マウスを作るのに、いったいどのくらいの時間が必要なのだろうか。
今日も私よりマウスを選んだわね
家族批判にもめげず驀進する我がマウス 人生
世界一になるまでの日々を真実のままに記録してみることにした。


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2002年 12月

2002年12月4日(水)
■忙しい
 「今日からMetallicFigterの改造」と思ってから4日たったが、まだ手つかず。仕事が忙しい。しかも忘年会シーズン。年賀状も書かなければならない。ちょっとやばい。

■Metallic Fighter
 とにかく横歩きができなければリングに上がれない。年内には改造を終えないと、あとが苦しくjなる。どうなることやら…
2002年12月8日(日)
■忙しい
 忙しい。ピンポイントでしか時間が作れない。12月からRoboOneモードのはずだが、まだ手付かずの状態、このままでは第1回大会の再現だ。なんとかしなくては。

■Metallic Fighter
 方針を変更。当初はMetallicFighterを改造して第3回大会に望むつもりだったが、優勝ロボットは将来のために残しておくことにした。新しい機体を作る。

■Metallic Fighter2
 相変わらず2144は品薄状態であることを確認。今回はHitecサーボと2144のハイブリット構成に決めた。新しい機体といっても一から作っていたら間に合わない。今回はFantomRingで扱っているサーボブラケットを利用する。「あるものは使う。ないものは作る」主義である。

■楽しみ方
 趣味の世界、ロボットの楽しみ方はいろいろある。今回も機体設計より、ソフトで楽しむことにする。本当は両方を楽しみたいのだが時間と実力がそれを許さない。欲張らず、ひとつひとつ自分の技術に置き換えていきたい。
2002年12月9日(月)
■MicroMouse
 中部支部の忘年会も盛りあがったらしい。さすがに行けなかったが…。来年もマウスで楽しめそうだ。来年は6輪と2輪の戦いか、それとも……2足! あっ、マウスだから4足かあー

■Metallic Fighter
 久しぶりに板金加工。一枚の板に命を吹き込む作業。何度やっても面白い。夜中なので切断まで。明日起きたら穴加工。睡眠中はダンスの振りつけでも考えよう。ようやくモチベーションが復活してきた。

■大雪
 予定通り朝起きたら大雪。昨晩(午前3時)は降ってなかったよなー。

■天気は関係なし
 部品加工に天気は関係ない。朝の1時間だけが今の自分に自由な時間。とにかく忙しい。今回の加工部品は全部で8点。昨夜切断作業を行ったので、残りは穴あけ加工と曲げ加工。55分で作業終了。今日は調子がいい。さあ仕事だ。
2002年12月11日(水)
■Metallic Mouse
 毎日1時間ぐらいしか時間がとれないが、「継続こそ力なり」すこしずつ構想をまとめている。相変わらずの現物主義。いろいろ悩む前に形にして、マジック片手に試作機に書き込み。そして部品の作りなおし。この繰り返し。
 たまに気晴らしで、そこらじゅうのものを肩に乗せている。
Metallic Mouse できあがり。
2002年12月12日(木)
■落とし穴
 まいった。思わぬところでつまずいた。気温が低すぎる。前回は7月頃に製作していたので、夜は塗装、8時間乾かして朝は組立&チェックというパターンが使えた。今回もと思い塗装試験を行った。色はメタリックブルーとメタリックグリーン。気温が低すぎる。色がのらない。乾きが遅いため、ちょっとでも厚塗りするとメタリックが偏ってしまう。困ったものだ。
2002年12月13日(金)
■デザイン
 機体設計には時間をかけないが、デザインには時間をかける。これじゃ駄目だ。兄貴がそばで笑っている。肩幅を14mm、股下を10mm短くしてみよう。胸板も逆三角形にして再提出。

■Micro Mouse
 特注タイヤがクリスマス前に納品される予定。正月休みの楽しみがひとつ増えた。マウスは機体設計に時間をかける。
↑写真解説
○場所はリビングである。普通の家にあるソファーはない。写真には写っていないが、この写真の左側に工作機械がある。○左上のボンドは迷路補修用。マウスが暴走して柱を壊してもすぐに補修できるように常駐。○右上のトロフィーは今年のマウス大会で獲得したもの。モチベーション維持のために迷路の上に常駐。○新作はもちろん操り人形状態。糸でつってある。自立はまだ先。デザインの検討中。○RoboOneの作業領域は迷路の上。迷路の上にRoboOneリング4分1をおいて確保している。あえて水平は出していない。○MetallicFighter兄貴は通電状態。自立している。
2002年12月14日(土)
■「ずいぶ大きいわねー」
 かみさんの一言。痛いところを突かれた。モチベーション急降下。気分も疲れた。
■「どこかのロボットみたいねー」
 新作の機体の色はメタリックブルーにしようと思っていた。が、かみさんの一言。痛いとこを突かれ。迷いは吹っ切れた。色はそのまま。Metallic Fighter Color にする。
2002年12月15日(日)
■MDX−15
 昨日はRolandのMODELAのパワーユーザーの集まりに参加してきた。その道を極めた人たちはすごい。いろいろと勉強になった。やばい、欲しくなった。
■練習対決
 会場にはパワーユーザーの藤野さん、しばたさん、不良学生助教授さんがいらしていたので、お手合わせ。期せずして第1回大会優勝ロボットと第2回大会優勝ロボットが揃い踏み。楽しい時間をすごしました。不良学生助教授さんのパンチ力はかなりのもの、MFはぼこぼこ状態。MFの攻撃能力の問題点を再認識できました。
■丈夫だけがとりえ?
 なんと、対戦中、MetalliFighterが机から落ちるというアクシデントが発生。が、MFは怪我ひとつしていませんでした。丈夫だけがとりえ。起き上がることが前提ということは倒れることも前提に作っているので少々のことでは壊れない。さすがに今回はひやりとしたが… 






2002年12月19日(木)
■小人たち
 おじいさんが寝ている間に小人たちが代わりに靴を作ってくれる話。そんな環境を手に入れいることにした。来年にむけて今年はノートPCの買い替えを考えていたが、やめた。卓上NCを購入する

■MDX−15
 大きさと価格でこれに決めた。先週の土曜日にMODELAのパワーユーザーの集いに参加したのがきっかけであった。昔からこの製品のことは知っていたが、剛性、精度、加工面積、価格、いろいろ考えると購入は踏みとどまっていた。

■パワーユーザたち
 すばらしいの一言である。やはりその世界のトップレベル人たちはすごい。道具で道具を作り、道具を進化させている。見た瞬間、血が逆流した。

■冷却期間
 さすがに高額商品のため、冷却期間をおくことにした。1週間はじっくり考えよう。

■インターネット時代
 1週間じっとしているわけにいかない。インターネット時代、掲示板を利用して、MDX−15のユーザーにいろいろなことを質問した。みなさん熱い。質問をきっかけにしたユーザーたちの意見交換が私を引き込んでいく。

■もういいだろう
 1週間待てない。今日申し込みのボタンをクリックした。
2002年12月20日(金)
■睡眠時間
 MDX−15を購入するもうひとつの目的は睡眠時間の確保。来年はたくさん寝るぞ。

■加工
 MDX−15はオリジナルのままではアルミ切削は無理と考えたほうがよい。主力の材料はABSになる

■ヤング率
 アルミとABSのヤング率を調べる。アルミの約27分の1である。ということはアルミの3倍の板厚にすれば強度はほぼ同じなる。アルミ1mmだったところがABS3mmとなる。そんな強度で設計ができるのか!大丈夫である。なんといっても卓上NCフライである。どんな複雑な形状でも文句も言わずに削ってくれる。寝ている間に… 構造で強度を確保する。

■忘年会最終日
 今日は忘年会最終日。今週は毎日アルコールを注入していた。明日からまたロボット生活を復活させよう。

2002年12月21日(土)
■間違いに気づく
 睡眠時間は減る。考えてみたら今まで部品は図面を引いて外にお願いしていた。それが自分で作るということは…

■ABS2mm
 昨日東急ハンズで2mm厚のABSを見てくる。想像通りやわらかい。アルミ0.7mm相当。かなり構造を工夫しないといけなさそうだ。

■アクリル
 アクリルは固いのだが、重い。比重とヤング率を調べよう

■アルミ
 アルミ切削は避けられそうにない。スピンドルの改造、または軽切削が鍵となりそうだ。NC加工機。0.1mmの切削でも文句を言わない。いろいろ試してみよう

■もしかすると今日届く?
 サンタさんが今日来るらしい。今日は久しぶりにロボット三昧。朝から気合をいれていく。(6:30記)

■居酒屋のヒーロー
 昨日はMetallicFighter同伴で忘年会。皿をひっくり返そうがビールを倒そうがお構いなし。暴れまくりました。楽しい一日でした。

■MODELA工作例
 アルミキーボード指輪とみい人形基板モビルスーツハンガーロボットクリアーウインカーレンズプロペラウインカー蒸気タービン動翼PRモデル

■MODELAに期待すること
 現実の厳しさを味わう前に、自分がMODELAに期待することを書いておこう。
 MODELAを購入しても、基本部品はプロにお願いするつもりである。精度や強度を考えると選択の余地はない。私がMODELAに期待することはデザインを伴った部品を作れるようになることである。機能美+デザイン美。マウスのホイールに文字を掘り込む。曲線美を追求したマウスを作る。等など… いままで不可能だった世界を手に入れたい。

■9時17分 サンタさんやってくる。
 贈り物はもちろん… こんなに早く来ると思わなかった。ボタンを押してから1日半。寺部さんありがとうございます。
 さあ、MODELA人生の始まりである。
2002年12月23日(月)
■発泡材
 取りあえず発泡材に名前を彫ってみた。ついでにMeliicFighterColorで色を塗ってみた。当然発泡材は溶けてしまった。あたりまえである。最作時間2時間。
2002年12月24日(火)
■ABS
 厚さ2mmのABSにモータホルダの基本となる2重円切削の練習を行った。外形は18mm、内径は8mm深さは1mmである。
2002年12月25日(水)
■悪戦苦闘中
 道具を使いこなすには時間と経験が必要だ。NC加工機と言えども同じであった。まだ、自分の考えたとおりに切削できない。MetallicFighterの製作作業が完全にストップしてしまった。本末転倒である。
■アクリル切削
 試しに3mmのアクリルを削ってみた。深さ2mmの正方形の中央に高さ2mmの円柱、手前と左上には厚さ0.2mm高さ2mmの壁のある形状である。3時間かかるが、さすがMODELAである。アクリルの透明感は失われていない。

2002年12月26日(木)
■旅たちの前の夕食
 明日から娘が部活でロンドンに行く。今日は出発前の最後の夜。
 娘の夕食の希望はなんと私の作る餃子であった
 MODELAもRoboOneもマウスも年賀状もすべてお預け。最優先で夕食作りに励む。

 私の目指す餃子は噛めば噛むほど味が広がる餃子。
 しっかりと味付けした肉をあっさり塩味の野菜で包む。

 肉の味付けは塩、胡椒、醤油。生姜、酒、味噌。味がよく肉にしみこむように一番最初に混ぜる。
 次は白菜のみじん切り。素材の食感を失わないようにすこし大きめに切る。
 切り終わったらすぐにボールに移し塩をかけて放置する。味付けと脱水のためである。
 次にニラを一束みじん切り。これも5mmぐらいの大きさに切る。
 切り終わったら白菜の上に乗せ、また塩をかける。
 最後に生椎茸をみじん切り。くどいが食材はすこし大きめに切る。
 椎茸を混ぜる前に、白菜の水切りをおこなう。渾身の力込めて絞る。
 後は生椎茸を均一になるまで混ぜ、最後の味付けした肉を混ぜる。
 このあと生地を寝かせたほうが味がなじむのだろうが、野菜から水がでてくるので
 私はすぐに包んで、すぐに焼く。野菜エキスを逃さない。今日は製作目標は72個。

 強火でフライパンを熱し、ごま油をなじませる。
 火をいったん弱火にして餃子を並べ再び強火。
 餃子の底がおいしそうに焦げるまで、何度も確認。
 焦げたところで、コップ一杯の水をフライパンに入れふたをすること5分。
 音が変わったところでふたを取り、残った水気を飛ばす。
 ふたと同じ大きさのお皿をのせ、ひっくり返したら出来上がり。

お粗末さまでした。




2002年12月27日(土)
■習作
 まだ2.5D加工だけだが、だいぶわかってきた。今日は最後の練習作品に挑戦。10mm厚のABSに部品加工。

 左下の「日」の形の部品ははセンサホルダ。Φ5の穴が深さ9mmで彫ってある。
 その横の大きな部品はDCモータホルダ。左の小さな丸穴はDCモータ用、真ん中の大きな丸穴はエンコーダ用である。
 その上の部品は従輪ホルダー。2個のパーツを組み合わせて作る。
 さらに、その上の文字は意味はない。文字を彫るとどんな感じになるのかのチェックしてみた。
 左上の2重丸は、さらに意味がない。よくできましたということである。

■次は部品の切り出し
 次は部品の切り出しである。ひっくり返して薄皮一枚(0.01mm)まで面出し削りをおこなう。どうなることやら…

■勘違い
 勘違いで切削量を3倍にしてしまった。まだ、セットする値が絶対値なのか、相対値なのかがよくわかっていない。0.2mm掘り下げて面だしするつもりが0.6mmも一気に掘り下げてしまった。当然、薄皮で支持されるはずの部品は宙を飛んでいる。あーあ

■従輪
 薄皮残しに失敗した部品の切削面は荒れ荒れだ。部品が振動してうまく削れなかったのだろう。今回もひとつ勉強した。気を取り直して、仮組み。おおーーー。すばらしい。本格的に部品設計したくなる。



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