○Manuke さん
- 01 スケッチブック (採点:3)
- アプローチは面白いと思います。ただ、展開に色々と理不尽な点が……。
文化祭への出品って、そんな風に選別するでしょうか?
「初めて声を掛けた生徒」が美汐というのも、納得行かない感じです。
美汐が裸なのに栞が気付かないというのはちょっと(^^;)
加えて、トム・クランシーが「年頃の女の子が読むような本じゃない」というのは偏見
ですよ〜。
- 02 HEARTS (採点:2)
- コミカルなのはいいんですが、ちょっとキャラクタの行動が表面的過ぎるように感じら
れますね。
それから、台詞ばかりが連続するのは頂けません。もう少し地の文を挟んだ方が良いか
と思われます。
また、細かいことですが、文章の書式に少々誤りが散見されます。
最低限、文章の末尾に句点『。』、文章の途中に読点『、』を適時入れることをお勧め
しますです。
内容に影響するわけではありませんが、印象は良くなるはずですよー。
- 03 春遠からじ (採点:3)
- えーっと……。
すみません。どんな意図のSSなのか良く分かりませんでした。
美汐は可愛くて良い感じです。
- 04 ハッピーエンドをもう一度! (採点:6)
- 終わり方がすっきりとしていて良いですね。
個人的には、祐一がそこまで苦悩するか少し疑問には感じますけど。
- 05 ごきげんよう、お姉さま (採点:7)
- オチは読めちゃったんですが、それでも面白かったです。
ただ、前半で祐一の心情描写が少々多めであったため、やや愚痴っぽく感じてしまいま
した。
- 06 彼女の子 (採点:1)
-
- 07 確率と戯れながら君は凛とする (採点:5)
- うーん、シリアスな印象のお話からの急展開という構図は良いんですが……。
爆弾はやめておいた方が良かったように思えます。ここで嘘っぽく感じてしまいました。
ちょっと勿体ないかも。
あと、末尾に今一つ緊張感が足りず、異常事態なのにも拘わらず不思議とコミカルな印
象があります。
- 08 今日から今までの日 (採点:3)
- ?
どうして舞の過去を改変したのか理解できませんでした。
(経緯が異なったから、結末が変化したということでしょうか)
再登場していきなり殺される祐一君は気の毒ですが(^^;)、ここは鬼気迫る感じが良かっ
たと思います。
- 09 いつかの夏に、届くよに。 (採点:4)
- うーむむ……。
結構好きなタイプの話のはずなのに、何故か没頭できませんでした。
どこが悪いということはありません。純粋に相性の問題のような気がします。
曖昧な言い方でごめんなさいです。
あえて言葉にするとしたら、「距離感が掴めない」といった辺りでしょうか。
- 10 けれど輝く夜空のように (採点:5)
- 仕掛けとして面白くはあるんですが……。
基本的に原作のあゆシナリオと同じに見えてしまうんですよね。あゆと祐一の立場を入
れ換えただけで。
加えて、あゆの場合には他人で、かつ亡くなってはいなかった訳ですが、このSSでは祐
一が実際に死んでしまっています。この場合、親しいいとこである名雪とあゆが葬儀に
参列しないことは考えにくいのでは?
もう少し、このお話ならではの要素があれば良かったと思います。
#細かいことですが、「いわずともなが」は「いわずもがな」の間違い?
- 11 光 (採点:7)
- ありがちかもしれないけれど、これでいいんだと思います。
ただ、三月中に学校へ復帰するのは日程的に難しそうな気が……(^^;)
- 12 Secand two (採点:6)
- あれ? これで終わりなんですか?
なんだかとてもぶつ切り感が……。もう少し余韻が欲しかったと感じます。
物語の雰囲気は悪くないですね。
- 13 今宵もまた、逢いましょう (採点:8)
- 優しい雰囲気のお話でした。北川君、やけに格好いいし(^^;)
都合のいい奇跡かもしれないけど、それで構わないと思います。Kanonなんですから。
- 14 女狐観察日記 (採点:2)
- ……えっと。
ごめんなさい。面白く感じられませんでした。
秋子さんはもっと凄い日記をつけてらっしゃるんでしょうか?(^^;)
- 15 この街コンクール (採点:3)
- うーん……。スピーチにふさわしい内容とは思えませんでした。
それから、原作の内容を振り返る以上のプラスアルファが足りないように感じます。
裏で暗躍する栞は可愛くて良いです(^^;)
- 16 妖狐物語 (採点:5)
- 悪い話とは思わないんですが……。
どうしてこんな複雑な関係を設定されたのか、ちょっと納得できない部分がありました。
物語の終わり方も、原作と差別化ができていないように見えますし。
こましゃくれているようで純粋な真一君は良い感じでした。
- 17 風の盆 (採点:8)
- 完全に騙されました(^^;)
しかし、読み返してみて思うのですが、これは気付けませんよー(笑)
叙述トリックを除いた部分を純粋にSSとして評価すると、少しばかり原作との距離を感
じてしまいますね。
題材から考えて仕方のないことではあるのですが。
- 18 雨の音 (採点:7)
- うむむ……。
夢と現実の二重構造は確かに面白いのですが、祐一とあゆが見ている夢と、名雪ルート
に近いであろう現実が同時進行していたように読めてしまいました。
……二股?(^^;)
あと、栞の設定改変は不要だったように思うのです。栞ファンとしては(笑)
- 19 春風駘蕩 (採点:9)
- 切ないお話でした。
後悔を胸に、この祐一君は生きていくんですね。
祐一君の元に、いつか春は訪れるんでしょうか。
- 20 世界の果てでアイに哭く獣たちの賛歌 (採点:9)
- ……上手い。
こういうオチを持ってきましたか。なるほど。
これは悪夢ですねー。
ただ、ハーラン・エリスンの流れを汲むタイトルはちと食傷気味かも(^^;)
- 21 透明なてのひらが (採点:8)
- 良い雰囲気のお話でした。
このお話では、秋子さんはごく普通のお母さんなんですね。その自然な性格付けが、お
話自体に心地良さを与えているように思います。
一点だけ、細かいことですが香里は家のことを他人に話したがらないはずです。だから
『シスコン〜』の下りはどうかな、と感じました。
- 23 言い出せなかった。 (採点:5)
- 途中のネタは、今一つ笑えませんでした。ごめんなさい。
「またサプライズ・バースデー……」と、少々落胆もしました。
しかし――オチは良し!
タイトルの使い方には、にやりとさせられました〜。
- 24 光があの娘であるように (採点:6)
- うーん、うーん。評価が難しい……。
雰囲気はとても好きです。深刻にならない会話も楽しいですし、素っ気ないほどにあっ
さりとした終わり方も、これはこれで良し、かな。
ただ、設定に少々不満が残りました。
特に天国の描写は、死に対する悲しみや畏れを霧散させてしまいますし。
(完全なコメディなら構わないんですが)
親しい人間からは見えないとか、24時間期限等も、細かい設定の割にはあまり活用され
ているとは言い難い気がします。
- 25 その手のひらに紡ぐもの (採点:10)
- 何故か『天野』が名字だったので、何かあるかなと思っていたら……こういうトリック
でしたか。意表をつかれました。(教師は某智代嬢かと思ってました(笑))
いや、これは良かったです。
祐一と関わらない舞って、悲劇的に描かれることが多いように感じます。が、これは佐
祐理さんとの関係も含めて、原作の舞の先にあることが納得でき、かつ良質なSSに仕上
がっていますね〜。
可愛いからという理由でニュービートルを選ぶ、教師になった舞。可愛いです(^^;)
- 26 そこに彼女がいなかったから (採点:4)
- このSSであゆの言う奇跡と願い、少々軽く感じてしまいます。
だからこそ、この結末に繋がったということなのでしょうか。
最後の祐一のシーンは、少し切なくて良い感じでした。
- 27 かおりんのお弁当大作戦 (採点:2)
- カミーユですかと(^^;)
うむむ、すみません。あまり面白く感じられませんでした。
ところで、香里ってクールビューティーに属するんでしょうか。
原作では名雪に抱きついたりしますから、個人的には違う印象なのですが。
- 28 死んでからやってみたい10のこと。 (採点:7)
- わ、笑えない……(^^;)
いや、面白いんですけどねー。
結末が唐突なのは意図されてのこととは思いますが、やはり少々物足りなく感じました。
- 29 サマーソルジャー (採点:10)
- 素敵すぎです(^^;) 楽しいお話をありがとうございました。
キャラクタ達が生き生きと動いていて、しかも物語としてのバランスも良く取れている
と感じます。
(「色々ついてます」の台詞はなかなか意味深ですし)
香里と北川君も微笑ましくて良いのですが、特に栞が非常に魅力的でした。
- 30 手と手をつないで (採点:4)
- うーん、祐一がかなり無神経ですね。
でも美汐はそれ以上に身勝手なような気がします(^^;)
真琴は健気で良い印象でした。
- 31 最強の女 (採点:2)
- ……えーと。ごめんなさい、面白く感じられませんでした。
時間軸はなかなか凝っていますねー。
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