○Manuke さん
- 001 丘の生き物 (採点:1)
- これはあんまりかと…。
単語を連ねれば詩になるというものではありません。
- 002 『漢の浪漫』 (採点:5)
- 小ネタ一発のみではありますが、単純に面白いと感じました。
(『ニヤイヤ』は誤字? ここまで短いのに校正不足というのは問題です)
Kanonと関連があるかどうか微妙ではありますが、この長さでは致し方ないでしょうね。
- 003 Last regret (採点:7)
- 短いですが、悪くないですね。あゆの心情がうまく表現できていると思います。
ちょっと"Kanon"の一文を挿入された意図が分かりませんでしたが。
(オープニングを意識されているのかな?)
- 004 雪の国のメルヘン (採点:3)
- 改行を効果として使うのはいただけません。スクロールが面倒なだけです。
お話としては悪くないのですが、最後の段落は余計に感じられました。
- 005 『忘れないから』 (採点:1)
- 残念ながら、SSとしての体を成していないと感じられました。
(『忘れない』で済ませて終わりですか?)
- 006 『その笑顔で』 (採点:1)
- いや、それは『逃避』じゃないかと…。
ストーリーとして成り立っていないような気がします。
また、極端な改行で間を表現するのもいただけません。
- 007 キミを後ろに乗せて・・・ (採点:2)
- オチていませんが…。
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
・読点の挿入位置が一部おかしい
- 008 また明日 (採点:7)
- もうちょっと長さがあってもいいと思いますが、お話としてはうまく纏まっていると思います。
若干、読点の使い方に違和感を感じる部分がありました。
(変だ、というほどではないのですが…)
- 009 もし、もしも…… (採点:1)
- 安直で、かつ内容がありません。
ダークさを全く表現できていないように感じます(ただ不快なだけ)。
- 010 かまぼこ板の誓い (採点:2)
- 確かにほのぼのはしてますが…。
キャラクタの特徴が全く出ていないと思います。(特に美汐)
名前のと若干の台詞だけすげ替えれば、大抵のキャラクタに置き換え可能に思われてなりません。
(呼び方と反応から、栞の方がしっくりくるほど)
また、Kanon本編とも関連性が見いだせません。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 011 約束がくれた時間 (採点:2)
- 舞の言動が全くもって『らしくない』のですが、これは意図されたことですか?
(例えば、『最初からやり直した結果、異なる性格の舞に成長した』という解釈とか…。私はそうは考えませんけど)
だとしたら、それを明示的に示せていないのは失敗です。また、原作の卒業式における舞の行動を見るに、さほど性格が異なるようには思えませんし。
そうではなく、単にキャラクタを捉えることができていないのだとすると…。
- 012 あなたと一緒にいる朝に、夢の続きを見にいこう (採点:3)
- うーん…。あまりKanonである必然性は感じられません。
- 013 その朝 (採点:9)
- 短くても、とても良いお話になっていますね。
美汐というキャラクタに対する掘り下げが上手く描けていると思います。
『その朝』を美汐から見た物語が、本編へと違和感なく繋がります。
- 014 青い春 (採点:4)
- キャラクタ(特に名雪)の言動が表面的で、今ひとつ深みに欠けます。
(その割に、『イチゴパフェ』という基本的な間違いも…)
雰囲気は悪くありませんが、Kanonである必然性もあまり感じられませんでした。
- 015 遅刻 (採点:4)
- 全体としては悪くないと思います。
ただ、祐一の言動には違和感が…。(家を出る理由がよく分かりません)
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
- 016 日々の過ごし方 雷鳴編 (採点:4)
- まあ、ほのぼの感は出ているのですが…。
どうにも脈絡が感じられません。
- 017 『とも』 (採点:2)
- とりたててほのぼのしているとは感じられませんでした。
中身も薄く、今ひとつ意味不明です。
- 018 雪の上の舞踏会 (採点:5)
- 雰囲気はいいのですが、舞踏会に出られない理由付けが弱いと思います。
(祐一の両親も、これでは登場させた意味がないし)
三点リーダ(…)の多用も、ちょっと気になりました。
- 019 雨 (採点:3)
- あゆらしさ/祐一らしさが表現できていないように思われます。
(もちろん、口癖ということではなく)
- 020 心の翼 思いの風 (採点:2)
- 「仏教面って何?」と思ってぐぐってみたら、多少ヒットがありました(^^;)
『ぶっきょうめん』と、あとは誤字のようでしたが…。
話がかなり安直で、特に何も感じ取ることができませんでした。
あと、文章に間違いが多いのも問題です。
(余談ですが、小型の鳥は風がなくても飛べるはず)
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
- 021 かしこ (採点:6)
- 各キャラクタの後日談が、ほのぼの感を醸し出していると思います。
ただ、若干キャラクタ描写がステレオタイプ気味だと感じました。
- 022 いつもの二人 (採点:3)
- ほのぼのしていますが、お話としては何もなさ過ぎるのが難点です。
- 023 純白の審判 (採点:2)
- 本編のシーンをなぞっただけのように見えるのですが…。
しかも、原作より良くなっているとは思えません。
- 024 月 影 (採点:6)
- 悪くはないんですが、今ひとつ訴えかけるものがないような気がします。
うさぎとかぐや姫の暗喩も、しっくり来ません。
(うさぎは月の方にいたんですか?)
- 025 風と共に去りぬ (採点:6)
- アプローチとしては面白い思います。読後感も爽やかです。
久瀬の行動は、ある意味嫉妬から出ていたという見方は悪くないですね。
(タイトルはちょっと頂けない感じ…)
ただ、佐祐理さんは本編で、「どんな方なのかは知らない」「話したことはない」と述べていますので、この矛盾点は多少気になります。(一弥のことからの逃避により、忘れている?)
また、久瀬の人称が『私』から『俺』に変化するのも若干違和感がありました。(本編では『僕』)
さらに、祐一の『倉田さんの弟』という台詞も気になります。
- 026 カナブン (採点:4)
- 過去との決別、ということでしょうけど、正直なところあまり読後感は良くないです。
祐一が妙に言い訳がましい感じがしました。
また、極端な改行で間を表現するのもいただけません。
- 027 残暑お見舞い申し上げます!? (採点:7)
- 面白いのですが、オチが弱いのは残念。
今年は本当に暑かったですよね。<それ、感想と違う
百花屋へ行けば…ってのは禁句?
- 028 生き残るのは一人だけ (採点:3)
- 短いせいか、今ひとつ話が構築し切れていません。
オチも弱い感じがします。
- 029 『A DAY BY DAY』 (採点:5)
- 醜悪ですが、可能性としてはありうる状況ですね。
ダークストーリーとしての要素をうまく表現できていると思います。
(同じ病室というのは、短い尺ゆえの妥協のように感じられますが…)
ただ、やはり嗜好の観点から低評価になってしまいます。この点はご容赦を。
- 030 この街の夏 (採点:6)
- 雰囲気は悪くないのですが、浴衣のエピソードが今ひとつ活かされてないような印象を受けました。
- 031 『あの日の・・・』 (採点:1)
- 原作と状況を違える意図が分かりません。
※書式で気になった点
・台詞の二重括弧(意図的?)
・台詞部分で改行をしない書き方の多用(使い過ぎ)
- 032 『百花屋ベイベー』 (採点:7)
- ほんわかしてて、いい感じです。
実際にいたら蹴っ飛ばしたくなりそうな予感…(^^;)
- 033 口笛の聴こえる教室 (採点:1)
- いや、こうまであからさまに途中で終わるのはどうかと…。
ちょっとお約束すぎるようですが、内容としてはそれなりに楽しめそうではあります。
が、いずれにせよこれでは到底評価できません。
- 034 アーティスト (採点:8)
- いいですね。
美汐はどちらかというと意固地なキャラクタとして描かれがちですが、絵という小道具を使って、強くあろうとする美汐をうまく表現できていると思います。
- 035 月の向こうに (採点:6)
- 確かに、あり得る分岐かもしれません。
最後の一文も効いています。
ただ、一部の表現(例えば『狼の遠吠え』のあたり)に対して違和感を感じました。
日本にオオカミはいない(とされている)わけですから、『ここまで』は変じゃないかな。
- 036 がんばれ!あゆ! (採点:2)
- お話が成り立たなくなってしまいますが、最初から大検の話を持ち出せば良かったのでは?
あゆの言動が幼過ぎるように思えますし、祐一たちがあゆを幼児のように扱うのにも違和感を感じました。
- 037 あの日をもう一度 (採点:1)
- 終盤とそれ以前が乖離しています。(とゆーか、夢オチに近い?)
序盤も明らかに雰囲気が違いますが、これは狙ったのでしょうか?
視点も変わるし、全体的に統一感のなさが否めません。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 038 弱虫が見た花 (採点:7)
- 逃げ続けてしまった結果の香里の葛藤が良く描写できていると感じられました。
ただ、タイトルの『花』はこの場合花火と考えていいんでしょうか? だとすれば、花火そのものの描写を省いてしまったのは残念に思います。
- 039 『Wait』 (採点:6)
- 『過去』に囚われている舞と、ただ『今』のみを生きる栞の対比が面白いですね。
唐突に昔語りを始めてしまう舞にはちょっと違和感を感じましたが…。(長さからすると仕方がありませんが、もうすこし段階を踏んだ方がいいような気はします)
- 040 嵐を呼ぶ転校生 (採点:9)
- 雰囲気がいいですね。
話としてはプロローグのみという感じですが、この先どんな出来事が待っているのか、想像をめぐらせたくなります。
- 041 涙 (採点:5)
- 雰囲気としては面白いと思いますが、キャラクタには違和感が…。
佐祐理さんは確かに内罰的ではありますが、打算的とは言いがたいと感じます。(理想化しすぎなのかもしれませんが)
また、自分の言動によって他者を傷つける可能性を極端に恐れているようですので、この状況では決して告白などしないように思われます。
途中の親子も、何となく中途半端な印象が否めませんでした。
- 042 『眠れ眠れ可愛い――』 (採点:5)
- 面白い形態ではありますが、文体/内容/キャラクタ、いずれもKanonとは微妙にズレているような感じを受けます。
- 043 結婚前夜の二人 (採点:7)
- シリアスな展開とコミカルな締めで、奇麗に纏まっていると思います。
一部、読点が少なく読みづらい箇所がありました。
- 044 ふゆのひかなた (採点:9)
- 何にも起こらないんですが、こういう話は好きです。
(ちょっと妙な感嘆詞に頼り過ぎている感はありますが…)
ほのぼの感を巧く演出できていると思います。
- 045 水の愛撫 (採点:7)
- 多少違和感のある文章が見られるものの、雰囲気はいいと思います。
ラストはもう少し余韻が欲しいような気はしますが。
- 046 『安らげる場所』 (採点:5)
- ん〜。まあ、こういうのもアリかもしれませんね。
久瀬というキャラクタは、原作では友情を演出するための端役でしかないと考えていますので、むやみに美化したSSなどには違和感を感じます。大抵、本編と矛盾してますし。
そこを『偽悪的行動』と捉えるというのは、興味深いです。
(単に誤解を受けやすいだけというおつもりだったら失礼)
…でも、久瀬って佐祐理さんの表現によると『口の端に指を突っ込んで、それをびにょーんと伸ばし』たような顔なんですけど…それでもいいですか?(^^;)
- 047 奇跡への願い (採点:3)
- う〜ん、全体的に安易です。登場人物の言動も底が浅く、今ひとつ思いやりに欠けていると感じてしまいました。
また、言葉の選択を間違えている箇所もいくつか…。
- 048 もみちゅーどく (採点:6)
- そこそこ楽しめました。オチもきっちりついてます。
ただ、あゆのリュックに付いている羽は「プラスチックのような、冷たい感触」(本編の祐一談)なので、むしったりはできないような気もしますが。
- 049 Transmigration (採点:2)
- あくまで個人的な感想になってしまいますが…。
私にとっては『嫌悪感』を催すお話でした。
(そういう意図はないと思われますが)
あと、極端な改行で間を表すのも感心できません。
- 050 あなたと共に (採点:8)
- 美汐がうまく描けていると感じました。
ただ、祐一の方には若干の違和感が…。
お話も奇麗に纏まっていると思います。
- 051 待つ女 (採点:2)
- 『強烈な笑顔』って表現はちょっと…。
(もしかして、笑うところなんでしょうか? だとしたら、評価+1(^^;))
- 052 果たされる約束 (採点:7)
- 全体的には、悪くないお話だと思います。
ただ、部分的には違和感を覚える箇所もいくつか…。
(最後の秋子さんの『決め台詞』は変です)
- 053 積み重なった現在のカタチ (採点:6)
- ほのぼの感は出ていますが、今ひとつエピソードに切れが感じられませんでした。
- 054 何でもない土曜日のこと。 (採点:4)
- なんというか、捉らえ所のないお話という感じがします。
ただ、全体的にネタの安易さは否めません。
- 055 手紙 (採点:1)
- 申し訳ないんですが、冷静に評価することができません。
ただ栞を殺して、『未来へ向かって足を踏み出す』で終わりですか?
確かにKanonは奇跡の安売りと揶揄される物語かもしれません。『あざとい』と言われるのも仕方のないことでしょう。
が、この結末の方が良いのだと思ってらっしゃるんですか? 本当に?
- 056 大輪の花 (採点:3)
- お話としての起伏が今ひとつ感じられませんでした。
また、「■」や「▲」のような記号が文中に現れるとかなりの違和感を感じますので、避けたほうがよろしいかと。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 057 お便りは初雪の日に (採点:6)
- 面白いアプローチではありますが、どうも妙に感じるところが多数…。
公衆電話を使うのなら、栞も小銭くらいは持っているでしょう。なければコンビニで両替してもらえばいいわけですし。(テレカのみの電話機?)
いきなり知らない人(女性ですよね?)から未使用テレホンカードをもらっても、普通は困惑するはずです。
- 058 夕凪 (採点:8)
- 舞との逢瀬が幻想的に描けていますね。
ただ、時間的に本編のどのあたりに位置するのか、よくわかりませんでした。
- 059 水瀬家の縁側で (採点:3)
- 最後の部分で一人称と三人称が混ざっています。
(そもそも地の文に三人称らしからぬ表現が多数)
ストーリーの骨格であるはずの祐一の真琴に対する想いが不明瞭で、何をおっしゃりたいのかが伝わってきませんでした。
- 060 奇跡の果てに (採点:3)
- あまり香里らしさ/祐一らしさが感じられませんでした。
話としても、特に起伏があるとも思えませんし。
- 061 忘却の果てに甦る記憶 (採点:1)
- お話として成り立っていません。
喫茶店の存在も、『魔法の水』の意味も不明です。
美汐が逃避するような表現も前半にはなく、唐突過ぎて説明不足だと感じました。
また、挿入される漢文(?)は仏典からの引用でしょうか? 何が言いたいのか分かりません。
結末はあまりにも尻切れトンボで、どう反応して良いものやら…。
- 062 丘の上での昔話 (採点:3)
- 話の雰囲気は悪くないのですが、誤字や文章のまずさが問題です。
また、読点を打つ位置がおかしい部分もかなり多く、読みづらくなっています。
さらに、脈絡もなく改行を挿入するのは止めたほうがいいかと…。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 063 ドッキリなbirthday (採点:8)
- ほんわかしていて、いいですね。
でも、料理のたびに食器を熱湯消毒するんですか?
- 064 恋する乙女というものは (採点:2)
- 残念ながら、面白く感じられませんでした。
登場人物の言動もどこかしら妙です。(ギャグが、ということではなく)
- 065 振り返る想い (採点:4)
- 話そのものは悪くないんですが…。
前半で、三人称から一人称に明示的に切り替わる箇所は、表現としてアリでしょう。ですが、その他の部分で一人称と三人称が入り乱れているのは、明らかに変です。
また、言葉のおかしい部分や重複表現(いわゆるRR)も散見されました。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 066 夢の中でも (採点:7)
- う〜ん。病気持ちの人間にとって、「37度8分」はそれほど高熱とは言えないような気も…。
(まあ、人によるんでしょうけど)
お話自体は、うまく纏まっていると思います。
ただ、極端な改行で間を表現するのは、あまり良い印象を持てません。
- 067 そんな二人の逃避行 (採点:9)
- 祐一と美汐の過ごすひとときが、少し切なくて良い感じですね。
結びの言葉も上手いです。
- 068 あったかいもの (採点:7)
- 尻切れトンボ的ではありますが、ここからどういう物語が始まるのか、続きが気になりますね。
- 069 マリッジブルー (採点:4)
- あまり面白くは感じられませんでした。最初からネタの底が見えてしまうというか…。
また、極端な改行で間を表現するのは問題です(読みづらいだけ)。間は文章で表すべきかと。
(そもそも、どっちかというと『マタニティブルー』のような気もしますし)
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 070 ラヴり〜しすたー略してラヴしす (採点:1)
- 不快感が先行して、楽しいとは感じられませんでした。
オチも存在しないし。
- 071 『佐祐理さんとドライブ』 (採点:1)
- なんだか全然面白くないんですが…。
喋るたびに「あははーっ」と笑う佐祐理さんは、陽気さを通り越して、ただの馬鹿にしか思えませんでした。
(しかも、電話の向こうの誰か分からない相手にまで…)
また、佐祐理さんが走り屋だったとして、それだけでは面白いとは言えませんし。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 072 涙の笑顔が終わるとき (採点:10)
- こういうお話はとても好きです。
コメディタッチの部分とシリアスな部分が、お互いを引き立てていると感じられました。
栞は自分の弱いところを他者へ見せようとしない部分がありますが、その理由、そして葛藤がうまく表現できていますね。
- 073 守りたい約束 (採点:7)
- 回想という形で語られる物語の雰囲気は悪くないですね。
ただちょっと、ジャムのくだりは取ってつけたような感じになってしまっているような…。
あと、秋子さんのご両親(祐一の祖父母)がいらっしゃらない理由が明白になっていませんね。(長さから考えると無理かもしれませんが)
- 074 ピノキオ嫌いの俺と彼女と (採点:8)
- 話の流れ、結びの部分の雰囲気はかなり良いと思います。
ただ、一部の表現におかしなところがあるのが若干気になりました。
- 075 記念日 (採点:2)
- 脈絡がありません。
記憶喪失という設定を活かしているとは思えませんし、ジャムオチなのも安易です。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 076 流星群 (採点:5)
- 変わるものと変わらないもの、というテーマでは纏まっているとは思いますが、あまりKanonとの関連は感じられませんでした。
また、終盤の婚約云々のあたりは唐突すぎ、浮いているように見えます。
- 077 まだまだ続く道 (採点:6)
- 悪いお話ではないんですが、年齢が上がっていることもあってか、原作とのギャップを感じます。
(雪人君の言動は子供らしくないし)
また、最後の段落は余計に思われました。
さらに、極端な改行で間を表現するのは感心できません。
- 078 blessing (採点:5)
- それまでの内省に対して、結末で語られる部分がやや安直に思えます。
また、母方の祖父はともかく、父方の祖父の葬儀は位置づけが良くわかりませんでした。
内容も、果たしてKanonと関連があると言えるのかどうか…。
- 079 おもいをこめて ゆきのした (採点:4)
- どうも全体的に無理矢理さが感じられるお話でした。
補完型SSでは本編であまり語られないエピソードを膨らませて話作りをするわけですけれども、少々強引過ぎて原作から浮いてしまっている感があります。
また、大切にしていたはずの花を、名雪が無造作に摘んでしまうのも気になりました。
- 080 鈴が唄う日 (採点:9)
- 鈴の由来が、切なくも優しいお話に纏まっていると思います。
ただ、タイトルにはちょっと違和感がありました。
(あくまで主観なんですが、『鈴』と『唄う』という言葉の取り合わせがしっくり来ないので)
- 081 向日葵 (採点:5)
- お話は纏まっていると思います。
が、本物のひまわりの花は太陽を追いかけたりはしないので、暗喩としては問題かな。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 082 いつか、またあの海に (採点:9)
- ほのぼの感がうまく表現できていると思います。
キャラクタもごく自然に『らしさ』が出ていますね。
最後の部分は、もう少し余韻があるほうが良かったかも…。
- 083 偽りの伝承 (採点:2)
- えっと、「嘘を嘘と見抜ける人でないと難しい」ってことでよろしいでしょうか?(^^;)
語られる『伝承』が浮いていて、意味が伝わってきませんでした。
(年取った『少年』は『老人』であるわけで、その後も『少年』と呼称するのは違和感が…)
『伝承』の中の妖狐が人の姿だったのかどうかは語られていないため分かりませんが、別れると決心した理由が不明確ですし、死んでしまったのでなければ災厄をもたらす妖狐を止めれば良かったような気がしますが。(これが『嘘』?)
また、祐一は祐一で、「自分が別れるのが嫌なのだから、少年もそうに違いない」などと独り善がりな思考で結論に至っているのも考えものです。
結末も唐突で、尻切れトンボぎみと感じました。
- 085 開花 想葬 (採点:3)
- 内容は決して悪くないと思います。
が、それ以外の点で問題が多すぎですね。
まず、文章がかなりくどく、しかも用法が間違っている部分が多数。
『である/だ』調の中に、意味もなく突然『です/ます』調が混ざるのも問題です。
さらに、特に段落が分かれているとも見えないのに、突然一人称が三人称に移るのは変です。
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
一部だけないのは明らかに校正不足。
・文頭の字下げが一貫しない
字下げするのが理想だが、中途半端なのは字下げしないよりも悪い。
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
・改行位置が変
意味のある位置で改行したいのだろうが、読みづらいだけ。
- 086 人生にifはない (採点:7)
- う〜ん、最後の部分が余計という感はありますが…。
全体的には、面白い形での本編補完(ですよね?)だと思います。
この後の香里の『切羽詰まった』言動とは、若干距離があるようにも感じますけど。
- 087 今昔物語〜現と夢の恋人達〜 (採点:3)
- 木曾義仲を栞になぞらえるのはちょっと無理があるような…。
また、『予定どうり』ではなく『予定どおり(通り)』です。
- 088 don't need no reason why (採点:1)
- これは、何なのでしょう?
栞のドラマに対する執着も、香里の態度/意図も、まるで意味不明です。
『一年近く前になる出来事』とやらは何の関係が…?
どうしてこんなところで話が終わるのかも理解できません。
(あなたご自身には『理由』なんて不要なのかもしれませんけれど…)
- 089 雪原の軌跡 (採点:4)
- これは、決着のつけ方を間違えたのではないかと感じてしまいました。
薄ら寒くなるような香里の狂態を見せてくれる前半と違い、結末はひどくありきたりです。
改心したと見せかけて、実は…って感じにすれば、読後一週間ぐらい鬱になるほどの強烈なダークストーリーになり得たのではないかと。(いや、ダークは苦手なんですが(^^;))
あと、極端な改行で間を表現するのは感心できません。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 090 贈る言葉 (採点:3)
- お話から伝わってくるものが感じられませんでした。
シチュエーションもありきたりで、オリジナリティがないように思われます。
- 091 ある日ボクは天使に会った (採点:3)
- う〜ん、この手の話はちょっと…。
それと、あゆはずっと醒めない夢の中にいること、そしてそれが何年も続いていることを自覚していたはずです。ここを変えてしまうのは問題だと感じました。
(だからこそ、あゆの物語が一層引き立つわけですから)
- 092 デエトの日 (採点:8)
- テンポが良くて、面白いと思います。
反面、「祐一がそんな勝手なことをするかな?」とも…。
- 093 philosophy (採点:4)
- 『名雪の祐一に対する依存』というテーマ及びタイトルから考えると、やや羊頭狗肉的な感が否めませんでした。(本当にこれで解消されます?)
- 094 恥ずかしい一日 (採点:3)
- まあ、特に感想はありません。
- 095 すべてがFになった日 (採点:5)
- (『すべてがFになる』は読んだことがないため、関連があるのかどうかも分かりません。単独のSSとして評価させていただきます…って、FはFrogというだけ?)
はっきり言って、大変面白く読ませていただきました。意味があるのかないのか分からない不条理さは、かなり好みです。
が、ご承知の上でしょうけど、この話がKanonSSである必然性はほとんどありません。
私はこの点を重視しますので、低評価とさせていただきました。
- 096 Pure Heart (採点:2)
- 原作の名雪シナリオと異なる展開にした理由が不明です。
祐一が状況に流される軽薄な人間になっているように見えます。
また、エピソードのひとつひとつに、オリジナリティが感じられません。
- 097 ありがとう、さようなら (採点:3)
- …なんと言うか、展開に理不尽さを感じてしまいます。
まあ、こういった結末もありなのかもしれませんけど。
(ごめんなさい。あまり客観的に評価することができません)
それから、『特性バニラアイス』ってのは普通『特製バニラアイス』とするのでは?
また、『北海道直輸入』というのはギャグですか? それとも『北海道直送』の間違い?
- 098 希望を抱いて (採点:1)
- あの、句読点ってご存じですか?(読点は多少使っているようですが…)
物語として成立しているとは言えませんし、矛盾が多すぎます。
(ご両親は栞が助かったことを知らなかったんですか? 心臓を移植したのに)
そもそも、チェンジ物としての舞台設定が活かされているとは思えません。
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
・読点が不足していて読みづらい
- 099 Anniversary Days (採点:7)
- ほのぼのした感じが表現できていると思います。
ただ、会話のテンポが悪いと感じる箇所も若干ありました。
- 100 今度までには (採点:7)
- 美汐と真琴が魅力的に描けていると思います。
ただ、若干祐一の言動/言葉づかいには違和感を感じました。
- 101 Little Seedling (採点:7)
- ほのぼの感が表現できていると思います。
しかし、切り株の発芽は七年越しということになりますが、これはアリなのかな?
さすがに枯死していそうな気はするんですが…。
(それとも、これもひとつの奇跡?)
- 102 踊り子に癒しを (採点:4)
- 話に締まりがなく、全体的に冗長な感じは否めません。
キャラクタも別にKanonの登場人物である必然性を感じませんし。(しかも、『らしく』ない)
取り立てて感銘を受けることもありませんでした。
- 103 うぇいてぃんぐ ふぉーゆー (採点:1)
- 私には面白く感じられませんでした。
しかも、Kanonとの関連性が見いだせませんし。
- 104 これから…… (採点:7)
- 特にどこが悪いというわけではないのですが…。
エピソードとしてのインパクトの弱さは否めません、
あまりにも手堅過ぎるストーリー展開であるがゆえ、でしょうか。
- 105 『ロシアンティー』 (採点:7)
- 面白い着眼点のプレストーリーですね。
各キャラクタが魅力的に描けていると思います。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 106 あなたのために出来ること (採点:9)
- ちょっと本編と齟齬があるような気もしますが、良くまとまっていると思います。
『名雪の思い』が魅力的に描けていますね。
- 107 満月は白い輝き (採点:7)
- 美汐の内面がうまく描写できていると思います。
ただ、改行で間を表すのはあまり感心できません。
(『天外魔境』ではなく『奇想天外』では?)
- 108 家出(強制) (採点:1)
- 残念ですが、面白く感じられませんでした。
不条理ギャグでも最低限の説明はすべきかと。でないと、ただの電波系文章になってしまいます。
ギャグ自体にも新鮮味がなく、オチも弱いですね。
また、そもそも文章がおかしい部分が多々あり。
※書式で気になった点
・文末に句点がない(あいうえお→あいうえお。)
- 109 「つよがり」×3.14 (採点:3)
- キャラクタ名は確かにKanonのものですし、口調もそうです。
でも、これは本当にKanonの物語ですか? その必然性が本当にありますか?
- 110 『 銀 月 夜 話 』 (採点:6)
- 全体の印象は悪くないです。
ただ、『借りたビデオのタイトルで昔のことを思い出した』だけのように思えるんで、訴えてくるものは感じられませんでした。
(香里は魅力的に描けてますけど)
- 111 貴方の笑顔が告げる春 (採点:7)
- 可能性としてはあり得る物語だと思います。また、香里の葛藤もよく描けていると感じました。
(若干、安易さを感じる部分もなきにしはあらずですが)
ただ、嗜好の関係上、どうしても評価が低くなってしまうのはご容赦を…。
- 112 穏やかな日差しの中で (採点:2)
- ところどころ面白く感じる部分はあるんですが、全体的にはネタが安易です。
また、登場人物を増やし過ぎて、台詞が行き渡っていません。(真琴なんか特に)
佐祐理さんと舞が制服姿というのも意味不明な設定です。(DNML化でも考えているんでしょうか?)
さらに、匿名で競作をおこなうSSこんぺで、『作者』を出すのは興醒めだと感じました。
(この場合、祐一に語らせただけでも十分に伝わるはず)
- 113 Flying (採点:6)
- 文章表現等はかなり高レベルだと思います。
が、『事故に遭う』というプロットは、本編の二番煎じかつ安易、という印象が否めません。
また、大切なものを失うかもしれないときに名雪が取った行動も原作の相似形で、名雪の魅力を損なっているように感じられました。(成長してないのか、と)
- 114 もう一度、はじまる季節 (採点:10)
- 素直に楽しく読めました。ほんわかした後味もいいですね。
超先生ネタには苦笑しましたが(^^;)
- 115 温もりの中で―― (採点:3)
- 名雪の事故そのものが、『奇跡』の演出のために用意された感が否めません。
(それを言うなら原作だってそうかもしれませんが、秋子さんの事故との対比から考えると特に)
あと、冒頭のシーンが中盤で繰り返される部分では、その前後で台詞に一貫性が無いように感じられます。
- 116 銀河鉄道と夜明け (採点:7)
- 少し切ないお話ですね。
一部、誤字や文章のおかしい部分があり、気になりました。
- 117 The Old Clock ――誰が為に時を刻む―― (採点:5)
- これはある意味、SSとしては反則のような気がします。
お話自体はよくできていますし、含蓄もそれなりにある。
ただ、その『良さ』はKanonのSSであることと繋がっていないと感じられました。
(回想という形で語られはしますが、その部分を切り離しても本質は損なわれないと思われます)
- 118 「奇跡の後の文化祭」 (採点:3)
- 残念ながら、あまり面白く感じられませんでした。
あまりにもお約束的なシチュエーションの列挙、かつ意外性のなさが問題です。
キャラクタもスレテオタイプ過ぎて魅力がありません。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 119 『Nurse call』 (採点:9)
- 物語としてはよく纏まっていると思います。
ただ、氷室先生の物語を通じて語られるものが、今ひとつ伝わってきませんでした。
もっとも、氷室先生その他のキャラクタの想いは魅力的に描けていますね。
(閉じこもった殻や葛藤も含めて)
どっちかというとチョイ役ですが、栞と香里もいい味を出していると思います。
- 120 息抜き (採点:7)
- ごめんなさい。答えが分かりませんでした。
(『時間』と関係があることだとは思いますが…)
SSとしては、美坂チームのほのぼの感と、名雪の心情がうまく描けていると思います。
余談になりますが、個人的に『パンダ』は答えを知っても納得行かない感じ…。『アイアイ』ってのは駄目ですか?
- 121 私が望むそのもとへ。 (採点:4)
- う〜ん、佐祐理さんの葛藤がさらっと流されてしまったような…。
佐祐理さんの台詞に硬過ぎる部分が見受けられました。あと、ラ抜き言葉は似合わないと思います。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
- 122 “らくえん。” (採点:6)
- 雰囲気はいいと思います。
ただ、若干テンポが良くないと感じました。台詞が冗長気味のような…。
また、会話文主体のせいで、意味が掴みづらい箇所がありました。
- 123 想い、あなたに (採点:6)
- 一応佐祐理さん/舞シナリオルートということなのでしょうけど、二人の出番が少ないですね。
『実は誕生日』ネタが安易に使われていると感じられました。
- 124 No More Dying Then (採点:7)
- ちょっと大仰な気もしますが、普通の姉妹になるための通過儀礼が良く描けていると思います。
- 125 幻冬歌 (採点:5)
- やるせない結末ではありますが、こういう形もあるのかもしれません。
ただ私としては、祐一がここまで流されるキャラクタだとは思えないという感はあるのですが。
- 126 多角関係 (採点:1)
- ちっとも面白く感じられませんでした。
ギャグとは言え、あまりにもキャラクタの描写が表面的過ぎます。
ネタも不快に感じるものが多いように思われました。
- 127 魔物の住む学校 (採点:4)
- 舞ルート以外での、舞のその後ということなのでしょうが、ちょっと不可解過ぎます。
祐一が舞を認めただけで終わってしまうというのも…。
- 128 Fail in an attempted love... (採点:8)
- 言葉の選び方がおかしい部分が非常に多いのは問題なのですが…。
内容/雰囲気/リズムの良さで高評価です。
- 129 いつもそばにいる (採点:9)
- 素直じゃない美汐と、とぼけた感じと祐一の取り合わせがいいですね。
前半の場面転換(『祐一が大学から帰ってくると…』のくだり)がちょっと唐突で、一瞬話の繋がりが分からなくなりました。
時間が経過しているという説明があると良かったかも。
- 130 この剣に一滴の涙を添えて (採点:7)
- 全体的には悪くないのですが、内容や文章表現に違和感を感じる部分がありました。
舞の母親の死、という部分が物語中でほとんど無意味になっているような気がします。
- 131 鎖 (採点:1)
- 残念ですが、お話が成り立っているとは思えません。
祐一/名雪はまるで無意味なキャラクタに成り下がっていますし、記憶を徐々に失っていくということの理由付けも意味不明です。(どっかの神様の呪いですか?)
北川君の過去は取ってつけたような安易さを感じます。
何より、北川君の語る言葉が薄っぺらで、伝わってくるものがありません。
言葉の選び方も、明らかに間違っているものが多数あります。
※書式で気になった点
・点々の間違い
三点リーダ(…)x2が正しい使い方だが、中黒(・・・)も一応許容範囲。
読点(、、、)を使うのは容認しかねる。
・閉じ括弧直前の句点が余計(「あいうえお。」→「あいうえお」)
全部ではなく一部だけというのは、明らかに校正不足。
- 132 愚者達は夜に歌う (採点:2)
- 残念ながら、ちっとも面白く感じられませんでした。
不条理系のギャグとはいえ、説明不足かつ端折り過ぎです。また、ギャグ自体もどこかで見たようなものばかりですし。
オチが弱いのも難点ですね。
さらに、登場人物の言動の『壊し方』が不愉快に感じられました。
- 133 無名の石 (採点:7)
- 印象は悪くないのですが、終盤にもう少し盛り上がりが欲しかったと思います。
また、結末部分は若干尻切れトンボのような感を受けました。
- 134 冬の眠り、春の眠り (採点:8)
- 祐一に対する周囲の温かい励ましがいいですね。キャラクタも良く掴んでいると思います。
ただ、最後の引用はちょっと興醒めでした。
- 135 夏に始まる物語 (採点:6)
- 全体としては悪くないのですが、部分的には違和感を感じました。
(登場人物の言動に対して)
また、真琴シナリオがベースとなっているとすると、名雪と美汐は会っているはず…。
(パラレル?)
- 136 君を想う気持ち (採点:2)
- う〜ん、なんだか話が安っぽく感じられて、楽しめませんでした。
祐一はここまでウジウジと悩む性格にも思えませんし…。
北川君や香里の言動も友人らしさに欠けるようで、読後感は良くありませんでした。
- 137 体育祭血風録 (採点:5)
- そこそこ楽しめましたが、全体的に安易な展開という感じは否めませんでした。
また、極端な改行で間を表現するのは感心できません。
- 138 たんぽぽのように (採点:7)
- 雰囲気はいいですね。
ただ、一応物語中で語られはするものの、前半における香里の影の薄さは気になりました。
※書式で気になった点
・閉じ括弧直前の読点(「あいうえお、」)
間/余韻を表現する場合、「あいうえお……」とした方がいいのでは。
- 139 花 〜ある奇跡の詩〜 (採点:10)
- 切ないお話ですね。
祐一が舞を選ばなかったとき、彼女は桜になってずっと祐一を待ち続けるのでしょうか。
- 140 君の瞳は風の中に (採点:4)
- 試みとしては面白いと思うのですが、やはり無理があるような気がします。
本編との矛盾を解消し切れていませんし、久瀬がいい奴すぎて逆に魅力を失っています。
また、名雪とのからみは描写が薄く、祐一に振られたから久瀬に乗り替えたような軽薄さを感じざるを得ません。
- 141 奇跡に連なるひとつの可能性 (採点:8)
- 面白い展開ではありますが、視点がころころ変わるのは若干違和感が…。
文章表現等に難はあるものの、お話としては気に入りました。
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