Glass Guard:後書き


 思えばはや2年前のことでした。(遠い目)  1stプレイでめぐが来てくれて彼女に落ちた後、さて今度は詩織嬢を狙おうと2ndプレイ。根性がなかなか上がらず80止まりだったが顔は赤くなってるので来てくれるだろうと思い込む。
結果:「た、館林さん?これが隠れキャラなのか…」
3rdプレイ。「全パラ必要」と聞いてとりあえずすべて100まで上げる。
結果:「め、めぐめぐ!いや嬉しいんだけど…」
4thプレイ。まだ足りないのかと120まで上げる。初詣もバレンタインも思わせぶりなこと言ってたわりに…
結果:「館林さん…。(さすがに切れた) うおおーーっふざけんな詩織ーーーっ!俺のプレイ時間を返せ〜〜〜っ!!」
 その後130必要と聞いてなんとか告白してもらいましたが(この数字さえ知ってればそう難しくないよな)、これが後引いて詩織=ガードがとんでもなく固いという図式ができあがってます。

 思えば「幼なじみが一番よそよそしい」という設定は奇妙といえば奇妙なものです。普通幼なじみといえばフレンドリーで一緒に下校を断るなんてことがない代わりにフレンドリー過ぎて恋人とは見てもらえないってのがパターンですが、初期の詩織はかの名言「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし…」等々フレンドリーとはほど遠い冷たい印象しかない。その結果「主人公がさえないうちは相手にもしなかったくせにパラメータが高くなると手のひら返したよーに優しくなるふざけた女」とかいう批評もあちこちで聞くわけですが。(もっともゲームシステム的に見れば彼女が最終目標として設定されてしまってる以上仕方のないことなんですけどね)

 ただ私としてはあの冷たい詩織が好きだったりする。好きでもない相手なのに一緒に帰って期待持たせる方が間違いじゃないですか。最初から断る彼女が正しいんです!(笑) そのへん「行動するより考えるタイプ」というイメージもある。
 だから私の詩織像は近すぎて云々というよりは「ガードが固い」…恋愛だけでなく、すべての面で他人に心を開かない、羽目を外さない、言いたいことをすべて言わない、友達は大勢いるけど親友はメグしかいない…。そのわりにそんな自分に疑問を持ってるし満足もしていない(←これは器用貧乏=何か一つに徹底してないというイメージから)という感じです。虹春の優等生的な受け答えしかしない詩織はまさしくこれが私の詩織だッ!と思いました。もう少し無愛想でも良かったけど。

 そういう女の子に好かれるにはどうしたらいいのか…と考えても考えつかなくてSSもしばらく詰まってたんですが(笑)、当然(ゲーム的にはともかく)主人公がスーパーヒーローになることじゃないし、やっぱり恋愛はハートですから。相手を理解すること、相手のためを思うこと、一筋縄ではいかないでしょうが徐々に徐々にガードを取り除いていって、相手にとって心から信頼できるような存在になること。詩織との3年間はそういうものなのではないかと思ってます。(ちなみに私はスーパーヒーローの主人公は書いてて憎いから書きません(爆))
 もっともまだ「これが私の詩織だ」というのは完全に固まってはいない状態ではありますが(^^; ゲームでの怒ったときのむっちゃキツい詩織なんかはまた別のイメージですね,「正義感」という要素が出て来るんですが…。

 詩織で好きなイベントはクリスマスです。彼女が「安心してる」ということが伝わってきます。なお嫌いなのは観覧者です。今どき観覧車が止まったくらいで泣き出す高校生がおるか〜〜〜っ!!


(97/10/27)   



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