○Liar さん
- 001 アナタの中のキミ (採点:2)
- 瑞佳が猫だった、というネタ自体は面白いと思うんですが、色々な面で問題がありすぎます。
まず、全編に渡って説明口調な上に肝心の部分を明確に表現していないので、情景などが非常に分かり難いです。描写をして下さい。
最初の方で出てきた瑞佳=ナガモリ=はじめの方に出てきた茶色い毛の猫と判断してよろしいのでしょうか?
「少女」が誰なのか分かりません。本文を見た限りではみさおにもみずかにも思えます。この作品の鍵を握っている人物なんですから、どんな格好をしていてどんな雰囲気なのか、明確に表現しましょう。
三点リーダが多すぎます。取捨選択をしっかりと。
それと「ボク」って誰ですか? 浩平の一人称は「オレ」なんですけど。
- 002 ある一組の男女の割と特殊な出会い (採点:1)
- 全て会話文で表現するという試み自体は良いと思います。
ただ、如何せん実力の方が伴っていないように感じられます。
というより、このままでは七瀬シナリオを会話文だけで説明したに過ぎなくなってしまいます。
もう少し独自色が欲しいと思います。
- 003 アゲイン (採点:1)
- 浩平ってギター弾けるんでしたっけ?
軽音楽部に所属していた事は確かですが、楽器については何、と表現されていなかったと思うんですが。
擬音で表現しているところは出来る限り描写で表現して下さい。間抜けた印象になっています。
描写・説明などが圧倒的に不足しています。もっと丁寧に書きましょう。
この設定で書くならば中編に応募した方がよかったのではないでしょうか?
- 004 月はいつでも (採点:4)
- 文自体には問題がないと思うのですが、描写が少ないので物足りなさを感じます。
全体的にもっと書き込む余地があると思うのですが。
例えば、会話文を描写にするとかプラネタリウム内でのエピソードをもう一つくらい追加するなどの工夫が必要だと思われます。
- 005 待ち人達の愛の形 (採点:1)
- 前回のかのんこんぺで詩は余り高い評価を得ていなかったという事を知りませんか?
全員分の待っている様子を描くには文字数・説明・描写全てが足りていません。
作品がまだ未完成の内に出すのはやめましょう。
- 006 8匹のネコ (採点:1)
- 通常、文章の後ろに「。」を付けないのは鍵括弧の最後だけです。
それと、いくら瑞佳が「だよもん星人」とあだ名されているからとはいえ、本編ではここまで語尾にだよもんは付けていません。明らかにやりすぎです。
作品自体も、描写が少なすぎていまいち全体像が掴みづらいです。
過去のエピソードを膨らませるなどの工夫が必要ではないでしょうか?
- 007 新たな一歩 (採点:1)
- はじめの部分にいきなり空白があるのはなぜでしょうか?
行を空けるのは良いのですが、逆に見辛くなっています。
文章自体、説明ばかりで描写が少なくなっています。
茜と詩子と澪が出会っているという事は茜シナリオの後と判断するべきでしょうか?
だとすると浩平は茜と付き合っている事になります。
その辺りの詩子や浩平の葛藤が全くないのはおかしいと思うのですが。
ONE本編で永遠の世界での瑞佳を浩平が「みずか」と呼んでいたのは瑞佳シナリオだけです。
この場合は「あの子」などの固有名詞を使わないで呼称するべきかと思います。
- 008 日照雨 (採点:5)
- 茜の演説の部分を中心に、全体的に良くできていると思います。
ただ、三点リーダが多いのと浩平がどういう意図で茜を本気で推薦したのか分からないところが気になりました。
- 009 ONE〜Unlimited〜 (採点:1)
- 生のままの猫を口にしている瑞佳の行動には異常性しか感じられません。瑞佳は火を起こす事すら出来ないのですか?
というより、世界的な飢饉が起こったにしても、他に食べる物位あると思うのですが。
いちいち行動や情景を口に出している浩平にも違和感があります。地の文で説明・描写して下さい。
- 010 "けものたちのうた" (採点:4)
- 綺麗で良く纏まった良作だと思います。
ただ、描写が不足している場所があり、部分部分に違和感が残ります。
- 011 日没のとき、西の空が夕焼け色に染まる (採点:7)
- キャラクタの心理を良く掴んだ良作だと思います。
ただ、三点リーダが多いのと、形式が違っているのが気になりました。
三点リーダは「・・・」ではなく「……」です。
- 012 たく、ない……から (採点:2)
- ストーカー南……。
もとい、南からの視点という試み自体は面白いと思いますが、如何せん実力が伴っていないような気がしました。
一人称という事もあってか、全体的に説明口調になっているように思います。
それと、ONE本編を見た限り、南はそんなに茜の事を気にしていたようには思えないのですが、どうなんでしょうか?
それと、どうしてジャンルを書いていないんでしょうか?
こういう作品は人によっては不快になると思いますから、ダークと明記しておくべきだったと思います。
- 013 without end (採点:1)
- 長編の始まりと終わりの部分だけを取り出して見せられているような気分になりました。
浩平が永遠に残る事を決心するまでの葛藤「みずか」がなぜ戻るように言ったのか、またそう考えるに至った彼女の葛藤など、他にも色々と書き込む余地が残っています。
未完成の作品を出すのはやめましょう。
- 014 New (採点:1)
- 永遠の世界での浩平が彼女を「みずか」と呼ぶのは瑞佳シナリオだけです。
それ以前に、浩平は「みずか」に時計を渡したり出来るような状態なのでしょうか?
全てが終わっている永遠の世界で時計が動いたり電池が切れてしまったりするのでしょうか?
どうにも状況が分かりません。説明や描写をしっかりとして下さい。
- 015 証 (採点:1)
- 途中に入る空白が大きすぎて読み辛いです。
現実の世界の事を「滅びに向かって進んでいく世界」と呼称している永遠の世界での彼女=キミは浩平が戻る事を喜ぶんでしょうか?
ONE本編と違う終わり方をしているのはなぜでしょうか?
全体的に違和感があります。
- 016 彼女は笑ってこう言った (採点:1)
- 氷上・浩平・茜・みさき・雪見が知り合いだったという設定はないはずなんですが。
他にも空白が大き過ぎるとかみさきが「雪見ちゃん」と呼んでいるとか三点リーダが「・・・」になっている所とか浩平の口調が妙な所とか色々と問題があります。
- 017 名枯れぼし (採点:5)
- 途中に入っている「モテナイブラザーズ改」などの元ネタは理解できませんでしたが、全体的には面白いと思います。
前半の住井と南の会話は特に好きな部分です。
- 018 I LOVE LOVE (採点:7)
- 「みずか」と「ぼく」の淡々とした会話が上手い、と感じました。良作です。
若干日本語のおかしい部分もありましたが、この二人ならそういう事もあるかな、と妙に納得してしまったので、それ程に問題ではないかと思います。
- 019 凄惨! 浩平VS長森 (採点:8)
- 滅茶苦茶な設定ながらも素直に面白かったです。
しかし、エロ本を戦友と呼称する浩平……阿呆ですな(w
- 020 再誕詩 [Hi Ka Ri A Re] (採点:6)
- みさきの味わったであろう苦痛・絶望・狂気が見事に表現されている良作だと思います。
ただ[]で括られている部分を余分だと感じました。
それと、狂気の表現をしている以上、シリアスではなくダークとジャンル指定するべきではないかと思います。
- 021 雨ふりと灰色ひつじ (採点:7)
- 文章自体には問題を感じませんでした。
ただ、ONE本編とは詩子の口調が違うような気がします。
- 022 幸せの確信 (採点:3)
- みさきと雪見の会話はテンポ良く進んで面白かったと思います。
ただ、最後のみさきの「おかえりなさい」という台詞はどう解釈すればよいのでしょうか?
浩平が戻ってきた……と解釈すると「彼氏にそっくり」と言った雪見の台詞の意味が分からなくなってしまいますし、かといって雪見が戻ってきて……という事も考えにくいです。
出来れば、どういう意図があったのか教えて頂けませんでしょうか?
- 023 今この時が一番 (採点:2)
- ちゃんとジャンルにギャグ、しかも壊れと入れていれば7〜8点だったんですが……。
展開は滅茶苦茶、話の整合性も皆無、とどう考えてもほのぼのとは言えない作品だと思います。特に某北の国での氷上と住井のやりとり。
- 024 やっぱり彼女は意地っ張り (採点:1)
- 文章が全体的に説明で構成されていて、描写が全くといっていいほどありません。
それと、いくら台詞が説明の役割を果たすからって、キャラにそのまま説明をさせるのはどうかと思います。
- 025 フラリ (採点:7)
- フラリ、という独特のテンポが非常に心地よい良作です。
短い分ちょっと物足りない気がしますが、これ位が丁度いいのかもしれません。
- 026 キミノクチビル (採点:3)
- シリアス……ですか?
前半はほのぼので、後半はラブだと思うのですが。
急に浩平が真面目になっている辺りに違和感があります。
- 027 紅い朧月、偽りの夜、茜色の洛陽 (採点:4)
- 月姫モドキ。 ……すいません。
みさきの感情と同様に、非常に微妙な作品です。
途中までは良かったと思うのですが、雪見の余り面白くないジョークが雰囲気を壊しています。
- 029 赤と青の境界線 (採点:2)
- 全体的に長文で読みにくく、その上に主語や重要な部分がすっぽりと抜けています。
その為に、この作品で「何処が重要なのか」という肝心の部分がよく分かりません。
しっかりと推鼓をして、分かりやすい文を書くよう心掛けて下さい。
- 030 魔法 (採点:1)
- 語尾の音符、開始直後に自己紹介、説明口調……。
ラノベや漫画じゃないんですから……。
- 031 ゴール、そしてスタート (採点:1)
- 言葉の間違いが目に付きます。
例えば「ゆう」ではなく「いう」「かけがい」ではなく「かけがえ」などです。
それと、卒業証書授与のシーンになって急に浩平の台詞に鍵括弧が付いているのはなぜですか?
- 032 乙女の聖域 (採点:1)
- ダーシの後ろに句読点は必要ありません。
はじめの
>回れ―。
が「まわれー」と語尾を伸ばしているように見えていきなりがっくりときました。
それ以前に、私には話を理解する事が出来ませんでした。
出来れば、どういう意図があったのか教えて頂けませんでしょうか?
- 033 それぞれの歩み (採点:3)
- 「待つ」という面で茜と留美は同じ、という事と、それに対して最終的に二人のとった行動が全く違う物だったという話の流れ自体は面白いと思います。
ただ、会話文と説明が多すぎて描写がほとんどなかった為に情景が全く分からなくなってしまっています。
この内容を短編で纏めるにはちょっと無理があったようです。
- 034 あなたのいるBIRTHDAY (採点:4)
- 展開の唐突さ、多すぎる会話文等、問題は多数あります。
何よりも「離ればなれになっても戻ってくる」という点を抜かしてしまえばそのままオリジナルストーリーになってしまうという辺り、ONEのSSという観点から見ると1点です。
ただ、人身事故の伏線や全体的なストーリーの面から言えばかなり良くできている話だと思います。
個人的にはこの作者の方のオリジナルストーリーを見てみたいです。
- 035 晴れた終わり (採点:4)
- 茜と詩子、二人の特徴を良く掴んだ良作……と言いたい所なんですが、改行が少な過ぎて読みにくいなどの問題がありました。
それと
>詩子が笑顔を顔全体で表現して〜
この表現はRRではないでしょうか?
- 036 譲葉のカケラ (採点:1)
- まず「僕」は目の前で亡くなった「彼女」の事をずっと気に病んでいて、その自責の念がきっかけとなって夢という形で他人の記憶を見る事が出来るようになった……
それで、最終的に「僕」は永遠の世界に消えた……とこう解釈してよろしいんでしょうか?
短過ぎて詳しい事情などが全く分かりません。
浩平がなぜ「僕」と接触する事が出来たのか?
「僕」はなぜ七瀬に違和感を感じたのか?
(というか「違和感を感じる」ってRRじゃないですか?)
なぜ「僕」は瑞佳の夢を見たのか?
なぜ「僕」にとって夢の終わりがその世界の終わりを表すのか?
取り敢えず、これだけの謎がまだ残っています。
未完成の作品を出すのはやめましょう。
それと、オリキャラが出ている作品は好みが別れるので、ジャンルにオリキャラと書くべきかと思います。
- 037 君を待つ時間 (採点:1)
- 余りに短いせいでクリスマスという設定が全く生かされていません。
ONEのSSである必要性も感じられませんでした。
それ以前に、待ち合わせに彼氏が来て、彼の先輩兼彼女が「今来たところだから」では話として成立しません。
それと、なぜジャンルを表示しなかったんですか?
- 038 永久にあなたと雨の中 (採点:10)
- 付け加えるべき事が見あたりません。
上から順に見てきて38作品目、私が付けるはじめての10点です。
- 039 みずかのささやき (採点:1)
- 途中までの雰囲気は良かったと思います。
特にみずかと浩平の会話の部分などは上手いと思います。
ただ、展開に流れというものが全くなく、唐突に場面転換している為に話を把握する事が出来ませんでした。
描写にしても説明にしても完全に書き込みが不足しています。
未完成の作品を出さないで下さい。
- 040 孤独の中の神の祝福 (採点:1)
- まず、長森の名前は「瑞香」ではなく「瑞佳」です。
他にも誤字・脱字が目立ちます。
きちんと見直しをしてから出して下さい。
作品自体も、書きたい事は伝わってきましたが、不自然な位に急な展開で何が何だか分からない内に終わってしまったような感を受けます。
このままの設定で書くならば、中編に出した方が良かったのではないでしょうか?
- 041 掴みきれない幸せを (採点:1)
- 誤字・脱字、擬音を二重括弧で表現している、語尾の音符、クレープを食べている辺りから何の前触れもなくいきなりシリアスになっている……と問題が多すぎます。
それと、はじめの席替えと澪が出ている事には何か意味があったんですか?
- 042 あの飲み会の話 (採点:2)
- 「さいたま」や「だめぽ」など、ONEと全く関係ないネタを使うのはやめましょう。
それとなぜ「さいたま」に鍵括弧が付いているんですか?
初め、浩平の台詞かと思って奇妙な感じがしました。
茜はビールに弱くありません。
ONE本編のクリスマスの際にビールを飲んで美味しいと言っていました。
誤字・脱字もありました。しっかりと見直しましょう。
ONEのキャラクタだけを借りたオリジナルストーリーとして見た場合は面白かったと思います。
戻る