○toto さん
- 001 エターナリズム (採点:7)
- 突拍子もないえいえんの設定が面白い。
でもこの話、「エターナル」がどうこう、という話ではなくて、あくまで「司の生き様を見ろ!」という話なのね。
ONEの世界にこういった任侠を放り込んでみせた豪腕はすごい。
すごいが、これだけだとそういった「任侠モノ」のパロディ、としてしか見られない。
それでも最後の一文が大変渋くて良かったので、七点。
- 002 彼女の理 (採点:9)
- ぐぁあ、冷静に評価できないぞ、この作品は(w
一つ一つの描写は丁寧だし、繭の心の機微も説得力があるし、構成も巧みで引き込まれる。
つまりですな、この作品の持つ吸引力が、ワタクシが餓鬼のころ仕出かした、作中の男子のような悪事を思い起こさせるのです。
あああごめんよIさんっ! などと、過去を懺悔しつつ読んじゃいましたよ。
- 003 Fragment (採点:6)
- まずプロットありき、で書かれた話なのかな。
よく練られていて、構成にも工夫がうかがえる。
ただ、肝心の話の内容が、ギミックの犠牲になった感は否めない。
まさにギミックのためだけに死んだように思える幼なじみや、浩平が消えた理由とか、ちょっと苦しいかな、とは思う。
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