ルーファス:失礼…アカデミーは決まったかな?
蒼紫   :私は2年ですが。
ルーファス:あ、そ、そうなの。どこか入ってるの?
蒼紫   :残念ながら私は勉学にいそしまねばならぬ身。アカデミーなどやっている余裕はありません。
ルーファス:ま、待て、ウィザーズアカデミーに入れよ!魔法研究やってるし、かえって勉強もはかどるぞ!
蒼紫   :そういったアカデミーの多くは実際にはさしたる活動もせず遊びほうけていると聞きましたが。
ルーファス:ぐっ…いやそんなことはない!うちに限ってそんなことはないんだあ!
蒼紫   :それにウィザーズアカデミーといえばいろいろ悪い噂が目立ちますな。
ルーファス:あれはみんなOBが悪いんだよぉ!頼む!アカデミーを立て直すためにきみの力を貸してくれ!
蒼紫   :ふむ…立て直すというと?
ルーファス:いやー学園から撤去命令受けちゃってさあ。5人以上集めないと廃部なんだよねー。
蒼紫   :つまり私は頭数というわけですな。
ルーファス:別にそんな…
蒼紫   :いやいや責めているわけではない。そのような状況なら当然のことです。しかし…
ルーファス:し、しかし?
蒼紫   :いくら数がそろっても中身が伴わなくては意味などありません。今後のアカデミー運営の方針などをお聞かせ願いたい。

選択肢
  1.いや、特にこれといったことは…
  2.みんなが楽しめるアカデミーにしよう!
  3.世のため人のために役立つアカデミーにしようと思う。

1.
蒼紫   :そのようにいい加減な土台ではいくら取り繕おうとも早晩に崩壊するは必至。無駄なことは諦めるのですな。
ルーファス:いや、でもほら、マスターが独裁しちゃまずいだろ?方向性はみんなで決めようという…
蒼紫   :それでも自分なりの考えの一つは持つべきでしょう。
ルーファス:あうあう。

2.
蒼紫   :なるほど、部員のコミュニケーションを大事にしようと。
ルーファス:そう!コミュニケーションだよ、うん。
蒼紫   :しかしそのようなアカデミーならほかにいくらでもあるように見受けられるが?
ルーファス:い、いいじゃないか。もう一つあったって…。
蒼紫   :先程『うちに限ってそんなことはない』とはおっしゃられませんでしたか。
ルーファス:うう。
蒼紫   :どうやら私には不似合いな場所のようです。失礼します。
ルーファス:あ、ちょっと!…ハア。

3.
蒼紫   :成る程…それは確かに崇高な理想ですが、賛同しようという者は少ないのではありませんか。
ルーファス:いや、崇高ってわけじゃなくてさ。魔法の力って素晴らしいだろ?それでなにかできないかなと…。
蒼紫   :魔法を使いたいだけではないのですね?
ルーファス:うーん、うまく言えないけど…それもあるし、3年間になにか残したいって気もあるし…
蒼紫   :ふむ…私とて3年間勉学のみでは余りに空しいというもの。貴殿につきあうのも悪くないかもしれませんな。
ルーファス:そうか、ありがとう!俺はルーファス・クローウンだ。
蒼紫   :私は紅 蒼紫と申す者。以後よろしくお願いいたす。
ルーファス:敬語なんか使わなくていいよ。もう仲間なんだしさ。
蒼紫   :そうか。ではよろしく頼む。
ルーファス:こちらこそ!



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