Metallic Fighter 2003 製作日誌

人間型ロボットを作るのに、いったいどのくらいの時間が必要なのだろうか。
今日も私よりメタちゃんを選んだわね
家族批判にもめげず驀進する我がロボット人生
世界一になるまでの日々を真実のままに記録してみることにした。


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2002年11月14日(木)
■RoboOne
 いよいよRoboOneモード。出遅れた分を取り戻さなければならない。とりあえずMetallicFighterをばらす。
 あちらこちらのフレームが曲がっている。戦いの激しさを物語っている。パワーアップ改造開始である。
2002年12月4日(水)
■忙しい
 「今日からMetallicFigterの改造」と思ってから4日たったが、まだ手つかず。仕事が忙しい。しかも忘年会シーズン。年賀状も書かなければならない。ちょっとやばい。

■Metallic Fighter
 とにかく横歩きができなければリングに上がれない。年内には改造を終えないと、あとが苦しくjなる。どうなることやら…
2002年12月8日(日)
■忙しい
 忙しい。ピンポイントでしか時間が作れない。12月からRoboOneモードのはずだが、まだ手付かずの状態、このままでは第1回大会の再現だ。なんとかしなくては。

■Metallic Fighter
 方針を変更。当初はMetallicFighterを改造して第3回大会に望むつもりだったが、優勝ロボットは将来のために残しておくことにした。新しい機体を作る。

■Metallic Fighter2
 相変わらず2144は品薄状態であることを確認。今回はHitecサーボと2144のハイブリット構成に決めた。新しい機体といっても一から作っていたら間に合わない。今回はFantomRingで扱っているサーボブラケットを利用する。「あるものは使う。ないものは作る」主義である。

■楽しみ方
 趣味の世界、ロボットの楽しみ方はいろいろある。今回も機体設計より、ソフトで楽しむことにする。本当は両方を楽しみたいのだが時間と実力がそれを許さない。欲張らず、ひとつひとつ自分の技術に置き換えていきたい。
2002年12月9日(月)
■MicroMouse
 中部支部の忘年会も盛りあがったらしい。さすがに行けなかったが…。来年もマウスで楽しめそうだ。来年は6輪と2輪の戦いか、それとも……2足! あっ、マウスだから4足かあー

■Metallic Fighter
 久しぶりに板金加工。一枚の板に命を吹き込む作業。何度やっても面白い。夜中なので切断まで。明日起きたら穴加工。睡眠中はダンスの振りつけでも考えよう。ようやくモチベーションが復活してきた。

■大雪
 予定通り朝起きたら大雪。昨晩(午前3時)は降ってなかったよなー。

■天気は関係なし
 部品加工に天気は関係ない。朝の1時間だけが今の自分に自由な時間。とにかく忙しい。今回の加工部品は全部で8点。昨夜切断作業を行ったので、残りは穴あけ加工と曲げ加工。55分で作業終了。今日は調子がいい。さあ仕事だ。
2002年12月11日(水)
■Metallic Mouse
 毎日1時間ぐらいしか時間がとれないが、「継続こそ力なり」すこしずつ構想をまとめている。相変わらずの現物主義。いろいろ悩む前に形にして、マジック片手に試作機に書き込み。そして部品の作りなおし。この繰り返し。
 たまに気晴らしで、そこらじゅうのものを肩に乗せている。
Metallic Mouse できあがり。
2002年12月12日(木)
■落とし穴
 まいった。思わぬところでつまずいた。気温が低すぎる。前回は7月頃に製作していたので、夜は塗装、8時間乾かして朝は組立&チェックというパターンが使えた。今回もと思い塗装試験を行った。色はメタリックブルーとメタリックグリーン。気温が低すぎる。色がのらない。乾きが遅いため、ちょっとでも厚塗りするとメタリックが偏ってしまう。困ったものだ。
2002年12月13日(金)
■デザイン
 機体設計には時間をかけないが、デザインには時間をかける。これじゃ駄目だ。兄貴がそばで笑っている。肩幅を14mm、股下を10mm短くしてみよう。胸板も逆三角形にして再提出。

■Micro Mouse
 特注タイヤがクリスマス前に納品される予定。正月休みの楽しみがひとつ増えた。マウスは機体設計に時間をかける。
↑写真解説
○場所はリビングである。普通の家にあるソファーはない。写真には写っていないが、この写真の左側に工作機械がある。○左上のボンドは迷路補修用。マウスが暴走して柱を壊してもすぐに補修できるように常駐。○右上のトロフィーは今年のマウス大会で獲得したもの。モチベーション維持のために迷路の上に常駐。○新作はもちろん操り人形状態。糸でつってある。自立はまだ先。デザインの検討中。○RoboOneの作業領域は迷路の上。迷路の上にRoboOneリング4分1をおいて確保している。あえて水平は出していない。○MetallicFighter兄貴は通電状態。自立している。
2002年12月14日(土)
■「ずいぶ大きいわねー」
 かみさんの一言。痛いところを突かれた。モチベーション急降下。気分も疲れた。
■「どこかのロボットみたいねー」
 新作の機体の色はメタリックブルーにしようと思っていた。が、かみさんの一言。痛いとこを突かれ。迷いは吹っ切れた。色はそのまま。Metallic Fighter Color にする。
2002年12月15日(日)
■MDX−15
 昨日はRolandのMODELAのパワーユーザーの集まりに参加してきた。その道を極めた人たちはすごい。いろいろと勉強になった。やばい、欲しくなった。
■練習対決
 会場にはパワーユーザーの藤野さん、しばたさん、不良学生助教授さんがいらしていたので、お手合わせ。期せずして第1回大会優勝ロボットと第2回大会優勝ロボットが揃い踏み。楽しい時間をすごしました。不良学生助教授さんのパンチ力はかなりのもの、MFはぼこぼこ状態。MFの攻撃能力の問題点を再認識できました。
■丈夫だけがとりえ?
 なんと、対戦中、MetalliFighterが机から落ちるというアクシデントが発生。が、MFは怪我ひとつしていませんでした。丈夫だけがとりえ。起き上がることが前提ということは倒れることも前提に作っているので少々のことでは壊れない。さすがに今回はひやりとしたが… 






2002年12月19日(木)
■小人たち
 おじいさんが寝ている間に小人たちが代わりに靴を作ってくれる話。そんな環境を手に入れいることにした。来年にむけて今年はノートPCの買い替えを考えていたが、やめた。卓上NCを購入する

■MDX−15
 大きさと価格でこれに決めた。先週の土曜日にMODELAのパワーユーザーの集いに参加したのがきっかけであった。昔からこの製品のことは知っていたが、剛性、精度、加工面積、価格、いろいろ考えると購入は踏みとどまっていた。

■パワーユーザたち
 すばらしいの一言である。やはりその世界のトップレベル人たちはすごい。道具で道具を作り、道具を進化させている。見た瞬間、血が逆流した。

■冷却期間
 さすがに高額商品のため、冷却期間をおくことにした。1週間はじっくり考えよう。

■インターネット時代
 1週間じっとしているわけにいかない。インターネット時代、掲示板を利用して、MDX−15のユーザーにいろいろなことを質問した。みなさん熱い。質問をきっかけにしたユーザーたちの意見交換が私を引き込んでいく。

■もういいだろう
 1週間待てない。今日申し込みのボタンをクリックした。
2002年12月20日(金)
■睡眠時間
 MDX−15を購入するもうひとつの目的は睡眠時間の確保。来年はたくさん寝るぞ。

■加工
 MDX−15はオリジナルのままではアルミ切削は無理と考えたほうがよい。主力の材料はABSになる

■ヤング率
 アルミとABSのヤング率を調べる。アルミの約27分の1である。ということはアルミの3倍の板厚にすれば強度はほぼ同じなる。アルミ1mmだったところがABS3mmとなる。そんな強度で設計ができるのか!大丈夫である。なんといっても卓上NCフライである。どんな複雑な形状でも文句も言わずに削ってくれる。寝ている間に… 構造で強度を確保する。

■忘年会最終日
 今日は忘年会最終日。今週は毎日アルコールを注入していた。明日からまたロボット生活を復活させよう。

2002年12月21日(土)
■間違いに気づく
 睡眠時間は減る。考えてみたら今まで部品は図面を引いて外にお願いしていた。それが自分で作るということは…

■ABS2mm
 昨日東急ハンズで2mm厚のABSを見てくる。想像通りやわらかい。アルミ0.7mm相当。かなり構造を工夫しないといけなさそうだ。

■アクリル
 アクリルは固いのだが、重い。比重とヤング率を調べよう

■アルミ
 アルミ切削は避けられそうにない。スピンドルの改造、または軽切削が鍵となりそうだ。NC加工機。0.1mmの切削でも文句を言わない。いろいろ試してみよう

■もしかすると今日届く?
 サンタさんが今日来るらしい。今日は久しぶりにロボット三昧。朝から気合をいれていく。(6:30記)

■居酒屋のヒーロー
 昨日はMetallicFighter同伴で忘年会。皿をひっくり返そうがビールを倒そうがお構いなし。暴れまくりました。楽しい一日でした。

■MODELA工作例
 アルミキーボード指輪とみい人形基板モビルスーツハンガーロボットクリアーウインカーレンズプロペラウインカー蒸気タービン動翼PRモデル

■MODELAに期待すること
 現実の厳しさを味わう前に、自分がMODELAに期待することを書いておこう。
 MODELAを購入しても、基本部品はプロにお願いするつもりである。精度や強度を考えると選択の余地はない。私がMODELAに期待することはデザインを伴った部品を作れるようになることである。機能美+デザイン美。マウスのホイールに文字を掘り込む。曲線美を追求したマウスを作る。等など… いままで不可能だった世界を手に入れたい。

■9時17分 サンタさんやってくる。
 贈り物はもちろん… こんなに早く来ると思わなかった。ボタンを押してから1日半。寺部さんありがとうございます。
 さあ、MODELA人生の始まりである。
2002年12月23日(月)
■発泡材
 取りあえず発泡材に名前を彫ってみた。ついでにMeliicFighterColorで色を塗ってみた。当然発泡材は溶けてしまった。あたりまえである。最作時間2時間。
2002年12月24日(火)
■ABS
 厚さ2mmのABSにモータホルダの基本となる2重円切削の練習を行った。外形は18mm、内径は8mm深さは1mmである。
2002年12月25日(水)
■悪戦苦闘中
 道具を使いこなすには時間と経験が必要だ。NC加工機と言えども同じであった。まだ、自分の考えたとおりに切削できない。MetallicFighterの製作作業が完全にストップしてしまった。本末転倒である。
■アクリル切削
 試しに3mmのアクリルを削ってみた。深さ2mmの正方形の中央に高さ2mmの円柱、手前と左上には厚さ0.2mm高さ2mmの壁のある形状である。3時間かかるが、さすがMODELAである。アクリルの透明感は失われていない。


2002年12月27日(土)
■習作
 まだ2.5D加工だけだが、だいぶわかってきた。今日は最後の練習作品に挑戦。10mm厚のABSに部品加工。

 左下の「日」の形の部品ははセンサホルダ。Φ5の穴が深さ9mmで彫ってある。
 その横の大きな部品はDCモータホルダ。左の小さな丸穴はDCモータ用、真ん中の大きな丸穴はエンコーダ用である。
 その上の部品は従輪ホルダー。2個のパーツを組み合わせて作る。
 さらに、その上の文字は意味はない。文字を彫るとどんな感じになるのかのチェックしてみた。
 左上の2重丸は、さらに意味がない。よくできましたということである。

■次は部品の切り出し
 次は部品の切り出しである。ひっくり返して薄皮一枚(0.01mm)まで面出し削りをおこなう。どうなることやら…

■勘違い
 勘違いで切削量を3倍にしてしまった。まだ、セットする値が絶対値なのか、相対値なのかがよくわかっていない。0.2mm掘り下げて面だしするつもりが0.6mmも一気に掘り下げてしまった。当然、薄皮で支持されるはずの部品は宙を飛んでいる。あーあ

■従輪
 薄皮残しに失敗した部品の切削面は荒れ荒れだ。部品が振動してうまく削れなかったのだろう。今回もひとつ勉強した。気を取り直して、仮組み。おおーーー。すばらしい。本格的に部品設計したくなる。
2002年1月11日(土)
■3連休
 待ちに待った3連休。今年にはいってからロボット製作時間は0。ようやく作業はできる。仕事が忙しく平日は家に寝に帰るだけの日々であった。この3連休をどう過ごすかが今年一年を占うような気がする。

■目標
 (1)全部品の切り出し(失敗がなければ27部品)
 (2)部品の塗装。
 (3)CPUユニットと無線ユニットの製作
 (4)配線
 (5)基本プログラムの作成
 (6)自立&体重移動
2002年1月12日(日)
■メカ塗装まで終了(2:44)
 
予定どおり全部品の加工と塗装が終了した。全体を組み上げてみると、胸の幅など気に入らない点がいくつかあるが、ぐっと我慢。先に進む。さあ、次はCPUボードの作成だ。とりあえず睡眠をとる。

■12時起床
 起きたらお昼。これでは昨日無理した甲斐がない。今日は夕方からラガーを飲みにビール工場に行く予定。残された時間は3時間。さあ、CPUユニットの製作だ。





2002年1月18日(土)
■いらいら
 
趣味のプライオリティをさげているため、進みが遅い。平日は仕事に集中する。2月1日の第3回RoboOneまであと2週間だが、私にとってはあと4日。ベストを尽くすしかない。あせる気持ちを抑えつつ、ひとつひとつ確実に積み重ねていく。

■メインテナンス性
 昨年の経験を生かして、メインテナンス性には最大限の気を使っている。どのサーボモータも4−6本のビスを外せば交換ができるようになっている。


サーボモータの線材交換中(10:58)
 デフォルトの線材は短くて届かないのと、色がMetallicFighterとマッチしていないので、すべてをサーボを取り外して線材を取り替えている。他にやることはたくさんあるのに気になりだしたら、もう駄目だ。さっさと終わらせよう。

■片腕完成(12:32)
 ようやく片腕完成。仮通電。問題なし。前回の予選の時のようにコネクタ部分が断線しないように、しっかりエポキシで固める。大変ではあるが楽しい時間を過ごしている。頭の中で描いた世界がひとつひとつ現実のものになりつつある。

ようやく本気モード

■両腕完成(15:00)
 昼食を挟んで、もうひとつの腕を作る。動作テストも問題なし。両腕完成。次は下半身だ。。

■片足完成(18:05)
 片足完成。さすがに朝からぶっ続けでやっているので、ちょっと疲れてきた。足は軸数が多いので配線の引き回しに苦労した。気に入らないところも若干あるが、今は我慢。左足に取り掛かる。

■今日の予定
1)左足の製作(20:00)
2)無線ユニットの取り付け(21:00)
3)全サーボの原点あわせ=自立(21:30)
3)しゃがみパターンの作成(22:00)
4)前進歩行パターンの作成((23:;00)
5)仰向けからの起上りパターンの作成(24:00)
6)腹ばいからの起上りパターンの作成(25:00)
7)パンチ1の作成(26:00)

■両足完成(20:02)
 両足完成。ちょっと配線が短かったかなー。予定範囲は可動するが配線を少し引っ張る。3時間あれば配線をやり直せることがわかっているので、必要ならまた後日行おう。今は我慢。

■予定
 予定に夕飯の時間を入れてなかった。大誤算。無線ユニットの取り付け時間を30分に短縮しよう…できるかなー。さあ夕飯だ。

■無線ユニット(21:45)
 無線ユニットをCPUユニットに接続。無線は今回もラジコン受信機を流用する。ちゃんと動いているかどうかは、ソフトを組んでみないとわからないが、信号はCPUユニットに入力されていることは確認。次のステップに進む。

■パワーダウン(23:00)
 残念ながら前回のソフトの流用が面倒なことが判明。パワーダウン。前回は16サーボだったが今回は20サーボ。16という数字にこだわって作った前回のソフトは拡張性に問題あり。仕切り直しが必要と判断。あーあ
 みなさんのホームページを巡回してやる気を分けてもらおう…

■体調不良(24:51)
 予定を変更して、ソフトウエアの改造にはいったが、頭が回らない。こころなしか熱っぽい。やりすぎたか、それともインフレンザか...
 取りあえず今日は終了。寝る。
2002年1月19日(日)
■14:00起床
 
体調が優れない。起きたら14:00だった。貴重は一日がつぶれた。体が要求しているのなら仕方がない。

■無線ユニットの確認
 頭が回らないので知的作業は中止。物理的な確認ができる作業に集中する。無線ユニットの動作確認をおこなう。無線関係は前回と同じ構成なので特に問題なし。ノイズ対策のアルゴリズムを追加して無事終了。

■機体完成
 もちろんまだ細かい修正や追加は行うが、取りあえずすべてのハードウエアが完成した。今後は動作パターンを作りながら機体の完成度を上げていく。

■自立
 サーボの原点あわせをしながら基本姿勢パターンを作成。ついにMetallicFighter2003は立ち上がった。
 さあ、勝負はこれからだ。


加速度センサー 
今回はオートバランスコントロールに挑戦
2002年1月20日(月)
■規則正しい生活
 
生活のリズムを規則正しくして時間を確保することにした。無駄のない生活を送れば平日でも2時間はできる。動作パターンを作るのには十分な時間だ。マイペース主義の私には規則正しい生活は正直いって苦痛だが、自分で決めたこと文句は言えない。
 苦痛が快感に変わるとき何かが生まれるものである。

■足の裏変更(23:00)
 ルールを再確認にして、足の形状をあれこれと考える。許可されている最大限の大きさにして動作パターンを作ると、最後の保険がなくなってしまう。70%ぐらいの大きさを目標に足の裏を再設計する。

■歩行パターン(23:42)
 まだまだエレガントな歩行はできていないが、ちゃんと歩けることを確認。動き出すと面白い。これだからやめられない。

■旋回パターン(24:25)
 動作確認なので左旋回のみ作ってみる。いいね、いいね。問題なし。早く本格的なパターンを作ってみたい。

2002年1月21日(火)
■朝の1時間
 6時半から7時半までは、一日の中で保証された唯一の時間。この時間を何に使うかがポイント。今日は起き上がり動作に挑戦する。

■仰向けからの起き上がり(7:35)
 かなり不安定だがどうにか仰向けからの起き上がりができるようになった。全体が重くなっているのと、重心がかなり高くなっているのでかなり苦労した。ピークで6A近くの電流が流れる。サーボモータの温度を監視しながらの気を使う作業であった。疲れたー。

ーボモータの改造(23:59)
 サーボの可動範囲が狭すぎる。このままではうつ伏せ状態からの起き上がりができない。サーボの原点、動作範囲が変わるため今まで作った動作パターンを全て破棄することになるが、思い切ってサーボを改造することにする。
2002年1月22日(水)
■4個のサーボモータを改造(08:05)
 とりあえず20個のサーボモータのうち4個だけ改造してみた。早速効果を確認するため動作パターンを作ってみる。GOOD。残りを改造するかはじっくり考えよう。


■足裏の塗装
 新規に作った足裏を塗装。真夜中に吹きつけ。朝まで放置。気温が低いのでいまいちのできばえ。我慢我慢。

■MetallicFighter2002(23:08)
 自分で言うのもなんだがMetallicFighter2002はよくできていた。バランスがいい。サーボモータのパワーと身長、体重が絶妙にマッチしていた。 ロボットの体重は重要だ。軽すぎても重すぎても強いロボットは作れない。
 そういった意味でMetallicFighter2003はまだバランスが悪い。今週一杯は動作パターンの作成、機体の修正、サーボモータの改良の繰り返しでバランス調整。まだゴールは見えない。 パンチ動画1
2002年1月26日(日)
■復活
 ようやく体調が戻ってきた。この3日間のブランクは痛い。あせらず、あせらず。
2002年1月27日(月)
■MetallicFighterレベル
 もう、うだうだ言ってられない。やれる時間はすべて全力でやる。何とか昨年のレベルまできたかなって感じである。足が長くなったのと重量が増加した影響は想像以上だった。昨年のレベルということは、まだ横歩きも、ボックスダンスも未知である。考えてもしょうがない、行動あるのみ

■攻撃力(28:55)
 第3回大会に参加するにあたって自分で立てた目標のひとつが攻撃力のUP。まずはパンチを作ってみた。ぜひボリューム最大で再生して欲しい。パンチ動画2
2002年1月28日(火)
■さあ今日も一日頑張るぞ
 仕事、仕事


■あと何日だ?
 数えたくないが数えるしかない。火、水、木、金。今日入れて4日しかない。困ったものだ。
1日を2回に分けてあと8日だと思うことにする。
2002年1月29日(水)
■起床?(01:01)
 一休みしてからと思っていたら熟睡。1時に起床。さあ、やるかー。目標はボックスダンス。どんなに不出来でもいいから、一通りの動作ができるまで寝ない。

あまりにも不出来なのでふて寝。仕切りなおし。

■階段登り
 すっかり忘れていた。前回もエントリーのみで棄権。今回はそんなことが無い様にと思っていたが前回と同じペース。30mmの段差はMetallicFighterにとっては辛い。今回はまだモータを焼いていないが階段登りに挑戦してと思うと、つい躊躇してしまう。

■自分らしくない
 守りの気持ちは自分らしくない。前進あるのみ。今日は階段登りに挑戦してみよう。格闘技型ロボット、怪我するのは当たり前。必ず治してもらえるとういう確信がMetallicFighterに勇気を与える。私が弱気になったらそれまで…
 何かあったら必ずホローするよ、自分の信じる道を進みなさい。我が子に対する気持ちと同じである。
さあ、仕事、仕事


2002年1月30日(木)
■階段
 作っちゃいました。馬鹿ですねー。きっと怒られるでしょう。
材料はホームセンターでカットしてもらった厚さ30mmの発泡スチロール。860円也(税別)。カットした発泡スチロールを重ねて、家にあった在庫のアルミ板をのせて製作終了。製作時間30分。今頃作っても意味はない。現実逃避か… MetallicFighterにとってはいい寝床になったようだ。戦士の休日。あと4日で全て終わり。

■デカール
 デカールを買い忘れていた。しょうがない自分で作る。Power Pointを使用。色見本を16種類作り候補を2つに絞る。次にその配色でいろいろなパターンを作る。最後にラベルシートに印刷して終わり。便利な時代だ。今こそ物作りの時代。そんな気がする。
■危険だ
 階段から転げ落ちる。あまりにも危険だ。
 サーボモータが熱い。あまりにも危険だ。
 危険、危険、危険、棄権。
 いやいや、階段まで作って棄権はありえない。頑張れMF。
2002年1月31日(金)
■ついに前日
 最後の1日。明日は第3回RoboOne予選。今日は階段登りと2分間の予選演技の練習に専念する。いままでの苦労を2分間に凝縮する。もうすぐ、普通の生活に戻れる。ちょっとうれしい。

■ネジ
 ネジの数をざっと数えてみると300本以上あることに気づく。総点検しなければ。

■デカール
 家族の評判悪し。排気口関係のデカールはすべて却下。デカール製作に費やした膨大な時間が無駄となる。
2002年2月1日(土)
■RoboOne予選当日
 ようやく予選用モーションパターンを作り終えた。きりがない。軽く通しで動かしてみたら4分かかった。予選の2分は短い。構成を練らなければ。明日起きたら実際の構成で練習しよう。

■階段
 再び階段に挑戦しなければ。時計を見ると午前1時。3時には寝たい。さあ頑張るか。

■階段登り調整終了(2:46)
 発泡スチロールの階段は強度が足りないことが判明。本来ならこのぐらいの変形は制御で吸収しなければいけないが、今は我慢。会場で最終調整しよう。

■結局(4:24)
 結局こんな時間になってしまった。予選の予行練習が難航。2分間にすべての規定演技を入れるのは結構大変。試行錯誤の結果ようやく納得のいく構成ができた。これで予選落ちしたとしても悔いはない。さあ、寝よう。やれることは全てやった。
2002年2月2日(日)
■予選
 ボックスダンスが規定演技の予選。パラパラの振り付けを研究して万全の体制で望んだ。ミスはひとつも無く想像していたとおりの演技ができた。結果はみごと予選2位。本当は狙っていたがしょうがない。まだ努力が足りない。自己分析は後回しにして、ダンスモードから戦闘モードに気持ちを切り替える。

■階段登り
 あと2段… と思うと悔しいが、2日でできるほど甘くはない。登り5段は少し右にそれたが満足のいく結果。水平部分にはいって横移動をして中央に位置修正。前のバージョンのMFにはできなかった動き、前進後、階段の渕で角度と距離の微調整。これも新機能。階段のくだりに入っても順調そのものだったか2段降りたあたりからMFの動きが怪しくなる。そして次の3段目に挑戦した次の瞬間、階段から崩れ落ちる。あーーー 絶句

■今日も徹夜
 2時を回った。ようやく立ち姿勢での攻撃パターンをFIX。ファイルをロックした。さあ次はしゃがんだ姿勢からの攻撃パターンの作成だ。頑張れ。泣いても笑っても今日で終わりだ。

■MF2002 vs MF2003 
 壮絶。大会に出る前に壊れてしまう。メカロックの検出機構が欲しい。次の課題が見えてきた。
2002年2月3日(月)
■ご声援ありがとうございました
 ご声援ありがとうございました。負けたにも関らず皆様から頂いた拍手の音が今でも耳に残っています。少しずつエネルギーを分けて頂きました。次はMetallicFighterの季節です。こんがり小麦色の肌で復活します。これからもよろしくお願いいたします。

■酔眠時間10倍
 睡眠時間10倍。寝る、寝る、寝る。
 泥酔時間10倍。呑む、呑む、呑む。
何事もバランスが大切。今まで我慢してきたことをやり尽くす。帳尻あわせの季節がやってきた。 

■モーションパターン修正
 次に向けての勝負は始まっている。起き上がりのモーションパターンを修正。電池が更に消耗しても起き上がれる様に省エネパターンにする。もちろん、見た目も重視。

■不思議なもので
 今回は、あまり写真を撮らなかったのに、対戦相手だった菅原さんの「A−Do」の写真だけはしっかり撮っていた。不思議なものである。いい機体ですね。もちろん、彼は今回のRoboOneを征し、優勝した。
2002年2月7日(金)
■階段登り
 今でも、あの瞬間が目に焼きついています。全身のバネを使って階段を上るMetallicFighter。思わず「頑張れ、頑張れ」とつぶやいていました。あなたは偉い。悪いのは私…
2002年2月8日(土)
■新聞
 マイクロマウス仲間の森さんから新聞を送ってもらう。2月2日(日)の静岡新聞にRoboOneの記事が掲載されていた。MetallicFighterの勇姿がでかでかと…しかもフルカラー。なんと並んで掲載されていたのはマジンガーだ。

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