「えと…私が最後でしょうか?」 「よーしよーし!さあ早く問題をさあさあ!」 「そ、そんなせかされると…ああっ、めまいが…」 「わーっ!大丈夫かっ!」 「は、はい。ちょっと生まれつき体が弱いもので…ごめんなさい、ご迷惑をおかけしてしまって…」 「い、いや。俺の方こそごめん…本当に大丈夫?」 「くすっ、優しいんですね。あなたみたいな人だったら…」 「え?」 「い、いえ。なんでもないんです…」 「そ、そう…。(ああっ、秋だけど春の予感!!?)」 「(ポロロン、ポロロン)ああ〜見つめ合う目と目〜。高まる鼓動のいぶき〜」 「き、君…名前は?」 「えと…ティナ・ハーヴェルです…」 「お、俺はルーファス!」 「♪ラララ〜血に飢えた狼が薄幸の少女に襲いかかる〜」 「ってなんの歌じゃそりゃあ!!」 「やあ、少しばかり間違えたようで」 「えーと…」 「あ、もうこいつらのことは気にしなくていいから。ちゃちゃっと問題出しちゃってね」 「は、はあ。特にないんですけど…。それじゃ、私の血液型を当ててくださいね」 |