<用心してバラす>
カチッ
隠しスイッチを入れて、事務室のワナを使える状態にしておく。犯人には気付かれないようにさりげなく。そう、神経を集中させると、この近くに何者かの気配を感じる!
「とりあえずちぎってみるわよっ」
と、あたしがパンに手をかけた瞬間! ビンゴォ! トラップがみごとに作動。飛び出してきた犯人は網に絡み取られつるし上げられた。駆け寄って目を見張る。あたしたちのよく知ってる人物だった…
『クリムゾン・ナパァァーーーー…うげほっ!?』
カシャーーン!
『バカイル!?』
「誰がバカイルだーーッ!」
犯人はカイル!