タクシーから半分へろへろとしながら、降り立ち産院のドアをくぐりました。
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「”おしるし”はありましたか?」「え?・・・あ、ああ。まだみたいですけど」
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「”お通じ”はどうですか?」「はい、もう今朝から何回も」
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「陣痛の間隔は何分ごとですか?」「10分毎です」
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「陣痛が始まったのは何時ですか?」「午前7時頃です」
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「では、荷物持って2階の病棟へ入って下さい。診察はあとで呼びます」
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病棟の看護婦が言った。「荷物は?」「はい、あのもって来れませんでした」
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「何やってんの。しっかりしなさい」(そ、そんな叱ることなのかぁ?)
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10数床あるこの産院、ちょうど退院ラッシュが過ぎたのか病室に空きがあったのだ。ラッキー☆
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午後3時を回っていた。実家の母と職場の夫に電話をし、入院したと告げた。(お、遅い?)
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まもなく陣痛間隔が短くなっていった。ああ、絶妙のタイミングで来院して来た。
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あれ以上遅かったら自力では来れなかったです。間隔短すぎると移動するのはとてもきつい。
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診察室に呼ばれ、「産道が柔らかいし、いい陣痛です。早く進むわよ」(by女医)
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医者の言う「早い」と患者の感じる時間のすすみ具合には大いなる違いがあるだろうと
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予想して、「どれくらい待つのか?」は敢えて聞くまい。と決心していた。
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その結果やいかに? さあ、産み落とすまでの時間をここで明かそう!入院からおよそ5時間。診察から4時間であった。。。初産婦平均よね
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母親が来院、夫も早退し病院へやってきた。病院の夕食が出るころには皆待ちの体制。
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夫が持参してくれた荷物から愛用のスウェット(パイル地)の上下に着替えて臨む。
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気候も良かったからでしょう、陣痛の間も出産の間も私は汗ひとつかかずにすみました。
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体力温存しなさい、とかで、夕食をほぼたいらげた。「むかつき」の伴わない陣痛で良かった。
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この産院、予備のお茶、飲料水の用意がまったくなかった。
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そういえばここってば、退院の日に初めて病室の掃除をしに来た。ちょっと不衛生である。
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