○Alice さん
- 003 お泊まりパニック! (採点:2)
- 全体的な雰囲気はそんなに悪くないのですが、テンポが悪いのと筆者が用意した雰囲気にキャラクターが微妙にマッチしていないような気がする。
Allキャラが出てくるので、つめて書いているようでもあり、せせこましいのはいただけないし、コレがテンポの悪さにも繋がっているような気がする。
ただ出せば良いというわけではないので注意。
序盤、栞、舞佐コンビにマコミシは出てこないと書いてあったが、逆に説明したことで出てくるかもな、と予想がついたりして…。
ついでにいうと、言葉のひとつひとつが恥ずかしいというか、稚拙な感じがしました。
香里が本文中「栞の復讐心を利用させてもらったわ…」という台詞がありましたが、香里に似合わないというか…トリック自体もつまらないので余計に読んでいて恥ずかしい気がしました。
ただ、書きたい雰囲気はなんとなくではありますが伝わってきます。
この手のSSは結構他にもいっぱいあると思うので、自分で読んでみて面白い!と感じたものを参考にしてみたるすると良いかも知れません。
上手い人からテクをパクルってのは以外と上達に繋がりますし。<内容、ネタをパクルのはダメなんだけどね〜。
次回は頑張って下さい。
- 012 空っぽのテクスト (採点:2)
- ダラダラっぽいしてた気がしました。
ついでに言うと香里と銘打っていましたが、その存在感が薄かった気も。
あと設定に問題があるかもしれません。
――後もう少しの命だが、愛する人を騙しても彼女は自然に振舞う…。
これってかなりステロ(ステレオ)タイプな展開すぎたかも…。
ちなみに、この作品における独創性は栞が本編で助かったにも関わらず死を迎えるという部分にあると思うのですが、その設定を十分に生かしきれたと思いましたか?
この程度の内容では物足りない。これじゃあ物足りないです!作者さん!
栞を死なすことに文句は言いません。別に面白くなるのならば、アリだと思います。私は。
でも、もっと彼女の死を盛り上げて欲しかった。
奇跡はいつまでも続かなかった…というシチュエーション…だけ。
それだけじゃもう満足できません。。
彼女の、栞の死をもっと深く掘り下げて欲しい。それこそ5万マイル潜っても良いから、死に感動が欲しい。
ありきたりなSSの氾濫はもう随分前から始まっています。
作者さんも考えてみて下さい。
面白いSSってなんだろう?新しいジャンル?萌えの模索……。
まだまだ可能性はあるはずですから。
【もうすこし頑張りま賞]を進呈。
- 020 私の望み (採点:2)
- 普通。
面白味らしいところが大してなかった気がする。
かといって、どこがつまらないかと聞かれれば答え難い。
普通だったというのが第一印象。
物語にメリハリがなさすぎるので、読んでいて退屈だったのが一番のネックというところです。
文章そのものは丁寧だったし、作品の質は高いと思いました。けれども、内容があまりにありきたり(普遍的)過ぎて飽きの訪れが早く、オチもなおざりな感じが…。
アドバイスとしては、内容全体にもう少しギミックがあったほうが良いかと思います。プロットにメリハリもつくし、より具体的なテーマが見えてくるかもしれませんし。
この作品は…そういった部分がああふやな気がしました。申し訳ありませんが、有体に言えばスカスカだったと。
善意的にとらえれば私がなにかしら見落としているのかもしれませんが…やっぱり読んでいて面白くなかったです。
美汐のキャラクター性をお互いがどう受け止めているのか?その差が大きかったのかもしれませんね。
- 021 想いの果てに (採点:1)
- これは…わざと?
台詞以外の文章の90%以上が『〜た。』
小学生じゃないんだから…と短編中誤字指摘No.1の私が人のことを言えた義理はないけれども。
わざとならえっと、完敗です。はい。
他に、文章作法に関しては他の方が色々言って下さると思うので私はここで終了。
(本当の理由は私が文章作法を語ることが許されないからで〜す♪)
さてさて、一通り読みましたが内容としては『もっとがんばりましょう』を進呈。
始めて書いたSSがこれだったのならば…凄いな〜と、気持ち遠巻きから眺めると思うのですが、これがあなたの数作目であるのならばちょっと…不味いじゃないかと思います。
法術とか、突然いわれてもこじつけすぎて意味不明に近いし…。
酷評が多いと予想されますが、作者さんは頑張って我慢して下さい。
これをきっかけにSSの精度がもっと上がれば儲け物ですよ♪
最後に…
『お師匠さん、このオチはいくらなんでも……。そいつぁないんじゃねぇですかい!?』
- 041 また逢えたらいいね (採点:6)
- 好き。
ファンタシー。頭悪いんで理論がわからなかったです。
個人的にはもうちょっと簡潔にして欲しかった。(それでも難しくないのかもしれないけれど)うぐぅでも簡単に理解できる程度にw
と、いちゃもんはおいといて、このお話のラストのかっこ良い栞が好きです。
最後の方、栞の言葉がかっこ良かった。
エンタメですね。
思わずほろりときたですよ〜♪
香里が泣くシーン、もう絵でイメージできますよ。
涙の流れ方から、口を抑える瞬間まで…。
なんていうか、未来へのビデオレター(故人)のものって普通に涙の爆弾ですしね。当人、関係者にとっては。<わたしは読み手なので当人ではありませんが。
SF考察に相成って、上手いと思ったっす。
オリキャラについてはテンポがかなり良かったのでOK 。
ONEの椎子さんみたいでした。
Kanonにはいないタイプのキャラが魅力なのかな?
いわゆるかなり嫌いじゃない作品。
一本の映画にしても良いんじゃないかと思うようなお話。
ただ、ドラえもんでもこんなような話があったような…ないような……。
- 043 恋と素敵な魔法のはなし (採点:7)
- コバルト文庫ぉぉ!!!と叫んだ第一声。
いや、読んでいて本当に恥ずかしかった。
頬が赤くなってしまうくらいなので、私には書けない。もう無理。読むのを止めたくなった後半。
甘酸っぱいを通り越して練乳ワッフルですよ。ホント。
さて、甘い甘いと叫んでばかりは失礼なので…。
序盤から終盤、全体にかけての、美汐と栞のかけあいが素直に良かったと思う。
テンポが良いです。テンポが。
サクっと読めるのも好印象。まぁ練乳すぎるが我慢しますw
感想という意味合いとしての言葉は少ないですが、私はかなり嫌いじゃないです。
強いて言えば、栞と美汐の立場をもっと明確化して欲しかった。
例えば、少女小説でいうところ二人は恋のライヴァルで親友!<うわ〜、もっと恥ずかしい。
美汐と栞なら面白そうな感じになりそうだな〜と期待。
SS本編の二人はいろんな意味で微妙な位置関係にあったので、もっと分かり易い方が良いのでは?と思ったもので、こういったお話ならではのお約束が欲しかったな〜…というのが私の要望です。
なにはともあれ…恥ずかしかったw
- 053 艱難汝玉のボーイ・ミーツ・ガール (採点:3)
- ご都合主義の日和見SSだな〜。
最初に読んで思い浮かんだ言葉。
辛らつかもしれませんが…。
それなりに香里と北川の経緯もあったし、栞とのことの関係も説明してくれていた。本当にセオリー通り。ここまでは良い。
でも、北川が医者として先生とか呼ばれており、香里がさも当然のごとく医者であって…。
そこに至るドラマがちと単純すぎる気がする。栞の一件は避けて通れぬ道ではあろうが、あまりにスタンダードすぎる。
それと同時に、このSSでは内容のそこかしこにおいて"医療っぽい"シーンが配置されているので、それなりの理由が欲しいところ。特に北川の方です。<両親が病気で死んでると過去を語る…だけじゃちょっと。香里を追って…というのならばもっと酷いかしれない。北川じゃなくて、香里の方も然り、ですけど。
そーいった曖昧な部分がそこかしこにあるのだが、それらが顕著に浮き彫りにされてしまっているような気がする。
また、五分割になってはいましたが、場面場面の繋がりがあまり上手く連動しているようには見えなかった(読み難かった)のもマイナス要素。
過去に飛んだり、今であったり。俯瞰的に「――だったな」と過去を回想するのも良いのですが、せっかく分割して公開しておられたので、こういった部分にももう少し気を使って欲しかったです。<上手いかな?って思うシーンフェイズもありましたが。
う〜ん、簡易的にまとめてしまえば、SS個体としての総合的な質は高いし、大部分には受けるかもしれない。けれど、長くKanonSSに触っていると、こういった「ありきたり」な設定ではもう足りないです。
"この手のSSの限界みたいなものを垣間見た気分がしました。
(感想の続きですが、こちらにUPしきれなかったので、公開後に掲示版が利用できれば書き込みたいと思います。利用できない状態で気になるようでしたらメールして下さい。まとめきれずすいません)
- 059 『姉妹、或いは繰り返されていく物語』 (採点:6)
- ラストのだいどんでんがえしが凄かった。
栞&香里とばかり思い込んでおり、文中、若干ニュアンスが変だと感じましたが、大人になれば落ち着くのかな?と自分を誤魔化して。まさか秋子と祐一's母の姉妹でくくるとは予想できませんでしたよ。少なくとも私は…。
ドラクエで例えたらドラクエ3みたいな感じでしょうか?<ちょっと違うかな?
タイトルの意味も相成っておもわず相槌をうってしまいました。
中盤あたりの内容がちとごり押しっぽく感じる部分が多少ありましたが、面白かったです。
しかして、この姉妹を袖にする"祐一"さん。どんなすけこましなのか気になりますが"祐一"の系譜はしっかりと受け継がれたことでしょうなぁ〜。
……そして、今度こそ美坂姉妹の出番?
う〜む、ほんちに歴史は繰り返しそうですなぁ〜w<一人で悦に入ってる。
ちょっとびっくりな展開に私は白旗を上げさせて貰います。
- 060 『月の兎のおとぎ話』 (採点:5)
- うさぎの心象風景なんて、跳ぶことくらいしかないんじゃないかと思っていた。
なんにせよ、北川うさぎ萌えです。
これでまた青く蒼い、甘酸っぱい萌えの道が…って違う。
さて話を戻して、有体に言えば感想付け難いです。はい。
しばしばある個性溢るるKanon的な独創性すら遥か彼方ですね。
もう別の次元にいっちゃってる気がする。
私としてはこの世界観に着いていくのがやっとでした…が、でも嫌いじゃない。
断片的な世界構成を読者に委ねて、できるだけ雰囲気をイメージして、楽しむ作品なのかな?
ちょっと万人受けはしなさそうな感じですけど…。
また、文章がちょっとあざとい気がしますが、まぁ、アリでしょうね。この世界の祐一に対しては。<恐らくそれに相応する所業もやっていそうですし。
ぴょん♪ぴょん♪ぴょこぴょん♪ぴょこぴょんぴょん♪
- 061 今宵、見知らぬ明日のために (採点:10)
- もうこのネタ大好き!
全部好き!
完成度高し!
文句なし!
祐一(女装してくれっ!)萌えも密かに兼ね備えているのは内緒で更に良し!(ぉぃ
とにかく、このSSには序盤のギャグの時点で10点あげようと思ったくらいに笑いのツボも抑えてくれていて良かった。
テンポ、内容、密度…言うことなしです。
この作品は、結構上位にいくのではないだろうか?と予想。
全体的に青臭い話だったけど、漢の友情とはかくあるべきですな。うん。
- 077 女王陛下と騎兵隊長 (採点:9)
- 文句なく面白いと思える作品。
あのアホな設定の体育祭も、舞シナリオにあった『舞踏会』なんてあるくらいの学校だから全然OKですね。むしろバッチこ〜い!
内容も良かった。キャラクターの間合い、テンポもハイテンションすぎるきらいもあるけれど"Kanonらしさ"がしっかりでてると思いました。
私はこの作品が大好きですよ〜♪
一ついうとすれば…香里がかっこよく香里軍団(?)を率い(髪振り乱しながら)戦う、あるいは指揮するシーンが欲しかった。これはもう意見じゃなくて、そのまんま要望と受け取って下さい。(某ファンタジー大作の眼鏡でおさげな委員長みたいなイメージです♪)
さながらジャンヌのごとく…あ、最後は処刑されちゃうからやっぱ止めw
そこそこ上位にくるんじゃないだろうかと予想。
ひょっといたら行くところまで行っちゃったりして♪
感想に従事できるSSって好きだなぁ〜。勢いで書けるから…。うんうん♪
ホント。満足です♪
- 078 「dearest」 (採点:5)
- 長がすぎる。
この内容であればもっと短くできるんじゃないだろうか?
色々とギミックを施しているようではありますが、読んでいてダレる。
理由は本編における起伏が少ないから。
雰囲気を愉しむ作品であったり、テンションが高い内容であったりするのならばわかりますが…このSSであればそこまで伸ばす必要なないのでは?と思うことがあった。
演出として作者さんは必要と思ったのかもしれませんが、文章の贅肉というか、なんというか・・。
もっとも、序盤の香里と名雪のやりとりなどはすがすがしくて良かったです。
蛇足ですが、名雪がもっとしっとり(未練がましい)してる方が人として"らしい"気がするのですが、これはまた別の物語なかもしれませんね(ひょっとしたら影で泣いてたかも知れませんし…)
全体的には上手いと思いました。物語の起伏をもっと感じさせてくれれば凄く良くなると感じた次第です。
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