ときめきメモリアル2 プレイ日記


ネタバレしまくりです。ご注意ください。

ゲームの感想

プレイ日記
1stプレイ・赤井ほむら(11/30)
1stプレイ・陽ノ下光(12/2)
3rdプレイ(12/9)

以下面倒になったので感想のみ(^^;
3rd 白雪美帆(12/9)
4th 八重花桜梨(12/17)

5th 水無月琴子(2/9)
6th 華澄先生狙いで向日葵
7th 麻生華澄(2/12)
8th 隠しキャラ○○ ○○(2/24)
9th 寿美幸(4/29)
10th隠しキャラ○○○ ○○(4/29)
11th一文字茜(5/14)
12th隠しキャラ○○ ○○○(5/14)
13th伊集院メイ(6/14)
14th佐倉楓子 プレイ日記(6/14)

追記


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先生


ゲームの感想


○総評
ときメモ2にあらず、「ときめきメモリアル・ひびきの版」と言った方が正確です。
進化とされていた部分が実際は大したことがなかった。それ以外はほぼ前作のマイナーバージョンアップなので、前作を楽しめた人はまあ楽しめるんじゃないでしょうか。私は改めて「ときメモって面白いなあ」と思いました。


○大したことなかった点

・EVS
「ここまでやるか!?の超スゴ音声実現」とか書かれていた割に、期待ほどのものじゃなかったって感じですねえ…。
単体で聞けばそれなりに自然だけど、台詞中で使われるとどうしても浮いてしまう。
(1)文脈や雰囲気、ときめき度に関係なく、判で押したような同じ発音。(2)自然といってもさすがに声優さんの感情がこもった発音には及ばぬ。(3)私の名前だけかもしれないが、呼びかけるところだけやたら早口。(4)呼びかけの前後に微妙な間がある。…等が理由。
まあ技術的にはこれで精一杯、よくやった方なんでしょうが、普通にプレイしてて「不自然に聞こえてしまう」のは痛いです。そのうち切るかも(^^;
それでも1がリメイクされてめぐめぐが名前呼んでくれるなら買います(笑)

・キャラクター思考ロジック
どのへんで思考してたのか全然わからん(^^;
女の子が好意を持つと自分に合わせてパラメータを変えてくれる、ということだけど、プレイ中には全然見えてこないし、進路が変わるだけならそう大したことでもないしなぁ…。
匠や純一郎が好きになる相手も内部では思考しているのかもしれませんが、プレイヤーから見ればランダムで決めるのと大差ないです。

・演出、デート
『映画的な音効』。途中でBGMが切れて、代わりに人の声やざわめき等の効果音が鳴るというもの。そりゃリアルな環境を再現してるかもしれんが、正直言ってやはりBGMがないのは寂しい。ときメモに求めてるのはリアリティでなくてゲームとしての楽しさなのだが…。
それ以外にも全体としてBGMが大人しめ。明るく賑やかなイメージが強い2でこれは気分の盛り上がりを削ぎます。音楽はOP以外は前作の方が遙かに上。

『瞳の動きによる感情表現』。なんか光ちゃんがデートのお礼言うとき視線逸らすんですけど。こっちを見ろぉ!(要するに上手く使われてない)

『天気』。「デートが雨で潰れる」というマイナス要因が加わっただけ。ストレス溜まるー! やけに雨が多いし。熱帯雨林気候かここは…。

・幼年期
これはまだ幼年期がトリガーになるのイベントを見てないので保留。
幼年期自体はやたら操作が引っかかるしイベント起きないし走る音がうるさいしで今ひとつ。


○良くなった点

・キャラ同士の横の繋がり
前作ではほとんど「主人公と女の子or好雄の一対一の関係」でしたが、今回は光−琴子、ほむら<>メイ、美帆−真帆、華澄−舞佳、そして主人公−匠−純一郎と人間関係が設定されており、学園生活を送っているという感じが出てます。
特に感動したのは純一郎のためにダブルデートを組む主人公。前は好雄を一方的に利用するだけだったからなぁ…。やはり友のために何かするというのは良いものですな。これが青春だっっ!!
光−華澄は物足りず。ほむら−茜、美帆−美幸、八重−楓子も何かほしかった。

・絵
いや、個人的な好みですけど(^^; アニメ絵好きなんで。
まあ上手いってほどじゃないですが、少なくとも光ちゃんと華澄さんは実に可愛く&美人に描かれてると思います。正直言って光ちゃんには絵で墜ちたようなものです。くぅー可愛い!
別に前作の絵が嫌いってわけじゃないし、前作の方が好みという人もいるでしょうが、前作でこの絵だったら少なくともめぐめぐがヘルメット呼ばわりされることはなかったでしょうコンチクショー!

・私服
増えました。素直に嬉しい。

・呼び方変更
ドラマシリーズからの引き継ぎ。ときメモならではですねー。
特にほむらに「赤井さん」は全っ然似合わないので重宝。めぐめぐも「愛ちゃん」と呼びたかった…。

・L2ボタンで台詞がすっ飛ばせる
今回一番の改良だと思います。(笑)
同じ台詞の繰り返しや、狙ってないキャラのイベントに遭遇しても非常に快適。
ダブルデートやクリパなど、前作ではルーチンワークで鬱陶しかった部分もサクッと飛ばせます。


○その他変化

・セリフ量
電話の応対やデート前のやりとりが増えた一方で、下校中の会話やアルバムモードでのボイスが消えました。前作で存在したものが減らされてしまうのはやはり印象ダウン。これが理由で、「2は1のパワーアップ版」とはちょっと言えぬ。
出会いイベント等もなんだかボリューム少ないし、CD5枚も使ってるんだからこういうところをこそボリュームアップして欲しかったのですが…。

・ポリゴン
別にどうでもいい…前作と変化をつける意味では良かったのかもしれませんが。

・パラメタ関係
文・理・芸の学問系パラメータが上がりにくく、しかも大学合格レベルは前作より上がってるので、前みたいに簡単に学年トップ&一流大学合格とはいきません。リアルといえばリアル。
爆弾はつきにくくなりました。下手すると年1回のデートで十分。お誘いも少ない。
スリルがなくて物足りない面もありますが、そういう場合はn股かけろということですなヾ(^^;

・キャラクター
追記で。





プレイ日記


・1stプレイ ほむらっち

事前情報では会長キックの衝撃によりほむらが一押しでした。

とりあえず起動。
「覚えていますか?」
センチかいっ!
(注:センチメンタルグラフィティの発売前キャラクターCD*12では、各キャラの「覚えていますか?」で始まっていたんだりゅん)
(個人的に思い出なんていう「これからの努力ではどうにもならない」ものがキーになるのは卑怯くさくて嫌なんだりゅん。ときメモはセンチやKanonじゃないんだからさー。まあ幼年期の思い出はあくまでおまけと聞いていたのでいいかと思っていたら…最初からこれかい)
オープニング。OVAで既に見たけど、やっぱりいい歌ですー。光ちゃん可愛いですー。でもテロップが邪魔。前作みたいに偶数巡目はテロップ消える仕様はなしか…。
EVSで少し遊ぶ。「越前」をまともに発音してくれない。やりやがったな! 自分の名前はまあまあ。光ちゃんで設定。

幼年期RPG。な、なんじゃこりゃ…。何度話しかけても「内緒だよ」。お前らグルになって何を隠してやがるっ!
結局毎日毎日夕方まで徘徊するだけで、無駄に時間を過ごす羽目になりました。萎え〜。
縁日で光ちゃんに指輪を買う。実にそのまんまな展開。
華澄お姉ちゃんに連れられ遊園地へ。中学生にしては老けた声…ゲフゲフン。ていうかあんな人間の出来てる中学生いねえよ!(笑)(大学生版とキャラ変わってないだけと言えばそれまでだが)遊園地に三脚まで持ってくるとはマメな人だ…。
記念写真の光ちゃんはどうにも詩織に見えますなー。
突然の引っ越し言い渡しにこちらまでショック。で、問題はここから。
泣きながら追いかけようとするミニ光ちゃんのムービー。むっちゃ出来いいです。くっっはぁ!って感じでした。
声なしなのがまたいいですね。タルいと思ってた幼年期の最後にこんな罠が待ち受けていようとは…見事に轟沈。
そしてオープニングへ。この演出は見事。
本編スタート。

ひかりんとの再会は結構あっさり気味。まあこれ以上凝られたらマジで光ちゃん以外狙えなくなりそうだし(^^; 事前に電話連絡でもしてあったのでしょう。
ここの「○○ちゃん」EVSはかなり自然。

「ワシがこの高校の校長、爆裂山である!」
ああっ、誰もが思いつく男塾ネタを本編で!(笑) 意外とお笑い系の声。
『恋愛』と聞いてひかりんを思い浮かべる主人公が意味不明。ここで恋愛感情持っているとは思えないし、後になると鈍感のくせに。

育成スタート。雑学をある程度上げてからデートに誘うのが基本かねーと思い「遊び」を実行しようとするも、どのアイコンがそれなのか分からず。
マニュアル見りゃよかったんですが面倒なのでそれっぽいのを押したところ…
休養でした。(爆) 寝て始まる高校生活…

鐘の話やら水無月さん登場やらを経由し、とりあえず一度デートしてみようかと光ちゃんに電話。え、デート先これだけ? 基本として中央公園へ。
さらに進めていると電話がかかってくる。
『約束のことはゼンゼンいいんだけどさぁ、何かあったんじゃないかって心配だな…。連絡ちょうだい』
げーーっ!? き、昨日だったか…つーか前作で出ていた「今日は○○とのデートだ」メッセージは今回は無しかっ! あああ、俺は三国一の極悪人だーーっ!(←これも今回無し)
お詫びとばかりに翌日曜日に再度デートの申し込み。あ、左右キーでデート先が切り替わるのか…。でもやっぱり中央公園。
当日。雨だった。
「並木道を並んで歩くのって楽しいよね」
楽しいか!? この土砂降りで本当に楽しいのかっ!?
光ちゃんはなんて優しいんだ…じゃなくて、天候によるイベント管理が不十分ですな。中央公園は雨→中止でいいのに…。

画面右上にスケジュールが出てくることにようやく気づく。デート当日もここに出るのか。
スケジュール実行画面(ポリゴン)がそろそろ鬱陶しくなってきたので「倍速」に変更。とりあえずストレスは感じないレベルにはなる。
部活決め。ポスターが春風高校のやうだ(^^;
やはり事前の一押しということでほむらを狙うことに決定。生徒会に入会。
体育祭。せっかくだから新プログラムの騎馬戦を選ぶ。なかなか熱いけど…逃げる敵を後からどつき倒したので少々後味が悪い。(笑)

ほむらっち登場! 声はイメージぴったり。
遅刻しかけたところへ嵐のようにやって来て、嵐のように去るという謎な出会いだったのですが、これで知り合いになったことになるんでせうか?
…なったらしい。
しかしせっかく生徒会に入ってるのに、何の挨拶もないというのは寂しい。部活コマンド実行時にも出てこないし…。

楓子さん登場。根性パラかな?
そういえば前作ではなかなか上がらなかった根性がやたらと上がっている。どうも生徒会のためらしい。ストレスもやたらと溜まり、2、3回ノイローゼに。

ほむら誕生日。家へ渡しに行く…腹を掻くな、腹を。
適当にデート。そ、そのシャツの文字は「裸」ですか!? 大胆…なのか?
雨が降っても傘差さないのは…らしいっちゃらしいけど、そのまま平然と会話されるとやはり不自然です。濡れたままカラオケBOXに入るし(^^;
ゴッドリラーって何?(後にロボットアニメと判明)

美幸登場。ぐぁっ…。甲高い声でとろくさい喋り。痛い、イタいよー。
この人と意志の疎通が取れる自信がありません…。

中間テストの後、成績発表。ほむらは予想通りとして、琴子が光より下とは。頭良さそうなイメージだったのになぁ…。まあ英語はダメとしても、国語も60点台ですか。
今回詩織・如月・紐緒・見晴のような成績優秀者がおらず、頭のいい人好きとしては辛いところです。華澄さんは先生だし…。

合宿。ようやく生徒会内で会話あり。「仕事をしない会長と、振り回される役員」という構図。
最終日にほむら逃亡。校長室に行ったらドリル回してた。な、何じゃ今のは。CG「ドリル!」

秋に突発イベント発生。落ち葉掃除→焼き芋。CG「焼き芋の季節」
しかし普通生徒会が「大掃除しろ」なんて言い出したら猛反発食うよな。

文化祭は科学部へ。デモ長いっすね。ほむらっちはいまいちだったご様子。
最終評価もいまいち。「もっと準備すれば」とか言っていたので、部活コマンド数によるのか?

白雪さん、茜登場。

ほむらとデート中不良戦に。ほ、本当にFF7かーっ!(汗)
戦闘前の不良の動きがナイス。
ほ、ほむら強ぇ! 体力・攻撃力とも主人公より上で、不良も一撃。
「魔法」ってなんだよ…と使ってみたらこれまたエフェクトがFF7そのまんま。いいのか?
ダメージは通常攻撃に劣るので、使い物にならず。防御がなくなり、実質上ひたすら攻撃するしかないというのはちょっと面白味が減った。

クリスマスは匠の誘いで光&琴子とダブルデート。寂しい思いはせずに済んだが、特にクリスマスだからという話はなし。

元旦。それぞれの描いた年賀状が見られる! これは嬉しい。どの年賀状も特徴出ていて良い良い良い。
初詣にほむらを誘う。おみくじも一筋縄ではいかない奴。

花桜梨さん登場。なんか主人公がやたらナンパですな。
しかもOKされる。ホントに人間不信か?

バレンタイン。ほむらっちのチョコレートは包み紙だけだった…。ちゃんと結果報告の際は数から外されるのが○。

2年目。伊集院メイ登場。やっぱりバカボンのパパか〜。

花桜梨さん退学! ただの綾波キャラと思ってたらなんてシビアな…。現実でも集団に馴染めず高校中退する人多いみたいですしねー。
まあ高校なんて行きたくなければ無理してまで行くこともないとは思うけど、ひびきの高校ですら受け入れられなかったというのは悲しいものがありますね…。ううっ、早めに本命プレイしよう。

純が琴子さんを好きになったと電話。結構お似合いでは。主人公自らダブルデートを設定する。偉いよ、君!
「私も頑張らないとなぁ…」な光ちゃん。出た、鈍感主人公(^^; ほむら狙いの身では心苦しいが、次は光ちゃんにするので勘弁してくれい。 デート終了。
「この恩は一生忘れない!」
いいことすると気分がいいですねぇ。

ほむらをデートに誘うも5連続で断られ、切れかける。
今回パラメータ上げないとOKされにくいんだろうか。

また匠が暗い顔でやって来る。ときメモで不幸話は聞きたくないよ〜と思いきや楓子さん転校。まあ引っ越すくらいなら誰にでもあるか。(楓子さん狙いだったらビビったでしょうが)

デートイベントを探すため、ひたすらデートを繰り返す日々。
7月の縁日でついに発生。浴衣なんて似合わないし私服だろ、と思ったら法被。考えましたねー。ピッタリ。
太鼓叩き始めました。CG「竜虎百発乱れ打ち!」

合宿。今回は捕獲(笑)に成功。CG「……不覚」

9月に校長室へ遊びに行く突発イベント。CGはなし。
そろそろ「赤井さん」に違和感を感じ始める。「ほむら」と呼びたいが、なかなか下校イベントが起きてくれない。今回少ないですね。(前作は多すぎたけど)

ちらほら爆弾がつき始めるも、噂が流れれば匠に電話して即対処。デートはなかなかOKしてもらえないが、断られても電話さえかければ爆弾は消える模様。
が、どこかで見落としたらしく爆弾炸裂!
美幸ちゃんでした。ほむらは無事でしたが他は軒並み好感度ダウン。半数は怒り状態。
怒りを解くために毎週電話…。うーん、なぜ謝らにゃいかんのだ。仕方ないけど。
で、白雪さんに電話したとき。
「妖精さん、今切りますね」
「妖精さんはどう思いますか?」
こ、こいつは本物だ!(笑) 見事な電波よ。攻略が楽しみです。

修学旅行は北海道へ。ここもBGMなしか、前作の北海道テーマ曲が好きだったのになー。
いきなり「ほむら」と呼びかける主人公。おお、こちらの心を読んでくれるとはなんて親切なシステムなんだ?と思ったら旅行後は「赤井さん」に戻る。バグかよ…。
「遅れましたー。すいませーん。反省してまーす」がなんか好き。
キラーヒグマと対決。マタギを含め前作をポリゴンにしただけなので、何の感慨もなし。できれば旅行先&敵とも変えて欲しかった。

ここでようやく私服が増えていることに気づく。着たきりのゲームが多い中でこれはグー。
でも一枚絵デートイベントは、私服が描かれている場合は特定の年にしか起こらないことになるのかな?

文化祭は劇を見に行ったらつまらんと言われた。総合評価もやっぱりイマイチ。部活コマンドが足りないのか、はたまた場所選択がそのまま反映するのか。

クリパは門前払いされたぁ。(泣)
ここだけは環境音が効果的でした(^^;

このころからほむらが眠そうな目をし始める。これも表情のひとつなのか?
と思ったら、ときめき状態の表情らしい。
いや、確かにほむらじゃ頬染めたりするのは似合わんけど、だからって眠そうな目はないでしょう! もちっとこう、嬉しそうな笑顔とか、なんなら変化なしの方が良かった…。

2月に水族館に誘ったところ、ペンギンに夢中になるイベント発生。(CGなし)
ほむら=ペンギンみたいか…言い得て妙。

3年目。
そういえば未だに会長キックを見ていません。

デート帰りの寄り道発生。定食屋、喫茶店、ファーストフードの3種類。同じ場所でも私服によってCGはいくつかあるけど、セリフは同じ。イベントとしては良いものの、1回発生すれば十分なのになー。
ファーストフード店での赤面した顔がとてつもなく可愛いですぅ(T_T)/

縁日。結局浴衣着てくるのか。似合ってるからいいけど…。

夏休みに山に誘ったところ、釣りキチ三平ルックで登場。釣りを始めた。
イベント発生。CG「主、ゲット!!」

合宿は最後に残った教室を探しに。ペンギンパジャマで寝ぼけて徘徊。アニメするか(^^;
CG「み、見るなぁ!」
ほむらって光ちゃんとは別の意味で小動物チックだなぁ…。
奥義「ストレス暴走」習得。ほむらに振り回される構図を逆手に取るとは。

あとはひたすらデート、デート、デート…。
ほむら「ほら、さっさと行こうぜ」
主人公「あ、ちょっと待ってよ」
どっちが女だか分かりませんな。

9月に番長戦発生。やっぱりほむらの方が強い。と、ガンつけ合戦を放棄して逃亡。おい!
仕方ないので一人で戦っていたら…
不意打ち会長キーーック!!
ああ、ようやく見られたよ。追い打ちでヤクザ蹴り(笑) 強い。
「袖龍」「金茶小鷹」。一度見るぶんにはいいけど二度三度となるとエフェクトが長くて鬱陶しい。こんなところまでFF7真似なくても良かろうに。
そんなこんなでなんとか倒す。ほむらのお陰でそれほど長くはなかったかな。
しかしその後が彩ソン詩織シナリオのパワーダウン版だ。ヘコー。

文化祭が近づき、匠が劇をやりたいと言い出す。脚本や演出をやりたいそうだ。ただの腹黒いナンパ君かと思ってたのに、そんな熱意があったとは見直したよ! てことでほむらには悪いが演劇に一票。
クラスで文化祭の準備。こういう学園生活はいいですねー。
教室の飾り付けが荒らされ、純と犯人を捜す。手伝おうとしたほむらだった。(笑) 文化祭当日と勘違いし「え、これで終わり? 劇は!?」と一瞬焦りました。普通本番一週間前に飾り付けなんてするかぁ?
で、本番。うぐぅ、匠の女装はともかく、純とのアレはいくらなんでも狙いすぎな気が…(^^;
確かに純の「匠は男だ匠は男だ…」は面白いけどー。
ひかりんやほむらが何もしてくれなかったのもマイナス。こういうのはクラス一丸だからこそ思い出に残るものを。

クリスマス。今年はちゃんと容姿を上げて潜入成功。
あやや、ほむらっちがドレスかい…。メイの目を欺くためとのこと。ほむらとメイの絡みは全然なかったけど、見てないイベントで何かあるのかなー。
クリパ脱出後イベント発生。赤いほむら(笑) ああ、やっぱりこのような赤くなり方が可愛いですねえ。好きだー! CG「聞くなよそんな事!」

その後もデート敢行するもイベントは見つからず。でも普通の会話でも色々と楽しませていただきました。
学問パラ120にも関わらず、二流大学がギリギリ。
匠は美幸とくっつきました。純は水無月さんと。おそらく尻に敷かれるでしょう。(笑)

卒業式へ。
答辞がほむらっち。あんたの後ろ髪は重力に逆らいますか。
ほむら狙いだから答辞が起きたのかな…ってこれが告白でした。
「ずっと、お前と一緒に遊びたい。なあ、あたしとずっと一緒に遊ぼうぜ」
三年間の楽しかった時間――一緒に遊ぶ時間が『一番大切』。
大切なものに真っ直ぐ手を伸ばせる素直さ。
「好きだ」なんて言わなくても、いくらでも大好きって伝わる。
無理に変わらなくても、恋じゃなくても、今が大事だから大事にする。
ありきたりといえばありきたりだけど、ほむらはこれ以外ない、という告白でした。
が、主人公。
「これからもずっと一緒に遊ぼうぜ、ほむら」
オウム返しかコラ! 少しは工夫しろ!
まあいいけど…。
ペンギンお辞儀のほむらを経て、鐘が鳴る。なんてあっさりと(^^; んでも鐘を鳴らすまでの話を延々とやっても仕方ないし、これで妥当かも。
「伝説なんて関係ないって」
言い切られてしまった。でも一人くらいこういう人がいた方がねー。
最後にあんなこと言い出した清川さん、あんな風になってしまった紐緒さんに比べ、ほむらは最後までほむらでした。ある意味「伝説」と「女の子らしさ」に縛られた前作から思想的に進歩したと言えるんではないでしょうか。『私らしく』自分らしく。
いや、ほむらだけだろうとは思いますが。(一人いれば十分)

二流大学には受かってました。赤井果樹園て何? たぶん見てないイベントで出て来るんだろうけど、「実家の果樹園」くらいにしておけば済むのに…。
ED曲はちょっと印象薄いかなー。
各キャラのその後が出てくるというファイアーエムブレム的展開。
花桜梨「そのご、かのじょのすがたをみたものは、いない。
(こんなじゃないけどこんな気分)

最後の一枚絵はほむらに振り回される主人公。ああ、やはりCGが綺麗だなぁ。
クリアして思うに、「良質の青春ドラマ」の雰囲気は十二分に味わえました。ドラマシリーズで特に顕著だったけど、やっぱときメモはこれですねー。変にすれたりシリアスぶったりしない、時には青臭いほどの青春の日々よ。メモラーで良かったよ。

けど、アルバム…。
複数保存できるのは非っ常に良いんだけど、語りがなくなっちゃったのはねぇ…。前作アルバムモードのめぐの語りでめぐに墜ちただけに。一人でぺらぺら写真めくってても空しい。
最後の一言もなし。(めぐの「お疲れ様でした。あの、また来てくれますか?」等) 余韻という点ではかなり落ちてしまいましたな。


・おまけモード
エンディング:呼び方が「赤井さん」に戻ってしまうのが×。そのくらい記憶しろよ…。それからED後の一枚絵がどこでも見られないというのはどーゆーわけだっ!
スペースリングファイター:1面のみの横シュータイムアタック。特殊武器は単なる個数制限付きのホーミングであり、一度クリアしたら飽きた。
『お嬢様は魔女』(PS版ToHeart)と比べてしまうとどうにもこうにも。
棒倒し:むっちゃハマります(^^; あと1面あと1面とズルズルと。
SLGのエッセンスだけ凝縮したって感じが良。ちびキャラでも人間ぽくて、実際に棒倒しの光景が浮かぶし。
アルバム:どうも狙ったところにすんなりとカーソルが動かんな。おまけモード全体がそうだけど。
複数保存できること自体は嬉しいのですが、ひとつの棚に並んでいると自分がとんでもないn股野郎に思える(^^;


・2ndプレイ 光ちゃん

全くイベント見ないのも悔しいので、一応幼年期からスタート。
どうやら光ちゃんの誘いを断り、他の女の子をストーキング(笑)すれば良い模様。立ち止まって何かし始めたところへ話しかけるとイベントが起きました。見たのは花畑の白雪さん&ままごとの茜。
例のムービーを再度堪能した後、再会へ。

「お帰り、公君っ」
 地面を蹴って、俺の方に両手を伸ばす光。
 それを、思わず避けてしまう俺。
「…えっ!」
 べちっ!
 避けた背後には、ちょうど掲示板があった。
 当然、まともにぶつかる。
「だ、大丈夫か…光?」
 がばっと振り返って、えぐえぐと目尻を擦りながら涙目で俺に非難の視線を送る。
「…うぅっ…避けたぁっ! 公君が避けたぁっ!」
「…悪い、つい条件反射で」
「7年ぶりの感動の再会シーンで掲示板にぶつかったの、たぶん私くらいだよ…」
「やったな、世界初だ」
「ぜんっぜんっ、嬉しくないよぉっ!」
「まぁ、それはいいとして…」
「よくないよぉっ!」

なんてことは全然なく((c)Kanon)、入学式もすっ飛ばしてゲームスタート。陸上部に入部。
「あっ、○○君! 陸上部に入ってくれるんだ。うれしいなあ〜」
‥‥‥‥‥。
それだけ? このあたりの文章量の少なさがやはり気になるな〜。1だったら『これからよろしくな、光』「うん、よろしく!」位はあったのに。
まあ夏合宿では肝試しがあったので良し。
「ううっ…怖いよぉ」「俺がついてるから大丈夫だろ?」「うん…」
こ…このラブラブカップルめ!(笑)
最初からこんなんでいいのでしょうか。しかし可愛くて性格良くて好意を持ってくれてる幼馴染みと3年間を過ごすとは、あらゆるギャルゲーの中で最も充実した高校生活かもしれん…。
てなことでその後ひたすらデート三昧の日々。イベントを探す目的もあり、部活と爆弾処理以外はほとんど毎週デートに誘っていました。周囲からどう見られていたか想像するだけで微笑ましいですね。(=「カップルと思ってないのは当人たちだけ」)
結果を言うとイベントの方は全敗(T T) ひとつも起こらず…。前みたいに各季節にひとつじゃないのか?
それ以外では
・2年目のクリパに初めて潜入成功。匠と純の相手は前回同様美幸と水無月さんでした。デフォ?
・寄り道は喫茶店とファーストフードしかなかった。定食屋はほむらだけ? そういえば今回ほむらだけ登場せず。
・バーチャルハザードができたので、色々期待して誘う。
とても楽しそうにゾンビを撃ちまくる光ちゃんがそこにいました。
恐がりじゃなかったんかい! くそっ、お化け屋敷があれば…。
・今回の頬染めた顔は非常に自然でよろしいですね。詩織の赤い顔はなんか不気味だったからなぁ…。
・3年目の体育祭でお弁当イベント発生。相変わらずのラブラブぶりを発揮(笑) CG「お弁当食べよう」
・3年目夏休みにインターハイ。つつがなく優勝しましたが、ここでの反応も量的に寂しいなあ…。同じ部なのに部外者みたいな応援だし。
翌週の記者会見放送は何の意味があるんだ?「大会終わったけど部活コマンドは続けろ」という指令なのか?
・ふと見ると体力がかなり落ちていたので、せっかくだから病気イベントを見ようとハードワークを続行。お見舞いに来て世話を焼いてくれることをちょこっと期待していたのですが…その前に番長戦発生。はうっ! 体力が全然ないので2撃で撃沈。部活奥義のエフェクトも見られず…。
その後もデートしながら勉強していると、ようやく病気状態に。ってデートの約束したばっかだぁ! お見舞いに来るが、全くなんてことなかった(--; そして次の日曜日…
『約束のことはゼンゼンいいんだけどさぁ…』
病気だって知っとろうが、お前ーー!(泣)
こういうアクシデントが起きるのもときメモならではですか。うぐぅ。

さて文化祭の季節。劇は前回見たから素直に小物屋に一票。ここから一連の指輪イベント発生。
話の流れにはひねりも何もないのですが、でもこの「イベントとしての小ささ」がときメモだなぁと思いました。
「小イベントの集合+告白」がときメモだから。この位がぎりぎりで、これ以上長くしたり凝ったりすれば「読んでいる」感覚が強くなり、このゲームの良さを殺したでしょう。
実際To Heart、ONE、Kanonとノベル系ギャルゲーを色々遊び、無論話は楽しみましたが、女の子に対する感情の揺れ(と言えば聞こえはいいけど要するに萌え度)はときメモ2が一番大きいです。デートの受け答えや教科書貸してイベントなど、口元がにやける〜。
やはり
ゲームシステムを介してとはいえ、自分の能動的な行動に対する反応なこと。
ひとつひとつが短く、会話という最小単位なため直接感情に訴えかけること。(+声優さんの演技が上手い)
が理由なのかなー。(いや、私にとってはですが) シンプルなものは強い。

といっても光ちゃんはあっさり指輪手放しすぎの気もするし(これから街に行くの大変だから…」とか理由付けのつもりかもしれんけど、指輪だけ引っ込めりゃいいじゃん)、主人公も短くていいから印象に残る言葉を言ってほしかったところ。

クリスマスのイベントもほぼ同じ印象。平和っすねぇ。しかし目を開けてるCGから目を閉じたCGへ瞬時に切り替わるのは止めてほしかった。(フェードイン・アウトくらいしろ)

初詣。おみくじシリーズは面白かったです。

進路は実業団へ。最後のデートは思い出の遊園地…でも何もなし。卒業式。

光告白は7年前のお別れを卒業と重ねてのものでした。あの時のひかりんの気持ちを思うとくるものがありますが、あまりに辛そうなので何だかえらいトラウマを植え付けてしまい申し訳ないような気分になる(^^;
あとは大体お約束通り。それでも「君のこと好きだから!」には思わず背筋が震えました。
けどEVS…。他の台詞が感極まっているところへいつもの発音なのでぶち壊し。いつかこれも自然になるほど技術の進む日が来るのだろうか…。
伝説の扱いは軽いですね。「告白する」という行動が主だった大樹の伝説に対し、鐘が鳴るかどうかなんて自分じゃどうにもできんもんなー。「鳴ったら儲けもの」というものでしかないので扱いもおまけ程度ですか。

光ちゃんは体育大学に進みました。EDの後、最後の一枚絵。うおおっ!
『心まで照らす、太陽のスマイル』
というG'sマガジン10月号のアオリがまさに当てはまるような最高の笑顔。幸せそうだなぁ…。いい子が幸せになるのはやっぱ嬉しいものです。
キャラとしての深みにはいまいち欠けますが、何やかやで優等生的な受け答えが多かった詩織に比べると、感情が強い分各台詞のインパクトはありました。教科書借りの「あ〜ん、聞いたぁ〜」「あ〜、笑ったぁ〜!」が好き。

クリア後、おまけモードからアルバムを見る。うっ、クリスマスイベントのCGが1枚しか収録されてない…。折角イヤリング渡したというのに。
さらにEDを見る。
陽ノ下さん…。俺も、陽ノ下さんのこと好きだよ」
責任者出てこい! どうもこういう所の詰めがいま一つですねえ…。


・めぐめぐの話

1stプレイで直接電話するも反応なし。佐倉さんの市外局番使ってもペケ。
2ndプレイでようやく情報誌の広告に気づく。□○□をつけてようやく成功。めぐぅ〜。
変わってないですね。(当たり前だけど) 今何してるのかなぁ…。そういえばこの前のSSで書いたひびきの動物園、最初からあったのね(^^; 単にマップの外だっただけか。


・おまけモードEDの呼び名

葉山さんより「呼び名が変わっているデータを一度ロードしてすぐセーブ、×を押してタイトルに戻りおまけからEDを見ると変わっている」という情報をいただきました。ありがとうございます〜。
「光」ならスタート直後のデータでも大丈夫ですね。


・3rdプレイ

ここまで一途プレイでしたが、結局デート繰り返すだけなので単調ー。
やはり無数の爆弾がいつ爆発するともしれぬ中をかいくぐるスリルを味わいたいもの&時間が足りないということで、今回は3股くらいかけることを目論みつつスタート。
華澄さんは無理だろうから、気になってるキャラで水無月さん、八重さん、白雪さんあたりを狙ってました。茶道部に入部。
水無月さんにデート断られまくりながら、八重さん登場。いつもは爆弾つく前に転校してしまうので、今回初デートだったのですが…
「今日は楽しかった…。また誘って、待ってるから」
喜んでるっ!? 「人間不信」という設定から、見えないバリア張り巡らせているのかと思っていたのでちょっと意外。むしろ「誰かに声をかけてほしくて、ずっと待っていた」系なのか。登場時の会話も頷けます。
ある程度仲良くなっておかないと転校しそうで怖いので、八重さんばかりをデートに誘う。なんかほとんどOKしてくれますねえ。
にもかかわらず匠のメモでは(-_-)のまま。どういうことだっ…。転校の可能性に脅えながらひたすらデート。
しかも2年目に入るといきなり断られ始める。八重さんに限らず、今回デート拒否が多いのでストレスたまりますねー。(プレイヤーも主人公も) 確かにあまり仲良くない人とほいほいデートする方がおかしいっちゃおかしいけど…。
めげずに八重さんを誘っていたのですが、ようやく誘えたと思いきや溜まっていたストレスにノイローゼ発生。
しかも7月の中間試験直前。
当然結果はボロボロ。発表を見ると…ぐぁっ、補習か。
って来週は八重さんとデートなんだってば!
その週は補習コマンド以外選べず、そして日曜も…補習コマンドのみ。
留守電。
『‥‥‥嘘つき』
「だめだぁー!」
「あ、あきらめちゃなんねー! 継続は力なりですよ?」
しかし緊張の糸が切れたところへ爆弾連続発生。処理していたら八重さんほったらかしのまま3ヶ月が過ぎていました。さすがにもうダメだろうなぁ…。今回は諦め。

ちなみに夏休み中、今までろくに構ってなかったはずの楓子さんが花火を誘いに。おまけにイベント発生。根性が高かったせいだろうか…。
いまいち個性に乏しい感のあった楓子さんですが、転校という状況設定で特徴出すようですね。しかし狙うなら最初から3年間野球部でないと面白くなかろう、ということで、そこそこ評価の上がっている白雪さん狙いに変更。


・白雪美帆

電波を期待していたのですが、普通にデートしている限りでは「ただの上品な女の子」に過ぎず、まるで面白味がありませんでした。個性が出るのは嫌われる選択肢を選んだ時だけってのは問題ありではないかな。
ちなみにその個性はスキー場で「滑ってみたら」と言ったときに発揮。妖精と話し始める彼女を前にしたいたたまれなさが良いです(^^;
ときめいた頃から心の中で「あだ名:姫様」とか思っていたらEDで本当にそうだった…。
不吉な予言を盾に取った脅迫(笑)はこの時は見られず、次の八重さん狙いの時に発生しました。ある程度ときめくと起きないのかなー。面白いのに。

イベント
「占い中」(突発) 結構人気者なんですね。来栖川先輩とは対照的。人見知りしなさそうだしな。
「は、はずかしい」(夏合宿) うっ、全然記憶にない。狙いを変えてからは一応演劇部に入っていたのですが、何やったっけ…。
「占いは平常心で」(文化祭) 顔が怖い(^^; わざとでしょうが。占い師としてはえらくまとも。
「思い出したあの日」(河川敷公園) 幼年期がらみ。特筆するようなことはないですが、主人公が変な安心の仕方で終わるので後味が今ひとつ。
「喫茶店で」他(寄り道) 髪の毛が赤ずきんみたいで可愛い。
「王子様との聖夜」(クリスマス) うーん、幸せそうで良いけど、それだけ?というか。主人公やけに裕福じゃねーかというか。

そのまま何事もなく告白へ。
しかしここで評価逆転。
事前には「あなたという現実の男の子がいるから、もう妄想は卒業します」とかつまらん事言い出すのではと危惧していたのですが…

「わかってはいるんです。本当は妖精さん、いないって事…」
「でも、私は信じたいんです!」
「だから私、今でも信じてます。ずっと昔から信じてた事」
「妖精さん、サンタクロース、そして……」

常時おっとりしていた白雪さんが、最後に見せたこの強い意志。
「現実」がそうでないことを承知した上で、なお自らの「真実」を貫く…。ここまでしっかりしたメルヘン少女を見たことがありません。どっかの寺本たんぽぽとはえらい違いですよ!(笑)
そう、夢やメルヘンってそういうものだよな〜。佐藤さとるのコロポックルシリーズを思い出します。「サンタクロースっているんでしょうか?」(中村妙子訳/偕成社)とか。
王子様はちょっと毛色が違うけど。(これだけ俗っぽい) まあ良し! 幼年期見ないとまた違いそうですね。
小さい頃の大事なものを捨ててしまうのではなく、といって現実逃避するのでもない、ベストな告白でした。

「あなたのことが好きです!」

これもまた普段が普段だけに、一生懸命さが感じられて良いな〜。
「信じる」という言葉はあまり好きじゃないんですが、白雪さんの「自覚した上で信じたいから信じる」という姿勢は意志を感じさせます。苔の一念岩をも通す。

「ねっ、妖精さん」


で、クリアしたのでネット上の白雪関連発言を読みに行ったら…。ぐあっ、ネタバレ(T T) 性格豹変なんて一度もなかったので全く知りませんでした。最後の誕生日も何事もなく終わったし…。1年目からアタックしないと駄目なんだろうか?


・告白について

この後クリアした八重さん、水無月さんも含め、今回どれも告白が良いです。
告白に至るまではシルエットで盛り上げた前作より落ちますが、1の告白ではどのキャラも原稿読み上げてるような感じだったので(特に詩織)、めぐと鏡さん以外は正直あまり評価高くありませんでした。今回はちゃんと文章自体に感情が乗ってますねー。
変貌する紐緒さん、しおらしくなる片桐さん、「流行なんてどうでもいい」と言い出す朝日奈さんみたいなこともなく、皆それぞれの道を貫いてるのも好き。


・八重花桜梨

2年目4月からやり直して八重さん狙い。「楽しかった…。また誘って」と言ってくれる割に評価は上がらず、修学旅行も断られ(T T)、それでもデートを続けて春。名前が名前だから花見に誘うべきであろーと電話するも3連続で断られ消沈。しかし最後の週に自分から誘ってくれて、喜んで行ってみればイベント発生…あとの1年はトントン拍子でした。

事前は「なんだ綾波か」とか思っていたのですが、実際にプレイしてみると「こういうキャラをときメモのシステムに載せる」ことの意義を痛感いたしました。
他人の書いたシナリオを読むだけのノベル系と違って、ときメモのいいところは「プレイヤーが自分の手で能動的にアプローチできる」点ですから、その醍醐味を十二分に発揮できる八重さんのようなキャラを入れたのはクリティカルヒットでした。「少しずつ心を開かせる」ことを文字通り実行できるのですからー。(その割に態度の段階が「3年目の花見前」「花見語」の2段階しかないように感じるのは非常に勿体ないが…。もう少し段階を置いて欲しかった)
八重さん自身も「無感情系」「拒絶系」のどちらでもなく、「待ってる系」というのは意外と新鮮でした。
「ホイッスル!」(樋口大輔先生)風だと

そういえばいつも…
私は待ってた気がする
友達ができないのも 話し相手がいないのも
しょうがないよ こんなもんさって
心の奥に どうにかなってくれればいいと思いながら
自分から何をするわけでもなく

なぜ?

失敗したくないから…
傷つくのがいやだから…

いつまでも他人(ひと)まかせで
逃げて
それでいいの八重花桜梨?

(c)ホイッスル!8巻

で、桜の下の告白イベントへ

プ、プリズムコート(^^; 宗田理央…(いや微妙に違いますけど)
なんか主人公が「だからバレー部覗いてたのか」とか言ってましたが、覗いてたっけ? 体育館の裏イベントがそれだったらしいけど、バレーに言及されてた記憶がない…。
んで内容として素晴らしいのは八重さんが主人公に頼るとか甘えるではなく、自分自身で努力しようと決めたこと。ここからの1年間、主人公との関係が「一緒に走ってる」感じで非常に良いです。この1年を使えるのもときメモならではですねー。

ただ過去設定は…無論八重さんに罪を押しつけた連中は許せませんが、八重さんの「窃盗犯を庇う」という行動も決して誉められたものではないですね。特に神奈川県警のアレの後ではイメージ悪ぅ。(制作者もあんな事件予想できるわけないが)
あれじゃ金盗んだ先輩が全面的に得してるし、部費ネタなら「やむにやまれぬ事情(生活苦とか)で部費に手をつけた友人を庇った。でも当の友人は自分が責められること怖さに八重さんに罪を押しつけ…」くらいならいかにも人間不信になりそうで良かったのですが。
1年留年、という設定もちょっと必然性に欠けるような。停学にされて、戻ったら居場所なくて結局退学して、色々悩んでひび高受けるまでに1年経過してしまったってことなんでしょうが…。八重さんが周りと打ち解けない理由がバレー部事件のせいなのか、留年している負い目のせいなのか、いまいち焦点が分散してしまった感があります。So What?ネタ(*)をやりたかったのかなー。
実はお姉さんだったこと自体は結構好み。
あと、なぜにこのイベントはアルバムに登録されませんか。

(*)
「遅く咲いても鳥や虫は来てくれる
 だから 自然にまかせて自分の咲く時に咲けばそれでいい」((c) わかつきめぐみ「So What?」 Phase 9『八重桜』)

イベント
「迷い込んだ猫」(合宿)めぐぅ〜〜〜!(違) そういえば「犬は嫌い」とかいう話だったと思ったけど、理由はどこかに出てくるのかな。
「飛び入り!」(海)バレー好きなんですねえ。次はちゃんとバレー部でプレイしよう…。
「いらっしゃいませ!」(文化祭)うをーー! いや特にメイド服萌えってわけじゃないんですが、思わず叫びましたよ。似合ってるな〜。
普段地味な子の良いところが世間に分かってもらえるのは好き。
「二人、一つのコート」(クリスマス)事前のやり取りが良。「(今までの)自分はなかなか素直になれなかったから」という含みもあるんでしょうねー。
しかし暗い過去といいこのイベントといい、あなたは鏡さんの後継者ですか。

あちこちで言われていますが、「別人のように明るくなったりしない」というのが素晴らしいです。ハラショー。あの明るくはないけど前向きになろうとしている姿が一生懸命でいいですわ〜。
ただ3年目の正面顔は「ちょっと縦に伸びた光ちゃん」にしか見えず困った(^^;

告白
きっちり締めてくれました。「友達できないし…」との言葉に「自分のせいだろ」と突っ込もうと思ったら自ら言ってくれたし。
まあ登場時から「人間不信」という感じは薄かったので、そのへんちょっと繋がらない印象はありますが。

「私、あなたのこと好きです。今も、そして、これからもずっと…」

白雪さんとは逆の、この一語一語噛みしめるような告白が八重さんらしいです。強くなったんだなぁと思いました。

「うれしい…」

ずっと辛い思いをしてきた人が幸せになる話は、古今東西を問わず良いものですねー。


・水無月琴子

事前:こんなページ作っているので趣味自体は共感できるところもあるのですが、天地無用な髪型と太い眉がなー、とか思ってました。

んでプレイ。
『カレー駄目』『こたつで猫状態』『コーヒーで失神』『雪だるま……』
おい!! ギャグキャラだったのか!?(^^;
なんか「一見クールだけど付き合うと抜けてる」系。主人公との関係も、(茶道部だったので)「同じ部での仲間」的な色彩が強く、ほむらとはまた違った意味でのダチの距離でした。これは意外。
しかし変にベタベタせず、いぶし銀な味が出ていて良かったのでは。
どうも洋が和に変わっただけで、本質的なところは片桐さんに近い気がするなぁ…。ゴーイングマイウェイで自己演出的なとことか。

不満点:ときめき状態で頬赤すぎ。ヘン。
二人称が「あんた」なのが品がなくちょっと嫌。
普段着がモロに洋服なのも…。も少し「和服っぽい洋服」みたいなのはできぬものでしょうか。全体的に彼女の和風好みはあくまで「好み」のレベルでしかなかったのが残念。紐緒さんの科学好きくらい極めて欲しかった。
小粋なはんてんがちっとも小粋じゃないのもペケ(^^; あの星柄は日本文化への冒涜以外の何物でもないわ。

小激怒・中激怒・大激怒はちょっとワンパターン。光が大事なのは分かったから、少しは見せ方を変えてくれ…。

>「秘密会議」
見た瞬間は「え、これだけ!?」と思い、しかし想像の余地を残すのがときメモだと思い直し、でもやっぱり物足りないようなこれでいいような…。
まあ一言でも台詞があればそれで物語の幅が固定されてしまうから、方法としてはやはりこれでベストなんでしょう。

結局のところときメモ2は『ときメモ1とノベル系の中間』に位置しているんでしょうねー。
前作のようにヒーローショーでさらわれたり猿を眺めたりといったある意味どうでもいい出来事ばかりではなく、シナリオ的意味を持つイベントが含まれている。
けれどもそれはあくまで『主人公の目の前で起きた出来事』のみに限定され、それ以上は与えられない。これがドラマシリーズやTo Heartなら光と琴子が出会った時の回想でも入るところですが、そういう「傍流で設定を狭めるもの」は無い。(まあ八重さんは入れないと話が通らないから入ってるけど、あれも過去の部分は本人が少し語るだけで最小限に押さえられてるし)
シナリオ性を持たせながら深くは突っ込まないというのは悪く言えばどっちつかずで中途半端ですが、まあ「ときメモ1の進化形」と考えれば妥当な線なんでしょうねー。目新しくはあるし。

告白はすんなり終わって拍子抜け。が、少し戻って光をときめかせ(外道)再度見たらおお変わってる。
話的にはあっさり主人公受け入れれば光応援してたのは何だったんだってことになるし、といって受け入れなければEDにならないしで難しい立ち位置でしたが、ビンタ→急転直下のラストにすることで上手くまとまってました。
しかしむしろ光の方が印象に残ったり。
『私、琴子のこと裏切れないっ!』
このEDのおかげで「単なる子犬チックな幼馴染み」の枠を打ち破りましたねー。この行動自体は琴子の希望に反しているわけですが、それでも主人公の本命が琴子である以上、親友を踏み台にしてまで幸せになんかなりたくない!ってとこでしょうか。主人公の本命があくまで光だったら…琴子が主人公のこと好きでも、引き下がりはしない気がする。(悩みはするだろうけど)
そして琴子にさんざんちょっかい出しながら「俺はずっと前から光のことが…」とか言い出す主人公は確かに最低やね(^^; この後を想像するとまたドラマができそうですね。(まあ今さら主人公が琴子とよりを戻すのは無理でしょうが、光と琴子の仲がどうなるかが気になる)
断ったとはいえ一応光が中庭で待っていたところを見ると、秘密会議は少なくとも「光が琴子を応援することで決着」ではなかったようで。琴子が光に譲ることで決着したけど光が土壇場で心変わりしたのか、はたまた結論は出ずにそれぞれが勝手な行動を取ったのか…こういう想像ができる以上、やはり秘密会議イベントはあれで正解なんだろな…。

そんなこんなで水無月さんの魅力の6割くらいは光絡みのような気がしますが、まあ本人も萌えはしないけど愉快で味わい深いお方でした。
しかしこのポジション(ヒロインの恋を応援していて、最初は主人公にキツいけど好きになってしまう)にいるのがごく普通の美少女だったらさぞかし人気も出たでしょうに、そこへ敢えてこんな変なキャラ(失礼)を持ってくるあたりが凡百の媚びギャルゲーとは違うところなのでしょうなぁ…。


・麻生華澄

一度目の挑戦では(^v^)まで行ったもののそれ以上あがらずバッドED。やり直して吹奏楽部に入り、デートも「バッチリ」が出る場所にだけ誘って何とかクリアしました。
ただデートの誘いはそれほど断られず、下校時に「噂されると恥ずかしいから…」等と言われることもなかったため、あまり高嶺の花という印象はありません。それどころか仮にも教え子を待ち伏せして車に乗せて一緒に帰るなど「いいのか!?」って感じでした(^^; いくら詩織が叩かれたとはいえ(笑)、せっかくの「教師」という設定なんだからもう少し生かして欲しかったような。(そういや「幼馴染み」という設定も全然生かされてなかったような)

デート中の印象は「マイペースな人」。
マイペースといっても会長みたいに自分のハイテンションに引き込むのではなく、むしろ他人に関わりなく常に中程度のテンションを保っているという感じ。驚いたり大笑いしたり落ち込んだりすることもなく、常時微笑みながら「ふうん、そうなんだ」とか言ってのける人。
さすが年上…隙がない、隙がないわッッ!((c)柴田亜美)

が、そんな人がいきなり「あまり深く考えずに進路を決めてしまった」などとおっしゃる。
なぜに? 進路決定という人生最大の行事で、完璧超人のこの人が手を抜くとは思えないのですが。むしろあらゆる進路を比較検討の上、最も有効かつ社会に貢献できる進路を選び取るくらいのことはやってのけそうな気がするんだが。
しかし話はそのまま進み、告白も進路云々がほとんどで、「あなたが好き」というのはほとんどおまけ。全キャラ中最も感情の起伏に乏しく、心ときめかない告白でした…。
終わってみれば八重さん、佐倉さんと並ぶシナリオ指向の高さでしたが、そのテーマ「進路の選択」の(1)華澄さんのキャラクターといまいち合ってない。(2)恋愛とあまり関係がない。(3)なんだかうやむやな解決。というあたりが問題のように思います。

(1)に関しては、まあ華澄さんの隠れていた一面が露わになったということで納得しましょう。それでも「あまり考えずに進路を決めた」ってのはなんか納得いきませんが、「考えはしたけど、『自分の本当の望みかどうか』は考えなかった」と解釈するってことで。
そうすると新たに導き出される華澄さんの性格というのは
1)器用貧乏である。何でもソツなくこなすがこれといった特技がないため、進むべき道がはっきりしない。
2)感情を押さえがちである。何かに情熱を持ったり、強い欲求を持つことができない。よって「自分の本当に望むこと」が見えない。
デート時の「中程度のテンション」も2)に繋がるのかもしれない。進路だけでなく、気持ちを素直に出せず大人ぶった自分全てがいまいち好きになれなかったとか。(飛躍しすぎや)
それがこの1年半で変化し、自分の素直な気持ちを出せるようになったってところでしょうか。あの教師的で回りくどい告白ではあんまりそういう感じしないけど(^^;
平気で生徒とデートや下校を共にし、「彼氏代理補佐見習い」とさらりと言ってのける面の皮の厚さ(爆)ともそぐわない気もしますが、まあそのへんをあまり厳しくするとゲームとしての楽しさが削られますしねー。

(2)については、結局この話って主人公を好きになろうがなるまいが成立しますからねぇ…。華澄さんが自分の進路に納得するかしないかってだけだから。
「あなたの姿を見て、あなたと一緒に過ごして、私変わったの。……ありがとう」(by告白)
俺、何かしたっけ?(^^;
デートに誘って、グチ聞いて、「教師に向いてるよ」って気休め言っただけだしなぁ…。特に最後のは、華澄さんが悩んでるのは「教師になるのが望みなのか否か」であって、「教師に向いているか否か」という能力的なことじゃあない。その辺の本質外れたところで「……そうよね。経過はどうあれ、自分で選んだんだもんね」なんて言われても何か誤魔化されたようにしか思えん。つーかそれで納得するなら最初から悩むなよ…。この言葉自体主人公でなくても、華澄さんの生徒なら誰だってそう言うだろうし。
言っちゃあ何だが告白まで見ても、この悩みに関しては華澄さんが勝手に悩んで勝手に結論出したようにしか見えません。いや自力で解決できるのはそりゃ結構なことですが、ときメモに組み込む意味はない。
なので結局「なんで主人公を好きになったのか」がまったく不明。
無論ときメモである以上、好きになるのは「デートやイベントを通じてときめき度と友好度が上がったから」以外にないのですが、下手にシナリオ性組み込んだからなぁ…。このシナリオ上ではどう見ても大したことしてないのに、告白では「主人公のお陰」みたいなこと言われるから納得いかない。せめて旅詩みたいに「俺は華澄さんに相応しい男になるべくマラソンするぜ!」くらいの気概があれば違ったものを。

(3)について。問題だけ挙げておいて、スッキリと解決しない。「自分の職業に情熱が持てない」という場合の展開としては
a)「本当にやりたいこと」を見つけだし、そっちに移る。
b)今の仕事の魅力を発見し、燃えるようになる。
というのがパターンですが、どちらでもない。華澄さんでは教師以外の職業に就いたところで「本当にこれで良かったのかなぁ」と悩むのは同じだろうし、といって教師という職業に燃えたようにも見えないし。考えてみれば「自分の本当にやりたいこと」がそもそも存在しない人が「今の仕事は本当にやりたいことなんだろうか」と悩むこと自体不毛って気がする…。
んで告白。
「今でも、まだまだ悩みっぱなし。自分の人生の方向は定まってないけど」
てことでスッキリした解決はなし。
「でも、そんな自分を許せるようになった」
うーん、「悩んでる自分を許す=今後も悩み続けるけど、それを悪いこととは思わない」ということ? 別に悪くはないけど前向きなのか後ろ向きなのか…。
「過去をくよくよするより、今、本当に望むことをすればいいんだって」
あのー、「本当に望むこと」が何だか分からないから悩んでたんじゃないんですか? 結局あなたの「今、本当に望むこと」って何なんですか? つーか「まだまだ悩みっぱなし」と「過去をくよくよするより」は相反しませんか?
「それが本当の私の人生につながるんだって実感できるようになったの」
分かりにくい…。それで具体的に何がどうなのかこっちが実感できぬわ。
そして最後に
「一緒に立派な大人に……ううん、違う。二人一緒に楽しく過ごせれば……それでいいわね」
ええんか? それでええんか!? いや「いつも肩肘張っていたのが、気楽に生きられるようになった」という優等生もののお約束からすればいいのかもしれんが、仮にも「進路・職業」というものを散々ネタにした挙げ句が「楽しく過ごせればそれでいい」とはあまりに後退してないか? まだ若いのに何たる志の低さ…まだ「立派な大人になろうね」の方が賛同できるわ。

結論:進路云々関係のシナリオイベントは完全に蛇足。普通にデートを重ね、普通に告白してくれた方がよっぽどマシでした。シナリオ性持たせるのもいいが、そのシナリオがヘボでは元も子もないって見本ですな。

文句ばかりなのもアレなので少し誉めると、クリスマスイベントはかなりいい雰囲気だったと思います。基本的には仲良し関係で、その向こうに見える乙女心に萌え〜。
華澄さんにとっては唯一の心を許せる相手のようだし、そういう存在になれたのは何とも嬉しいことですね。
「そうね、今度からはそうしようかな。時には思った通りにするのも悪くないわよね」




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