元ネタが元ネタなので心の広い方だけお読みください。そこんとこ、よろしく。

















魁!! きらめき校




















「はええもんだぜ、俺たちももう3号生か」
「なんかあっという間だった気がするのう」
 桜舞う新学期、きら校女子の心意気も新たに登校する根性の虹野と馬鹿力の清川(爆)。しかしそんな2人の前に破天荒が服を着て歩いてるような人物が現れた。
「な、なにーっ!お、おまえはーーっ!」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ



「わしがきらめき高校美術部、片桐彩子である!!」



 ‥‥‥‥‥‥‥。
「お、おどかすんじゃねぇ馬鹿野郎ーーーっ!!」
「フッフフ、聞けい者どもよ。毎年繰り広げられる部費争奪戦、今年度は文化部と運動部の眼臥輩屠にて行われることになった!」
「め、めがふぁいと…?」
「部費の争奪戦だと…」


 部費争奪眼臥輩屠

 民主主義の定着していなかった戦前の日本において、学校でも部費の配分は血で血を洗う実力行使で決定された。その各部活の格闘術を武術にまで高めたのが眼臥輩屠である。昭和初期には全国で命をかけた死闘が行われ、その犠牲者の多さに時の政府より禁止令が出たほどであったという。

民明書房刊「学校教育のあり方」より



「よそのゲームのパクリじゃーーーっ!!」
「勝負はきらめき市郊外冥凰山!お前らの健闘を期待する!わしがきらめき高校美術部、片桐彩子である!!
「お、おい、どうやら本気らしいぜ」
「なんか猛烈に悪い予感がしてきたのう」
 そんなこんなで沙希と望はバスに乗り冥凰山へと向かうことになった。同乗者には詩織、優美、ゆかり等運動部の強者がずらりと控えている。
「す、すげえメンバーだぜ。これなら文化部の連中なんぞひとひねりじゃい」
「いや、油断は禁物だ。文化部にもまたおそるべき拳の使い手が潜んでいると聞く…」
「ワッハハ、しおりんは心配性じゃのう!」
 さて目的地に着いた一同は、ラーメンのドンブリをかぶった少年の案内で山奥へと分け入っていった。
「我が名は早好人。生徒会よりこの大会の運営を任されている」
「それよりまだ闘場には着かねぇのか。もう足がくたくただぜ」
「もうすぐだ。あの茂みを抜けたところにある」
 しかし茂みを抜けた所にあったのは、眼下に広がる断崖絶壁とその下の激流だった。
「なんじゃあこりゃぁ〜〜〜っ!!」
「み、見ろーーっ、激流の真ん中に闘場がーーーっ!!」
「ま、まさかあそこで戦えっていうんじゃないだろうな…」
「フッ、さすがきらめき高校やることが違うぜ」
 激流の中にそびえる岩柱は上が平らになっており、闘いに支障はないものの一歩足を踏み外せば冥土行きは必至である。まさしく命をかけた眼臥輩屠にふさわしい決戦の場といえるだろう。
「よっしゃあまずは俺が行かせてもらうぜーーっ!」
「バカヤロウここは俺に決まっとるだろうがーーーっ!!」
「ま、待て。向こうからも人が出てきたぜ」
「ああ〜〜〜ん?」
 向かいの崖から吊り橋を渡って降りてくるのは…奇妙な髪型の少女と、それに付き従う奇妙な生物たち!
俺の名は文芸部の館林見晴!そしてこいつらは俺の可愛い兄弟たちよ」
「な、なんじゃあの目つきの悪い生き物はーーっ!!」
「ぬうっ、まさしくあれこそ殺人壺亞螺」
「知っているのか古式ゆかり?」
「うむ、古代中国に伝わる新手の殺人兵器よ…」


 殺人壺亞螺(コアラ)

 かつて中国奥地においてパンダと勢力を二分した凶暴な生物。その鋭い眼光と爪はおそるべき殺傷力を持っており、時の拳法家たちがそれに目をつけぬはずもなく、次々と捕らえては驚異の殺人兵器へと仕立てていったという。なおコアラの原産地はオーストラリアと言われてきたがこれは誤りで、拳法家たちの厳しい修行に耐えかねた壺亞螺たちが海を越え漂着した先が豪州だったという説が近年では有力である。

曙蓬莱新聞社刊「ズー!動物世界」より



 ニヤリ
「さあどうした、こいつらと渡り合おうという者はおらんのかーーっ!」
「ば、馬鹿野郎!誰がそんな動物相手にするというんじゃーーっ!」
「おうよ、動物園にでも行って女生徒でも襲っておればいいんじゃ!!」
「フッ、初っ端からケツまくって逃げるわけにもいくまい。ここは俺が行かせてもらうぜ!」
「し、詩織ーーーーっ!!」
 沙希と望が叫ぶ中、赤い髪をなびかせて闘場へと降りていく詩織。ついに彼女の実力が明らかになろうとしている。
「奴の華麗なるハリセンさばき久々に見られそうだぜ」(←鞠川さん)
「こ、こりゃ完全に俺たちの出番はなくなったな…」



次号。詩織、爆弾と共に自爆か?
「思い出の重み!」の巻!!


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