舞シナリオを終えて一番の感想。

祐一、邪魔。


舞と佐祐理さんの三年間の絆に、ぽっと出のこいつが割り込んできてさも数年来の友人の如く振る舞うのも目障りでしたがそれはともかく。
まずは『川澄舞 校内人気者化計画』とかいうふざけた計画。舞も佐祐理さんもそんなこと望んでないのに、こいつ「独善」て言葉知らないんでしょうか。
おまけに失敗すると
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「おまえのそのいいところってやつを、みんなにもわかってもらえるようにはできないか、と試行錯誤し始めた」
「でもな、無理だったんだ。はなからおまえには無理だったんだな」
「おまえはすべてを簡単にぶち壊しにしてくれた」
「いや、こんなもんだよな。長く友達でいなくてよかったと思ってるよ」
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「ふ、ふざけるんじゃねえこの野郎ーーっ!!」(男塾風)
「お前が勝手にやってたんだろうが!! 一体何様のつもりじゃーーっ!!」

マジで腹立ちましたねぇ…。
その後も疑ったり疑ったりと色々。
一応役にも立ったけど、佐祐理さんが話の都合上二度も病院送りになったお陰って気もする…。(「運動神経いい」って話はどうなったんだよ〜! 何度も魔物と戦った祐一は無傷で、なぜに佐祐理さんは毎度入院…)

で、舞が切腹すると現実逃避で妄想を始める。
この時点ですでに駄目ですが、妄想の内容がさらに駄目。
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「…今日一日、祐一の占有権が欲しい」

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自分の妄想の中で女の子にこんなこと言わせてんですよ?

馬鹿じゃねえ?

横島忠夫や浦島景太郎がギャグでやるようなことを本気でやるのが凄いですね!(しかも目の前には半死人…)
だいたい仮にも舞がそんな「佐祐理がいない方がいい」みたいなことを言うと思ってんのかこのスカタン!
秋子さん! 今後こいつのメシは3食ジャムにしてやってください!!

「美少女二人との同棲生活」なんてEDも、いかにも男の欲望を実現しましたって感じで気持ち悪いです。ハーレムで両手に花ってか、けーっ!
だいたい佐祐理さんにとっては「舞を幸せにする」ことが生きる目標なのに、祐一が舞を幸せにしちまったらやる事ないじゃん。既に「佐祐理だって舞の祐一さんは取らないし」とか言ってるしさ。佐祐理さんのことだから「二人にとっては自分は邪魔者」って思うようになりますよ絶対。
(その後を書いたSSの中には納得行くものもあるけど…。少なくとも本編プレイ時はそう思いました)

しかし「女の子は弱くてもいい」なんていう時代錯誤の女性観はシナリオライターのものなんでしょうか。名雪シナリオでも出てくるし。もしこんな考えで今後も話作るなら次回作は手出さない方が良さそうですね。私は強い人、弱くても強くあろうとする人の方が好きです。

# ボロクソ書いたけど舞シナリオで嫌いなだけで、真琴シナリオでは結構いい奴だったと思いまス>祐一
勝手にバイトの話を進めるのも、まあ食っちゃ寝の真琴に問題があるし。



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