○naoki さん
- 001 アナタの中のキミ (採点:6)
- >気取られた瑞佳
意味が通らない……「気を取られた瑞佳」でしょうか。
文章それ自体は読みやすくて良いのですが、構成が少々不味い。
発想に気を取られすぎて、構成の吟味にまで手がとどなかった、という印象を受けます。
書き出しから、きちんとそれが「夢」であるような伏線・仕掛けを作りましょう。
このSSは書き出しと結末が噛みあわずにどこかちぐはぐした感じがいたします。
瑞佳と少女が出会う場面。ここが大変つまらなかった。
構成の不味さともあいまって、作品のなかでこの場面が浮いています。
構成にもっと目を配っていればどうにでもなった部分ですので、もう一度、構成を見つめなおしてはいかがでしょうか。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
個人的には、>きらん☆と >ジリン…ジリジリジリン……――カチッ
などの表現は嫌いです。
視覚に訴える前に、言葉で通じさせることを考えるべきでしょう。
全体的には、まあまあ、面白かったです。
文章:2
人物:1
会話:1
構成:1
- 002 ある一組の男女の割と特殊な出会い (採点:1)
- ONE本編のあらすじを読んで楽しいと思う人はいません。問題外。
- 003 アゲイン (採点:3)
- ドラマの作り方が下手ですね。
ストーリー自体は基本がよく捉えられてはいると思います。
人物に感情移入できないから面白くないのです。では、なぜできないか?
それは描写が具体的でないからです。たとえばこの一文。
>彼らの姿からは期待と、不安と、そして一抹の寂しさが伝わってくるようだった。
一応、読者には伝わります。が、実感が湧きません。実感が湧くように書いてください。
また、
>その言葉と、七瀬自身の心がまったく裏表にあるのは誰の目にも明らかだった。
こういう一文は読者を冷めさせます。説明するのではなく、感じさせてください。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
「?」「!」のあとは一字空けます。
原稿用紙に書く際の注意事項ですが、絶対守ってください。
(空けたほうが読みやすいのです)
文章:0
人物:1
会話:1
構成:0
- 004 月はいつでも (採点:5)
- 星・月について、もっと詳細に書きましょう。
一番重要なものが、一番不足しています。
狙いは面白いですし、わかりやすい、成功しているといっても良いでしょう。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
「?」「!」のあとは一字空けます。
原稿用紙に書く際の注意事項ですが、絶対守ってください。
(空けたほうが読みやすいのです)
文章:1
会話:1
人物:1
構成:1
- 005 待ち人達の愛の形 (採点:2)
- つまらない。
同じことを同じ形で何度もくり返しているだけ。
人は変わっていますが、その個性も描ききれていない。
……逆に言えば、常に新しい発見を読者に提供しきれた場合には、文句なく満点だったわけです。
ですから、もっと推敲を重ねていればあるいは、非常に良いできになった可能性はあります。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
「?」「!」のあとは一字空けます。
原稿用紙に書く際の注意事項ですが、絶対守ってください。
(空けたほうが読みやすいのです)
文章:0
会話:0
人物:0
構成:1
- 006 8匹のネコ (採点:1)
- 句点をつけなさい。小学校で習いませんでしたか? 問題外。
エピソード自体は、微笑ましくて良いのですが、基本事項は守りなさい。
- 007 新たな一歩 (採点:5)
- 詩子は好きなので、えこひいきします。
言葉のリズムが良かった。
ストーリーはありがちですが、だからこその良さというのは出せているかと思います。
それなのに最後にいらないものがついている。
>その風と一緒に、みさおと向こうの世界の瑞佳の声が聞こえた気がした。
聞こえなくて良いです、なんか、邪魔です。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
文章:1
会話:1
人物:2
構成:0
- 008 日照雨 (採点:4)
- >といっても、はたから見たらいつもとそんなに変化はないだろうけど
わかりきっていることをいちいち言わなくても良いです。
記号を使いすぎです。もっと自分の言葉で喋ってください。
とはいえ、卒業生の答辞にそれほど感銘も受けませんでした。
文章:0
人物:1
会話:1
構成:1
- 009 ONE〜Unlimited〜 (採点:1)
- ギャグですか? 思い切り笑わせていただきました。問題外。
ダーク、なにを持ってそういうかはひとそれぞれでしょうが、ひとつ申し上げます。
人間の堕落を描くのが、いわゆるダークというものです。
多くは、暴力と性が中心になります。狂気の果ては大抵がこれです。
その堕落を正面から描いてこそ、作品として生きてくるのであり、逃げ出してはお話になりません。
- 010 "けものたちのうた" (採点:10)
- おおー、すごい。面白い。満点あげちゃう。
よくぞ短編にまとめました。
文章:2
人物:2
会話:2
構成:2+α
- 011 日没のとき、西の空が夕焼け色に染まる (採点:2)
- もっと客観的に自分の言葉を見つめられるようにしましょう。
独白形式は、作者の独りよがりになりがちです。
文章:0
会話:0
人物:1
構成:0
- 012 たく、ない……から (採点:3)
- >違和感を感じた。
この言葉に違和感を受けます。
この手の独白は、ともすると言葉に酔っているだけで終わりやすいのですが、その好例かと。
やはり客観視ということが重要です。
文章:0
人物:1
会話:―
構成:1
- 013 without end (採点:2)
- コメントしづらいなぁ、これ。
説得力に欠けます。もっと掘り下げないと駄目でしょう。
文章:0
人物:0
会話:1
構成:0
- 014 New (採点:3)
- >えーん、えーん、えーん。
どうにかしてください、これ。他の擬音も同様です。
展開が、安易な気もする。救いのあるのは良いんですが、その展開が不味い。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
文章:0
人物:1
会話:1
構成:0
- 015 証 (採点:3)
- 空白がうざい。
普段は読まないんですがね、この手のものは。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
「?」「!」のあとは一字空けます。
原稿用紙に書く際の注意事項ですが、絶対守ってください。
(空けたほうが読みやすいのです)
文章:0
人物:1
会話:1
構成:0
- 016 彼女は笑ってこう言った (採点:3)
- いい加減な人選、いい加減な話の流れ。
もっと細部を煮詰めないと駄目です。
あと、演劇いこうと思う人なら、普通文学部に行きます。
(文化を専門的に学ぶのは文学部です、経済学部ではありません)
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
「?」「!」のあとは一字空けます。
原稿用紙に書く際の注意事項ですが、絶対守ってください。
(空けたほうが読みやすいのです)
文章:1
人物:0
会話:1
構成:0
- 017 名枯れぼし (採点:7)
- 総括型、というのは難しいです。
というのも、同じ事を描きながら、読者に新たな視点を持ち出さなくてはならないから。
そういった意味では、構成が練り不足、でしょうか。
南君の心の動きはよく書けていると思います。
もっと情景描写が欲しいなぁ、とも思います。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
文章:2
人物:2
会話:1
構成:1
- 018 I LOVE LOVE (採点:8)
- あれほど強く否定した割には、みずかがあっさりしすぎていないか、と思います。
みずかの持つ葛藤というのは相当強いはずですから、もっとねちっこく描いてもいい気もします。
どっちが良いかはわかりません。
なかなか楽しませていただきました。
文章:2
人物:2
会話:1
構成:1
- 019 凄惨! 浩平VS長森 (採点:9)
- >エロ本。
>その四文字が奏でる韻律は優美かつ淫靡。
三文字だと思う。
>彼氏彼女やるっていう決意ってうけとってもいいんだよね…
彼氏彼女「と」やる の間違いですね。
徹底した下ネタ。笑いました、笑いましたよぉ。
文章のリズムが良いです。でも、ちょっとミスが多すぎ。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
文章:1
会話:2
人物:2
構成:2
- 020 再誕詩 [Hi Ka Ri A Re] (採点:2)
- たくじって誰でしょう?
みゃお=澪 美男子=浩平 夕焼け=みさき はすぐわかりますが。
死に至る病、閉鎖された思考、などの表現方法は安易過ぎです。
読んで意味がわからないものは、話になりません。
意味がわからないことを、意味がわかるように、言葉で書くのです。
文章:0
人物:0
会話:0
構成:1
- 021 雨ふりと灰色ひつじ (採点:8)
- >その行為の意味が理解できずに、私は声を上げた。そして、それが同情だと知る。刹那、押さえきれない激しい嫌悪感が私を貫いた。
これは……ないほうが、印象深いので、ないほうが良いかもしれません。
>包容を解く。
字が違います。
包容:おおらかで、自分と反対意見を持つ人、自分の悪口を言う人などと、承知の上でつきあうこと。
抱擁:だきかかえるようにして愛撫する(親愛の情を表わす)こと。
無難な話、という印象を受けます。悪くはないですが、これといって面白くない。
もっと作者さんの強い想いを出せませんか?
そうすれば、10点満点つけられるようになります。
文章:2
人物:2
会話:1
構成:2
- 022 幸せの確信 (採点:6)
- 結末と書き出しが一致しないので、気持ちが悪い……。
変に「えいえん」のことを意識すると、ろくでもないことになります、その好例。
というか、キャンバスはどこに行ったんでしょう?
とても良い題材なのに、無視されている。もったいない。
結末がないものと考えれば、面白いですね。
文章:2
人物:2
会話:1
構成:0
- 023 今この時が一番 (採点:6)
- 昼休み以下が急激につまらなくなる、蛇足、でしょうね。
ほのぼの、というよりは、ギャグに近い気もします。
面白かったのに、いらないことを書く人って多いですね。
文章の取捨選択を厳しくすること。
文章:2
人物:2
会話:1
構成:0
- 024 やっぱり彼女は意地っ張り (採点:6)
- >「わたしには、その時七瀬さんが一体誰を待っているのか分からなかったけど、浩平が帰って来た日、わたしはすべてを思い出したんだよ。
そして七瀬さんが、浩平を待っていたのだという事、そして一年前に浩平が屋上でわたしに話したお菓子の国のお姫様の話の意味を理解した。
そう浩平は、あの時わたしに助けを求めていた。けれど、わたしは、浩平の事を忘れてしまったんだよ」
>「分かってあげているつもりだった。あたし達付き合うようになって、すぐに折原は、あたしを求めてきた。あたし、ああいうの初めてで
男の人は、みんなそうなのかな、と思ってた。そして折原が、どこかへ行ってしまった時は、ずっと、ただ自分だけが辛いと思っていたの。
でも折原が帰ってきてくれて、あたし色々と折原の事を考えたわ。折原が、あたしを求めたのは、淋しかったんじゃないかって、そして帰って来た今でも
折原は、まだあたしには受け止める事の出来ないほど大きな淋しさを胸に秘めているんだ、って分かったの」
この手の説明的な会話はいりません。冷めるだけです、面白くないです。
こういう人物の感情を読者に感じさせるようにしなくてはなりません。
というより、説明されると納得はできても、実感がわかないのです。
文章:1
人物:2
会話:1
構成:1
- 025 フラリ (採点:4)
- ああ、空白が、うざい!
良い感じで来ていたのに、最後で裏切られた。
朴訥と語られる言葉の重みが心地良いのに、どうしてそれを最後まで続けないのですか?
続けてください。
文章:0
人物:2
会話:−
構成:2
- 026 キミノクチビル (採点:5)
- シリアスというより、ほのぼのかと。ジャンルわけは、まあ良いか。
ところで、文章が時々変なところできれるのは仕様ですか?
いきなり言葉におぼれ始める浩平が、なんだか変です。
その流れが、なんだかうまくない。
ドラマの作り方の問題になるのですけれども、それがうまくない。
詩子にしても、浩平にしても、その心の動きをもっと明確に描きましょう。
文章:1
人物:2
会話:1
構成:0
- 027 紅い朧月、偽りの夜、茜色の洛陽 (採点:6)
- 地の文と、会話のギャップが気持ち悪い。会話はないほうが良いです。
投げやりなみさきが魅力的なので、それ一本で押し通しましょう。
文章:2
人物:2
会話:0
構成:1
- 028 暖かい春の日差しの中で…… (採点:9)
- ほのぼのは雰囲気がすごく重要なんですが、その雰囲気がとても良い。
気持ちが良い。満喫しました。
文章:1
人物:2
会話:2
構成:2
- 029 赤と青の境界線 (採点:8)
- >「あの日から私はここで過ごすために生きてきたんだもん。ここにいられなくなった私は
これから先いったいどうなっちゃうのかな?」
>「そう思うとすごく不安になる、夕焼けはね、そんな私を優しく慰めてくれるんだよ。雪
ちゃんも知っていると思うけど、私って子供のころよくここで遊んでいたよね。校舎を探
検した後、決まって最後に屋上から景色を眺めるのが好きだったんだ。オレンジ色に染ま
る町並みがすごくきれいだったな……だから今でも夕焼けが好き。そして夕焼けを一番近
くに感じられる屋上が好きなんだ」
こんな長い説明は要らない、「屋上が好きなんだ」で充分わかるし、わかるように書かなくてはいけません。
とはいえ、面白かったです。
文章:2
人物:2
会話:1
構成:2
- 030 魔法 (採点:2)
- つまらない。
それも1日をきちんと描くなら別ですが、中途半端なのでますますつまらない。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
文章:0
人物:0
会話:1
構成:0
- 031 ゴール、そしてスタート (採点:4)
- >永遠は、ここにあった。
ちょっと、説得力ないです。
なんというか、お約束の展開がずらずらとあって、それだけで終わってる感じがします。
だから物足りないし、にやにやしても、面白いとは思わないです。
文章:1
人物:0
会話:1
構成:1
- 032 乙女の聖域 (採点:6)
- これは……独創的な。
よくわからない、というのが正直なところです。
メルヘン、というには、即物的な気もしますけれど。
文章:1
人物:1
会話:1
構成:2
- 033 それぞれの歩み (採点:5)
- 言葉の選び方で損をしているような気がします。
全体的なストーリーの流れは、良いと思うのですけれども。
文章:0
人物:1
会話:1
構成:2
- 034 あなたのいるBIRTHDAY (採点:5)
- 変に名前を変える必要はないと思います。
でも、これってONESSなのかなぁ?
少なくともこんぺ向きではないと思いますよ。
作品自体は、なかなか良いと思いますし、考えさせられましたね。
文章:1
人物:0
会話:1
構成:2
- 035 晴れた終わり (採点:10)
- なんだ。なんなんだこれは。
――ショートショートの名手現る!
満点あげちゃいます。上手、そして面白い。
文章:2+α
人物:2
会話:2
構成:2
- 036 譲葉のカケラ (採点:7)
- オリジナルキャラクターをいかに溶け込ませられるか、それがこの作品の運命を握ってしまうわけです。
そして残念ながら、それは失敗した、と思います。
ですが、それは紙一重の失敗で、なんか、やたらめたら惜しい。
「僕」の作品内でのあり方がちょっと不安定なんです。
それは設定の無理から来ているものでしょう。
特異能力(夢の預言ですね)の設定が無理だとは思いません。
むしろ、「僕」の登場の仕方が、強引かと。転校って便利ですが、意外と使い勝手が悪いです。
転校生なんて設定ではなく、クラスメートの一人として描いてしまったほうが良かったでしょう。
別に転校生でなくても話自体は成り立ちそうですからね。
余程の理由がない限り、「……」は二マスが基本です。「――」も同様。
これは原稿用紙に書く際の注意事項ですが、守っていたほうが良いでしょう。
(もっともこれは厳密に守るべきものではありません、適宜変えるものです)
「?」「!」のあとは一字空けます。
原稿用紙に書く際の注意事項ですが、絶対守ってください。
(空けたほうが読みやすいのです)
文章:1
人物:2
会話:1
構成:2
- 037 君を待つ時間 (採点:5)
- 最後をどうにかしてください、空白でごまかすな。
期待感を高めておいて、感情を吐露する。
そうでないとこの手の話は体裁がつきません。
文章:1
人物:2
会話:1
構成:0
- 038 永久にあなたと雨の中 (採点:7)
- 結構文章の書ける人だと思うのですがね……あの空白は何でしょうか?
(みさきが背中を向ける場面のことです)
埋めなさい。そこが一番重要な箇所なのに、手を抜くな。語れ。
ストーリーの骨組みは、構わないのですが、肉付けがつまらない。
というのも、みさきの葛藤が、表層的だから。もっと掘り下げないとつまらなくて仕方がないです。
それと、これは純粋に文章技術の話ですが、日本語は主格を基本的に持たない言語です。
ですので、いちいち「私は」と書かなくても、「私」であることはわかりますから、省いてください。
そのほうが、文章も締まったものになります。
もちろん、主格が変わる場合にはこの限りではありません。
文章:1
人物:2
会話:−
構成:2
- 039 みずかのささやき (採点:3)
- >ううん、そうじゃないんだ。なんとなくだけど、今のぼくたちを象徴している遊びだと思ったんだよ。
>砂を集めて城を作る。その城を壊してまた別の城を作る。今のぼくたちを象徴している遊びだ。
この手の説明的文章は、読者を興ざめさせるだけで、作品の魅力を落とします。
>分からないんだ。
この最後のひとこともいらない、これがなければ非常に印象深くなります。
視点も構成も滅茶苦茶だ……もっと作者さんのなかで表現したいことをまとめましょう。
そうすれば、かなり良くなります。
文章:0
人物:1
会話:1
構成:0
- 040 孤独の中の神の祝福 (採点:2)
- 茜のキャラが違う。
ぽつぽつと、独特のリズムで喋るのに、この饒舌な茜は一体、誰でしょう?
やけに説教くさいですが、こういうことは読者に感じさせることが大事です。
説明しては駄目です、反感かいますし、面白くないです。
文章:1
人物:0
会話:0
構成:0
- 041 掴みきれない幸せを (採点:1)
- なにを書けば良いのか、それをまず考えてください。問題外。
- 042 あの飲み会の話 (採点:1)
- 2ch用語、ネタは使わないでください、笑えないし、ふざけているようにしか見えませんから。
もっとも、それを抜きにしても面白くありません。
ONEのキャラクタが記号化されてしまっているからです。
問題外。
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