○VAL さん
- 01 しらゆめ (採点:5)
- うーん……綺麗で優しくて素敵な文章だと思うのですが、ちょっと展開が素直すぎると思います。
- 02 お兄はタマゴを二個入れる (採点:3)
- ……ラブ好きとしては悪くないかなと思いつつも、嗜好的にこれはどうだろうとも思うのです。
ただどちらにしろ、やり過ぎ感が漂ってるというか……ごめんなさい。
- 03 Nの意見 (採点:5)
- 展開自体はまあ普通かな、というところですが、舞台設定が好み。極、万歳です。
「人間にもS極とN極があるとわかるまえの人間は、何の問題もなく生きてきたんや」あたり、妙に納得出来てツボでした。
- 04 クロ (採点:7)
- んー、なんだろう。いい話なのに、本当にいい話だと思ったのに、素直に「良かった」という感想が出ませんでした。
最初時間軸に戸惑ったのと、最初の描写が少しやりすぎに思えたのと……その辺りでしょうか。
とはいえ、全体的に言えば絆が感じられる良作でした。
エピローグの中の二人の会話を見た上で読み直したら、今度こそ「良かった」と思えましたし。
- 05 イヌ×ネコ (採点:4)
- すこしえっちな風味なのですが……。
「お幸せに」という感じです。良くも悪くもそれに尽きます。
- 06 氷桜 (採点:3)
- いきなりの急展開に驚きました。
最初の会話とどう繋がるんだろう……と思いましたが、やはり突拍子すぎると思います。展開もそうですが、主人公の思考も。
- 07 空は暁の果て (採点:9)
- いいな、いいな、いいなあ。
こんな感想でごめんなさい。大好きです。
- 08 Go on, dogs. (採点:7)
- 世俗的なことを考えるのはやめておきます。
素敵……というよりかっこよかったです。お話も、文章も、もちろん人や犬も。魅入ってました。
- 09 合わせ鏡の悪魔 (採点:5)
- ダークというよりはホラーでしょうか。
ラストに時計の12時を持って来るためだとは思うんですが、時計がズレていたという状況は何となく話の魅力を削ぐ感じがします。
もう一つ「鏡がない」という状況でもあるため、余計に。
最後に本当の、本音を……叶える、というのは上手かったと思います。まさに悪魔の魂の奪い方、といった印象を受けました。
- 10 ローカル (採点:4)
- 今どこかで起こっていてもおかしくなさそうな、そんな日のこと。
それ故に、というべきか私には合わなかったみたいです……ごめんなさい。
- 11 誰も知らないお話 (採点:4)
- うわー……。
これ、聞かされた子供の身になってみると結構きついお話ですよね(汗
優れた知の素質を持っているらしいので、その後、聞いたお話を活かしてたくましく育って欲しい、としか言えません。
歴史上、こんな侍女さんもいるのかなぁ、とか思いました。
上手いとは思うんですが、私もきつい、というより困ったので。こんな感想でごめんなさい。
- 12 ラストパス (採点:4)
- こういう感じで雰囲気を楽しめれば、個人的にはそれだけで「良かった」と思えます。好きです。
ただそれでも、このように何かを用意して見せられて、その答えがない、というのは少し困ってしまいます。
- 13 僕のデートプラン (採点:4)
- 素晴らしく的確に内容を表してるタイトルだと思いました。とりあえず。
内容としては……ええと、主人公のテンションが辛いかもです。笑えたりはするんですが、この手のラブでは感情移入も大事だと思うので。
>しかも店員さんに”いつものやつ”でオーダーが通ってしまったので、彩ちゃんがなんだか感心していたぞ!
個人的に最大級のツボでしたw
- 14 札幌-神戸殺人ライン (採点:7)
- 別に平和ならいいんですが、それでも「働け」と言いたくなった私の負け。
まあとりあえず、素直にGJ。
- 15 中に人 (採点:6)
- 細かいことはおいといて、一言だけ。
ネズミGJです。
- 16 オセロ (採点:8)
- 素直に予想してたお話から、ひっくり返された感じ。
それは悲しいお話だけど、それでも少女が幸せに逝けたならば。
良かったです……ありがとうございました。
- 17 虹の裏側には六十億の僕がいて (採点:7)
- 185cmと142cmですか。
突拍子のなさを感じつつも、こういう話は気持ち的に好きです。色々と一貫してるのも◎です。
爽やかに、ほのぼの。いいですよねー。
- 18 赤い糸 (採点:6)
- 赤い糸で首を絞められる少女……単純に怖いとしか思わない、だけではない狂気。
この描写が入っていることでこのお話の印象は大分変わりました。もちろん死を望むとかそういうことではなく、上手いなと。
あとはもう、完全な趣味の問題です。ごめんなさい。
- 19 パーフェクトチェリーブロッサム (採点:4)
- 風流だとは思いますが……微妙です。怪談としても御伽話としても突き抜けていない感じが。
ちなみに、読み終わった後タイトルを見直して「……え?」と狼狽してしまいました。ギャップが凄いです。
- 20 階段 (採点:8)
- 「実はね、あたし」ってそこで来ますかっ。
短い中に素敵な内容が詰まってて、それでいてテンポ良い文章がいいなーと思いました。
締め方とか、もう本当、大好きです。
- 21 休みの日には君と2人で。 (採点:3)
- 典型的な妹ラブ物、といった印象を受けました。妹持ちにとっては余程じゃないと厳しいんですが、このジャンルは(苦笑
ストーリーも、表現的にも、既出の域を抜けきっていないというか……物足りないです。
もう一歩ラブ分を感じたいのと、あとはオチが欲しいです。正直、あの場面で終わられても困ります。
- 22 The Blue Nowhere (採点:2)
- えーと……世界のどこかに救いを求めてしまう私は我侭です。ごめんなさい。
- 23 モノクローム (採点:9)
- 始まり方から終わり方まで――凄いです。
私にも分かるくらい起承転結がしっかりしていて、深さを持った設定で、それでいてここまで爽やかに締められたら、本当言うことないです。
素敵なお話でした。大好きです。
- 24 何度でも (採点:2)
- よく分からない、ですね。
いえ話は一応理解出来るのですが、彼の思考がどうも受け入れられない。そんな感じです。
- 25 窓から桜の見える部屋で、義肢義肢軋む音は病まない。 (採点:2)
- んー、前半部分は少し説明的な文章が多い印象を受けました。10KB制限を考えてもちょっと気になります。
で、逆に……最後は理解できませんでした、ごめんなさい。
- 26 ロバ耳成人 (採点:4)
- ……シュールというか、何と言うか。ただ、後一歩物足りない感じです。
- 27 掃除はきちんとやりましょう (採点:3)
- そろそろキャラが増えすぎだと思います。「わー、うれしいなあ」には少し揺れましたけど。
- 28 サクラ (採点:2)
- 呪い、みたいなものでしょうか……。
ごめんなさい、苦手なお話なのと、ちょっと理解出来なかったので……。
- 29 「わたしの人生」 (採点:2)
- うーん……実際不幸は不幸なんですが……。
文章、というか描写自体が淡々としているために、いい感想が思いつかないです。
この文体が象徴するような淡々とした人生と共にあった少女の死、ということで考えれば悲しいお話だと思うのですが。
- 30 こそばゆい愛 (採点:9)
- ……好き嫌いを抜きにして、ただもう、脱帽です。
雰囲気も、描写も、心情も……締めに至るまで、とにかく見事。
- 31 雪が舞い落ちる。 (採点:4)
- んー、どうせなら最後まで「人」と確信出来ないような表現にして欲しかったかもです。
上手いと思いますしそれが目当てじゃないんでしょうが……中途半端に感じられてちょっとだけ残念です。
- 32 おしかけエレジー (採点:6)
- えっちですっ。
……とはいえ、笑ってしまった私もいるわけで。
ラスト、とても和みました。この「銃殺刑です」のタイミングが上手いですね。
- 33 上陸前夜 (採点:4)
- 前夜。雰囲気は出てるのですが、正直ここまでプロローグ的ですと評価に困ります。
- 34 五万五千三百七十八番のお姉ちゃんへ (採点:3)
- タイトルを一目見て全然違う内容を予想したのは私だけではない筈。
……ごめんなさい。
55378という数字の偶然性。「冷静に」見ることが出来るか否かの偶然性。物語だから、といえばそうなんですが少し気になってしまいます。
おそらく真実と思われるその出来事は、やっぱり一番見たくない結末ですので。ごめんなさい。
- 35 月とマフラー (採点:5)
- 月の描写と盲目的な愛との対比で、雰囲気は良く出てると思います。はい。
ただ……ごめんなさい、雰囲気が出すぎていてこれ私の感覚では受けきれないといいますか(汗
ラブ、というか愛、なんですよね。やっぱり。点数としての評価は難しいですが、表現レベルの高さははっきり凄いと思いました。
- 36 『Happy Century!!』 (採点:7)
- 変わった世界に爆笑してしまったのは私だけではない筈。エロ石とか、真面目に語られても困る。
何と言うか、これシリアスに繋げずにそのまま変化した世界を語って欲しかったかもです。「私」の視点で。
もちろんそれだとオチがないですし、「私」の冷静な物言いが伏線になっている(と思われる)辺りは上手いなあと思ったのですが、魅力が半減してしまった印象を受けました。
- 37 水槽の中の吸血鬼 (採点:6)
- 「夏休みに読む本」風、とは上手い説明ですね。国語の教科書でも可ですね、多分。
ちなみに私はこういうお話を読んでも、「○○は凄いなあ。僕にはとても出来ない」で終わるタイプだったのですが。
……本質的には変わってないようです。それだけこの作品が上手いということですけど。
ひたむきな少年を見て、懐かしい気分に浸れました。
- 38 不幸が輪になって踊ってる (採点:7)
- ストレートでいい感じのコメディですね。
後半の雰囲気が特に好きです。いいキャラしてる母親と周りの反応がナイス。
締めも、タイトルとの相乗効果で見事でした。
- 39 不味しんぼ (採点:8)
- タイトルをずっと素直に「美味しんぼ」と読んでいた私がいるorz
一つのことをとことん追い求める方には、尊敬の念を抱かずにはいられません。こういうの、大好きです。
不幸を主軸に置いた話は苦手ですが、喜びと隣り合わせの絶望、悔しさのあまりの涙。それだけの想いを持てる事はある意味での幸福だなと。死にたくはないですが。
清々しさも含んだ微黒なお話、といったところでしょうか。ありがとうございました。
- 40 文字男君 (採点:7)
- 波長が合いました。素敵です。
- 41 自転車の乗り方 (採点:7)
- テンポいい会話が進み、ラブな雰囲気を漂わせた上で最後に締める。
ほのラブのお手本のような作品で、実際良かったと思います。大好きです……が。
……惜しいのが、肝心の締め。不自然というか、これでは決まっていないような気がします。
- 42 『シリーズわくわく昆虫奇想天外〜ニホンミツバチ対スズメバチ編〜』 (採点:2)
- ……えーと、JOJO?
ある意味でのトリビアをこう表現するのは面白いと思うんですが、いくらなんでも同じ文体で続けすぎです。
それがいいとも言えますが、私はダメな方でした。
あとは……個人的に知らなかった方の感想が気になりますね、これ。
- 43 夏片光 (採点:5)
- 何て言うか、優しさがあるお話だと思いました。優しいお話、とはちょっと違う。
ただ、展開に今一歩魅力が足りないかな……と。
あと、感覚で読む分にはいいと思うのですが、深く考え出すと話の解釈がちょっと難しいかもです。
- 44 オペレーション! 昼食を確保せよ! (採点:3)
- 辞書投げですか。
やっぱりテンプレ通りかなあ……という感想ですね。逆に、ここまで外しきらないのも凄いですが。
- 45 駆け抜けろ、青春 (採点:7)
- >キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
この一言が主人公を見事に表現してると思います。高ぶってるテンションの表現が見事。
3ページ目で急に普通の展開っぽくなったなあと思ったところでストーカー云々の発言があって、妙に「らしさ」を感じて、その辺りも素直に上手いなあと。
あとは何気に少女が可愛い。台詞がないのに、何故かそう感じました。
ただ、メインが言葉どおり「駆け抜ける話」である点に関しては正直評価に困りましたが、上手いだけに(苦笑
- 46 空が空から落ちてきた。 (採点:7)
- ラストにタイトル。ベタではありますが、オッケーだと思います。
空というテーマが、心情、情景、両描写ともに活かされている良作だと思いました。
- 47 Your hand, in my hand. (採点:3)
- すれ違いとか。誤解とか。予想を外したことによる悲劇とか。
確かにダークには重要な要素だと思うのですが……このお話に関してはそういう印象ではなく、むしろ「オチ」に見えてしまいます。
淡々と悲劇の事故が描かれているといった感じで、この手のジャンルとしてはちょっと弱いかもです。
- 48 ある絵描きの手帳 (採点:4)
- ファンタジー。中世の、生きる意味を持った絵描きさんの話。
悪くはないんですが、絵描きの想いは素直にいいと思ったんですが……「いい話だな」という域を出ませんでした、ごめんなさい。
- 49 波に乗れる日 (採点:1)
- 表現が婉曲すぎたりして、非常に読み辛い印象を受けました……。
というかごめんなさい、理解出来ませんでした。
- 50 ジャパニーズ・ゲイシャ・ガールは笑わない。 (採点:7)
- 読み始めてから終わるまで、浮かんでいた表情は苦笑い。
だけど、読み終わった感想。ニックがかっこいいな、と。そして決してそれだけではない、心地良さがありました。心地悪さもありましたが(苦笑
コメディ……と言っていいのかはともかく、そういう話の中だからこそ映えてました。GJ。
- 51 淘汰 (採点:5)
- 声が消えた世界。
風刺物としては上手いと思いましたが、どうしても締めが甘い……というか転と結が重なりすぎですね。
容量制限を考慮した上では十分なんですが、物足りないです……。
- 52 天使の灰 (採点:2)
- 花咲か爺さん、というのは上手いと思うんですよ。センスある方だなあ、と。
ただ、それにもまして、私はこの作品をあまり認めたくないです。
ダークだというのは分かってるんです。それでも、この死を認めたくないんです。
死の瞬間に花が咲く。世界が甦る。そんな残酷な話は、やっぱり辛いです。
そう思うと、花咲か爺さんは、灰を撒く前にわざわざ枯葉剤なんて撒きませんよね……なんて考えてしまう自分もいます。
何より、最後の「どっとはらえ」って……「めでたしめでたし」なんですよね。本当はニュアンスが違うのかもしれませんが、それでも寂しい終わり方だと思います。
- 53 澄空、流れる雲の下で (採点:3)
- 途中何か凄い話になってるんですが……。
えーと、世界背景、つまり設定についてもう少し詳しく欲しいところです。つまり、どの程度非現実を受け入れられる世界なのかを。
「私」は心の整理がついたのかもしれませんが、私はまだ困惑中ですので……。
「何が起こったか」を置き換えたら爽やかな友情話になりそうなんですが、これだとどうも浮いてる印象を受けました。
- 54 さよなら電波塔 (採点:8)
- 電波という題材がとてもマッチしていると思います。内容的にも、雰囲気的にも。
一つ一つの場面に題材が活かされていて、それでいて全体としてもまとまっている。何と言うか、読まされました。
完成された良作だと思います。
- 55 A new honey moon. (採点:10)
- 読み終わって感嘆。後半の怒涛の展開にベタ惚れです。
この短い作品の中で、私自身も何度驚愕したことでしょうか、何度笑ったことでしょうか。そして、何て素敵なラブ分でしょうか。
- 56 さくらんぼな季節 (採点:8)
- ヒントはイニシャル。嫌いではないのですが、狙うには弱いかもです。
それ以外は文句なし、大好きです、素敵です。「とーなーりどおしあーなーたーと」といった雰囲気は見事、というからぶ。
- 57 『In My Life』 (採点:4)
- 何もかも変わらずに居られない、とはよく言ったものですよね……。
確かに現実はそういう物だとは分かってます。
それでも私としては「とても悲しかった。とても、とても、悲しかった」という感じでした。
小説でくらいハッピーエンドを、というよりは、前半部分がなんか虚しいので……。
- 58 お花見 (採点:6)
- みぃちゃんは可愛いと思います。みぃちゃんを可愛いと思う「わたし」には共感出来ます。
ですが……。
>その言葉は、みぃを夢から醒ましちゃうよ
みぃちゃんの強さのような物を感じ、また同時に他の台詞に深みが出る……のですが、どうも他の台詞と比べて馴染まない。
どうしてもこれだけは作られた言葉という印象を受けてしまいます。
また、最後に「わたし」が電話したのも疑問。
居ても立ってもいられない、ということなのは分かるのですが、「わたし」が思ってる通り、状況が好転するとは思えない。
そういう希望は捨てるべき物じゃないとも思うのです。
でも、みぃちゃんの台詞の後を、醒めた目で見てしまっている私がいるんです。ごめんなさい。
- 59 15時の十三駅で (採点:4)
- うーん……ごめんなさい、合いませんでした。
恋愛観を中心に語られるお話、というのはどうしても……。
- 60 無邪気なレヴィヤタン (採点:3)
- 破滅的な未来は、決して非現実的な物ではない。
……とは思うのですが、「そういう話なんだな」以上の感想が浮かびません。ごめんなさい。
- 61 ラストダンス (採点:2)
- む。恋愛感の問題が多分に含まれているといいますか……。
感情移入出来なかったのは私個人の問題だと思うのですが、その場合どうしても"ラストダンス"に白けてしまうのです。ごめんなさい。
- 62 LIMIT 10. (採点:8)
- 登場人物を過剰に可愛く描写するというのは、時としてオリジナルでは気になるところです。
とはいえ……何と言いますか、この作品はこれでいい気がしました。いわゆる萌え。そしてだからこそ出来る、ラストが素敵。神。
- 63 すなふに捧ぐ秘伝の油揚げ (採点:6)
- えーと、こういうのをハイセンスって言うんでしたっけ。
ありえそうな日常を、いくつかの非日常と飛び気味な思考で彩った、そんな感じの作品。楽しめました、GJです。
- 64 グングニル〜B線上の君の夢〜 (採点:4)
- ここまでくると認めたほうがいいのかなと思いつつも、私は根本的に単純な人間なので分からないものは分からない、と。
いや、分からないというだけならまだいいんですが、複雑に分からない所謂混沌は困ると言いますか。
でもまあ読んで困るようなお話こそシュールと思いますので、そういう意味では成功してると思います。結局何、私。
- 65 閉鎖空間 (採点:3)
- えーと、確か本能的に小さい頃から一緒にいた人間には恋欲が湧き辛いんでしたっけ。本能に逆らう人もいるけど。
幼馴染云々の話はまあ分かるのですが、「一応それ逆もあるよなあ」とツッコまずにいられず。
その直前の流れが少し説明的に感じられたのもあって、締めの「親友宣言」もどうも冷めてしまいました。
- 66 陸の孤島 (採点:5)
- あー……と(汗
特に悪いところはなかったと思います。多分。事故・災害に縁がない私でもリアルに感じられるくらいには上手かったのでしょう、きっと。
つまりは……ジャンルが全てです。ごめんなさい、ってか本気で「うーわー」でしたよ。本気で。
- 67 真夏の夜想 (採点:4)
- 不思議体験としては……どうでしょうか。
時と刻の話など深い話のようで、実質的には異空間に足を踏み入れるという体験を描いたお話なんですよね。
久々のお客様ならもっと話すことはあるだろうとか、もしかして貴方達そんな会話ばかりしてますかとか、そんな考えばかりが先立ってしまいます。
私自身そう何かを深く考える方ではないのが大きいのでしょうが……。
- 68 パーティードレス (採点:2)
- まず、「ファルカ嬢の話はどこへ?」というのが一つ。次に、「セイが強すぎるという設定は必要ですか?」というのが一つ。以下省略。
話を語るのに不要な設定が多すぎる、というか水増ししている印象を受けます。
- 69 ばけねこ (採点:5)
- いい感じにコメディ。 こだわりが感じられて素敵です。
若い母親云々とか、ア○フルを思い出さずにいられないこととか言いたいことはありますが、猫に免じてOK。
ただ、コメディにしてももう少しオチが欲しいかもです。
- 70 荷物整理はお早めに (採点:3)
- >ふんふんふん……てりゃ
えーと?
良くも悪くもギャルゲ的展開で。
そういう意味では上手く表現されてると思いますが、ここまでテンプレ通りなのはどうかと思います。
- 71 霧 (採点:4)
- 意外性が欲しいです。上手いとは思うのですが、少し展開が素直すぎるので。
- 72 悪人談義 (採点:4)
- 先生、質問です。
どうして「正義」にやられた怪人は社会復帰して、作戦に失敗した怪人は上司の手で始末されそうになるのでしょうか。
こういうのは好きなのですが、結論がイマイチだと思います。
素直すぎるといいますか……。
- 73 昔、こんなことがあった (採点:2)
- >やや下劣
見てなかった……orz
改造ネタとしての域を越えてはいないですね。鬼ヶ島情報の提供者には少し笑いましたが。
その上で、読み辛さ(童話だからかと思ったら、難しい漢字はそのままだったりしますし)や、件の下ネタが気になるところなので、評価は低めです。
- 74 約束という悲しき戒め (採点:1)
- 結局どういうことなんでしょうか……。
彼女さんの言葉と本心が正反対っていうのは読んだままなんですが……それだけを聞かされても困ります。
詩にしても、あまり感じる物がありませんでした。
- 75 彼女と天気予報と雨のにおい (採点:8)
- ラブです。ラブなのですね。
穏やかで心地よい文章が素敵です。「彼女」の言葉や挙動から確かな可愛さが醸し出てます。
そしてこの作品に関しては、控えめのようで全然控えてないと思われるえっちなネタの数々が、柔らかい雰囲気を助長してます。
実を言うと、初読時に時間軸の切り替えに戸惑ってしまい微妙かなと思ったのですが。
何度も読めば読むほど味が出る作品だと思いました。大好きです。
- 76 Good Night …… (採点:2)
- うーん……描写不足だと思います。
ダークで意図的に描写を抑えると確かに雰囲気が出ますが、ちょっと少なすぎるかと。
- 77 世界に一人だけの自分 (採点:6)
- ある意味ありがちと言えなくもないですが、描写が良いというか、興味が持てました。
ただ仕方ないとはいえ、この手の話は単体で評価するにはどうしても限界がありますね……。
- 78 間抜列車 (採点:6)
- タイトルと締めのセンスは良いと思います。素敵です。
ただ、お話全体としての魅力を感じることが出来ませんでした。ごめんなさい。
- 79 ハチミツ (採点:9)
- 私もよく吸ったなあ、サルビアの蜜……隣の家の花壇の。
思い出に還るお話。優しくて、温かいお話でした。大好きです。素敵です。
- 80 真夏の帰郷 (採点:7)
- テーマとしては多少のありがち感は拭えませんが、ぼかすところの取捨選択が上手いと思いました。
「気がつくと、〜」とか、拳が当たらなかったところとか。想像力を刺激すると言いますか。
ただ「連絡を入れなかったのは悪かったが」だけ微妙に気になりました。上手くいえないんですが、この話における表現としてはどうかな、と。
- 81 魔法の一撃! (採点:5)
- 予め【シェル】を唱えておいたのでへーきっ。
もとい……タイトルと序盤でオチが読めてしまいました。ごめんなさい。
お話自体はかなり好きです。「ジャアクな魔法使い」なんて名詞も素敵。
- 82 風の遊ぶ (採点:8)
- 萌え系。それでいいのかという気もしないでもないけど、私はいいと思うのでおっけ。
話のテンポを楽しめて、風華のことが好きになれればそれで勝ち組なんでしょう、きっと。大好きです。
- 83 恋愛感、人生感 (採点:7)
- 「彼女」は可愛いと思う……んですけど、そういう話じゃないですよね、きっと。
私の中では、ほのぼのしたエピソードwith苦味&らぶ、みたいな感じでした。書いててよく分かりませんが。
本質見えてないと思うのではっきりとは言えませんが、爽やかな終わり方で、素敵な話でした。良かったです。
- 84 笑顔の魔法 (採点:3)
- ……私の記憶が確かならば、どこかに甘い物を出せる人がいた気がします。
一応一通り読んだので……。
これ、絵と音楽つけて、少しまとめて「体験版」と掲げて配布しても違和感ないです。なさすぎ。
要は学園ラブコメ日常パートのテンプレート的な作品なわけですよね。
そういう意味では仕上がった作品だと思いますが、ここまで「ありがち」にした上で一部ネタをそのまま使うのは、狙っていたのかもしれませんけど疑問です。
ここまでやったことには敬意を表しますが、作品としての魅力は微妙なところかなということで。
- 85 神が殺す (採点:4)
- 題名が……(苦笑
正統派近未来系。
話に矛盾があるわけでもなく、一つの作品として成り立ってるとは思います……が、面白みに欠けます。
- 86 五月晴れ (採点:5)
- >折角だから、彼女の笑った顔みてみたい。
よく聞いた台詞ですよね……一瞬固まってしまいました。
その後の展開も、少しばかり型に沿っているような印象を受けてしまいましたし……五月の悩みが示されないことも含めて。
ただ、逆さのてるてる坊主。この仕掛けは良かったと思います。
最初の時点で予想し得ることだったのかもしれませんが、その分加点。大好きです。
- 87 静かな夜に (採点:4)
- うーん……丁寧に書かれているとは思うんですが、どこか既存の物の集まりという印象を受けます。
一つの作品としては問題ないんですが、構成要素にもう少しオリジナリティが欲しいかな、と。
- 88 eo_webtrial.html (採点:5)
- ……まず一言。とっても難しい漢字etcが多くて頭痛いです。かなり。
なかなか斬新なヒロインとの関係ですね。面白いです。
気になる点としては、この文字数だとADV(非ノベル)では余程大きくないとウィンドウに入ってないのではということでしょうか。もしくは文章ぶつ切りですね。
あと、個人的には2000にも対応して頂きたいところ(苦笑
- 89 Bye Bye My Blue Sky (採点:8)
- 登場「人物」の信念がはっきりしていて、物凄く「生きている」という感じがします。
変な人、との言葉がありますが、それは個性ですよね。二人の。
良かったです。
- 90 雪原の風 (採点:3)
- 良くも悪くもステレオタイプ。
こういう話をしっかり書ける、というのは良い事だと思うのですが、どうしても面白みに欠けます。
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