○Q-bird さん
- 0004 移る季節を風と共に (採点:1)
- 家と学校と病院で囲まれた場所ですか。「中」ではなく「囲まれた場所」という表現には何か意味があるのでしょうか?
それはともかく、病気を乗り切った栞の力強さがとても印象的でした。
「再び約束を交わせるという事は、」という部分を読んで思ったんですが、
ゲーム中に手編みのマフラーか何かをいつかプレゼントするって祐一と約束をした場面がありましたよね。
その場面で、いつかが来ることはないって悲しそうな顔をする場面を思い出しました。
このSSはそのエピソードの答えになっていて、本当に素晴らしいと思いました。
- 0013 悪気はなかったのに (採点:0)
- オチの前の部分は最高に好きです。
ただ、最後の突っ込みは祐一ではなく、名雪にやってもらいたかったですね。
悪気のない真琴のいたずらが一番たちが悪いと思うんですが、
このSSで名雪は真琴をどうするんでしょうか。
前半で名雪は真琴に感謝していたので、それが後になってどうなるのかが気になります。
- 0019 ありがとうの日 (採点:1)
- 短い文章の中に、幸せそうな栞がしっかりと描かれていてすごいと思いました。
よだれの染みのエピソードが栞らしくていいですね。
- 0036 夜の囁き (採点:0)
- テンポが良く、描写も丁寧で、読みやすいSSだと思いました。
でも、細かく見るとちょっと複雑ですね。
時間の設定は、修学旅行とあるので、祐一に再会する前ということでいいんですよね。
私のイメージでは、このころの舞は魔物を激しく忌み嫌っているので、
「夜気が静かに微笑んでいる」とか、魔物の囁きを「自分の本当の想いなのだと分かっていた」
ということはありえないのですが、このSSを読んで、こういう考え方もありかなって思いました。
ある部分では魔物に共感できても、祐一を待つために意地になって魔物と戦っているという不器用な
舞というのも、舞らしくていいなぁと思いました。
- 0043 そして彼女は英雄になった (採点:0)
- あはは。確かにこれは名作ですね。
3なる者があまり活躍してないところが面白いです。
最後の眼鏡の少女は、何かをモデルとして使っているのでしょうか。
一般的な生徒の描写としては具体的すぎると思ったので。
舞を同情する眼鏡の生徒が誰かわからなかった点だけが残念です。
- 0050 月と涙と微笑みと (採点:1)
- あゆが他の人のために最後のお願いを使う場面のお話ですね。
私は、この場面のあゆは語られないからこそ格好いいのだと思っているので、
この場面をメインにしているSSはあまり好きではないのですが、
このSSは、あゆの気持ちがしっかりと書かれていて、説得力があると思いました。
すてきなSSを読ませて頂いてありがとうございました。
- 0051 始まりへの眠り (採点:0)
- 川澄親子のSSですね。とてもおもしろいと思いました。
ただ、題名から判断すればこの後母親は生き返るんでしょうけど、
話の雰囲気と若干の違和感を感じます。
母親の心情が中心で、舞の心理描写が少ないので、母親と一緒にいたいという舞の気持ちがあまり
伝わって来なかったからだと思います。
Kanon本編に続く、というよりも、読みきりの舞の母親のSSという印象を受けました。
- 0052 消える (採点:0)
- 最初このページを開いたときに、文字数がきれいにそろってるなと思ったんですが、
まさかそれがネタになっているとは思いませんでした。
1kbならではの作品ですね。インパクト大です。
ただ、祐一の女性観がゲームと違いすぎてどうしても受け入れられません。
文字数で勝負しているのだから、内容を気にしても仕方が無いのかもしれませんけど。
でも、それならば、当り障りの無い話題の掛け合いの方が良かったと思います。
- 0055 カノンジャー (採点:0)
- 「夕刻」というフレーズが出てくるまでは、完全に戦隊物だと思ってたのに。
見事に騙されました。まさかジャーとは。
作者さんのセンスですね。
- 0056 三歩分の距離 (採点:1)
- 理想的な3人ですね。佐祐理さんがいい味出してます。
祐一が舞のそばに寄ったことで、佐祐理さんだけが3歩分だけ離れてしまわないか心配ですが、
彼女にとってはそれが幸せということなんでしょうか。
3人の性格や役割がしっかり描かれいて、舞エンド後のSSとしてとても説得力があると思いました。
- 0086 いつか忘れた彼女の手紙 (採点:1)
- 栞は本当に香里のことが好きなんだなあと、改めて認識させてくれるSSでした。
ゲーム本編の裏でもやっていそうなエピソードですよね。
もし香里がこの手紙を見つけていたら、すぐに嘘だらけと見破りそうですけど。
優しい雰囲気が、読んでいてとても心地良かったです。
- 0087 温もりを感じて (採点:1)
- 1Kbという制限の中で、祐一とあゆの2人の立場で書かれているというのはすごいと思いました。
そんな離れ技をやっておきながら、話の内容もまとまっていて、ほのぼのとした雰囲気がこちらまで
しっかりと伝わってきました。
不審人物がお決まりの挨拶というのも祐一らしくていいですね。
それにしても、2人ともが「今日もデート」と言っているあたり、相当のバカップルですね。この2人。
- 0112 いっぽ。 (採点:1)
- あゆが遅いよ、と文句を言いながらも、すぐに次の話を振っている場面で思わず笑ってしまいました。
描写が丁寧で、行間の取り方も良く、とても読みやすかったです。
あゆの性格がよく現れていて、とてもきれいなお話だと思いました。
- 0126 名も知らぬ貴方へ (採点:0)
- とてもきれいな文章で書かれて入て、描写も丁寧で読みやすかったです。
治らない病による心労の描写が、特に上手だと思いました。
ただ、ストーリーにもうちょっとオリジナリティーがあった方が良かったな、とも思いました。
- 0134 干し柿 (採点:1)
- 健気な真琴がかわいいですね。
悪気の無い真琴のいたずらというのは一番たちが悪いかもしれないですね。
あまりに純粋で怒るに怒れない。
オチ以外の部分も、秋子さんの優しさとか、真琴の不器用さがよく出ていて良いと思います。
ちゃっかり祐一が意地悪なのもポイント。
ただ、最後で真琴が泣きじゃくるという点だけが、違和感を感じました。
真琴はなんで泣いたんでしょうか?
秋子さんに叱られたのかな?
理由が理由だけに、叱られることはなさそうだけど。しかも相手は秋子さんだし。
でもその部分が謎だったとしても、とても良いお話だと思いました。
- 0144 彼黙り (採点:2)
- 秋子さんの人となりが良く表れていて、本当に素晴らしいお話だと思いました。
こんな秋子さんに育てられたから、名雪がおっとりとした性格になったんでしょうね。
家族を思う秋子さんの心が、とてもきれいに描かれていると思いました。
- 0150 さきっちょだけですけれども (採点:0)
- 話全体の雰囲気がとても良いと思います。
ただ、「えろい」という表現はこのSSの中で一つだけ浮いている様に感じました。
あとは、狙ったかのような題名が、ほのぼのとした話の雰囲気にそぐわない気がしました。
でもストーリーは大好きです。
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