○hsy さん
- 06 下手れ (採点:6)
- 好きではあるんだけどどうしても「ありがちな話だよね」と言いたくなってしまう。
ありがちな展開は嫌いではないんだけれど、もうちょっと文体なりキャラ造形なりに凝ってほしかった。
- 09 茜色の先 (採点:7)
- 好きだけれど、小説っぽくない。描写が少なく、漫画っぽいというか詩っぽいというか。でもなんだかんだで好きなのでちょっと高めの点数になっちゃってますが(笑)
言語センスとかラストのどうしようもない展開とか、凄くいいなあと思いました。
- 21 雪見酒 (採点:9)
- センス良いなあ。謎の全てが明かされるわけではないけれど、小粋に纏まっている。格好良い、面白い。
- 24 放浪鯨 (採点:10)
- 問答無用で好きです。
- 29 衛星軌道上のありす (採点:7)
- キャラクター造形が面白い。反面、風景描写がほとんどなくて雰囲気があんまりよく伝わってこない。短編部門向きのネタだったんじゃないかな、と思います。
- 39 メガネとピエロのための漸進的狂想曲 (採点:8)
- 展開が二転三転して凄く面白かった。最初の掴みからして巧い。
その分、ラストがありがちというかお約束すぎてちょっと拍子抜け。
- 51 野辺送り (採点:10)
- この分量でこんだけ密度のある世界を書けることがまず凄い。
芒の音や、夏の草の匂い、雨の感触まで伝わってきそうな勢い。
きちんと描写が出来ている作品はやっぱり良いです。
- 81 ずっとずっと前から (採点:10)
- ありがちなネタなのに、どこか私にとって抵抗できない部分があるみたいで、なんか悔しい。惚れてしまいました。
描写も文章の流れも丁寧で、唐突だったり薄っぺらだったりってことがなくて、素敵。
- 82 あまいあいまいなあいまに (採点:4)
- 気持ち悪い話をやりたかったのか、気持ち悪くても綺麗な話をやりたかったのかよくわかりませんでした。
どちらにしても、起承転結の起承までしか無いような、なんだか物足りない作品。
- 96 走るッ! (採点:6)
- これ、小説ではないですよね。描写がほとんど無い。ただ、小説ではない、こういう形式の作品として割り切って読むと凄く面白くて、個人的には好きでした。
紹介文に偽りなしというか、馬鹿で爽やかで、素敵です。
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