Top Ka1 Ka2短 Ka2中 痕短 痕中 痕長 ONE短 ONE中 家計 月姫 Ka3短 Ka3中 Ka3超短 Ka4小 Ka4本 オリ肉 Ka5短 CLA1短 ONE2 Ka5中 CLA1中 オリ2 オリ3 Ka6小 Ka6本 AIR オリ4掌 オリ4短

○Liar さん

0001 虹の架け橋 (採点:5)
>「逃げ道という名の傘じゃ……
>〜はそういっていた。
この一連の部分が浮いている様に感じました。
一度、シャワーに入った事か部屋に入った事を示してから改めて回想シーンとした方が繋がりが良かったと思います。

0002 ぜろぜろなゆちゃん〜凶悪兵器を破壊せよ!〜 (採点:1)
壊れというには勢いや無茶苦茶感が足りないかと。

0003 皐月の陽光、うららかに。 (採点:6)
オリキャラを含んだ全員が等身大の高校生として書かれている事に非常に好感を持ちました。
ただ、これは好みの問題ですが、形容詞がやや大仰すぎる様な気がしました。
特に、
>光の手紙〜
あたりは少々やりすぎかな、と。

0004 届け、この想い (採点:3)
成る程、そっちの「真琴」ですか。
ただ単に祐一の幼い頃の体験談を淡々と話されていただけの様な印象を受けました。
形容詞を多く使ったり、説明より描写をするなどの工夫が必要かと思われます。

0005 あの素晴らしい愛をもう一度……いや、マジで。お願い。俺んトコだけでもいーから! (採点:4)
微妙かな、と。
単なる文章の羅列とも一人称とはこういう事だと提示したとも一概には言えません。
ただ、祐一の最後の台詞には同意します。
ライフ・イズ・ビューティホー。

0006 MIND YOUR STEP! (採点:5)
北川×香里ものとしては非常に模範的な作品だな、と感じました。
文章には問題らしき問題はないと思いますが、失礼ですが心を揺さぶる様なものもありませんでした。

0007 華音霊異記 (採点:1)
展開が急すぎて辟易しました。
こういう作品は、ご自分のページ辺りでゆっくりと時間を掛けて書くべきではないでしょうか?

0008 残り灯 (採点:1)
ひょっとしてこれは、未完成の作品ですか?
疑問が沢山残る内容でした。

0009 やみつき (採点:8)
まさしく「やみつき」ですね。
見ているこっちが恥ずかしくなってくる様な甘さでした。
ごちそうさまです(w

0010 雪もよう、ところによりノスタルジィ (採点:9)
もしかして久慈さんですか?
間違っていたら謝ります。
ただ、名雪の書き方がしっかりしていたのと、水瀬家の「家族」としての繋がりを上手く書かれていたので、そう思ってしまいました。
今回、名雪もので本当に上手いと思った内の一つです。

0011 プレイアデス(Play-a-Death) (採点:5)
嘘を嘘で塗り固めた上に出てきた香里の笑顔……。寒気すら起こってきます。
シリアスならばこの点数、ダークならば8点位ですね。

0012 思い出という名の道しるべ (採点:4)
好きなんですけどね、北川×香里。
ただ、展開が急すぎていまいち入り込めませんでした。
話の主題を栞(香里と北川)かあゆのどちらかに絞った方が良かったと思います。

0013 蛍火 (採点:4)
また微妙ですね……。
文章その他は上手いと思うんですが、祐一も香里もどうしようもなさ過ぎて泣けてきます。
失礼ながら、君が望む永遠の様な印象を受けました。

0014 キスで終わる物語 (採点:10)
1で爆笑、2・3で甘々の話と、非常に楽しませて頂きました。
大好きです。

0015 らんじぇりーらす (採点:9)
何と言っていいか……やけにえっちな作品でした。
平仮名で「ぱんつ」とか書いている辺り特に。
というか、懐中時計と髪の話はすれ違った二人の悲しい話として伝えられているのですが。
すれ違う気か栞(w

0016 sTrAwbErRy FiElDs fOreVeR (採点:1)
最後まで1点にするか10点を付けるかで迷いましたが、1点にしておきます。
ジャンルを書いている辺り、変に好感が持てたりして面白いです。

0017 ホロニック・パス (採点:9)
見た後で暖かな気持ちになれる良作だと思います。
ただ、ダッシュが多いのが気になりました。

0018 片翼の天使 (採点:5)
時間軸が少々分かり難いんですが……。
要するに「学校」から落ちなかった場合のあゆについて書いたんでしょうか?
作品自体の面白さを感じながらも、そこに違和感を覚えました。

0019 12時の魔法 (採点:2)
失礼な事を言いますが、この作品内の名雪には小学生辺りかと疑う様な幼さを感じました。
確かにほのぼのとはしましたが、そこに違和感を覚えてしまい、作品に入り込む事が出来ませんでした。

0020 花火は空に、君は地上に (採点:7)
キャラクタ、主に北川の良さとラストの部分にかなり好印象を受けました。
所々奇妙な表現がありましたが、それ程気にはなりませんでした。

0021 憂鬱な自殺者達の午後 (採点:1)
このこんぺ中の作品を2〜3読んで頂ければ分かると思いますが、話はともかくとして文法がなっていません。

0022 眠り姫に恋焦がれて (採点:7)
成る程、北川×名雪ですか。頑張れ北川。
青春時代の切ない感情を呼び起こさせる良作だと思います。
難点があるとすれば、恋愛に臆病な名雪が何故祐一に告白しようと思ったかの説明がやや弱かった事でしょうか。

0023 今と出会うために時計は時を刻む (採点:7)
一つ一つの話は短いのに、それを感じさせない程のボリュームがありました。
上手いです。
ただ、最後の余白は何の意味があったのか分かりません。

0024 SMALL TWO OF PIECES (採点:9)
背筋の寒くなるような感覚。良いですね。
最後の香里の台詞には、本当に鳥肌が立ちました。

0025 目くそ、鼻くそと共に散れ (採点:8)
勢いだけでここまで出来るのは凄いと思いました。
しかし久瀬は哀れすぎる……(w

0026 ちょっとだけ大人になれるジャムの秘密 (採点:7)
甘くないアレが中心になる話とは違って、ジャム自体にちゃんと意味がある面白い作品でした。
難点というか不満を言うならば、構成上難しいかも知れませんが、名雪の事についてもっと詳しく書き込んで欲しかったという事です。

0027 雪の迷宮 (採点:1)
失礼な事を言いますが、単純にKANON本編のアレンジをしただけでは話として成り立ちません。

0028 炉辺に腰掛けて、 (採点:1)
失礼な事を言いますが、意味も意図も良く掴めません。
それらを明確に提示する様とまでは言いませんが、これでは何を考えて作品を書いたのか分かりません。

0029 アナタに贈る小夜曲 (採点:3)
話の内容自体にはそれ程問題はないと思います。
ただ、文法や描写をもう少し学んだ方が良い作品が書けるかと。

0030 おくりもの (採点:1)
採点の前に一つ言っておきたい事があります。
話せば分かる、は2・26事件の犬養毅です。武将ではありませんよ。
とまれ。
始めの方と終わりの方でのギャップの激しい、妙な作品だったと思います。
文章や表現についても、もう少し勉強した方がよろしいかと。

0031 沈黙のプロミス・ベル (採点:1)
何よりもまず、あゆが我が侭すぎます。
それと、題名を最後に出すという構成は面白いと思いましたが、奇をてらいすぎていると思いました。

0032 metaphysical (採点:2)
かなり失礼な事を言いますが、漫画の打ち切りに近い終わり方だと感じました。
これは、栞が悩んでいるにも関わらず、香里が何も言わないというか登場していない事が原因だと思われます。

0033 めぐり、ひとひら。 (採点:4)
不幸……なんでしょうか、これ?
祐一にとっては不幸かも知れませんが、美坂姉妹はあんまり不幸なようには見えませんでした。

0034 白の世界に天使はいない (採点:8)
これぞ不幸。誰一人救われず、行動も報われない。
そもそも、夢を夢と知っている事自体が不幸だと思います。

0035 夏もよう (採点:5)
話自体は面白かったと思いますが、余りにも名雪に冷たい態度を取る祐一に違和感を覚えました。
こればかりは、キャラクタの捉え方の違いなので仕方ないのですが。

0036 さよならの嘘 (採点:5)
ちゃんと過去の事と向き合って、それから前を見て進んでいく祐一と佐祐理、当然そこには舞もいる。
KANON本編で、久弥・麻枝の両シナリオライターが舞シナリオを二人で作ったらこの様な話になるのではないでしょうか。
……と思っていたら、最後の舞の微笑みですか。
穿った読み方かも知れませんが、作者の方はこれからバッドエンド一直線の展開を予測されているのでしょうか?

0037 Perfect Boy (採点:7)
個人的には、香里にデコピンでも食らわしてあげたい所ですがそこはそれ。
等身大の高校生をしているキャラクタに好感を持ちました。

0038 彼は友達 (採点:3)
微妙ですね。
舞や佐祐理が祐一に依存するダーク作品を読みすぎているせいか、祐一達に対しての舞の物分かりが良すぎる様な気がしました。

0039 バレンタインの空模様 (採点:8)
話一つ一つの出来が凄く良く、少々改変すれば短編に出せそうな感じすらします。
ただ、一つ気になる事があります。4は何故ないんでしょうか?

0040 sin (採点:5)
淡々とした文体と展開が、逆に色々と連想させる良作だと思います。
ただ、それが仇になって少々退屈な印象を受けました。

0041 ミラクル☆パワーの使い方 (採点:8)
笑わせて貰いました。それ以上にほのぼのとしました。
舞が藍を抱き締めて言った事に、KANON本編からの成長を感じられて、暖かい気分になれました。

0042 手探りの旅人達 (採点:7)
舞シナリオのあり得たかも知れない状況ですね。面白かったです。
難点を言うならば、祐一が7年前の記憶を思い出す辺りの展開がやや急だったことでしょうか。

0043 幼いあの日に見た夢は (採点:6)
祐一の視点からは見る事の出来なかった部分の再構成。面白かったです。
ただ、最後のページの余白は何だったんでしょうか?

0044 三月の空 (採点:8)
最後まで祐一は、7年前の記憶を思い出す事はないんでしょうね。
それはそれで仕方のない事だとは思いますが、少し悲しいです。
それと、個人的にドラマは好きではないのですが、いつか「ピュア」は見てみようと思います。

0045 応援できない大熱戦 (採点:6)
確かに応援できないわなぁ……。
とまれ、全編に渡って笑えました。
文法や描写を勉強したら、もっと面白くなると思います。
それと、ジャンルは「壊れ」で良かったのではないかと思います。

0046 二人、幸せな日々を (採点:4)
シリアスというかダークですね。
もう二つか三つ伏線を張って欲しかったです。

0047 gift for love (採点:7)
>「私は、祐一の子供がほしい」
えっちなのは大好きなのでもっと詳しく描写する事を要求します(w
戯れ言はさておき、テンポの良い非常に面白い作品でした。
個人的には、佐祐理が出てこないのがやや不満です。

0048 どっぺる (採点:8)
名雪だけではなく、秋子にまで借金して三つも天使の人形を取ってきた祐一に乾杯。
とまれ、相当笑いました。
個人的に、本物と比べてやけに飄々としていた祐一(偽)が気に入りました。

0049 スティル・イン・ラヴ (採点:9)
……基本コンセプトの部分で自分の出した作品と同じというかそっくりで、しかもそちらの方が上手いという状況で私はどうコメントすれば良いのでしょうか。
遠回しな言い方ですが、作品自体は面白かったしキャラクタも立った良作だと思います。

0050 怨みます (採点:9)
>栞BADEND後の祐一×名雪、北川×香里です
この表現に爆笑しました。

0051 受精卵 (採点:10)
香里の産んだ子供は誰の子供だったのか? 答えを知る人はもういない……。
背筋をはい回る様な恐怖を感じました。

0053 ハル (採点:10)
KANONという作品のエピローグをこれ程真っ正面から扱った作品は他に見た事がありません。
この様な素晴らしい作品を書かれた作者の方を尊敬します。

0054 それだけで、なにもいらない (採点:5)
「自分の事を忘れないで」といった、ある意味至極当然の事を頼みとして扱った所に栞の真骨頂を、それを受け入れる事で当然の様に足踏みしていた所に祐一らしさを感じました。
残った香里ですが、夢という形で自分を慰めているというだけでは、表現が少々弱い様な気がします。
話の間中、栞の死に対する肯定・否定のどちらかを貫徹する位の気迫が欲しいです。

0055 少年エスパー 北川! (採点:9)
こういう形でのオールエンドは大好きです。
ドタバタしながらも、結果として皆が幸せになれる。そういうのって良いですよね。

0056 オリオン (採点:5)
この後、そのまま栞が自殺未遂をやらかしそうな雰囲気です。
で、祐一はまたふらふらと栞に傾く……と。
祐一のヘタレ具合とそれに付随する不穏な空気に鳥肌が立ちました。
未来図を考慮すると、シリアスというよりはダークですね。

0057 好きと言って欲しいだけ (採点:6)
題名に偽りあり、ではないでしょうか?
「嫌いじゃない」と言っていた舞が「好き」と言う事自体には大きな意味がありますが、それだけがこの結果として出てきた訳ではありませんし。
作品自体が良かった分、逆にそこが気になりました。

0058 さよなら、レディバード (採点:4)
失礼な事を言いますが、北川と香里にエヴァンゲリオンの碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーを重ねて見てしまいました。
というより、主題を取り払ってキャラクタを入れ替えただけでそのままエヴァFFとして成立しそうな程近いと感じました。
エヴァFFは何作か見た事があるので、更に失礼ですが目新しさを感じられませんでした。

0059 お菓子作りって楽しいですよねっ (採点:1)
オチに甘くないジャムを持ってくるのはどうかと。
ラブコメと書いている割にはラブの含有量も少ないですし……。
文章はそれ程おかしくないと思うので、ラノベ以外の小説を沢山読んで勉強しましょう。

0060 .79 (採点:8)
非常にラブコメらしいラブコメだったと思います。
栞の可愛らしさにほのぼのし、祐一の気の多さにちょっと笑い、オチとその題名に爆笑しました。

0061 溶けよ、春の涙 (採点:5)
栞シナリオで描かなかった部分ですね。話自体の出来は良いと思います。
ただ、作者の方は、敢えて書かない所に生まれる効果を失念されている様な印象を受けました。

0062 トリビアを聞きながら (採点:5)
面白かったんですが、暴走しすぎです。
そのため、少々引いてしまいました。

0063 『After School』 (採点:4)
月に行ってみたい。
内容云々よりまずこのシンプルな願いに感銘を受けました。
ただ、KANONとしてこれを書く必要性はないと感じてしまったのでこの点数です。

0064 13月になれば君に贈りたいものがあるんだ。 (採点:8)
非常にコメントし辛い作品ですね。
現実的な空想、とでも言えば良いのでしょうか。これも何だか違う様な気がします。
それこそ、13月が来た時には何か言葉が出てくるかも知れません。
私に言えるのは、非常に面白い作品でした、という事だけです。

0065 ミス・ムーンライト (採点:6)
非常に良く出来た作品だと思いました。
ただ、個人的には主題を絵本とコンテストのどちらかに絞って書いた方が良かったと思います。
絵本を重視するなら話自体を書き直す事になりますから、この場合はどちらかと言えばコンテストを選ぶべきかと思います。

0066 『回転演舞』 (採点:3)
手放しに良かったと思える作品ではないと思います。
舞と佐祐理の繋がりが無視され過ぎているかな、とか「たすく」の存在がようやく立ち直りかけていた二人の依存を逆に強めてしまう可能性がある、とか幾つかの問題がある以上、ここはやはりダークのまま押し切ってしまった方が良かったと思います。

0067 恋人達へのポートレイト (採点:7)
オチの部分、中央揃えにした部分は必要なかったと思いました。
ただ、
>「こんなことを思ったことはない?」
からの部分は素直に上手いと思いました。
個人的には、栞シナリオでのやりとりよりこちらの方が好きです。

0068 そして世界は、またひとつ (採点:7)
この4人は「Happy Life1〜4号」と言っても間違いではありませんね。羨ましいです。
とまれ、4人の絆が感じられる、非常に面白い作品でした。
ただ、始めの方の空白の部分が非常に見辛かったので、そこは少なくした方が良かったと思います。

0069 はっぴ〜・はっぴ〜・くりすます (採点:5)
ほのぼの、ラブラブとしていてとても暖かい気分になりました。
ただ、少々三点リーダを使いすぎていると思います。
それと、個人的に2ページ目は必要ないのでは、と思いました。

0070 recollections birthday (採点:2)
細かい部分で気になる事が二つありました。
舞の一人称は私ですし「はちみつくまさん」はこれ程多用されていません。
それと、少々三点リーダを使いすぎていると思います。
主題ははっきりしていると思うので、後は沢山本を読むなどの方法で文章力を身につけて下さい。

0071 笑顔。 (採点:9)
面白そうな学校ですね。私もこんな風に延々と馬鹿話(凄く失礼な表現ですが)をしてみたいです。
とまれ、あゆ達の「学校」というジャンルを選んだ事に感服しました。
作品内で行っていた議論も、この場所ならばこんな事を話してもおかしくないと思わせる内容で、再度感服しました。

0072 パーフェクション − Perfection (採点:7)
パーフェクション。この題名に様々な意味が込められていますね。
こういう時、特に日本語の曖昧さと面白さを実感します。
それと、かなり難しいと分かっていて敢えて言いますが、個人的には「だから(さ・ね)、」で行始めを行う形式を最後まで貫徹して「これこそパーフェクションだ」と思える様にして頂きたかったな、と思います。

0073 心、ひらいて (採点:6)
本当に親しい人、大事な人が亡くなった時は心が麻痺してしまった様に何も感じなくなると聞いた事がありますが、その状態を見事に表現できていたと思います。
ただ、作品自体の完成度とは裏腹に、句読点の打ち忘れが目立ちました。

0074 幸せを掴んだ男 (採点:3)
ある意味一発ネタとも言えるネタでここまで書ける作者の方の能力に感服しました。
でも、途中でオチが見えてしまったのでこの点数です。

0075 ひろいそらにつばさを (採点:9)
美しい表現が光る、非常に完成度の高い作品だと思います。
ただ、作品中の現実世界で、舞はどうしているのか気になりました。

0076 遺書 (採点:10)
他の作者の方には失礼ですが、夫が亡くなった後の秋子を描いた作品の中では群を抜いていると思います。
淡々とした文体なのに飽きの来ない面白さ、描写の素晴らしさ、表現の美しさ。
そんな風に、べた褒めしたくなる様な作品です。

0077 かけがえのないひとつの言葉 (採点:3)
主題に沿って、明確に話が進んでいると思うので、後は文章作法を学びましょう。
取り敢えず、表現のおかしい部分を直す事から始めるとよろしいかと。

0078 ガラス/ラフ・メイカー (採点:7)
題名で分かってしまうのはどうかと……って、もしウェハさんじゃなかったら作者の方とウェハさん二人に対してもの凄く失礼なので前言を撤回します。
ただ、この深読みのしようのないがっしりとした構成はバンプの曲そのままな気がするんですよね……。
とまれ、上記の通りにがっしりとした構成でとても面白かったんですが、それが仇になって、敢えて書かない事による味が出ていないと感じました。

0079 A TAIR 〜 真実の空に還る時 〜 (採点:3)
題名を最後近くになってから出すという構成は面白いと思いましたが、奇をてらいすぎていると思いました。
それと、オリキャラの一人称という事自体には悪感情を抱きませんでしたが、如何せんイベントが多すぎるため、書き切れていない様な印象を受けました。

0080 友情 (採点:1)
突っ込み所は色々あるかと思いますが、一つだけ。
取り敢えず、←()この形式は止めましょうよ……。

0081 天使の一片 (採点:1)
出来ればダッシュはつなげて下さい。
――――――――こんな風に。
それと、場面毎に変わる文体に辟易しました。

0082 天星小輪 star ferry (採点:3)
流されるままに行動してしまった二人の将来が心配になりました。
一見自分で考えた結果の様ですが、実際には北川とオリキャラの遊佐保育士に決めて貰った事ですし。
これでは、後に待ち受けている困難に耐えられない様な気がします。
大丈夫なんですかね、この二人は。

0083 恋は唐突に、急発進で (採点:1)
ラブですね、確かにラブですとも。
というか、バカップルとなり果てた祐一と佐祐理がただイチャイチャするだけ、ですか。
……頭痛い……。

0084 俺の学校は戦場だった? (採点:4)
面白かったんですが、もう少し設定を細かく決めて頂きたかったな、と思いました。
私は、ギャグ系統の作品で、どこかに引っかかりを感じたらそこが気になってしょうがないものですから。
例えば、ワインではアルコールの匂いとかのために血に見せかける事は出来ないと思います。

0085 白いキャンバス (採点:6)
オリキャラが出ているせいか、若干説明が多い様な気がしましたが、話その物を見ると面白かったです。
KANONという虚構の世界を現実的な視点で見ると、ここまでキャラクタの幼さが強調されるのだな、と改めて知った様な気がします。

0086 good-bye, darling -- a family (採点:1)
・・・・・・ハードホイルドと書かれていた時点で萎えてしまいました。
ごめんなさい。
ところで、北川潤一というキャラクタはオリキャラですか?

0087 ふたつ (採点:7)
シリアスというか、サイエンスフィクションとしてのSFですね。別にそう厳格に分類する必要性はないのかもしれませんが。
それと、題名が二人、ではなくふたつ、である辺りに作者の方の作品への思い入れを感じました。……まあ、単純に私の思い違いか考えすぎかも知れませんが。
こういう、形而上……と言ったら語弊があるかも知れませんが、そういう系統の世界で展開する作品というのは嫌いではありません。
全体を見ると、素直に面白いとは言えない作品だったと思います。
でも私はこういうのが好きなのでこの点数です。

0088 春に降る雪 (採点:9)
この作品を見て、ハッピーエンドの良さというものを再確認した様な気がします。
泣こうが喚こうがどうしようもないものというのは確実にありますが、それでも前を見ていたいですからね。
KANONの作品として見た場合も、美汐が真琴の名前を聞く部分の舞台裏として、明確な位置づけがなされていたと思います。
良く分からない感想になってしまいましたが、一言で言えば、単純に上手いと感じたという事です。

0089 ベビーフェイス (採点:5)
ダークは好きなので、採点と感想を付けさせて頂きます。
とはいえ、この程度では大した事はない……と言ってしまうと各方面からもの凄い反感を食らいそうなので前言は撤回します。
とまれ、描写や文章に関しては特に問題なかったと思います。
ただ、表現をもっと鬱というか、嫌なというか、とにかくそんな感じのダークらしいものにして頂きたかったな、と思いました。

0090 真冬の蠍 (採点:10)
淡々とした描写が逆に恐怖を倍加させる、まさしくダークと言える作品だったと思います。
単純に上手いとしか言いようがありません。

0091 七月八日、晴れ (採点:6)
確かに効果は大きかったと思いますが、空白を入れすぎているし間も大きすぎると思いました。
そのため、作者の方の持ち味とも言えるテンポの良さを十分に生かす事が出来ておらず、どっちつかずな印象となってしまっていた様に感じました。
全体的な腕は非常に高いと思いますから、体裁にこだわって頂きたかったな、と思います。

0092 君と一夜を (採点:10)
作品を見ている間ずっと爆笑していました。
壊れた人々の中で、常識人の祐一と真琴が逆に浮いている様にすら感じてしまいました。

0093 人間になりたい (採点:9)
真琴の幼さ、純粋さをこれ程シンプルに表現出来る作者の方は、真琴の事が本当に好きなんですね。
ただ、人間として生きる決意の部分で書き切れていない部分があると思います。
人間として生きる厳しさ、醜さ、辛さなんかも秋子と名雪によって描写すべきだったと思います。
例えば、影で笑っている名雪、とか家計に苦しんでいる秋子、とか。
でも、個人的にはこんなに可愛い真琴を見られただけでも満足です。

0094 Prelude Kanon (採点:8)
オチで驚愕しました。
成る程、これはあゆの両親についての話だったんですか。
一つだけ難点を言うならば、と言ってもこれは好みの問題なんですが、話しかける様な文体にするよりは手記としての体裁をとるか、でなければ実際にあゆに語りかけている事にして頂きたかったな、と思いました。

0095 『一月 某日』 (採点:3)
夢だから、いえ夢だからこそ香里と名雪の抱える問題を漠然とでも把握している祐一に違和感を覚えました。
この場合は、単純に「思い出さない方が良い」と突っぱねさせるだけで良かったのではないでしょうか?

0096 黄金の日々に、さよならを (採点:6)
題名通りの展開に、全く主題を外す事なく進む話。
これだけがっしりとした構成を作り出した事自体賞賛されるべきだと思いますが、余りにもそのままな流れのため、逆に起承転結の転が欠けている様に感じました。

0097 告白 (採点:4)
確かに面白かったんですが、40kbに収まっていない様な印象を受けました。
失礼な言い方になってしまいますが、このままではKANON本編と独自展開の両方をただ羅列しただけにとられてしまいかねません。
この際、あゆが記憶喪失になるまでの展開を全て取り払ってしまった方が良かったのではないかと思います。

0098 双故意〜ふたこい〜 (採点:9)
お約束だらけの展開に爆笑させられっぱなしでした。
個人的には
>〜戦後まもなくの事であった。
がツボにはまりました。

0099 Disenchant (採点:10)
名雪の強さと弱さ、真琴の純粋さと優しさが光る良作です。
個人的に、話の形式が今回随一と思われる程に美しかったと思います。
自傷行為で始まるプロローグによって目を引きつけ、途中に挟まれる童話によって話自体の効果を更に高め、その結実した姿としての"Disenchant" is over. へと繋がっていく……。
今回、名雪もので本当に上手いと思った内の一つです。

0100 二月一日の物語 (採点:7)
作品自体の完成度は凄く高いと思います。
ただ、起承転結でいう転の部分が若干弱いように思いました。
好みの問題かも知れませんが、個人的には名雪と香里の口論の部分をもう少し大仰にしてしまっても良かったと思います。
例えば、激高した香里が名雪の頬を張るとか。

0101 君の瞳にシャイニング延髄斬り (採点:9)
主に壊れた人達というかバカ者達が織りなす大騒動が非常に面白かったです。
作品だけではなく、普段隙のない文章を書いている人がはっちゃけまくって書いた図が頭に浮かんできて更に笑いが倍加しました。

0102 "Koukai Dreamer" (採点:3)
表現を重複させすぎており、ややくどいのではないだろうかと感じました。
それと""で強調している部分が多すぎて、失礼な言い方ですが印象に残らないものに成り下がってしまっている様に思いました。
かなり失礼な事を言いますが、修飾を加えすぎると返ってその言葉の持つ重みや深みが無くなってしまうと思います。
題名の「Koukai」という部分に少なくとも後悔と更改の二つの意味を与えられる実力を持っているのですから、作品自体にもそのセンスを生かして、もう少しこだわった日本語の使い方をして頂きたかったな、と思いました。

0103 世界の果てという名の雑貨店 (採点:8)
不思議な余韻を残す作品だったと思います。
北川と佐祐理の行動には意味があると言えばない、かといって意味はなかったのかと言われればある、と言いたくなる様な、矛盾した印象を感じました。
意味について、作品内だけで語り尽くしている様な気もするし、いない様な気もします。だからこの点数は仮の物です。
恐らく感想掲示板に書かれるだろう後書きを見させて貰ってから、本当の感想と採点が出来る様な気がします。

0104 幸せの玩具 (採点:9)
救いが全くない話ですね……。
物事が少しずつ良くない方へ良くない方へと進んでいった結果としての佐祐理の台詞、
>佐祐理は、佐祐理の大切な人に、幸せになって欲しいから。
ここまで「痛い」作品にはそうそうお目にかかれないので、見ていてとても面白かったです。
結局、舞は自分の幻想の世界から逃れられずに死んで、佐祐理は生きてはいるけれど幻想の世界から抜け出せないでいますからね。
ただ、その代償と言っては失礼ですが、非常に嫌な気分になりましたが(w

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