイズは重要です。100mm x 80mm 以下のものが適していると考えています。 |