○KATUO さん
- 01 赤白黒 (採点:6)
- 恐怖はあまり感じられませんでしたが、ホラーの展開としては悪くないと思います。だけど祐一にしろ、香里にしろ、一体何を考えているのか分からず、話への感情移入が全くできませんでした。KANONでこれをやる理由も薄いのではないかと感じました。
- 02 卒業 (採点:6)
- うーん、よくわからない。どうして名雪と祐一は今までの全てを忘れて、また最初から始めようという結論に至ったのでしょう? そして忘れると言っておきながら、最後に祐一との思い出を連想させる台詞を名雪が言っているのもおかしいです。
- 03 例え、誰が覚えていなくとも (採点:4)
- なんか色々と分かりづらかったです。ジャンルに不可解系と記してあるということは、作者さんも自覚しているのでしょうか。登場人物が多すぎて話が揺れてしまっています。もっと話を絞ることはできなかったのでしょうか?
- 06 シフクノセツナ (採点:6)
- そういうことだったのか。気がつきませんでした。一本。だけどどうして栞は祐一に会いに来たのでしょうか? 再会したときから「すっげえ幸せそうな顔」してたんでしょ? 私はこの通り幸せですってことを伝えにきたのかな。どうにも分かりづらかったです。
- 07 ふたりは391/199900*1/? (採点:8)
- 最初から最後まで楽しく読むことができました。見ていて恥ずかしくない程度のふたりのノロケ具合がとても微笑ましいです。ただパズルのオチはちょっと弱いかな。栞の性格にも少し違和感を感じました。
- 08 名残雪の人 (採点:6)
- ありがちな話ですね。祐一と名雪が和解するシーンはカットせずにちゃんと書いてほしかったです。北川と香里が病院に行くまでの経緯も気になるところ。
冒頭とラストの意味は色々と想像できるけど、いくらなんでも情報少なすぎだろうと感じました。
- 10 さいごのにんむ (採点:6)
- なかなか深く考えさせられるお話でした。私は残念なことに、世界中の全て人たちが「愛する」ことを学んでも争いがなくなるとは思いません。だって、何かを愛しているからこそ争わなくてはいけない人もたくさんいると思うから。というか、今の時代の戦争はほとんどそれに当てはまってしまうのではないのでしょうか。たとえ無差別テロであったとしても。ただ愛し方が間違っているだけで。それはとてもとても悲しいことです。
ていうか、このSSでは真琴が実は神様だったということになるのでしょうか。そして愛することを教えるために祐一に近づいた? いくらなんでもそれは……。
- 11 過去に捧げるプレリュード (採点:6)
- 個人的にとても好みな展開で楽しめたのですが、唯一残念なのは香里が祐一を好きになった理由が全く書かれていないこと。そのため、香里の気持ちがどこか中途半端に感じられてしまいます。
それと、円周率が3と定義されるようになるのは原作の年よりもう少し先のことだったはずです(たぶん)。ていうか3.05より大きいことの証明!? これって普通に考えたら超難問じゃないですか? 有効数字関する問題って、なおさらわけわかんないよお…。説明してくれ、香里先生!(笑)
- 12 梅雨前線北上中 (採点:6)
- 前半は非常にノリがよくて楽しめました。後半で少し失脚したかな。残念。
それと、あの数式の証明は明らかにおかしいです。というか、証明になっていません。また、nは2より大きいとするよりも、この場合は2以上とおくべきです(たぶん)。細かいことですみません。
- 13 三顧の礼 (採点:6)
- 臀。こんな漢字を知っている祐一君は何者?(笑)
それから漢字辞典ではなくて漢和辞典。
- 17 あわただしい最初の一ヶ月 (採点:8)
- すげーな…。なんだこれ?(笑)
これがSSと言えるのかどうかは置いといて、単純に読んでいておもしろかったです。作者の原作への愛が感じられました。
- 18 はんばぁぐ (採点:4)
- 実に平和なお話でした。だけどそれだけでしたね(笑)。「合い挽き」と「逢引」もだから何? で終わってしまっています。もうひとつ何かほしかったです。
- 20 しあわせ、もういちど (採点:9)
- この後、このふたりはどうなってしまうのでしょう。是非ふたりとも幸せになってほしいものです。もう一度と言わずに、何度でも。そしていつまでも。読んでいてそんなことを思えた温かいお話でした。ありがとうございます。
- 21 君を守る (採点:3)
- 随分と強引な展開ですね。設定にも無理があるのではないでしょうか。そのため話についていけず、ただ分かりづらいという印象だけが残ってしまいました。
- 22 なゆきをあいしてる (採点:5)
- 短いなあ。もっとずっと読んでいたくなるような話でした。だからこそなおさら短いのが惜しいです。
- 24 リフレイン (採点:8)
- なかなかどうしておもしろかったです。
- 25 子の心親知らず 親の心子知らず (採点:7)
- 素敵な関係ですね。大好きです。
- 27 きんにくまん (採点:7)
- 普通におもしろかったです。超回復とか懐かしい単語も聞けたし。よく部活の先生が口にしてたなー。でもオチはありがちかなとも思いました。
- 28 みずたまり 〜逢魔が時に〜 (採点:4)
- ちょっと分かりづらかったです。あゆは結局どうしたかったのかな?
- 30 君の名は…… (採点:4)
- ええ!!?? それで終わりなの? 栞と詩織は完全に別の人物っていうオチなのでしょうか? さっぱり分からない…。話に勢いがあっただけに残念。
- 31 青いゆりかご (採点:10)
- 優しい気持ちにさせてくれるお話でした。登場人物一人ひとりがとても魅力的です。話もともすれば何でもない話なのに、どこか惹かれるものがありました。タイトルも素敵です。温かいお話を、ありがとうございました。
- 32 空回りのサーカス (採点:6)
- 最後のオチはよかったのですが、祐一が随分とひどい人に見えました。あそこまで性格軽くないでしょう。北川の性格にも少し違和感あるかな。彼の気持ちも分からなくもないのですが、あんなにあっさり引かなくてもねえ。もう少し北川に頑張ってほしかったです。
それと細かいことで悪いのですが、新札の登場はKANON本編の年よりもだいぶ後のことですね。
- 33 心のかけら、幸せの太陽 (採点:5)
- 細かいことで悪いのですが、太陽は一度も雲に隠れてないんじゃ…。その部分の描写が抜け落ちているのではないでしょうか。タイトルに太陽を持ってきているので、どうにも気になります。その他にも粗が多いように感じましたが、ほのぼのとした雰囲気は好印象。
- 34 かえるところ (採点:8)
- 雰囲気がいいですね。丁寧に書かれた字の文も素敵です。ただ物語的な楽しさは薄いかな。ひとつひとつのエピソードも、何を言いたいのかがイマイチ伝わってきませんでした。
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