○VAL さん
- 01 部屋の明かり (採点:7)
- ……「家族」を凄く感じるお話でした。何か、凄くいいなと、そう思えるような。
瑞佳についての記憶の辺りとか、中盤までの少し冷たい印象とかでは微妙かなと思ったんですが、一気に引き込まれました。
- 02 追跡者 (採点:7)
- んー……少しばかり七瀬の反応がくどい気がします。
そして誕生日オチも読めました。いや、面白いんですけど。
ストーカーネタも少し多いかなと思いましたが、浩平との会話でいい感じだったので、むしろGJ。
手放しで誉めるとまではいきませんが、面白かったのは間違いないです。
- 03 雨の中 (採点:2)
- 正直、こういう事故の使い方は悪い印象しか受けないです。
それに、これでは詩子が事故に会って茜が悲しんだ、意識が戻って喜んだ、以上に思えないのですが……。
浩平が消えてる期間の補完としては浩平との関わりが弱すぎで、正直疑問です。
あと、少し詩的な始まりに対して、最後が文章まで原作そのままなのも気になります。
- 04 いっしょに。 (採点:10)
- 何となく新鮮で、それでいてちゃんと澪。限りなく澪。
らぶでらぶで、素敵で大好きで可愛くて、らぶで大好きです。
何かもう、これしか言えません。本当に言えませんw
- 05 また明日 (採点:7)
- 何だろうこのいちゃいちゃ系ラブコメは。
んー、前半までは文句なかったんですけど、流石に同じ流れが長すぎます。少し冗長に感じました。
それもあって、締めが、ほんの少し取ってつけたような印象を受けてしまいました。
でも可愛いので良しです。何だろうこのラブコメは、の一言で。
- 06 It's possible to think of you. (採点:3)
- ……文章としては上手いと思うんですが、面白くなかったんです。ごめんなさい。
- 07 待ち合わせは、傘の中 (採点:6)
- コメ的要素は好きです。エンタ的要素は好きです。ところどころの台詞とか、描写とか。テンポが凄く好きです。
総じていいお話だとは思うんですけど……良くも悪くもみずかの存在が近いかなと。
感情移入できるんですけど、ここまで表に現れてしまうと……。展開がちょっとご都合的かなという印象も受けてしまいました。
- 08 deracine[デラシネ]: エンドロールの後で故郷喪失者の瞳に映るもの。 (採点:6)
- テンポがいいので加点……していいのかは微妙ですが。
正直、ONESSとしては「あ、あれ?」という印象を受けました。
読んでて心地良いのは確かなんですけど、原作との繋がりがイマイチ感じられませんでしたし(夢の辺りとかは多少ありましたけど)
あと、所々の固有名詞もちょっと気になります。
- 09 生徒 A (採点:7)
- 無難な序盤のほのぼのから、急展開。
最初は引き込まれて、それからあっけに取られたんですが……読後、何か不思議世界に巻き込まれた気分に。
雰囲気の良さは見事でした……理解したいという気持ちと詩子さんの続きが見たいという気持ちもありますが(苦笑
- 10 プラスティックフラワー (採点:5)
- 「いいかげにしやがれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーっっ!!!!」
この展開だと聞けそうにもないですね。……すみません、個人的に結構好きな場面なので。
あと、広瀬の告白の場面がイマイチに感じられました。前後の雰囲気から浮いてるのと、智裕の性格が……。
他はちょっと展開が素直ですが、良い話だとは思います。
- 11 なついろとみさきと (採点:3)
- 「先輩」がないのに違和感。原作後の話なので、趣味の問題なのは分かってるんですけどね(苦笑
うーん、お祭の描写が少なくて、「楽しんでる」という印象を受け辛いです。
最後のシリアスラブも言葉の選択が素直すぎてイマイチかなーと。総じて物足りませんでした。
- 12 子供ノ世界ノ速度 (採点:4)
- 一応永遠解釈ということになるのでしょうか。
ちょっとストレートすぎるというか……解釈そのものではなく、「幽霊」とか「一緒に行く」とか、なんかその辺りがはっきりし過ぎてる気がします。
あまり難解すぎても苦手ですし、面白ければそれでいいんですが、合わなかったということで。ごめんなさい。
- 13 憧れの あの女の子は もういない (採点:3)
- 一発ネタ。
私は騙された側ですが、それだけですねー……。
あと、ネタばらしを見た上で考えると、読む人を騙そうとする意志が見えすぎるのが気になります。
- 14 雨の日の心は千々に乱れて(So,We make friends with...) (採点:5)
- 誰にだってブルーになる日はあるわけで、茜にとってのそれは雨の日。
いい友情、優しいお話だとは思います。
でも、何か題材とお話がかみ合ってない気もします……。
世界が優しすぎるというか、大袈裟に感じてしまう系統なんですよね。
- 15 桜散る (採点:3)
- 全体的に淡白かな、と。
特に浩平の説明口調とか、もう少し気を遣ってもいいと思います。
展開としても、もう少し話の中で瑞佳の好意を強調するとかしないと、これだけでは悲恋を素直に受け入れられないです。
無意識には影響してるといっても実際浩平のこと忘れちゃってますし、原作で浩平の罰ゲームを自然に受け流すシーンもあるわけなので……。
- 16 淡い心だって言ってたよ (採点:6)
- 苦いです。現実的というか……うーん。
いや、こういうお話がありえるのは否定しませんけど、本編のことを考えると寂しいというか……あのEDの後にこれかと思ってしまうわけで。
お話の中でくらいハッピーエンドが見たいじゃないですか……と。完全に趣味の問題ですけどね。ごめんなさい。
ただ、永遠との絡め方とか、全体的にはかなり上手いと素直に思いました。
- 17 重ねた手と手の中に (採点:7)
- 友情と尊敬と尊敬と。良かったと思います。それは間違いないです。
ただ……どうしてかはよくわからないのですが、心に響ききりませんでした。ごめんなさい。
あと、最後の一行が何となく違う気がすると思ってしまいます……。
- 18 玉手箱 (採点:2)
- これはオチとは認め辛いです……。永遠とかけているんでしょうけど、それでも。
あと誤字なども少し目立ちます。
- 19 澪の演劇部ブログな日々 (採点:6)
前半のブログに、日記らしさが足りない気がします。
文系的というか……作文に近いんですよね、色々と。もちろんそういう書き方もありますけど、多数派ではなさそうですし。
ただ、×月●日と最後のブログについては、雰囲気出てるというか上手いと思いました。前者みたいな一行って時々あるんですよね。
全体的には、いいお話でした。素直に。
- 20 学生生活は糾える縄の如く (採点:3)
- 全体的なノリはそこそこでしたが、キャラの魅力とオチがイマイチです。
この手のコメディ系では致命的だと思います……。
- 21 シイナロケッツ・ネコゼスタイル (採点:6)
- 汚名挽回……タイミング的にはあってるんですが、文脈的にはどうかなあ……。
頑張った椎名さんのお話。
……としてはいいんですが、文体のせいか、ちょっと合いませんでした。ごめんなさい。
- 22 Luminous (採点:6)
- んー、ちょっとインパクトが薄いというか。微妙です。
ただ一つ。素敵な二人だと思いました。微らぶ。
- 23 ココロ、道標に。 (採点:3)
- 人数の所為か、オリキャラのインパクトが薄いです……。
濃ければいいという物でもないんですが、せっかく出したんですから……。
ちょっと無理矢理かなあという印象が先に来て、楽しめませんでした。締めへの流れもイマイチかなーと。
むしろ、この作品で描写されていない部分が気になってしまいます。いかにして転校を実行したかとか、この後茜達は果たして平和に対応するんでしょうかとか。
- 24 グリーン・フラッシュ (採点:3)
- 原作からずれてしまった印象を受けます。
瑞佳との思い出も、浩平の性格と出会いからの時間が一致してませんし、昏睡状態になったことについても説明不足だと思います。
- 26 トントン拍子 (採点:7)
- 無言電話。うん(何
なんか和みました。可愛くてGJです。
- 27 病は気とか雨とか大騒ぎから (採点:6)
- 例の台詞で-2点。オチで+3点。
なんかいいなあ、と思うわけです。それなりにほのぼのできました。……でもこの伏字台詞はどうかなあと思うわけですよ、やっぱり(苦笑
- 28 恋色ふたつ、空ひとつ (採点:9)
- らぶ。優しくて素直に大好きなお話です。
最初からずっとそう感じながら楽しめて、それでいて最後の締めにきっちりやられました。繋げ方が神です。ありがとうございましたっ。
- 29 やさしさと しあわせと (採点:6)
- こういうほのぼのな雰囲気は嫌いじゃないですが、みさき先輩への伏線が欲しかったなーと思いました。
「俺にとって一番『特別』で」の部分が、どうしても浮いてしまうので。
飛び降りとか動脈とか片足飛びとか、危険なことについての有無も多少気になりますが、私自身に経験がないので保留で。
- 32 蘇る少年 (採点:6)
素直に受け入れられないのは氷上に対する二次創作から生まれた偏見の所為でしょうねー……。この作品でもネタになってますけど。
氷上の難解な台詞を、素直な物語で解釈した感じですね。所々の言葉は難しい物があっても、そういう意味では読みやすかったです。
記憶のなくし方とか、絆が本編と比べて例外的になってしまうのが気になるといえば気になりますが、十分に成立していて、それでいて良い話だと思いました。
点数を抑えたのは、誤字が少し気になるのと、趣味の問題です。ごめんなさい。
- 33 幸福論 (採点:8)
- さわやかなのはいいんです。大好きなんです。文句はないんです。ていうか可愛くて。可愛くて。もう本当に。
ただ、いつの話なんだろうなあというのはどうしても考えてしまいます……多分浩平消えてるっぽいんですけど、二人が卒業してないんですよねー……。
あー、もうでもあまり気にしたくないです(苦笑
- 34 time goes by as change (採点:7)
- 最後のページが説明に偏り気味でしょうか。
雰囲気含めて全体的に悪くなかったのですが、イマイチ入り込めない感じでした。
- 35 それでも生きて (採点:7)
- 読後感が切ないです……。
締めに持ってくるのは、ある意味反則ですねー(苦笑
- 36 あなたの名前を知っている (採点:3)
- ごめんなさい、よく分かりませんでした……。
- 37 Ever Follow ever (採点:4)
- イマイチ合いませんでした。ごめんなさい。
こうみさお(みずか)を前面に押し出されると微妙な気持ちに……。
- 38 みるく・ろーど (採点:5)
- 浩平と瑞佳の出会いについては思うところがありますが、まあ気にせず。
ほのぼのとしてて良かったと思います。
>「うーん、そうだね…。昔から、学校でも家でも好き、かな?」
それはちょっと嘘になってしまいますっ。
- 39 あなたはこの世界に必要とされていますか? (採点:4)
- 締めの前にほんの少しの救い、そして落とす。見事にダークですねー……。
その締めはともかく、それまでの過程がストレートに視覚障害を扱ったお話ですね。
みさき先輩のお話である以上、扱われるべきテーマだとは思うのですが、これは少しONEからずれてしまった印象を受けました。
ラストのえいえんでその印象も多少薄れましたが……同時にダークは苦手なのでごめんなさいですけど(苦笑
- 40 あの人 (採点:2)
- 原作との相違点とか気になります。
それ以上に、瑞佳の感情が動きすぎというか……ちょっと展開的に、いまいち感情移入出来ませんでした。
- 41 はねっかえり娘の恋物語 (採点:6)
- 濃さが足りない……かなあ。
量と描写とお話の時間が合ってないというか、1年以上という時間を語ってる分、全体的に薄く感じました。
各パートのメリハリが足りないのかもしれません。
お話としては微らぶで(何
- 42 ありがとうを君に (採点:5)
- 丁寧に書かれていると思いますが、それ以上の印象を受けませんでした。
捻りが足りない気がするのと、あまり趣味じゃないので……ごめんなさい。
- 43 夢幻譜〜バースディは永遠に〜 (採点:5)
- こういう改変物は、矛盾を作らない……もしくは原作の印象を如何に拭い去るかというのが大事ですよね。
私個人としては原作瑞佳シナリオよりこちらの方が好きですが、瑞佳の話に限らず、帰還物として考えると……やっぱり違和感あります。
- 44 髪弄り (採点:7)
- 野暮だとは思うんですけど……帰ってきた時にはもうすぐ卒業な筈なんですが……。
まあとりあえず、ごちそうさまでしたです(何
- 45 いつかあなたの道しるべ (採点:9)
- 詩子さん。詩子さん詩子さん詩子(ry
前半のコメディで詩子さんに満足し、楽しんで、その上で――シリアスに浸りました。見事です。
ラブも散りばめられていて、それでいて締めに。うわー、うわーって感じです。素敵です。大好きでした。
- 46 ダイエットで終わる物語――雪見14歳のえいえん―― (採点:5)
- ……やまなし、おちなし、いみなし?
不思議なお話でした。面白くなかったといえば嘘になりますが、全体の繋がりが気になると言うか……読み方としては間違ってるんでしょうが、「え?」という思いが先に来ました。
- 47 雨に祈りを (採点:6)
- あったかもしれない、救いがないようであるかもしれないけどない気がするお話。
文章は上手いと思いましたし、雰囲気も出てたと思います。
ただ感想を言うなら、悲しいな、と。それだけしか出てこない私もいます。
- 48 エロ本行 (採点:8)
- んー、根底にあるシリアス部分が引っかかるような感じで、すっと読めませんでした。
とはいえ、逆に言えば気になるだけの内容を感じたというわけで……。
間違いなく上手いと思いますし、ほのぼの(日常)系としてはとても楽しめました。微えろなくらいが一番読んでて楽しめるかもですね。
- 49 輝く季節へ (採点:6)
- んー……繰り返される世界という設定は好きだったんですが、ちょっと展開に突いていけなくなる箇所が。
特に最後の方は抽象的に感じるというか、少し置いてきぼりにされた気分になりました。
- 51 アトリエのスノー・ホワイト (採点:8)
- うわ、上手い。読後の感想が率直にそれでした。
媚びてなくて、それでいて好感の持てる真希嬢と、いくつかのエピソード。
締めの二行に、なんかもう……凄く表現されてるというか。素敵です。
- 52 演劇部の伝説 (採点:3)
- 澪は1年です……最後の一行のミスは目立ちますね。
んー、いい話だとは思うんですが、イマイチ入り込めませんでした。
ところどころ気になる文章があるのと……あとは台本形式も影響してると思います。
とりあえずは、澪の「なの」を、「なの?」という疑問の意味と併用して使いすぎかと。変な感じがするので。
- 53 忘却の青、孤独の白 (採点:8)
- 爽やかで素敵なお話。
前向きさと、悲しさと、友情と。素直にいいな、と思えるお話でした。
- 54 青ぐらい修羅をゆく (採点:6)
- 難しい単語と、展開に苦笑いしつつ。
瑞佳シナリオが持つ黒さを特化させたような、それでいて前向きなお話。
上手いと思いました……けど、ちょっと合いませんでした。ごめんなさい。
- 55 ラブレター (採点:7)
- 永遠無視っ!?
……あー、でもやっぱり可愛くて素敵で大好きだからいいです(何
各要素の混合具合とかいい感じで、まさにらぶ。らぶでした。
可愛いですし……お話としても良かったです。
ただ一つ……肝心の、澪のラブレター(ぇ)の内容がどうしても微妙に感じてしまいました。
素直でいいですし、これ以上を求めるのは難しい気もするんですが、何か違うような、と。ごめんなさい。
- 56 “ろまんひこう” (採点:6)
- 原作七瀬EDの印象と微妙に異なってしまうのと……何で南かなーという気持ちは出てきます。
とはいえ、色々と爽やかで……読んでて気持ちよかったのは間違いです。
いいピーターパンでした。
- 57 呼び起こせ、眠れる絆 (採点:6)
- 浩平がいなくなる時、澪は泣いていたか。……違和感を覚えて、原作のテキストを読み直しました。
読み始めがそれだったせいか、みんなが僅かでも記憶を呼び起こす所とか、氷上とか、瑞佳の反応とか……どうしても原作と違うなあという印象が強くなってしまいました。
原作改変でこの読み方は良くないとは思うんですけど……いい話だと思ったのに、ごめんなさい。
あと、やっぱり澪の台詞は『』で囲った方がいいんじゃないかなーと。
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