○Tnhhs さん
- 002 コンクール (採点:4)
- 文章が悪いとか、そういうわけではありません
短編と言えども、話があまりにも短すぎるような気がします
始まる前に終わっているような気がします
もう少し長くしても良いのではないでしょうか?
- 003 NEVER TOO LATE (採点:3)
- 淡々としていて、そのまま何事も無く終わる、という印象を受けました
必ずしもヤマが無ければならないという訳ではありませんが、それにしても淡々とし過ぎている気がします
ほとんど香里の独り言に終始していますから
ですが、それはそれで、一つの書き方なのかもしれませんね
あと、8行目の『なんだかこの前先輩の卒業式をみたいような気がする。』というのは少しおかしいですね
- 004 冬は好き? (採点:7)
- まず、非常に短いことに驚きました
それでいて、それなりに一つの話にまとまっていることが良いです
高得点は狙えないかもしれませんが、私はこの作品は賞賛に値すると思いますよ
- 007 思い出 (採点:1)
- 全てが会話で話が進んでゆき、しかも、完全に読者を置いていっています
『香理』と書いたりしていますし
何も言う事はありませんね
- 010 歩行者優先 (採点:6)
- 美坂チームが3年になって卒業する話ですね
会話と説明に終始して、中身が薄くなってしまっているような気がします
話としては、そんなに悪くないです
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:5)
- 久瀬中心で、羽瑠との関係も含めて、その幼稚園のころ云々というところは面白いです
ですが、主に笑いを取ろうとしていると思われる部分、序盤の斎藤と久瀬と羽瑠の会話あたりが顕著ですが、文章に非常に問題があると思います
まず、間が悪いので、テンポが悪く、冗長に感じられます
あとは、ネタを引き伸ばし過ぎだと思います
問題なのは会話自体があまり面白くないことです
設定は良いのに、勿体無いですね
- 013 名雪のライフスタイル (採点:4)
- コメントし辛いですね・・・
あまりにも普通すぎて、単調すぎて、読み終わっても何も感じませんでした
同じような調子で話がずっと続くからでしょうか・・・?
あと思ったのは、語尾が「・・・だよ」という名雪の口癖(?)ですが、これをあまりに不自然なところには付けない方がいいです
- 015 in the room (採点:9)
- 面白い作品です
『この世界』『現実』『舞台』が恐らくKanonの世界であり、そのKanonの世界から外れている一室(教室)で、Kanon登場人物である祐一と北川がKanonについて語る、といったところでしょうか
月姫で、殺人鬼二人が夜にコーヒーを飲みながら語る、というシチュエーションに似ていなくもないですが・・・
ですが、そんなことは関係無く、実際にここまでの文章を書けるということは素晴らしいです
最後の『さあ、追走曲の、はじまり、はじまり――― 』という一文が、多少芝居がかり過ぎているという気がしないでもないですが、『舞台』と表現されているので適切なのでしょう
舞台が始まる=芝居が始まる、なので芝居がかっているくらいが丁度良いのかもしれませんね
きっとそこまで意識して書かれているのでしょう
読むに値する作品でした
- 016 月色の涙の想い (採点:9)
- かなり良かったです
この短い内容の中にぎっしり物語が詰まっていますね
文体も自然で無理なく読めました
最後の一文は、北川好きの私としては、本当に良かったです
- 017 FREE (採点:7)
- 祐一と北川が二人でバカをやるのは定番ですが、名雪と香里の二人組みでは新鮮ですね
テンポが上手く、無理なく読めました
分からなかったのが、中盤辺りで、『名雪はもともと誰とも付き合ってなんかいなくて』と書いてあるのに、その数行下に『名雪に彼氏がいるという事実』というところです
分からないのは私の頭が悪いからなのでしょうか・・・
- 018 あいとまこと (採点:7)
- 私が真琴があまり好きでないということが得点に影響していると思います
私が真琴好きなら8点でしょう
終わり方が多少気になりました
文章自体は悪くないと思います
というよりむしろ良いです
自然な描写が印象的でした
- 019 Hello, Again. (採点:6)
- 何とも言えません
はっきり言ってしまえば、そんなに悪くないですが、それほど良くもありません
作者が何を言いたいのか、ということがあまり伝わってこない気がします
あくまでも個人的な感想ですが
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:7)
- 全体として、特別に素晴らしいというところは無いですが、安心して読むことができました
最後の段落の名雪が良いですね
あと、香里の手紙の部分が右にずれていて、しかも改行が変だったので、読みにくかったです
- 022 アンバランス (採点:7)
- なかなか良い作品だと思います
ですが、何かが足りない気がします
その「何か」があれば、もっと良い作品になると思いますよ
終わり方が微妙ですね
あと、8行目の『確立』というのは『確率』ですね
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:6)
- 悪くは無いのですが、どこか物足りないです
場所が固定されているのが、良いところでもあり、悪いところでもある、ということかもしれません
始めから最後まで同じ場所、というのは面白い反面、退屈してしまうこともあります
それに、ほとんどが舞の心情です
ですが、こういう書き方だから、これはこれで良いという見方もできますね
その辺りは読む人の好みの問題でしょう
・・・終わりの方の祐一の台詞を見るまで、『私』は香里だと思っていました
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:7)
- 日常のある昼食の場面で、北川の、高校1年1学期の回想をはさんだものですね
特に回想の場面での、北川の視点で書かれた文が予想以上に自然で、とても良かったです
ただ、全体として少し物足りない気がしました
これは私の個人的な趣味ですが・・・
ですが、こういう話は好きですね
あと、【1学年の夏・・・】の14行目『香織』は『香里』ですね
というより、全て『香織』になっていますね・・・
香里の『なによ!?北川君には関係ないでしょ!?』という台詞3行下の『回り』というのは、『周り』ですね
それにしても、名前の誤字は良くないですね
気をつけてください
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:2)
- 地の文が、秋子、名雪、祐一と交錯していて、まとまりが無いです
これは良くないですね
統一すべきです
あと、『…』が多すぎて非常に読みにくいです
『…』は使いようによっては効果的ですが、あまりに多いと読みにくいだけになってしまうので、注意してください
それと、題名から2段落目の最後の行の『目覚ましの仲の俺は、』の『仲』は『中』ですね
内容についてはコメントしません
ただ、短編にしても、あまりにも短すぎですね
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:8)
- 上手いです
何気ない動作や会話、描写などが全く違和感無く織り込まれています
全てを自然に読む事ができます
『幸せなら手をたたこう』という歌が使われていることによる効果が、どれほどなのかは私には分かりませんが、内容もかなり良いです
- 030 12月のアムネジア (採点:8)
- 良い作品です
短編という中で、これほど作品全体に厚みがあるものは少ないです
文章も自然でしたし、内容も良かったです
言うこと無しです
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:2)
- 思ったままを書くべきかどうか迷ったのですが・・・
まず、会話がぎこちないです
次に、祐一のカタカナネタを使いすぎです
あまりに多いと見難いです
さらに、全く話にまとまりがなく、台詞ばかりです
しかも、誤字脱字が多いです
最も気になったのが、ストーリーが無いことです
よく分からないまま始まって、よく分からないまま終わっています
どこにでもよくあるネタを繋ぎ合わせただけのような気がします
以上です
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:10)
- 何とも不思議な作品です
はっきり言うと、話に脈絡が無く、訳のわからないことがかなりあります
ですが、確かなのは、この作品には独特のテンポがあり、リズムがあり、読者を否応無く話の中に引き込む力があるということです
私はこのような文章がかなり好きです
人によって評価が分かれると思いますが、私の中では全作品を通して一番です
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:6)
- 点数としてはあまりよくないかもしれませんが、感想としてはそんなに悪くありません
悪くはないのですが、こう何作も読んでいると、この作品のようにあっさりとしているものは何か物足りなく感じてしまうのです
もう少し、読者を唸らせるようなものが欲しいですね
- 037 猫とともに (採点:6)
- 悪くないです
というより、雰囲気はなかなか良いと思います
話自体も問題無いのですが、どうもあっさりしている気がします
短編なので難しいかもしれませんが、読者としてはもう一歩、読みごたえというものが欲しいです
- 038 PLAY (採点:7)
- 文章は良いのですし、話のテンポも問題無いのですが、内容が少し・・・
序盤から中盤にかけては問題無いのですが、結末と、その付近の表現が少し残念でした
勿体無いですね
あと、どうでもいいことですが、難しい漢字をしばしば使っているにもかかわらず、『一世を風びした映画』の『び』が平仮名だったのが少し気になりました
- 039 さかあがり (採点:6)
- ストーリー全体は、かなり好きなのですが・・・
どうも話のテンポが悪いような気がします
中盤から終盤にかけて、祐一と美汐の会話を中心に描かれていますが、地の文の表現にもっと工夫を凝らしてみてはどうでしょうか
地の文が話の流れにブレーキをかけているように感じます
取り合えずは、そこを何とかすれば、もっと良くなると思いますよ
- 040 青い空を見上げて (採点:8)
- 最初は地の文が、ですます調なのが気になっていたのですが、読み進めていくうちに、ようやくその意味が分かりました
なるほど、この文章にはぴったりです
とても感心しました
特別にインパクトがある訳でも、何か大きな事件がある訳でもなく、ただほんのり暖かい文章に惹かれました
素晴らしいです
- 044 − 光幕 − (採点:7)
- 4年後の、夜のものみの丘という設定は面白いです
ですが、あと一歩という気がします
もう少し、話の内容を密にするといいかもしれませんね
- 047 あゆの風 (採点:5)
- 悪くは無いのですが、どうも中盤あたりが、わざとらしい過ぎるというか何と言うか・・・
微妙ですね
あと、23行目の『拭ける』というのは『耽る』だと思いますよ
- 049 時計の針 (採点:7)
- 話の構成自体はしっかり考えられていて面白いと思います
ですが、読んだ感触がいまいちなのは何故なのか分かりません・・・
文体や表現が私に合わないだけかもしれませんが
その辺りがもう一歩良くなれば、随分と良い作品ができると私は思います
- 051 むかしばなし (採点:4)
- 何とも言えませんね
『・・・でした。』が多すぎて読みにくかったです
内容についてはコメントしません
『「それでは、この兎を彼女に直してもらいましょう」』この『直す』は意図的なものなのか、ミスなのか分かりません
直すだとしたら、このディレクターは・・・
『結局、女の子は自分の街へと帰っていったのでした。』ここは『女の子』では無く、『男の子』ではないでしょうか
- 052 Verte aile 〜ヴェル・エール〜 (採点:6)
- 斬新ですね
評価が分かれる、というより、あまり大衆に受け入れられない気がしますが
以下はあくまでも、私の個人的な感想です
第一印象は、現代文的な書き方だ、ということです
文の調子や、しばしば例を挙げて表現するところがそうです
作者が何を意図して、このような書き方でこの作品を書いたのか分からないので、はっきりとは言えませんが、これは失敗しているのではないか、と思います
まず、いくつかの段落があって、前後にあまり関係無いものもあり、それらはほとんど独立していると感じました
それを一つの作品の中に収めることで何が言いたかったのかが分かりませんでした
何かもっともらしいことが、言い切りの形で書かれていますが、何が言いたいのか本当に分かりません
要するに、話が一貫していなく、結局この作品全体としての核が隠れていて分からないのです
そして、それは、このややこしい現代文的な書き方に原因があるのではないでしょうか
読者不在の、独りよがりの自己満足の文章、と思えないこともありません
それとも私の理解力の低さに問題があるのかもしれませんが
その場合は指摘してください
- 053 散葉咲華―another home― (採点:7)
- あゆの心情などを多彩な描写で表しているのが、とても印象的でした
ただ、描写は美しいのですが、その量が多すぎる気がします
そのせいで話のテンポが悪くなっていて、読んでいてもなかなか進まず、じれったくなってしまいました
その様々な描写を文章の流れに上手く乗せれば、もっと良い作品になると思います
- 054 another grey day in the big blue world (採点:7)
- 私が美汐好きなことを差し引いても、なかなか良い雰囲気の作品だと思います
文章も無理なく、自然に読むことができました
ただ、タイトルが意味することがはっきり分からないので、個人的には少し気になります
- 056 写真のわたしと今の (採点:8)
- 7か8か迷いましたが、結局8にしました
この作品の最も良いと思ったところは、よくまとまっているところです
今まで読んできた作品は、短編というせいか、まとまっていないものが多かったのですが、この作品は本当によくまとまっていて感心しました
それが8にした理由ですが、7しようかと思った理由は、まず、空白が多すぎることです
『…』と同じく、使いようによっては効果的ですが、あまりに多すぎると読みにくいです
あと、最初と最後にゲーム中に出てくる書き方と同じように(最初は型だけですが)書かれていますが、あれはわざわざ同じ書き方をしなくても良いのではないでしょうか
最初の方はともかく、最後の一文は無い方が良いのではないか、と思います
ゲームとのつながりを持たせたかったのかもしれませんが、無い方が自然です
・・・まあ、これは私の個人的な思いですので、無視してもらって構いません
- 057 miss understand (採点:7)
- いかにも香里らしくて良いですね
ですが、あと一歩というところでしょうか
もう少し何かが足りない気がします
- 059 相沢祐一のお料理教室 (採点:7)
- 設定が面白いです
秋子さんは料理下手ということから始まり、ジャムについて、夫についてなどに触れているのも良いです
文章自体は特筆すべきものはあまりありませんが、そのネタを評価しました
あとは、一定のまとまりがあったことです
関係無いですが、7行目の『いつもどうりの』は『どおり』の方が適切ですね
- 061 ばかんす (採点:1)
- 思ったままのことを書きます
まず、舞、佐祐理の突拍子も無い行動で、うけを狙っているのかもしれませんが、外れているように感じました
その意味も無くハイテンションなノリで読者を置いていっているように感じました
あと、やはり一弥のネタはいただけないですね
まあ、これは私の個人的な感想ですので、あまり気にされなくても結構です
- 062 さくらのころ (採点:7)
- 面白いです
内容が目新しいですし、読みやすいです
それに、最後もなかなか良いです
- 065 送り火/狼煙 (採点:5)
- コメントしづらいです
結局、独特な話の流れを掴むことができなかったので、正直に言うと、点数をつけるのが大変でした
私には分かりませんでした
- 066 1M (採点:6)
- 中盤の美坂チームの会話が面白かったことと、タイトルがなかなか良かったので、この点をつけました
問題なのは、下にも挙げていますが、文章です
名雪の一人称であるせいか、どうもテンポが悪く感じてしまうことと、ミスが多くて読みにくいことです
ミスなど大したことではないですが、数が多いと読む気をそいでしまうので、注意してください
中盤あたりで『まだ痞えている物は取れないでいる。』の『痞えている』は、あまりに使われない文字なので、非常に読みにくいです
そのあたりは作者の自由ですが、滅多に使われない漢字は使わない方がいいと思います
終わりの方の名雪の台詞で『「っそ、そんなことないよ。丈夫だよ、起きてるよ」』の『丈夫』は『大丈夫』でしょうね
あと、改行のミスがかなりありませした
何でもないところで改行してあったので、読みにくかったです
- 069 金魚 (採点:6)
- 悪くないです
ただ、北川の描き方が良かったには良かったのですが、私にはすこし合わない気がしました
これは、ただの私の個人的な趣味ですが
- 070 前を向いて (採点:7)
- 人形を探したときの話や、7年前との絡みなどの、人形を中心とした場面が良かったです
ですが、それを挟む現在の話がいまひとつ物足りない気がしました
名雪の描写が少しありきたりな気がしたからかもしれません
まあ、私の個人的な感想なのですが
- 071 風よ魔法をはこべ (採点:9)
- 結局『私』は、あゆが登っていた木のことだったのでしょうか
ゆったりした文章の流れと、どことなく渋い『私』がとても印象的でした
私はこのような文章に弱いです
余談ですが、私の書く文体にどことなく似ていて、共感しました
- 073 親友体制 (採点:7)
- 話は面白いと思いますし、文章も悪くないです
ですが、終盤の祐一と舞のやり取りが、何とも言えませんでした
全体としては、なかなか良かったと思います
- 075 始まりの日 (採点:6)
- ところどころに良いと思うところはあったのですが、全体的に多少、冗長、じれったい、わざとらしい、といったところがあったので、この点数です
上の言葉だけでは分かりにくいかもしれないので、少し説明をします
例えば、祐一がクッキーを出す場面です
そのクッキーの話自体は面白いものなのですが、その辺りの表現が、どうにもテンポが悪いのです
折角良い作品なのに、主に文章表現などで損をしていると思いました
- 077 盲目考察 (採点:8)
- 多少理屈っぽい気がしないでもないですが、話としては非常に面白いです
この『盲目考察』という題名からすると、理屈っぽい云々というのは合っていると思いますが、そのせいでいくらか読みにくくなっているかもしれません
まあ、その辺りはこの作品の持ち味なので気にしませんが
良い作品だと思います
- 078 反転少女 (採点:5)
- なかなか面白いところもありましたが、如何せん、よくあるネタですから
よほど上手く書かないと難しいですよね
悪いと言っている訳では無いのですが、もう二捻りくらいほしいところです
あと、何故トランプマンなのかが、かなり気になりました
- 081 ボーイフレンド (採点:6)
- 全体としては良い雰囲気ですね
文章がほんの少しぎこちない気がしないでもないですが、流れとしてはとてもいいです
ただ、変換ミスなどが少し目立ちました
本当に大したことではないのですが、あまり多いと気になってしまうので気をつけてください
私が見つけたものを下に挙げておきます
『「ははっ、悪かったって。それに、かわいい格好してるじゃないか。その格好に起こった顔は似合わないぞ」』ですが、『起こった』は、まずいですね
あと、題名から2段落目の5行目『・・・いつもとは違うと言う事・・・』の『言う事』は少しおかしいですね
その34行目の『・・・それこそ麺からピザの生地まで自分で作れると言うすごい人だった。』の『言う』も『いう』の方が良いと思います
さらに、題名から3段落目の18行目『ただやけいを見て・・・』は『夜景』ですね
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