「大した分析力やな」
コピーして配られた芽生のレポートに、晴は本気で感心していた。
「こいつがうちに入ってくれてたら、私の後継者を任せられたんやけど」
「出来の悪い姉の方ですみませんでした!」
「なーに、姉もいずれは同じくらい優秀になると期待してるで」
「ううう、無茶ぶり過ぎる……」
「何にせよありがたいことやで。妹ちゃんにお礼言うといてな」
「は、はいっ!」
立火に返事をしながらも、花歩はちらりと夕理を見る。
厳しいことを書かれていたが……
次の曲に自信があるのか、落ち込みはしていないようだった。
さらにアンケートの結果や動画へのコメントを元に、ああだこうだと反省会をしていく。
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問4 今回のライブで悪かったところを教えてください
・転んだ子
・最後の曲がつまらない Westaらしくない
・責めるわけではないですけど、誰かのせいで藤上さんのセンター曲がぶち壊しでしたね いえ責めてはいないです(一年六組の生徒)
・四曲目の桜夜先輩 やる気あるんですか? 藤上さんに謝ってください(一年六組の生徒)
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「六組の連中こえーよ!」
つかさが軽く悲鳴を上げ、姫水は困り笑いを浮かべている。
ここまで書かれるとさすがに夕理も暗い顔で、ついでに桜夜も落ち込んだ。
厳しい意見を受け止めながら、立火が腕組みして晴と話す。
「まあ私も含め、一日目は言われてもしゃーない。校内の評価を挽回できる機会があればな……」
「ラブライブが終わるまでは難しいですね。次は九月の文化祭でしょうか」
「うーん、相当先やな。ラブライブを見てくれるのを期待するしかないか」
中には好き勝手なことを書いてくるファンもいる。
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問5 その他気になる点があれば教えてください
・小都子ちゃんの髪型はダサいと思います
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「ううう。やっぱり髪、降ろした方がええんでしょうか」
「小都子に似合ってるから大丈夫やって!」
「あの、裏方については何かないですかね」
「ん? 確か二日目のアンケートに……」
花歩に聞かれ、立火が記憶を頼りに探し出した。
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問3 今回のライブで良かったところを教えてください
・案内の子が元気で好感が持てました。
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花歩は遠い目をする。
「まあ普通に考えて勇魚ちゃんのことですよね……」
「そ、そう決め付けへんでも。二人ともってことにしとこ?」
「後で、勇魚ちゃんにも教えておきますね」
姫水が嬉しそうに胸に手を当てる。
勇魚は入部して以来こちらに入り浸りだったので、今日はボランティア部に行っている。
手話の練習をするのだそうだ。
一通りの反省は終わり、立火が総括する。
「もらった意見も大事にしつつ、私たちの進みたい方へ前進あるのみや!
てことで、次は予備予選の曲やけど……」
部員たちの目が向いた夕理は、少し息を吸う。
また不評に終わることが、怖くないと言ったら嘘になる。
自分に才能なんてないのかもしれない。
でも挑戦のチャンスをもらえるなら、決して逃げたくはなかった。
(音楽のジャンルは広大無比)
(私の好きとみんなの好きが、可能な限り一致する曲が、きっとあるはずなんや)
その一致点を、昨日一日考えた結果を……
息を軽く吐いてから、夕理は顔を上げて皆に告げた。
「次は、ラブソングにしようと思います」
最初に反応したのは桜夜だった。
にこにこ顔で立ち上がり、馴れ馴れしく夕理の肩を抱く。
「夕理~、ようやく私にデレてくれたんやな」
「は? 言ってる意味が分かりませんが」
「またまた、ラブソングやろ? 乙女の切ない思い! 胸のときめき! 私のためにあるようなもんやろ!」
「でも木ノ川先輩が一番好きなのは自分自身ですよね」
「何言うてんの!? 当たり前やないか、こんなに可愛いんやから!」
「もう黙っててくださいこのナルシスト!」
賑やかな二人の一方で、立火は内心で汗を流していた。
(ラブソング、めっちゃ苦手……)
しかし夕理に任せると言った以上、頑張って恋だの愛だの歌うしかない。
それに、大きなプラスも一つある。
そして姫水も、気まずそうに眼を逸らしている。
(私に歌う資格があるのかしら……)
つい先日、親友に芽生えた恋心を妨害してしまったというのに。
その二人以外には好評で、晴もうんうんとうなずいている。
「ようやく夕理も世に迎合するようになったか。結構結構」
「変なこと言わないでくださいっ! 私が書きたいから書くんです!」
反論しつつ、夕理は鞄からコピー用紙を取り出した。
「曲のイメージも何となくできていますが、まずは歌詞だけ持ってきました」
筆が速いのは夕理の長所である。
きっちり清書された文字の列に、全員が目を通していく。
つつつ、と夕理が小都子に近づき、期待を込めて話しかけた。
「どうでしょうか小都子先輩、結構自信あるんですが!」
「うん、まあ、ええ詞とは思うけど……」
『友達に囲まれる あなたの横顔を
遠くから見つめるdistance
でもね 時に私を見てくれて
向けられる笑顔に 溶けていく私の頑なな心
あなただけが私の太陽』
「これ全部、つかさちゃんのことやんな?」
「………」
小都子から紙を受け取った夕理が、改めて自分の歌詞を読んでいく。
読む間に、茹でダコのように真っ赤になっていった。
桜夜が手のひらを返し、紙を机の上に放り投げる。
「アホらしい……。なんで夕理の個人的なラブをソングせなあかんねん……」
「ち、ちゃうんです! 私は決してそんなつもりでは……!」
弁解する夕理の隣で、立火がおもむろに立ち上がり、つかさの肩にぽんと手を置く。
「自分、ホンマ罪な女やなあ」
「うわあ、あたしへの愛を全員に歌わせるとか……。どんなプレイやねん」
「ちゃうねんつかさ! 断じてそういうつもりで書いたわけではなくて!」
はっと部室を見渡すと、全員がそういう前提で歌詞を読み直している。
夕理は大慌てで、全ての紙を奪い取った。
「撤回! 撤回します! すみませんでしたぁぁ!!」
* * *
曲が白紙に戻ったので、その後は他校の研究などをして部活は終わった。
気落ちして昇降口へ歩いていく夕理に、花歩が話しかける。
「ねーねー夕理ちゃん。途中までしか読めへんかったから、もういっぺん見せてよー」
「アホか、見せられるわけないやろ! こんなん永久封印や!」
そんな二人を、早足で追い越していくのはつかさだった。
「おつかれー」
「あ、つかさちゃん、お疲れ様」
「つ、つかさ! 今日はごめん、変なもの見せて……」
「んー、まあ少しビビったけど」
苦笑しつつも、つかさは不快ではなさそうだった。
「けど部員みんなで読んでツッコミ入れられたってだけで、結構な進歩やない?
去年までなら考えられへんことやろ」
「それは……そうかも」
「じゃ、あたし今日は寄るとこあるから。また明日ね」
姫水を遊びに誘う場所を物色しに行く……なんて、夕理にとって残酷な事実は告げず、つかさは早歩きで去っていった。
花歩は手を振り、夕理も無理に作った笑顔で見送る。
その姿が昇降口に消えた途端、夕理はその場にしゃがんで膝に顔を埋めた。
「なんで私、こんなにつかさが好きなんやろ……」
「いや聞きたいのはこっちやで」
花歩の冷静なツッコミに、何も返す言葉がない。
頑張らなくて良いわけがなかった。
もっともっと努力して、この重い気持ちを減らさないと……。
「花歩ちゃん、お待たせ」
ボランティア部に迎えに行っていた姫水が、勇魚を連れて戻ってくる。
その勇魚の目には、廊下になぜかしゃがんでいる夕理が映った。
「夕ちゃん、今日は一人なん?」
「つかさは用があるって……」
「そうなんや! なら、たまには一緒に帰らへん?」
笑顔で提案する勇魚に、夕理は立ち上がって呆れたように言う。
「全然方向ちゃうやん」
「うちは遠回りしてもええよ! 姫ちゃんも花ちゃんもええやろ?」
「そうね、勇魚ちゃんがそう言うなら」
「私もええよー」
「ち、ちょっと待って!」
勝手に話を進められても困る……のだけれど。
さっそく努力の機会が来たのかもしれない。
苦手な相手とも、もっと交流すべきだ。
そうしてつかさに向き過ぎている気持ちを、少しでも散らすのだ。
「……一人と三人なんやから、私がそっちに行くのが筋やろ」
気が進まない自分を叱咤激励し、夕理はそう了承した。
* * *
「あれあれ! あのバスやで!」
「大声出さへんでも分かったから……」
大はしゃぎの勇魚が、近づくバスを指してぴょんぴょん跳ねている。
夕理は早くも疲れ始めながら、停まったバスに乗り込んだ。
が、空いている席が後方の二つしかない。
「なんや、今日は混んでるなー」
そう言った花歩が勇魚と目くばせする。
二人とも同じ考えのようで、連携してもう二人の体を押した。
「ささ、夕理ちゃんはそちらへ」
「え?」
「姫ちゃんも、どーぞどーぞ!」
「え? え?」
「ほな、ごゆっくり!」
(ええええええええええ!)
姫水とセットで座らされ、夕理は内心で絶叫した。
花歩たちはさっさと前の方へ行き、立ったまま何かを話し始めている。
抗議しようとしたが、バスが走り出してしまった。
(このバス、三十分くらい乗るんやろ!?)
(藤上さんと二人でどうしろと……!)
今のWestaで最も疎遠なのは、間違いなくこの二人だ。
だからもっと交流しろと言われれば、全くその通りなのだが……。
ちらりと隣を見る。
視線に気付き、姫水は優しく微笑んだ。
でも何となく、夕理にはその笑顔が嘘っぽい気がするのだ。腹の底を見せないというか。
今までの部活でほとんど話さなかったのは、それが理由でもある。
結局、最初の五分ほどはお互いに無言で過ごし……
先に口を開いたのは姫水の方だった。
「天名さん」
びくりとする夕理に、綺麗な声が流れてくる。
「さっきの歌詞、参考にもう一度見せてもらえない?」
「な、何やねん! アンタも私を笑いものにしたいの!?」
「別にそんなつもりはないのだけど……」
つい強く反応してしまった。
姫水が礼儀正しいものだから、自分の方が悪い気がしてくる。
何か話すことはないかと探したが、何も思い浮かばない。
この前のセンター曲で迷惑をかけたことを謝るべきだろうか。
でも二回も謝ってるし……などと考えている間に、再度姫水の声が響く。
「彩谷さんのこと好きなの?」
何でこう、答えにくいことを聞いてくるのか……。
嫌そうに横目で見てから、不本意ながら話を逸らす。
「そ、そっちこそ、佐々木さんのこと好きすぎとちゃうの。その点どうなんや!」
「私は、勇魚ちゃんのことを……」
その名前が出た途端、姫水の視界からは夕理が消えた。
バスの前の方で、覚えたばかりの手話を花歩に披露している幼なじみ。
その姿だけを瞳に写し、姫水は静かな声で言う。
「率直に言って、天使だと思ってる」
「………」
「うん、まあ、引かれるとは思ったけど」
ドン引きしている夕理の隣で、少し寂しそうに姫水は笑う。
今回は、あまり嘘っぽくないように夕理には見えた。
「誰にも汚してほしくないの。もちろん私自身にも。
ずっとあのまま、恋なんて二度と知らずに、今の勇魚ちゃんでいてくれたらいいのに……」
勇魚しか見ていない彼女に、少し考え込んでから、夕理は相手の顔を覗き込む。
「それって、一生独身でいろってこと?」
「ま……まあ、現実的なことを言うとそうなるのかな」
「相手にそんなことを求めるって、かなり最悪の部類のエゴやと思うけど」
「そうね……本当にその通りね」
自嘲気味に言ってから、ようやく姫水の顔は夕理へと向いた。
「あなたはどうなの? 彩谷さんに好きな人ができても、あなたは平気?」
(その相手、アンタになりそうなんやけど)
とはさすがに言えず、夕理は膝の上で拳を握る。
ここ最近、ずっと考えていたことを、そのまま口にした。
「嫉妬は悪や」
「え……」
「およそ何の建設性もない、ただ醜いだけの感情や。
そうでなくても私はつかさに迷惑をかけてるのに、その上嫉妬心だの独占欲だのを持つなら、もう本当に救いようがない。
そんなことになるくらいなら、切腹して死んだ方がいい……」
(天名さん――)
初めて、姫水の中でほんの少しだけ、夕理が現実感を持ちそうになった。
潔癖な子とは知っていたけど、ここまで厳しく律しているとは思わなかった。
それと同時に……
「藤上さん?」
姫水は大いにダメージを受けて、膝の上のバッグに突っ伏していた。
不思議そうにしている夕理に、バッグの隙間からうめき声が漏れる。
「この前ね……。勇魚ちゃんが岸部先輩のことばかり話すから、私ちょっと嫉妬しちゃって……」
「え……あ、そう……」
「やっぱり私、切腹しないと駄目?」
「あ、いや、私がそう思ってるだけで。他人に押し付ける気はないから!」
ゆっくりと顔を上げ、苦笑する姫水は何だか弱々しい。
でももう完全に、嘘臭さは感じなかった。
「天名さんは、自分に厳しいのね」
「他人に厳しくしてるのに、自分に甘くしたら単なる人間のクズやろ」
「まあ、そうかもね」
会話が途切れた。
数分が経過した後、夕理は鞄を開けると、一枚の紙を取り出した。
「読む?」
「いいの?」
「まあ、こんなんでも昨日頑張って考えたんやし……。帰って即ゴミ箱行きなのも悲しいかなって……」
走るバスの中で、姫水は歌詞に目を通していく。
つかさへの想いを赤裸々にされているようで、夕理は非常に恥ずかしい。
それでも、隣の子は笑ったりせず、真剣に最後まで読んでくれた。
二度と日の目を見ないこの歌詞を。
「ありがとう」
「お粗末様でした……」
「天名さんの強い感情に触れて、壁が少し弱まった気がする」
(えっ? 何この人、中二病?)
わけの分からないことを言った姫水だが、すぐに今度は実務的な話を始める。
「曲のイメージはできているけど、この歌詞は使えないのよね?」
「まあ、作り直しやな……」
「私が歌詞を書いてもいい?」
「は!?」
いきなり人の領域に踏み込んできた。
うっかり下げていた警戒レベルを、再び上げる夕理である。
「ち、ちょっと思い上がりすぎやろ! 何でもできるからって……」
「打ち上げの時に挑戦と言っていたけれど、その資格は部員全員にあるんじゃないの? それとも……」
と、姫水の目が少し細くなる。
「私の歌詞にあっさり上回られるのが怖い?」
「はああ!?」
こんな煽ってくる子だとは思わなかった。
混乱の中、イメージとの違いに思わず抗議する。
「せ、性格のいい優等生とちゃうかったん!?」
「目的のためなら、多少のキャラ変更はしてみせるわよ」
(何やねん、この人!)
「姫ちゃんも夕ちゃんも、仲良くなったみたいやな!」
「いやちょっと険悪ぽかったけど……」
気付くと、勇魚と花歩が前の座席にいた。
いつの間にか、前の人は降りていたようだ。
「何の話してたん?」
「次の曲の歌詞、私に書かせてくれって頼んでいるところ」
「まだOKは出してへんで!」
「へ、へー」
花歩は動揺しながらも、それ以上は何も言おうとしない。
それに少しむっとして、夕理の口調は問い詰め気味になった。
「花歩も作詞に興味あったんとちゃうの?」
「あ、あははは。私が姫水ちゃんに勝てるわけないやん……」
「あっそ」
声に侮蔑が混じるのを、どうしても止め切れなかった。
花歩は笑顔を貼りつけたまま、視線が少し下を向く。
「……藤上さん。書きたいんやったら書いてみれば」
「そ、そう。じゃあ挑戦してみるわね」
当てつけのような夕理の了承に、姫水は花歩を気遣いながらも受けるしかない。
気まずい雰囲気に、勇魚だけが明るい声を出した。
「ねえねえ、うち手話教わったんや! 二人とも見てみて!」
* * *
駅から停留所を二つ過ぎ、姫水たちが降りるところまでご一緒してしまった。
「駅まで歩いて10分くらいよ」
「分かった」
「ねー夕ちゃんー。ほんまにご飯食べていかへんのー?」
勇魚に袖を引っ張られる。
善意なのは分かるが、よその暖かい家庭に一人で放り込まれるなんて、考えただけで背筋が凍る。
「どうせ昼は一緒なんやからええやろ」
「勇魚ちゃん、あんまり無理言わないの」
「うう……そのうち遊びに来てね?」
姫水に促され、勇魚の手が渋々と離れる。
その姫水の目が、真っすぐに夕理を捉えた。
「じゃあね、天名さん。今日は楽しかった」
「私は正直、藤上さんのことよく分からへんようになったけど……」
「そう? そんなに複雑ではないつもりだけど」
優雅に微笑む姫水は、また何だか胡散臭くなってきた。
そして別れようとする途端――
「あ、あのっ!」
追い詰められないと行動できない花歩が、ようやく行動する。
「やっぱり、私も歌詞書きたい! 書いていい!?」
「……花歩はほんま決断が遅いねん」
そう言いながらも、夕理はどこか嬉しそうだった。
「なら二人には、大まかなメロディラインを送っとく。評価は厳しくいくからね」
「も、もちろんや! 姫水ちゃん、どっちが勝っても恨みっこなしやで!」
「ふふ。うん、手加減は一切しないから」
姫水が花歩に向ける目もやはり優しい。
釣られて嬉しそうにした勇魚が、深く考えずに手を上げる。
「ならうちも歌詞を!」
「調子に乗らない! 佐々木さんは衣装のデザイン教わるんやろ? そっちを頑張って!」
「あうう。夕ちゃん、先生みたいや……」
笑い声が長居に響く。
今度こそ別れて、夕理は駅へ歩き出す。
振り返ると、姫水のロングヘアが目立った。
話はできたけれど、やはり彼女とは噛み合わない気がする。
嫌いではないが好きでもない、友達の友達という関係が続きそうな気がする。
だって、よく分からないのだから。
つかさは彼女の、どのあたりに惹かれているのだろう。
(顔が綺麗とか、下らない理由でないといいけど……)
つかさが望むなら、いくらでも応援するし協力するけれど。
せめて、納得いく理由であってほしかった。