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○Lv2 さん

005 待ち人達の愛の形 (採点:6)
浩平が消えた後の各キャラクターの心情が描かれた作品ですね。
それぞれのヒロインのキャラクターがしっかりと把握されていて、展開に違和感なく読めました。
ただ、ネタとしては特に斬新というわけでもなくありがちな話だったので、この点数とさせて頂きます。
まぁ、そうはいっても気軽に読める作品であるのは良かったと思います。

006 8匹のネコ (採点:5)
瑞佳が猫を好きになったきっかけを描いた作品ですね。
話としては綺麗にこざっぱりとまとまっていると思います。
しかし、やはり問題は展開があまりにありがちだという事ですね。
まぁ、全体としては無難な出来で悪くない作品だとは思いますが。

007 新たな一歩 (採点:3)
う・・・かなりラブラブですね・・・少々濃厚過ぎるような気もしますが・・・
浩平と詩子のラブラブネタなわけですが、寝過ごして遅刻、膝枕、いつのまにか芽生えていた気持ち
といいあまりに型通りですね。
あまりに予測を裏切らない展開に、途中からはあーはいはいそうですか、って感じで
かなり飽きてしまい、流し読みになりました。
何よりも問題なのは、何故詩子は(浩平は)相手の事を好きになったか全く描かれていない点だと思います。
詩子が突然浩平を誘った事にしろ、浩平が詩子に対する自分の思いに気づいた事にしろ、
その理由が全くわからなければ、ラブラブムードに入られても白けてしまうだけです。
その辺りの書きこみが必要不可欠であったと思います。
まぁ、文章上に致命的な欠陥はなかったと思うので3点とさせていただきます。

013 without end (採点:3)
これは、作者さんによる独自ルート補完のようなものですよね。
ヒロインズの元に帰るのではなく、永遠の世界に留まる決意をした浩平が描かれています。
しかしながら、僕の読みこみが足りないせいか、作者さんが何を描きたいのかが全く見えてきません。
具体的に言えば、浩平が何故永遠の世界に留まる事を決意したかが描かれていないという事です。
この作品の眼目は、無論浩平が永遠の世界に留まる決意をする部分にあるわけです。
ですが、その動機付けが、『もっと大切なものがあることがわかった』というだけでは不充分です。
これは『現世に残してきたヒロイン』よりも『永遠の世界に留まるみずか』の方が大切だ
ということを示唆しているのだと思うのですが、その理由が作品を読んでも解らないのです。
浩平の見つけた『もっと大切なもの』がどういう物なのかが解らなければ、
当然浩平の決意も読者に対して何もまったく訴えかけるものがありません。
いわば、『浩平の決意』がその土台なしに宙に浮いてしまっているわけで、
作品の見所もすっかり霞んでしまっています。
こういう作者独自の見解を盛りこんだ作品は中々興味深いのですが、書きこみが足りなく思えます。
そういう独自の解釈の部分がもっとしっかり書かれていれば、面白い作品になると思うのですが。

019 凄惨! 浩平VS長森 (採点:3)
うーむ・・・かなり電波ですね・・・
なんだかよくわからない話でした。
面白くなりそうな萌芽はあちこちにあったんですが、結局訳が解らないノリにのっかったまま
最後まで暴走しているという感じでした。
今回のコンペ唯一のギャグだったので期待していたのですが、ちょっと残念でした。

041 掴みきれない幸せを (採点:4)
ジャンル通りまさにほのぼのですね。極めて無難だと思います。
しかし、やはりほのぼのの永遠の命題である無難からの脱却は果たされていない様です。
いくらほのぼのというジャンルが起伏がつけにくいとはいっても、クレープ交換のような
誰もがすぐに考え付くお決まりのネタしかないというのは物足りないと言わざるを得ません。
それから、展開が飛びすぎでテンポが悪く感じました。

朝起きて→学校行って→クレープ食って→帰り際に別れた

結局端的に言ってしまえばこれだけしか内容がないわけですね。
1日という長いスケールで描いている割には、濃度が薄すぎるように思えます。
もう少し時間を短くして、その分より濃くクローズアップした方が良いと思います。
まぁ、文章上特に目立った欠点はなかったので、この点という事にさせていただきます。

042 あの飲み会の話 (採点:3)
うーむ、これまたかなり電波が入ってますね・・・
結局何が描きたかったのかがさっぱり解らず、思い付くままに綴ったという感じでしょうか。
通常通りの話にすれば話に脈絡がなくて訳が解らず、だからといって電波壊れギャグとして見るには
特に面白い部分もなくインパクト不足という何とも中途半端な感じがします。
通常のドタバタか壊れギャグか、どちらかに一本に絞る必要があったと思います。

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