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○VAL さん

01 スノーボールに込めて (採点:6)
 えーと、「30日の」おそらく夜ですか。男は狼、ね……。

 ある一日のこと。いいお話だったと思います。
 個人的に残念なのは、ミスリードを狙ったようなそうでもないようなという序文でしょうか。なんかすーっと行っちゃって「あれ?」という気持ちに。他に構成も思いつきませんけど。

02 上昇気流☆ラブラブHearts (採点:7)
 ああ惜しい。最後の台詞。最後の台詞だけは残念でした。
 いや他にも色々と言いたいことがあった気がするけど、どうでもいいや。好きです。

 最後の最後に気になる口調を用いるのは色々と鬼門だと思います。祐一が自爆したのかと。

03 ふたつのクリスマスソング (採点:7)
 なんかもう幸せそうでいいですね。
 「ばかっぷるめー」と。過去の偉人方は素敵な言葉を開発したものだと思いますよ。

04 教えてあげません♪ (採点:3)
 えーと、ジャム単体で話を作る場合、出来れば予想外を2、3個重ねてほしいところかもです。
 このお話では「何故に赤い」くらいしかありませんでした。ごめんなさい。

05 あほ (採点:5)
 迫力負けで。

07 諸人こぞりて (採点:6)
 西表蛍は冬に成虫になるそうです。ゲンジやヘイケについては例が見つかりませんでしたが。

 えーと、真面目に。
 この手の奇跡は嫌いじゃないですし、綺麗なお話だとも思うんです。
 でも、そんなうまくいくかなぁと思ってしまう感じ。
 そもそも、ここで「一緒に暮らさないか?」が成立するかどうかが気になります。寂しいとか悲しいとか、そういうことではないような気がするんですよそこは。
 二人と名雪の接点は、このお話の時までにどれくらいあったんだろうなあ、と。それがたくさん感じられたら良かったかと。

10 透明 (採点:6)
 嫌いじゃないんですが……透明云々については「とりあえずテーマを」くらいにしか感じられませんでした。
 何気ない会話を読む話、くらいのつもりで受け取ってもいいでしょうか。タイトル全否定。

11 白い街に暮らすもの (採点:3)
 うーん、最初の舞パートがネックになってます。
「ぐすっ、なんだか〜」と「長い時間〜」の間の感情の変化が気になってしまうんですよね。舞の場合普段の口調が口調ですから、余計に。
 それにしても、一人だけ例外ですよね、舞は……。

 締めを含めていい表現もありますが、やや過剰に感じます。秋子さんの新作云々も余計かと。
 詩はSSとして評価し辛いところがありますが、個人的には伝えたいところを抽出したようなのが好きです。

12 シュガークラフトの朝 (採点:8)
 とても前向きで素敵な空想です。こういうの大好きです。

14 こんな暑い日には (採点:7)
 超土下座とか、細かいポイントが好き。いいほのぼのです。
 回想の挿入が唐突気味なことだけ、少し気になりました。

 あと採点の上では無視してますが、舞に会った時は夏です。もちろん祐一は覚えてないでしょうけど。
 避暑地として来たらしいのでそんなに暑くないのかも。実は暑いというSS結構見たので、私も意外でした。

15 相沢祐一最大の危機 (採点:7)
 こういう良い意味で楽に読めそうな作品って好きです。
 内容的にも表現的にも、良い小ネタだと思いました。


16 プラネタリウムの夜 (採点:7)
 斉藤等の小ネタの入れ方、通話を含む締め方、いい感じだと思います。
 ただ肝心のプラネタリウム云々は……綺麗だとは思ったけど琴線に触れるほどじゃなかったです。

 良作、でしょうか。

18 Melancholy (採点:2)
 改行が酷いことになってますが、それを意図的だと認識すると、作品から受ける荒廃した印象と相まってそれはそれで雰囲気出てると言ってもいいのかもしれません。
 ただ正直私は好きじゃないですけど。

19 残されていた音声 (採点:2)
 ごめんなさい。色々とわかりませんでした。
 真琴だろうとは思うんですけど……。

21 信号炎管 (採点:2)
 時間なかったんでしょうか。ここで切る話ではないと思うんですけど……。
 少なくとも久瀬と佐祐理さんの話ではないですし、敢えて言うなら秋子さんとの接点ですがそれも続きがないと映えません。
 車の運転、及び事故時にとるべき行動が主体になっている感じですね。

22 とある平和な夜 (採点:6)
 平和なのはいいことだと思いました。

23 いらない子 (採点:5)
 確かに和むと言えば(主に美汐で)和めますけど……ほのぼのというか、ネタに近いですねこれはw
 ジャンルはほのぼのですしネタを重視したわけではないと思いますが、ネタを生かしたい時に用いるような構成になっているのでネタにも期待したかったところです。単なる掛詞はちょっと残念。

24 フライング・クリスマスプレゼント (採点:9)
 これはいいほのぼのですね。素敵です。
 何が好きかって、あゆの成長の仕方ですよ。優しいお姉さんだけど程よくあゆ。終わりから5行目の一文の通りの印象を自然に受けました。
 上手いと思いますし、読めて嬉しいとも思いました。ありがとうございます。

25 #9 クリスマス・イブ (採点:4)
 プロローグですね。この先こそが読みたいという言葉はありますが、私個人は普段はそれ程気にしないのですが……。
 原作で美汐は「丘の狐たちが集まればとんでもない奇跡を起こせるかもしれない」と言いました。ただの希望、可能性ですが、筋が通っています。明記されてないだけでひょっとしたら、という気持ちもあります。
 この作品における結論も希望ですが、これだけだと「ハッピーエンドを迎えたい」という気持ちの上での希望です。私はお話である限りはわからない部分は幸せであってほしいと思ってますが、これは流石に不安になります……。

 あとこれは余計というか勝手気味ですが、美汐の母も出会っているというのは美汐の心情を表現する上ではいいのですが、どうしても「三度目既に過ぎてるような」という気持ちに。

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