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○VAL さん

01 はじめての… (採点:6)
>――そんな感じで風子と岡崎さんの初デートはおわりました。
 まさにそういう印象ですね。ほのぼのといい感じです。
 トリップの使い方とか、メモを取り出すタイミングとか、細かいネタも上手いですし。
 ただ、台詞に関しては風子らしさも出てますが、思考にもう少し捻りが欲しいところかも。妙に直接的な印象を受けるというか、少しらしくないかなあと。

02 ステップ (採点:5)
 んー、全体的にほのぼのした感じで、悪くないのですが……どうしても「悪くない」で止まってしまう感じです。
 特に智代の辺りが、微妙に繋がってるようで「結局何だろう?」といった感じなので。
 あと、オチが弱いと思われます。

03 手を繋いで… (採点:6)
 直幸さんの過去とか、空白の5年間とか、敦子さんとか。
 とても丁寧に補完されてあるとは思いますが……逆に言えばそれだけという印象を受けました。
 あともう少しの、何かが欲しいです。ごめんなさい。

04 boyfriend (採点:3)
 椋の印象を良くするための補完……といった感じですが、もう少し椋に柔らかみが欲しい所です。
 正直、この描写だと逆効果かなあ、と。やっぱり嫌な感じがします。

05 みえないものをみること (採点:8)
 締めが素敵すぎます。なんかもう全部吹っ飛ぶくらいに。それだけを伝えたい。

 さて、真面目に。
 と言いましても……なんというか、私には難しくて感想に困ります。
 雰囲気的にはかなり好きなのですが……うーん、ごめんなさい。

06 メトロローム (採点:2)
 ……いきなり事故が起きて不幸になるのは、正直どうかと思うのです。
 それによってより深く話を展開される場合も稀にありますが、これはそれだけかと……。

 あと、先に好きになったのは杏だと思ってたんですが……違いましたっけ?

07 告白 (採点:2)
 LOVE、ですか。流石にささやかすぎると思います。

 オリキャラ(名前だけですが)や、キャラの一部の口調の違い、椋が好きになったのは同じクラスになってから。
 話としては王道でそれ自体は悪くないですが、それだけに他でポイント稼いで頂きたいところでした。ごめんなさい。

08 馬の多い風景 (採点:2)
 ……ごめんなさい。
 そういう話じゃないのは分かるんですが、演劇部の方の台詞が強すぎて、辛かったです(汗

09 朋也くんは心配性……っていうか妄想癖か (採点:5)
 ギャグというにはイマイチ捻りが足りない感じです。
 勢いは相当ありますし、かなり吹っ飛んでいるにはいるんですが、それだけではあと一歩かな、と。
 むしろ和みました。私は。

 ところで、ビデオカメラ等の購入に苦労する状況で、エロゲー等との接触は難しいような……と無粋なツッコミをしていいですか?(ぇ

10 理想郷に咲く花 (採点:4)
 個人的にですが、IFは、大きく話が変わるのならともかく、ほんの少し展開が変わるだけだと作者の都合に見えてしまいます。
 このお話だと劇の内容、そしてその直後の渚ですね。だんごもないわけで。
 他にも、堕胎するかどうか選択できる段階から数日後で出産はどうなんだろうとか、気になるところは結構あります。

 とはいえ、劇の描写や、締めなんかは上手いと思いました。繋げ方が素晴らしいです。

11 どき☆どき すぱーきんぐぱっしょん (採点:8)
 ラブとコメディの黄金比。ないすらぶこめっ、素直にGJです。
 思わず、ヒトデになるときっと頭突きが出来なくて自分では元に戻れなくなるけどそれはそれで幸せなんだろうなあ、とどうでもいいことを思ってしまうくらいに素敵な風子でした。

12 ゆびきりげんまん (採点:5)
 意外と風子は「!」を使いません、と主張しておきますね。

 うーん、春原と風子だからこそのラブってあると思うんですけどねー……。
 何て言うか物足りないです。特に春原。ヘタレではあるんですけど、何か春原らしいヘタレじゃないです。

13 伝えよう、素敵な素敵な言葉 (採点:7)
 いい杏です。いいデートです。いい告白です。素敵なラブです。
 素直に楽しめました、GJです。

14 未来に奏でるポストリュード (採点:4)
 ごめんなさい。main関数は分かったんですが。……いえ、分かってないんでしょうか?

15 Little fire will (採点:5)
 一応……美佐枝さんは芳野さんの一つ下です。

 公子さんの「脆さ」って本編では殆ど描写されてないんですよね。なので、どうしても人によって感じ方が違うのはあると思います。
 ……正直に言ってしまいますと、「私は」違和感を覚えてしまいました。ごめんなさい。

 全体的には、補完としては悪くないと思います。

16 会長のおしごと (採点:8)
 とても上手いと思います。
 智代の気持ちへの決着のつけ方とか、有紀寧達の様子、男、春原、もう全て見事。
 文句ない後日談でした。GJです。

17 一人と一人のはないちもんめ (採点:9)
 時間差トリックとか、微妙な対比具合とか、締めとか。上手いです。
 ジャンルの通り、しっとりしてて、優しくて。大好きです、素敵です、ありがとうございました。

18 魔法の使えなくなった魔法使い。 (採点:9)
 うーん……。
 何て言うか凄い好きなんですよ、これ。一つ一つの文が素敵で。優しくて。温かさがあって。文章に関しては満点つけたいくらいに。
 ただお話としては良作なんですが、原作の後、と考えるとちょっと違うかなとか思ってしまいます。
 これだけで主張できてしまう出来だからこそ、「くるくると回っている」と言う有紀寧や、墓前での有紀寧との微妙な差を感じてしまうといいますか……。

 上手くいえませんが、私的には素直に満点に出来なかったです……ごめんなさい。

19 月命日 (採点:7)
 ふむ。しっとりしてます。
 ……ちょっと切なくなりますけど(苦笑

20 藤林、今日も一日がんばります! (採点:6)
 惜しい感じです。
 話自体は良かったと思うんですが、汐の口調・性格、ともに何か違和感が。

21 春原陽平の男の勲章 (採点:3)
 お約束と意外性が揃ってこそだと思うんですよ、ギャグは。
 このお話の場合正直意外性に欠けていて、物足りない感じがします。
 春原のヤラレっぷりも、決め技を律儀に言う朋也も悪くなかったんですが、流れが素直だとどうしてもイマイチに感じます。

22 夢、時、繋ぐ回廊 (採点:3)
 読者も作者も基本的には(例外はありますが)ゲームをクリアしてるわけですが、登場人物は当然そうではないわけで。
 なんと言うか、妙に台詞に「シナリオの解説」とか「解釈」とかを感じてしまいます。主に秋生と芽衣。

 あとCLANNAD全体がそういうお話なのでおかしいわけではないんですが、人生観等を語るにはこの長さだとちょっと厳しいかと……。


 ところで「さよなら……パパっ」から「スイッチを押した」に繋げたのは狙ったんでしょうか?
 その箇所については、正直拍手を送りたいと思ったんですが。

23 解夏気 (採点:4)
 家族のほのぼのとしては好きなんですが、母娘の性格がちょっと違うように感じました。
 あとあんなところで花火は危険です。多分。

24 風の生まれる日。 (採点:4)
 全体的に、少し文章が淡白に感じます。
 「卒業のお話だから」おかしくないとも言えますが、同時に「卒業のお話としては」冷たすぎる印象を受けてしまいます。
 なので、風子の決意が今ひとつ伝わってこないというか……初恋からの卒業という流れも、少し浮いて見えました。

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