○Liar さん
- 001 farewell party (採点:6)
- 重複した表現が美しいと思いますが、その為に少し状況が把握し辛い部分がありました。
具体的に言うと、始めの方の
>クラッカーの残骸が、パーティーは〜
この辺りです。
ここを始めに読んだ時、祐一と北川と香里の三人が水瀬家にいるのかと思ってしまいました。
- 002 コンクール (採点:4)
- まず、誤ったら駄目です。謝りましょう。
作品自体は上手く纏まっていると思いますが、如何せん短いため、淡泊な仕上がりになってしまっているように思います。
例えば、栞が絵を他の人に見せたくなったきっかけ辺りを付け足せると、締まりのある良い作品になると思います。
- 003 NEVER TOO LATE (採点:2)
- 短すぎる為、作品中だけでは状況が掴み切れませんでした。
幾つか分からなかった部分があるので教えて頂けませんか?
一つ目。この作品での香里は祐一が好きなんですか?
二つ目。香里は学年トップの成績なので、確かそれ程に頭の良いわけではない祐一と同じ進路というのには少々無理があるような気がしますが、この作品での祐一は頭の良い設定なんですか?
三つ目。私は本編中で香里が医者になりたいという発言を見た事がないのですが、何処にあるんですか?
後もう一つ。どうでも良い事ですが、フォントが大きいのは何故ですか?
- 004 冬は好き? (採点:2)
- 地の文が少ないため、状況を把握しにくいです。
書き込む余地はかなり残っていると思うので、もう少し描写を増やしてみると良いのではないでしょうか?
それと、7年前の祐一は、別にこの街に転校した訳ではなく遊びに来ていたと記憶しているのですが、私の記憶違いでしょうか?
- 005 恋人(ともだち) (採点:1)
- これは……なかなかぶっ飛んだ設定ですね。
この設定と話の流れの前では、−とーの混在や「デシカメ」等の間違いなどは細かい事の様に思えてきて不思議です。
取り敢えず、祐一が腎虚にならないようお祈りします。
- 006 スキスキスKiss!! (採点:5)
- 題名を見た時はてっきり
スーキスキスキ(゜∀゜)キュンキュン!
なのかと思いましたが、ある意味あれ以上の破壊力でした。
香里と祐一の脳が溶けそうならう゛らう゛っぷり、お見事です。
ただ、一つ誤字がありました。
「今の解答まら〜 なら、です。
- 007 思い出 (採点:1)
- あー……、何と言って良いやら。
とりあえず、本を読む事をお勧めします。それも、ラノベではなくてもう少し難しい本を。
赤川次郎辺りならそれ程難しくないと思われますので、その辺りの本を読んでから、もう一度書き直して下さい。がんばって。
- 008 おめでとうを涙と共に (採点:2)
- 題材や雰囲気は良いと思うのですが、如何せん文章力がそれに追い付いていないようです。
幾つかの誤字・脱字も含めて、見直しをしっかりとして下さい。
- 009 たったひととき、それでも優しい夢のなか (採点:10)
- 技術・見せ方・文章力・行間の使い方。
全てにおいて高い水準で整っていると思います。
特に、話の芯である柱時計が非常に効果的に使われていると思います。上手い。
- 010 歩行者優先 (採点:4)
- 誤字・脱字が幾つかありました。
それと、歌月十夜的オールキャストの様ですが、その必然性をあまり感じませんでした。
特に話に出てきただけの舞と佐祐理ですが、ある意味独立したシナリオなので、無理に出す必要はなかったと思われます。
この構成ならば、あゆシナリオを基点として栞の病気が治り更に秋子が事故にあった、という設定でも良かったのではないでしょうか?
それと、題名の「歩行者優先」の歩行者は香里として、それをどう優先しているのでしょうか?
- 011 たった二つの「好き」の条件 (採点:3)
- ギャグともシリアスともつかない微妙な印象を受けました。
美汐の両親が良い味を出していたと思うので、この二人をもっとハジケさせてギャグ方面にするか、逆に抑えてシリアス方面にするか。
取り敢えず、文体をそのどちらかに統一した方が良いかと。
- 012 人の思いは常に一方通行 (採点:7)
- そうか、反生徒会はそんな理由で成立していたんだ……。
馬鹿な事はさておき、久瀬の天然さ加減と結局最後まで「くーちゃん」に構ってもらえなかった可哀想なうさぎとの掛け合いが面白い作品でした。
難を言うならば、久瀬の独白を別の事にしてしまえばKANONでなくても成立してしまうという事でしょうか。
- 013 名雪のライフスタイル (採点:5)
- 祐一と名雪がラブラブなのは見ていて微笑ましい物がありましたが、歌月十夜的オールエンドにする必要性が感じられません。
ヤマもオチもなくしてひたすら二人がべたべたイチャイチャする話にした方が潔いような気がしました。
- 014 今はまだ靄の中 (採点:3)
- 栞が出ていないのにジャンル「栞」とはこれ如何に。
もとい、栞シナリオ後の祐一の独白形式ですね。
自分の気持ちに整理の着いていない祐一を指して靄と表現したセンスは良いと思います。
ただ、誤字・脱字が目立ちます。見直しをしっかりとしましょう。
- 015 in the room (採点:9)
- メタフィクションの極地。でもそれこそがこの作品の持ち味ですね。
KANONだけではなく、フィクションの世界の舞台裏について、こういう角度から捉えた作品は初めて見た気がします。面白い。
一般受けしないだろうとの判断から一点減点させて頂きましたが、個人的にはかなり好きな作品です。
- 016 月色の涙の想い (採点:5)
- 題名に偽りあり……とまで言うわけではありませんが、少なくとも「月色」はイメージとして合わないような気がします。
それと、句読点をもう少し使った方が良いと思います。
作品自体の質は高いと思うので、先に挙げたような細かい部分を直していけばより良い仕上がりになるかと。
- 017 FREE (採点:4)
- 返さないでも良いので、帰してあげて下さい、香里。
急いで書いたのでしょうか? 文章の繋がりがおかしい部分がありました。
二人のキャラクタは良く捉えられていると思いますので、後はしっかり見直しをしましょう。
- 018 あいとまこと (採点:8)
- こうして、二人は幸せに暮らしましたとさ、ですね。
キャラクタ全員がとても生き生きと書かれている所が魅力の良作です。
特に、始めと終わりの部分で祐一と真琴が対照をなしているのがとても面白かったです。
難を言えば、始めの方でエクスクラメーションマークをやや多用していた所でしょうか。
- 019 Hello, Again. (採点:7)
- 少々短すぎる印象を受けましたが、完成度はかなり高いと思います。
実際の真琴シナリオのエピローグとして見ても、全くおかしくない内容だと思います。
- 020 しあわせのうしろすがた〜輝く季節へ〜 (採点:2)
- 手紙の形式を直した方が良いと思います。
展開が急で、やや違和感を覚えました。
特に、祐一が事故に遭う辺りは、言葉は悪いのですが、その後の展開を作るためのこじつけのようにも感じられました。
- 021 隠された想い (採点:1)
- あゆちゃん「たち」という表現を使うという事は、歌月十夜的オールキャストという事なのでしょうが、何の説明もなくオールキャストというのには、違和感を覚えます。
それと、台詞の前に名前があるという形式も出来る限り控えましょう。
- 022 アンバランス (採点:6)
- 一見して、句読点と改行が少なく、やや見辛い印象を受けました。
文自体も、全体的にやや書き込み過ぎている様な気がします。
特に、説明はもっと少なくても相手に伝わります。
嫌な事を書いておいてから言うのもおかしいような気がしますが、私はこの作品自体はかなり好きです。
全体に流れる雰囲気、はっきりしたテーマ、何よりも栞と美汐の対比の表現は非常に美しくて、書く側として見た場合は、正直羨ましい程の出来だと思います。
もっと書き慣れていけば、現在の有名SS作家と肩を並べられる程の作品を書く事が出来るだけの実力を秘めていると思います。頑張って下さい。
- 023 ある少女とある笑顔 (採点:7)
- 「こと」と「事」が混在しています。
別にどちらでも問題はないのですが、出来ればどちらかに統一して下さい。
私は、この人物が舞だという事に最後まで気付きませんでした。
具体的には、
香里(理性的なしゃべり方からの連想)→沢渡真琴(子供の「ゆう君」からの連想)→舞(最後の祐一の台詞)
個人的に、とても上手い騙しのテクニックだと思います。
- 024 【大切な時間と笑顔】 (採点:1)
- 小説の書き方などの参考資料は沢山あると思うので、まずはそれに目を通す事をお勧めします。
それと、香里の名前を間違えています。
- 025 普通の日常、輝きの灯火 (採点:1)
- 言葉は悪いのですが、イベントや描写の不足が目立つ上に、急速な場面転換を多用しているため、何が何だか分からない内に終わってしまった様な印象を受けました。
5W1Hをはっきりさせて、もっと沢山書き込んで下さい。
- 026 曖昧me、終わらせよう (採点:1)
- 一つ聞きたいのですが。
貴方はこの作品を、本気で書きましたか?
表現の一つ一つ、キャラクタの造形描写、とにかく全体的に非常に高い能力を感じさせるのに、その書き方、表現方法ははっきり言ってお粗末すぎます。
もう一度聞きます。貴方は、この作品を本気で書きましたか?
貴方がもし本気で書かれたならば、謝ります。
少々どころか相当に酷い事を書いてしまい、すいませんでした。
ただ、貴方の実力はこんな物ではないはずです。
ラノベでも何でも良いので、一冊小説を読んで、そのシステムに従って、この作品をもう一度書きなおしてみて下さい。それだけで作品自体の出来がもの凄く変わってくると思います。
- 027 冬空のキセキ (採点:7)
- 数回しか見たことはありませんが、確かに綺麗ですよね、ダイアモンドダスト。
とまれ、感想を。
確かに全体の文章としては美しいんですが、ちょっと気になる事が一つありました。
始めの「白」はともかくとして、表現を重複させ過ぎているという点です。
過ぎたるは及ばざるがごとし、という故事もありますから、読みやすい文になるよう、表現を効率化する様心掛けて下さい。
- 028 再集合カノン (採点:1)
- すいません。私には前衛的すぎて、何が何だかさっぱり分かりませんでした。
取り敢えず、KANON本編では丁寧語を喋っていた栞の変貌にはもの凄い違和感を覚えました。
- 029 幸せなら手をたたこう (採点:6)
- タイトル以前の部分、個人的にはいらないのではないかと思いました。
それと関連するのですが、もう少し文に肉付けをしても良いのではないかと思いました。
テーマを重視し過ぎているせいか、文の最適化が極端過ぎる様な気がします。
文や、作品自体には特に問題ないと思います。
ただ、私の趣味とは違っていたと言うだけです。我が侭ですいません(^^;
- 030 12月のアムネジア (採点:4)
- 展開や表現そのものには問題を感じませんでした。
ただ、言い方は悪いのですが、書き方が少々稚拙で、表現の上手さと相まってちぐはぐな印象を受けました。
- 031 ただそれだけの日常 (採点:2)
- 目覚ましだけでは、それまでに起こった状況の説明には弱いです。
もしこのテーマで書くならば、最低限それまでの過程を感じさせる程度に二人の心理描写を書き込んで下さい。
- 032 make bread,eat shorts (採点:8)
- 何というか……もの凄く下らないネタですが、笑ってしまったのでこの点数です。
ところで、大人の階段昇る君は「まだ」シンデレラさ、ではなかったでしょうか?
それとも、2番辺りは「もう」何ですか?
- 033 絆〜三人の幸せ〜 (採点:1)
- 今回は、かなり酷な事を書きます。
もしかしたら、いえほぼ間違いなく傷つくと思いますので、この感想は読み飛ばした方が得策かも知れません。
貴方はKANONの二次創作としてこの作品を書きましたか?
私はこの作品を見た際に、失礼ですが、世に氾濫しているKANONSSの劣化コピー、すなわちKANONの三次創作として作られている様に思いました。
文の練習と共に、貴方自身はKANONという作品についてどう思っているか、それをもう一度考え直して下さい。
- 034 栞にツノが生えた日 (採点:1)
- 訳が分かりません。
というか、これで理解しろと言う方が無理な気がしました。
- 035 終わりのそばに、始まりの兆し (採点:3)
- 全体的に書き込みが不足しています。
本編部分はこれ位で良いと思いますが、肝心の、自分の創作部分まで同じテンポで書いてしまっては、テーマが見えなくなってしまいますので、注意しましょう。
- 036 もしも祈りが届くなら (採点:1)
- 小説の書き方などの参考資料は沢山あると思うので、まずはそれに目を通す事をお勧めします。
視点を切り替える際には、改行だけで十分です。
- 037 猫とともに (採点:1)
- 小説の書き方などの参考資料は沢山あると思うので、まずはそれに目を通す事をお勧めします。
物事には、それに至る原因と経緯がなければいけません。
テーマにそってキャラクタを動かすだけではなく、そういう作品外の部分もちゃんと考えて書きましょう。
- 038 PLAY (採点:1)
- 難しい言葉を使い、改行を少なくする事によって格調の高い文になるわけではありません。
誰にでも分かる言葉を使って、改行を多く使い、説明ではなく描写をするよう心掛けて下さい。
- 039 さかあがり (採点:4)
- テーマとそれについての書き方は良いと思います。
後は、美汐が祐一を好きになった経緯について書く事と、描写を行う事の二つを心掛ければ、良い作品になると思います。
- 040 青い空を見上げて (採点:3)
- 三人称、神の視点からの文かと思ったら、仏様の一人称だったわけですね。
キャラクタの現状だけを説明するのではなく、キャラクタの心情やその時点でいる場所の風景などを描写するよう心掛けて下さい。
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