○Foolis さん
- 01 1000と、2年目の夏 (採点:7)
- なんとも不思議な雰囲気がした作品でした。
この空気はなかなかいいですね。
夢に聖が迷い込んでいる(やや御幣があるか)、その様子がほんとによく描けていたかと思います。
ただ場面転換の描写がややわたしにはわかりにくかったです。
それが残念でした。
- 02 無菌室で煙草 (採点:4)
- (すみません、辛口です)
話のアイディアとしてはいいですが、全体的にみると、なんだかなぁ、って感じでした。
最後の結論にいたるための物語として違和感があるというか。
「こんな世界いやだよ」とはいわないでしょう、別にこの2人はほかの世界を知覚できるわけではないですから。「あんなこといわなければよかった」だと思います。
Airっぽいのはわかるんですけどね…>ほかの世界。
細かい部分ですが、そこが気になりました。
それが残念でした。
- 03 1000番目の夏が来る前に (採点:3)
- >「往人、今度こそ あなたが救ってほしい」
あーーー、こっからこの話がきたわけか。
アイディアは非常に面白かったです。
ただ途中抱くのは…、こういう展開は嫌いではないんですが、もうすこしそのシーンをよく書いてほしかったです。
台詞回しが難しいことは百も承知ですが…でもやっぱりみたかったですね。それが残念でした。
- 04 母のあゆみ (採点:5)
- 話の筋としては、好きですが、始めの晴子さんの心情描写にやや違和感を覚えました。授業参観に呼ばれなくてもしゃーないって反応をするかと思います。
それが残念でした。
- 05 刻の果ての白 (採点:5)
- あーあの二人の話ですか。海の話でするのはいいですね。
ただ、もうちょっと絡め方を上手くしてほしかったかなあ、と思います。
それがちょっと残念でした。
- 06 新約 (採点:6)
- 羽をつかったストーリーがよかったです。こういう解釈でいくか、と思いました。
また、西野とのやりとりもやかったです。
- 07 遠き日の夢はゆりかごのように優しく揺れて彼女を (採点:8)
- 面白かったです。
観鈴と友達になって、別れて、の流れがキレイに書かれていると思いました。
非常によかったです。
苦言を呈するなら、主人公の能力の説明を別の形であらわしてほしかったかなぁ…。ちょっと唐突な印象をうけましたし。
それ以外はよかったです。
- 08 華厳 (採点:5)
- ネタとしては面白いですが、現代部分をもう少し深くほりさげられなかったでしょうか。やりたいことはわかるのですが、どうも蛇足的に思えてしまいます。
それが残念だったかと。
- 09 WINTER (採点:5)
- ネタとしては今回一番いいのではないでしょうか。
じいさんの使い方がステキです。
いい感じでやってくれた、とおもいます。ただもう少し上手く調理してほしかったかなぁ、と。それが残念でした。
- 10 夢の汀 (採点:5)
- 美凪シナリオと、佳乃シナリオ、違う次元の話をまとめたSSってことでよろしいのでしょうか?
試みとしては面白いですが、もうちょっとネタを練ってほしかったです。
微妙にわかりにくいですし。
- 11 Rainy Rainy Day (採点:6)
- 雨を使ったネタ。
非常に丁寧にかかれていてよかったです。
また、雨のネタは多いですが、虹を使ったネタは、私的に初だったのでそれもよかったかと。
面白かったです。
- 12 巡夏抄 (採点:7)
- 叙述トリックですね…。
始めのシーンを叙述トリックが明らかになると、まったく違う意味になるのはうまいなぁ、と思いました。
往人(…ですよね?)とのシーンもみていて非常に楽しかったです。
よかったです。
- 13 風のうた - verse of wind - (採点:6)
- ネタとしては好きですが、もうすこし練ってほしかったかなぁ、と思います。
あと最初のギャグの部分が微妙に失敗しているかなぁ、と。
なんか構成的にすっきりしていないというか。
それらが残念でした。
- 14 マジカルを考えよう (採点:4)
- 魔法少女らしいネタだとはおもいましたが、もう少し練ってほしかったかなぁ、と思います。
>「住人くん……版権の事は気にしなくてもOKだよ。マジカルが頭についていれば大丈夫だから」
>「そんなわけあるか! お前らのマジカルに対する絶対的な信頼感は何? どっから来る?」
ここが個人的にもっともツボでした。
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