Top Ka1 Ka2短 Ka2中 痕短 痕中 痕長 ONE短 ONE中 家計 月姫 Ka3短 Ka3中 Ka3超短 Ka4小 Ka4本 オリ肉 Ka5短 CLA1短 ONE2 Ka5中 CLA1中 オリ2 オリ3 Ka6小 Ka6本 AIR オリ4掌 オリ4短

○Longhorn さん

01 赤白黒 (採点:5)
ダークというかホラーというか。容量的にこの手のものは難しかったのかも。

02 卒業 (採点:6)
ん、んー。
こりゃまた厳しいというか、勝手な親御さんですね。僕の"祐一の親"と同じイメージではあるんですけど。
なんで従兄弟同士の恋愛にここまで怒るかな。しかも種蒔いたのは自分たちなのに。
その上、名雪の母親の秋子さんはこの話を読む限りでは、少なくとも反対はしてないわけですよね。
まあ、世の中こういう親も多いんでしょうね。確かに従兄弟同士の結婚は世間体が良くないって土地もあるでしょうから。
でもここまでするかねえ……。

しかし祐一、大人しいですね。もうちょっとゴネたって罰は当たらないと思いますけど。
いや、この親に育てられてれば当然か。抵抗しても無駄っぽいですし。
逆に言うとその程度の繋がりだったわけでしょうね。
桜は1年すればまた咲くわけで、二人ともまた新たな恋を見つけるんだろうな。

あ、文章は普通に上手でした。書きすぎ感もなく文体もこなれてました。

03 例え、誰が覚えていなくとも (採点:2)
僕にとって不思議系小説って、全然理解不能なものとなんだかバラバラで意味が取れないものの二種類があるんです。
これは後者です。
というか、栞や秋子さんや舞の出てきた理由はなんなんでしょう。
白がキイワードなのは分かりましたけれども、それ以上の意味を持っているのかいないのか。
理解できなかったという感覚より、場面や登場人物の取捨選択に問題があるのではという感覚の方が強かったです。
できれば詳しいご説明が聞きたいものです。

04 交差感情 (採点:4)
本編前モノですか。丁寧なお話でした。
ですが、本編で出てくる要素を繋ぎ合せたものという印象も残りました。

05 風鈴の鳴く夜に (採点:9)
いい雰囲気ですね。
実はのんびりの血は父親譲りだった、というのは地味に目新しいのではないかと。
女の子は父親に似るって言いますしねえ。確かに。

06 シフクノセツナ (採点:6)
本文半ばに出てくる電話の部分は、お尻に全文を掲載する前提ならばっさり抜いても良かったのではないでしょうか。
「成仏してもいいんだぞ」とはなんとも即物的で恰好悪い台詞ですが、祐一らしいかな、とも思います。
うーんでも、ここの台詞だけは恰好つけて欲しかったな。地の文もそこまでの台詞も、綺麗にきてましたから。

07 ふたりは391/199900*1/? (採点:7)
甘々な雰囲気で良い感じです。
最後のところがあっさりしてるなぁと思ってよく読んだら、原因は祐一の台詞ですね。
「一年か……」で一旦考え込ませ、栞の台詞を何か挟んでから「まぁそれなら、気長に試してみるか」
にすると、最後の「はいっ」が利いてくると思います。

08 名残雪の人 (採点:5)
ちょっとお父さんのモノローグ、生きてないかな……
量的に多すぎるわけではないと思うんですが。
あと、これは完全に個人的な好みですが、地の文で語っている割に台詞中心なので、
ちょっと安っぽく見えてしまうような気がします。
この手の手法では地の文は情景描写だけに留めて、人物の会話だけで雰囲気を語らせられれば最高ですね。
僕はそれが出来ないので、いつも会話を絞って地の文に逃げてしまいます。

09 まことだった。 (採点:6)
全体的に硬い文章で、粘着感のない分さらさらと読み流せました。
ただ、「だ」調と「である」調が混在しているのはいただけません。
効果的に使い分けられているとも思えませんし、これならどちらかに統一したほうがすっきり読めると思います。
あともうひとつ、一人称なのに中途半端に突き放した書き方(又は、視点が少し神寄り)になっているのが気になりました。
ひょっとしてこれは本来「俺」でなく「祐一」となっていたのを手直ししたのかな? とつい邪推してしまいました。

10 さいごのにんむ (採点:1)
なんでもひらがなに開けばよいというものではないと思います。
お話も、結局『きせき』は神様とは別種ということで、童話にしてはお話として要素が多くなりすぎているように思えます。
プロットを決定する段階で、これが神様の力ではいけなかった理由が見えません。
童話と銘打たれていなければ別の評価だったかもしれませんが、これはいただけない話でした。

11 過去に捧げるプレリュード (採点:10)
いい掛け合いでした。香里の感情が熱烈な恋とかに傾いていないのが渋いです。
今回諸事情により採点が甘めですが満点いっときます。

12 梅雨前線北上中 (採点:5)
一行抜けてます。

「終わっとけ」

点数が低いのはきっとダウナー気味で陰湿な採点者の心の目が曇っているからです。そうに違いない。むしろそうだと言ってくれ。
あ、でもちょっとだけ笑えました。ひゃっほう。:^)

13 三顧の礼 (採点:3)
元気あっていいですね。

14 百花屋奇譚〜オトナとコドモ〜 (採点:4)
短時間の言葉のやり取りだけで、なんだか派手にコップ割ったりしながら和解ですか。
この取り合わせにしてはちょっと性急かなぁと感じました。
二人とも情緒不安定だったのかな。それとも謎の百花屋空間のせいなのか。

15 美坂香里の熱い一日とクラスメート達 (採点:1)
なんだか少年漫画的なお話でした。
惜しむらくは名前付オリキャラを出してしまい、そこに重心が寄ってしまったこと。
もうちょっと北川と祐一に力点を置いて説明しないと、彼等が洗脳マシーンか何かのようにしか見えません。

16 何気ない日常、小さな幸せ (採点:2)
うーん。幸せなのは分かりますが、もう少し栞は大人じゃないでしょうか。
真琴の方は何分帰還してからの状態が不明なので「そういう設定なのか」で済むのですが……。

17 あわただしい最初の一ヶ月 (採点:7)
がんばれ祐一。
あの顎の大きなアニメでも結局究極殺法「時間軸ウヤムヤチョップ」で切り抜けた一連の事件に真正面から斬り込んだ君は偉いとしか言い様がない。
体が2つ3つなければこの日程はこなせないだろーとかいう野暮は言いっこなしだ。よくやった。感動した。リーフファイトの浩之ちゃんもびっくりだ。
取り敢えずまだ君には名雪がいる。それももしおっ母さんが逝っちまったらどうなるか分からんが、今のところは大丈夫。
まあ何もかも失くしたそのときは、天野美汐と傷の舐めあいをしたっていいじゃあないか。立ち絵が3パターンしかないサブキャラだが気にしちゃいけない。
奇跡はなんだか起きないっぽいけれど、普通にプレイしてたんじゃてきないところまで、やれることはやったんだ。羞じること勿れ。
考えてみれば時間軸の前後はあれ、全部が全部巻き込まれた不幸だよな。それでも頑張った祐一に乾杯。

そうそう、どうしても人生に絶望したら、そのときはいい奴を紹介してあげよう。毒電波で都合の悪い記憶なんかばっちり削除してくれる……

18 はんばぁぐ (採点:3)
楽しいお話ですが、ハンバーグ作るだけでは見えてこないものもあるような。

19 安っぽくても、それでも (採点:9)
丁寧に描かれたほのぼのって大好きです。今回少ないのでなおさら。

20 しあわせ、もういちど (採点:10)
あゆと栞のEND以外でも、案外あゆと栞は逢っていたかもしれない。
そんな風に考えたことはありました。

ありがちな「あゆが栞を救ってめでたし」でない、この作品の中後半部は個人的に好みです。
人様の感想で語るのもどうかと思いますが、一度は想いが届いた、ということが大事なのだと思っています。
届いた先の人がそれを気づくかどうかなんて些細なことです。
このお話で行くなら栞は死んでしまうかもしれない。もちろん生きていけるかもしれない。
でもそれはどっちでもいいんだと思います。

とりあえず、満点逝っとけ。

21 君を守る (採点:7)
あゆ、恰好良過ぎます。
何故か巨人の星の最終回と被りました。
いろいろ粗があるようにも見えるんですけど、そこはハードボイルドなあゆに加点。

22 なゆきをあいしてる (採点:3)
こんな設定でしたっけ。というのは野暮なんですけれども。
というより、ここまで名雪に入れ込んでればそりゃあ妹なんか無視できますわな。

23 いたずらかおりん (採点:8)
今回も香里関連の話の多いこと。バリエーションもいろいろです。
その中ではごく平凡な香里なのですが、なぜかほっとできました。
難しいことは置いておいて、バナナ君に1票。

24 リフレイン (採点:4)
nextを押すときは期待していたのですが、ちょっとすかされた雰囲気でした。
悪く言うと題名に構成が振り回されているような気もします。
これで両者の考えていることが反対とかならそれなりに効果もあったのだと思いますけれども。

25 子の心親知らず 親の心子知らず  (採点:10)
名雪も秋子も、柔らかくて良いイメージでした。
そういえば秋子さんの口癖の意味をやんわり説明してくれた話は、初めてのような気がします。

欲を言えば秋子さんの口調にもう少し独白的な響きが欲しかったかも。

26 サウンド・オブ・サイレンス (採点:4)
ダスティン〜ホフマンに〜〜〜
なれなかったよ〜〜♪

27 きんにくまん (採点:5)
マッスルハッスル!
筋繊維の圧迫による毛細血管破断や血行障害にはご注意を……

28 みずたまり 〜逢魔が時に〜 (採点:5)
多分栞のいう夢の中なのかな? と思いつつ読みました。
深読みするといろいろありそうですが、そのあたりを狙ったのでしたらもう少し思わせぶりに暗示すると良いかもしれません。

29 心のゆくえ (採点:8)
なんとなくもやもやして、腕組みしながら読んで来ましたが、最後で納得しました。
麻枝氏的(Key的)なお話としては現実的で生臭く、完成されすぎていますけれども、
この祐一がなんというか、雫の祐介と重なるんですね。
好みのキャラ造形ということで傾斜配点してます。

30 君の名は…… (採点:6)
なんてこった。しかし訳ありでお休みってなんだろう。
実はサボってるんじゃないでしょうね。悪い子っ。

31 青いゆりかご (採点:8)
何故か周囲の人々の自然な感じにほっとしました。
この手の話で韓国ドラマもびっくりの嫉妬に狂う名雪とか、必要以上に何か引き摺る香里などが出てくるのに食傷気味なのかもしれないです。

32 空回りのサーカス (採点:6)
最初、またあの北川君道化者シリーズの亜流か……と思っていたら、オチで笑わせてもらいました。
読者層を読んで、ありがちなキーワードを逆手に取ったのは上手い。
祐一のハーレムも、この手の性格ならいわゆるヒロインズだけが構成員じゃなさそうですね。
うーんそこも既知のキーワードとのひっかけですか。芸が細かい。
でもこの話、ジャンルはシリアスではなくてパロディでしょう。

33 心のかけら、幸せの太陽 (採点:2)
いまひとつ。

34 かえるところ (採点:9)
ごく普通のお話なのですが、それだけに安心して読了できました。

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