○2% さん
- 06 すくみず! (採点:7)
- とにもかくにも、アレな格好で校内を徘徊する非日常性がステキです。割に淡々と話が進むので、もしこれを映像化したらものすごく前衛的な画面になるんじゃないでしょうか、エロとか萌えでなく。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:9)
- 45.00KBちょうどでこのネタを出されたら高得点を付けるしかないでしょう。ただ、できることなら64番目に読みたかった――しばらくは別のSSを採点できそうにありません。
- 14 いつもなかよし。 (採点:8)
- このストーリーにどう収拾を付けるのかとワクワクしながら読みました。その点、タイトルから漠然と「ラストは大団円」と期待してしまっていたので(若干)凹みました。
- 15 君がくれたもの (採点:7)
- 祐一くんがキュートです。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:7)
- 種明かしをされるまで虫歯ネタだと気付きませんでした。私の負けです。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:9)
- 登場人物たちが良く語るおはなしは基本的に苦手なのですが、このおはなしは運び方が上手いので素直に楽しめました。あと、太字も苦手なのですが、ここでは上手い演出になっていたような気がします。何となく、太字のところでストップモーションがかかる印象。予定調和なラストは大歓迎です。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:8)
- 無闇に可愛いヒロインとお約束なシチュエーションというのはSSの本道だと思います。いえ、本当に。理屈抜きで好きです。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:8)
- 優しい雰囲気がステキです。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:8)
- 栞とあゆ二人きりの未来というのは通常の設定ではありえない配役なので新鮮でした。ナノマシンとか軌道エレベータとか、そういうネタは大好きです。
- 28 [メモリーリセット] (採点:9)
- 独特の雰囲気と文体のリズムに酔いました……実のところ内容をどのくらい理解しているものか微妙なのですが、まあ良いや、と。「天国は、こんな近くにあるんだ」とか、多分、深く考えない方がステキです。頭の中にひとつの解釈が浮かばないこともないのですが、筋を通すと逆に魅力が殺がれてしまう感じ。
- 34 Dandelion (採点:10)
- 語り口が軽妙すぎてヤバイくらいです。ご飯を掻き込む名雪とか、ハマりすぎ。もちろん、真琴も美汐もぴろもゴロちゃんもステキすぎるのですが(特にゴロちゃん)、私的には名雪が出色でした。何はともあれ、心底楽しんでしまったので満点を付けるしかありません。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:9)
- 猫がごろごろしているだけでも満足なのですが、文章が読みやすいのと話の先が気になるのとで最後まで一気に読破してしまいました。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:8)
- 雰囲気が良くて大好きな作品です。ただ、この場合タイムパラドクス云々は蛇足のような気がします。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:9)
- 何やらぴろと関西弁の組み合わせがものすごくしっくり来たので……あと、おはなしも最後にきっちりまとまっていて好印象でした。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:10)
- 作者さんの心のメッセージ、確かに受け取りました! 是非とも上位入賞を果たしていただきたいので、満点を差し上げます(とはいえ、これは「台本形式」の姿を借りた別物だと思いますが……)。ギャグとしてもバカ受けなのですが(若干下品なのが玉に瑕)、名前のあれこれで何やら深遠な展開になっている辺りもステキです。お疲れ様でした!
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:7)
- 祐一くんと北川くんには教育委員会やら果ては文部省(当時)に乗り込むくらいの気概を持ってほしかったところですが……とはいえ、何だかんだでこの二人、来年はショートパンツ評論家として再生しそうな気もしますね。
- 47 ミコバイト (採点:7)
- タイトルとジャンルからなぜか暴走ネタを想定しつつ読み始めてしまったのですが、そういえば「トンデモ」ってこんなのでしたっけ。
- 51 Childhood's End (採点:8)
- 存外普通の恋愛話だったので安心しました。いえ、ACクラークの同名SFを先日読了したばかりということもあって、若干身構えながら読み始めてしまったので。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:9)
- 理由は分かりませんが、読んでいて何となく幸せな気分になれました。ありがとうございます。タイトルが涅槃とか言っているので読む前はビクビクしていたのですが……
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:9)
- 北川くんは「近い」といいますが、自転車を丸二日も漕いだら相当な距離になりそうです。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:9)
- 冒頭の「少女が降ってくる」で「これは傑作だ!」と確信しました。次の「起動したばかりの頭」で「アンドロイド!?」と勘違いしましたごめんなさい。シリアスパートでは、舞の「人を助けようと思ったら――」の辺りがツボでした。アホな小ネタは全部ツボでした。
○Amedeo さん
- 24 針の上に天使は何人? (採点:6)
- 軌道エレベーターが針に見える視点を想像すると壮大ですね。距離的にも、時間的にも。
「答えは2人です」と言った瞬間に中年のおばちゃんたちがぞろぞろ通りすがっていたりしたら面白いなと思いました。なんかすみません。
- 28 [メモリーリセット] (採点:8)
- 潤沢なアイデアは強く評価しますが、モノローグとダイアログとの飛躍がオレ展開すぎると思います。繋ぎ合わせの読みとりに関して読者にイヤなタイプの労力を強いるなあ、と感じました。映像的な表現なのに想起させる世界が空白すぎます。
○DAI さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:5)
- 読みやすくて綺麗な印象を受けました。
真琴エンド後のノスタルジックな雰囲気は良いと思います。
ただ、あともう少し欲しかった。
何事もなく、ただ終わってしまったのが残念でなりません。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:9)
- 良いSSでした。ありがとうございました。
頬が緩む感じの雰囲気を終始貫いていてくれて、それがすごく良かったです。
彼らの幸せな日々の感じをすごく感じられました。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:4)
- 呼び名のネタですか。
う〜ん、面白いか面白くないかで言えば、面白かったんですが。
どうにも、インパクトが弱かったです。
- 04 Happiness (採点:6)
- すごく哲学的?な感じですね。
でも、ちょっとばかり展開が歌月十夜っぽかったのが残念です。
もっと新鮮な気持ちで読めていたら良かったんですけど。すいません。
- 05 初霜 (採点:8)
- 少しもの悲しくも、それでも良いSSでした。
なんか、じんわりと暖まるような、そんな感じの印象をうけました。
- 06 すくみず! (採点:7)
- 面白かったです。
謎とその消化がスムーズに出来てて良かったかと。
- 07 君への道のり (採点:9)
- 綺麗な作品でした。もう何も言わない。俺は名雪スキーだから。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:5)
- う〜ん、いまいちギャグになりきっていないような印象。
コメディタッチでドタバタした感じは好きなんですけど。
- 09 七年の恋叶えます (採点:6)
- カノンっぽいんだけど、カノンじゃないですよね、コレ(笑)
こういう話も好きではあるんですが。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:3)
- ダークですね。
祐一の「罪」の意識が彼を苛むというのは面白かったです。
ただ、俺がダークがあまり好きではないだけです。
○Foolis さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:5)
- 内容的に少し寂しい感じがするがなかなかいい雰囲気が漂っていたのでよかった。
でも
>「変わって―――るか、さすがに」
この台詞がわかりにくかったのが少し残念。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:3)
- 書きたいことはいいと思うのですが、
淡々としすぎているというかなんというか。
そんな感じでした。
もうちょっと一シーン一シーンをうまく書いて欲しかったです。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:5)
- 呼称ネタというのは面白いです。
話もコンパクトにまとまっていてよかったです。
でも最後のオチはもう少し何か書いてほしかったかなぁと思います。
- 04 Happiness (採点:10)
- ぐあ・・・。参ったとしか。こうきましたか。
この祭り始まってはじめての10点です。
発想が良いですね、ほんと。ある意味アンチKanon。
0段落(といえばいいのかな?)のくだりはほんとに
楽しく読ませていただきました。
ほんとによかったです。
- 05 初霜 (採点:7)
- いい雰囲気でした。後文章表現も素敵です。
でも欲を言えばもう少し突っ込んで書いてほしかったかなぁと思います。
ネタが非常に良いので特にそう思いました。
- 06 すくみず! (採点:5)
- オチは強引ですが、(ってかむりだろ)(汗
楽しめました。スクール水着で校内を回るって案外シュールですよ、うん。
まぁわたしにスク水属性はないんですが(苦笑
- 07 君への道のり (採点:4)
- ほんわかとした話でよかったです。
名雪の想いがよく伝わってきました。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:4)
- 看護婦ナイス(苦笑
読み始めたときはもうすこし削るべきところとかあるんじゃないかとか
色々思ったんですがよかったです。
- 09 七年の恋叶えます (採点:8)
- あゆと祐一のやりとり、それを見守る栞が非常によかったです。
最後のシリアス部分もお約束ですがよかったです。
非常に楽しめました。
あと、最優秀助演賞ってなんか変ですか?
自分には違和感ないのですが…。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:8)
- あゆのところまで非常に楽しく読めましたが、オチが今ひとつ。
少しわかりにくいですしね。
でも全体的に表現はうまかったですし非常に良作でした。
よかったです。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:8)
- 奇跡なんておきない、そう思いながら前に進んでいく美汐がステキでした。
その辺の過程がよくかけていましたし。
また、祐一と美汐のやりとりも見ていてよかったです。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:5)
- オールエンドを可能にする話、ということですか。
目の付け所はいいとおもいます。
また文章表現とかもよかったです。
でもはじめのほうの内容がわかりにくかったのが残念でした。
わざとかもしれませんが…うーぬ…。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:7)
- 色々むちゃくちゃな設定でしたが、
真琴、美汐、祐一の想いが伝わってきて非常によかったです。
でもミステリ部分は少し余分かなぁ。
まぁ難しいところですが。
- 14 いつもなかよし。 (採点:5)
- 目覚めさせないまま終わらすというのは個人的には少し寂しかったかな。
まぁ蛇足っぽくなりそうですが、個人的にはほしかったかなぁと。
(容量不足?)
カセットテープの使いかたが面白くよかったです。
でも改行がないのは…ちょっと読みにくかったかな?
- 15 君がくれたもの (採点:8)
- 死神、ときいてファンタジー系かと思ったのですが、そうきましたか…。
斬新だと思います。
また、最後の栞の「はいっ元死神さんです」という台詞が非常にいい感じです。
よかったです。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:5)
- ありがちですが、こういう甘々な雰囲気なSSって非常にいい感じですね。
よかったです。
途中の香里と北川もいい味出してくれていましたし。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:9)
- 結婚に悩む祐一と名雪が非常にいい感じです。
また私にとっても興味深い命題でしたし。
あと、ラーメン屋で告白というのが笑えました。
これがうまく話の流れに溶け込んでいるのがすごくいい感じです。
また、最後がかわいらしくて素敵でした。
よかったです。
ただ、途中少しだれたのでー1としました。
また、結婚といえば、うちの親は会ってから4,5回目が結納の場だったそうです(汗
ここまで考えていたのだろうか、うちの親は(汗
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:8)
- 作者様はひょっとして最近彼女が出来たあの方でしょうか?
まぁそれはおいておいて。
カップル模様があまあまでいい感じでした。よかったです。
また色々な小ネタがきいていてよかったです。
ていうか北川、お前だめだなぁ(汗
- 19 Rainy day (採点:2)
- うーん、ネタとしては好きなんだけど、もう少し書いてほしいなぁ。
名雪と祐一のやり取りとか。秋子さんの過去話とか。
その辺をぜひかいてほしかったです。
ちょっとこれだけじゃ寂しい。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:5)
- 話としては嫌いじゃないですね。でもココまでの話をKanonでやっても
目新しく感じないKanonSSの世界って一体(汗
ハードボイルドな雰囲気がうまく出ていたとおもいます。
ただ、自分的には苦手なんで点数は低めです(汗
- 21 ダウト (採点:3)
- 楽しんでいたのにこういうオチですか(汗
流石に少しなえました。こういう〆は…。
怪談のところはほんとうに結構楽しめたのに…。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:7)
- タイトルが非常にセンスありますね、いいです。
最後の部分をよんだときうなってしまいました。
また、北川と香里のやりとりが見ていて楽しかったです。
よってこうなる香里って結構いい感じですし♪
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:9)
- …うまい。
左利きというのをうまく利用したSSだと思います。
賭けの部分が読んでてすごく楽しかったです。
また、美汐とあゆのやりとりがなかなか楽しく良かったです。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:6)
- 作者様はSSが好きなのでしょうか?読んでみてそんな感じがしました。
舞台設定が興味深かったです。
3001年、どんな世界になっているんでしょうね。
また栞とあゆのやり取りが良かったです。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:2)
- 恋、とはなんなのか。
いまいち私の中で定義しきれ切れていないからかもしれませんが、
主人公の最後の言葉が納得できない。
まぁこの人物についてよくつかめていないからかもしれませんが。
- 26 大人 (採点:1)
- 名雪にやや違和感を覚えた。
名雪はもうすこし違った壊れ方をすると思う。
それに香里を殺すのに説得力が足りない。
ソレが残念だった。
- 27 in the BOX (採点:7)
- なんとも不思議なSSですね…。
なかなかうまい舞台設定だったかと思います。
また、押入れに閉じ込められた経験私もありますね…。
天野の気持ちが結構わかります…。
- 28 [メモリーリセット] (採点:4)
- なんとなくわかりそうでわからない、そんな話でした。
不思議な雰囲気がよかったのですが、はっきりとした解釈をもてないので…
作者さん、解説おねがいいたします(汗
…って感想じゃないですね、これじゃ(汗
- 29 白い世界を見つめて (採点:5)
- ほめたい部分はたくさんあるんですけどね…。
さいころの部分とか。かなり最後の言葉もユニークですし。
でも根本となっている話があまり好きではないです(汗
ですから評価は低めにさせてもらいました。
- 30 北の空に手を振った (採点:6)
- なかなかユニークな設定だと思います。
仲村とあゆとのやりとりが面白かったです。
うーん、欲を言えばもう少しこの二人のやり取りを見たかったかな。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:3)
- ココでとめますか(激汗
やっぱりこれは最後まで書いてほしいですね。
告白シーンの容量がたりない、というんだったら
削れるべきところが結構あったとおもいますし…
告白シーン以降が読みたかったです(汗
- 32 春夏秋冬 (採点:3)
- ねた的には決して悪くはないはずなのですが…
見せ方がうまくないですね。
もう少し祐一の心情とかをうまく書いてほしかったです。
- 33 修学旅行前 (採点:3)
- 旅行前の楽しさをかく、というのは個人的にありだと思うんですが。
うーん…(汗
ちょっと秋子さんのところの台詞まわしが強引だと思います。それと香里の妹の話が別にいらなかったように思います。
あと文頭は一文字開けましょう♪
- 34 Dandelion (採点:6)
- 真琴の「結婚して」という言葉がユニークでよかったです。
また、美汐と真琴とのやりとりが楽しくてよかったです。
ちょっと気になるのは最後の〆です。
どういうつもりでこの台詞を天野がいったのか気になります。
ちょっと個人的に伝わってきませんでした。(これは読解力不足かもしれませんが)
また、第3段落の視点変更が唐突過ぎました。
これが残念でした。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:7)
- 秋子さんの夫の物語。なかなか楽しめました。
苺のたとえも面白かったですし。
また、あゆと秋子さんの夫との会話もいい感じでした。
よかったです。
- 36 天使のささやき (採点:7)
- 天使の人形の使い方がうまいと思いました。
あと栞からの手紙がよかったです。
また、はじめのクレーンゲームのやり取りが面白かったです。
- 37 儀式 (採点:6)
- ちょっと最後があっさりしすぎている感じはあるけど話の流れとしては好き。
名雪と北川のやりとりがなんかよかったです。
でも個人的に一番すきだったのは特大の義理チョコを用意した香里だったり(w
よかったです。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:4)
- えーと…。私の中で話がつながらないんですけど(汗
猫に頼る理由がわからないです。
病院にいけばわかると思うのですが…
(守秘義務とかいうのがあるのかな?)
それにもう少し確実な方法があると思いますし…。
すっきりしませんでした。
- 39 虚夢 (採点:3)
- 2,3回読んだのですが、ちょっと作者さまの意図が読めませんでした。
1/31に何が起こっているのか、とか1/17の栞は唄を歌ってからどうなったのか、とか。
なかなかいい雰囲気は出ていたと思います。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:4)
- うーん、ネタとしてはすきなんですが。
もう少しタイムスリップというのをわかる描写がほしいですね。
あと、もう少し栞とのやりとりがあってもいいかなぁと思います。
その分SIDEAでのやりとりを増やすなどして。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:10)
- はじめジャンルをみて驚く。…侠道ってなに(汗
で実際読んでみて…意表をつかれました。
本編でも謎なところのあるピロを使ってここまでの物語をつむげるのはすごいです。
あゆとからめたりしたところもすごくうまかったと思います。
文句なしの10点でした。
- 42 復讐 (採点:4)
- ありふれた話でしょうが、悪くはないと思います。
原作改変したのが少し痛いかな。
ここで終わらせるのなら原作に忠実にしてほしかったなぁ。
他の作品との差異を狙っているのはわかるのですが。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:5)
- せっかくだから俺は5点をつけさせてもらうぜっ(w
えーと面白かったです、
素直にやられたなぁという感じでした。
でも少ししつこいですね。
- 44 1/2 (採点:5)
- 水夏の第3章を思い出しました。
(やっていなかったらごめんなさい)
なかなか狂気的でよかったです。
みなさん狂っていますねぇいい具合に。
でも祐一の自殺には少し納得できないかな。
彼は自殺するようには思えん。
まぁあくまで私の主観だけど。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:4)
- テーマは面白いんだけど、もう少し書いてほしい。
堕ちていく描写とか。あっさり、祐一と香里が堕ち過ぎ。
もう少し戸惑いとか書いてほしかった。
まぁそんなに落としたら後ろの復帰が難しいんだけど。
あと復帰部分ももう少し何かほしかった。
台詞としては面白いだけに。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:7)
- このSSを評するにはこれで十分でしょう。
ば か す ぎ る(w
もうなんてくだらないネタでここまで書きますか(激汗
>俺達はただ太ももをみたいわけではない、ブルマと一体になった太ももに価値を見出しているのに。
この文とか最高です。
面白かったです。
- 47 ミコバイト (採点:5)
- ネタがなかなか面白いだけにこれだけで終わるのは少し残念。
もっと深く掘りさげればかなり面白くなったと思う。
後最後が少しわかりにくいのが残念でした。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:3)
- あゆシナリオと栞シナリオの融合ですね。
うーん。悪くはないのですが、もう少し何かほしかったですね、
ちょっと物足りないです。
予定調和だけみたいで。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:2)
- 話の流れが良くわかりませんでした。
自分の読解力がないせいかもしれませんが…うーぬ…。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:3)
- ネタとしては好きなんだけど…。
なんかほしいなぁ、もうすこし。
ほのぼのした雰囲気は悪くなかったです。
あと違和感を感じるはおかしい日本語なので注意してください。
- 51 Childhood's End (採点:2)
- こういう話は嫌いではないのですが…
やはりプロローグだけでおわられるときついものが(汗
あと、もう少し描写をしっかりとして、心変わりをちゃんと書いてほしかったですね。
残念です…。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:4)
- 書きたいことはいいと思うんですが、いまいち軽い。
なんかもう少し葛藤とかがほしかったと思います。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:8)
- 独特の雰囲気ですね。いい感じです。
なんとも物静かな感じがしました。
文章のテンポのよさがそれを助長したかのようでした。
よかったです。
- 55 あしたがくれば (採点:5)
- なかなか寂しい雰囲気が漂っていてよかったです。
また、映画の話もうまく作用していたと思います。
よかったです。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:10)
- 栞がかなりユニークなキャラになっていてよかったです。
始めのあれも面白かったですし、香里のことを悪く言う栞もよかったです。
また、話の内容も変化ということについてかいてくれていて面白く読めました。
- 57 Beyond the recollection (採点:2)
- もうすこし丁寧に書いて欲しいですね。
舞のことを忘れるというのは結構いいネタだと思います。
で、そのことに関してもうすこしネタを練って欲しかったです。
また、文頭は一文字開けてくださいまし。
- 58 Harmony (採点:2)
- 目の付け所は面白いのですが…うーん、ちょっといまいちですね。
もうちょっと丁寧に描写して欲しかったですね。
- 59 受ノ心 (採点:6)
- 香里が死んだシーンがよくわからないです、描写をしっかりとして欲しかったです。
でも、最後のシーンはいいですね、非常に。
狂気的雰囲気が良く伝わってきました。
ただ、栞の壊れ方はちょっと疑問ですが。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:8)
- >「こう言っては何ですけど。悪いのは、完全にその男ですよね」
>「当然です」
…爆笑。
このシーンでほんとに笑いました。
だって、おもっていることをそのまま会話してくれたんですから。
名雪の気持ちや秋子さんの心情が良く伝わってきてよかったです、
またラストも茶目っ気があってよかったと思います。
では
- 61 3月9日 (採点:6)
- ネタとしてはいいのだけど卒業式にした効果がやや薄い。
最後のあの手紙のために卒業式にした、というのならばちょっと残念。
もう少し別の方法で、親子のつながりを感じさせてほしかったところ。
また違和感を感じるはおかしい日本語なので注意です。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:7)
- なんかKeyの作品要素を全部詰め込んだような作品だなぁと思いました。
よかったです。
こういう作品って案外少ないので。
ネタとしては個人的にドネルケバブで笑ってしまいました。
祭りのSS書くときは大体私もこれをつかうので(苦笑
(君望ネタですよね?)
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:6)
- なんとも言えない雰囲気が漂っていましたね。
ただ話の内容が少しわかりにくかったのが残念です。
あと途中の告白してきた娘がナイスでした(苦笑
- 64 twilight-children (採点:6)
- 美汐と、真琴と佐祐理と舞。面白い組み合わせだと思いました。
この4人のやり取りが面白かったです。
あと、ものみの丘の当て字、及び伝説もなかなか凝った解釈でよかったと思います。
○Ichi さん
- 44 1/2 (採点:10)
- 話の意味を理解してから一拍置いて、背筋をゾクゾクとした悪寒が走りました。
お見事、です。
- 61 3月9日 (採点:9)
- あぁ、惜しい。
内容が良いだけに、誤字の類がかなり気になってしまいます。
とはいえ、十分に面白かったです。お見事でした。
○KATUO さん
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:3)
- 雪合戦のシーンが長すぎるように感じました。恐らくは10KBを越す為に、後から相当書き足したのではないでしょうか。ちょっと無理しすぎな感じです。違っていたら本当にすみません。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:2)
- ただ書いただけ、そんな印象を受けました。ごめんなさい。
- 05 初霜 (採点:6)
- 祐一の手の早さにはびっくりしました。あそこで迷うことなく抱きしめましたか。すごー。
それと、祐一に七年前の記憶があって、しかもあゆが生きているのにも関わらず、普通に名雪と付き合っているのはちょっとどうかと思いました。
話の内容はよかったです。これぞ家族愛ですね。
- 07 君への道のり (採点:3)
- 横恋慕。こういう話は嫌いじゃないのですが、この話の中の名雪は好きにはなれませんでした。失恋モノ(このSSは少し違いますが)の一番重要な点は、いかにその話の主人公に感情移入できるのかだと思うんですよ。もっと名雪の切なさとかを前に出せたらなあ、と思いました。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:5)
- 看護婦さんがいい味出してますね。それ以外は普通でした。
- 15 君がくれたもの (採点:9)
- ダメだ、泣きそう…。
とても心の温まるお話でした。小道具の使い方も上手いですね。ハルジオンの花言葉をあえて書かないところとか、もう…。参りました。
後半、栞が決心をしてから、あまりにもさらりと助かってしまったのが唯一残念です。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:4)
- とりあえず。最初から三人称で書いた方が良かったのではないかと思います。
前半は無駄に長すぎて退屈でした。もっと短くまとめることもできたと思います。北川の妹も登場させる理由はあったのでしょうか? いなくても話は進んでいたはずです。
後半は、パジャマパーティー……。高校生の男女ではやらないだろ……。特に何か変わったことが起こるわけでもなく、永遠とした会話の連続で、やはり退屈でした。
- 19 Rainy day (採点:1)
- 各々のキャラクターの短編の寄せ集め(言い方が悪いかも)みたいなのを狙ったのでしょうか。にしてはひとつひとつの話の内容が薄すぎます。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:2)
- 主人公が好きになれませんでした。名前を出さなかったのは、この男に自分を重ねろということなのでしょうか。とてもじゃないけど私にはできそうにありません。
- 34 Dandelion (採点:7)
- エピローグがなんていうか、すごく綺麗でした。
話の内容はよかったのですが、名雪の性格にはかなりの違和感が。祭りに酒飲むなっつーの。オヤジじゃないんだから(笑
それと、ピロとゴロンタの話は個人的には蛇足のような気がしました。このふたり(二匹)がいなくても、この話が読者に伝えることは伝わっていたと思います。
- 36 天使のささやき (採点:5)
- 悪くはないのですが、よく見る話。そんな感想をまずは持ちました。
栞の遺書がふたつ存在するというのはいいアイデアだと思いました。だけど、ひとつ目の遺書をなぜ祐一たちにもっとはやく渡さなかったのか。栞が死ね前に己の過ちに気づいていた香里が、なぜ今までお墓参りをしなかったのかなど、いくつかの疑問が残りました。ふたつ目の遺書が何ヶ月もお墓に放置してあったというのも、さすがに無理があるのではないかと思います。それともこれも奇跡が為せる技のなのか…!?(笑
- 37 儀式 (採点:8)
- 思わず顔がにやけてしまいました。みんな青春してますねー。おもしろかったです。ただ、題名に儀式を持ってきているのに、クライマックスである名雪が北川に告白する際、儀式云々を全く触れていないのはどうかなあとも思いました。
- 51 Childhood's End (採点:6)
- 続きを予感させる話は結構好きです。終わってもまだ登場人物にはその先が見える、そんな話は大好きなんです。だけどこれは最後まで書くべき話だと思いました。
それと、オリキャラがどうにも好きになれませんでした。やたらと無口なのは好きな人の前で緊張しているのでしょうか? もう少し色々と喋らせてほしかったです。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:6)
- たまにはのんびりと旅行もいいよねえ。
うまいんですけど、なんとういか、全体的に冷たい文章のように感じました。理由は自分でもよく分かりません。決して悪いというわけではないのですが、自分には好感が持てませんでした。話の内容自体は結構好きです。
それにしても登場人物の名前を出さなかったのはなぜなのでしょうか。
- 55 あしたがくれば (採点:4)
- んん!?
わ、分からない……。
- 57 Beyond the recollection (採点:2)
- これはいただけません。救いがあるようで、実は全く救いがないように感じます。佐祐里が舞を忘れたまま終わってしまったのにはどうしようかと思いました。それ以前になぜ忘れたのかも分かりません。他にも妙な点が多いです。
- 58 Harmony (採点:2)
- ネタは悪くないとは思うのですが、文章がそれについていけていない感じです。
意味不明な点も多いです。難解というよりも、全てが説明不足なのではないかという印象を受けました。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:7)
- 切なくて、ちょっと心が苦しくなる話でした。ほろ苦いというか、なんというか。
概ねおもしろかったのですが、ひとつだけどうしても解らない事が…。題名の「交差点を渡る決意」とは何を表していたのでしょうか。分かれ道とは違いますよね。できれば説明していただけるとありがたいです。
それと名雪と祐一が高校二年生なのに、時期が冬休みというのはおかしいです。原作の設定の確認を。
- 61 3月9日 (採点:3)
- レミオロメン? ていうか、これってPVそのまんまなんじゃ…。結構好きな曲だけに、こういう使い方をされるのは非常に残念です。KanonSSでこれをやる理由も薄い気がします。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:8)
- 心が温まる、とても優しいお話でした。
ただ、世界とか失くした記憶とかの説明をもう少しうまくやってくれたらなあ、と思ったりもしました。
あと、世界が崩れるっていう表現には少しだけ悲しさを感じました。本当に個人的な感覚なので気にしないで下さい(笑
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:10)
- 参りました。
全てがあまりにもあまりにもレベル高いので、どうしようかと思いました。同じSS作家として、正直羨ましいです。その文章力にはもう惚れそうです。
とてもとてもおもしろかったです。ありがとうございました。
○Longhorn さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:3)
- 文章は上手です。行間の空きが気になりましたが、その程度でした。
ただ、読んでいる間も、読後感も悪くないのですが、今一つ何か足りないような気がします。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:2)
- みんなしあわせ。よかったですね。作者さん版・栞エンド補完ってところでしょうか。
なにか小学校の夏休みの課題図書のラストとか、打ち切られた少年漫画の最終回・ハッピーエンド版みたいな、そんな不思議な読後感でした。
訴えているものは実にわかりやすいのですが、いまひとつ説得力に欠ける気がします。
原作がなければSSも存在しないわけで、その点ではSS単独での説得力など必要ないという見方は当然あります。
ただ、特に香里については、いまひとつ食い足りませんねえ。こんなにあっさり解決してしまって、作者さん的にはよいのでしょうか?
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:3)
- できれば小ネタの方で投稿して欲しかった。
視点の移り変わりが激しく、また一人称も香里と栞で同一にしてあるため、少し戸惑いながら読みました。
特に気になる部分のない、ある意味昔ながらの日常短編SSという感じで懐かしかったです。
- 04 Happiness (採点:6)
- うーん。ちょっと切り口の違う、やり直しモノに近いタイプ。
正直言って最初で予想がついてしまったので、中盤読み進めるモチベーションがさがりがちでした。
ただ、最後の部分、結局この夢は祐一が望んだものではなくて、あゆが祐一のために(お節介でしかないわけですが)見せてあげたというところに、ある種の説得力を感じられました。
- 05 初霜 (採点:4)
- 秋子さんのお話にしては、名雪を書きすぎの感があります。
うーん。春日さんの作品ではなさそうですから、春日さんの反応が見物ですね。(フマジメゴメンナサイ)
- 06 すくみず! (採点:5)
- ケモノはいけませんなぁ。ケモノは。
こないだ、野猿が目の前で堂々とうちの軒先においてあったカボチャを盗んで去っていきました。
いや、どうでもいいことですが。
- 07 君への道のり (採点:6)
- スポコンなゆちゃんですな。頑張れ。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:1)
- こういうお話を書く前に、奇人部屋の「復讐鬼マコト」を読むことをお勧めします。
- 09 七年の恋叶えます (採点:4)
- 少々説明不足なところを除けば、ありがちだけど面白いドタバタのお話でした。
To Heartのおまけシナリオ(初音のないしょについてきたやつ)みたいな楽しさがありました。
これは番外編として、nscripterなどのノベルゲームエンジンを使い、この設定の本編をオリジナルのノベルゲームとして作ると、一層面白いものに仕上がると思います。
少なくとも、こんなところにSSとして出すよりは、その方がいいでしょう。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:4)
- 一本筋の通ったデッドエンドですね。この手のものは大抵なにかしら横道にそれたり捻りが入ったりするわけですが、全くない。
ストレートに書ききったのはたいしたものだと思います。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:9)
- よいものを読ませていただきました。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:7)
- 再構成もの、というか、ちょっと脇に立ってKanonというお話自体を見直すというか、そういうものが増えてきた気がします。
よいお話でした。
しかし、少し待ってください。
あなたは、ゲームのプレイヤーでしかないのですか? それとも、お話の書き手なのですか?
恐らくこのお話はかなり上位に行くでしょう。最近の流行り筋ですし、文章も上手です。
でも、敢えて言わせてください。この作品は、逃げです。
ゲームをわざと斜め上から見下ろして、問題提起をするようなしないような、そして直接書き手に訴えているのか、お話として読ませるのかあいまいな構成。
いや、逃げではない、イチャモンつけるな、と言われるかもしれません。しかし、作者さんくらいの力量があれば、こういったお話を、今回のようなKanonというゲーム全体を扱った物語形式のエッセイでなく、Kanonという物語のSS(という縛り)の中で描けるのではないでしょうか。僕は、そういう縛りに対して逃げてしまったこういう作品は、すばらしい出来であっても、好きにはなれません。
その点で、非常に残念でした。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:9)
- いいなあ。よい物を読ませていただきました。
- 14 いつもなかよし。 (採点:9)
- これはいい。キャラ違うとかそういうことを言う人がいるかも知れませんけど、僕的にはセーフ。
香里がまだ寝たまんまですが、楽しくてちょっぴりほろりとさせてくれました。
- 15 君がくれたもの (採点:8)
- 整形外科である程度入院していたことがある僕にとっては、これは非常に共感しやすいお話でした。
確かに、隣のベッドの人が亡くなるのは、堪えますよね。僕の場合は6人部屋でしたが……
取り敢えず、ハッピーエンドにほっと一息できた、僕としては珍しい作品でした。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:7)
- 楽しいお話をありがとう。 ヽ(´ー`)ノ
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:5)
- こういう構成は最初と最後がピシっと決まっていないとボロボロになるものですが、最初はともかく最後が(予定調和的ではありましたが)締っていて、よかったと思います。
ただ、ちょっとあまりにもシンメトリックに進みすぎ、また、あまりにも情景が対極を狙い過ぎのように思えました。
内容そのものを云々するのはこの作品には野暮だと思いますので、他の人にお任せします。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:3)
- テンション高いですねー。おじさんちょっと息切れしました。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:3)
- 常々思っているのですが、ファントム・オブ・インフェルノとのCCOVをやるなら、ドライはやっぱり真琴ですよね。
いや、関係ないですけど。
本作、折角勝目梓というか元気のあったころの大薮さんというか、そういうものに近い完成度になっているのですから(ちょっと類型的ですけど)、最後の場面は第三者の視点なんてもので綺麗(というかありがちな漫画みたい)に纏まって終わって欲しくなかったなあ。
やっぱり、ハードバイオレンスものは銃撃ってなんぼ、敵殺してなんぼだと思います。
少年たちの造形ともども、その点では日和ってしまったかな、という印象でした。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:8)
- 北川、グッジョブ。あと栞ちゃん、姉の話になったときに自分の過去を洗いざらい喋ってしまうパターンが多いのですが、こういう風に必要なことだけを伝えるのはいかにも「現実的で」秀逸でした。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:2)
- 二等寝台で1000年ですか。やっぱり解凍前には籤でも引いたりしたんでしょうか(←わかんないネタかも)
時間の経過の要因は別ですが、「終わりなき戦い」を思い出しました。
ただ、しかし何といいますか、それだけ、って感じがしてしまいました。せめて打ち切りっぽい終わり方なら、まだしも続編に期待とか思えたのですが。
よいSFはやはりストーリーあってのものだと思います。非常に残念です。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:5)
- ジゴロになりきれないお兄さん、ふぁいとっ、だよ。
恋する女の子に負けないくらい、恋する男も強いから(笑)
- 28 [メモリーリセット] (採点:6)
- 難解な構成でしたが、読み解かなくてもいいとも思えました。
考えるな、感じろ。そんな感じかもしれません。少なくともミサイルを発射するときに「ロシア語で考えるんだ」と言われるような難解さはなかったです。
- 29 白い世界を見つめて (採点:5)
- さいころの目は、何度振っても1だったら同じ1です。
これは人間が同じだと決め付けているからではなくて、実に単純な理由からです。
そもそもさいころの目を見るということ自体が、さいころ及び他の諸々の状態を無視して、ある面が上に出ていることだけを評価の対象にしているからです。
つまり、1という点では、同じだと決め付けているから同じなのではないわけです。1はあくまで同じ1なのです。
……違っているのは、他の状態。同じ1でも、他の状態はさまざまですよね。
ちょっと栞は言葉が足りなかったかな、と思いました。
- 30 北の空に手を振った (採点:7)
- ストレートな筋でしたけれども、却って安心して読めました。仲村先生になんとなく仲村トオルをキャスティングしたくなってしまったり。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:2)
- これは好みの問題もあるかとは思いますが、律儀に全部の台詞を書ききる必要はないと思うのです。
台詞の数を少なくして、重要でない部分については、こうだった、と省略してしまうのも、短編としては必要な手法だと思います。
少なくともこのお話は、そうしていないことで大分損をしていると思います。主題というか主な流れがぼやけてしまうんですよね、全部鉤括弧で開いてしまうと。
文章作法については他の方が指摘されるでしょうから僕はパス。
- 32 春夏秋冬 (採点:4)
- シチュエーションとしては分かりますし、短編ということで最後の落とし方(切り方)も納得のいくところです。
ただ、文章に粗さが目立ちました。書き慣れていない方なら、もう少し書き慣れれば自然と良くなるのではないかと思います。
頑張ってください。
- 33 修学旅行前 (採点:1)
- 楽しそうで何よりです。
- 34 Dandelion (採点:8)
- 文章は独特のリズムがありますが、ハイテンションというよりはハイテンション鋼というか、なんといいますか。
面白かったです。あと、ゴロンタって誰、いやどんなネコですか(笑)
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:7)
- 秋子さんちょっと喋り過ぎかなぁ。
でも、こういうお父さんは始めて見た気がします。
ちょっとリーフ的なお父さん、グッジョブ。
- 36 天使のささやき (採点:7)
- ありがちな、ではなく、ありそうなお話でした。
栞シナリオに強引に入っていかなければ、栞は「知らずに偶々出会ったことのある、香里の妹」だったわけで、しかも後者の部分がウェイトとしては大きいわけで、その点からは、確かにこういう筋が相応しいと思います。
本作品、祐一が冷たいとか言われそうですが、僕には逆にかなりいい奴に思えました。
- 37 儀式 (採点:6)
- 潤くん、お尻にしかれそうですが(ていうか既に敷かれてる??)頑張ってくださいネ。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:8)
- これは意外でした。てっきり香里の心情とかなにかを描いたものかと思っていたもので。
意外ではありましたが読後感は爽やかでした。良いお話をありがとう。
- 39 虚夢 (採点:5)
- うーん。原作との差異がちらついてしまって、高得点つけるのがちょっと気が退けます。
この手のインナーストーリー的なSSって、説明があまり要らない分、原作になるべく準拠しなくちゃいけないって縛りもあると思うんですよ。
それがないと、原作の設定の都合のいい部分だけを抜き取って「いいお話」の材料にしてるだけになってしまいますので。
文章の完成度は高いと思いますし、お話も筋がとおってると思いますが、コンペティション出品作ということで、あえて点数は低く押さえました。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:6)
- 面白いタイムパラドックスでした。
最近あまり見ないんですけど、場所モノというか、特異なスポットで過去とか未来に飛ぶタイプの話はすきなんです。
少なくとも、時計のねじをぐるぐる回しただけで好きな分の時間を戻したり先に行ったりするものよりは(苦笑)。
というわけで、グッジョブ。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:8)
- ネコモノ、で一番の快作といわれればAHさんの「悲しい定め」を推す僕ですが、もうひとつ推せそうな作品に出会えたことを素直に喜びたいと思います。
細かいことはともかく、楽しい作品でした。
- 42 復讐 (採点:6)
- ストレートな本編補完もの、ここまでストレートなのはコンペには珍しいですけど、ストレートだからよいのは真琴の言葉と同じですね。
ただ、人間に変化するあたり以降、もうちょっと加筆訂正の余地がある気もします。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:1)
- やりすぎ。だれました。
- 44 1/2 (採点:9)
- これはびっくり。ダークものっていうよりは、良くできた黒色の立体パズルみたいで、無駄のない構成に感服しました。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:4)
- くっ……くだらねぇっ!(笑)
- 47 ミコバイト (採点:6)
- 面白い観点からKanonの(主に麻枝シナリオの)謎(というか不整合というか)を繋いで見せてくれた好編でした。
ちょっと強引かな、と思う部分もありましたけれども、一線で結んで締めくくり良く収めるのは大変だったと思います。
労作に感謝。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:2)
- すみません。この手の難解な構成は手に余ります。細かく表題がついて切られているからには一様な文章ではなく時系列などに前後があったりするのでしょうが、そこまで頭が回りませんでした。
とりあえず素直な気持ちで自分的な評点をつけることにします。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:1)
- はふぅ、「KYO」ネタですか。できればボンかサスケが出てきて欲しかったな。
それはいいとして、譲と嬢の間違いも置いておくとして、冒頭の長い引用も置いておくとして。
これは何の話だったんでしょうか。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:8)
- ほのぼのー。 ヽ(´ー`)ノ
- 51 Childhood's End (採点:10)
- いま、万感の想いを篭めて汽車が行く。
いま、万感の想いを篭めて汽笛が鳴る。
……そして、少年は大人になる。
- 53 一つの解釈 (採点:9)
- ブラックなお話でしたが、なぜかこれがあの「栞エンド」の事実だと言われても頷いてしまいそうです。
そう、あれは多分誰かが祐一に見せてくれている夢、なんですよねぇ……。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:9)
- よいものを読んだ後は、無駄な感想などいらないのです。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:10)
- 楽しくて、いいお話をありがとう、お兄ちゃん。
- 57 Beyond the recollection (採点:2)
- 悪くはないのですけど、もうちょっと、スリムに纏められなかったものでしょうか。
例えば「祐一side」「佐祐理side」は同じ部分の繰り返しですし、極論するとどちらかしかなくてもお話全体にも、シチュエーションにも影響はないと思います。
冒頭とラスト近くでの原文の引用も、ながすぎの感がありました。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:3)
- 珍しいタイプの秋子さんでしたが、展開のせいとは言え、祐一も秋子さんもあまりにも説明的/文語的な口調で、ゲーム本編の彼らとは全く違った同じ名前の人物のように思えてしまいました。
この手のお話は、やはりキャラが「らしい」か「らしくない」かで、読み手のモラール(士気)もかなり違ってくると思います。
- 61 3月9日 (採点:7)
- なゆちゃん、ふぁいと。……ときに祐一は何処に。ご両親のところにいったんでしょうか。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:7)
- ジョバンニ、ぼくはもういかなくつちや。
- 64 twilight-children (採点:7)
- まこぴも、舞も、ちょっと喋りすぎの気味が。
でも、ほんわかと、しみじみほのぼのとしてて、あったかいお話でした。
○Manuke さん
- 13 空飛ぶ猫 (採点:7)
- う〜ん、ミステリーとは言い難いような…。
それはともかく、登場人物がしっかり書き分けられていて読みやすく、好感が
持てます。
所長さんや子供達も良い味を出してますね。
ただ、子供達は少々大人び過ぎているように感じられました。(特に男の子)
- 15 君がくれたもの (採点:7)
- お話の雰囲気も、末尾の絞め方も良い印象です。
ただ、「浩太くんのお話」に終始してしまっている感はあるのですが。
小学生の男の子と高校生の少女が相部屋というのは、あり得るのかな…?
(小学生同士ならば実際に体験しましたけど)
あと、
> よく入院していた私にはその生活を楽しむ術を知らなければやっていけなかったからだ。
の下りには疑問を呈しておきます。
退屈なことをただ受け入れるほかないというのが、大多数の長期入院者の一致
した見解かと(^^;)
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:10)
- こういうお話、好きです。香里がとても可愛らしいですね。
酔ってもなかなかハジケられない北川君も、いろいろ貧乏くじ引いてそうで良
いです(笑)
いたずらっぽい栞もいい味出してますし。
タイトルに絡めた末尾の一文も奇麗に決まってますね。
ところで、
> しかしたとえば護身の腕なんかでも美坂よりもオレの方が上なのでは
この部分は逆の方がしっくりくるように思えるのですけれど…。
- 26 大人 (採点:8)
- これは、過去において祐一に告白しなかった名雪IFストーリーですね。
(最後に来たのが低学年ということは、あゆとも出会ってないのかな?)
この雰囲気は面白いです。
黒いのに、最後まで名雪の可愛い印象が持続してます。
うん、魅力的です(^^;)
ジャンルを明記しなければならないことが不利に働いちゃいますね。
もったいないので、これを考慮して加点させていただきます。
- 28 [メモリーリセット] (採点:9)
- 香里が過去を乗り越える過程がしっかり描かれていますね。
描写も丁寧ですし、文章のテンポも良いです。
ただ、少々分かりづらい部分が多いのは難点かな。
北川君を示す『彼』と、大学での初めての友人の『彼』は、意図的にそうして
いるのでしょうけど一読しただけでは混乱をきたします。
(大学の友人の『彼』は、今ひとつ位置づけも不明です)
始め、友人の『彼』=北川君で、わざと迷彩をかけているのかと思っちゃいま
したが、それでは筋が通りませんし。
また、時系列もかなり分かりづらくなっていると感じました。
それぞれのエピソードがいつ起きたことなのか、把握できない部分があります。
演出であるのは理解できますけど、個人的にはやり過ぎのように思えますね。
紙袋とか、思わせぶりな部分も少なくないですし。
全体的に、説明不足の感は否めません。
ただ、そうした部分を除いて感覚的に捉えるなら、このお話は好きです。
ß 重箱隅つつきですが、一般的に『問う』の過去形は『問いた』ではなく『問
ß うた』かと。(連用形としては例外。ウ音便化)
- 30 北の空に手を振った (採点:7)
- 『仲村先生』の正体が面白いと思いました。
最初は何か超自然的な存在なのかと思いましたが、なるほど言われてみれば彼
の立場なら知っていても不思議ではありませんね。
三人称ではありますが、視点の中心があゆから仲村先生に移ってしまうあたり
には少々違和感を覚えました。
- 34 Dandelion (採点:7)
- ゆったりとした雰囲気が心地よいですね。
美汐が少々ヘンなのも良いです(^^;)
ただ、ピロシキとゴロンタのやりとりは少々浮いているように感じます。
独立したお話であれば気にならないと思うのですが、こうして真琴と美汐の視
点と並行で進められると、会話が人間的過ぎて違和感を覚えてしまいました。
- 44 1/2 (採点:8)
- これは上手い…。
読んでいる途中は「なんだこれ?」と思う箇所があったのですが、そういう仕
掛けですか。騙されました(^^;)
本来ならもう少し点を差し上げたいところなのですが、読後感が最悪なのでち
ょっとその分を引かせていただきます。
好みで採点しちゃってごめんなさい。
ß 「朝特有の気だるさ」を解消する薬って…覚醒剤?(^^;)
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:8)
- 実を言うと冒頭の早い部分で展開は読めてしまいましたが、これは問題ありま
せんね。ただ、結末にはもう一ひねり欲しいような気がします。
祐一と北川君を通じて語られるその魅力は、その豊かな表現力と相まって、こ
のお話を大いに盛り上げています。
しかしながら、この作品には明らかに足りないものがあります。このために、
画竜点睛を欠く状態であると言わざるを得ません。
彼女がこの時点で学校に通えたのか、運動ができる状態なのか等のささいな問
題はあるにせよ、病弱と健康美という一見相反する要素をどう表現していただ
けるのかを楽しみにしていた一読者としては、少しばかり残念に感じました。
(んなこと言い出すと、全員登場させなきゃなりませんが(^^;))
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:7)
- 優しい雰囲気が良い感じです。
ただ、もう少しお話としての山が欲しいような気はしますね。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:10)
- うわぁ…。
すっごく好き。人物も、文章も、雰囲気も、お話も。
特に栞。3ページ目辺りの台詞が素敵です。
後半は少し駆け足っぽい印象がありましたけど、サイズぎりぎりですから仕方
ないかな?(^^;)
(と言うか、単に面白かったから読み足りないと感じただけかも)
読んだ後に温かい気持ちになれる作品でした。
ところで、
> ちょっと泡が飛んでます。
の部分が一瞬分かりませんでした。
もしかして、マンガでよく表現される、眠い表情を示すぽわぽわマークのこと
でしょうか? 最初、ビールでも飲んでたのかと思っちゃいました(^^;)
- 62 夢想列車の旅路 (採点:7)
- タイトルから銀河鉄道なんだろうなと予測してましたが、途中で降りちゃうん
ですね(^^;)
姉妹のやりとりが良い感じです。
- 64 twilight-children (採点:7)
- キャラクタの取り合わせが面白いですね。
読後感も悪くないです。
ただ少々、お話を作り過ぎのようには感じます。舞はいきなり饒舌に解説を始
めちゃいますし(^^;)
(佐祐理さんがハジケているのは、個人的にはアリです(笑))
それから、容量制限のせいかもしれませんが、後半がかなり駆け足になってい
るように思えました。
もう少し丁寧に表現して頂きたかったところです。
○Natsu さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:3)
- 改行が多すぎます。
セリフが間延びしてるように思いました。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:4)
- テーマが真っ二つに割れてる気がします。
祐一と栞のやりとりを書きたいか、美坂チームを書きたいか、どちらかに絞った方がいいと思います。
どちらかというと後者の方が好みです。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:2)
- 世界観や設定を無意味にキャラにしゃべらせるのはやめてほしいです。
読んでてかなりムカつくので。
そこさえなければもう少し点数は上でした。
- 04 Happiness (採点:9)
- 泣きそうになりました。
ご都合主義のオールエンドかという不安と、ここからどう展開していくのかという期待が入り混じってましたが、見事、期待を遥かに超えてくれました。
ジャンルに祐一と書いたのは大正解でしょう。
Kanonという物語そのものの否定かとも思いましたが、最後の一文で救われた気がします。これもまた一つのハッピーエンドでしょう。
個人的に10点はなかなかつけられないのですが、実質満点だと思ってください。素晴らしい作品をありがとうございます。
- 05 初霜 (採点:4)
- 伏線は巧妙に張ってください。内緒でセーターを編むなんてバレバレです。
文章は物語を修飾するものになっておらず、無駄に長いだけに思えてしまいました。
- 06 すくみず! (採点:2)
- ところどころで穴が多すぎてギャグと割り切るには無理があります。特に最後の香里の推理は酷い。
それはともかく、体型などの描写は気色悪いです。香里(女性)視点だと余計に。
- 07 君への道のり (採点:4)
- レースに例えるのはいいアイディアだと思います。名雪の心境もよく書けてますし。
ただ、セリフの部分に読点が多すぎてひたすら不自然でした。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:2)
- 壊しすぎです。
笑えません。
- 09 七年の恋叶えます (採点:3)
- いくらなんでも設定改変しすぎです。
オールエンドにしてももう少し原作を尊重してほしいです。
アイディア自体はよかったと思いますが。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:3)
- 中盤は同じようなことの繰り返しで冗長でした。正直「やっと終わってくれたか」という感じです。
臨場感はあったのでそこを生かしてほしいです。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:3)
- 長いです。もう二度と読みたくない……。
概要は特に複雑とは思わなかったので、もう少しスマートにしてほしかったです。
これが作者の文体なら好みの問題だと思うので何も言いませんが。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:10)
- 読んでていろんな感情が湧いてきました。
作中の言葉を借りるなら、カレイドスコープのようでしたね。
内容だけでなく、読んでるこっちまで不思議な感覚に浸れます。まさに一欠片の偽りもないファンタジーでした。
ファンタジックな雰囲気に浸ったり、祐一たちのやり取りに笑ったり、急な場面転換に戸惑ったり、夢オチじゃないかと不安になったり、救われない結末にブルーになったり、ゲームの設定に触れるようなセリフに怒りを覚えたり、無理矢理な理屈に苦笑したり、まいに萌えたり、ラストで感動したり。
そういったプラスマイナス全てに敬意を表し、今回唯一の10点を。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:6)
- 上手い。
ただそれしか浮かびません。いいタイトルですね。
- 14 いつもなかよし。 (採点:1)
- 電波はほどほどに。
- 15 君がくれたもの (採点:7)
- いいと思いました。オリキャラがいい味出してますね。
でも原作の栞の諦観した態度を思い出すと、やはり違和感があります。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:6)
- 祐一はそんな簡単に学校サボったりしませんよ、と言うのは野暮でしょうか。
あまり気にはなりませんでしたけどね。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:4)
- シーンを二つに分けたせいで読みにくかったです。
ラストのためかもしれませんが、それにしても都合良すぎです。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:7)
- 北川妹は要らなかったかな、と思いつつ楽しませてもらいました。
しかしいい具合に壊れてますね。
- 19 Rainy day (採点:2)
- えっと、何が書きたかったんでしょうか。
雨のせいで動物園行きが中止になった、それだけですね。
秋子さんのエピソードはサイズを埋めるために無理矢理作ったのではないかと邪推してしまいます。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:1)
- 私にはこの作品の意図が読み取れませんでした。
もうこれは別の物語ですね。
たまに祐一と名雪が出てきますが、そのシーンだけものすっごい浮いてますね。
読んでて不快な内容だったので1点です。
- 21 ダウト (採点:1)
- 何一つわかりません。
プロローグは何のためにあるのかわからないし、エピローグもさっぱり意味不明だし、どういう結末になったのかもわからないし、地の文が少なくて状況がわかりにくいし、誤字はそこら中にあるし。
作者の脳内ではちゃんと物語として成り立ってるのか、気になるところです。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:5)
- テンポがいいですね。
ラブコメということでもっと甘いのを期待してしまったのですが、意外と理性的で。
というか理性的すぎる気がしないでもないです。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:6)
- とても綺麗な話でした。特にラストの構成は上手いと思わされました。
ただ、原作を知ってるが故に次の展開が読めてしまったのは残念です。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:7)
- 説明が上手いです。読んでて退屈さを感じさせませんでした。
主要キャラがほとんど残っていない世界なのに孤独感や喪失感がありませんでした。
こういう終わり方もあるんですね。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:1)
- 主人公の魅力ゼロ。
こんな男いるわけないだろと思わされました。
- 26 大人 (採点:1)
- 名雪は7年前、祐一に告白してるはずですが。
感想はというと、名雪の語りが読んでてイライラします。途中で読むのをやめたくなった時点でダメ。
何だかラストシーンだけで無理してダークにしてるように思いましたが、それ以前の問題です。
- 27 in the BOX (採点:4)
- あゆはこんなことをする人でしょうか。
願いは一つなのになぜ栞と真琴が二人とも生きてるんでしょうか。
真琴はあゆのお陰で帰ってきたわけではないかもしれませんが、だとしたら真琴と美汐は無関係だと思います。
原作を改変すること自体は悪いとは思いませんが、原作のアフターを書きたい場合は、勝手に設定を変えたら物語に説得力がなくなると思います。
この話はまさにそれで、自分の考えを伝えるために都合良く設定を変えているように感じました。
- 28 [メモリーリセット] (採点:2)
- 何が言いたいのか、一応はわかったつもりですが、肝心のストーリーはさっぱり。
無駄に状況をわかりにくくしてる感があります。もっと削れたのではないでしょうか。
- 29 白い世界を見つめて (採点:2)
- そんな軽々しく奇跡を起こさないでほしいです。奇跡の重みなんてあったもんじゃありません。
栞の再発はまだしも、祐一まで発病なんてやりすぎです。
奇跡が起きる原理(?)についても納得できませんでした。
植物状態の人やずっと入院してる人なんて世界中にいくらでもいます。
- 30 北の空に手を振った (採点:4)
- こんな不可思議極まりないことを簡単に信じないでほしいと思ったり。
それにしてもあゆは反省の色がないですね。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:5)
- 描写が上手いです。大人の雰囲気がよく出てますね。
ただストーリーはベタ過ぎて楽しめませんでした。
- 32 春夏秋冬 (採点:2)
- 祐一が嫌なやつですね。名雪はいい人すぎますね。
多分あゆと祐一はうまくいかないだろうと思いました。
- 33 修学旅行前 (採点:3)
- 駅前の祐一と北川のやり取りは面白かったです。
あの勢いが最後まで続いてればよかったです。
- 34 Dandelion (採点:2)
- 癖のある文章が印象的でした。
お話についてですが、何が言いたいのかさっぱりわかりません。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:5)
- うーん、ケチの付け所がなくて困ってます(苦笑)。
でもごめんなさい。こういうの好みじゃないんです。
- 37 儀式 (採点:4)
- 祐一についての描写が足りなすぎだと思います。
儀式の後どうしたのか、せめて名雪に謝罪するシーンぐらいは書いてほしかったです。
あと北川の扱いが不遇ですね。
名雪と北川の絡みが少ないので、誰でもいいんじゃないかと思ってしまいます。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:5)
- 作者はこれをKanonのSSだと胸を張って言うことができるでしょうか。私だったらできないと思います。
一つの一次創作として見ればそれなりに面白いですが、こんぺという場では期待はずれと言わざるを得ません。
- 39 虚夢 (採点:9)
- 儚くも力強い、素敵な話でした。と言っても初読では理解できませんでしたが。
出番の少ないキャラも多いですが、全てのキャラが好きになれました。
特筆すべきはものみの丘のシーンですね。中でも栞の歌が大好きです。
栞の歌、聞けるものなら聞きに行きたいですね。
ライブ会場ではなく、人気のないものみの丘の草の上で。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:5)
- 短い中でよく纏まってると思います。
ただ、特筆すべき点はないですね。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:5)
- 構成上手いんですけど……手放しでは褒められないです。
特に中盤のスプラッタシーンはいただけません。
良いと思わされる部分も多かったんですけどね。
- 42 復讐 (採点:4)
- 原作を再プレイして相違点をなくすよう心がけてください。
話の内容自体は結構好きです。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:8)
- 何て言うんでしょう。失笑か嘲笑か冷笑か苦笑か。
とにかく笑ったのは事実です。
よくまあこんなに浮かびましたね。尊敬しますよ。
オリキャラが何人いるのか、暇なときに数えてください(笑)。
- 44 1/2 (採点:3)
- だから何? としか言えません。
最後に真相が明らかになったというだけで、面白味など皆無です。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:3)
- 感情の起伏が激しすぎてついていけませんでした。
何だか香里がその場限りの思いつきで行動してるように思えます。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:7)
- 微笑ですね。爆笑はしませんでした。
ブルマ属性じゃないんです。
それでも面白かったですよ。
- 47 ミコバイト (採点:7)
- 複雑ですねぇ。
でも続きは素晴らしい話になってる気がします。
祐一の今後を見てみたいと思わされました。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:3)
- 雰囲気だけは伝わってきますが、素直に感動できませんでした。
キャラたちの意味不明な言動、ラストの都合良さなどストーリー優先でキャラを無理矢理行動させてるような不自然さが目立ってました。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:1)
- プロローグで嫌な予感はしたんですが、案の定読んでて怒りがこみあげてきました。
理解できないだけならまだいいです。でも理解できない上に長いのはアウトです。
まぁ私の感想は気にしないでください。好みの問題だと思いますので。
できれば理解できなかったという人に対して、作者の力量不足といった類の言い訳はしないでほしいですね。こういう感想が来るとわかって書いたんでしょうから。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:5)
- 見所は少ないですが、結構好きです。
- 51 Childhood's End (採点:3)
- 大人になるってそういうことでしょうか。何か違うと思います。
あとオリキャラが好きになれませんでした。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:4)
- 今一つわかりませんでした。
共感するところがないわけではありませんが。
- 53 一つの解釈 (採点:6)
- 面白い解釈ですね。微妙にリアリティがあって少し怖いです。
ただ、タイトルがストレート過ぎたかもしれません。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:2)
- この二人は何がしたいんだと思いました。そんなこと考えてはいけないのかもしれませんが。
何も考えず2点をつけます。
- 55 あしたがくれば (採点:4)
- 消化不良です。
前半は思わせぶりな描写がありましたが、最後までわかりませんでした。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:7)
- 長いけどテンポがよかったです。
北川が香里を好きな理由まで丁寧に書かれていて好感が持てました。
欲を言えばもう少し北川の妹に触れてほしかったです。
- 57 Beyond the recollection (採点:2)
- 同じ内容を同じような文章で書かれても退屈です。
ラストで突然最初の方へ戻るのも意味不明です。
- 58 Harmony (採点:2)
- 序盤は何のためにあるのかわかりません。
やはりサイズを埋めるためでしょうか。
- 59 受ノ心 (採点:2)
- ただ暗いだけの話。
正直ダークには慣れてないのですが、他のダークに比べて見劣りしました。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:5)
- 日常会話にしては複雑だと思いました。
ストーリーは、まぁそれなり……。
- 61 3月9日 (採点:5)
- 名雪の心境にはとても共感できました。私もわからないことが多いので。
ただ、わからないものに高得点をつけることはできません。
世間知らずで申し訳ありませんが。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:7)
- 先の展開はある程度予想できたのですが、それでも切なさがこみあげてきます。
いいお話でした。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:2)
- 難しい文章を書きたければそれなりの推敲はしてください。
誤字脱字が多いです。
- 64 twilight-children (採点:6)
- 楽しかったです。ただ、何度でも読みたいとは思いませんでした。
もう少し短くしてくれればよかったですね。
○Revin さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:1)
- 雰囲気はよかったですが、内容に魅力を感じませんでした。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:1)
- 内容が陳腐に思えました。
著者の作為を感じさせる展開が残念でした。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:3)
- 面白かったです。
前半はかなりいいボケっぷりでしたが後半ちょっと弱かったかな。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:2)
- 雰囲気はよかったですが、内容の面白味に欠けていると思いました。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:9)
- 一発目、読ませてもらいました。
面白かった。やっぱ俺はこういうSSが好きですわ。
気障だけど(笑)
著者を知っている予感がする。
- 19 Rainy day (採点:2)
- 文字のレイアウトとか描写の深さをうまくコントロールするとよかったかもしれないですね。
題材は悪くないと思います。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:6)
- 面白い。
引っかかる部分がなくはないですが、短いなりにうまくまとまっていると思います。
第三者にウエイトが置かれすぎているのに少し不満がありますが、にも関わらず物語に引き付けられました。
主人公のダサさも好きです。
- 26 大人 (採点:2)
- 中身があるようでないような、中途半端な印象を受けました。
人物の行動も、どこかしらぎこちなく思えました。
- 32 春夏秋冬 (採点:3)
- なかなかに説得力のあるお話でした。
ただし文章のリズムがあまりよくなかったです。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:3)
- 納得できなかったのでカラいです。雰囲気は楽しめました。
- 47 ミコバイト (採点:2)
- 序盤は面白かったです。後半にはあまり魅力を感じなかったです。
でもきっとセンスはいいものをお持ちですな。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:2)
- BGM、なるほど。
うまいですが、内容に活かしきれてないように感じました。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:4)
- ジャンルとしては好みではないのですが、面白かったです。
- 58 Harmony (採点:2)
- よくわからなかったです。
- 59 受ノ心 (採点:2)
- ややベタさが漂ってると感じました。
- 61 3月9日 (採点:3)
- 主観的な面白さによる評価です。
文章は、所々違和感を覚える文がありましたが、基盤がしっかりしているのでいいと思いました。
ただ内容がどうしても既視の域を出ない。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:7)
- タイトルについても加点。いやはや、ユニークやねぇ。
ただ、結局その真意はわかりませんでした。
それでも文章がたいへん上手く、かつ面白かったです。
ごちそうさんです。
○kobax さん
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:3)
- うーん、どうして栞たちがこの作戦を実行したかが、伝わりませんでした。もっと明確で意味のある理由があるとよかったと思います。
あとはやはり人称がおかしい部分で、ちょっと減点させてもらいました。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:3)
- この物語は何を伝えたかったのでしょう。すいませんが、私には読み取り出来ませんでした。
文章や内容に、息が苦しくなる思いがしました。ジャンルのせいもあると思うのですが。
○nage さん
- 05 初霜 (採点:5)
- ほんわかしました。
- 07 君への道のり (採点:6)
- 「わたし、ねこさんあれるぎー、なおったよ……」がなんか妙にかわいかったです。
- 09 七年の恋叶えます (採点:6)
- 秋子さんがかわいかったです。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:6)
- エグいだけともいえる話ですけど、エグさが素敵です。
自分をそれだけエグく殺す祐一の罪悪感は考えてみれば、恐ろしいですね。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:7)
- 竹さんか。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:8)
- 全体的に雰囲気が好きです。かっくいー下着が特にツボ。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:9)
- 今回の短編大賞、というイメージです。
二次創作というよりも映画の方が似合いそうな匂いがします。ほかの作品とは根本的にバックグラウンドが違うような。作者の方が気になりますね。カヒミ・カリィは名前だけチェックいれてて、聞いたことのないアーティストなのですが、これを読んで少し聞きたくなりました。アストラット・ジルベルトっぽい印象でいいのでしょうか。
ただ、尊敬して、というフレーズには若干の違和感を感じます。「僕は君に憧れられたかったんだ。」というフレーズは逆に凄くしっくり来るので、そこだけ引っかかってしまいました。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:7)
- Kanonじゃないとか言うひとがどのくらいいるんでしょうねぇ。
男らしくて好きです。ぴろらぶ。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:7)
- よく引っ張ったw
文字化けの辺りはすげー好きです。
- 44 1/2 (採点:8)
- すっげぇ、気持ち悪かったです。うまい。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:10)
- ごめん。ツボです。
なんつーか、よくやってくださいました。
ブルマをほかのものに変えれば立派に青春モノになるだけのいい感じですし。
正直へぼいタイトルも読み終わったあとなら、ああ、ブルーって最後マってつくのね、とわかるので名タイトル認定。
- 55 あしたがくれば (採点:8)
- 今回多い「現実が現実じゃない」系のネタのなかで一歩ぬきんでていたように思います。どこがぼんやりとして、でも張り詰めたギリギリのバランス感覚が、素晴らしいです。
- 59 受ノ心 (採点:7)
- かなりいい感じのエグさなんですが、なんか深みがないんです。栞が嘘っぽい。
これを栞視点で書いてあったら、凄く良かったと思います。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:7)
- 案外、現実にはこんなものかな、という気がします。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:9)
- これが最中さんじゃなかったら、逆に嬉しいです。こんな才能ある人が二人もいるなら、どんなに素晴らしいことだろう。でも、最中さんだと思います。
相変わらず、タイトル含め、断片的な文章の切れ方が尋常じゃないです。「皆、誰かの代わりになれそうで、なれなそうで、なれそうで、よくわからない。」とか、どうしたらこんな文章がかけるのだろうと思います。脳内を解剖して、部分移植したいです。
すべては拡散していく。天気予報のように、遠く離れているように、夕焼けに薄れているように、すべては茫漠として、掴みきれなくて、零れ落ちる雫は涙かもしれないけれども、でも、希望はどこかにある。なくても、瞳は希望を見ている。
なんとなく、そういう感じ。BGMは小沢健二の『天気読み』っぽいイメージでした。
○CALCOM さん
- 09 七年の恋叶えます (採点:6)
- 可もなく不可もなく……という感じでした。ただALLハッピーエンドというIFに、さらに七年前の事故がなかったというIFを掛け合わせたご都合主義に見えた感は否めません。(七年前の事故があったからこそのALLエンドというIFがあるわけなのですから)
それを差し置いてもよいお話だと思います。それだけに映画の内容のところの人称間違いが悔やまれます(地の部分が『彼女』が『少女』に変わったり、『小娘』が『少女』に変わったり)
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:4)
- Kanonアフターにおけるジョンパール分岐点と、その後のいろいろな行く末……と、言うお話という感じ? ですかね。
地の文などの表現力は、凄く高いと思いました。ただ、一番初めの水瀬家その後の食卓の団欒(仮)での内容と、そのほかの内容があまりに違いすぎるほど、と感じました。なんでかは分かりませんが…汗)
とりあえず目に付いた部分
序盤の名雪の台詞で「でも前いちご牛乳飲んでたときわたしが飲みたいって言ったら祐一むりや」、初め見たとき関西弁!?しかも意味が分からない、とか思ってしまいました。無理やり……と続くのでしょう。
これまた序盤の舞との掛け合いで「QXか!?」「QX」、QXの意味が全く分かりませんでした…汗)
さらに佐祐理さんとの電話で「祐一くん。わたしが寂しがっている、というのは本当ですからねっ」、祐一は耳を疑ったらしいですが、私も目を疑ってしまいましたw
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:9)
- ただ一言、面白かったです。電撃文庫の「先輩とぼく」のような、ギャグとコメディの嵐のような、そんなお話でした。冒頭のジョン辺りからすでに笑わさせていただきました。
- 21 ダウト (採点:2)
- 一言で言うならおなかだけを膨らませた餓鬼の様なお話。冒頭のどこぞのファンタジーのような始まりの蛇足的な始まりと、取ってつけられた電車内でのトランプゲーム「ダウト」(多分この物語はここから広がって行ったお話かと推測)、中盤のトンネル内の話は良かっただけに非常に残念です。
後、付け加えるなら、そのKanonでなくても良いホラーの部分と、Kanonであるキャラや設定の不出来さの溝がありすぎると感じました。
- 33 修学旅行前 (採点:3)
- いろいろなネタが詰め込まれています。そのわりに分かる範囲のネタで、CLANNADネタに関してだけ名前を変えたり、とよく分からなかったりします。
たしかに他ネタを詰め込むのは、あまり好印象にはならないと言われていますが、私はそこまで気にしないのですが、他ネタに気を使いすぎて、胴元のKanonがかなりおろそかになっているように感じました。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:1)
- とりあえず……お疲れ様です。
驚嘆すべきはそのネタ。SSにおいて台詞の前に名前をつけることは好ましくないとされているようですが、その暗黙のルールを逆手にとったこのネタ、着眼点がすごいです。
次に、こういうかなりの文章量を必要とする場所での、台詞ONLYという恐ろしさ。そしてそれを出品する勇気。並大抵なことではないかと思います。
とはいえ、点数は1をつけてしまうのは、上記のことを普通の観点としてみた場合どうしてもこうならざるを得ないというのは、ご了承のほどを……
その点数が1にならざる理由とは、ほかの感想を書いていらっしゃる方と、一緒なはずなので(上記のすごいと思ったことを激しく言いまわしたようなこととか)、敢えて書かないことにしておきます。
では、改めて言いたいと思います。
お疲れ様でした。
○MR.D さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:6)
- 忘れまいとする思いが表れてよかったと思います。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:8)
- すごくいいですね。シチュもいいし、
ちょっとした会話の中に小さい幸せが見える感じがします。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:7)
- 楽しい感じがして一気に読みました。
栞のほのぼのとした計画と、照れてる香里
祐一のこんびが爽やかに感じました。
- 04 Happiness (採点:7)
- 幸せ不幸せは人が決めることでは無い。
すべてはあゆが見せていた幸せな幻というのは、
昔見たメガゾーン23の世界観と同じですね。
(もっともあっちはコンピュータの擬人化された感情でしたが)
よくできたお話だと思いました。
- 05 初霜 (採点:8)
- 秋子さんの想いが現れていると、同時に
名雪たちや誘致が死早稲をかみしめていると
いった感じがとてもよいと思いました
- 06 すくみず! (採点:7)
- 楽しい捕り物劇で面白かったです。
でも、服が盗まれるという展開は以前に読んだ
気がしますが、祐一が出てこないのが新鮮な感じが
しました。
- 07 君への道のり (採点:5)
- 名雪の想いが出てて好感がもてますが、
最後の方のまとめ方に違和感がありました。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:5)
- ドタバタが面白かったです。
笑いがもれる作品ですが、名雪が
どうやって逃げたのか、またあゆが
どうやってついて行ったがあれば
もっと楽しめたと思います。
- 09 七年の恋叶えます (採点:7)
- 栞の計画でどんどん進んでいく物語が面白かったです。
でも名雪が登場しないのがちょっと残念でした。
で、秋子さんがカエル好きでなくて、あの役こそ
名雪にやらせるべきでしたね。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:7)
- ホラーなんだけど描写も細かいし、
展開もスリリングでぐいぐい読めました。
ただ現実世界に返るための死が自分である
ところがシュールですね。
もっと長い作品で読みたいと思いました。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:7)
- 妖狐の話がからんで、難しい話になるかと思ったんですが
うまくまとめてますね。
いろいろと勉強にもなる話でした
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:5)
- 夢mのことについての考察がでてちょっと難解
だったです。で、結局こういう展開なら初めの
水着の話や舞と佐祐理の話はちょっと必要が無い
気もしました。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:6)
- 美汐の心の成長があるいい、作品ですね。
でも主役がぴろなのか祐一なのか美汐なのか真琴なのか
いまいちよく判りませんでした
- 14 いつもなかよし。 (採点:7)
- 途中からの香里の昏睡には驚きましたが、
物語が変化していく様はうまいです。
でも、物語が中途半端に終わっていて
残念です。完成品が見たいと思いました。
- 15 君がくれたもの (採点:7)
- 花言葉の想いや、栞の葛藤が出ていてよかったです。
- 19 Rainy day (採点:8)
- みんなの想いが出ていていいです。
雨というシチュでも嬉しさや悲しさがあると
いうことが判るいいストーリーです
- 21 ダウト (採点:4)
- ちょっとしたホラー物だけど、最後の方が
やや不透明というか説明不足で、どう締まったのか
判りませんでした。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:7)
- あゆと美汐のストーリーがいいですね。
祐一の影に隠れたもうひとつの物語として
読めました
- 25 ぼくを尊敬して (採点:4)
- う〜ん。佐祐理さんらしいといえばらしいんだけど、
主人公に、かなり情けない「僕」という他人を入れることで、
かなり違和感を感じてしまいました。
- 26 大人 (採点:3)
- ラストの方が狂気じみて怖いです。
まあ、ダークな作品だから仕方ないかもしれませんが。
名雪の想いが強いのは判るけど、いままで能天気で
引っ込み思案だった名雪が、態度を豹変して香里に
別れを告げるっていう展開は名雪らしくないし、
なんとなく唐突な感じを受けました。
前半の伏線が祐一一色なのは判るとして、また大人の
女性が好きそうというのも判るけど、これで香里を
邪魔に感じるのは展開に無理があると思います。
祐一が刺されるのは時間の問題だと思いました。
- 27 in the BOX (採点:8)
- 突然のハプニングに罪の意識を目覚めさせる
偶然なのか必然なのかはともかくとして
考えさせられる作品でした。
- 28 [メモリーリセット] (採点:7)
- 肉親を失う悲しみからの出発に向かう感じが
よく出ていると思います。
- 29 白い世界を見つめて (採点:9)
- なかなかよかったです。
最後のほうが感動しました
- 30 北の空に手を振った (採点:6)
- あゆの奇跡を主治医の先生が体験するという
ちょっと変わったストーリーですね。
話のテンポも良くて楽しく読めました。
- 32 春夏秋冬 (採点:5)
- いろいろと考えさせられる作品ですが、ちょっと
短い中に詰め込まれた感じがします。もうちょっと
時間枠を広げて書いても良かった気がします。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:10)
- これは名作ですね。まさにもうひとつのKanonのストーリー。
読んでて涙が禁じ得ませんでした。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:7)
- なかなかSFじみた展開で楽しく読ませてもらいました。
ただ、おまけのオチはタイトルの関係で必要だとは
判りますが、せっかくの展開が濁された感じで残念でした
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:4)
- 途中で名前の人が出てこなければ、もっと面白い
展開になったのに、まったくの他人を入れた分、
しらけてしまいました。
- 44 1/2 (採点:5)
- ダークなんだけど読み返さないと最初の展開が
理解できませんでした。結局香里が祐一で
祐一が香里でとなっている事も、後半まで
わかりませんでした。
とても難解なストーリーでした。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:6)
- 真琴の想い、美汐の想い、名雪の想い。
真琴は受動態で書いていますが、美汐への想いや
それを見ている名雪の想い。
色々と人物背景を考えさせられる内容でした。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:9)
- 子供から大人になる、親になる。そんな葛藤が
表現されてtいい作品でした。
- 53 一つの解釈 (採点:8)
- Keyがこの作品の中のテーマにある夢をモチーフ
としたいい作品です。
同時に現実世界に生きる自分たちも夢について
かんがえさせられる内容だと思います。
- 55 あしたがくれば (採点:4)
- なんかよくわからないストーリーですね
祐一の葛藤を書いた感じではあるが、いまいち
判らないし、夢の中の話の様で、そうじゃないような
ちょっと伝えたい事が見えないお話でした。
- 58 Harmony (採点:5)
- 幻想的な展開で話は進んでいくので、
1回読んだだけではわかりませんでした。
でも、あゆの目覚めに向かう瞬間をイメージ
した良い作品だと思います。
- 61 3月9日 (採点:8)
- 親子の関係などを考えさせられる、とてもよい作品だとおもいます。
新しい環境、性格に寂しさを感じつつ向かっていくという心の
葛藤や想いがでてていいです。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:6)
- とっても難しいスト−リーですね。
あゆを忘れようとしてるのか、思い出しているようなのか
よくは判らないけれど、人の心が色々からみあった
ような感じがします。
- 64 twilight-children (採点:7)
- 難しいテーマに挑んだ感じですね。
苦労しながらもよくまとまっていると思います。
幻想的な展開がいいと思いました。
○あるてしも さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:1)
- 内容が薄い。
一文一文が短すぎて全体的に左寄り過ぎて読みづらい。行頭空けがないし、余計に読みづらかった。
時間が足りなかったのかもしれないが、無理してまで出て欲しいとは思わない。踏みとどまる勇気と言うのも必要。
- 07 君への道のり (採点:3)
- 地の文がおかしい。文末が〜だ、〜だった、という終わりばかりで平坦
- 09 七年の恋叶えます (採点:1)
- 二人称におかしい点が多い。原作にない組み合わせだけなら、たとえセリフに違和感があっても減点しないつもりだったが、原作にある組み合わせですらおかしいのは大きく減点対象。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:1)
- 凶器がカッターナイフなのがいい。一度厚着をしてカッターの刃が皮膚まで届くかやってみればいい。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:6)
- 運が悪いのだろうか。やっと読めるものに当たった。ただ、読めるとは言ってもいくつか気になる点があった。
一、憑物筋についての記述について。
憑物筋誕生の由来はわかったが、何故憑物筋に不思議な力がある、という前提になってしまったのか、という点。
村に災害が起こる。それは憑物筋のせいである。その順序で憑物筋が迫害されるのはわかる。だが、彼らはいつ、祐一の期待する不思議な力を得た?
ニ、登場人物が「絶望」やら「悲劇」と言った単語を使うの点。
私には、キャラが自分の置かれた立場に酔っているようで魅力を感じられない
。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:8)
- これでふたつ連続なのだが、倉田佐祐理嬢が相沢祐一を呼ぶときは「祐一君」で定着しているのだろうか。
それとも、私がただ間違えているだけなのだろうか。セリフに違和感を覚えるのは私の記憶が曖昧だから?
物語自体は初めての当たりだった。文章力も文句ない。ただ、前半と後半の接続がどうしても上手くないように思えた。
前半と後半でひとつずつの物語、と見えてしまったので、ひとつの物語としての完成度に少し減点させていただいた。
減点はしていないが、後半はちょっとくどかったように思う。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:10)
- 分類に疑問を感じながらも10点を出したのは初めてです。
崩れた文体を持続させつつ、物語を盛り上げ締めるというのはとても難しい。その技術に素直に降参。
物語りもよかった。読めてよかった。好きです。らぶ。
- 14 いつもなかよし。 (採点:9)
- よかった。全てとはとてもいえないが、いくつか共感できるところがあった。
キャラも、北川が上手くたっている点、馬鹿と馬鹿なりに祐一が北川を認めている点等、キャラ同士でよかった点をあげるとキリがない。
ただ、初っ端と中盤で出てくる香里のラジカセ。誤字により最初のは物語に引き込むという掴みで失敗していて、二度目はそれを思い出させ、また、それによりコピペだということがわかりテンションが下がった。
その点で、減点させていただいた。
- 15 君がくれたもの (採点:5)
- 物語自体はそこそこ読めたが、話がすぐに読めてしまった。
例え話が読めても、心地よく浸れる話もある。残念ながら、この作品にそれはなかった。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:5)
- 可も不可もなく
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:3)
- だからどうしたという感じ。本屋で結婚に関する格言を書いた本を流し読みした程度。
文章力がしっかりしていようが話の土台が死んでいれば失敗するいい例。というより、話の作りがしっかりしているからこそ土台のマズさが際立つのか。
話の合間に挟んだ小ネタでKANONらしさを出そうとしているようだが、たとえなくても話に支障をきたさない。
これをSSとして読む必要も、物語として読む必要も感じられない。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:6)
- 未成年の飲酒がどれほど受け入れられるかが興味あります。
随所に入ったギャグには笑えるところもあり、よかったと思います。しかし、気になる点もいくつかある。
特に、最後のキスシーンなど。唇が腫れているのに気付かないほどに感覚がない、と言っているのに、相手の唇の熱さが感じられる、とか。
- 19 Rainy day (採点:1)
- よくこれを投稿しようと思えたと呆れると同時に感動すら覚える。他に何もいうことはない。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:6)
- カップリングといい文のリズムといい、前夜祭で一位を取った人でしょうか?
だとしたら、前夜祭と比べてずいぶんと冒険をしましたね。高校生で殺し屋と喫煙。今のところ唯一順位の気になる作品。
もし違ったなら申し訳ありません。ただ、私にはそうとしか思えなかったので。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:7)
- 恋の始まりがキチンと書かれているのはよかった。文章も安定していて落ち着いて読めた。ただ、その安定がキャラに伝染してしまっている点がもったいない。
中学生の北川と香里が中学生らしく書けていたなら、評価はもう少し違ったと思う。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:7)
- 悪くはない。話の筋もしっかりとしていた。だが、文章が説明に過ぎやや硬く物語にのめり込み難かった。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:3)
- 上手いが、だからどうしたという感じ。ここまで専門用語を交え、時には説明すらせねばならないような話を書くならいっそオリジナルでもよかった。
カノンのSSらしくない、などと言うつもりはない。ただ、私は物語を読みに来ている。一概には言えないが、説明と物語で容量を使っている作品のどちらが話に深みがあるか、比べるまでもないだろう。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:7)
- 面白い話だった。オリキャラということでやや評価は別れるかも知れないがまずくはない。ただ、尊敬して、という文(タイトル含む)に違和感があった。
- 26 大人 (採点:6)
- ダーク……ダーク?
名雪の嫌な女っぷりは上手く表現できていたと思う。序盤から嫌な女だな、と思った。私的な名雪への印象とそれほど外れることもなく、やりかねないと思う部分もある(ファンには撲殺されてしまうだろうが
ただ、いかんせんオチが弱い。ダークというには、凄惨さと魅惑的なタブーがなかった。もしも、新たに静かなダークを書くならば教えて欲しい。見に行きたいと思う。
- 27 in the BOX (採点:5)
- 香里の誕生日は確か3月1日だったような。いや、大学2年じゃ20歳になってないんじゃないか、ってだけだが。
作品の感想としては、綺麗な茶番、という印象。可もなく不可もなく。
- 28 [メモリーリセット] (採点:5)
- これは物語に対してのみの点数。ただ、このコンペの場合既存のSSを下敷きにするのは禁止だったのではないだろうか。その点では一点をつけるべきかどうか迷った。
過去の海での描写をぼかしている点や雰囲気など、どうも前夜祭4位だった作品など、なんらかを下敷きにしているように見えた。故にどうしても比べざるをえなかった。
結果として文章はまずくはないが作品の完成度は遠く及ばないという結論に至った。
- 32 春夏秋冬 (採点:1)
- 嫌な祐一と嫌な構成だった。他に言うことはない。
- 33 修学旅行前 (採点:3)
- 行頭空けくらいはしてほしい。見辛い
- 34 Dandelion (採点:9)
- 上手い。多分、今回のコンペの中で一番。
キャラが壊れていても締めるところではらしさをみせ、非常に愛らしく書かれていた。
読めてよかった。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:7)
- 父親がどこかで見たことあるような。
- 36 天使のささやき (採点:5)
- 改行の意図が掴めない。
- 37 儀式 (採点:1)
- 面白みがない
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:10)
- この作品に、この点数以外つけることはできない。
失礼ながら、最初はギャグかと思った。仁義の古臭さを馬鹿にして笑いをとる作品か、と。
このようなことは言うべきではないのだろうが、この作品を読ませてもらった一読者として、感じたことを素直に言いたかった。わかってもらいたい。
こんぺの最後に、この作品が読めて、よかった。ありがとう。らぶ。
- 42 復讐 (採点:1)
- 驚きも面白みも何もない。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:7)
- 面白い試みだった。随所にはさんだ小ネタも笑えた。
ただ、中だるみが激しく中盤読むのが苦痛だった。
ネタが単純なだけに、長く続けるよりも簡潔にキレよく行ってほしかった。
- 44 1/2 (採点:7)
- 今回のダークの中ではもっとも甘さがなかった。ダークといえる作品だったと思う。
ただ、ネタばらしはもっと他にいいやり方があったのではないだろうか。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:10)
- 満点つけそうになったあぶねぇあぶねぇ、と思ったが、何が危ないのかよくわからいので満点つけておきます。パワーに押し切られた。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:1)
- 推敲をしよう。
- 51 Childhood's End (採点:7)
- 観客が、まだ見ていたいと思っている間に終了させる。
トリックショットや手品の鉄則である。大切なのは、終わってしまった、という落胆という余韻、らしい。
私もこれに同意する。
この作品にはそれに似た余韻はあったが、まだ終わっていない。勿体無い。
- 53 一つの解釈 (採点:1)
- 次ページに移るのに余韻が残るわけでもなく、なぜクリックさせるのか意味がわからない。短いページのみでまた次ページへ、となっているときは殺意すら覚えた。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:10)
- 全作品の中でもっとも採点に悩んだ作品。
作中でヒロインが悩み、誰かがそれを解決するという流れでなかったのもいい。
文章のリズムも独特で、それを書ききるだけの文章力も見事。
中盤の感情の流れがやや不鮮明だったのと、終盤の、おそらく余韻を残そうと
試みた淡白な描写はもう少しやりようもあったようにも思う。
ただ、これでよかったのかも、と思ってしまったのと、ただこのリズムで物語を続けて欲しかっただけなのか、そこが自分でもハッキリとしないので減点はしていない。
いい作品が読めた。ありがとう。らぶ
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:6)
- 推敲をもう少し重ねて欲しかった。勿体無い。
- 57 Beyond the recollection (採点:1)
- よそでやってくれ
- 58 Harmony (採点:1)
- 点数のほかには何も語れない。
- 59 受ノ心 (採点:5)
- こんぺでダークを読むたびに思うのだが、どうしてこうも優しい作品が多いのだろうか。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:8)
- タイトルは今回の全作品の中でもっとも読みたいと思わせたが、
会話文
地の文
会話文
地の文
と続くのは、マイノリティーかもしれないが、非常にテンポ悪く感じる。タイトルから独自のリズムでトントン、と行くのを期待したせいもあり、その点で減点させていただいた。
○あんだんて さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:1)
- 内容が薄い。
そもそも、これが本番にあることさえ納得ができない。行間開けがなければこれは規定である10Kbに達してすらいない。
そのくせ一文一文が短すぎて全体的に左寄り過ぎて読みづらい。文頭空けがないのもそれに拍車をかける。
時間が足りなかったのかもしれないが、無理してまで出て欲しいとは思わない。踏みとどまる勇気と言うのも必要。
- 14 いつもなかよし。 (採点:9)
- よかった。全てとはとてもいえないが、いくつか共感できるところがあった。
キャラも、北川が上手くたっている点、馬鹿と馬鹿なりに祐一が北川を認めている点等、キャラ同士でよかった点をあげるとキリがない。
ただ、初っ端と中盤で出てくる香里のラジカセ。誤字により最初のは物語に引き込むという掴みで失敗していて、テンションが下がった。二度目はそれを思い出させ、また、それによりコピペだということがわかりテンションが下がった。
その点で、減点させていただいた。
○じゅう さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:5)
- 祐一が美汐に馴れ馴れしすぎる態度をとるのがちょっとひっかかりました。
恋愛にいたる前段階なのかもしれませんが……。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:5)
- えっと、あの、その……こうまでして名前で呼ばせたい、という気持ちがわかりません。
- 04 Happiness (採点:6)
- 正しい夢オチの使い方だと思います。
章番号は凝った趣向ですが、同じ番号がダブっているのはいただけません。
- 05 初霜 (採点:6)
- すごく真面目なSSの内容でした。
秋子さんの行動の意味はすぐにわかっちゃったので、すいません。
- 06 すくみず! (採点:7)
- 楽しかったですけど、犯人の男がマヌケな自白をするところと、
トイレ用洗剤の臭いがキツいだろうと思われる場所でお菓子の匂いにつられる野犬(?)というのにリアリティがないのでこんなところです。
- 07 君への道のり (採点:9)
- 過不足無く名雪の心理描写をした佳作。さわやか。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:6)
- 歯医者ギャグのお約束「治療中」のシーンは無いんですか?
名雪やあゆとのコミカルなやりとりはいい感じでした。
無駄に秋子さんや看護士さんが強いのは日常ギャグにとって不要だったと思います。
- 09 七年の恋叶えます (採点:5)
- 無理矢理オールキャスト登場にしたせいで話がまとまりを欠いてしまっています。
秋子さんの登場は蛇足。
佐祐理、舞のとってつけたようなスキルには苦笑。
真琴は喋りすぎ(この際、キャラが違うということには目をつぶるにしても)。
終盤の祐一とあゆのラブラブはとてもよかったので
作者さんは文章が下手な人とは思えないです。
やっぱりオールキャストへのこだわりがマイナスになっていると思います。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:3)
- ヤンキーじゃあるまいし、
「死」とか「殺」とかを連呼されると逆に怖くなくなっていきます。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:5)
- 思わせぶりに憑き物筋のおじいさんが登場したわりには、
この作品の中での役割はあまりなかったのが残念なところです。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:4)
- 言葉をたくさん重ねたわりには大したことの無い内容でした。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:10)
- 完成されてますねぇ。
キャラの活かし方がとても上手く、過不足ない描写が文章をあきさせません。
面白い話と言うのはこういうのをいうのでしょう。
ありがとうございました。
- 14 いつもなかよし。 (採点:2)
- この作品を好きか嫌いかと問われたら嫌いだと答えるしかないですが、
怖いのでこれ以上のコメントは差し控えます。
- 15 君がくれたもの (採点:6)
- 栞の言いたいこともわかりますが「元・死神」って結構負のイメージがある呼び方ですよ。
お話の内容はまずまずよかったです。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:6)
- ほのぼのして可愛い話でした。
先代黄薔薇さまを思い出したのは秘密です。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:3)
- ちょっとマスターがでしゃばりすぎかな、と
(作中でもそんなことを言ってますけどね)。
オリキャラに語らせるなら、相応に魅力的なキャラであることをわからせてからにして欲しいです。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:4)
- 田中のいない爆笑問題?
小ネタがくどいです。
数行に一度の割合でふざけるので面白い面白くない以前に、早く話を進めろと思ってしまいました。
それから、後半は聞いてて楽しくない猥談でした(猥談そのものがダメというわけではなくて)。
- 19 Rainy day (採点:2)
- 幼児思考の名雪が不快でした。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:1)
- ギャグ?
- 21 ダウト (採点:3)
- 前半のコントみたいなやりとりは面白く無かったですし、
この作品にとって何の意味があったのかもわかりません。
ああ、「ダウト」がありましたっけ。それにしても贅肉が多すぎです。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:10)
- こっぱずかしい(褒め言葉)。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:4)
- あゆがほとんど全知全能の神さまみたいですね。
自分自身の過去や現在を知り尽くし、淡々と客観視して語るあゆはちょっと違う、と感じました。
タイトルのセンスは好きです。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:5)
- 未来世界の観光案内のレポーターとして栞とあゆを呼んで来た、というところでしょうか。
二人のドラマももっと見たかったですね。
とりあえず古典SF世界は懐かしかったです。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:5)
- あー、ここで終わっちゃうのか、という気持ちです。
これはこれで一つの区切りの部分ではあるのですが、
いささか足りない感じです。
- 26 大人 (採点:6)
- 何かもったいないですね。
わざわざ服毒オチなど持ってこなくても、
それまでの名雪の独白で充分に「怖い話」になっていたのに
一気にうそ臭くなってしまった気がします。
それとも、このまま本編に続くのでしょうか。
それだったら、余計に怖いですけどね。
- 27 in the BOX (採点:6)
- なんで真琴が高校生やねん、とか思いましたがそれはさておき。
この作品の見所は祐一の青くささですね。
ただの妄想かもしれないのに、それに対して大声で主張するようなそういうバカっぽさは嫌いではないです。
- 28 [メモリーリセット] (採点:6)
- なかなかに読解力を要される作品です。
上品な文章と思ったのと同時にキザな文章だなとも思いました。
- 29 白い世界を見つめて (採点:7)
- 恋人同士になった後の、祐一と栞の初々しいやりとりが微笑ましかったです。
その後いろいろありましたが、前向きに歩いている姿もよし。
リアル志向作品としてなかなかの佳作だったと思います。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:5)
- 完全に好みの問題なのですが、
妙にさめていると言うか無気力な祐一にイライラしました。
ある意味リアルな人間描写ではあるのですが、ちょっと受け付けませんでした。
- 32 春夏秋冬 (採点:7)
- 最初はつまらなそうにダラダラしている祐一に腹が立ちましたが、
最終的には頑張ろうと前向きになったのでトータルで好印象。
よいラブ話でした。
- 33 修学旅行前 (採点:5)
- 会話のテンションの高さはひしひしと感じましたが、
それが必ずしもよい方向に向かっていたわけではありませんでした。
攻撃的な性格の祐一や香里には違和感を感じます。
マンガでこのシナリオを読めばまた違った評価をするかもしれません。
- 34 Dandelion (採点:6)
- パーツごとに見てみると、いい、と感じるシーンが幾つかあるのですが、
全体を通してみると、何がやりたかったのかが見えてこないです。
ゴロンタ&ピロシキのやりとりや、Epilogueは蛇足のような気がするのですが…。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:5)
- 奇跡の力を簡単に授受されると、奇跡の価値が薄れてしまう気がします。
そのシーンを省いて考えれば、まあまあです。
それにしても、秋子さん、動じなさすぎ。
- 37 儀式 (採点:5)
- 新たな一歩を進むために…という流れは好きですけど
そのために好きな人に罪を背負わせるという手段がちょっと嫌なので
悪いですけど低めの評価をします。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:7)
- 優しい雰囲気がよかったです。
- 39 虚夢 (採点:4)
- 話の主題が見えなくて散漫な印象を受けました。
サブキャラは名雪か佐藤さんかどちらかにしぼってもよかったのではないでしょうか。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:1)
- ドラマチックな展開なしでただ不思議な現象を起こしただけでは面白くともなんともありません。
露骨過ぎる説明台詞(や、誤字)も興ざめさせる一因になっています。
また、喫茶店の店長に基本を仕込まれたというのに、客に対しタメ口をきく祐一は非常に不愉快で不可解でした。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:1)
- 猫又の自慢話を延々と聞かされても面白く無かったです。
ぴろの話のどこに『生きる』ということへの教訓があったのでしょうか。
- 42 復讐 (採点:2)
- 申し訳ないですけど、真琴シナリオを否定されたように感じたので評価は低めです。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:3)
- 長々と引っ張るネタでもなかったと思います。
- 44 1/2 (採点:6)
- 何故、という疑問は残りますが面白い試みではあります。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:8)
- 善意と悪意とを嫌味なく混ぜ合わせた良質の一人称SSだと思います。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:8)
- 美しい。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:2)
- 内容が非常に薄く感じられました。
祐一と大して交流していない(というルートでの)栞が自分のことをペラペラと喋るのには興ざめ。
KanonのBGMを章タイトルにしているのでしょうか?
とりあえず、各曲を流しながら読んでみましたが合ってませんでした。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:2)
- 読者に優しくない作品ですね。
どうでもいいところに細かい設定があるのが謎。
個々の人物は生命の宿っていない空々しいセリフばかりを喋りドラマとして全く入り込めませんでした。
ゆずるちゃんて誰。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:5)
- このテーマならば、もっと手をつなぐということについてのこだわりをもっと見せて欲しかったです。
- 51 Childhood's End (採点:9)
- 参りました。上手いです。
Kanon原作とは雰囲気の異なる世界ですが、
それ補ってあまりあるほどに美汐の一人称が素晴らしい出来です。
- 53 一つの解釈 (採点:6)
- 夢と現実の違いとは何か?
というテーマを含み、何度か展開を捻って娯楽性もある、安定して面白い話でした。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:5)
- こういう過剰に婉曲な文は苦手です。
話がどこに進んでいるのかわからなくなりますので。
演出なのでしょうが、受け入れられません。
- 55 あしたがくれば (採点:6)
- とりあえず読者(私)を不安にさせることには成功しています。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:7)
- ……この作品を愛する自分と嫌悪する自分とがいます。
二人の自分の評価の間をとってこの点数にします。
- 57 Beyond the recollection (採点:3)
- 視点変更にあまり効果がなかったように思います。
祐一Sideと佐祐理Sideとは、
ほとんど同じ描写で意外性が全くなかったのと同時に退屈でもありました。
それから祐一には奇跡は起きていないんですが、あゆの嫌がらせではないですよね?
- 58 Harmony (採点:8)
- 王道と言えばあまりにも王道な話なんですけれども、
適度に言葉遊びをしているテンポのよい文章によって、
まったく飽きさせない作品となりました。好感度高し。
- 59 受ノ心 (採点:9)
- ダーク作品の中では今回一番よかったです。
読んでいて「うわぁ」と思わせる病んだ心の描写が凄かったです。
- 61 3月9日 (採点:4)
- むむむ……。結婚式には秋子さんの親戚はほとんど出席していないかのような不自然さをまず感じます。
この作品のテーマには必要ないからなのでしょうが、
少なくとも秋子さんとそのお姉さん(祐一のママ)は仲がよいはずなので
そこらへんにも少しは触れてほしいと思いました。
あと、推敲不足なのか、少し文章が変なところや誤字が目立ちました。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:6)
- 銀河鉄道の夜をうまくKanonワールド用にアレンジした作品だと思います。
しかし、それゆえに中盤以降の展開は読者(私)の想像の域を超えない普通の話でした。
個人的には1ページ目で終わらせてしまったほうが、
いろいろと考えさせる作品になったのではないかと思うのです。
- 64 twilight-children (採点:5)
- 女の子たちが楽しくじゃれあっているシーンの雰囲気がよいと感じました。
反面、シリアスシーンは淡々としてやや面白みに欠けたように思います。
○ちると さん
- 45 彼の彼女のソネット (採点:10)
- 読者に読ませる手法は上手いと思います
○はね〜〜 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:3)
- うーん、効果を狙っているのは分かるんですが、それでも行開けを活用しすぎな気がします。半分くらいに減らすと読みやすくなると思いますので、一考してみてください。
話の方ですが、初見で「詩的」だなぁ……と思いました。詩という訳では無いですし、反復の表現も悪い訳ではありません。ただ、もう少し上手い生かし方があるような気もしますが。
内容的にはオーソドックスで小粒ながら結構纏まっていると思います。
ただ、テンポがちょっと悪い気がします。もう少し楽に読める文章なら良かったんですが、文章自体は砕けた書き方なのに、序盤・中盤での言葉の選び方や地の文の挟み方に難があるのでスイスイとは読めないんですね、悪い意味で。
相当に頑張って書いたのが分かるので、この点数はちょっと忍びないのですが……今回5回目の採点で初めて私は、基準平均点を5点から4点に1点下げましたので(全体レベルの飛躍的な向上の為です)それで採点すると3点になってしまうのです、すいません。
最後まで読み終わって「ふーん、うんうん」という読後感か「面白かった(凄かった)」か……小さいようでいて、結構大きな差です。容量をもうちょっと取って、話自体の間尺を広げて見るのもいいかもしれません。
まだまだこの作者さんは伸びると思います、今後に期待いたします。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:3)
- むぅう〜(汗)
着眼点もテンポも割とストレートで良いんですけどねぇ……うーん。時間無かったのかなぁ……。
この話、10KB丁度で書くには勿体無さ過ぎます。香里の感情吐露(ダイジェスト過ぎて、ちょっと安っぽく感じました)や北川との絡みなんかは、ちょっと拍子抜けするくらい短いですし、終盤の雪合戦……なんていうか、省略版って感じがしました。
もっと盛り上がってもいい所なのに、もったいない……。ラスト手前あたりは、台詞が一気に連続して地の文比率がガクンと落ちたりしている辺りにも、時間に追われていた感じがします。
オーソドックスな直球ストーリーは大好きですが、これは本当にど真ん中に投げただけという感じですね。せっかくコーナーワーク(香里×北川、雪合戦、名雪など)を生かす材料はあるんですから、もうちょっとその辺りの構成を考えて使っていけば良かったと思います。
キャラ描写や序盤の地の文などは良く書けていますので、構成面と文章のバランスに気を使ってみてください。頑張って下さいねー。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:2)
- ……みょん(何)
うー。うーうー。この話の作者さん、描いてるキャラが栞だと言う事とこの独特なテンポと特徴的なタイトルから、なんとなくお名前の想像が付くんですが……うぐぅ。
今回は一体どうしたんですか〜!? って書きたい気もしますが……外れてると恥ずかしいですし、外れてる事を祈りたいので別の方だと思う事にします(汗)
えーっと。特別なこだわりが無いのでしたら、間の取りは・・(中黒)ではなく、……(三点リーダー)で取るのをお奨めいたします。それから香里の人称は×私 ○あたしですのでお間違え無いよう。
それと数箇所改行ミスがみつかりましたので、別に読み辛い訳ではありませんが、推敲段階でもう少し注意しましょう(二重タイトルやった奴が、人にどうこう言う資格はありませんがー)
地の文の人称も、かなりバラバラ変わるので、三人称に統一した方がいいと思いました。
で! 内容なんですが……通常のストーリーに楽屋ネタ混ぜるのはやめましょう。ええ、主に設定とかフラグとかシナリオとか、そーゆーのです(汗)普通の話にこんなのを混ぜると、物語を作り物風に安っぽく読者に見せるだけで、良い事なんか何もありませんからー。
中盤までは正直、読んでて粗ばっかり見えてたんですが……後半部も粗が多いです(汗)
勢いを重視したいのは分かるんですが……ストーリーをもうちょっとコントロールする術を磨いた方が良いとおもいます。ちょっと引いてしまったので。
ノリや勢い、テンポを重視した話は、ともするとスピードがつきすぎて説得力というブレーキを失って断崖に突っ込みかねません(私も昔はそうでした……って今もか)
その辺りを注意なさって、頑張っていって欲しいと思います。
- 04 Happiness (採点:4)
- 何て言うのか……今回、こういうの多いですねぇ。
いえ、構成もまとまっていますしかなり斬新な内容です。キャラクター描写もムラは多少ありますがそれなりに良く出来ていると思います。特に名雪の台詞回しは一番秀逸でした。
割と早い段階で話の構造が読めてしまう(最初の67あたりで全部ピンと来ました)という難点、最後の事実が明らかになるまでのドラマチックさが薄く感じてしまった事(サッと流れてしまっているんですね……読み手の意識に爆発を起こせる場所なのに勿体無い)などもありますが……話としては悪くないと思います。
この話を作られるのは作者さん、かなり大変だったと思います。それを形にして纏めあげたのは凄い。私も月姫こんぺで似たような螺旋世界を作った事ありますから分かります。(私は確固たる意志を持って世界を閉じさせませんでしたが)
けれど。
銀河鉄道は、一本道しか残されていない時にのみ存在すべきだと……私は思うんです。そうでないと、これを幸せと言われても感性の部分でとても私には認められない。常に最善の道を選べる訳ではない『現実』に即して考えれば、そういう見方もあるのだと理性では分かっていても。
……車掌を張り倒してでも列車を止めたくなるじゃないですか。
カノンの物語は絵で例えると完成した時には綺麗な色が散りばめられています。(真琴シナリオは微妙ですが)それを黒く塗りつぶす(ダークの事です)のは、私は自分が書くのは嫌いですけど、それでも読んでいて『恐れられる・震えられる』という点でついその黒に引き込まれるように読んでしまいます。しかし……色を全て反転させた絵画は……私、正直言うと見るのもきついです。本能的嫌悪という感じです。だから私は好き嫌いという点で、この話を好きになる事が最後まで出来ませんでした。
全然私らしくなく、かつ訳のわからない感想ですいません。好みで2点点数を引きましたが、アイデアと構成は素晴らしいと思います。あくまでこの感想は『私』の感想です。そして、この感想が一般と比べて特殊だろうな……という自覚もあります。
この話を真正面から受けた私の想いを正しく受け止めて頂けましたら幸いです。
- 05 初霜 (採点:3)
- この作者さんならば、地の文をもうちょっと安定させられる気がします。ただ、平均を大きく上回って上手いとは思いますが。
内容自体も、落ち着いた雰囲気を出していると思います……が。
名雪と祐一が一緒で、どうしてあゆや真琴がいるんでしょうかっ。いえ、出すなと言ってる訳ではありませんよ。ただ、本来ならいないはずの存在がいる場合は、その理由を明示してください。そうでないと、物語から『説得力』というものが抜け落ちていってしまいますから。
細かい事のようでいて、相当に大きい事です。まだ、これを失念されている方が多いなぁ……という気がしますので。
その事はさておくとしても……んー、どうして何でしょう。秋子さんメインのストーリーだと思うんですが、それにしてはなんか。構成も考えられているんですけどねぇ……どうにも、読んでいて引き込まれないんですよ。
淡々としすぎてるのでしょうか……すいません、この辺りは感性で採点してます。
力はあります。ただ、点数はどうしてもこれ以上は採点していて上がってくれませんでした。私の意見は数ある物の一つだと思ってください。作者さんの今後に期待いたします。
- 06 すくみず! (採点:2)
- おろ〜〜〜〜!(何)
えと、丁寧に改行されていますが、文頭は基本的に一文字開けです。
さて……内容なんですが、タイトルから来るインパクトは単純ですが抜群だと思います(笑)
しかし話の起伏というか衝撃を与える一撃っていうのが話のどこにも見当たらないのは、こういうコメディ(でいいんですよね?)では厳しいなぁ……と。
制服がシャワー室から誰かに持って行かれました。見るからに変態の犯行です。そして、調べていったらやっぱり変態の犯行でした。みんなで変態叩きのめしました。めでたしめでたし。
本っ気でこれだけで終わっちゃってるんですねぇ……。
北川への誤解をもうちょっと強烈に描くべきとか、最後の犬がひきずっていきましたの推理がいかにも説明くさい上に取って付けた(上手く話に折り込めなくて作者が香里に代弁させてる感バリバリでした)感じでしらけてしまったりとか。
ヤマとオチでの加点が全くあげられないと、どうしても点数はこうなってしまいます。
さらに、キャラクターイメージですが……美汐はちょっと崩しすぎではとも思いますが、それよりも無計画にそれっぽい相手をとっ捕まえようとする香里の方が私は気になりました。
クールで頭も良い香里なら、もっと知的に行動するよなあ……と思っちゃったので。あ、名雪はこれでオッケーです(笑)
話の流れでも幾度か「ん?」と首を捻ったので……。もうちょっと推敲に力を入れるべきですね。
- 07 君への道のり (採点:9)
- 名雪が好きな人でないと、絶対に書けない話ですね。今回、奇をてらう話や物語の隙間を抜く話が多い中で、こういうストレートな話が凄く新鮮に感じる不思議なこんぺです(苦笑)
そうですね。恋愛には1等以外は存在しません。その気持ちを、走る気持ちと合わせるのは、ありがちな発送ではありますが、とても良く表現されていると思います。
名雪の一人称を選んだのもとても合っていますね。落ち着いて。それでいて最後までゆっくりと読んでいける、とても名雪の気持ちがこもった話でした。
短い、誰にでも書けそうな話ですが……決して誰にでも書けるような話ではありません。短編かくあるべしです。そして、素直な気持ちで採点すると私の点数は自ずとこうなるのでした(笑)
ただ改行は効果的に使われていますが、もうちょっと減らせそうです。ただ、これ以上減らすと容量に抵触しそうですが(苦笑)
短編のお手本のようなお話でした、良い話を読ませて頂きありがとうございます。凄い度肝を抜くような話も良いですが、こんな当たり前の。何て事の無いお話にも、上位に行って欲しいものですね。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:1)
- はぅ――ん! にゃう〜ん!! だよも――ん!!(滝涙)
えーっと。とりあえず文章作法に関してはどうこういうことはありませんです、はい。改行が多いかなという気はしますが、まあこの位なら許容範囲内かと。
あ……地の文が相当少なくて、会話に頼りすぎな感は否めませんので、もうちょっとその辺りは考慮すると良いと思います。
さて、では何故1点なのかですが……キャラが違いますぅ……ぐっすん(泣)
「歯医者なんてヤダ。行きたくない」
こんな風に、バツンと拒絶するキャラじゃないと思うんですよ、あゆも名雪も。強いてあげれば真琴がこんな感じかなぁ……くらい。
後は、変な自己つっこみ、お約束のジャムネタ、コマンドーネタ、寝ても無いのにうにゅ〜やだおーを連発する名雪、リアリティを欠く病院からの脱出、訳の分からない唐突なガンダムネタ。
……私にはもう、どれもこれもお腹一杯です(汗)はっきり言ってしまうと途中でだれてしまいましたので……。お願いですからもうちょっと場面ごとのリアリティやカノンの世界観重視してください。
が。正直言いますと私、この話読んで出来とは関係ない理由でも落ち込みました。いえ、別にそれで点数下げてるわけでは無いんですが……はぅううう、思いっきり私の話とネタ被りぃ……(読者騙しの手法を今回本格的に採用してみましたが番号私の方が後ろなんで、きっとバレバレ〜!)
いえ、すいません。作者さんのせいではありません。ただの私の愚痴でした(汗)今回の経験をバネに、頑張っていってくださいね。ではー。
- 09 七年の恋叶えます (採点:3)
- なでなで、にぱ〜。
文章自体は、とてもバランスのとれた物だと思います。栞の台詞で多少違和感を覚える所もありますが、それほど大きな物ではありません。
構成も安定していて、凄く安心して楽しんで読める作りになっています。大食い格闘なんかはつい笑ってしまいましたし。みさき先輩、なぜこんな所にっ!(笑)それと突っ込み役としてミスキャストっぽいのに、それでもついつい毎度笑ってしまう真琴最高。
あと、子供っぽい秋子さんに色々とギャップを感じてくらくら。終盤部分の台詞回しは、意味を重視するあまりキャラのらしさが少々失われてしまっているのが残念ですが、良く纏まっていました。面白かったですよ〜♪ 良い意味で『普通』というみずいろちっくラブコメちょっとシリアスストーリー。
さて。ここまで褒めといて何故に3点? という疑問があると思います。
もちろん私は作者さんがこの話でやりたかった事には気が付いています。ええ、そりゃあここまで豪快にカノンの本編無視してれば、私も流石に気がつきます。
佐祐理さんの一人称が『わたし』祐一への呼び方が『祐一君』さらに一弥が存命、木が切られていない、名雪がストーリー上ただの従姉妹というのもそうかもしれませんし、みんなちょっとずつ性格が違うのもそうなのでしょう。
……作者さん、欲張りですね〜。私はこの話というよりも、そんな欲張りな作者さんが大好きです♪
SS書きは欲張りになりましょう、私も凄く両手一杯の幸せが見たいです。
が……いくら何でも40KBにも満たない容量、しかもこんぺでやるのは無茶が過ぎますね(汗)私だったら……500KB、いえ1000KBほど欲しいです。まあ、少なくともこんぺには出しませんね、多数の人に批評される話としては全く向きませんから(汗)
私のお知りあいで『雪の降るところ』のアキさんという方の『りとふら・らすりぐ』は、こちら方面でのストーリーの完成形でしょう。
カノン原作の流れで動かせない幾つもの事象を変えるただ一つの方法は、7年より前に遡って一からストーリーを描く事。見事なまでの芸術がそこにはあります。読んでみて下さい。
採点者としてはバックボーンがほとんど書けていないのでシビアに採点致しましたが、作者さんの気持ちは私に凄く伝わりました。感想の最初の一行目は、そんな私の暖かくなった気持ちです。
こういう使い方は今回が多分初めて(笑)
カノンSSが全盛期を終え衰退の道に片足を踏み込んでいる時期に、こういうのが出てくると嬉しくなりますね。頑張って下さいっ。
※流石にこれはただの誤字でしょう(苦笑)×百貨屋 ○百花屋
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:4)
- ダークですねぇ……。
怖さという点では合格点あると思います(直前に「ひぐらしのなく頃に」をプレイしていた為、そこまで怖くはありませんでしたがー)
ただ、次々とカノンキャラが祐一を殺す(或いは祐一の前で死ぬ)のを連続で見せていく過程で、「祐一は一度に全てのキャラとある程度までの交友関係を進める事はできない」
という大前提がストーリー内で完全には昇華されていないのは残念です。
それと……やはり目新しさと言う点で損をしてます。こんな感じのダークを過去に何度か見た事があるんですね、私。最後にラスト。何て言うんでしょう、ここが一番手がかかっていないというか……あまりにあっさりしすぎている気がします。ラストで正直「あら?」と気抜けしてしまったので。
ダークの採点は難しいです。そんな訳で、感じた事をそのままに採点させて頂きました。あまり御気になさらないで頂けますと幸いです。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:6)
- 相当に上手いと思います。物語の構成力も凄いと思います。
しかし……うぉぉ、またしても変化球っ、しかももの凄い曲がり方をしております。
これだけ変化球が続くとストレートが打ちたいと思ってしまうのは私だけでしょうか(汗)
んー。どうしてなんでしょう……出来は凄く良いんですけれど……素直に楽しめませんでした。スクロールバーの残りがどの位か、読んでる時に何度も気になるというのでしょうか。
『夏嫌い』の理由とか、美汐が祐一を名で呼ぶようになった理由を肌でじんわりと感じられるような文章、そして趣き深いラストなど……評価すべき所は無数にあります。
地の文の描写力なんかは私は足もとにも及びませんし。
……すいませんっ、話にどうしても乗れないという理由で2点ほど引かせて頂きました。せめて、という事で下に思い当たる理由をちょっと書き抜いて見ましたのでご覧下さい。でも乗れない理由はこれだけじゃないと思うんですけどね……すいません、上手く説明できなくて。
まず最初に……憑物筋のオリジナルキャラが、話の中であまり強く表現されていないんですね。私はオリキャラには2つの使い方が有効だと思ってます。即ち
「話の中心の中に据えてしっかりと描く」か「完全なチョイ役に徹させる」のどちらか。
しかしこの話ではどちらとも言えない極めて中途半端な役どころのため……悪い意味で変に浮いて見えるんですね。もうちょっと上手い見せ方があった気がします。
次に、式関連の説明ですが……長すぎますし、説明文そのままなのは如何かと(汗)読者は説明文を読みたい訳ではありませんから、作中には『説明』を必要最小限に留めるべきです。他にも説明くさい文章が多々ありましたから。
それこそカノンの真琴シナリオを例に取ると、妖孤に関することをただ羅列してだーっと説明するのではなく、祐一が天野に尋ね、それを天野の口から話すという形式を取っています。
こうする事で『説明文』が『描写』へと昇華され、話にぐぐっとのめりこめるようになる訳です。
説明にならないような方法は色々とありますので考えてみてください。
ただ必要最低限説明すべき事は説明しなければいけないので、説明文=悪というわけではないあたり難しいところです。何事もバランスですかね〜(バランスの悪い物ばっかり書いてる私が言うなよ)
文章力は非常に高いと思います。それこそオリジナルにすぐ転用できそうな位に。この感想が作者さんをさらなる高みへと向かわせる手助けになれば幸いです。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:10)
- うわー、これは凄い。序盤は地に全く足のついていない文章というか、空を飛んでいるような文章です。そして、読んでいて私も一緒になって空飛んでいきました(笑)
これぞまさに、余計な事考えないで笑って楽しんで読める話の典型というか……こーゆーの私、もう大好きです。アイラブユー(やめぃ!)
>それは号泣であった。まさしく男泣きであった。嗚呼!
嗚呼じゃないって(笑)スクール水着、やっぱりそれはあゆや栞のような薄い娘にこそっ!(黙れ)
さて。では私も感想人として、はっちゃけるのはここまで。ちょっとクールで、それでいてちゃんとした感想を書きますか。
……正直、前半部との落差もあって途中から読んでて涙が止まりませんでした。
全身に震えが走ったまま、周囲から雑音が消えうせました。これほど引き付けられる話で面白くないはずがありません。
全ての物に意味があります。全ての台詞に意味があります。人称の変化や、句点一つにさえも。
当然全てのシーンに意味があるでしょう。が、全部書くと確実に感想の限度をオーバーするので、最初から簡易版で書きます。
ただ今一つだけ。作者さんは……キャンバスにこれからどんな絵を書こうと思いますか? 私は、正直カノンの二次創作のネタ枯渇に絶望気味でした。白いキャンバスを前に戸惑っていました。
……でもこのお話を読んで。今ならまた、4年前の昔のように……とはいきませんが、それでも。
書けるような気がします。
残りは全部掲示板で。なお開かれなかったらお百度参りして呪いますので、開いてくださいねー。
でも容量限度一杯で、これだけ独自のストーリーを展開できる人なんてそうはいないと思いますけどー。成のお師匠様(第一予想)かそれとも夜羽さん(第二)か。
いずれにせよ私には永遠に無理ですなー(泣)
似た感じの変化球話が多数ある中で、これだけは速度もコースも圧倒的に群を抜いています。好き嫌いは分かれそうですけど(苦笑)でも。
色々な思いを込めて、この話に私は1位を取ってもらいたいです。
素晴らしいお話でした。10点では到底足りない10点です、気分は80点くらい。アマチュアとして在野でこんな所にいるのが勿体無くて仕方がありません、一秒でも早くプロになってくださいっ。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:7)
- 書き出しではちょっとテンポが悪かったものの……ちょっと先に進むだけで、そんな違和感は吹っ飛びました。あいかわらずな真琴の浅はかさというかが、良い感じです(笑)
物陰から保育所……うーん、それはちょっとやばいですねぇ。ちなみに私の実家の横は幼稚園なんで私の部屋の窓からは幼稚園児達の楽しく遊ぶ姿が部屋から見られるんですよ〜♪
……って、なな、なんですかその目はっ! そ、そそそ、そんな趣味は私にはっ!
げふん! えーっと、話を感想に戻しましょう。
所長さんのキャラがとても良く立っていたり、空飛ぶ猫なんていう突飛なタイトルから派生するミステリー(ん?)の流れがスムーズだったりと、とても安心して読めます。
まあ、名雪の思考の流れだけはかなり突飛なんで把握するのに手間取りましたが(ここだけは二読目で把握しました)それでもこの高いレベルで纏まった書き方は流石です。
……あー、しかし祐一よ男が猫の代わりやっても可愛くないぞ……というか、名雪もするなっての(苦笑)
キャラクターのらしさは完璧ですし、内容も秀逸ですから正直何も考えずに高得点入れたいんですけれど……。この話最大にして唯一の欠点は、シーンとシーンの間を繋ぐのがどうにも上手くいってない事です。時間軸がいきなり飛んだり、場所がいきなり飛んだりする為に
「え? え? なに?」
と混乱する事多数。ミステリーの為にも、するする読めない工夫なのかなとも思いますが……やはりまずは「読みやすさ」ありきだと思います。
ミステリー以外の美汐関係のストーリーの部分でもちょっと粗というか……端的に言うと、話を理解し辛いんですね、話そのものは凄くいいのに推敲不足なのでしょうか。
そんな訳で。採点者としてはもの凄くもの凄く不本意な7点です! 本気で全部感想書くと、容量限度をオーバーしますので残りは掲示板にお伺い致しますー。
- 14 いつもなかよし。 (採点:1)
- み〜〜〜〜〜〜〜〜!!(泣)
……いや、あのですね。いくら何でも、これは無いんじゃないでしょうかっ!
はっきり言いますと、たとえどんなに出来が良くても普段だったら私は最初の10行読んで、何もかも見なかった事にしてページを閉じますよっ!(汗)
一まで読んだ辺りで
「もーやだ。勘弁して。三読どころか一読でもきついよー!」
と泣き言を漏らしたり。
栞の芝居も、出来のいい物とは思えません。
説得力が無い訳ではありませんが……こういう栞は見ていて嫌です。
二次創作が趣味である事を考えると厳しい意見かもしれませんが
『読者にあまりに強い嫌悪を抱かれる所からスタートする話』は、例えそれにどんな強い意味があろうと、出来がどんなに良かろうと最後まで読まれること無く放り投げられやすいので、そこを出発点にするのはあまり感心致しません。少なくとも、万人向けではないと思います。
……というか、物語の三分の一はずーっと私、嫌悪感抱きっぱなしでしたよぉ……ぐっすん。
そして北川の夢。強引に繋げたような事故。
これが栞の気持ちや直前の行動に多少でも同調できれば、全然見え方は違ってくるんでしょうが……これじゃあ「人災だよ、こんなの」という感情しか出ませんでした。
しまいには祐一が香里に怒鳴りだすあたり……もう、許して下さい。メインの登場人物全員に嫌悪を抱いて、どうしたら話が冷静に読めるでしょうか……はぅー、ぐっすん(泣)
香里の最後の台詞の裏返しは、まあ良いですが。
しかし、内容的にラストが『こんなすれ違いから香里は今だに目がさめません、でも多分何とかなるでしょう、まる』
……これでは読後感も最悪です(泣)この話は私の中での採点基準を無視し、ただ純粋に私の感情のみに従って点数を付けさせて頂きました。
言葉が少々乱暴になってしまい申し訳ございません。私の感想で気分を害されましたなら謝りたいと思います。……ですが、これが私の本心だと言う事を分かって頂けましたら幸いです。
- 15 君がくれたもの (採点:10)
- オリキャラで良い話を書く条件、その1つに私は「話の中で中心に据えて描く」があると思っておりますが……浩太くんはまさに、その成功例ですね。
浩太くん、相当に良いキャラに仕上がっています。この『死神が人に恋する』というストーリーと浩太くん、最高にマッチしております。銀のお皿と雪だるまの見せ方は効きましたー。
あゆを天使、浩太くんを死神。……その両方から勇気を貰った栞です。きっと、強く生きていけるでしょう。生も死も、栞と一緒ですから。
さらにもう1つの使い方「チョイ役として出す」用法で看護婦の青葉さん、山下先生など。小さく、それでいてちゃんとした1つの人格が綺麗に描かれています。オリキャラの使い方が本当に上手い。
そして栞のキャラが! 香里のキャラが!! 祐一のキャラが!! 200%違和感なし、もうイメージそのままで読めます! これは、私が採点で最重視している項目の1つですが……もう嬉しくて仕方がありません。栞滅茶苦茶に可愛いですっ、もう萌えまくり(笑)
んで花を選ぶ祐一最高です。かわいいですね、なんかこーゆーのw
ストーリー的には、決して広がりの大きい物ではありません。しかし……読めてよかった。本当に良かった。ずっと私の記憶に残る、暖かいお話でした。ん、点数? そんなもん(ぉ)当然10点です。
ただ勿体無いのは浩太くん。話をあと5KB増やしてでもいいから、浩太君をもうちょっと全面に出しても良かったです。飛び降りまでが短い。その分減点してなお10点ですが。
うーん、スタンダードな話は今回1本もTOP10に入れないかもしれませんね(苦笑)正直異色な物に良い物が凄く多いです。世代・時代が変わったのかもしれません。
※誤字チェック〜 ×見守ってくれる人にである ○人にであう
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:10)
- 話自体は結構深刻で、笑ったらいけない気がするのですけれど……それでもつい大爆笑してしまったのは何故なのでしょうか(笑)
そうですね、まさに数年後の美坂チームはこんな感じかと。キャラ描写は完璧の一言です。キャラの点数は文句無く満点。私がキャラで太鼓判押せる作品に出会うのは実は結構珍しいです(笑)
何度でも繰り返して読めるような実にテンポの良い話でした。もう、楽しすぎ。
太字は賛否両論あるかもしれませんが、私は使いどころをしっかり弁えた使い方が出来ていると思います。最初の太字で大爆笑したあたりを考えると、良いセンスしてます作者さん。
……で。とりあえずこの話を一言で評すならば。
「祐一はばかすぎる」
以上でしょうかね(早っ!)ラーメン屋とは……いや、もう周囲憚らず大爆笑でした。……でも、祐一ならやりかねないかもな、と思わせるあたりは作者さんの妙ですね。
>「だって……だって………なんだもん………うーーもう一杯」
こういう酔っ払った名雪の台詞一つとっても、良いセンスしてます。本当に。
しかし、祐一の飲み方をして酒を覚えたての大学生とは……いやまさにその通り。昔の自分を見ているようでした(ぉ)
というか、ジャンルこれ何ですか? シリアス……おお、嘘くさい。でもギャグかというと……そうでもない。ほのぼの……にしては深刻だ。まあダークでは無いですが(笑)
なるほど、ジャンル表記が空欄の理由が分かった気がします。
あまり勢いがつきすぎると、ふとシリアスモードになった時にキャラの描写が疎かになったりしやすいのですが……後半部も実に良くコントロールされています。まさにプロのハンドリング。
最後の手前辺りで、ちょっと女性陣側のマスターが出ばりすぎな感はありますがね、あの半分は香里に語らせてた方が流れ的にもストーリーのシンメトリー構造的にも良かったのじゃないかと思います。
それでは、私も北川や香里にならってこの辺りで。素晴らしい話をありがとうございます。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:10)
- タイトルから作者さんが想像できるのは、私の気のせいでしょうか(苦笑)
まあ、ズンだったらそれはZUNと変換されて『神ですか!』という話になるのですがー(謎)
まずはこのミスターチキン北川がどのように告白できるのか、生暖かい目でプロローグから見つめる準備が出来ました……って、もうくっついてるしー!(笑)
とりあえず祐一と名雪の仲は「カップルとバカップルの境界」くらいに留めておくくらいが奥ゆかしいと思いますが………って、ダミーかよっ!
あーっと、でまあそろそろストーリーが進行……妹ー!?(汗)あー、でもお兄ちゃんって響きはその……はぅ何考えてる私はー!!
……こーんな感じで、何度読んでいて吹き出した事やら。息継ぎをどこでやれといいますか、ポルノの曲じゃあるまいしっ! この後半の地の文抜き展開は絶対に狙ってやってるでしょうし。
まあ、長く語るとどこまでも長く語れますし、そうでないならそれこそ何も書く事無い気もしますので、この場では以上とします。
……点数……これに10点で本当に良いのか自問自答すること多数。
やっぱり10点になるんですねぇ、これが……というか10点にしかなりませんでしたー。このバントでホームランするような、あなたにしか書けない凄い話を読ませて頂きありがとうございました、Ryo-Tさん(爆)
というか私の話の前後あたりで10点乱舞ってどーゆーんですか、これ……(泣)
>股間に〜
エ・ロ・す・ぎ・ま・す
>女子高生のスカートの丈
だ・か・ら・エ・ロ・す・ぎ・ま・す
- 19 Rainy day (採点:1)
- ぽっぽっぽ〜(鳩?)
えーと。まず、基本的に文頭は一文字開けです。後は改行を変な風に多用しすぎです、この半分にまでは減らせると思います。
後は……こーゆー、人称を場面ごとに変えるブギーポップ形式はあんまりお奨めいたしません。大成功すれば出来は飛躍的に上昇しますが、これは……かーなーり失敗してるように見えます(汗)
それと会話文の後ろには通常、句点を付けません。
○「うぐぅ、ボクあゆ……」×「うぐぅ、ボクあゆ……。」
次に地の文もかなり不足気味……ああ、こーゆー指摘をするのが今回久しぶりです。
で……イミヤマオチがありませんねぇ……(汗)
す、すいません。何か褒めたいんですが……面白いところが何もありません。秋子さんの台詞は説明くささバリバリだし、舞や佐祐理さんの所はこれといって意味を感じないですし。
全体レベルの飛躍的な向上のせいで、1点以外なおさら付けられなくなってしまいました(汗)悪い意味で短い話になってしまっています。
えと。さ、最初はみんなこんな物です。頑張って下さいねー。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:1)
- ………………は、はわ〜(棒読み)
こ、ここってカノンのこんぺ場ですよね?
このストーリーをどうやって評価したらいいんでしょうかっ。も、最早カノンなのか何なのか理解不能状態です。褒めるところ……な、何を褒めたら良いんだろう(汗)
文章の書き方は良く出来てますけど、もうこれ全然カノンじゃないですし……(汗)何かのクロスオーバー? ん? もしかして武装錬金? で、でもそれはこんぺ規約で禁止ですし……はぅー。
これも可能性……とは、まあ強引に言えなくも無いですが……何て言うんでしょう。流石に無茶じゃないかと。すいません、全く好みに合わなかったので点数はこうなってしまいました。
えーっと。あ、あまりお気になさらないで下さいね、あはは(汗)
- 21 ダウト (採点:5)
- はね〜〜ちゃん、電波届いた?(ちょっとだけ)
いやー、もの凄い前フリでした。何の意味も無い事に気が付くまで、しばし時間がかかったり(笑)
とりあえず、一部の人にしか通じないネタをガスガス入れるのはあまり感心しませんので、やめた方がいいと思いますです。私も半分近く分かりませんでしたし。
でストーリーの流れなんですが……はっきり言うと強引なんですね。ノリがいいのと強引なストーリーとは、似てるようでいて実は全然違います。
ただ一点、読者の多数がついてこれるか、ついてこれないかという事においてですが。で、私はというと、もの凄くついて行くのに苦労しました。
キャラ描写もちょっと壊れ気味で無茶がある気がします。キャラの性格を壊すのは、はっきり言って超玄人向きなので、初心者の方はやめた方が無難です(私は怖くてやった事ありませんし)
で……ちょっと肝試しのトンネルの部分は怖かったんですが……タイトルの『ダウト』の意味は何かなぁー、と考えていたんですが。
やられました。まさか、この話そのものがダウトだったとは。
最後の一行だけが、この話を表していますよね。
即ち、前フリどころか全部ただの嘘。構成が色々粗かったんで、高得点は付かないだろうと思ってたんですが……この最初で最後の一発は私の心に結構来ましたよ。
物語の基本構成と、キャラ描写と、後は「これってどうなんだろ」的な感情での減点をした上での点数です。ただ、誰一人としてやらなかった斬新な試みでしょうね。
その勇気をこそ評したいと思います。上位に行くのは難しいと思いますけどねー(苦笑)ではー。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:5)
- 悪くは無いです。悪くは無いんですが……良くも無いです(汗)
んんー、似たような酒飲み北川×香里の話なんかには10点いれてる私ですが……これは、どうにもノリが悪くて、そしてあんまりラブコメにも見えないのですよ。中途半端な感じです。
台詞が続きすぎるのも、テンポやノリを良くするのではなく、むしろ悪くしてしまっている感じです。基本的に台詞のみで会話をしばらく続けるのはあまり良い事とは言えず、使いこなすにはかなり高度な技量が必要なので。こう言っては何ですが、失敗してる気がしました。
ラブコメは、嬉し恥ずかしなドキドキ感やワクワク感、あとは『なにぃ〜!』というようなオトシなんかを私は大事にして書きますが、普通に流れていってしまってるんですね。
ただ黙々と読んで、終わってしまいました。普通のお話ではあるんですが……。花火を打ち上げようとしてるのは分かるんですけど、それが全部不発に終わってしまっている感じです。酔っ払った香里なんかは、何故かこの話ではちょっと引いちゃいましたし。
淡々としている地の文が、ちょっとマイナスに作用してしまいましたかね。
ただ、栞の出し方と北川のラストの台詞は良かったです。それで1点プラスした位に。もうちょっと頑張れそうですので、リメイクをしてみてください。ではではー。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:6)
- カウボーイビバップをなんか思い出しました。フェイと栞は全然違いますがー。
しかし今回は本当に普通のSSが少ないなぁ……と思いつつ。
あゆと栞が被験者云々とかナノマシン治療とかに関してですが、相当真剣に書かれてるのは分かるんですが、ちょっと世界のバックボーン粗いです。
それから世界の説明ですが。割と後半あたりから良くなって来ていますが(ダーナを狂言回しにして説明させるのは結構上手い手法ですから)世界が大体どうなっているのか、後は筆頭株主システムがどうかとか、世界を語るのを単純な説明じゃなくて、少しづつ景色なり会話なりで読者にも分からせて行く、そういう書き方に全体をすべきかと。
かなり高いレベルの話をしておりますが、こういう話で勝負をかけにくる以上、読者もそういう目で見て来るくらいの覚悟がなければいけません。
間違いなく、もっと書き込めるでしょうから。この作者さんならば。
次に、香里の顔を思い出せず……という栞の下り。
凄く重要なところでしょう、ここはっ! この書き方では早いです。もっと間を取るか、台詞をもっと考えるか。ぜひ再検討していただきたいです、ここの描写。
それとあゆと栞の再会。ここも流してしまうのは勿体無いです。回想なんかも絡めて書くと、話に深みやコクが出てくるでしょうから(ラーメンじゃないですよ)
……とまあ、先に欠点から書きましたが、千年たっても変わらないあゆや栞のキャラ描写は凄くよくかけていますし、戸惑いながらもその環境に順応しようとする栞やあゆの様子は、見ていて頑張れと応援したくなる位にしっかり表現されています。
それから舞台が31世紀ともなると、それこそ何でもかんでも好き勝手やれそうな気配ですが、そんな中で好き勝手やらずに説得力を持たせて描いているのは感心しました。
それから針の上の天使。こういう絡め方は想像しませんでした。いいじゃないですか、中々に面白いですよこの表現。難解すぎて理解できる読者さん少ないかもしれませんけれど、私は気にいりました、このタイトルとこの表現は。
ただ天使云々を聞いた事が無い人にはこのラストは滑りそうなんで、ちょっと人をかなり選ぶストーリーになってしまっているかな……とも思います。
手前で色々と失速してしまっているのは残念ですが、こういう従来とは全然違ったアプローチでこういうのを書けるんだと、結構感心しました。
……こーゆーの書ける人、私の身近でお一人だけ知ってますけどね(微笑)
- 25 ぼくを尊敬して (採点:1)
- ……あぅーっ(汗)
どーにも。好みを語らせて貰うならば……オリキャラで私が一番嫌いな話です、こーゆーの。主人公がナルシストチックというか、自分酔いが激しすぎるというか(汗)
オリキャラが全く好きになれませんでした。というか、拒否反応バリバリに(汗)
オリキャラストーリーで最も重要なのは話の中での重要度をしっかり見据えて描く……だけだと思ってたんですが、なるほど……。全然読者が共感できないオリキャラは、話を読む気力を根こそぎ奪い取るんだなぁ……と強く実感です(滝汗)
あー。一言で切り捨てるとこんな感じですか。
「……この男、さいっていっ! そんけーなんかできるかー!!」(By 真琴)
カノンの言うならば『恋愛的』にファンタジーな色彩の部分に、妙に汚い感じのリアルな黒(純粋な黒でなく濁った黒)を付け加えられても……ごめんなさい、私には嫌悪感しか出てきませんでした。
それと、作中で挿入されている数多くの歌やシンガー。すいません、何一つわかりません(汗)クラシックと昔のポップスしか付いていけない人間なんで……。
文章力的には1点にはならない作品なんですが。(地の文、文章構成などは結構考えられていますから。0から始まる恋愛ストーリーとしては、この容量で書ききろうというのは無茶ですが)
すいません、とても好みに合わなかったので1点とさせて頂きます。
…………あ。後一つだけ。佐祐理さんの人称が「私」の理由はどうしてですか? 佐祐理さんシナリオのラストを考えると、変化の理由を話にしっかり書かなかったのは問題な気がしますです。ではー。
- 26 大人 (採点:1)
- ピンプルパンプル……にゃう……(変身失敗)
な、ななななな、何ですかこれわっ!(NOT誤字)なんていうのか、普通の流れのストーリーの最後の部分を切り取って、香里を殺したようにしか見えるんですが……。
それは私の気のせいでしょうかっ(汗)
なんていうか……これは流石になしでしょう。それまでの所でも名雪の描写とかで色々と気になるところがあったんですが、なんかラストを読んで思っていた感想が全部吹っ飛んでしまいました。
……むろん悪い意味でですが(汗)すいません、これはちょっと1点以外は無理です……。
あー、しかし名雪ファンはこれ見て怒りそうだなぁ……。作者さんは、数多くの感想を参考にこれからの創作に生かしていって欲しいと思います。……強く生きてくださいねー(汗)
- 27 in the BOX (採点:8)
- タイトルはシンプルですが、それでいて良く話を表現できていると思います。
ストーリーの背景がいい加減な話ってSSでは多いですが……これは、その事にしっかり目を向けて説得力を大事にして描いていますね。
いやー、これはドアが開いたら世界が滅んでるかな、とか思ってたら速攻で栞に見透かされましたが。そして真琴のトイレネタは、この話で一番楽しい部分でしたー。
随分しりとりの言葉が苦しいなと思ったら、最後の祐一の台詞で納得です。そりゃあポーチだって飛んでくるでしょう。むしろ尿が飛んでこなくて良かったなって感じで(笑)
さて。この世界って不思議な世界ですよね。真琴と栞が同時に存在している世界。それはシナリオ上どちらか片方しか選べないと言う事もそうですが、全く接点の無い二人ですから。
だから、こんな世界が存在しえているのはそれだけで不思議なこと。けど、その中で5人が楽しく生活しているならば、その世界は間違いなく幸福な世界でしょう。
……しっかし、あゆを溺愛するあゆファンにとってはきつい話ですねぇ……(苦笑)いえ、無論その通りですし否定する気はしませんが。祐一は最高に男らしい、主人公らしい答えを返してくれました。
君望じゃあるまいし、やっぱり祐一は決める所では格好よくないとっ。
ただむしろ、あゆがこういう真似をするかなぁ、という疑問はあります。あゆは、祐一と祐一が好きな人の幸福を望むでしょうからね。
なお祐一はどっちと一緒になるんでしょう。どっちもは不可ですよ、重婚ですからね(苦笑)
元々構築が苦しい世界ではありますが、それをこういう形で強引ではありますが成立させた話の運びと作者さんの気持ちは良く伝わりました。まさに秀作であったと思います。良い話でしたー。
※最後に一つだけ作者さんに質問です。この箱はなんでしょうか? なおエレベーターです、なんて回答はいりません(苦笑)
- 28 [メモリーリセット] (採点:6)
- 恐らく短編(10〜20KB)では、一番健闘した作品ではないかと思います。
白い白いお話。何もかもが真っ白の状態で。白い雪の降る中で帰って来る香里。
モノクロのようなお話とか、セピア色のようなお話とか、そういう表現があると思いますが。この話は純粋な白。その悲しいまでの綺麗な白の雰囲気が、とても良く合っていると思います。
まさに雰囲気を感じる、そんな不思議な感覚を覚える話でした。
オリジナルキャラが話の中で生かしきれなかったのと、話自体の書き込みが若干薄い為に意味が分かり辛くなっている(多分、私は半分くらいしかこの話を理解できていないでしょう)のが、勿体無いなあ……と感じているのが残念です。長さ的には短い話だからこそ、この白い雰囲気が描けているというのもまた事実なのですが……んー、難しいですね。これだからこそ短編は難しい。
思うがままな訳の分からない感想ですいません。ただ、確実に読後何かが残るお話でした。
- 32 春夏秋冬 (採点:1)
なんだろな〜。ポチッとな♪(大爆発)
うが―――!! 祐一がヘタレすぎー!
これは無いでしょ……酷です。あんまりです。しかも、問題の解決もあまりにあっさり。
こういう恋愛ストーリーは押したり引いたりが重要……なんて、どこかで聞いて気がしますが、これではあまりにあっさり解決しすぎです。
何て言うんでしょう、私も似たようなテーマで今回出展してますけれど、本編であれだけの辛い出来事を乗り越えた二人がですよ、こんなあっさりと離れるというのは納得行かない訳で。しかも、その上でよりを戻すのもあっさりなんてのは、私には最早全く認められませ――ん!
あまりに作者に都合の良すぎる話なんですよ、展開も祐一のキャラも。作者がキャラをマリオネットのように動かしているようではダメなんです! もっと生き生きとしていないと!(泣)
大体あゆの性格を考えると無理に背伸びしようとして失敗する、位が関の山だと思いますよ。こんな半年かそこらで、年相応かそれ以上に女の子らしくなる……とはあんまり思えませんです(汗)
……えと、大変僭越ではありますが今回凄く似たテーマで私も話を展開させてますので、良かったらそれを参考にしてみてください。……うぐぅ、なんか凄く悲しい……(泣)
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:2)
- ど、どうなのカナ? どうなのカナ?(2回言うな)
いやーネタしてなら面白いと思いますよ、小ネタこんぺだったら8点くらい入れたかも(汗)
でもSSとしては、これは……。だって後半部丸々電波ですもの。
一発ネタをこれだけの長さで見せるのは、相当きついと思います。出だしとラストの輝き、そして作者さんの勇気は買いますが……こんぺで出すにはやばいでしょう(汗)
すいません、点数どうするか迷ったんですが、結局下の方で合わせました。なお、2点じゃなかったら8点です(苦笑)作者さんの勇気をこそ評したいと思います。
私の感想は数ある物の一つとお考え下さい。ではでは。
- 44 1/2 (採点:8)
- ダークですねぇ……。いや、最初のジャンル記載でダークの三文字を読み落としていた分、より最後が鮮烈に来ました。
正直、栞の事を過去にして代償に名雪と付き合う祐一と聞いて
「あぅ……いや、こーゆーのはちょっと……」
と思ってたんですが……いやいや。1/2というタイトルが凄く秀逸です。そして、不可思議な書き方の一人称がずーっと気になっていたんですが、そのカラクリは想像以上にきつい物でした。
そうですね。だから『相沢祐一』なんでしょう。妙に祐一にしては地の文の一部が知的ですから、不思議に思ってたんですが……この話はずーっと香里の一人称。
この書き方は怖くて、そして凄く上手いです。
2つの世界が本当は1つでしかありえないと分かった時、この世界はどうなるのでしょう。さらに2つに分裂しようとするのか、それとも世界そのものが収縮に耐え切れず崩壊するのか。
……たぶん崩壊するんでしょうね、間違いなく。
ただ一つの疑問というか、減点の理由は
「この壊れた名雪を、秋子さんはどーしてるの?」という事です。秋子さんならば放置する訳がありませんから。香里の両親はさておき。
ここを昇華して欲しかった。世界の中の大きな綻びですから。しかし、この正気と狂気の境界のような世界は読んでてかなり面白く怖かったです。
- 51 Childhood's End (採点:1)
- うぐぅ。うぐぅっ! うぐぅ〜!!(泣)
私は基本的に感想ではあまりこーゆー事を書かないですし、書きたくも無いのですが……これはちょっと指摘させて頂きます。カノンのキャラ名を借りただけの話です。
以下相当きつい事書いてますので、ご不快になられましたら読み飛ばされるのをお勧めいたします。
……まず第一に、美汐と祐一が一緒になる話の場合、私は最低限『真琴の事をどのように互いが思っているのか』というのは必要最低限無いと論外だと思っています。
真琴シナリオであんな結婚式してるんですから、何もかも忘れたかのようにくっつかれても、湧くのは嫌悪感だけです。
次に……祐一や美汐が、カノンのキャラのそれである必要が全くありません。名前変えればそれだけで何の違和感もなく通用してしまうのは、どうなんでしょうか? しかもオリキャラの波多野君は、妙にキャラが立ってますしー。オリジナルならば相当に出来がいい辺り、悲しくなってきます(泣)
で、最後に。
完結してませんっ! これは完結していませんよー!!
以前のこんぺでも書きましたが最近のカノンSS界では、本気で起承転だけ書いて結だけ書かないっていうのが流行ってるんでしょうかっ!(泣)
……とりあえず、穴が開くほど投稿規約を読んでから来てください。地の文の描写力だけならば私よりもある方だと思いますが……点数は迷わず1点です。あああ……この描写力が勿体無い……(泣)
- 58 Harmony (採点:1)
- ぽんぽこたぬきさん(何)
……えーと。あの。ほ、褒めるところどこか無いかな……うぐぅ。文章作法も粗が多く、台詞も地の文も練りこみが足りなくて、そもそも内容自体が電波っぽい(電波だとまでは言いませんが……寧ろ、電波な位突き抜けてさえいないという感じです)上に最後は強引にバツンと終わる締め方。
ご、ごめんなさい。採点の際に三読するというのが私の基本スタンスなんですが、1回読みきるのさえ辛かったくらいなので……端的に言うと、全然面白くなかったんです(汗)
文章の構成やストーリーで『何を書きたいのか?』という事を常に念頭において書くことをお奨めいたします。構成も主題もボケてる気がしましたので。頑張って下さい〜。
○ふうがみこと さん
- 07 君への道のり (採点:4)
- 一行目が上手く活かされていない気がします。
そこから予想できる範囲内でしか話が進まないのなら、表現や構成などで興味を惹かねばならないと思うのですが。
スタンダードな作品にはスタンダードなりの工夫がいると思いますよ。そうすれば王道と呼ばれると思います。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:1)
- 最後まで読んでません。
狙ってやったのかと思いましたが、それでも読めませんでした。
○まてつや さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:5)
- いつも3個用意しておいたところが憎いですね、このやろー。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:3)
- わたしおいてけぼり、おいてけぼり。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:3)
- 設定だからしょうがない。
- 05 初霜 (採点:6)
- みんなでセーター着てる絵が浮かんであったかそうでした。
- 06 すくみず! (採点:4)
- 水着の上にバスタオルつけて行動しては駄目だったんでしょうか?
- 07 君への道のり (採点:5)
- 終盤に改行が大きすぎるかな、とすこし思いました。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:5)
- >「ホントなら…俺がついててやり…たかったんですけど」
>「仕方がありません。お米屋さん、ものすごく安かったんですもの
わけわからん(笑
- 09 七年の恋叶えます (採点:7)
- 登場人物がみんなちょっとバカでいいなぁ、オチはとてもよかったと思います。べりぐーです。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:8)
- 凄まじいまでの文章力に脱帽です。
わかっていても真琴のシーンは良かったー。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:9)
- いい作品でした。言うことありません。
いや、本当にケチをつけるところとかさっぱりありません。
いい作品でした、本当に。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:10)
- ああ、タイトルセンスからして素敵過ぎます。
今回のこんぺで1,2を争うくらいに気に入りました。
こういうこというのもおこがましいかもしれませんけど、完敗だと感じました。
良かったですわ。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:8)
- 祐一の最初の最後の語りがかっこいいな。ぴろかっこいい。
それだけでなく真琴も美汐にも何かある話でしたが新鮮な感を受けました。
- 14 いつもなかよし。 (採点:2)
- ぎっしりでちょっと読みにくかったです。
- 15 君がくれたもの (採点:9)
- 最初、えらい字がつまってて読みにくいと思ったんですがいつの間にかさらさらと読めてました。
とてもよかったと思います。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:7)
- ラブラブパワーにやられました。
オチも実は予想してませんでした。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:8)
- 親に関する語りの辺りはひどく納得してしまいました。
結婚。夢だったり人生の墓場だったりとよく聞くお話ですがこれのみのテーマで書かれるのはかなり冒険だったんじゃないかと思います。とてもよかったです。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:8)
- これだけの容量でありながらそれを感じさせないくらいに軽快に読めるノリとテンポで楽しめました。
- 19 Rainy day (採点:2)
- ごめんなさい。あんまりおもしろくなかったです。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:6)
- すげー。想像力が豊か過ぎる。
スピード感があったのか、この容量でも苦もなく読めました。
- 21 ダウト (採点:1)
- ごめんなさい。意図が全く分かりませんでした。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:7)
- 文化祭での出来事で互いにこう思っていたっていうところはなかなかいいと思いました。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:10)
- タイトル段階ではピンと来なかったんですが、ああ、そういえばあゆは左利きだったなぁとすぐに思い出しました。
今まで読んだ天野ものの中ではかなり前向きになる天野を自然に受け入れられました。よかったです。じんとしました。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:7)
- 栞が一人じゃなくて良かったー、あゆがいてくれて。
この世界の設定やら描写やらはえらい想像力凄いと思うんですけど、これで終わられると物足りないというか。せっかくのでかい世界、容量関係なくもっといろいろな話を作って欲しいと感じました。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:6)
- もうひと波乱欲しかったです。
- 26 大人 (採点:5)
- わー。なんというかもったいない。
最後、ダークにしなくてもキレイな方向でも話はまとめられた気がするんですがどっちがよかったのか。
- 27 in the BOX (採点:8)
- 小便小娘は笑った。
押入れのお話おもしろかったです。
- 28 [メモリーリセット] (採点:2)
- 途中まで雰囲気好きだったんだけど、よくわからなかったので。
- 29 白い世界を見つめて (採点:3)
- 最後でがくーっと。ううう。
- 30 北の空に手を振った (採点:5)
- ちょろちょろ伏線はってあるんですね、なるほど。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:5)
- 肝心の名雪と結ばれるシーンがないですよ。名雪ENDなのに。
さておき。
最後に秋子さんと祐一が話すシーン、僕は成長して秋子さんに似た(らしい)名雪が秋子さんの振りをして(髪型変えて)本心を聞き出しているとか予想してたんですがハズレてしまいました、ううう。
- 32 春夏秋冬 (採点:5)
- 一人の女性としてあゆは成長しているというあたりの描写は良かったと思います。
- 33 修学旅行前 (採点:3)
- ううーん、微妙でした。
でも、締めの1行は好き。
- 34 Dandelion (採点:6)
- 独特の文章が好きです。
ずんずんの序盤とか。
>ふぁっく
真琴の心内文の方がはしたない。
>美汐、ニヤリと笑う
ううーん。なんかお話的にニヤリ笑いはちがくない?
締めがあんまり好みと合いませんでした。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:6)
- 言いたいことは伝わりましたし納得もしてるはずなんですけど。
なんでか、もやっとした不満感が消えませんでした。こんな点ですいません、許して。
- 36 天使のささやき (採点:5)
- 栞の姉宛の遺書はちと違和感。
さておき、最初の遺書で姉のことがないと言ったときの香里にはえらいドキドキしました。凍えるようなセリフにえらい黒い展開を想像してしまいました。
- 37 儀式 (採点:5)
- この祐一ははたして7年前だか8年前だかのことを思い出すのがいいのか思い出さないのがいいのかという風に何故か自分の中で思えてぐるぐるしてしまいました。
こんな評価ですいません。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:6)
- 意外な線で話がつながっていく点では面白かったです。
- 39 虚夢 (採点:2)
- うむむ。参考といわれても僕にはわからないのですが。
これは、ダークなのでしょうか?
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:4)
- ???
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:10)
- うおぅ。まさにぐいぐいと。
途中はホントに長い話だなおいとか思ってたんですが(それでも8点はあげようと思ってた)
真琴の頭の上に乗ってた理由で、すげーうまいなぁと(9点以上確定)
で、サイフのネタでああもう、ノックアウトさ10点もってけ。
男物サイフである点もちゃんとフォローしてますし、もう、言うことないっす。
尻上がりにぐいぐいやられました。
ああ、もう。すげーおもしろかった!
- 42 復讐 (採点:4)
- あれ。秋子さんも名雪も結構堂々と狐のこと知ってるよ!?
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:9)
- すげぇバカだ。すげぇ笑った。いやホント楽しかったです。ありがとう!
- 44 1/2 (採点:7)
- 2回目を読んだらなかなかにおもしろかったです。なるほどなるほどって感じで。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:7)
- おもしろくて、好きな部類の話なんですが美坂家の事情は結局どうなってしまうのかすげー気になりました。続きぷりーづ。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:6)
- あー……ねえ?(便利語)
最初の勢いは良かったんだけど、もうひとやまふたやまあればさらに面白くなったと思います。多分。
- 47 ミコバイト (採点:6)
- タイトルのイメージに反して、なかなかの考察談義でござあました。
ジャンル表記がよくわかりませんが。
タイトルは失敗だと思うのです。他にいいタイトルないでしょうか。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:2)
- タイトルはおもしろかっこいいっすね。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:3)
- ごめんなさい、よくわかんなかった。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:5)
- 普通にいい話でした。
- 51 Childhood's End (採点:4)
- オリキャラに注意が書いてあったのは良かったと思う。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:5)
- メスを入れるというところは良かったと思いました。
- 53 一つの解釈 (採点:6)
- オチはいいと思いました、ぐーです。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:3)
- >彼女には意味がわからなかっただろう
わたしにも意味がわかりませんでした。教えてください。
- 55 あしたがくれば (採点:5)
- なんか、北川くんのガラ悪いような。
にしても食べてばっかりですなあゆとのデート(笑)
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:10)
- すごい好きです。この作品。
北川と栞の組み合わせの中では一番良かったな。
軽快な会話のテンポとかすごくいい。
最後あっさりしすぎてるような感を受けたところだけ個人的に残念だったかな。
ともあれ、このこんぺのなかで一番のお気に入り。
- 57 Beyond the recollection (採点:3)
- なんか微妙に幸せそうじゃない感じが。
- 58 Harmony (採点:3)
- 地の文で「ボク」と「僕」と違う表現が出てきていて意味ありげに見えたのですが実はよくわからなかったです。ううう。
- 59 受ノ心 (採点:6)
- ふつーにダークでした。香里がどこまでも救われないなぁ。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:6)
- 子どもを育てるのには確かにお金がかかるさ。
さておき。
こんな関係なのかぁ。
- 61 3月9日 (採点:5)
- 秋子さんの再婚話。
いい話なのだけど、なんか物足りませんでした。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:5)
- どうして香里は病院で死にそうだったんでしょうか?
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:4)
- ううーむ?
告白してきた子は可愛かったねー。
うさうさ。
- 64 twilight-children (採点:6)
- なんかこの4人のほのぼの感よかったですねぇ。
○りょと さん
- 06 すくみず! (採点:3)
- うーん。なんというかーなんというかー。
悪くはないんですが、ダラダラしすぎてた気がします。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:2)
- ホラーっつーか、すげえ陳腐なダークに見えました。
ラストが物凄く普通なところに収まってしまったのも残念。もう少し何かあると期待してたのですが。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:6)
- あんたはいい加減タイトルから一発でバレるということに懲りろ。
あんたはいい加減一文目から一発でバレるということに懲りろ。
あんたはいい加減作中に『ブルマ』という単語を入れることに懲りろ。
あんたはいい加減実体験をそのままSSにすることに懲りろ。
って、最後のは初めてか――。
さて、作品としては、いつもの勢いがなかった気がします。けれど、相変わらずムッチリしてて、結構胃凭れしそうだなぁとか。
妹さんは 少し 萌えました。
ごめんなさい。嘘つきました。すげえ萌えました。紙コップいえーい。
つか、竹はなんか一つテーマ決めて書いた方が巧いっぽいような気が致します。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:10)
- お見事! ぐがぁ、もうコレ一位。これが一位じゃなかったら俺、泣くw
て、ぐらい好きでした。会話も地の文も物語の展開も構成ですら、全てが軽快でリズムよく。
そして、栞が出てきたところとか、普通なら絶対ダレそうなのにそれもなくて、もうなんというかステキ。ステキ。もう一つステキ。
実に理想的な北×香SSを見せて頂きました。ありがとう。心の底から、ありがとう。私、もうこれ以外に10点つけたくありませんw
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:7)
- あたま弱いっすね!(←イイ笑顔)
とりあえず、私はどちらかと言えばぶかぶかぱじゃまという衣装に究極の萌えを感じる漢ですので、ぶるまぁとかいうものに何ゆえ皆さんがそこまで愛を注いでおられるのか理解できませんが、非常に楽しく読ませていただきました。
てか、こうスパッツの方がムッチリしてえろいと思うの。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:9)
- 文章は相変わらず巧い上にテンポ溢れてます。完成度も高いですし、敢えて何かを進言する必要はないと思います。てか、進言できねえよ。
けれど、一つ言うならなんか足りないっす。その何かは、ぜんぜんわからないけれど。
最初、一瞬ツノっぽいかなぁ、とおもいつつ、けどやっぱバレバレなあなたを愛してる。
- 61 3月9日 (採点:5)
- 個人的にこういった普通な話に下手にオリキャラを出してしまうのは安易かと思います。
それこそ、名雪と秋子一点に絞って書いたほうが断然面白くなったかと。
にしても、割とありがちですけどね。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:6)
- ピシッとか情景描写でうまい具合にやってくれたら、ずっと好きになってたやも知れません。ちと、安っぽく見えました。
あと、ラストが一番ふつーなところに落ちてしまってちょっと残念。すごく好みな雰囲気だっただけに余計に。
○カビコ さん
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:8)
- >銀眼の魔術師(シルバーアイズ・ウィザード)「……」
>黒き風の魔王(サタン・オブ・ザ・ブラックウインド)「……」
>紅の死神(デス・クリムゾン)「……」
>紅の死神(デス・クリムゾン)「俺をその名前で呼ぶなーっ!」
笑わせていただきました。
本番にもこういった作品が提出されるとは、思ってもみなかったので。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:10)
- 君は駈け行く緑の路を
秋の陽射しが ブ ル マ を染める
このことは決してノスタルジーにおいて語られるべき事柄でないことを、
我々は今、革命的に認識せねばなりません。
秋の陽射しに映える、紺色のブルマと白色の半ズボンこそ、青春の偉大なる一ページと申せましょう。
偏ったフェミニズムのもと押し進められている男女揃いのハーフパンツ化運動を、
我々は断固たる決意を持って打ち砕かねばなりません。
昨今大きな問題として浮上してきている学力崩壊、
あるいは学級崩壊といった現象も、この悪しき平等主義の招いた結果として説明できるのです。
○コンタミン さん
- 04 Happiness (採点:10)
- 好みの作品でした。
少しずつ広がる綻び、違和感、そして崩壊。
突然挿入される伏線も見事に物語を盛り上げていました。
同じ場面が繰り返されるシーンでは、ゼンマイを巻く幻聴が聴こえそうなほどの臨場感があったと思います。
今回のダーク作品の中では、文句なしのNo.1だったと思います。
え、ダークじゃない?
またまた。
- 06 すくみず! (採点:4)
- 犬が持ってったってのは、いくら何でも……
それならば、それなりの伏線を張ってもらいたかったです。
最近、野犬が敷地内に入り込んでいたという情報を示すとか、名雪がお菓子を携帯していることを明言させるとか……
言ってませんでしたが、実はお菓子を持っていました。
それは反則ですよ。
それと、タイトルにもなっているスクール水着が事件に全然絡んでこなかったのも残念。
キーアイテムだとばかり思っていたのですが。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:7)
- 猫さんにまでなってしまった祐一と、名雪のその後が気になる……
どうなったんでしょう?
- 15 君がくれたもの (採点:9)
- 好きなお話です。
死神・浩太のキャラクターが非常に魅力的に書かれていると思いました。
一次創作として読んでも遜色ないくらい、物語も綺麗にまとまっています。
浩太が自殺未遂をした時の香里が少し冷静すぎるかな、という違和感はありましたが……
心温まる名作をありがとうございました。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:9)
- 一見、ちょっと重めのラブコメという印象があったのですが、実はかなり高度なことをしてるなあと思いました。
この物語では二つの場面が並行して進行していますが、両方の場面に共通するキーワードが出現すると同時に場面を切り替えるという手法がとられています。
これによってお互いのストーリー展開で描かれていなかった部分を補完しあい、混乱させること無く二つのストーリーを進行できています。
ドラマなどではよく目にする手法なので、シナリオを勉強している人が書いているのかも……と思いました。
ストーリーは予定通り、予想通りのハッピーエンドでしたが、それでいいと思います。
これで大どんでん返し。二人は別れちゃいました。なんてやってたら許しません。
ええ、許しませんとも。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:10)
- ああ、ラブコメだ。
どこに出しても恥ずかしくない、もとい、どこに出しても恥ずかしい、正真正銘のラブコメ魂を見せていただきました。
もう難しいことは抜きにして、顔から火が出るような甘々トークと延々と繰り広げられるおバカなコントを腹の底から堪能するのが礼儀ってモノでしょう。
この四人のラブコメは大好物ですので、今回のこんぺでは一番楽しめた作品となりました。
おなかいっぱいです。ごちそうさま。
- 21 ダウト (採点:1)
- とりあえず、書いたものをもう一度読み返してみることをお勧めします。
話のつながりが明らかにおかしい、ということがお分かりいただけるかと思います。
ですが、ホラー部分の洞窟に入る箇所から幽霊が出現するところまでは臨場感があってよかったと思います。
今回、レベルの高い作品がいくつも出てきています。
それらを参考、目標にして、これからも頑張って下さい。
- 26 大人 (採点:4)
- 作品の大半が名雪の心理描写で、最後にサクッと人殺しして終わり、というのはどうかと。
登場人物の心の中だけで話を作るのではなく、もっと現実の動きを、事件を、ドラマを見せてください。
- 27 in the BOX (採点:7)
- ありがちなテーマだとは思いますが、魅力的に書けていると思いました。
一昔前のSF短編を読んでいるような気分になり、楽しかったです。
最後、祐一は自分たちを閉じ込めた「誰か」に気づいて脱出に成功しますが、そこに至るまでの経緯が分かりづらかったと思います。
結局、祐一はなぜ「誰か」の存在に気づいたのか。
「誰か」の目的にどうして気づいたのか。
そのあたりの明確な描写も欲しかったな、と思いました。
- 39 虚夢 (採点:3)
- 正直なところ、よくわからなかったです。
真琴シナリオ後の栞が、その生を終えるまでの物語、だとは思うのですが……
オリキャラの佐藤さんが何のために登場したのか分からない、
冒頭の名雪の一人称が何のためにあるのか分からない、
舞と佐祐理が何のために登場したのか分からない……
ひょっとしたら全員の生存を確認させるためにチョイ役で出したのかもしれませんが、登場人物が増えればそれだけストーリーは複雑になります。
あまり重要でない登場人物は削る、という勇気も必要です。
そして最大の謎。
どうしてこれがダークなのか分からない……
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:8)
- 発想がユニークで面白いストーリー展開だったと思います。
ただ、やはりあのシーンだけはちょっと。全体から見ても明らかに浮いてしまっていました。
そもそも、無関係の子供を惨殺しておきながら、のほほんと暮らしている主人公というのが、受け付けなかったです。
ちょっと一家惨殺しちゃったけど、まあ昔の話だから。
この畜生がっ。
あのシーン、今まさに家族を惨殺しようとする直前で男が目を覚まして自決、という流れにはできなかったのでしょうか。
猟奇シーンを演出するためだけに惨殺を行ったように見えて、残念でした。
- 44 1/2 (採点:8)
- 面白かったです。
下級生による伏線も見事にはまっていましたね。
思わず、どこか破綻している箇所はないかと意地悪く読み直してしまいました。
ただ、真相解明のシーンを少し名雪に喋らせすぎかな、という気はしました。
そこだけ名雪の台詞がやたらと説明的だったのが目立ちましたので。
全体的に見て素晴らしかったと思います。恐怖短編モノとして、楽しく読めました。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:6)
- 同じギャグで出展した者として、感想をつけないわけにはいきません。
読み終わって感じたことは、
ああ、この人は本当にブルマが好きなんだなあ……
という一点のみです。
よほどのブルマ好きでなければ、あんなブルマ論なんて書けません。あまつさえ名前を出して発表するなんて、とてもできません。絶対死にたくなります。
自作で下ネタを連発していた私ですが、さすがにここまで堕ち……ゲフッ、ゲフンッ、見事なブルマSSを読んだのは初めてでした。
楽しいギャグSSをありがとうございました。
ここまで書いて、一つ気になったことがあります。
このSSって、「ギャグ」でジャンル表記してないんですね。
いえいえ、私は立派なギャグSSだったと思っていますよ。
でも……ひょっとして……まさか、本気で……
これ、ギャグSSなんですよね?
ねえってば。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:10)
- 今回のこんぺで、個人的にNo.1の作品でした。
言葉の選択、冒頭のフラッシュバックの演出、そして何よりも名雪の心情が痛いぐらいに伝わってくる描写が、全作品の中でも群を抜いていたと思います。
また直接描かれているわけではありませんが、作者様はこの作品の裏にもう1本のSSを隠しています。物語中に情報の断片を小出しにすることでそのもう一つの物語――栞の死をきっかけにした名雪、祐一、香里の三角関係の顛末――を浮き彫りにするという手法に強い感銘を受けました。お見事でした。
実は私、前回のこんぺである作品の感想に「名雪が立ち直れずに苦しんでいる作品ばかりでつらい」というようなことを書いたのですが、この作品に出会えて少し考えが変わりました。
新しい恋を見つけて前に歩きはじめた名雪を見るのも、やはりつらいのです。
「昔の自分が今の自分を見たらどう思うか」
私にとってはこの一言が、非常に重い一言に感じられました。
最後になりましたが、
I-tsuwari gokko
偽り、ごっこ
わたしは、つわり、ごっこ
タイトルに隠された二重の意味に脱帽です。
すばらしい作品をありがとうございました。
- 53 一つの解釈 (採点:5)
- 夢の中でだけ、永遠に続く現実。それはそれでハッピーエンドなのかもしれません。
ですがこの夢も、世界も、現実のものでない限りいつかは崩壊する時が来るのでしょう。
そのときにこそ、本当に「ダーク」な物語が始まる予感がします。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:9)
- 読んでいる途中から「ああ、間違いなくこれは10位以内に入るな」と確信した作品です。
それほどに文章、構成に全く隙がありませんでした。
欲を言わせていただければ、前半のクライマックスである坂道疾走のシーンが非常に臨場感やスピード感に優れていたため、後半最大のクライマックスである墓前のシーンで物足りなさを感じてしまいました。
墓前のシーンは物語全体のクライマックスにもなりますので、何かもう一つ印象的な要素が欲しかったな、と思いました。
- 59 受ノ心 (採点:7)
- 徹底的なキャラ壊しを嫌う人もいるでしょうが、この作品、私は好きです。
本当に怖いのは死者でも妖怪でもなく、生きた人間です。
純粋さとは裏を返せば狂気そのもの、という怖さが良く出ていたと思います。
オチなのですが、祐一がなんとなく幸せになってしまっているのが少し残念でした。
最後に読者を絶望のどん底に叩き落すような、衝撃的な結末が欲しかったです。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:2)
- なんて言いますか……
描写がくどすぎて何言ってるのか全然分かりません。
この程度で頭が混乱するバカは読まなくていいよ、と言われてる気がしました。
タイトルも同様なのでそういう演出なのかもしれませんが、少しでいいですから読む人の事も考えて欲しかったです。
○α・アルフライラ さん
- 06 すくみず! (採点:2)
- 主旨が良く判らないというか…
タイトルからして、スク水で奮闘する三人がポイントだったのでしょうか。
だとしたら、状況に無理がありすぎる上、中途半端に推理モノめいた要素が入っており、しかもその要素が陳腐というか、マイナスにしかなっていない印象を受けます。
オチも弱い(と言うより拍子抜け)ですし、文章もいまひとつ。どうにも高得点はつけられませんでした。済みません。
スク水で展開するドタバタ劇を描くのであれば、もっとはっちゃけた設定で、ギャグやコメディとして明るく描いた方が良かったのではないでしょうか――まあ、好みの問題だとは思いますが。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:8)
- 文章が独特で多少読みづらいところも散見されましたが、総じて楽しめました。
と言うより笑わせてもらいました。素直に面白かった。
ギャグのセンスは多少人を選ぶかもしれませんが、私はこういうノリ、好みです。
読みづらい点は……テンポを重視する余り、説明不足に陥っていることが多々ある点、でしょうか? 済みません、また読み返して分析してみます(笑
特にこれといったストーリーがあるではなく、ただ会話やシチュエーションが面白いという、センスがなければ書けない作品だと思います。欲を言えば風呂から上がった後、もうワンシーン突っ込んだ会話が欲しかった。折角の「パジャマパーティ」が中途で終わってしまってますので。
しかしタイトルといい内容といい、ある作者さんを思い浮かべてしまうのですが……どうだろう。もしそうだとしたら全く迷彩掛けてませんね(笑
違ったら、ごめんなさい。
○雨音 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:4)
- うーん、何の変哲もないお話でした(汗
全体的に、すごくまったりとしてますし……。
あぁ、でも。嫌なまったりさではなかったと思います。
とぼけた感じの祐一の一人称は、悪くなかったです。
まぁ、とはいえ。やはり少し描写不足感はありました……。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:4)
- うん、ほのぼのしてますねぇ。
というより、ほのぼのし過ぎ?(苦笑
雪合戦のシーンとか、平凡な日常がることの幸せ……という話なのでしょうが、
流石にちょっと平凡すぎるのでは、と思いました。
もうちょっと大げさに、もっと馬鹿馬鹿しい雰囲気があっても良かったかなぁ、と……。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:6)
- 結局、なんで名前を呼ばなきゃいけなかったのか、それが分かんないです(ぉ
いや、でも面白かったですけどね♪
個人的には、もっと照れまくる香里が見てみたかったです〜。
- 04 Happiness (採点:6)
- なんだか同じようなネタをもう何作か読んでいるような気が……(ぉ
いや、まぁそれはともかく。
67の部分は結構良かったと思います。
一番の見せ場が、ちゃんと見せ場らしくなっていましたから(なんか変な言葉だ)
しかし、それ以外は……。
ちょっと手抜きなんじゃないのかな?って邪推してしまう部分もあって、残念でした。
- 05 初霜 (採点:6)
- てっきり秋子さんとのラブロマなのかと思ったら……。
っていうか、祐一はあきらかにそっちに転がってるようにみえたのですが、違ったのでしょうか?
そのくせ、名雪とはラブラブだし……。
もしかして親子丼狙ってる……?(ぉ
- 06 すくみず! (採点:2)
- すくみず、全然出番ない……(汗
いや、これは絶対、普通に萌えギャグSSにしたほうが良かったと思います。
こんな無理矢理ミステリ調にしなくたって、すくみずは単独でも戦えますから(笑
また、ミステリにするんなら、もっと伏線を用意して欲しかったです。
なんか、行き当たりばったりな気が……。
- 07 君への道のり (採点:6)
- 良いですねぇ。
ただ、全力で走っていくと決めた名雪がカッコいいです♪
ここまで思われてるのに、祐一は何をしてるんだ……ってくらいに(ぉ
ラストのセリフとか、何か報われて無いなぁ(苦笑
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:2)
- 「うるさい、黙れ」とか「知るか」とか……祐一、冷たすぎ(笑
ん〜、でも、笑えたのはその部分だけでした。
もうちょっと色々ネタを仕込んでおいて欲しかったです。
- 09 七年の恋叶えます (採点:3)
- これだけの為にこんな長々と……(汗
なんだか、単純に栞の暴走ギャグSSにした方が、
良かったのではないかと思えてきてしまいました。
っていうか、名雪は……?(ぉ
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:3)
- これは、ホラーというよりは、むしろギャグに近いのでは……?(ぉ
いや、冗談ではなく、それくらい読み手オイテケポリで、馬鹿馬鹿しいお話でした。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:7)
- 憑物筋という面白い設定を引っ張り出してきたわりには、
ずいぶんとノーマルな展開でしたね……。
あっさりと祐一の説得に納得してしまう美汐に、
別にそんな設定必要なかったんじゃないか……と思ってしまいました(苦笑
あと、ちょっと展開に無理がありすぎかも。
駅の老人が憑物筋であると祐一が思った根拠が、さっぱり分かりませんでした。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:8)
- うん、すごく温かいお話でした♪
中盤、視点が短く切り替わる部分では少し首を傾げていたのですが、
ラストのまいのシーンはすごく良かったです。
ハッピーエンド至上主義者としては、読んでいて一番嬉しいお話でした♪
- 13 空飛ぶ猫 (採点:10)
- なんというか……上手い、というしかない気がします(ぉ
地の文も面白いですし、キャラもいい感じですし、構成も上手いですし。
このサイズなのに、読んでいて途中で飽きることがありませんでした。
ただ、多少、「空飛ぶ猫」というタイトルが前半部分にしか生きていなかった事が不満でした。
ラストで回収して欲しかったような気が……。
しかし、それでも、モロに好みな作品でした♪
- 14 いつもなかよし。 (採点:4)
- あ……あれ? 香里目覚めないんですか?(滝汗
なんか、結構さらーっと書いてますけど、これって滅茶苦茶酷い話な気がします。
栞の勝手な思い込みで香里を事故にあわせて、
見舞いに来た連中は何か楽しげにしてて、しかも全部オマエが悪いとさえ言われて、
最終的に結局目覚めずに終わる……。
ジャンルとしては、ダークに近い気が……(汗
なんか、結局何がしたかったのか、さっぱり分かりませんでした。
- 15 君がくれたもの (採点:8)
- 人の心をもった死神……なんだかすごく切ない話になると思っていたのですが、
ラストはハッピーで気持ちのいい終わり方で良かったです。
あぁ、でも、ちょっとあっさりしすぎていたかなぁ、と。
中盤まででかなり期待が高まっていたので、ちょっと拍子抜け感がありました。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:5)
- なんであゆがヒロインだと、こんな色気のない話ばっかりになるんでしょうねぇ?(苦笑
個人的にはもう少しラブラブなシーンがあった方が良かったです。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:5)
- 結婚について思い悩む……っていうのは分かるのですが、
前半のノリがノリだけに、なんだか微妙に馬鹿馬鹿しく思えてしまいました(汗
祐一側の話はそんなに必要だったのか、ちょっと疑問に感じます。
ラーメン屋で告白、とかそういうのは抜きにしても、問題はなかったような気が……。
あと、太文字の使い場所が微妙……(汗
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:9)
- いやぁ、読んでる間ずっと、笑いっぱなしでした♪
センス良すぎ、っていうか、色々トンじゃってますねぇ(誉め言葉
色々突っ込みたいところもあったのですが、
そんなのどうでも良くなるくらい面白かったです。
- 19 Rainy day (採点:3)
- お話の構成自体は、シンプルで良いと思いました。
でも、やっぱりちょっと淡白すぎかなぁ……と。
雨の日の、それぞれの心情は伝わってきたのですが、少し描写が弱かったように思います。
読み終わって、物足りなさを感じてしまいました。
あと、閉じ括弧の前に句点は要りません。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:1)
- えーっと。とりあえず……。
どーしようもなく苦手なタイプのお話でした(汗
- 21 ダウト (採点:6)
- え? それだけですか?(汗
いや、てっきり何か決着をつけてくれるのかと思っていたので、
ラスト部分はちょっと拍子抜けしました。
ホラー部分は結構気に入っていたのですが……。
あと、もう少し読点を使ってください。
読みにくかったです〜。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:6)
- うーん、もっと北川君の葛藤が見たかったです。
前半部ではなんだか冷めてる印象でしたし、
後半でも栞の説得にあっさりと納得しすぎな気がしました。
酔っ払って壊れてる香里は、良かったですけどね〜(笑
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:6)
- 美汐的にはあゆが助からない方が幸せなのでは……(笑
いやまぁ、それはともかく。
色々矛盾が発生するお話で、本編と重ならなかったのはちょっと残念でした。
個人的にはあゆと美汐のコンビは良かったんですけどね。
なかなか賭けに乗らない美汐がなんとも……(笑
- 24 針の上に天使は何人? (採点:10)
- なんというか……読んでいてため息の出てくる作品でした。
その理由の半分は、この作品の出来の良さに。
残りの半分は……そんな作品と一緒に評価される事になった自分に。
なんだか、泣きたい気分です(ぉ
いや、まぁそれはともかく。
素晴らしい出来でした。
文句なし。10点満点です♪
- 25 ぼくを尊敬して (採点:5)
- 雰囲気はすごく良いです。
軽い、というか薄っぺらい主人公が徐々に変わっていくのも良かったです。
でも……これだけではちょっと(汗
何らかの決着を付けるなり、佐祐理さん視点をいれるなりしないと、
KANONのコンペ作品として、評価しにくかったです……。
- 26 大人 (採点:7)
- うーん……恐ろしいです。
序盤、ダークなのか?と首を傾げるほど穏やかな会話が続いていただけに、
ラストで見事にひっくり返されました。
全て計画的だったのか……と(汗
名雪の祐一への思いが上手く書かれていて、とても純粋で、
だからこそ、そのギャップが上手く効いているなぁと思いました。
- 28 [メモリーリセット] (採点:7)
- ラスト前の栞のシーンがあっさり風味だったのが、ちょっと残念でした。
会話はなくて正解っぽいですが、香里の心理描写はもうちょっと欲しかったです。
でも、まぁ、全体的には綺麗に纏まっていたと思います♪
……ちょっと分かりにくいところはありましたけどね(苦笑
- 29 白い世界を見つめて (採点:6)
- わざわざ一度助かった栞を死なせた理由が良く分からない……(汗
栞の気持ちも祐一の気持ちも香里の気持ちも、あんまり出ていなかったので。
スパンの長いお話だけに、一つ一つのシーンが短く、飛び飛びになってしまっていて、
その点がちょっと残念でした。
- 30 北の空に手を振った (採点:7)
- 短いですし、描写不足感はありますけど、
優しいお話で、個人的にとても良かったと思います。
仲村医師のキャラクターも、大人になった祐一、という感じでしたが、悪くはなかったです。
前述したとおり、色々足りていない感じがあって、それが大きな問題でしたが、
個人的趣味でこの点数を付けてみました♪
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:6)
- 別に+7年である必要はなかったような気が……(ぉ
この話なら、高校三年の状態で十分でしょう。
+7年なら7年なりの、もっと大人なキャラが見てみたかったです。
あと、閉じ括弧の前に句点は必要ありません。
ついでに、素直に三点リーダーを使ってください。
- 32 春夏秋冬 (採点:5)
- 祐一の抱えている問題は伝わってきたのですが……。
でも、なんだか微妙に物足りなさを感じてしまいました。
ラストがちょっとあっさりし過ぎたのかも……?
- 33 修学旅行前 (採点:4)
- ほのぼの……確かに、ほのぼのですねぇ……。
でも、いくらなんでもほのぼのし過ぎかと……(滝汗
せめて笑いどころくらいは欲しかったです。
- 34 Dandelion (採点:8)
- ゴロンタ……マリみて?(ぉ
いや、まぁそれはともかく。
真琴、可愛いなぁ♪
ちょっと(だいぶ?)キャラの変わってる美汐も良かったです。
マヂでストーカーじゃないか……(笑
ピロとゴロの部分はちょっと首を傾げてしまいましたが、アクセントにはなってたと思います。
文章もしっかりしていて、面白かったです♪
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:9)
- 秋子さん、ラブラブ過ぎ(笑
いやぁ、二人の掛け合いがすごく良かったです♪
なんかもう、それだけで十分満足なくらいに♪(ぉ
……まぁ、そんなわけなので、車のシーンで終わっていても良かったのではないかなぁと。
別にそこから先がダメって意味ではなく、それまたシンプルで良かったかも、と。
まぁ、贅沢な問題です(苦笑
気持ちよく読めた作品でした♪
- 36 天使のささやき (採点:5)
- ちょっと展開があっさりすぎかも……?
せめて栞の手紙の隠し場所はもう少し凝って欲しかったです。
- 37 儀式 (採点:5)
- 北川×名雪というカップリングは、なんだかちょっと微妙だ……(ぉ
いや、まぁそれはともかく。
ちょっとあっさりしすぎでしょうか。
何で名雪がそんなに北川くんの事を好きだったのか、ちょっと分からなかったです。
あと、ラストは必要なかったのではないかなぁと。
儀式のところで終わらせてしまった方が、綺麗だったと思います。
香里の告白なんて、蛇足が入っちゃってますし……。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:7)
- 康弘老人のキャラクターが少し弱かったのがツライです。
過去に何があったのか、のシーンがあっさりと語られてしまっていて、
康弘老人の葛藤が伝わってこず、猫に手紙を持たせて……っていうのが、
なんだか微妙に馬鹿馬鹿しく思えてしまいました。
康弘老人の語りがあっても良かったのではないかなぁ、と。
- 39 虚夢 (採点:5)
- 「佐藤さん」が「栞」といばらの森に行っちゃダメェーーー!!(笑
いやまぁ、それはともかく。
なんというか……こういう救いの無い話はちょっと。
結局、何がどういう話だったのか分かりませんでしたし。
個人的に、悪くは無いんだけど好きになる要素も無い、という……、
かなり微妙な作品でした(汗
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:5)
- うーん。こういう説明を一切排除したお話ってのも嫌いじゃないですが……、
いくらなんでも「Side-B」は酷すぎると思います(滝汗
説明しないにも程がある、と……。
あと、脱字が多すぎです。
元の文章が良かっただけに、妙に気になりました。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:2)
- 肩が凝りました。
読んでいる間、ずっと首を傾げていたので……(ぉ
ごめんなさい。コメントのしようがありません。
ノリについていけませんでした。
- 42 復讐 (採点:4)
- この手の話は過去にも多く書かれているので、その点、ちょっとキツかったですね。
どこが特別悪いって所はないのですが……ちょっと普通すぎかと(ぉ
バックストーリーとして、何らかの特別な解釈があるわけでもなく、
伏線となるような大きなイベントもなく、
いまいち目新しさを感じられませんでした。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:9)
- く、くだらねぇ……(笑
こんなネタがコンペで読めるとは思いませんでした。
作者さんのセンス、素敵過ぎます♪(笑
気持ちよく、爆笑させていただきました♪
- 44 1/2 (採点:4)
- なるほど……そぉきましたか。
こういうのも、なかなか面白かったです。
でも、香里まで壊れちゃってるのはちょっと残念だったかなぁと。
これじゃあ、なんで香里がこんな事をやっているのか、さっぱり分からないです。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:4)
- いきなりやってきて、親がいるのにヤるっていうのはどうなんだろうなぁ(苦笑
いや、まぁそれはともかく。
なんだか、総集編を見ているような気分でした。
香里の心がコロコロ変わってて……。
展開にもう少し纏まりをもたせて欲しかったです。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:7)
- なんてお馬鹿なお話なんだ……(笑
途中、無視される祐一と北川がかなりイタくてちょっと引いたのですが、
それ以外は結構面白かったです。
こういうどーしようもない馬鹿話もコンペの醍醐味ですねぇ♪(笑
- 47 ミコバイト (採点:8)
- ジャンルが「トンデモ」なんて書かれていたから、どんな話かと思ったら……。
なるほど確かに、これは「トンデモ」な話ですね(苦笑
内容自体は、結構面白かったと思います。
人の心や、忘れるということの解釈は、個人的に好みでした。
ただ、ちょっとその説明に偏りすぎ……かも?
まだまだ容量が余っていたんですから、もっと無駄な会話を入れても良かったのではないかと思います。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:2)
- 行を空ける基準がワカラナイ……(汗
読みやすさを意識してなのかもしれませんが、
基準が明確じゃないと逆に読みづらいですから。
あと、確かに感嘆符の後は1マス空けるものですが、閉じ括弧の前には必要ありません。
小説を……それもできる限り一般的な小説を読みませう(涙
内容に関しては……ごめんなさい。何がなんだかさっぱりわかりませんでした。
いったい何がどうなって、結局何が書きたかったんでしょうか???
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:3)
- ここまでKANONっぽさを排除しちゃうと、どーしようもないですねぇ(汗
文章的にはもちろん、全く問題ないレベルなのですが、
ちょっと堅っ苦し過ぎるかなぁと思いました。
もう少し軽く書いてくれていたほうが気持ちよく読めたのでは、と思います。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:6)
- うん、幸せですねぇ♪(謎
ネタ的には弱いですが、文章がすごくしっかりとしていて、
読んでいてツマラナイと思うようなことはありませんでした。
ただ、何故美汐が手を繋がなかったのか、とか、もっと美汐の描写を入れて欲しかったです。
- 51 Childhood's End (採点:3)
- そこで切っちゃうのか……(滝汗
ここからが一番の問題だと思うのですが……?
ホントーに何の救いもない話でした。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:2)
- KANONのSSコンペ出展作品じゃなかったら、
きっとKANONのSSだと思わなかっただろうなぁ……(汗
もっと説明を。
書き手が思っている以上に、読み手は情報を必要としています。
- 53 一つの解釈 (採点:5)
- 『マヤウルのおくりもの』……(苦笑
いや、まぁそれはともかく。
一つの解釈……というほど解釈が徹底されていなかったのが残念でした。
夢と現実の境界の命題は多々ありますが、それだけに今ひとつ弱く感じられました。
構成をもう少し変えて欲しかったように思います。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:8)
- 雰囲気勝負な作品でしたが……それが上手くいってると思いました。
物悲しいんですけど、決して絶望ではない雰囲気が、とても綺麗でした。
こういう淡白な文章は自分には書けないので、憧れてしまいます。
- 55 あしたがくれば (採点:5)
- あ、味気ないなぁ……。
最初から最後まで陰鬱とした雰囲気があって、読んでいて妙に疲れました。
なんだか切ないお話で、そういう意味では、
上手く雰囲気を出してると言えるんでしょうけど……。
ところで、「筒井筒」って幼馴染って意味なのですねぇ。
全然知りませんでした……って、なんでここだけこんな常用ではない単語に?
素直に幼馴染って書いちゃダメだったのか……?(汗
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:8)
- こういう、楽しく読める作品って好きです♪
北川君とちょっと壊れた栞の掛け合いが……(笑
真剣なところはちゃんと真剣に書いていましたし、気持ちよく読めました。
ただ、北川君と香里とを重ねるのはちょっと無理があるなぁと。
北川君の場合、妹とは結局一度も会ってないわけですから。
そこまで思い入れる、その理由がよく分かんなかったです。
- 57 Beyond the recollection (採点:4)
- うーん、なんだか凄く悲しい奇跡のお話ですねぇ。
確かに舞の記憶があったのでは、二人は幸せにはなれなかったかもしれませんけど……。
やっぱり、悲しいです。
しかし、それにしては、何で祐一は記憶が残ってたんでしょ?
あと、佐祐理さんの一人称が「私」なのは、どういった意図によるものなんでしょ?
その辺り、ちょっと気になりました。
- 58 Harmony (採点:2)
- いまいち描写不足感がありました。
せっかく一人称なのに、ほとんど説明に使われていて……。
DNMLなら、あるいはこんな感じでも構わないかもしれませんが、
文章だけのSSでは、ちょっとキツかったです。
あと、閉じ括弧の前には句点は要りません。
ついでに、三点リーダーを使う事をオススメします。
- 59 受ノ心 (採点:4)
- 栞、怖ぁぁぁ(滝汗
良い感じに壊れてますねぇ。
でも、それだけに、もっと栞に焦点を絞って欲しかったです。
わざわざ祐一の問題を入れる必要があったのかどうか……。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:6)
- 何気にすげぇキッツイ話ですね。
名雪の父親はこれまでにも何度も登場していますが、その中で一番酷いのでは?(汗
それに対して裁判を起こす秋子さんも、どうかと。
人間っぽいといえば人間っぽいですが……なんだかなぁ(汗
名雪の決意は潔くて格好良かったのですが……やっぱりなんだかなぁ(滝汗
ところで、
養育費は義務教育まで……って、どんな裁判結果だったのか気になります(苦笑
- 61 3月9日 (採点:8)
- 母親の再婚。
反対するほど子供でもないけど、素直に納得できるほど大人でもない、
そんな名雪の微妙な心情が、ベタながらも、しっかりと書かれていて良かったです♪
- 62 夢想列車の旅路 (採点:7)
- ラストの締めが気に入ると、大体全部許せてしまう私ですが、
個人的にはもうちょっと、栞に振り回される香里を見たかったです。
また、世界の崩壊を栞が語るシーンが唐突で、ちょっと驚きました。
それまでの努力はいったい何だったんだ……と。
もう少し盛り上がりがあればなぁ、と思ってしまいました。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:7)
- このタイトルはいったい……(汗
いや、まぁそれはともかく。
読んでいて、自分の作品と根本的なテーマが似てるなぁ、と思いました。
……見解は全く違いますけど(苦笑
うん、でも……面白かったことは面白かったです♪
ただ、文章が読みにく過ぎ!
文章そのものもちょっと問題だと思いますが、特に読点が多すぎたのが問題です。
いくらなんでも乱用しすぎかと……(汗
- 64 twilight-children (採点:7)
- 序盤、元気いっぱいな真琴やちょっと壊れてる舞&佐祐理コンビや、
それに振り回される美汐が可愛かったり面白かったりしたのですが。
中盤からはだんだん微妙な流れになってきて、
ラストは……ちょっとどうかと思いました。
余韻、無さ過ぎ……(汗
かなり難しい話のはずなのに、やけにあっさりとしていて、とても残念でした。
○火散 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:5)
- 【3点】
流れが素直です。素直すぎます。
地の文がわりと単調なので余計に。
さらっと読めるという意味では悪くないですが、話としては心に残りませんでした。
あと、ここであゆの話を出すのはちょっとどうかと。
出すなら出すでもう少し深く話に関わらせた方が良かったと思います。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:5)
- 【3点】
ジャンル:栞ENDアフター
……えと、そのままですね。
最初の文章でちょっとばかり身構えてしまったというか……つまりは拍子抜けしてしまったわけです。ごめんなさい。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:5)
- 【4点】
何か香里が妙に可愛かったです。それは認めましょう。
ただ同じく苗字で呼んでいるキャラなら美汐の話の方がどっちかていうと見t(略
……さて、真面目に。
ノリは嫌いじゃないんですけど、全体的に粗が目立ちました。
香里の一人称の「あたし」もそうですし、地の文ももう少し増やした方がいいかと。あとはシナリオネタもちょっと(苦笑
- 04 Happiness (採点:5)
- 【4点】
……んー、中盤は結構惹き込まれたんですけどねー。
章の構成も悪くはなかったですし……。
祐一の死の間際にあゆが見せた夢、という展開がどうも好きになれないんですよ。
個人的趣味もあると思いますが、何か「真実」として物足りなさを覚えました。
祐一の台詞も、ちょっと語りが強いです、これ……。
あと、全体的に地の文が説明過剰だったような気がしました。
- 05 初霜 (採点:5)
- 【7点】
このSSの持つ雰囲気に関しては素直に拍手を送りたいです。
纏まったいい雰囲気だと思います。
ただ、名雪と祐一の心の結びつきの強さ。それを表現しようとするのはいいんですが、ちょっと多くてしつこい感じがしました。
ついでに。
>懐の寒さは別に名雪たちにおごっているからではなく
これもわざとらしさを感じました。別の意味で(苦笑
あとはあゆと真琴の存在……この話の雰囲気を助けているので悪い点だとは言い切れませんけどね、この場合。
- 06 すくみず! (採点:5)
- 【6点】
……どうせスク水使うならもう少し萌え方面に特化しても良かった気がしますけどね。
せっかく美汐が出てるんですし(黙れ
さて、真面目に。
推理面が微妙に不満かもです。
というよりそのまま持ち帰った方が、もう一回進入するのと比べてもリスク少ない気がするんですけど、犯人さん。
いや、そういうのに詳しいわけじゃないから解りませんが。むしろ詳しかったら嫌ですけど。
それとスク水着っ放しでいることが、着る場面以外で殆ど触れられてないのも気になりました。タイトル的に(ぇ
北川も最後の最後で話題に触れただけですし。もう少し何かあった方が良かったかもしれないです。
……何かエロいですね、自分(汗
- 07 君への道のり (採点:5)
- 【7点】
最初の緊張感に「なにごとーっ!?」って思ったら比喩……ま、それもアリですよね。
嫌いじゃないです。むしろ好きです、こういうの。
とはいえ……ちょっと物足りない感じがしました。単純に短いので(苦笑
可愛いお話でしたー。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:5)
- 【2点】
んー……こうはっきり言うのも気が引けますが、ギャグがかなり滑ってます。
口癖の乱用や秋子さんの不思議さ炸裂ネタなんかは、余程使い方に自信がない限り出来るだけ避けた方がいいと思いますよ。
オチも弱いです……っていうか無い気が。
- 09 七年の恋叶えます (採点:5)
- 【5点】
……む。ほのぼの。コメディ。IF。確かに間違ってはいませんね。
ただIFでここまで唐突なコメディやられても実際戸惑うって言いますか。
一部のキャラ……というか真琴、何か違いますし。
まあ基本は抑えてあって楽しめましたけど、それなりに。でも素直に拍手を送れない作品でした。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:5)
- 【1点】
……えーと(汗
確かにホラーでした。そして雰囲気出てました。それは認めましょう。
でも最後に取ってつけたような説明があるだけで、ただKanonで「死を扱うホラー文章」を書いて並べただけにしか見えないんですよ。話ではなくて、文章。
その上でこういうの苦手なので、僕。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:5)
- 【7点】
わりと定番な美汐アフター。ちょっと文章が難しかったですけど。
んー、総じて面白みに欠けました。というか御伽話を考えすぎてはおしまいのような気が……。
あと「あの子」が消えてから、美汐は奇跡を信じていたんでしょうか……とか疑問に思ったりしました。
とはいえ、【夕凪】のパートは実際良かったと思いました。素直な流れではありますけど、それがまたいいです。
素敵な気休め……いい表現でした。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:5)
- 【6点】
限界容量おめでとうございます…なんてねっ。
……えっと、ごめんなさい。45.00KBを見て、つい。
さて、並行世界……多少insideも入ってるみたいですけど、そういうお話。
言葉の選択はいいと思いますし、地の文も台詞も綺麗に素敵だと思うんですけど……。
肝心の内容は全員救済の示唆、代償なき奇跡の肯定。語り尽くされてるとは言いませんが、変に冗長な印象を受けました。
文章が良かったのでその長さも悪くはなかったんですが、なら感じる物があったかと聞かれるとそうでもないんです。ごめんなさい。
個人的には最初の雰囲気でほのコメ続けてほしかったかもです。秋子さん可愛すぎ。
あと、まいが力強く語りかける場面。あそこもどっちかというと、というか滅茶苦茶萌えてしまった自分がいます。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:5)
- 【8点】
良作。素直にGJです。
ミステリというか……ほのぼのですね。雰囲気好きです。
真琴、名雪、美汐、幼稚園の子供達……とても素敵な成長物語でした。
- 14 いつもなかよし。 (採点:5)
- 【5点】
事故も栞のやり過ぎの件も、正直好きじゃないんです。あまりいい気分になれないんです。
でもそれを補うだけの魅力があると思ったんです、このSS。テープとか。
……あの、そんなところで終わられても、その、ええと、困ります。
- 15 君がくれたもの (採点:5)
- 【10点】
タイトルを見て思ったこと。
君と夏の終わり 将来のy(略
さて、真面目に。ていうかごめんなさい。
見事です。本当に見事です。
綺麗なお話であり。素敵なお話であり。それでいて……ああもう、どう表現すればいいのか分からないです……。
ただ一言。読ませて頂いてありがとうございました。それだけです。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:5)
- 【7点】
あー……歯医者の嫌な思い出たちが蘇る……(何
さて、真面目に。
そこそこ面白かったんですけど、何か足りないような感じです。
素直にダイエットのつもりで読んで見事に騙されたんですけど、それが好印象に繋がる程でもなかったですし。
地の分のテンションもちょっと違うかなあという気がしました。一歩引いて読ませて頂きました(苦笑
まあ、軽くごちそうさまということで。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:5)
- 【4点】
ベタな終わり方ですね……。
嫌いではないですけど、それならそれでもう少し引き伸ばしてもよかったと思います。
話自身も、ちょっと面白みに欠けたと言いますか……悩みについての会話というより結婚観・人生観についての談話、という感じで。
何かB級ドラマっぽさを感じました。
それとBタグ。多用しすぎかと。
あまり効果的とは思えない個所も多かった気がします。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:5)
- 【8点】
楽しめました。ひたすら楽しめました。
どこまでも続くテンションの高さと、程よいラブ風味。素敵。
素直にGJです。
- 19 Rainy day (採点:5)
- 【2点】
雨が降って。祐一は残念で。舞はもっと残念で。佐祐理さんも残念で。名雪は残念だけど嬉しくて。秋子さんは少しだけ嬉しくて。
……ええと、ほのぼのは深い内容が必須というわけではないんですが、かといってこれは少し薄すぎる気がしました。
あと地の文も少し単調な気がします。批判ばかりでごめんなさい。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:5)
- 【2点】
うわぁ……遊びすぎ(苦笑
正直この作品楽しめました……というとおかしいんですけどね、やっぱりダークっぽい部分は苦手なので。
でも、下手な6〜7点よりずっと話に惹き込まれたのは確かです。凄いと思います。
ただ、アレなんですよね。こんぺでこういう作品を高評価しちゃうのはどうかなーと思うので。ごめんなさい。
- 21 ダウト (採点:5)
- 【2点】
……いや、読んでる最中も単純に面白くなかったんですけどね。ギャグ空回りしてた感じで。
ごめんなさい、最後理解出来ませんでした。
……何となくそういう話を書いていた、というオチなんだとしたら、正直駄目だと思いますが。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:5)
- 【9点】
とりあえず物凄く楽しめたので気持ちばかりですが9点差し上げます。
ラブコメ万歳。素直にこの一言ですねー。
素敵です。大好きです。ありがとうございました。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:5)
- 【7点】
文は綺麗ですし、内容もいい友情のお話。
不恰好でかっこわるい、けれど世界で一番尊い指きり。……素敵だと思います。確かに。
ただ、あゆの記憶が戻ったり消えたり……なかなか面白い設定ではあるのですが、同時にあゆを妙に傍観者的な存在に感じてしまいました。
そこから、一歩引いて読んでしまいました。残念です。
この手の美汐友情話は本家で良作が多かったので、少し見る目が厳しくなってしまいますね……。
それと一つ気になることが。
美汐の問いに対するあゆの答えは「またボクと遊んでくれる?」である筈ですよね。言い方はともかく。
それを「ボクのこと、忘れないでください」と訳することも可能ではありますが……何か違う気も。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:5)
- 【8点】
不思議なことは全部、ジャンル「SF」で納得しておきます。
その上で思うこと……素敵な友情のお話でした。大好きです。ダーナさん含めて。
惜しむらくはラスト。もう少し続いて欲しかったような、でも適切なような、微妙な気持ち。
とはいえ全体的には良作だったと思います。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:5)
- 【3点】
えーと……佐祐理さん可愛かったんですよ。うん。そういう意味では主人公に感情移入出来たかもです。
ただ、この手の話は厳しいです。だから何でしょうか、と言わずにいられない。そんな感じでした。
- 26 大人 (採点:5)
- 【2点】
今回こういう話多いですねー……。途中まではどこがダークですかってツッコミ入れたかったんですが。
確かに、この作品の地の文の名雪の思考は最初から狂気じみたところが感じられました。何となく、ですけどね。
ただ、これはちょっと行動が早急すぎた気がします。狂気は狂気なんですけど……ぶっ飛びすぎですね、正直。
怖いという感情が起こる前に、普通に苦笑いしてしまいました。
ついでに一言。名雪は7年前の時点で「好き」という感情は持ってる筈です。
さらに最後に祐一が来たのは小学4年生という計算になるので、どう考えても低学年ではないです。
とはいえ、この話の場合本編と同じ流れという確証ないんですよね。香里があんな目に遭う時点で。うーん。
- 27 in the BOX (採点:5)
- 【6点】
……立場が違うので考えが違って当たり前なんですが、彼ら彼女達は大げさだと素で思ってしまいました。
閉じ込められた時の慌て様ではなく、外の世界がどうとか、誰かに、とか。そういう考えのことです。
まあ、この話の場合はそれが正しいことになるわけですが……正直、話自体に納得がいかなかった、というよりはっきりとした気持ちの理解が出来なかったです。
- 28 [メモリーリセット] (採点:5)
- 【2点】
……難しいです。この手の理解力を要する作品は苦手です。
一言で言うなら、ごめんなさい。
- 29 白い世界を見つめて (採点:5)
- 【4点】
栞との闘病生活は丁寧に描かれてたと思いますけど……。
奇跡が起こったのに死んでしまう話……うーん、やっぱり嫌ですね。どうしてもあゆは何だったんだろうと思ってしまうので。
祐一の件も、ちょっと。やるならもう少しそちらに容量を割いた方がまだ良かったかと。
- 30 北の空に手を振った (採点:5)
- 【8点】
……ちょっと不思議な気分です。わりと原作補完は趣味から外れてるんですけど。
何か好きです。地の文とか、妙に雰囲気がいいです。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:5)
- 【3点】
とりあえず。「....」よりは「……」を使うことをお勧めします。
名雪シナリオから雪うさぎやあゆの話を抜いてしまうと、単なる恋愛話になってしまうんですよね。
そうなると、あとはもう好み次第ということで……正直僕は楽しめませんでした、これ。
全体的にキャラの行動がどうも好きになれません。特に、ただひたすらに想いを否定し続けるだけの祐一や、妙に口数多く語る秋子さん。
何て言えばいいんでしょうか……キャラが結びつくためだけの話なんですよね。
それは悪いことではないですし、ラブSSというのは多からず少なからずそう言う物だと思うんですが、結びつく筈の名雪や祐一まで舞台装置に見えてしまいました。
うーん……とりあえずそんな感じです。上手く表現できてませんね、ごめんなさい。
- 32 春夏秋冬 (採点:5)
- 【3点】
んー……。
マンネリのお話だからって、淡々としたデートの様子を描かれても、読む側も面白くないといいますか……。
それで出る名雪の台詞も特に深さを感じませんでしたし。
結局のところ「詰まらない」というのが総じての感想でした。批判ばかりでごめんなさい。
- 33 修学旅行前 (採点:5)
- 【3点】
んー……小ネタこそいくつかあったものの、ちょっと平坦すぎるような気がしました。
確かにほのぼのはそういう物なんですが……それでも何かが欲しいところですね。
それと、文の繋がり等がおかしい個所がちらほらあったのが気になりました。
- 34 Dandelion (採点:5)
- 【9点】
8点と迷ったんですが……好きなので素直に9点で。
地の文、大好きです。この手の雰囲気に弱いんです。素敵すぎます。
もう、読んでいるだけで幸せになれましたー。
ただ惜しむらくは、話自身はあまり見所が多くないこと。
それと締め。……名雪には祐一から話してある筈なので、ちょっと気になりました。
まあ些細なことなんですけどね。
本当、読ませて頂いてありがとうございました。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:5)
- 【7点】
ん。いいお父さんですね。そういう意味では素敵なお話だと思います。
ただ、何ていうか……所々に感じる生々しさ。
秋子さんの台詞しかり。夫婦愛しかり。はっきりと彼女が口にする「奇跡の力」しかり。
これらがどうも趣味に合いませんでした。ごめんなさい。
- 36 天使のささやき (採点:5)
- 【3点】
遺書に名前書かないって……シャレになってないですよ。別のSSで、自殺しそうな香里がたくさん(汗
香里あての手紙も微妙ですし……少し強気だったり。
……そういうわけで、ちょっと嫌です、この栞。
話は悪くは無いんですけど、全体的に淡々とし過ぎているような印象を受けました。
- 37 儀式 (採点:5)
- 【7点】
んー……程よくラブ。
それはいいんですけど、ちょっと流れが素直すぎる感じがしました。
北川への想いに気付くのも、もう少し溜めてもよかったんじゃないかと。
ただ一箇所、題名でもある「儀式」については素直に良かったと思いました。素敵です。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:5)
- 【9点】
しっとりといい雰囲気のほのぼの。素敵なお話です。
香里の何気ない日常から、あゆの話への繋がり。
それは少しだけ突然ではあるんですけど、それでも日常の中の出来事で。
本当に自然な流れのままなのに、それでいて一つの物語の続きをしっかりと見れた、そんな不思議な感覚です。
穏やかな気分になれました。大好きです。
- 39 虚夢 (採点:5)
- 【6点】
メランコリック
(形動)
憂鬱(ゆううつ)なさま。
「―な気分」「―に歌う」「―な表情」
……なるほど、歌ってますね(ぇ
えーと、苦手なダークということを差し引いてもあまり面白くなかったです。
中盤は言葉通り「憂鬱」な雰囲気で続いていると納得出来ますし、締めも最後の最後への繋ぎは上手かったと思うんですけど。うーん……。
真琴の話との絡みが中途半端なのも気になりました。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:5)
- 【7点】
結構面白かったです。会話とか好きですし。
とはいえ、ここまで説明を省かれるとちょっと気になるので、その分だけマイナスです。
あと、締めにもう少し何かが欲しかった感じも。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:5)
- 【7点】
良かったです。この話単体で考えれば、かなりの良作だと思います。
ぴろの生き様にはある種の感動を覚えてみたり。
ていうか極道の世界とKanonを結び付ける、そのアイディアが出るっていうのがまた凄いですね。
……ただ、読んでいる僕の方が頭の中で結びつけられなくて困ったんですが(苦笑
話そのものもそうですが、ぴろのキャラですね。ぴろ、子猫、可愛い。猫大好きなので、どうしても先入観が。
何て言うか……いいのに素直に拍手を送れないお話、そんな感じでした。
あと、最後。ぴろが祐一に言葉を伝え、あゆに真実を教える場面ですけど。
「見守る役」として存在した彼の話なので正しいんですけど……ここまで全部を任せるのも、とちょっと気になってしまいました。
主な場面がぴろの昔話なので、余計に。
- 42 復讐 (採点:5)
- 【3点】
素直な流れでした。
ちょっと真琴が人間的すぎるのが気にならないでもないんですけど。自分を子狐と言ってみたり。
とはいえ、山場もいい感じですし、雰囲気も悪くないですし……話自身は良かったと思います。
ただ、この手の補完系は原作との相違点がかなり気になってしまいます。
とりあえず最大の問題は、祐一は秋子さんや名雪に子狐のことを話していないということですね。
それに最後で再会シーンに繋げるのなら、台詞などは出来るだけ同じ物を使った方がいいと思います。最初の一言は「やっと見つけた…」ですし。
最後にもう一つだけ。3点リーダ使い過ぎだと思います。それと、基本は「……」と2つセットです。
本当、批判ばかりでごめんなさい。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:5)
- 【9点】
激しく爆笑しました、悲塵です。違う。
序盤はともかく、中盤以降が怒涛の勢いで……もう、素晴らしすぎです。素敵、GJ、最高、大好き。
名前の中の人(敢えて名前無視)にも本当に萌えました。
細かいこという気になれない、超傑作です。ありがとうございましたーっ!!
……とはいえ2読目以降は辛そうですよねー、これ(苦笑
- 44 1/2 (採点:5)
- 【7点】
……なるほど。
苦手なジャンルなので途中まで微妙と思ってたんですが、名雪の狂気の辺りがやけに怖くて……。
おかげで、妙に心に残る作品になりました。正直凄いと思います、これ。
余談ですけど、名雪の脅しと奢りネタがやけに現実味を帯びる作品ですね(何
- 45 彼の彼女のソネット (採点:5)
- 【4点】
うーん……悲しみや孤独に酔っている、そんな印象が拭えませんでした。
最後の二人に、素直におめでとうって言う気持ちになれないんですよ、どうしても。
それが栞の願いであっても、幸せって何なんだろう、とかそんなことを考えてしまいました。ごめんなさい。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:5)
- 【8点】
小ネタこんぺのメガネと同じく私こと火散ことVALはブルマにはあまり興味がないのですが。
この果てしない大空よりも蒼く美しいブルマとまで言われては。でも確か公式設定では赤くなかったですか?
……ああ、もう。熱すぎ。そしてこういう馬鹿らしいのに燃える話が基本的に好きなんです、僕。
- 47 ミコバイト (採点:5)
- 【7点】
何ていうか……いいですね。うん。
いくつかの視点、様々な伏線を用意して、それを繋げて。とても面白い話に仕上がってました。
もう一度神社を訪れたいという祐一の台詞のみ「続き」を感じてしまいましたが、それもまた悪くなくて。
ただ、祐一の記憶を消したのが術、というのが個人的にちょっとアレでしたけど。
男の子と女の子の悲しい初恋の思い出から始まる現代の御伽話、それがKanonだと思ってるので。まあ、趣味ですしね。この辺りは。
それにしても「不意打ち。」といい、素敵なセンス持ってますね。GJでした。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:5)
- 【6点】
IFとしては結構良かったんです。話自体は素敵でした。ただ、気になる点も多かったです。
一つ目、何回か時間軸に混乱しました。
二つ目。栞の「どうしても叶えたい夢」もちょっとだけ説得力薄いような……。
そして三つ目、これは個人的趣味も入るんですが、あゆとの別れのまさに直後というのが少し気になりました。
あゆに関する描写はちゃんとありますし、話の主要素の一つではあるんですけど、色々巻き込まれている祐一自身のことを考えると何だかなあと。
基本的には良作だと思うんですけど……うーん。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:5)
- 【1点】
国語のセンター試験対策用問題のことを思い出す話でした。
屋形船……難しかったなあ……。
さて、真面目に。
表現が難解すぎて、文に慣れてない僕では読みきれてないと思います(汗
ただ、誤字が多い上に伏線が回収出来てない気がする、という感想は多分間違ってないと思います。……多分。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:5)
- 【7点】
FGMK20.PDT。美汐と左手を、祐一と右手をそれぞれ繋いで歩く真琴の、全年齢対象版以降で追加されたイベントCG。
……ごめんなさい。何となくです。
内容はちょっと薄いですけど、雰囲気が出ているいいほのぼのでした。素敵な文章、素敵な言葉たち。
ただ、手を繋がなかったというのが……特に理由はないのかなぁ、このお話の場合。真琴は遠慮してて、美汐は気が付かなくて。
名雪は「らしい」んですけど、少しその辺りが不自然に感じました。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:5)
- 【5点】
……迷うなあ、これ。
僕には読解がとことん難しい領域ですね。それでいて何回か読んで理解しても、首を捻らずにいられないお話。
とりあえず文章は綺麗だと思ったので、こんな感じです。
- 53 一つの解釈 (採点:5)
- 【8点】
……やられたって感じですね。
一つ目の夢のことではなく……繰り返される虚構の現実のことです。まさかこう持ってくるとは。凄い。
「物語の中でくらい――」
Kanonをプレイしてから、SSを読む度に実感する言葉なんですが、何か色々考えさせられました。
ただ……やっぱりダークは苦手なんでしょうね。
ダークの話というより、負の感情をどうしても受け入れたくないんですよ。
和解することがないどころか、祐一達の想いから騙す形で逃げた香里。
生き続けることが出来たのに、現実を認められなくて虚構に逃げた栞。
……話の中で大切な要素だというのは分かるんですが、自分としては駄目でした。ごめんなさい。
本当に皆がハッピーエンドを求めて、求めて、それでも掴みきれなくて……その上でのお話なら、また違う感情を抱いたのかもしれません。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:5)
- 【6点】
……何か凄いです。電波と言うべきなのか、それともまた違うのか。
激しい脱線を繰り返しつつも進んでいく、そんな文章。読んでて面白かったです。
まあ、内容もちょっと、というかかなり飛んでしまっている訳ですが。どこまでいつまで南に行ってるんですか(苦笑
レンコンは好きじゃないですが、梅干はもっと嫌いです。……そんなことを真面目に主張したくなるような、飛んだお話でした。
- 55 あしたがくれば (採点:5)
- 【2点】
ごめんなさい。よくわかりませんでした(汗
ケーキ屋と本屋の所で思いっきり混乱してしまったので。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:5)
- 【10点】
――お見事。センス溢れる文章が素敵です。大好きです。
読んでいて、とても心地よかったです。
内容も……それぞれの人物関係、奇跡解釈、栞の今の想い。
そして、北川と香里のラブでの終わり方……全てにおいて文句なし、私的に素敵にパーフェクトでした。
既にいない北川の妹という、普通なら引っかかる筈の設定も、このお話ならありだと思います。
いいSSを読ませて頂きました。大好きです。ありがとうございましたー。
ただし一言だけ。北川の一人称の『オレ』は出来るだけ守って下さいね。
- 57 Beyond the recollection (採点:5)
- 【2点】
……えーと。いわゆる不幸系なんですが。思いっきり描写・説明不足だと思います。
全体的にはそういうことがあったんですか、という感想しか浮かびませんし、舞のパートも死を選んだ理由が分かるような分からないような。そんな感じでした。
- 58 Harmony (採点:5)
- 【3点】
……うん、アイディアは面白いと思います。
ただ、現状では「あゆが様々な話を行き交って、最後には『目覚め』に辿り着く」という話の流れ、そのままという印象しか受けませんでした。
特に最後の辺り。あゆの心情描写をもう少し盛り込むとか、メリハリを付けた方が良かったと思います。
何ていうか、物凄く急スピードだったので(苦笑
- 59 受ノ心 (採点:5)
- 【7点】
正直にいきなり言います。ごめんなさい。この作品大っ嫌いです。
何で今回のダークはこんな真に迫って怖い話が多いんですか。泣きたいです。結構本気。
心臓ドクドク言ってますしー。生きてるって素晴らs(違
……まあ、こんな感じに本気で怖かったです。それが評価の全て。でも絶対認めたくないお話。
純粋ゆえの悪意、なんてあまり見たくないんですよ。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:5)
- 【4点】
語りが過ぎるような印象を受けました。内容もそうですが、むしろ言い回しなどの癖が少し強いんじゃないかと思います。
秋子さんと祐一の会話は、何ていうか台詞回しという感じがしたので。
上の件はともかく、内容はそれ程悪くなかったと思います。
ただ、この離婚の理由は好みが分かれそうな感じですね。僕はどうも駄目です。
母としての秋子さんの強さ、その表現には納得行きますが……素敵、という言葉を使いたくなる、そんな作品を求めているので。
- 61 3月9日 (採点:5)
- 【7点】
名雪シリアスって時々戸惑うんですよね。普段ののんびりとしたイメージと、どうしてもズレを感じてしまったり。
この作品もそんな印象でした。オリキャラや秋子さんの再婚物というテーマも手伝ってか、どうも馴染めない。
とはいえ、話の流れには文句ないです。むしろこのテーマでは最良の構成だと思いました。……本当、上手いですね。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:5)
- 【6点】
……普通に上手いんですけどね。夢想列車での旅、悪く無かったです。
でも、最後に栞が願うこと。それだけは口にして伝えて欲しくなかったです。何か。
起きてからの流れが素直だったので余計にそう思ったのかもしれませんが……。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:5)
- 【4点】
あー……まあ、この文字数じゃ辛かったでしょうねー……とか楽屋裏の呟き(ぇ
さて、真面目に。
上手いと思いますが、話の繋がりが分かりづらいと言うか……雰囲気勝負に見えました。
一つ一つのパートを見ると良いんですけど、じゃあ一つの作品としてはどういう物なのかな、という。そんな感じです。
余談。オリキャラさんにはかなり萌えました。
単純に後輩好きなために、本筋よりこんなところに目が行ってしまう僕の趣味を恨んでください。ごめん、やっぱり恨まないで。
- 64 twilight-children (採点:5)
- 【9点】
友情万歳。……大好きです。
素敵な真琴帰還アフターでした。舞や佐祐理さんの絡め方も理想的に上手くて……本当、良かったです。
非の付け所がないです。読めて嬉しかったです、ありがとうございました。
○琴吹 邑 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:3)
- 一行の行間は、この話においてはテンポが悪くなり、読みにくかったです。
またテンポが悪いせいで、話に引き込まれにくいと感じました。
話に引き込まれなかったため、このお話をおもしろいと感じることができませんでした。
テンポがよかったら、もう少し違う感想になるんじゃないかと思います。
「手ストップ。」という言葉が少しわかりにくいかなと。
基本点 3
誤字脱字等 -1
話が理解しやすい 1
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:2)
- 栞のエンディングシーン。本編でも良いシーンなだけに、変更しちゃうのはどうかなと思いました。
そのシーンの後だとするのであれば、それをにおわす言葉があるとよかったかもしれません。
一行の行間は、この話においてはテンポが悪くなり、読みにくかったです。
またテンポが悪いせいで、話に引き込まれにくいと感じました。
話に引き込まれなかったため、このお話をおもしろいと感じることができませんでした。
雪合戦のシーンは楽しそうでしたが、一行の行間のせいで、少し間延びした感じがします。
テンポがよかったら、もう少し違う感想になるんじゃないかと思います。
基本点 3
誤字脱字等 -1
シーン改変 -1
話が理解しやすい 1
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:1)
- お話の感じは結構好きなのですが、お話に引き込まれる前に、いろいろ気になってしまいます。
誤字の「御坂」は致命的かもしれません。
文法的にも気になるところがいくつかあります。
・「え?あら本当」(記号後スペース)
・力強く力説(2重表現)
・疑問をお姉ちゃんにぶつけた/寝ながら返事をする。(語尾変化)
・視点変更 栞・神・香里
・香里一人称違い
など
シナリオとか、フラグとかゲームをにおわせる言葉を会話中に出すのは、どうかなと思いました。
もっと、普通に理由づけできると思うのですが……。
この話であれば香里の一人称固定でやった方が良いものになるのではないかと、個人的には思います。
基本点 3
誤字脱字等 -2
1人称間違い -1
話が理解しやすい 1
- 04 Happiness (採点:8)
- おもしろかったです。ALLENDものって、個人的にはあまり好きじゃないんだよなとか思って、
読んでたんですけど、実はALLBADから続く物語。
巻き戻されるシーンがすごくよかったです。
あゆの言葉。
「最近の流行。羽リュックで羽帽子で次は羽ぶとん」
がよかったです。あゆが実際口にするかどうかは一寸疑問でしたが。
最後の「〜〜〜永遠に続く、奇跡の中で〜〜〜」はいらないかなと個人的には思いました。
あと気持ちよく読み進んでいたところに、誤字があったのが少し残念でした。
誤字の感じから何回も校正したのにチェック抜けちゃったんでしょうね。
誤字
少女時代はは
核心する。
基本点 3
誤字脱字等 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 2
他人に薦めるか 1
気に入った言い回し 1
後でもう一度読みたいか 1
- 05 初霜 (採点:5)
- この作者さんの他の作品をどこかで、読んだことが有るような気がします。
目印は秋子さん。神の視点でもさん付け。そういう表現する人あまり無いから、多分。
作者さん当てしているわけじゃないので、どうでも良いことですが。
テンポもよくて、好きな文章です。
家族のあったかい雰囲気がよく出ているなと思いました。
青息吐息は、一寸使い方が違うような気がします。
祐一は憂鬱なだけで、別に困っていないですよね?
タイトルは、初霜じゃなくて、初雪の方が良いのじゃないかなと思ったり。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 06 すくみず! (採点:4)
- 一寸設定に無理があるような気がします。
水泳部の水着……3着も忘れていくかとか、使用後ならぬれているはずとか
制服とか、量が多いなら、鞄ごと持って行った方が楽だったのではとか、
北川が仲間になった時点で、女の先生を呼んできてもらうとか……。
香里は2階担当だったはずで、男子トイレ1階らしいけど、降りた形跡は見られない……見落としたかな?
お菓子の包装・名雪のポケット・犯人の袋・トイレのにおい。
これらを乗り越えて、お菓子をかぎ分けるのは動物の鼻が優秀とはいえききつくないかなあと……
こういう場じゃない限りは、気にしないのですが、じっくり読もうとすると、気になってしまいます。
文章自体はテンポよく読めて好きなのですが……。
誤字
犯人と走らずに・・・
基本点 3
誤字 -1
おもしろかった 1
他人に薦めるか 1
- 07 君への道のり (採点:2)
- 微妙に違和感を感じる表現が多いなと思いました。
どの辺が悪いのかといわれると、一寸困っちゃうのですが。
あえて言うなら、スタータさんとかかなあ………
誤字
真っ新な幸福。
基本点 3
誤字脱字等 -1
1人称間違い -1
話が理解しやすい 1
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:6)
- ギャグものですから、些細なことですが、
歯が痛い二人は歯医者を抜け出して甘味を楽しむ余裕があるのかなあとか
あと、16キロの米ってずいぶん半端な買い方してるなあとか。
お下げの名雪がニヤソと笑うシーンは好きでした。
基本点 3
おもしろかった 1
話が理解しやすい 1
気に入った言い回し 1
- 09 七年の恋叶えます (採点:3)
- こんなに大人数だす必要があったのかなと。
大人数出ているせいで、不要だと思えるシーンもいくつかあり、
話のテンポが悪くなってる気がします。
この流れで行くなら、栞と真琴の二人でどたばたの方が良いのではないかと思います。
秋子さんクレーンゲームやってるシーン等は必要ないと思います。
佐祐理が祐一君と呼んでいるところや、
切られているはずの樹が切られていないのも気になりました。
基本点 3
シーン改変 -1
話が理解しやすい 1
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:6)
- おどろおどろしくて、ホラーとしては良い作品なのではないかと思います。
読んでてぞくぞくするような所もありました。
祐一が刃物で殺されるシーンが多かったですね。
祐一が刃物で殺されたがっていたと言われれば、それまでなんですけど。
もう少し殺され方にバリエーションがあってもいいかなと。
例えば、首つりしているのだから、最後は首を絞められて殺されるとかの方が良いのではないかと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
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- 11 夕凪の贈り物 (採点:5)
- 妖狐を別の視点で再解釈するという点は、面白く、興味深かったです。
一番最初の寝過ごしたところが、きっちり伏線になっているところとか
風景の色使いがきれいなところとかは、うまいなあと思うところが多く、
お話を書き慣れている人なんだなあと感じました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:3)
- ALLENDを含む各シーンは祐一の夢。
まいと祐一が話してたのは祐一の夢で、まいの介入があった?
でも、すべてのシーンは、あゆの見ている夢?
なんか、よくわからなかったです。
基本点 3
- 13 空飛ぶ猫 (採点:7)
- ピロに空を飛んで欲しかったと思ったのは、秘密です。
ほのぼのシリアス風味。こういう話好きです。
悪ガキがいい味出しているなと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
他人に薦めるか 1
後でもう一度読みたいか 1
- 14 いつもなかよし。 (採点:2)
- このお話は、結局香里は目を覚まさないんですね。
個人的には、テープの種明かしの後、目が覚めた方がよかったんじゃないかなと思いました。
改行が少なくて、一寸読みにくかったです。
題名が生きてこない話だなと思いました。
誤字
学校師弟
基本点 3
誤字 -1
読みやすさ -1
話が理解しやすい 1
- 15 君がくれたもの (採点:7)
- 本編中の再会までの空白の時間のお話ですね。
ほのぼので良い感じです。
こういう補完系のお話、大好きです。
少し気になるとすれば、栞の手術が終わった後、
浩太くんに会いに行かないのは、浩太くんが栞に会いに来ないのは
少し不自然じゃないかなと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
後でもう一度読みたいか 1
他人に薦めるか 1
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:4)
- 時間ぎりぎりで、見直す暇がなかったんでしょうか?
タイトルコールが二回有りますね。
変わっていくようで実は変わっていないあゆはかわいかったです。
ほのぼのとした雰囲気のお話で結構好きです。
誤字
反論があゆから帰って来る。
基本点 3
誤字・脱字等 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:5)
- オープニングシーンが
「ぅぅぅぅーーーーーバカァァッ」
で始まって、中盤、名雪が「断った」と出てくるのが、一寸違和感です。
断ったと言うより、けんか別れした感じに見えます。
普通に、「ごめん」「だめだよ」とか、
何も言わずに逃げだしたとかの方がよかったんじゃないかなとおもいました。
しっかりはちょっと読めなかったです。
「?」「!」が半角なのがすこし気になりました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:4)
- 地の文章の視点がころころ変わるので、少し読みにくいと感じました。
読んでるときに、これ誰だ? と考えることも。
どうでも良いことだけど、秋子さんがワンカップなんて、おいしくないものを用意しているとは思えないなとかおもったり。
もっと、おいしい日本酒を用意してもらいたかったです。
基本点 3
おもしろかった 1
- 19 Rainy day (採点:2)
- ゆったりとしたテンポで、行間一行あけが良い風に効いている気がします。
個人的には、視点をころころ入れ替えないで、誰か一人に絞った方がよかったのではないかなと思います。秋子さん視点の話が一番おもしろそうかなあ………。
誤字・脱字
さすがに嫌から…
舞から祐一にシーンが替わるときの「<祐一>
基本点 3
誤字・脱字等 -2
話が理解しやすい 1
- 20 Dolls in the blue sky (採点:4)
- おもしろかったけど……kanonじゃなくてもいいかなと。
というより、kanonじゃない方がいいと思います。
シナリオが、kanonのイメージと方向性が全く違い、また、kanonのキャラという設定が
シナリオの設定に違和感を感じさせます。
オリジナルのキャラの方が、そういった違和感を感じさせないため、いいのではないかと思います。
舞台もアメリカとかに設定して、名前を外国名に設定した方がしっくり来るようなそんなお話でした。
オリジナルだったら6点評価になります。
基本点 3
シーン改変 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 2
- 21 ダウト (採点:2)
- と、これは、お話落ちですね?
ちょっとわかりにくいかなあ。
夢落ちと同義かなあ。
ギャグとすると落ちが弱いし、
シリアスとすると尻切れトンボですね。
誤字脱字等
飯をくてすぐに
基本点 3
誤字・脱字等 -1
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:8)
- お約束を交えてテンポよくお話が進んで
おもしろかったです。
「だって。恋している二人にとっては、お互いのことこそが、それこそ世界のすべてですから」
という言葉がすてきだなと思いました。
誤字
新気一転
基本点 3
誤字・脱字等 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 2
他人に薦めるか 1
気に入った言い回し 1
後でもう一度読みたいか 1
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:3)
- kanon前のお話で、お話的には結構好きなのですが、
なんでか、あゆも美汐もしゃべってる感じがしないんです。
あゆは特にしゃべらされているってかんじがします。
何でかなあ・・・。いまいちお話に入り込めなかったです。
基本点 3
性格 -1
話が理解しやすい 1
- 24 針の上に天使は何人? (採点:6)
- SFですねえ。
お話はおもしろったんですけど、この話は、kanonのキャラじゃなくてもいいんではないかなとおもいました。
設定が生かされる分だけ違和感はないですけど、オリジナルのキャラでも十分おもしろいと思います。
普通はあまり考えないのですが、未来が舞台なだけに強く感じました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
気に入った言い回し 1
- 25 ぼくを尊敬して (採点:5)
- 恋する男の子の話。結構好きでした。
ただ、恋愛と尊敬という言葉が個人的にはいまいち結びつかなかったです。
尊敬してというと、好きになってというのは、違うのではないかなあと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 26 大人 (採点:1)
- 名雪が祐一を取られないように、大人な香里を排除するお話になるのかな?
中盤まではそうでもなかったですが、後半の名雪の思考にちょっとついて行けませんでした。
基本点 3
誤字・脱字等 -1
シーン改変 -1
- 27 in the BOX (採点:5)
- 話としては、おもしろい思ったんですけど、設定に違和感を感じました。
現実にあったことだとしたら、
祐一達が2時間以上閉じこめられているのに、
外に出たとき、誰からも声がかけられないというのは、あり得ないと思いますし、
それが、仮にお仕置きとしての異空間であったのであれば、実は時間が全然進んでいなかった、
とか、それなりの描写が入るべきだと思います。
最初の方に名雪が居ない説明がないのも不自然に感じます。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 28 [メモリーリセット] (採点:3)
- 大学の夏休みに帰ってきたときのお話なのかな?
シーンが、大学の彼と祐一たちの間を行ったり来たりするせいか、
一寸わかりにくいです。
基本点 3
- 29 白い世界を見つめて (採点:7)
- 『「栞」と「白い」がアナグラムになってるのはそれを狙ってるのか?』
アナグラムになってませんけど・・・わかってやってるんですよね?
大丈夫だと思いますけど念のため。
最後の
『祐一さん…一緒に歩く事は出来なくなっちゃいましたけど…ずっと一緒です。だから…祐一さんは祐一さんのためにさいころを振ってくださいね』
という言葉がよかったです。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
気に入った言い回し 1
他人に薦めるか 1
- 30 北の空に手を振った (採点:5)
- あゆのお話ですね。
こういった、本編の後ろで動いてるような話はかなり好きです。
ほのぼのとした感じがよかったです。
お話当時の1999年ごろは、看護師という言葉は法律では認められていないようなので、
看護婦と呼んだだけでセクハラは少し言い過ぎかなと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:3)
- 時間ぎりぎりで、見直す暇がなかったんでしょうか?
タイトルコールが二回有りますね。
祐一視点で話が進んでいるのに、最後の方、祐一がいないのに、
お話が進んでいるところがあります。一寸びっくりしました。
誤字
転向するのが
基本点 3
誤字 -1
読みやすさ -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 32 春夏秋冬 (採点:4)
- 何となく、ほのぼのとした感じでよかったです。
大人っぽいあゆがあゆの仕草とかでかかれてると、より良いのかなと思いました。
気になったのは、
「各地でアパート移転反対運動が起こるぞ」
誤字っているのか、判断が微妙なところですが
文脈を考えると、
「各地のアパートで移転反対運動が起こるぞ」
が正しいのかな?
基本点 3
誤字脱字等 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 33 修学旅行前 (採点:3)
- ほのぼのものですね。こういうお話は結構好きです。
時間がなかったんでしょうか? 変な位置で改行が入っていたり、
変な表現があるのが気になります。
誤字
変な位置で改行
変事
自分に持ちなさいよ
満笑顔
基本点 3
誤字 -1
人称 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 34 Dandelion (採点:2)
- ピロの話と、真琴の話と、名雪の話が、
それぞれ独立しているように感じます。
なんでだろう?
ピロの話は別になくてもよかったんじゃないかと思います。
祐一か名雪を視点にした方がいいんじゃないかと個人的には思います。
誤字脱字等
講義もむなしく
行動を呼んでいた
気力も沸かない
基本点 3
誤字・脱字等 -1
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:7)
- 個人的にはkanonの奇跡って、代償を求める物という認識があります。
そう考えると、あゆが奇跡を分け与えて、
秋子さんの旦那さんが復活という奇跡はどうかなと思います。
けど、お話としては、すごくおもしろかったです。
女性としての秋子さんがすごくかわいかったです。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
他人に進められるか 1
後でもう一度読みたいか 1
- 36 天使のささやき (採点:7)
- 入れ替わりの激しいゲームセンターの景品で、
あのころと同じ天使の人形がおいてあるのは、まあいいとして、
香里宛の手紙の扱いがちょっと不自然な気がしました。
この手紙は誰がお墓に持って行ったのでしょうか?
栞じゃないですよね? 両親に託すのが普通かなと思います。
そう考えると
「栞の両親は気づいていただろう。栞が姉にこの手紙を残していたことは。
こんな目立つ場所に置いてあったら誰でも気づく。」
のところが少し不自然かなと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
気に入った言い回し 1
他人に薦めるか 1
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:6)
- 猫を郵便屋さんとしたお話。
猫と香里のほのぼのとした話の展開で、突然あゆの名前が出てくるところが
びっくりでした。
香里はすごく香里っぽいのに、あゆと祐一はなんかすごく借り物みたいなところが
少し気になりました。
雅は猫嫌いじゃないのに、そんなに猫認識できない物かなと
少し疑問には思いました。
誤字
暑い
基本点 3
誤字・脱字等 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
後でもう一度読みたいか 1
他人に薦めるか 1
- 39 虚夢 (採点:3)
- 真琴ルートの栞の話ですよね。
最初の名雪のシーンいらないんじゃないかと思います。
舞と佐祐理さんは少し微妙かなと思うけど。
途中猫の存在が途中あやふやになります。
牛丼を食べてからものみの丘にいくまでに、猫とは合流できていないと思うのですが。
いつ合流したのでしょう? 見落としたかな?
栞が何をしたかったのかいまいちわかりませんでした。
基本点 3
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:7)
- 美坂伊織さん。刀を振り回す、こわもてのおやじさんが出てくる話は、
どこかで読んだことがありますが、たまたま名前が同じなだけかな?
藤子不二雄のSF短編集のようなお話。
迷い込んだのは伊織さんの方なのに、過去に電話が通じてしまうところが
一寸どうかなと思いますが、個人的にはこういうお話は大好きです。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
後でもう一度読みたいか 1
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- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:10)
- ピロという視点で、真琴の話の補完をして、
名雪やあゆまで、フォローを入れて、
非常におもしろかったです。
猫又という設定もよかったです。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 2
他人に進められるか 1
気に入った言い回し 1
後でもう一度読みたいか 1
感動した1
- 42 復讐 (採点:4)
- 本編始まる前のお話ですね。
嫌いな話ではないのですが、本編と矛盾する時間軸が気になります。
子狐が、あまり理解できないはずの言葉を難なく使っているのが気になりました。
知ってることと、知らないことのギャップがあり、少し不自然に感じました。
基本点 3
シーン改変 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:7)
- 脚本型のお話ってあまり好きじゃないんだよなあ……。
とかおもっていたのですが、その脚本型を逆手にとったお話。
アイデア賞ですねえ。
この手のお話は読み手を選びそうな気がします。
個人的には好きでした。寿限無とか。
落ちも本編に引っかけてあって○でした。
意図的なのでしょうがないですが、北川の台詞とか、祐一の台詞とか
読みにくいことろがあり、話を一寸わかりにくくしてるかなと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
後でもう一度読みたいか 1
他人に薦めるか 1
- 44 1/2 (採点:3)
- ひょうすべは勘のいい妖怪でもないし、足の速い妖怪でもないのに、なぜひょうすべ?
もっと適切なのがいたのではないかなと思います。
香里の章をに祐一に成り変わるとことを示す描写が何一つないので、名雪の章での展開がものすごく唐突に感じます。
また、名雪の章は視点がぐるぐる変わって、誰の視点なのかわからなくなります。
この章だけ名雪視点じゃないですし。
終わり方も、何の解決もなく唐突に終わったという感じがします。
基本点 3
- 45 彼の彼女のソネット (採点:4)
- タイトルを見て頭の中にピンクのくまが駆け回ったのは秘密です。
祐一×香里の話ですね。
文章から察するに栞が死んでから2週間程度を考えているのではないかと思いますが、個人的には二人がこういった恋人関係になるには、少し時間が短すぎるんじゃないかなと思いました。
祐一があれだけ好きだった栞の死を2週間とか、そこいらで、踏み越えて香里に傾いちゃうのは、どうかなあと思っちゃいますし、
香里のほうは、雨に打たれながら、名雪と話すシーンで肉体的な関係を持っていたとしても、二人は恋人ではないと言い切る香里がいるんじゃないかなと個人的には思います。
時間が半年とか1年とか経っていたとしたら、すんなりと話しに入っていけたと思います。
基本点 3
話が理解しやすい 1
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:6)
- 最初の数行を読んだときに、ピンと来ました。
もしかしたらブルマかもしれないと。
やっぱりブルマなお話でしたねえ。
作者さんブルマ好きなんだろうなあ……。
ブルマへの愛が伝わってきます。
お馬鹿なお話で気軽に楽しく読める話でした。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
他人に薦めるか 1
- 47 ミコバイト (採点:2)
- おもしろかったです。次回を楽しみにしてますね。
という感じで、すごく残念です。
この話は、長編の第一話という感じが否めません。
楽しく読んでいただけに非常に残念です。
コンペが終わったら、是非続きをお願いします。
といいたくなっちゃうような作品でした。
基本点 3
後でもう一度読みたいか 1
最後まで読めなかった -2
- 48 Birthday sonG requieM (採点:4)
- あゆEND後のおはなしですね。
個人的には結構好きなお話です。
ただ、最後の方になって、突然あゆが出てくるのは、違和感を感じます。
「あたしの弁論を聞かないで」という表現が少し気になりました。
基本点 3
誤字・脱字等 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:1)
- 最後まで、話に引き込まれず、結局何が言いたいのかわかりませんでした。
また、北川、秋子、美汐の関係もよくわかりませんでした。
嬢ちゃんは、最後まで、気がつかなかったのでしょうね。
誤字
譲ちゃん
基本点 3
誤字 -1
読むのがつらかった -1
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:5)
- ほのぼのとした感じで結構好きです。
でも、幸せなら、手をつなげばいい
という言葉は、一寸唐突な気がします。
真琴と美汐の様子を見て、名雪が、そういうのはまだ良いとしても、
真琴が言うのは、どうかなと個人的には感じます。
もっと直接的に手をつなごうと言うのではないかなあと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 51 Childhood's End (採点:2)
- 二人の男の人を両方好きになってしまって、
どっちも選ぶことができないから、どっちも傷つけてしまうというおはなしですよね?
淡々と話が進むのは凄く美汐ぽいのですが、ちょっと好きになれませんでした。
誤字脱字等
ヘッドレス
基本点 3
誤字脱字等 -1
- 52 I-tsuwari gokko (採点:6)
- I−悪阻ごっことかかっていると踏んだのは一寸読み過ぎでした。
秋子さんの母親としての気持ち。名雪の子供でいたい気持ちそんな雰囲気がよく出てて、うまいなともいました。
名雪の相手や、祐一をぼやかして書いているので、電話の部分が誰からかかってきたのか。
一寸わかりにくいかなと思います。よく読めばわかるんですけど。
名雪の相手は北川なのかな?
"辛"い思い出にひとつのメスを入れなければ、その中身に触れなければ、決して"幸"せにはなれないんだ。
という言葉が素敵です。こういった言い回しを自分でも使えたらなあと思いました。
基本点 3
おもしろかった 1
気に入った言い回し 1
他人に薦めるか 1
- 53 一つの解釈 (採点:8)
- 夢落ちなんだけど、ただの夢落ちじゃないところがうまいなあと思います。
夢落ち二段階。夢から覚めたと思った夢を見ている。
現実では、栞と祐一は眠り続けている状態なのでしょうね。
悲しいお話だけど、こういう栞はものすごく有りだなあと思います。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 2
他人に進められるか 1
後でもう一度読みたいか 1
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:2)
- 淡々と話がすすんでいきますね。
淡々としすぎていて、個人的には、おもしろいと感じることができなかったです。
景色の色合いをきれいな言葉で表現しているなと思いました。
文章が長々続いて少し読みにくいと感じました。
基本点 3
誤字・脱字等 -1
- 55 あしたがくれば (採点:3)
- 甘味屋で雑炊なんか売ってるのかなとちょっと疑問に思ったり。
文学的な表現が多いなと思いました。
筒井筒の少女とか。高歌するやつ、放吟するやつとか。
例の木が生えているところとか、ケーキ屋さんにはいると本屋さんだったとか、
あゆが祐一に見せている夢のように思えるのですが、それを説明する物が何もなく
消化不良な感じがします。淡々と話が進み、そして何事もなく話が終わるので、
結局どうしたんだろうという印象が強いです。
基本点 3
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:4)
- 栞がパワフルだなと思いました。病弱イメージの栞だけに
この栞は結構好き嫌いがあるかもしれませんね。
なんかすごく勢いとテンポのあるお話だと思いました。
それだけに、誤字があるとテンポが崩れちゃうので残念です。
4年経ってるのは、北川の妹が死んで4年なんですね。
その部分が少しわかりにくいなと感じました。
誤字
栞はおや?と首をかげてた
まごことなき
基本点 3
誤字・脱字等 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 57 Beyond the recollection (採点:4)
- 大学生になったときにいきなり佐祐理と呼び方が変わるのがびっくりでした。
せっかくいろいろ変わったと説明しているのだから、
呼び方もと、一言あった方がよかったかもしれません。
個人的には、舞サイドの話を先頭に持ってきた方がよかったのではないかと思いました。
記憶を失わせるのが奇跡ならば、祐一の記憶も奪うのではないかなあと感じました。
基本点 3
人称 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 58 Harmony (採点:4)
- あゆの夢の中のお話ですね。
このお話なら、本編開始前の話にした方が良いのではないかと思いました。
本編終了後だと、本編中の記憶が全然無い所とかがすこし気になります。
基本点 3
文法 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
- 59 受ノ心 (採点:4)
- ダークなお話にするなら、祐一が、記憶を忘れたところから、
思い出していく方が、栞の壊れ方をよく見せられるんじゃないかなと思いました。
祐一の記憶がなくなったしまったせいで、微妙にハッピーエンドな気がします。
基本点 3
話が理解しやすい 1
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:6)
- 名雪の父親についてのお話ですね。
思ったことは、やっぱり、「母は強し」かなあ。
後から、じんわり来るタイプのお話だと思います。
最初のモノローグと中盤以降の名雪の地の文に
ちょっと差がありすぎるかなあと思います。
誤字・脱字
思わず出のであろうその一言は、
基本点 3
誤字 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 2
後でもう一度読みたいか 1
- 61 3月9日 (採点:5)
- 名雪の宙ぶらり感がすごくうまくかけていると思いました。
親の優しさがじんわりとしみてくるようなそんなお話だと思いました。
気になったところは、何で祐一はいないのかってところでしょうか?
普通に考えて、よっぽどの事情がない限りは高校卒業までは北の町にいると思うんですよね。
いないなりの説明が一言あった方がよかったかもしれません。
誤字・脱字等
着ている人間
てっきり忘れてた。
活舌
基本点 3
誤字・脱字等 -2
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
気に入った言い回し 1
後でもう一度読みたいか 1
- 62 夢想列車の旅路 (採点:6)
- 銀河鉄道の夜ってこんな雰囲気の話だったようなあとか思いながら読みました。
柔らかい雰囲気の話で、かなり好きです。
祐一×香里の関係も栞のことをうまく消化できているなと思いました。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1
後でもう一度読みたいか 1
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:2)
- タイトルの意味も、話の流れも結局よくわかりませんでした。
話が全部中途半端で終わっている気がします。
話を広げて、たたまないで終わっているそんな感じです。
誤字脱字等
その小さな抱えると
基本点 3
誤字・脱字等 -1
- 64 twilight-children (採点:9)
- ものみの丘の設定と、真琴の帰ってきた理由なおはなし。
おもしろかったです。美汐のあの子もいい子でよかったです。
基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 2
他人に薦めるか 1
気に入った言い回し 1
後でもう一度読みたいか 1
○公 太郎 さん
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:2)
- スプラッタなシーンをただ並べただけで、芸がないという感が否めませんでした。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:9)
- ユーモラスかつ捻りの効いた文体が作品へと引き込ませてくれました。ストーリーも、全体的に気に入りました。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:6)
- 世界観がよく練られていると思います。個人的にかなり好印象ですが、KANONの設定からかなりとんでいる感があるのでこの辺の点数ということで。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:1)
- わけがわかりませんでした。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:8)
- 香里が妹の死から立ち直る過程が無理のない描写で書ききれていると思います。
また、抑圧された過去や、名雪との微妙な人間関係についての描写も巧いとおもいます。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:7)
- 途中少々冗長な部分も見うけられましたが、全体的にテンポがよく、ユーモアの効いた文章で、読んでいて楽しかったです。
○広咲瞑 さん
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:6)
- 雪合戦のシーンが好きです。鬼のように強い香里も、祐一と栞の共闘も、あと、何だかキザっぽい北川も。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:5)
- 好きな感じの話なんですけど、伏線のミスがもったいないです。
作中の「栞と祐一がグルだった」というオチと、家にいる栞の台詞との間で、微妙に整合が取れてないです。特に『風邪なんか曳かなければ、今頃食堂でお昼御飯食べているはず』って部分が致命的です。元々栞が仮病で休む予定だったのなら、学校で食事を取るって選択支が出るはずないですから。
栞も香里も、ついでに祐一もすごい可愛く描かれてたので(部屋で暇を持て余す栞が特に……。しかもパジャマですよね(爆))その辺り完璧だったら「うわーい騙されちゃったぜこのやろーっっ(喜)」てなってたろうなって思えるだけに、余計にもったいない感が強いです。
- 06 すくみず! (採点:5)
- どうせなら、真犯人のオチとかつけないで、最後までギャグで突っ走って欲しかったです……
ところで、犯人の男って久瀬じゃないですよね……?「ふふふっ、今日は楽しめるぞ〜」←マジ爆笑しました(∇゚)ゞ
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:7)
- 似たようなシーンがいくつも連なってて、とても物語とは思えず、最後までこのままだったらどーしようかなと思ってたのですけど……
秀逸なラストだと思います。それまでの安っぽい死と殺意の不愉快さが、最後で一気に反転しました。描写の点もしかりで、もしも途中が冗長でなく、ヒロインたちの情感をたっぷりこめた愛想劇を描かれていたら、そんな感慨は出なかったと思います(舞台が自虐的な人間の精神世界である以上、そんな描写は在り得ないでしょうが……)
とはいえ、それを踏まえてもなお、シーンの単調さはネックだと思います。……殺されるパターンが多彩ならよかったのかも。
ところで、僕はホラーを読まないので、ホラーの定義がよくわかりません。
「読み手を恐がらせるもの」ではなく「恐いものを描くことにより、精神の深い部分に触れていくもので、恐がらせることが目的ではない」と理解していいのでしょうか?
- 11 夕凪の贈り物 (採点:8)
- 奇跡は起こりっこないってわかってても、起こるはずだと信じていたい気持ち。
それが、自分の考えてることとぴったりはまっちゃって、「そうだよね、そうだよね」って何度も頷いてました。
彼らが生涯を終える、その瞬間を迎えてなお真琴たちが帰ってこなかったとしても、祐一も美汐も後悔なんかしないんだろうなあ、って思いました。
あまりにも純粋に、ひたむきに頑なに夢を見続ける二人が、少しだけ悲しくて、でもとても綺麗です。
- 14 いつもなかよし。 (採点:7)
- 会話のノリに滝本竜彦を感じました。ご存知なかったらごめんなさい。祐一とか北川最高ですー。
テープの使い方良かったです。祐一が病室でラジオを聞こうとしたとき、何故タイミング良く香里の声が再生されたのかが釈然としませんが(あらかじめ再生ボタンが押されていて、それが音量ゼロの状態で流れていたのだろう、とは考えました。ですが、そうなると『祐一がやってくる直前のタイミングでボタンを押した人物』が必要になり、作中の描写からはそんな人がいたようには見えなかったのです)、そこを除けば、不器用で切羽詰った香里の心情が滲み出ている気がして。
ただ、八つ当たりとしての陰湿な言葉が『香里が心の底から栞に死んで欲しいと思っている』ように見えてちょっぴりイヤンでした。一見すると悪意に満ち満ちていて、でもよくよく見てみると、それは実際のとこ悲しみの裏返しなんだよ、って読み取れるような罵詈雑言なら、もっと来ただろうなと思いました。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:6)
- あゆあゆがとても可愛かったんです。
でも祐一、いきなり街中でキスするなんて、そんな。
……そんな。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:9)
- すごい笑いました。駆け抜けるようなギャグでした(笑)
ラストはきれいにまとまってるくせに、雰囲気はやっぱそのままで、いいなあ。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:4)
- 好みの問題だろうとは思いますけど、やっぱり「いくら何でもカノンじゃないよな……」と思います。
こういうのって間違いなく、オリジナルでやった方が面白いと思うんです。色々な部分で原作に縛られないで済むし。
- 21 ダウト (採点:8)
- ホラーとギャグなんてジャンル、どうやって結びつくのかと思ったら……。すっげー面白かったです(笑)
トンネル探索って燃え燃えなシチュエーション、生き生きとしたキャラクタ(久瀬とかあゆとか最高でしたー)、各所小ネタからラストのオチに至るまで全部いいです。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:7)
- 香里がめちゃめちゃ可愛かったので。酔うとすごいんですね、彼女。
しかし、現実の酔っ払いって相当ウゼえのに、文章にすると愛らしさを感じてしまうのは何故でしょう。フィクションって素敵ですよね(w゚
- 24 針の上に天使は何人? (採点:7)
- 上手いっていうか、良いっていうか。何にしろ高得点で。
SFと言えば小難しいもの、名前も聞いたことないような理論がいっぱい出てきて、理系じゃないひとにはさっぱり楽しめないのーんってイメージがあったのですが、この話はすらすら読めました。
タイムスリップ以外のガジェット(こんな言い方しますっけ?)が、話に余り絡んでこないのは残念でしたが……病院暮らしという共通点を持ち、性格的にも柔和しそうな栞とあゆの関係に焦点を当てるなら、このくらいの書き方がいいんだろうなあと思いました。
そういえば、この時代の日本の風景とか建物事情って、やっぱり20世紀と全然違うのでしょうか。
在りし日の面影を探して、栞とあゆが生まれ育った故郷を尋ねに行く……とかいうシチュエーションが浮かんだもので。
- 30 北の空に手を振った (採点:6)
- 仲村先生のキャラに引き擦られて、最後まで読み切ってしまいました。
病院の先生って意外な視点。あゆも可愛いし、楽しかったですー。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:6)
- 純然たる恋愛小説――と呼んでいいのか。大人として描かれた祐一たちの造形が、そういう空気を纏わせている感じです。
句点付きの台詞に、独特な使い方のリーダーがさらに雰囲気を助長しています。カノンでこんなの書けるんだなあと、ちょっと新鮮な気持ちになりました。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:8)
- ゆったりとした休日の昼下がりや、猫の居眠りを包み込んだ陽だまりのような、穏やかな空気を感じるお話でした。
栞はもういなくなってしまっているのかな。冒頭、猫を愛でる香里の姿に、少しの哀しみが滲んでいた気がします。
そんな彼女だから、家族の大切さを知っているから、あゆの後押しをしようと思ったってことでしょうか。表立って作中に描かれてはいませんから、きっとそうなんだろうなあと想像するしかないのですけど。
文中にタイプミスがいっぱいあったことと、散文なのに箇条書きが使われていたことにちょっとだけ違和感がありました。
話がとても良かったので、瑣末な指摘だよなあとは思うのですけど、一応まで。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:6)
- 涙腺が、
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:6)
- 書き出しから話にすーっと入り込める作品って、いい話であることが多いと思うのです。
話が大きく動くわけではないのですが、その分きれいにまとまった日常の雰囲気が好きでした。手をつなぐっていいですよね(笑)
でも、本番に出すよりは、前夜祭の方が向いていたかも……。
- 51 Childhood's End (採点:9)
- こんな半端なとこで終わっているのに、なぜこんなにも胸に来るのでしょう?
美汐と波多野君のひどく静かな関係、言葉足らずな二人の、短い会話の中に込められた万感の想い、変わっていくことを恐れる美汐の葛藤や、若さゆえの不器用さを丁寧に描き出した、この作品の空気。それがとても心地よいのだろうかな、と思います。
続きが読みたい気もするけど、この空気はこのままで置いておいて欲しいって気持ちもあって……。不思議な気持ちです。そんな9点。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:7)
- 秋風が高く泣き声を上げても、なおゆらめき続ける灯火のように、ささやかで穏やかな『好き』の気持ち。きっとそれは、恋をしていた少女の駆け抜けるような想いよりも、ずっと深くて優しいんでしょう。
名雪と祐一との心の繋がりを、本当に綺麗だと感じました。恋人ではなくなっても、距離が離れても、愛情じゃなくても、すごく近くにいる二人。素直に憧れます。
母親としての秋子さんの言葉も、とっても胸に来ました。僕は子供の親ではないので、そのような気持ちは想像するしかないのですが、こういう揺るぎない言葉を口に出来るのってすごい強さだと思います。
- 55 あしたがくれば (採点:5)
- 『漢字で表記できる言葉を、敢えてひらがなで書いて趣を出す』という手法は、確かにあるんでしょうけど、この話での用い方には違和感が残りました。
ひらがなって基本的に、漢字と比べてイメージを想起させる力に劣ってると思うんです。ですから、文の流れ上、もしくは演出上適切でない部分でひらがなを使われると、「えっと、これはどういうことを書いているの……?」と考え込んでしまいます。
上手にやれば、文そのものに柔らかな雰囲気を持たせたり、何気ない一文を読み手の気持ちにふっと沁ませたりできるんだろうと思います。作品とは関係ない感想で申し訳ないですが……。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:10)
- めちゃめちゃうめー。
ただその一言って感じです。掛け合いのノリが素敵すぎです。
全編に夏の雰囲気がぼわぼわしてて、僕の周りからはとっくに通り過ぎてしまった筈の八月が、ひょいと戻ってきちゃったかと思いました。自転車旅行、季節の熱風にそそのかされたみたくやけっぱちなテンション、青空、陽光、はずむ声と笑顔と――人が生きていく上で、避け得ないシリアスをごく当たり前に受け入れて、戦うでも逃げるでもなく、ただその只中に在ろうとする姿。
北川も栞も、なんて気高いんだろうと思います。
ていうか栞の可愛さが反則です。萌えを通り越して恋しちゃいそうです。危険ですか?
- 59 受ノ心 (採点:6)
- いわゆる『二人だけの世界』ってやつを極端に先鋭化したら、こんな感じになるのかなあ……と思いました。
狂的に描かれているのが栞だけで、香里や名雪、北川があくまで正常に扱われていることに、読んでいて安堵を覚えます。そしてその分、栞の態度が際立って見えてくる辺り、うまいなーと思います。
○山の上 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:4)
- どうなんでしょう。
SSとしてはキレイな作品ですね。
もし小ネタのほうなら7点でしたが、こちらに出すには短いです。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:3)
- 雰囲気は素敵です。
しかし、今回は美坂チームが多すぎるので、何か特別なインパクトがないときびしいですね。
めぐりあわせが良くなかったです。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:2)
- ほのぼのというか、地味かな。
もうすこしパワーがほしいです。
- 06 すくみず! (採点:7)
- いい雰囲気。流れの作り方がうまい、感心しました。
自然な構成力はすばらしいです。
素直に感心できました。
ただ、オチが少し好みではないかも。
誤字はまあ、スルーしてもいいと思う良作。
実力派のスクール水着探偵団とアホ丸出しのブルマ廃止反対運動組とどちらが上の順位になるのか・・・
個人的にはすごく気になってます。
- 07 君への道のり (採点:6)
- うまい。
とくに文句つけるところもなく。
強いて言うなら短い。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:3)
- 勢いある・・・かな?
- 19 Rainy day (採点:5)
- 交差するそれぞれの心情がよく分かるような、わからないような。
ただ、雰囲気は好きです。
もう少し長く書いて欲しかったです。
舞とかは何のためにでてきたのか不明ですし。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:7)
- カノンっぽいかどうかで-1
北川っぽくないので-1
ラストが好みでないので-1
もっと文句つけたい苦手なタイプですが、無理してもこれくらいしか引けません。
読み物としては、最高レベルだと思います。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:3)
- カノンではないかなと・・・
読み物としてはよいですが・・・
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:10)
- もうすごい。
とにかく、あなたは素晴らしい。
前夜祭ではなく、こっちにこれを持ってきますか・・・
一見ただのアホだが、よく考えるとすごいアホだ。
そして、よく読んでみるとあなたが素晴らしいSSを書いてるのがわかります。
1点か10点かをかなり迷いましたが、10点。
絶対優勝できないでしょうからあえて言います。
優勝してしまえ。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:3)
- なんだか真琴がしっくりきません。
なんでだろう?
あと、もう少し書き足しましょう。
- 58 Harmony (採点:6)
- 今回は短い作品には厳しい評価をしているのですが・・・
良くある話ですが、とても上手だと思います。
ただ、ちょっと平凡かなと・・・
○春日 姫宮 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:6)
- 程よくコメディとシリアスが混ざって、面白かったです。
【こ】
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:5)
- ちょっとだけ青臭くて、雰囲気が素敵でした。
【ん】
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:5)
- ほのぼのしていて良かったです。オチは、もう少し工夫できたのでは?
【ぺ】
- 04 Happiness (採点:6)
- 物語としてきちんとしていて、良かったです。特に最後は上手に纏められていて、感動できました。
ただ、オチが読めてしまったのと、少し表現に荒さが感じられたのが勿体ないと思いました。
【お】
- 05 初霜 (採点:7)
- 幸せな気分になれるSSでした。
【疲】
- 06 すくみず! (採点:5)
- なるほど。そういうオチでしたか。面白かったです。
【れ】
- 07 君への道のり (採点:5)
- 名雪には頑張って欲しいですね♪
【様】
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:4)
- く、首輪……。
あ、荒縄……。
ナース服。
や、やられた。
【で】
- 09 七年の恋叶えます (採点:5)
- 面白かったです。最後まで一気に読めました。
【し】
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:4)
- 祐一の絶望よりも先に、ヒロイン達の醜悪さが伝わってきてしまいました。
心象世界が祐一の生み出したものなら、あそこまでヒロイン達を醜悪に描くことは無かったと思いますが。
【た】
- 11 夕凪の贈り物 (採点:7)
- 描写が綺麗。
寂寞とした雰囲気が良かったです。
【。】
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:5)
- まず題名のセンスが素敵。
良かったです。
【や】
- 13 空飛ぶ猫 (採点:10)
- SSの数が800以上を数えるKanonこんぺの中でも、十指に入るほどの快作でした。
【は】
- 14 いつもなかよし。 (採点:4)
- 面白い内容だと思いました。説明文はもう少し削れると思いました。
【り】
- 15 君がくれたもの (採点:5)
- 良かったです。
説明だけでなくて、描写でキャラクターを描ければもっと良くなったと思います。
【大】
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:4)
- ほのぼの〜。
もう少し他のSSと一線を画する「何か」があればと思いました。
【好】
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:5)
- 独特のセンスが光っていたと思います。
あとは読者を引き込むような何かがあれば。と思いました。
【き】
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:3)
- 文章は上手でしたが、好みが合いませんでした。
やっぱりというか、今回もね(笑)。
【な】
- 19 Rainy day (採点:5)
- この雰囲気の作り方は凄いと思います。もう少し丁寧に描写を練り込めば、更に良くなったかと。
【K】
- 20 Dolls in the blue sky (採点:5)
- おや。
このジャンルにしては珍しく、割と良い感じでした。
歴代Kanonこんぺのハードボイルドものでは一番だったかも。と、言ってもこのジャンル自体余り作がありませんが。
視点がめまぐるしく動き回って分かりづらかったので、主観は一人に絞った方が良かったと思います。
【a】
- 21 ダウト (採点:1)
- 話に置いて行かれました。
もうちょい読者が納得できるように書いて欲しかったな。
【N】
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:9)
- 題名からして輝いています。
グッジョブ!(親指を立てつつ)
香里の笑い声はひぐらしですか?
【O】
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:4)
- あゆと美汐の「友情」がテーマですよね?
もっと緊密なモノを感じてしまったのですが(汗)。
それが無ければほのぼのした良作だと思ったのですが、どうも気になってしまって話に入り込めなかったのが残念。
【N】
- 24 針の上に天使は何人? (採点:9)
- 本当に面白かったです。
SFでもこんなに面白いSSが書けるんだなあ。と、凄く羨望。
【で】
- 25 ぼくを尊敬して (採点:5)
- 文章は上手いです。けれど、痛々しくて読んでいるこっちがハラハラしてしまいました。
主人公中学生じゃないんだから。
【す】
- 26 大人 (採点:7)
- 大人の女性を目指す名雪の心裡が良く描かれていたと思います。
女性心理を書くのは難しいですが、それを描ききった作者さんの技量に敬服しました。
【し】
- 27 in the BOX (採点:8)
- 上手い。「エレベーターに閉じこめられる」という状況をこう描きますか。
非常に面白かったのですが、いくつか気になる点もありました。
折角真琴や美汐を出したのだから、もっと話に絡めてはどうだったろう。とか、栞はトイレに行きたかった筈なのに眠ってしまうなんて、括約筋が発達しすぎだろう。とか(笑)。
【、】
- 28 [メモリーリセット] (採点:7)
- 短いですが、良く纏まっていました。雰囲気が素敵だったです。
【今】
- 29 白い世界を見つめて (採点:5)
- 雰囲気が素晴らしかったです。
説明はもう少し削れたのではないでしょうか。
【回】
- 30 北の空に手を振った (採点:5)
- 斬新な切り口だったと思います。
物語の視点が揺れていたので、そこを気を付ければもっと良くなったかと。
【も】
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:2)
- 原作に準処した名雪のファンの一人として感じたことを、敢えて言わせて貰います。
「これは名雪ではありません」
【沢】
- 32 春夏秋冬 (採点:2)
- 名雪は子供の頃、祐一にお節介をして痛い経験をしました。
そして、祐一と再開するまでに名雪はお節介と親切の区別が付く女性になりました。
真琴シナリオや栞シナリオでは、そんな彼女のさり気ない優しさを感じることができます。
私はそういうスタンスに立っていますので、この話の名雪は受け入れられません。
【山】
- 33 修学旅行前 (採点:3)
- 多分書き慣れていない方のSSだと思います。
お節介と知りつつアドバイスをさせて貰うと
1.確固たるポリシーがあるのでしたら別ですが、とりあえずは冒頭の一字空けや読点・句点の使い方など、文章を書くときの基本は守った方が良いです。
2.読み手を意識して文章を書くと良いです。このSSはテンポが速すぎて、読む方がついていけません。
3.取り敢えず他の方のSSを読んでみても損は無いかと。
【の】
- 34 Dandelion (採点:6)
- センスが良いですね。
独特の世界観が心地良かったです。
【S】
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:2)
- 話が纏まっていない印象。
名雪が持つ独特の雰囲気が全く表現できていなかったのは大きな減点要素でした。
【S】
- 36 天使のささやき (採点:4)
- 良かったです。ただ、栞が香里に宛てた手紙に違和感を覚えずにはいられませんでした。
【が】
- 37 儀式 (採点:2)
- 原作で名雪が北川の事を好きだったようにはどうしても感じられませんでした。
ですから、その推移をきちんと描いて頂かないと受け入れられません。
【読】
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:7)
- 文章に格好良さを感じます。
ですが、同時にこのような文章を書き慣れていない印象も受けました。
いずれにせよ、香里が素敵で、読んでいて楽しかったです。
【め】
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:3)
- もう少し何かが欲しかった印象。
【て】
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:8)
- 流石ですね。
また祐一に7年も待たされたら名雪が可哀想ということでちょっと減点しました。
【面】
- 42 復讐 (採点:6)
- 良いSSでした。
ただ、祐一は秋子さんから隠して狐を育てていたという原作の設定とずれているのが気になりました。
【白】
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:10)
- 参りました。
だからもう、私のお腹をよじらないで下さい。変な名前で感動的なシーンを描かないで下さい。
ああもう、10点持って行って下さいっ。
【か】
- 44 1/2 (採点:1)
- 駄目。受け入れられない。
【っ】
- 45 彼の彼女のソネット (採点:2)
- 各キャラの心情の流れが分かりづらく、話についていけませんでした。
【た】
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:3)
- 頑張って。
色々と。
【で】
- 47 ミコバイト (採点:1)
- 冒頭部分。そういう訳で「吉田兼好」は正しい呼称ではありません。正しくは「兼好法師」
勿論点数の理由はそんなところではなくて、名雪の扱いです。
【す】
- 48 Birthday sonG requieM (採点:3)
- 曲名と内容が合っていないように感じました。
【。】
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:6)
- 凄い。
よくKanonをベースにここまでのストーリーを描けたと思います。
まあ細かいところを気にし出すと色々とあるんですが(笑)。
あとは、ストーリー自体に面白みがもう少しあれば、と思うと残念かな。
【是】
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:7)
- クラスの中で浮いているような美汐。そんな彼女が人との接し方を覚えていくという物語ですね。
途中で名雪主観に変わって視点が揺れてしまったのが残念。
美汐が主役なのですから、名雪の気配りはさり気ないくらいの方が好みでした。
【非】
- 51 Childhood's End (採点:4)
- ちゃんと書かれているとは思いましたが、痛々しい内容でした。こういう痛さは苦手です。
【ま】
- 52 I-tsuwari gokko (採点:1)
- Kanonキャラの名前を借りただけのようにしか思えませんでした。
私は原作の名雪は大好きですが、このSSのように意地ばかりで、中身の無い名雪は大嫌いです。
【た】
- 53 一つの解釈 (採点:4)
- 原作改変(「実際はこうだった」と一般のプレイヤーにとっては意外な設定を打ち出すのも改変の内でしょう)ものは、どうしても面白さを原作と比較されてしまいます。
このSSの面白さは、原作には及ばなかったかな。と思いました。
【次】
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:8)
- 一回しか無い人生だもの。こういう時があったって良いんじゃないかと個人的には思っています。
秋子さんと名雪なら、分かってくれるんじゃないかなあ。どこの馬の骨とも知れない真琴に、あんなに色々尽くしてくれたのだし。と考えるのはご都合主義でしょうか?
【回】
- 55 あしたがくれば (採点:9)
- 偽りの平穏を描いたSSですが、それが続いていくということがこんなに悲しいとは……。
描写も美しく、雰囲気もどこかもの悲しく、素晴らしいSSでした。
【も】
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:6)
- 面白かったです。
ただ、前半栞が中心だったのに途中から北川が主眼になってしまったのが少しちぐはぐに感じました。
【お】
- 57 Beyond the recollection (採点:4)
- 原作再構成ものはやはり原作を上回る魅力がなければと思ってしまうのです。
残念ながら、原作以上のものは感じませんでした。
【会】
- 58 Harmony (採点:3)
- 描写が足りていないと思います。特に最後は、放り投げられた印象を受けました。
【い】
- 59 受ノ心 (採点:3)
- あまり怖くありませんでした。
名雪の下駄箱に下駄箱にネズミの死骸を放り込む程度では、性質の悪い悪戯程度にしか思えません。
せっかくのダークですから、もっとドロドロに出来たと思うのです。そこが残念。
原作を準処しながらダークに導こうとした点は好感でした。
【し】
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:3)
- ストーリーが散漫すぎて、結局テーマが上手く伝わって来なかったように思います。
祐一の心情を描きたかったのか? 秋子さんなのか? それとも名雪なのか? 名雪の父なのか?
どれを取っても中途半端だったように思います。
【ま】
- 61 3月9日 (採点:4)
- 丁寧に描かれていて良い物語だと思いましたが、名雪に違和感を覚えました。
【し】
- 62 夢想列車の旅路 (採点:6)
- 良い物語でした。
栞と香里が楽しく過ごしている時間が殆ど描かれなかったのが残念です。もう少しほのぼのの部分を長くできたのでは?
【ょ】
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:8)
- 独特で濃密な雰囲気。
それがとても素晴らしかったと思います。
【う】
- 64 twilight-children (採点:8)
- この佐祐理は独特で良いです。
雰囲気も素敵で、見事な物語でした。
【。】
○神城蒼 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:2)
- 描写のテンポは好きなので、少しだけ加点。
ストーリーは……ごめんなさい。無理でした。
もう似たような作品を腐るほど読んできました。
本筋はさることながら、細かい人物の絡み。祐一と美汐はああいう絡み方しか出来ませんか?
「おばさんくさい」→「……相沢さん?」見たいな。
別に本編設定じゃないです。絶対重視すべきものじゃないです。
さすがにもう。食べすぎでなんか戻しそうな感じ。本編あっての二時創作ですが、追従だけなら私は読みたいとも書きたいとも思いません。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:1)
- 始めはまさかと思い、中盤で我慢して、終盤で耐え切れなくなって流し読みしました。
えと、SSを書くのは初めてですか? 初めてではないけど、あまり書いてはいないですか?
二時創作初期なら、こういう作品を書いてしまうのは仕方がないことです。原作のアフター。
だれでも想像できそうな幸せな光景に「つらかったけど、これからは幸せだよ」的流れで終わるもの。
それ以上に許容しがたいのは、登場人物の行動、感情の薄っぺらさ。これでは納得できない。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:10)
- ああ、もう素敵すぎ。タイトルとかw
一度でいいから、こういう系統の作品を書いてみたかった。オリジナルでは書いたことあるんですが、カノンでは……。
もう、最後の三行。それだけで満点あげたいです。本当に。
というか、香里をかわいく書いてくれればたいていの場合無条件高得点献上してしまうんですが。
満点にするか、一点減点にするか最後まで悩んだんですが、減点させていただきました。
女性陣は比較的口調等でわかりやすいんですが、男性二人の会話、途中に地の文がなく、かつものすごい長かったため、途中でどっちの発言かわからなくなったり、どこ読んでるかわからなくなったり。
でもリズムがいいので不快感はないんです。心苦しいんですが、9.5点。四捨五入。あ、10点だ。(笑)
ということで、10点献上。今回のコンペ初当たりでした。
楽しい作品をありがとうございました。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:1)
- これは時間が足りなくてこのサイズだったんでしょうか?
それともはじめからこういう終わり方を想定してのものだったのでしょうか?
本当はナルシストな人物が自分を卑下して「ああっ、俺って何の取り柄もなくてなんて不幸なんだ」といってまた悦に入ってる印象しかないんですが。
その最大の原因がタイトル。何の取り柄もないといっている人物が果たして「ぼくを尊敬して」なんていうでしょうか?
あと、音楽の知識をひけらかしてるところ。意味がまったく感じられないんですが? 佐祐理さんとの話題を表現したかった? いや、それはわかりますが……伏線になってるわけでもないのに……。
ごめんなさい。私はこの作品の深さを見出す努力が出来ません。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:1)
- ……OK。少し落ち着こう。いや、いいたいことは山ほどあるんですが……とりあえず普通にSSの感想をつけましょう。
タイムスリップの理屈を一切説明なしに終わりですか。そうですか。
何でそんな不条理なことを祐一と栞はあっさり受け入れていますか。
いくら祐一とはいえ、客商売の場に立って初対面の人間にあんな口調で話しかけるわけないでしょう……。あなたアルバイトでも何でもいいけど仕事したことありますか?
まあこの時点で、というか一つ目ですでにもう点は出ないんですが(何で最低点が0点じゃないのだろう)
「葵」と「美坂伊織」は偶然ですか? 第三回コンペに目を通したことは一度もありませんか?
ああ、誤解されそうで、嫌だなぁ……。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:2)
- 最初は台詞の前に名前を書くのは駄目だと何階言ってきたと思ってるんですか?とたずねようと思ったけど。
やりたいことを考えると、仕方ないのでそこは点数に加味してません。
時々微妙に面白いけれど、酷い部分はものすごく酷い。すこしだけ笑ったのでそこを一点加点してます。
とりあえず皇也。アリエナイ。
あと、台詞がわざとらしく感じて、ものすごく冷めた。笑い声なんて、アメコミの印象すら受けたほど。
まあなにより。私は登場人物がゲームの中の存在だと認識してたり、名前の人とか、プレイヤーを意識できたりするストーリーは。許容できないので。
漫画とかで作者が自分をキャラとして絡ませたりするのは、ナルシストの自慰行為以外の何者でもないと思います。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:3)
- いろいろと。もったいない作品だと思いました。
短い分、やっぱり薄っぺら。手をつないだだけでそんなに幸せになれる理由が希薄。
真琴が、名雪が、水瀬家がどうして幸せなら手をつなごうという発想にたどり着いたのか。
そんなことが書かれていれば、もっといい作品に仕上がったでしょう。
今のこの作品に対しては減点しなければならない問題もないが、加点するに値するものも何もないといった感じ。
小さくまとまりすぎです。もっと飛び出してみてもいいかもしれません。風当たりは冷たいかもしれませんが。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:7)
- なんなんだろう……現実的でどろどろしすぎで受け入れられないものも多くあるんですが、結構好き。
私も前回のコンペで名雪の父親話をやったんですが、それとはまったく真逆の道を進んだ感じ。
それゆえ、やはり受け入れられない形であったりするわけなんですが。こういうあざとさは嫌いじゃないです。
一番よかったのは、祐一が秋子さんの職場を聞いて、企業秘密ですって言ったところ。
なんか、ほっとしました。他の部分がどろどろしすぎて世界観と乖離しているから、なおさら。
ああ、生理的に受け付けない。でも、ところどころどうしようもなく好きだったりする。難しいです。
- 61 3月9日 (採点:1)
- ごめんなさい。どこまでも私には合いませんでした。まず、私はオリキャラが嫌いではないということだけ先に。
いかんせん、非常識かつキャラが無神経すぎる。かつ、まったく説得力がない。卒業式の日に、結婚式? 馬鹿な……。
そもそも高校の卒業式は、大体多くの人がいろんなところへ散らばって会えなくなる為感傷的になってるケースが多いです。
で、放課後友人達と別れを惜しむ暇もあげないんですか? 可哀相すぎます。
あと、狙いが見え見え且つ陳腐で読み進めれば進めるほどにため息しか出ませんでした。今回の私は人のこと言えた義理じゃないんですが……。
そして、何故祐一が来ていないのか。秋子さんは一時期一緒に暮らしてた息子のような存在を放置ですか? 誘われて祐一は祝いに行かないような不義理な人ですか?
何か事情があるならそれを描写していただけなければ読者はわかりません。
名雪の悩みから、その解決に至るまで、やっぱりどこまでも私には許容できない部分ばかりでした。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:5)
- ところどころ、ものすごく強引で、まさに夢想のような定義づけや行動があったりできになりました。
香里が倒れて、両親が来ていない理由もよくわからないですし。
粗の目立つ作品です。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:7)
- 抽象的で、なんだかKanon的じゃなくて、でもやっぱりKanon的な、不思議な印象を持ちました。
ストーリーは、細部細部はいいなぁと思ったりするんですが、全体を見ると主題がよくわからず、全ての伏線が回収し切れているのか非常に疑問。
何度か再読してみると、また違った世界が見えてくるのかもしれないけれど。
ただ、描写が好き。すごい好き。言葉選びの端々に限界の見えないセンスを感じました。すげぇ。
正直ストーリ自体はあまり評価は高くないんですが、言葉と雰囲気には、脱帽。
○杉田俊輔 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:4)
- 話としては悪くは無い、と思うのですが。気になる所が数点。
まず、行間が空きすぎ。スカスカな印象を受け、尚且つ読みにくいです。
それと、段落頭の1マス空けがされていないことも気になります。文章の書き方の基本でしょう。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:6)
- 何とも微笑ましい、ステキな雰囲気でした。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:3)
- 微笑ましく読める話なのですが、如何せん、気になるところが多かったので、この点数で。
一人称が気になったり、視点がころころと変わる所も気になりましたが、それ以上に誤字が。
細かいところはともかく、「御坂香里」(タイトル後6行目)というのは余りにも酷でしょう。
- 05 初霜 (採点:7)
- ステキなお話でした。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:3)
- テンポの良い作品でした。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:4)
- これは「ホラー」っていうよりむしろ「ダーク」に分類されるんじゃないでしょうか?
……なんて突っ込んでおくことにします。
- 15 君がくれたもの (採点:10)
- やばいこれ。大好きです。
細かいところ、気になるところはあったんですが、でも満点をあげちゃいますっ。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:7)
- 甘々。ラブラブですね。それが好き。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:6)
- 何だか痛いんですよねぇ。テーマが。結婚、か……。
話としては好きなんですが、句点の打ち忘れ(?)とか、太字フォントとか、ちょっと気になってしまいました。減点。
- 21 ダウト (採点:3)
- いろいろと言いたい事はあるんですが、取り敢えず。
「地角変動」って何だ。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:8)
- え ろ い 。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:3)
- ちょっと待って下さい。
何だか物語が盛り上がりそうな雰囲気なのに、ぶっつりと切られたような印象。
話自体は、たぶん好きだと思うのですが。納得いかないなぁ。
タイトルの持つ意味も、いまいちよく掴めませんでした。
……単に私に読解力が足らなかっただけなのかもしれないですけど。
- 26 大人 (採点:5)
- 中盤で結末に気付いてしまったことと、誤字が減点。「適わない」って。
- 27 in the BOX (採点:10)
- 素直に脱帽。完敗です。勝てません。10点を進呈。
こういう話、好き嫌いは分かれるかも知れませんが、私は好きでした。
- 30 北の空に手を振った (採点:7)
- 上手い。としか言いようがない、というか・・・。
取り敢えず、私は好きです。良いお話でした。
- 33 修学旅行前 (採点:6)
- 行(段落)始めの最初の1マスが空いていないことが気になりました。
それ以外、お話自体は良かったと思います。
- 34 Dandelion (採点:9)
- とてもステキなお話でした。やられた、という感じ。
真琴が可愛かったっ。ピロが何だかカッコ良かったっ。
何より、最後の名雪と美汐の挿話にメロメロ(死語)でございます。
- 37 儀式 (採点:7)
- 良いお話でした。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:7)
- ステキなお話でした。オリジナルのキャラクタがきちんと作り込まれていて、違和感無く動いていることに、少し感動です。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:5)
- <おまけ>が余計だった、かもなぁ。
自サイトがあれば、そっちで外伝と言うか後日談と言うか、そんな感じで掲載するべきだったのでは?
- 48 Birthday sonG requieM (採点:8)
- ステキな奇跡だったと思います。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:6)
- 良いお話でした。――理解するのに少し時間は掛かりましたが。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:9)
- 時間的に、おそらく感想付けできる最後の作品でした。
……という、私的諸事情はさておき。最後に良い作品と巡りあえたことに感謝。
北川と栞の2人で紡ぐ物語は、秀逸と言う他ありません。ステキなお話でした。
○雪蛙 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:8)
- とてもよくまとまった良作だと思います。
適度でダレない展開で情景とかも端々にあって雪蛙好み。
ヤマが少し起伏に欠けるかなと思いますが、これぐらいがちょうどいいのかもしれませんし。
隙の見当たらない、やっぱり良作という評価だな。
とてもよいお話でした。ありがとうございます。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:6)
- 原点というか初心というか、そこが非常に好印象でした。
文章も丁寧にきれいに、まとまめていると感じました。形的には多そうですがこうゆう文章で構成されると問題ないかなと。
個人的には雪合戦のところをなくしてほしいと思ったのですが……雪蛙だけかな?
非常に良い作品だったと思います。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:4)
- 祐一と栞が香里に名前を言わせたがった理由がイマイチ分からないため終わった後「もう終わり?」と思ってしまいました(すいません)。
名前を言わせることは良いのですが、主題が見えなかったというか……(汗)。
あと三点リーダー(…のこと)が「・・・」になってるんですよね。
恐らく書き慣れてない方だと思います。途中三人称が交じってるところもありますし。
ここら辺は多分他の方も指摘されると思うのですが。結構書き慣れた方とかが参加されますしこのミスは目立つかなと。
- 04 Happiness (採点:5)
- 「幸せな涙がない」というフレーズはとてもお気にです。
祐一のところで終わったらちょっと低目だったと思いますが、最後にいい言葉でまとめてくれたなぁと。
ただそれでもありがち感は否めなかったかも。
- 05 初霜 (採点:3)
- 可もなく不可もなく。正直平均的な作品だなとしか思えないのですが。
すいません。
- 07 君への道のり (採点:9)
- 読み出してニ作品目。
だからなんでこんなに当たり引くのさ_| ̄|○
まあつまらない作品よりは全然マシだけど。こう連続だと後が怖いじゃないですか(w)。
というわけでグッド名雪。すげぇ面白かったです。名雪の気持ちがよく出ていると思います。
ただ強いて言うなら、ジャンルに恋愛がないほうが良かったと思います。
陸上に見立てた恋のレースって部分に迷彩がかかってるように感じるんですが(雪蛙の気のせいかもしれませんが)、
ジャンル表記されているから展開が読めてしまって。サプライズを狙うならないほうが良かったかなと。
単に雪蛙の好みの押し付けっぽいですが。
何はともあれ良いものを読ませていただきました。
- 09 七年の恋叶えます (採点:3)
- ちと駆け足だったかな?もう少し書き込んで欲しいというのが個人的な感想。
ラストに出したかったからと思うのですが舞や佐祐理さんやらで話の軸が一定してないよう思います。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:7)
- オチは薄ぼんやりと予想できましたが、うーん暗いなぁ(苦笑)。
書き方のレベルはすごく高かったと思います。きっちりと世界観ができていました。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:3)
- 憑き物筋の話とか必要なのかなと。オリジナルな設定が逆に印象を悪くしたように感じます。
よく調べてあるとは思いますが、もう少し自然に見せてほしい。
結末等もたくさんあるうちの範疇から出ませんし。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:3)
- また評価割れるんだろうなぁ(ボソッ)
すいません正直読むのに疲れました。そして言いたいことにおっつけませんでした。頭悪くてごめんなさい。
なんとか結論の部分だけは分かった気になる程度に読んだつもりですが、やっぱり疲労感しか残りませんでした。
言ってることも難しいですが、書かれてることがなんだかゴテゴテしてるように思います。
もうちょっとコンパクトにしてほしかったかなと。
- 14 いつもなかよし。 (採点:3)
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:7)
- ダイエットとみせかけて虫歯ですか。いいオチです。面白かった。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:5)
- うーん、題材や二人の視点を交互にする演出は好きなのですが。
結婚指南書ではないですよね?
祐一の話は……カノン?とちと思わされました。
名雪の方は秋子さんのキャラクターのおかげでそれっぽくなってますが。
あと短針が時計を一周したら一日経過ってことになると思うのですが(w)?
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:8)
- 面白かった。というか笑わされた時点で雪蛙の負けです。
会話のテンポがサイコーですた。
美坂チームは本当にいいなぁ。
- 19 Rainy day (採点:2)
- えーっと?
秋子さんに過去のことを思い起こさせるのに上の文章が必要だったのでしょうか?
少なくとも佐祐理さんより上の部分はなくてもいいと思いました。
削って小ネタのほうに出すか、もっと膨らまして秋子さんや名雪、いなくなった父親の話を中心にするべきだと思います。
あと佐祐理さんや舞視点で同じことがくどくどと続いて短い文章で間延びしてしまっているような気がします。
すいませんがあまり好意的には見れませんでした。この点数で。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:3)
- また爆弾な作品を(汗)。
是か非かは点数で判断してください。より多くの方に支持されていることを祈ります。
- 21 ダウト (採点:3)
- すいませんが解説よろ
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:8)
- 地の文の、北川の語り口が軽妙で実に見事でした。さくさくとホイールを回せて読めましたよ。
北川×香里はやっぱりいいなぁと改めて思わされました。というか呑んべえ香里が良かったです。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:10)
- 久方ぶりに「言葉にならない」感想を抱かせて頂きました。
圧倒です。今すぐKey公認を要求したいくらい大好きです。本当に言葉が見つからない。
第三回中編部門「ハル」に通じるものがありますね。個人的にはこちらの方が好きですが。
とにかく良いものを読ませていただきました。心から感謝いたします。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:6)
- 栞の気持ちを書くまでが錯綜しすぎかなと。香里の顔を忘れていること、思い出すこと、もっとカタルシス深く書く余地があると思います。
世界観そのものは好きなのですが。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:4)
- なんだか続きが気になる終わりだぁー。続編を求む(w)。
えっと、一人称だから「佐祐理さん」と呼ぶようになってからの地の文も佐祐理さんに変えるべきかなと。
倉田さんのままだったのは何か狙いがあるのでしょうか?
あと「俺」と言ってる部分があるんですが地の文は「僕」ですよね?
これはなんとなく「僕」が自分を偽っているという風に感じられるですが。どうなんでしょう?
続編を求めるくらいに彼がどうなるか続きが気になるのですが、これだけだと……うーん微妙。
- 27 in the BOX (採点:7)
- さてさてまた不思議で評価の割れそうな作品が出たものです。どうしたものか。
全般的に楽しめました。強いて言うなら止まった直後のエレベーターの異常性をもう少し描写してほしかったですが、
文章が進むにつれて雰囲気が暗く、重くなっていったからほっとしました。
考え出すと小難しくなりそうな話をきっちりと描けていると思います。
最後は、こうゆう答えしかないのかなと思いつつやっぱり捻りというか、踏み込んだ答えがほしかったかな?
でも「人を選ぶ」良作なのではなかろうかと。雪蛙は楽しめました。
- 30 北の空に手を振った (採点:6)
- こうゆうのもありかなと思いつつ勝手気ままに個人的嗜好を押し付けるなら、もっと長く書いて欲しかったです。けど面白かったですよ?
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:3)
- この量を書いたのは素直にすごいと思います。しかし正直質が伴ってないかなと。
とにかく中だるみしすぎではないかと。名雪が七年経っても祐一を好きなことをもう少しコンパクトに伝えるべきだと思います。
あと秋子さん。秋子さんにしては説得の言葉が少し陳腐というか、秋子さんらしさがないというか。
成人男性の祐一にこんな言い方をするかなと。
もちろんイメージは人それぞれなんですが雪蛙はそう感じました。
あと題名が名雪エンドなのに最後を裏方の二人で終わらしてはいけないのでは……?読者に想像を任せるということだなのでしょうか?
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:9)
- グッジョブ。正直「おもしろいけどどうかなぁ」て思いましたが、あゆが祐一に会いに行く決心がつくという意味でカノンと繋がっていました。
いいお話を読ませていただきました。感謝。
- 39 虚夢 (採点:4)
- まことに申し訳ありません。参考図書が分かりません(苦笑)。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:9)
- 素晴らしい。もう理由とかそうゆうのを一切匂わせないから逆にこの短さが引き立ってます。
人形とか奇跡の力といった(良くも悪くも)あやふやなものがないのがいい。
これは意外な盲点つかれました。いいお話です。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:10)
- はっきりさせておきたいのは、雪蛙はこの手のギャグがあまり好きではないということ。
その上で、この点数をつけさせていただきます。
……………………
誰に対しても自慢にならないですが、誇っていいです。
何が言いたいかというと、
完敗です(伏)。
いや、本当に面白かった。最初はよくあるエロ風味ギャグだと思ってたんです。
ところが読めば読むほどアホらしさが深く深く世界に浸透していって、いつの間にかこの馬鹿さ加減を認めるしかなくなってました。
もう洗脳に近いですよこれは(w)。明日からブルマ教に入信しそうな勢いです(爆)。
というか祐一たちの宣伝で絶対人がついて行くわけないと思いつつ、これだけの煽り文句を考えた作者さんはブルマの神に違いない。
とにかく素晴らしい作品を読ませていただきました。雪蛙の中でもっとも価値のある点数です。
- 47 ミコバイト (採点:7)
- 長編プリーズ(我侭)。
けど素でもうちょっと書き込んで続きを読みたいです。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:7)
- こうゆう作品他にあるのかしらん。もしないのだとしたら、仮にあっても読んだことのない雪蛙としてはよく思いついたなと感心の至りですわ。
手をつなぐというなんでもないような所に目を付けたいい作品だと思います。
個人的には回想直前のやり取りの続きを、回想直後辺りに持ってきてほしかったかなと。
でも「短いからこそ良い」部類に入る作品だから、うーんいらないのかなぁ(思考)。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:10)
- 一番最初に、たまたま目に付いた「栞、北川」に興味を覚えクリックして読み始めて、
即ID取得してしまったじゃないですか(泣き笑い)。
採点も感想もする気はなかったんですがねぇ(溜息)。
というわけで一作目から大フィーバーな作品を読ませていただきました。いやこれはすごい。
地の文の表現が実に細やかで、展開も間延びしそうになるところで動くので実に妙。
北川の妹というのが全般的に受け入れられるかが微妙ですが、北川に設定がつく土壌はできてるから多分問題ないだろうし。
話の作りがしっかりした長さで書かれていて、しかも北川と栞の会話が面白すぎる。
実にいいものを読ませていただきました。心から感謝いたします。
文句なしで10点つけさせていただきます。
- 58 Harmony (採点:3)
- 終わりが唐突すぎるかなと。多分あゆシナリオエンド直前とかかな?
とりあえずもうちょっと最後の二言と前の文章をつなげて欲しいかなと。
こうゆう幻想的な世界を描いた作品は好きな部類ですが、なんていうか、書いているだけというか描こうとしているのは分かるんですが……。
ちょっと引き込まれなかった、かな?具体的にどうとか言えないのが申し訳ないですが雰囲気が欲しかったです。
あと天使が二人というのが?だったのですが何か意図したものがあったのでしょうか?
大体思うことこんなとこです。
- 59 受ノ心 (採点:6)
- 最初からきっちりと暗い雰囲気は出ていたとは思います。題材もいいです。
でもしっかりと書ききれてないというか、もっともっと栞の異常性を際立たせてほしかったかなぁと。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:4)
- 最低だなこの男(マテ)。
うーんなんというかやるせないなと。
「雰囲気を察しろ」系なSSなのかなと思いますが、きっちりと見せてもらえるほうが好みですので。
ただ「――あれは祐一さんの差し金ですか?」という秋子さんのセリフには違和感がありました。
言葉の使い方は間違ってないと思いますが祐一に対してこんな言い方するとはちと思えませんでしたので。
○雪凪ゆう さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:7)
- 自然を真琴に置き換えるという書き方が好きです。
ただ、文章に続けて会話文、という構成が多かったような気がします。あれは少し入っているから効果的だと思うので…。
他は、ちょっと改行が多いかな、と思ったくらいで他は良かったと思いました。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:6)
- 人生、辛い事もあるかもしれないけど、楽しい事はこんなにも身近にあるんだ…。
そんな感じの、ほのぼのしたところが好きです。
ただ、テンションが急に上がりすぎの様な気が…。
北川たちがいたなら他のクラスの人も居たわけですから、いきなり全校生徒の前で雪合戦を始めるのは難しかったかも知れません…。
- 04 Happiness (採点:10)
- ――気付かないで。
二つ目の言葉のかけらで気付いたとき、胸が締め付けられるほどに「そうか」と思いました。
記憶が混濁するところの「かまいたちの夜」の様な文体はどんどん引き込まれていきました。
それが、只の作品とこの作品とを区別する要因だったと私は思います。
恐怖して、そして感動して。
この作品を読んで良かったと思いました。
- 07 君への道のり (採点:9)
- 何も考えていなかったときは楽しかったこと。
けれど、目標が決まった途端に怖くなってしまう――。
そんな、大きな意味が感じられる作品でした。
誤字等があるところがありましたが、そんな事は無視できる程度だと思いました。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:3)
- …すみません、ホラーに耐性がないもので…全部読めません(泣)
- 11 夕凪の贈り物 (採点:5)
- お話自体は良いと思うのですが…いかんせん、ご都合主義な展開な気がしました。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:7)
- む、虫歯かあ…騙された…(笑)
- 26 大人 (採点:5)
- …いや、そういうオチですかっ!?
…と、一言だけ言っておきます(汗)
- 27 in the BOX (採点:8)
- エレベーターの中という場所を比喩の対象に使うところがすばらしいと思いました。
…それにしても、しりとりの内容が…(笑)
- 28 [メモリーリセット] (採点:6)
- 文学的というか…ごめんなさい、全ての伏線が読みきれません…。
でも、なんとなくいい雰囲気は感じられました。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:4)
- …何がどういう…!?
どっちかっていうと、第二部で終わった方が良かったような…。
でも、段落の名前が曲名だったのは好きです。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:6)
- …最後の段落にいたる時、「何故美汐が手をつながないのか」というところの説明が抜けている気がします。
一応、脳内補完で想像は出来るのですが…。少し、足りないかと思います。
- 53 一つの解釈 (採点:10)
- 読みが外れたと思ったら結局は予想通りだった…。
とは言っても、完全に騙されてふらふら見方を変えてしまいました…。
こういう解釈も、語られると「そうかも」と思ってしまうあたりがすばらしいです…。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:9)
- 会った事がないのに笑顔が思い出せない、というのにはひっかかりましたが…ところどころの展開で笑わせられました。
それで、シリアスの場面もちゃんと書かれていて良かったと思いました。
○倉科 さん
- 25 ぼくを尊敬して (採点:9)
- 最初読んだときはそれほど評価高くなかったんですけど、読み返すうちにどんどん点数アップ。
「尊敬」はちょっと、違う気がする。でも、「憧れられたかったんだ」でシメる終わり方は素敵。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:9)
- 何故だろう。なんか、好き(笑)
香里を狂言回しの語り手にして、一歩外に置いてあゆのことを書いてるのがいいのかなぁ。
上手く言えないんですけど、好みでした。
- 55 あしたがくれば (採点:6)
- 緊張感のある文章で、最初「おおっ」と思いましたが、読み終わってみるとなんだかするっとかわされたような気分になってしまいました。
文章は好みだっただけに、おしい。そんな気持ち。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:10)
- このSSを目の前にして、いまさら語ることがあろうか(反語表現)
素晴らしいSSでした。読ませていただけてよかったです。
○竹仙人 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:3)
- 面白くはなく、また上手くもなく、かといって斬新でもなく。
こうして読むからには、どれかひとつは欲しいのが正直なところ。
ただ、優しい話でした。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:3)
- 全体に渡って文字が不足しがちで、それが作品そのものをひたすら薄く、軽いものに仕立てあげてるように思います。必要最低限の文章だけで書かれているのかしら。でも、そうも見えないし……ふうむ。
命だとか、幸せだとか、そんな大層なものを扱う話なら、この四倍使って語ってもまだ有り余る。そう思わなくもないです。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:4)
- いやー、愛いやつめ。愛い愛い。
>いい加減俺のこと、名前で呼んでくれないか?
>一回じゃなく、ずっと、そう呼んでくれ。俺たち、友達じゃないか
いや待て、これって、モロ恋人同士の会話じゃないスか!
さすがに、友達なんだから苗字じゃなくて名前で呼んでくれ、という流れはどうだろうw プチ不自然w
んでも、ほのぼの〜。
- 04 Happiness (採点:7)
- 言葉のチョイス、というより積み重ねにしてやられました。
とりわけいいフレーズだとか、綺麗な文句だとか、そういうのが無かったにもかかわらず、気がつけば作品にのめりこんでいる自分が。前半なんか、某ゲームかよ、とぼやいていたのに、いつの間にやらむつかしい顔して文字にかじりついてましたw
やっぱり、それは、完成度が高いってことだと思います。あゆの最後の台詞なんか、グッとこみ上げてくるものが。
うーん、えがった。
- 05 初霜 (採点:5)
- うわ、感想に困るw 読み終えて、「悪くはないけど……」と採点に迷ってしまうタイプです。
文章が下手なわけじゃないし、お話もしんみり優しくていいんですが、足りないものがあるとすれば……結晶度。
一貫して三人称であるのに一部のキャラだけさん付けだとか、雰囲気に似合わないチョイスがちらほら見受けられて、それが全体の印象をうすぼやけさせてしまってる印象です。
- 06 すくみず! (採点:4)
- むう。引っ張った割にオチがたいしたことなくて残念。
いや問題は探偵ごっこじゃなくて。
それより何より不満点が。
スク水が目立ってない!
この一点に尽きます。
タイトルにまでなってるのに! つか、タイトルになってるのだから、スク水主役でいいんですよね?
着ただけで終わりなんて、そんな殺生な!
もっとこう、揺らしたりずらしたり何かに引っ掛けて破ったり、色々と!
せめて描写を三倍濃くしてくださらないとオカズにできんどす……
- 07 君への道のり (採点:5)
- 独白くっはー。
文字通り白くてまっさらなお話。けっして面白いタイプの話ではないけれど、キャラが作中で息をしている。スーハー。
自分の少ない語彙を総動員して、最も適切だと感じられた言葉は……
いい感じー。
でした!
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:2)
- 阿呆二人に苛々させられることはあっても、楽しむべき箇所が作中に組み込まれてないような……笑いどころは最後の看護婦さん、なのかな?
この作品のどの部分を楽しめばいいのか、俺には分かりませんでした。
- 09 七年の恋叶えます (採点:3)
- 冒頭で、栞があゆから祐一を掻っ攫う話なのかと思ったw
>自分ではなく、友達のではあるが、贅沢は言っていられない。
紛らわしーっ! いや、そっちの方が読みたかったのでw
肝心のお話なんですが、悪い意味でオーソドックスに尽きるいうか、いい場面の台詞もどこかの使い回しばかりだし、タイトルと冒頭数キロであらかた中身が分かってしまうし、かといって、かっぱえびせんみたいに分かってても止められないほど面白いわけでもなく。
総じて、作品の強みというものが感じられませんでした。退屈は人類最大の敵であります。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:5)
- うわ、容赦ねー。残酷な話は好きですけどw
ていうか、こうまで悲惨な目に合わせて殺すなんて、そんなに祐一のことがお嫌いですかw
- 11 夕凪の贈り物 (採点:6)
- うむー。たどり着いた結論がとてもグッ! でした。
豊かな語彙と正確な日本語に基づく洗練された文章は、一部使いどころを踏み誤っているような気がしなくもありませんでしたが、概ね成功しているように思えます。自分の趣味からはちと離れますがw
人生風任せ、がモットーなので、キャラが何かと奔走している話は読んでいて楽しいです。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:8)
- ポジティブではちゃめちゃで、雑っぽいけど一文一文丁寧で、いちいち耳に残るフレーズばっかりで、実に面白いっす。
推敲段階で、……、を…に削ったのかなぁ、とか変な想像までw
ともかく堪能しました。独特の雰囲気にヤラレマシタ。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:6)
- 確かに、野暮だ!
こづくr……言いっこなしだぜ。
でも、なるほど、これでタイトルの謎が解明しました。空飛ぶって、そのトぶだったん……あれ、どうもシモってまう……ぴろめ!
作品の肝からは外れてしまいますが、死に慣れてしまった幼児たちを見て少しゾッとしたのは自分だけかしら。
ともかく、それぞれのキャラが持ち味を出していて、楽しめました。もちろん、犯人には驚かされましたw
- 14 いつもなかよし。 (採点:6)
- キャラが全体的に脆く、かつぶっちゃけノリになってるような。
そして、何より端々に悪趣味さが滲み出ているw
だが、それもいい!
人を呪わば穴二つ。見事にずっぽり栞さん。香里が起きたら、雨降って、地固まる。さしずめそんなところスか。冒頭で期待値が変な方向に跳ね上がっただけに、その後は読むにつれてテンションが下がっていきました。むう、思ったより普通の話だったなー、とかそんなノリでw
そして、祐一と北川の会話が、こう、ミョーに、面白いw
- 15 君がくれたもの (採点:7)
- うーん、いい話や。
幕間劇としては特上モノ。もっくり堪能しました。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:5)
- 性欲の秋! 犯罪の秋! 二つ合わせて性犯罪の秋! ……いや犯罪は春か。実際はどっちが多いのかな。
しかし、半年経っても進歩のないカップルってどうなんだろうw している事が変わらないってことは、お互いの距離も変わってないってことで。くっついた段階がゴール、みたいになってませんか。むしろそれからこそがどんどん変わっていくものなのに。
……あゆの性格のせい、という事で万事解決? いやそれでええのかっ。ええのんかっ。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:7)
- 大 爆 笑
フォント強調していあるところは軒並みツボ入りましたw 普通ならシリアス一直線なのに、字を太くするだけで100%ギャグになってしまうんだものなあ。その使いどころのセンスに恐れ入りました。
特に冒頭とラストの破壊力が凄まじかったです。「それは」って、なんで無意味に強調してある上に中途半端過ぎる締めなんだw 尻切れトンボっていうか、トンボの羽持って真っ二つシーチキンくらい。
ジャンルは見てないんですが、シリアスと書くと嘘になるし、ギャグと書くとネタばらしだし、どうなんだろう? 後で確認してみますw
- 20 Dolls in the blue sky (採点:7)
- 相変わらず分かりやすいw
というか、前夜祭の覇者が何やってんだYO!
普通に上手いもんなぁ…………アンバランスのような気がしなくもなく、絶妙なバランスを保ってるような気もする。二人の末路とこれからの栞を考えると正直あの展開はどうかと思わなくもなく、でもこれしかないとも思う。唯一栞だけスッキリしなかったのが心残りかも。
短編で見せるあのキレ、切なさを、この長さ、この手の話でも出せるようになれば。というか、なれw
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:9)
- 猪突猛進系ライトラブストーリー。
んもう大好きだ。
勢いさえあればいいんだ! 話の希少性なんてノリでどうにでもなるんだ!
最後の最後に素面の香里をもってくるところも計算尽くかなw
んもう大好きだ。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:5)
- いや、なんか、めっさ淡白……機械的ですよね。
展開が妙でも読んでいてツマラナイ!
そういうことなのでした。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:4)
- うーん、タイトル負けしているっス。
こうも手の込んだ舞台を用意した意図が見えないというか、あゆと栞が好きで二人だけ残ってる世界が書きたかったのかなー、とか思ってしまいます。未来に飛ばされて混乱している、からあんま発展がなくて拍子抜けしてしまったので。持ち直しただけで終わってしまっても。
現状説明やら何やら、読者に植え付けるべき情報の順位を誤ってる印象が強かったです。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:8)
- これを久瀬でやってくれたらなあと、読みながらそんなことばかり考えてましたw
正直、佐祐理も舞も祐一も、まったくどうでもよくて。
彼に惚れてみたくなりました。
- 26 大人 (採点:4)
- 丁寧なんですけど、結末が見えるだけにだらだらだらだら感じてしまいました。
三分の一ほど読んだところで後ろから蹴飛ばしてやりたくなりw こういうウジウジ思考って悪い意味でツボなのです。それでもキャラに動きがあればいいんですが、喫茶店から公園まで移動して、その間たいした話をしたわけでもない。ひたすら自問自答の繰り返しなら、独りでやって欲しいところでもありました。
- 27 in the BOX (採点:5)
- あれれ? いつの間に異世界へ飛ばされたことになってたんだろう。エレベーターの中に閉じ込められたんじゃなかったのか……
何がどうなっているのかイマイチ釈然としなく、ちょっち不可解。
罪の告白も、割と珍しい未来なだけに、作中だけでは積み重ねてきた重みってのが感じられなく、薄っぺらさが拭えませんでした。そしてそれはキャラへのシンクロ率を低め、読者をより傍観者的立場へと誘ってしまい、その結果人形劇を見ている気分に……とか何とか。
結局のところ、それほど楽しめなかったちうことなんですがw
- 28 [メモリーリセット] (採点:6)
- いい感じだけど、微妙に微妙な微妙さ。といった微妙な感想がw そういえば最近の若い人は何かにつけて微妙と言って悪くない曖昧さを残しつつコミュニケーションをとる手段を身に着けているそうです。ナウなヤング。
文章はかなり好きなのにー。作品全体に漂う曖昧さみたいなもので、読後感が、こう、薄紫色に……
- 34 Dandelion (採点:7)
- ちぐはぐしてるようで、バッチリ決まってるー。……のかな。たぶん、そうだと思うので問題なし。
何より爽やか三組な雰囲気がええ感じ。地味に濃かった名雪がべりグッです。
- 36 天使のささやき (採点:4)
- 見せ場までのタメが弱いせいか、話そのものが使い古されてるからか、話に起伏が無いせいか、或いはその複数か。なんじゃこりゃ、という出来ではもちろんありませんが、読んだ直後の感想を平たく言うと、面白くない、になってしまいました! 一口に面白いつっても色々な面白味があるもんですが、いずれにも該当しなかったようであります。
- 37 儀式 (採点:5)
- ……いや、なゆちゃんはどうだろう! 卒業前だし、いいのか!? いいのんかっ。躊躇する北川の心境を考えると笑えてくるw
ストーリィは好きなんですが、見せ方が馬鹿正直過ぎるのと、日本語に面白味が欠けてるのが残念でした。一人称だと、もっと踏み込んだ形が好きなのです。まあ好みなんですがw
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:7)
- Oh,good! Very good! Yeah!
いや、ついw
不思議なお話でした。材料がないから先が読めなくて、読み進めながらオチが楽しみになっていく。そしてびっくりするw
いわゆるひとつの美談ですよね。どっかり堪能しましちゃ。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:6)
- うわぁ……なんか、もったいねえ。
すんごく興味深い展開を見せたと思いきや、謎が明かされないばかりかそこで終わってるし!
んな殺生な……でも面白かったです。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:7)
- しかも、無駄に完成度高ぇ!
ジャンルから中身からけっして退屈しませんでしたw
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:6)
- 前半は噴きまくりで、後半ダレまくり。
そしてオチが……('A`)
読者が慣れる前に勢いに任せて終わらせた方が、色々うまくいったような気もします。
残念。
でも噴いたw
- 44 1/2 (採点:8)
- ……氷解っ! そしてすかさず二度読み。
すると、謎がでろんでろん解けていきました。そして上手いなぁ、と窓の外を見ながらため息ひとつ。
この、デロデロさが、もう、たまらなく、好きだ!
- 45 彼の彼女のソネット (採点:3)
- うわー、カレカノだー。後半なんか、まんま二人だw
配役はさしずめ香里が有馬、祐一が雪野。気付いてしまうと、なんか萎えてしまいました。ごめんなさい、そういう性質なのです。
もし意図されてなかったら、すげー似てるので読んでみるのをお勧めしますw 巻数はかなりありますがw
目に付いたのはそれくらいで、他は……薄くてチープで残念。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:10)
- 感涙。感激。感動。いま涙ぐんでます。素で。読みながら何回サムズアップしたかもはや覚えておりません。
この気持ちをいったいどのように表現したいいのだろう。もう、最高! としか言いようがありません。
自分が最も読みたかった作品を、これほどまでのクオリティで書き上げてくださった作者様への感謝と畏敬の念は尽きません。
全64作品中唯一、満点を進呈させていただきます。
ぶっちゃけブルマ最高なんだよちくしょー!!! 穿かせたい、飛ばしたい、かぶせたい!!!
もうどうなってもいい……
- 47 ミコバイト (採点:5)
- にゃるほど、そういう相関図。
……しかし、肝心のお話が、含蓄やら云々に傾倒し過ぎていたような。すっ飛ばして読んだ方が良かったのかな、と後悔中。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:5)
- ナレーションがプロジェクトXだw それに気付いたとき、無意味に笑いました。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:7)
- 変に擦れてない話を久しぶりに読んだような気がするw 上から順に読んでいってるんですが、やっと舗装された道に出ることができた感覚です。すぐにコースアウトしそうですがw
話も、キャラも、純粋で、いいなあ。
いいなー。よかと。
- 51 Childhood's End (採点:9)
- うあー、大好きだ。この葛藤が大好き。ジレンマが大好き。祐一との微妙な関係も、波多野君との微妙な関係も、揺れ動いている美汐も。
振り子の振動が大きくなっていく過程がもう、思いっきりツボでした。
うぁー、もっと読みたい!
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:8)
- やばい、かなり好きだ。タイトルはあんましですが、お話が、文体が、つくられた雰囲気が、この二人が、好きでした。
自分探しの旅ってわけではないのに、それに通ずるものがある、なんて思ったり。まー、結局は若さと青春に行き着くんでしょうけどw
- 55 あしたがくれば (採点:6)
- やたら空虚というか、空しさやら虚しさやらは感じたんですが、謎が謎めいたまま終わってしまったような。うーん、読み取れんかった。夢オチなのか、妄想オチなのか、現実なのか。見落としたかな……
けっして嫌いでは、ないんですが。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:9)
- モロ、好み、俺、ヒット。
会話のノリから、地の文のテンポから、軽さ重さの比率から、爽やかさから青さから何から何までヒット!
深刻すぎず、軽すぎず。適度にポジティブ適度にネガティブ。バランス最高。
いやー、読めてよかたばい。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:3)
- 冒頭からあっさりと悩み事に順位をふる名雪を見せられて、萎えてしまった!
これこれは何位くらいで、これは何位以下だ、とか、そういうキャラじゃないような気がするんですよね。重要度なんてその時によって絶えず変化するものだし。この思考を行っている現在の名雪にとっての順位にしても、なんか、乱暴。
全体的に台詞回しがうそ臭い。というか、んー、下手、が一番しっくりくるんですが。
>「わかりません。わかりませんよ。何故秋子さんは、そんなことがいえるのです」
>「悔しいです。とても、悔しいです」
このあたりを読んで、違和感を通り越して可笑しさにまで到達しちゃってるんですが、作者の方にはこれで普通なんだろうなあ……
- 61 3月9日 (採点:4)
- うーん、見せ場が弱い。タメが足りない。
何よりオリキャラの存在が弱いという弱点が。
登場させるからにはもっと性格付けないし存在感を与えないと、得体の知れないキャラが出てきてなんかしてる、という印象から脱却できないように感じます。事実自分も、結局最後まで、こいつは何者だ、と眉間に皺を寄せっぱなしだったし。
なにせ、見たところ、好感を抱くために必要な材料があまりにも少なすぎるので。これでは、なぜ祐一や祐一の母を使わなかったのか(たとえ大幅にメスを入れることになっても)、という疑念が勝ってしまいかねない。そんな考えを起こさせないほど彼らには強みを持たせないと、厳しいんじゃないかなぁ、と。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:7)
- この話を手放しで賞賛できるようになりたいと強く思いました。
ただ、残念ながら、今の俺にはこの話を楽しむだけの技量が備わってないようなのです。相手の技量を見抜くのも強さのうちと言いますが、無理でしたw 具体的には、といっても抽象的にしか分からないんですが、楽しみどころが靄っぽいまま集まってくれない感覚で。文章は魅力的だし、とても好きなんですが。前回のこんぺでも似たような作品があったっけ……
今回のこんぺで図抜けているのは確かでした。
- 64 twilight-children (採点:6)
- この話で英語タイトルは…………いや趣味なんですがw
ものみの丘の伝説を紐解いた上で真琴と美汐の過去にまで踏み込んだ土台のしっかりした話でしたが、後半がどうも、後半というかモロあの子なんですが、ストライクゾーンから外れてしまいました。こうじゃなくてああいう性格ならなー、とか、ぶちぶち。いや、これも趣味なんですがw
趣味ばっかりでごめんなしー。
○電光刑事バン さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:9)
- いやあ、よかったです。
真琴エンド後、帰って来なかったバージョンでは五指に入ると思います。
名雪や美汐にSS特有の妙な癖がないのもいい感じです。
ただ、容量がこねたコンペ(前夜祭)とほぼ同数なのが減点対象です。
短くて読みやすいのはいいんですが、なんとなく手抜きに見えました。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:4)
- 話の流れはいい感じですが、なんかキャラに違和感があります。
まず、名雪を『水瀬さん』と他人行儀で呼ぶ北川。
名雪につれられて百花屋に行ったはずなのに、その事にふれない香里。
終わりの言葉は綺麗にまとめてあるのに、その途中経過が支離滅裂。なにより北川の存在が無意味に見えました。
単にハンカチを渡すだけなら、名雪のほうが自然であるように思えます。
それに、前夜祭とあまり変わらない容量では、締め切り間際のやっつけ仕事みたいでなにか嫌です。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:4)
- 単純に香里に『祐一君』と呼ばせたいだけで、これもなんか締め切り間際に急いで書いたと言う印象があります。
全体的な流れは悪くないと思いますが、前夜祭レベルのこネタって感じですね。
ただ、香里の一人称は栞と区別したほうがいいと思います。
- 04 Happiness (採点:5)
- 微妙、ですね。
こういうのが好きっていう人と、そうでない人に分かれるような気がします。
個人的にはほのぼのから一転してダークになるのは遠慮します。
なんとなくALLエンドなんて虚構の産物だ、と言いたげな内容にも思えますから。
- 06 すくみず! (採点:3)
- 個人レベルの感想では、かなり無理やりで強引な展開。
シリアスあり、ギャグありとしたみたいなのはいいんですが、結局そのどれにもなりきれずに中途半端に終わったような気がします。
なんというか、武闘派の香里というのはSS特有のクセみたいに思えます。
そもそも香里の部活は自由参加だし、それで体育会系というのも違和感があります。
まあ、こういうのもなんですが、香里や名雪のすくみずが見たくて祐一と北川が協力したという感じのコメディのほうが、下手に犯人を出すよりよかったのではないかと思います。
そうすれば、制服がなくてすくみずがあるという、シチュエーションの突拍子のなさが改善できると思いました。
むしろ変にシリアスにするより、ギャグのほうが好感が持てましたね。なにしろ事件そのものは迷宮入りですし。
- 07 君への道のり (採点:3)
- 恋愛と陸上競技を結びつけたところはなかなかよい着眼点だと思います。
欲を言うなら意外性がなく、なんとなく物語が平坦に感じられたことです。
それに、なんとなく締め切り前のやっつけ仕事みたいなので、そこが減点ポイントです。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:1)
- 終わってみればただのキャラ貶し。せめてギャグと注釈がついていたら、もう少し評価も変わったでしょう。
結局のところ、秋子さんは娘一人満足に育てられない無能者と言う事ですね。
最初があゆだったのだから最後まであゆ一本に絞ればいいものを、わざわざ名雪を出してまで貶すくらいですから、あなたはよほど名雪が嫌いなのでしょうね。
なぜそんな嫌いなキャラが出てくるゲームの二次創作なんてしているのでしょうか?
- 09 七年の恋叶えます (採点:2)
- 話の流れはいいと思いますが、なんとなくコンプティークで連載していたダ・カーポのマンガの流れにそっくりです。
ただ、祐一とあゆをくっつけるのいいですが、名雪の気持ちはどうなのでしょうか?
まあ、単に名雪が嫌いなので書かなかっただけかもしれませんけど。
後、無駄にキャラが出すぎているようにも感じます。もう少し登場キャラを絞り込んだほうがいいと思います。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:2)
- ホラー、ダークとしてはいいと思います。
ただ、ちょっとこういうのは趣味ではないので。
個人的に、生きる喜びを得ることよりも、死んだほうが楽だと思いますので。
それ以上考えなくていいし、考える必要もない。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:6)
- 妖狐についてよく調べてあるし、比較的長い文章なのに破綻していないところが素晴らしいです。
ただ、これを読んで感じたのは、強い美汐のイメージでしたね。
なんとなく、原作の美汐とは大違いに見えました。
まあ、この先祐一と美汐は失ってしまったもの大きさのために、傷をなめあって孤独に生きていくのかな、とも思いました。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:5)
- 主観キャラがころころ入れ替わるので読みにくかったです。
部分部分の面白さはあるのですが、全体としてみた場合ただごちゃごちゃしているだけのような気もします。
要は舞の能力で奇跡を起こすということなのでしょうか?
ハーレム作るためにがんばれと?
文章力はともかくとしても、話の構成力に難があるように思えます。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:4)
- 話的にはいいと思いますが、結局のところなにが書きたかったのかわかりません。
まさか、名雪がネコを見ると見境を無くす中毒患者だ、という具合に名雪貶しがしたかっただけでしょうか?
部分部分はいいのに、全体で見ると支離滅裂。もう少し書く内容を絞り込んだほうがいいと思います。
- 14 いつもなかよし。 (採点:4)
- 美坂姉妹ネタ、のわりにはダークっぽいので減点対象。
北川の香里好きが安易っぽくて減点。
話にまとまりがないのも減点。
結局のところ、このSSを通じて読者になにを伝えたかったのかがわかりませんでした。
- 15 君がくれたもの (採点:6)
- 結局のところ、栞の奇跡はあゆの犠牲。だとすると、オリキャラの少年の存在が意味不明。
彼もまた、なんらかの病気で長期入院を余儀なくされていたのだとすれば、この回復もあゆの犠牲?
最後の部分だけ綺麗な言葉でまとめているように思えるのも減点。
ですが、文章と構成は秀逸です。この点は評価できます。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:7)
- 歯医者さんネタ第二段?
でも、こっちのほうがキャラが壊れていないので高評価。
ただ、あゆがあれ以上ダイエットすると、確実に死ぬ。
そもそも公称値41sよりやせてどうする。
と、いう具合に楽しめました。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:10)
- 文句なし、ですね。
キャラを美坂チームに絞り込み、SS特有の妙なクセを出さなかったばかりか、オリキャラも彩りを添えている。
祐一&北川、名雪&香里のストーリーを平行させつつ、破綻させないところも見事です。
久々にKanonを堪能させていただきました。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:5)
- 途中のノリは面白かったのですが、トータルで見ると北川の妹とかが余計に見えました。
なんというか、支離滅裂なのに読ませる勢いがある。と評します、
- 19 Rainy day (採点:6)
- いい感じでまとめてくれたので高評価です。
まあ、これで名雪が一人でおきたから雨がふったんだ、などと書いたら文句なく一点でしたが。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:3)
- 読み終えた感想としては、これKanonか? ですね。
話としては面白いし、読み応えがある。
でも、二次創作物かというとそうでもない。
微妙ですね。
- 21 ダウト (採点:2)
- 内容が無いよう? というくらい滅茶苦茶に見えました。
なにがなにやらさっぱりわかりません。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:7)
- それなりに悪くない話ですが、ありがちな話であるとも思います。
着かず離れず微妙な距離。
もしかすると、これが二人の距離なのかと思わされました。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:5)
- あゆと美汐のカップリングというのは珍しいですが、それだけに書くのが難しい題材といえます。
結局のところ、あゆは食い逃げ以外に能がないように見えたのが減点対象です。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:5)
- 本当にKanonのSSかなあ、これ。
別にKanonでなくてもできそうな気もします。
微妙ですね。
面白いし、話もよくまとまっているのですが、だからなに? という感じです。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:2)
- う〜ん、微妙。
なんとコメントしてよいやら。
単純に女の子ナンパして失敗した、と解釈すればいいのか。
それ以前にこれはKanonを題材にしなくてはならない話なのか。
- 26 大人 (採点:1)
- 途中までいい感じだったのに、オチがあれかい。
もしかするとこの人はKanonが嫌いなのだろうか。
- 27 in the BOX (採点:5)
- 書いてる内容はいいものでしたが、下ネタに走ったので大幅に減点です。
確かにそう言う状況のアリですが、もう少し女の子の気持ちも考えましょう。
- 28 [メモリーリセット] (採点:3)
- 微妙。
いいのか悪いのかわからないのが微妙。
要は栞が死んで香里が自殺未遂して目覚めるまでの夢ということなのだろうか?
だとするなら減点ですが。
- 29 白い世界を見つめて (採点:3)
- 確か前にも似たようなシチュエーションのSSを読んだ記憶がありますな。
祐一が栞と同じ病気になるというやつ。
栞の病気が再発して死んでるというのは新しくはありますが、それならはじめから奇跡を起こす必然が感じられません。
- 30 北の空に手を振った (採点:3)
- 短い、でも充分。
ただ、あゆが食い逃げしか能がないように見えたので減点。
もう少しオリキャラとかを書きこんでおいて、Kanonキャラと上手く共存させればもっとよかったと思います。
時間がなかったというのは言い訳になりませんからね。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:5)
- 読後感もいいし、話のテンポもいい。
しかし、最初から名雪貶しに走るのはちょっと。
どうせ遅刻してくるだの、立ったまま寝るだの。
そういった名雪の欠点部分の描写がマイナスのイメージに働いて、後の展開も軽く感じられました。
それと、三点リーダーの多用や台詞の末尾の「。」が鬱陶しく思いました。
後、誤字も多かったので、その分減点となります。
まあ、不思議なのは、なぜ名雪は祐一に手紙を書かなかったのかですな。
- 32 春夏秋冬 (採点:4)
- あゆとマンネリなので名雪と浮気なのだろうか、この内容は。
名雪といえばああなのかもしれませんが、登場シーンにマイナスのイメージしかないので減点。
- 33 修学旅行前 (採点:4)
- テンポはいいが、ギャグはお約束。特に祐一と北川。
それ以前に沖縄なのだから、祐一はベランダよりも高いところに。
途中で微妙にAIRやCLANNADがクロスしたのは減点。
わざとでもなんでも、誤字は厳禁。
- 34 Dandelion (採点:6)
- なかなかよい話ですが、ギャグとシリアスが中途半端に混じった感じに思います。
むしろどちらか一方に絞って構成したほうがよかったのではないでしょうか?
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:7)
- よいお話でした。
名雪も可愛かったし、オリキャラの親父もいい感じです。
ただ、誤字とか脱字が多かったので、その分減点となります。
- 36 天使のささやき (採点:6)
- 話としては悪くないし、テンポもいい。
でも、何故か釈然としない。
どうも人死にの出る話はだめなようです。
- 37 儀式 (採点:4)
- 北川×名雪モノで、定番の栞シナリオネタ。
一般的なのは栞が死んでいて祐一×香里なんですが、栞がいきてて姉妹で奪い合いというのはちょっと。
それに名雪の祐一に対する好きという気持ちが、男女間のそれに見えていまいち。
結局祐一が都合の悪いことを、みんな忘れているのが許せませんでした。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:8)
- 可もなし不可もなし。
読後感もいいし、特にキャラ壊れがあるわけでもない。
本当なら10点なのですが、誤字脱字があったのでその分減点となります。
- 39 虚夢 (採点:3)
- 話のつながりがわからず、結果的に読みにくい話でした。
まあ、星新一氏が書いたなら、もっと面白かったと思います。
なにかの小説をヒントにSSを書くのはいいですが、その小説の持つ本質を理解していないと、伝わるものも伝わりません。
小説、文章は技術で書くものではなく、心で書くものだと思ってください。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:6)
- 鶏が先か卵が先か。
よくあるパラドクスネタで、オチと展開が読みやすかったです。
ウォーターラインは少々マニアックすぎる気もしますが、ガンプラネタ出されても引くものがありますね。
まあ、かおりんの親父の名前が伊織というのは、どこかで見た気がします。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:6)
- ピロの主観で真琴シナリオの裏話という着眼点はよかったです。
ただ、ちょっとダークな雰囲気と、あゆと名雪の部分が余計に見えました。
それと、関西弁と一くくりにするのは関東人の偏見で、きちんと大阪弁と神戸弁に区別しないと本場の人は怒るそうです。
ちなみに似非関西弁も本当はダメです。本場の人が聞くと怒ります。
- 42 復讐 (採点:6)
- 真琴の場合は『妖狐』であって、普通の狐ではないのですが。
まあ、普通の狐でも長生きすればそうなるらしいですが。
ただ、七年前は丁度あゆのエピソードの真っ最中。真琴の入る余地はなさそうですが、そのあたりはどうなんでしょうか?
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:1)
- 所謂台本書きをこのようにアレンジするとは面白い。
寿限無ネタもなかなかでしたが、近鉄はダウト。(しかも誤字)
いくらギャグでも、やっていいことと悪いことがあります。
まあ、これで『たらちね』をやればもう少し評価は高かったでしょうけど。
- 44 1/2 (採点:5)
- ダークというか、微妙な内容ですな。
栞が死んで祐一がが後を追って、香里と名雪が狂った。と解釈するべきか。
その関連がわかりにくいので、いまいちダークになりきれていない気がします。
なんというか、ダークはキャラの心理描写が売りです。狂っている様子を客観視するものではないです。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:3)
- 栞死後の祐一×香里としては定番の展開です。
ただ、香里が名雪の気持ち知らないというのも変な話ですし。
なんとなく、ご都合主義的展開に見えました。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:10)
- 前回はめがね、今回はすくみず、そしてブルマー。
三種の神器がそろいました。(笑)
祐一と北川がお馬鹿でいいです。
ギャグもテンポよく仕上がってますし、文句なしの最高点です。
- 47 ミコバイト (採点:4)
- 一応話の筋は通っているのですが、読めば読むほど謎だらけ。
名雪の眠りとかジャムの正体とかネタフリをしているわりには話が終わっておらず、なんとなくファンタジーSSの一話目という雰囲気です。
とりあえず謎をまいて伏線にしているような感じがします。
というわけで、できはともかく話がまとめきれていないように思えました。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:6)
- 長かったわりには話のつながりがいまいち。
結局は最後の一言のための前フリ。
でもまあ、悪い話ではなかったです。
細かく突っ込むとかなりボロがでますから。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:1)
- 話は上手ですが、KanonのSSと呼べるかどうか。
それに昭和三十年代とか、秋子さんのお姉さんの存在がないのが減点。
その人がいないと祐一が存在しませんから。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:8)
- 名雪がすっきりいい感じです。
ただ、短いのがちょっと。
- 51 Childhood's End (採点:3)
- 情感が伝わってきていいと言う人と、KanonのSSじゃないだろうと言う人に分かれそうです。
結局のところ祐一と美汐の関係が不明瞭なので、そこが個人的に感情移入できない要因になっています。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:3)
- いまいちよくわからない内容。
情感がこもっていると聞こえはいいが、その実中身が伴っていないような気がします。
- 53 一つの解釈 (採点:3)
- 長いわりには内容が伴っていないような。
結局のところ、栞シナリオのトゥルーエンドは夢オチでしたということでしょうか。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:3)
- う〜ん、なんともコメントしにくい。
なんというか、ただダラダラと書いているだけという印象のほうが強いです。
情感的といえばいいが、その実中身がないとも言えます。
とにかく、私には理解できませんでした。
- 55 あしたがくれば (採点:3)
- コメントしにくい、というか理解できません。
最近はこういう形式が流行りなのかどうかはわかりませんが、いまいちなにがやりたいのかがわかりません。
心で書くのも大事ですが、しっかりと自分の伝えたい事を盛り込まないと、読み手には伝わらないものです。
技巧に走るのもいいですが、単純で読みやすいほうがいいと思います。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:6)
- う〜ん、微妙ですね。
そもそも栞シナリオに北川は関与してないし、祐一の実家が東京でもない。
自転車に踏むブレーキなんてあるわけないし、北川の妹なら半オフィシャルで麻宮姉妹だし。
とにかく、内容的にはKanonのSSである必然も感じられません。
それ以前にゲームをプレイした事があるのかが疑問ですな。
- 57 Beyond the recollection (採点:4)
- 舞が死んで、その後祐一と佐祐理が結婚して、生まれる子供が舞。
なにか昔の同人マンガで見たか、どこかで聞いたような気がします。
それと、佐祐理の一人称がバラバラで、名前と『私』が混在していました。
なにかの効果を狙ってかと思いましたが、特にそうでもないようなので減点です。
それ以前に人死にが出たのも減点です。
- 58 Harmony (採点:1)
- 10KBそこそこの話に誤字多し。
書きたい事はわかりますが、これは減点対象です。
いくらなんでも推敲の暇がなかったわけではないでしょうから。
- 59 受ノ心 (採点:8)
- なんというか、ダークとはかくあるべき、という感じです。
ただ、香里が自殺したのと、名雪の結末が中途半端なのが減点です。
それに、香里が栞の存在を消してたのは、クリスマスの日にプレゼントを渡した時からです。
それからすると、消してたのはほんの一月ばかりの事なのに。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:1)
- なんというか、この内容はついこの間発売されたKanonアンソロジーノベルの内容そのままですね。
多少のひねりは加えてあるものの、基本的に父親には別の家庭があるという点で共通です。
パクリとは言いませんが、時期が悪かったとだけ言っておきましょう。
- 61 3月9日 (採点:5)
- 秋子さんが再婚するなら、もっと早くにするんじゃないかなと思ってみたり。
名雪が色々と難しい年頃になってからよりは、小さい頃のほうが問題が少なくて済みそうな気もします。
そういえば祐一はどうしたのだろうか。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:2)
- 栞死後の祐一×香里というのは定番ですが、このケースのいずれも名雪に触れていないんですよね。
香里はなぜ祐一を知っているのですか?
祐一が香里に呼び出されたとき、名雪は祐一になんと言いましたか?
栞の事で祐一が落ち込んでいるとき、そばで支えたのは誰ですか?
百花屋に香里を連れてきたのは誰ですか?
このあたりをクリアした祐一×香里ものって少ないんですよね。
というわけで、多少の表現の差はあっても、本質的な内容は他とあまり差がないので減点です。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:3)
- タイトルと内容の関連が不明。
フィーリングで書くのもいいですが、最初と終わりの内容がちぐはぐなような気もします。
結局のところなにが書きたいのか、なにを伝えたいのかがわかりませんでした。
- 64 twilight-children (採点:9)
- なかなかによいお話でした。
ただ、シロツメクサもクローバーも同じじゃなかったかな、と思ったものでして。
○猫竹林 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:6)
- 居なくなった者を記憶に留め、それは自分の中で生き続ける。
でも、結局は二度と会えない訳でして。
こういったテーマであっさりしていると、
気持ちはそんな物だったの?と思うのですが。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:4)
- えーと、名前で呼ぶことに特殊な意義があるのでしょうか?
そんなに頑張ってまで。
- 04 Happiness (採点:8)
- 構成がとても興味深い。
内容的には嫌いな描写が多いのですが、話としては良いと思う。
×は苦笑しましたし、口調にちょっと違和感がありましたが。
- 05 初霜 (採点:4)
- 手編みのセーターと手袋を墓前に供える人には、共感できませんでした。
あと、胸が大きいのが幸せだったり、表現が微妙だと思います。
- 09 七年の恋叶えます (採点:5)
- 移動も動きもあるのに、なんだか変化に乏しい気がします。
そう思ってしまうところが問題ではないかと。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:6)
- 言葉の組み合わせが妙です。使い方も。
意図してやっているのでしょうが・・・
私には語感とイメージが合いませんでした。
力を込めて描き込まれているのに、ラストは意外なほどありがちで残念。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:7)
- 奇蹟というのは、人の想像を超える物だと思います。誰が起こすにしても。
獣でも、植物でも、人間でも、居るんなら神でも。
僅かな可能性や、固定観念をうち破って突き進む人の意志なんかは、
大好きなテーマです。
が、再び逢いたいという願い・・・
自分の好きな人だけを蘇らせて欲しいというのは、いまいち魅力を感じませんでした。
別れは例外なく訪れることですから。
ところで特殊な力を持つとされる者は、
畏怖される方が多いような気がしますがどうでしょう?
知的水準の低い時代は、文字が読めたり、系統的ではなくても科学的な理解がある彼らは、
権力と結びついて社会的に高い位置を占めていたと思うのですが。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:8)
- 人間の可能性。多分、語り尽くすことのできない永遠の課題だと思います。
気になる点も結構あるのですが、こういうの好きです。
>矛盾?不可能?そんなの知ったこっちゃない
そんな気概に溢れた人たちの想いこそが、
奇跡的な結末を呼び起こすのだと思うのです。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:5)
- ムササビって飼えるんですか?
もう少しストーリーの芯をわかりやすく示して欲しいです。
状況や変化の理由も。
- 14 いつもなかよし。 (採点:6)
- 意識不明の友人が居る病室で話す会話じゃないと思うんですけど。
場所柄、登場人物に嫌悪感が。
- 15 君がくれたもの (採点:4)
- 身体の拘束はあまりお勧めできませんが→ベッドに磔。
それと、病院側の人間の行動に違和感があります。
曖昧な理由で自殺しようとする人間に共感したり、美化するのは嫌いです。
何かにすがる弱さは認めたいですが。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:10)
- 生き生きと人間が描かれてる。場面展開や構成も好み。
オチの強引さも気になりません。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:6)
- SF好きの上、ロシア好きなので(笑)
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:4)
- 彼女に告白した人って可哀想だなぁ、と思ったり。
- 34 Dandelion (採点:2)
- 私の感性では受け入れられませんでした。理解も出来ませんでした。
なんとなくゴメンナサイ。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:2)
- よくわかりません。
何かとのクロスオーバーなんでしょうか?
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:7)
- ともかく、笑ってしまったので。
「鶴は千年亀は万年」が入る事もあるそうですねぇ。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:3)
- ストーリー展開や人物の考え方が嫌いです。深刻な雰囲気に浸っている人物も。
近親の死を扱いながらも、
終わりが”愛してます””私も”なのは・・・どうでしょうか。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:4)
- 時代背景好みなんですけど・・・雰囲気も。
一体、何を仰りたいのですか?
頭の悪い私には理解できませんでした。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:5)
- 彼女の戸惑いや葛藤、自分から手を差し出すまでの過程。
そんなのをもう少し詳細に描いて欲しいです。
- 53 一つの解釈 (採点:4)
- まさに一つの解釈ですね。
納得はできそうですが、話としての主題は何処にあるのでしょう。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:8)
- 良い。軽快。構成も文章も巧いと思う。
ガリガリ君や、調子外れの水戸黄門や、
そこに無い丘までの競争とか、ちょっと謝るだけに旅する兄とか。
ラストが物足りない気がしますけど、こういう性格の登場人物は大好きです。
ただ、アウシュビッツの例示は勘弁してください・・・
- 57 Beyond the recollection (採点:4)
- そんな曖昧な理由で、簡単に自殺しないでくださいっ(笑)
それと医者は”ご冥福”という言葉を使うのでしょうか?
- 58 Harmony (採点:5)
- 天使君って、何者なんでしょ。
話の中だけでも納得できる説明をして欲しいです。
童話的な不思議世界は好みです。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:5)
- 不出来な親父ですねぇ、この父親。
ストーリー上、そんな甲斐性無しの男の独白は似合わないと思います。
金を払えば罪は消えるのでしょうか。
なんとなく、おっさんの行動が美化・正当化されている感じが嫌です。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:7)
- モノクロに空と海の青だけの世界。寂しく幻想的です。
叙述も好みです。2ページ目後半まではかなり惹かれました。
なんですけど、最後の心情変化に首を捻ってしまいまして。
死を扱いながら残る二人が代わって幸せになるというのは、軽すぎるのではないかと。
微妙にカムパネルラでしょうか?
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:6)
- 題名に惹かれて、真っ先に読みました(笑)
流れる雰囲気や思い浮かべる景色は良いと思います。
ですが少々散漫で、描き込もうとされた言葉が多すぎて、
話へ素直に引き込まれませんでした。
また、色的に血とイチゴシロップの組み合わせはどうかと。
- 64 twilight-children (採点:7)
- 暴れん坊ながらも、無邪気に心優しい彼女が良く表されていると思います。
不思議な存在が現れて会話を交わしますが、
回顧だけでなくそこから何かを得たり、変わったり、何か進展が欲しかった。
疑問なところとして、黄緑色はどちらかというと春の息吹では?
北国の紳士はジャック・フロスト氏でしょうか?
○歩く人 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:3)
- 誤字二箇所。
ありきたりです。ついでに少し違和感ありました。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:4)
- ぬぬぬ……コメントに困る……後半の雪合戦を詳細に書いたのは字数稼ぎ……?でも、悪くはなかったです。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:6)
- はて、妙に琴線に触れましたが……何でだろう?作品の雰囲気が何となく自分好みだったようです。
ただ、栞の「一年前かな」発言はちょっと寒かったですね。
- 04 Happiness (採点:3)
- 設定は良かった。構成もそれなり。ただ、多少冗長に過ぎたようです。それに表現が薄っぺらと言うか、単純というか、しょぼいというか……前半部が特に顕著なようです。句読点ミスもありました。
でも締めは良かったです。
- 05 初霜 (採点:5)
- 秋子のみならず祐一までが「あの人」と言うのが変だと感じました。会ったことないですよね?墓参りでの祐一の対応にもちょっと違和感。他は特にないです。
- 06 すくみず! (採点:7)
- 最後の謎解きが少し期待はずれ。それ以外は特に文句は無いです。むしろ楽しく拝見出来ました。
- 07 君への道のり (採点:6)
- なにか物足りなさを感じますが、概ね楽しく拝見することが出来ました。良かったです。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:1)
- ギャグが弱い。
- 09 七年の恋叶えます (採点:6)
- 普通に良いお話。でも、祐一の高所恐怖症はなかなか払拭し難い物があると思うので樹に登る箇所なんかは違和感ありました。
栞、真琴が良い味出てます。冗長に過ぎる感はありますが、概ね楽しめたので良しとします。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:7)
- うーむ、祐一の持つ罪の意識が如何に重いかが伝わってきます。背負った罪の重さで生きることすら出来なくなったんですねぇ……。なかなかに興味深く拝見出来ました。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:4)
- 良いお話なんだろうけど……死んだのではなくものみの丘に帰った信じているなら戻ってくるという奇蹟を信じるのもアリですが、個人的に死んだと考えているなら駄目って感じがします。
設定や構成、表現はかなり良かったと思いますが、ちょっと入り込めなかった。残念です。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:1)
- 前半部のノリが極悪。もうとにかく駄目。読む気が急速に失せました。ただ、後半はそれなり。締めもなかなか。とはいえ、全体の感想としては前半部のノリはどうにかならんのかというところに集約します。もっと上手いドタバタ劇を演出して欲しいものです。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:6)
- 猫って野菜荒らしするのか?とか思いましたが、好奇心旺盛な仔猫なら或いは……うーん、それでもやりそうにない気が……それにいくらかばってもこれだけやれば普通ばれそうな気もする。あと、冒頭の時速40kmで飛ぶって結局なんだったのかとか……いや、そもそも途中から飛ぶって関係ないような……。この辺どうにかした方が良かったかも知れません。タイトルと後半部全く関係ないし。
ラスト前の真琴の台詞が妙に良かった。彼女の笑顔が目に浮かびます。美汐の葛藤や、保育所での埋葬シーンも印象的でした。内容とタイトルが外れてますが、全体としては良かったと思います。
- 14 いつもなかよし。 (採点:7)
- ……確かに香里はある意味強いですね。マイナスの方向に強いわけですが。そういう強さはいらないなぁとか思いました。
感想ですが……つかみが妙に心の琴線に触れました。あと、人間くさいとでも言うのでしょうか……祐一が言った人間ってそんなもんだって発言は当たり前なのに今更のごとく妙に納得してしまいました。葛藤や各人物の反応も良かった。妙に生々しく感じました……多少蛇足な部分もありましたが。
あと、これは個人的なことですが、ナースコールについての記述が欲しかったですね。例えば北川が「て言うかナースコール使えよ!」と言って突っ込むとか。
以上です。
- 15 君がくれたもの (採点:8)
- 良い話。それにオリキャラの扱いが上手かった。栞の葛藤もよく書けていると思います。堪能させていただきました。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:7)
- ……前置きが妙に長かったのですが、まあ、こういうのも悪くはないです。
ほのぼの感がいい味出てます。虫歯のオチもほほえましくていい感じ。良い作品です。堪能させていただきました。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:7)
- 誤字?あり。あと、「……」の使い方がおかしい箇所が一箇所。自分がおかしいと思っただけではありますが。ついでに、「確り」は素直にひらがなにしておいた方が良いです。
「なるほど、その通りかも」と思ったり「うーん、そうかなぁ?」と思ったり。なかなかに深いお話でした。楽しませていただきました。
……北川って金髪なんですね。確かに立ち絵は金髪なんですけどね……口に出して「金髪の兄ちゃん」と言われると違和感アリです。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:7)
- 笑った。北川の馬鹿さ加減は見事なくらいです。「学割ききますか?」なんかは大爆笑しました。まあ、寒い部分もありましたが、大爆笑出来たので良しとします。面白かった。
- 19 Rainy day (採点:2)
- えーと、これで終わりですか?動物園に行く約束が雨で中止になっただけですが……普通ここから話を広げるのでは?話としては不十分です。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:2)
- とりあえずキャラの名前を出しさえすれば二次創作であると言うのは何か違うだろうと言っておきます。
- 21 ダウト (採点:1)
- 何というか、早く本題に入れとか、早く先に進めとか思いました。無駄が多いのです。あとそうですね……見てられないって感じです。笑いの方向が自分とは正反対だなぁ、これは。それ以前に普通に笑いの方向を間違っているような……。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:6)
- なかなかに楽しめました。それに各キャラが上手く描かれていたと思います。良かったです。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:6)
- 美汐とあゆという珍しい組み合わせ。二人の会話が少しだらだらしていた気がしますが、概ね楽しめました。「ミギテとヒダリテ」というタイトルもなるほどと思わせてくれます。良かったです。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:9)
- これは良い。設定自体はありふれていますが、そこに栞とあゆを上手く絡めて物語を構成していますね。特に違和感は無かったです。世界観も違和感無く表現されていてイメージが掴みやすかった。あゆ、栞の心理描写も上手く描かれていて、なにげにダーナもいい味出ています。タイトルも上手い。良作です。堪能させていただきました。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:6)
- ああ、これはかなり良い。このオリキャラ「僕」がいい味出てますね。彼を通じて佐祐理のあり方が伝わってきます。ただ、終わりが中途半端に感じました。ちょっと物足りないかな……。
- 26 大人 (採点:2)
- ……??いつまで経っても本題に入ろうとしない名雪にイライラしつつ最後まで読みましたけど……要は大人な香里は邪魔者だったってことですか。心情の吐露にほぼ全てを費やしてますが、途中で疲れてきました。その上最後がこれですか……一体なんだったんだろう?って感じですね。意味不明です。
- 27 in the BOX (採点:2)
- 祐一は何に対して謝らないのかイマイチ分からない……良い話のようでイマイチです。話自体はそれなりに良かったと思うんですけどね……。
- 28 [メモリーリセット] (採点:4)
- 状況が掴みにくい。あと「彼」は一人の人物に統一されていないんですか?「彼ら」は祐一達のことですよねぇ……?香里の心情は上手く書けていますが……うーん、香里は病院にいるんですかね?最後の描写がそれっぽいんですが。何だろう、香里は自分だけの世界に閉じこもっていた、で、そこから目を覚ましてepilogueへ、で合ってますか?
ちょっと頭をひねる内容。分かりにくいです。
- 29 白い世界を見つめて (採点:5)
- 台詞が微妙。何となく理系の人な感じ?それはともかく、そのせいでイマイチ入り込めなかったですね。話自体は切ない感じがして良かったと思いますが。
「…お姉ちゃんが二人に増えました」この台詞はどうなんでしょうね。言いたいことは分かるのですが……。
- 30 北の空に手を振った (採点:2)
- 微妙。違和感が拭えませんでした。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:3)
- 祐一のヘタレっぷりにイライラ。子供じゃないんだから脳使えよとか思うわけですが、実際当事者になったらそうはいかないかもなぁと感じます。
全体として無駄が多いかと。特に前半はもっと削れましたね。あとヘタレ度合いがきつすぎて取っ付きにくかったかな。あとは特にないです。
- 32 春夏秋冬 (採点:3)
- 後半の祐一の反応が微妙。もうちょっと紆余曲折ありそうな気がします。容量制限があるから難しいかもしれませんが。あと、締めがイマイチ。
- 33 修学旅行前 (採点:1)
- 誤字あり。読点が妙な所もあります。
ほのぼの?うーん、どうだろう?祐一を見ると壊れ系とも取れるかも……あと、蛇足が多いですね。状況を懇切丁寧に説明しすぎだし。もう少し表現に気を遣った方が良いです。
一番駄目なのは祐一ですね。行動が馬鹿すぎます。こういうのは不条理系とか壊れ系だけにしておきましょう。
- 34 Dandelion (採点:8)
- 導入部分が少し引っかかる、らしくない台詞まわしが一箇所。
ほのぼの。とにかくキャラが魅力的。美汐なんかは感動的なくらい魅力的でした。内容も穏やかでいい感じ。猫のやり取りもなにげに良かった。ささくれだった心でも穏やかにさせてくれるとでも言うのでしょうか、真琴からにじみ出るほほえましい雰囲気がツボに来ました。良作です。堪能させていただきました。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:3)
- 悲しみに対する表現力が足りない。名雪が叫ぶシーンが特に顕著でした。
良い話?なんだろうが、都合が良すぎるのもどうかと。あと、感覚としては二人の前に顔を出したりはしないのではないかとも思いますね。この辺は判断が分かれるでしょうが。あとあゆを都合良く使いすぎですね。奇跡を演出するには致し方ないことかもしれませんが。
もう少し納得させてください。あともう少し表現を練り上げられれば良いかと。
- 36 天使のささやき (採点:4)
- 締めがイマイチだったかなと。全体的に盛り上がりに欠けるのも気になりました。とはいえ、話としては良かったのではないかと。特に二枚目の手紙の演出はなかなか良かった。
- 37 儀式 (採点:2)
- うーん……どうなんだろう?微妙です。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:8)
- 正直居場所を知るだけならどうとでもなるとは思うのですが、まあ、その辺はヤボな話なのでしょう。猫の手紙を始めた経緯も「なんでそこで猫?」とか思わないでもないですが……。
良いですね。オリキャラの個性が良い意味で際立ってます。なにより内容が良かった。終始和やかな雰囲気で、いい気分で読むことが出来ました。良作です。堪能させていただきました。
- 39 虚夢 (採点:9)
- 最初の一文「ただ、あの笑顔が掴まえたかった。」→「ただ、あの笑顔を掴まえたかった。」ではないかと。それとも「が」で良かったのかな?
あー、巧いなこれは。ダークと言うより不幸って感じですが……。
オリキャラから滲み出る絶望が上手く表現されていますね。それに栞の覚悟、諦観その他色々な感情が混ざり合ったような様子も印象的でした。タイトルも絶妙。良作です。堪能させていただきました。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:9)
- なかなかに面白い設定。美坂父と祐一のやり取りもなかなかに楽しい。雰囲気も良し。何より妙にツボに来た。堪能させていただきました。
- 41 ARIA 〜いつか見上げた空に〜 (採点:3)
- コメントが難しい……。
そそられなかった。まあ、ピロが饒舌に過ぎるのが原因かな?他は特にないです。
- 42 復讐 (採点:5)
- むう、なかなかに興味深いお話。仔狐真琴のエピソードをうまく書いてますね。ちょっと安易かなとは思いましたが、なかなかに面白かった。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:1)
- おいおい、文字化けしてるよ……これは本コンペ開催に対するアンチテーゼの一種なのか?とか思いましたが、多分違うでしょうね。最下位狙い?これはあるかな?感想が罵詈雑言で彩られても不思議じゃないな、これは。
とりあえず貴殿が勇者なのは良く分かりました。酒でも飲んでたんですか?
もしや釣りか?
- 44 1/2 (採点:9)
- ……後半冷や汗が出た。巧いねこれは。前半部の奇妙さも後半部がこれなら納得。
名雪が凄いことになってますね。こういう人を想像すると寒気がしてきます。香里も程良く壊れてるし。事情を知る人間が二人の関係を見たら怖気が走りますね。ちょっとゾクッと来ました。堪能させていただきました。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:6)
- 祐一がかなり薄っぺらい。葛藤が浅いですね。あとは特にないです。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:1)
- なんて奴らだ(汗。こんな作品を書く貴方には妄想・下ネタ大爆発の小野寺浩二漫画作品がオススメです。
さて……作品は後半からは疲れただけですね。もうちょっと工夫してください。
- 47 ミコバイト (採点:9)
- 物語の裏側の作りが巧い。忘却の真相も上手く出来てます。話の内容も納得。何より締めが良い。非常に興味深く拝見させてもらいました。こういう解釈もあるんですねぇ……。ただ、このタイトルはかなりいただけないかと。バイトじゃないだろうこれ……とはいえ、十分に楽しめました。堪能させていただきました……もう少しタイトルに気を遣ってくれていれば10点だったのだけど……。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:6)
- えっ、死んだんじゃないの?ってこれはどうなったのですか?死んだんですよね?となるとあゆパワーで卒業式に召喚したってことかな?二ページ目のラストが台無しだとか思うのですが。この辺もう少しどうにかして下さい。
話自体は良かったです。なかなかに感動的でした。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:6)
- 懐旧的かつ摩訶不思議な雰囲気漂う作品。懐旧色の方が若干強いかな?でも結局何を言いたいのか検討が付かなかった。あえてそうしている節がありますが。あと最初は数行開けてから始めるべきかと。こんなに上に詰めると見にくいです。
引き込まれた。特に雰囲気にやられた。秋子の過去話は雰囲気出てますね。ただ、正直な話、この話は未完成ではなかろうかと思う。続きが読みたいですね、かなり。
楽しめましたが不完全燃焼。残念です。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:5)
- 雰囲気がよい。名雪が特に良かった。が、何か足りない。急に終わった感が拭えません。この辺どうにかして欲しかったですね。
- 51 Childhood's End (採点:4)
- むう……ちょっと緊迫感。何だか足りない気もしますが、これはこれで良いのかな?ただ、美汐の対応に疑問。彼女はもっと一途ではないかと言う固定観念があるからですが。とはいえ、普通に楽しめました。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:2)
- kanonコンペ云々抜きにこれ単体を見たらまずkanonだとは思わないですね。作品自体は良い物だとは思いますが。
まあ、kanonコンペとしては微妙。作品自体はまあまあ。こんな感じですね。
- 53 一つの解釈 (採点:9)
- 人は自身の主観を介して世界を観測する。故にそれが真実だと思えばその人にとってそれは真実となる。当然、都合の良い“真実”の方が心地よい。うむ、なるほど。
結末が秀逸……と言うかツボに来たので他の細かいことはどうでも良くなりました。これは良い作品です。堪能させていただきました。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:5)
- なるほど、雰囲気は出ていますが、ちょっと無駄が目立つような気がします。普段なら気にならない程度ですが何故か目に付く。それはともかく、この脈絡の無さが意外に良かったかなと。あとは特に無いです。
- 55 あしたがくれば (採点:4)
- 何か随分と単調に話を進めていきますが……物足りないですね。ある意味日常って感じですが、人によっては退屈に感じるかも知れませんね……。特に感じる物がなかった。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:5)
- 青春ですね。いい感じです。無粋なツッコミを入れるとするなら、栞に作中のような長距離の自転車移動や勝負なんかは出来ないだろうという点ですね。ましてや栞は病み上がりだし。根性ではどうにもならないかと。あと、栞の車種が何か書いておいた方が良かったかも知れません。まあ、旅行に着いていく点からマウンテンバイクだろうと言う予想はつきますが。
この辺に目をつぶれば良い作品だと思います。
- 57 Beyond the recollection (採点:3)
- うーん、構成に問題あり?何か物足りない……。
- 58 Harmony (採点:2)
- 随分と安易な……内容が薄い。
- 59 受ノ心 (採点:8)
- 栞がぶっ飛んでますね。真に迫ったものがありました。それでも怖さが多少足りないかと。最後は怖かったのですどね。楽しませていただきました。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:9)
- まあ、何というか、ちゃんと避妊はしましょうってことですね。
うむ、とても納得出来るお話です。名雪の「父親が居ない」発言は正に真ですな。知らない人は他人か……確かに。「あの人」に会うことは「父親が居ない」ことを再確認するための儀式だったわけですね。良い作品です。堪能させていただきました。
……祐一の「秋子さんの職場って、いったい何処ですか?」発言はなかなか良いタイミングだったなぁと思う(笑。
- 61 3月9日 (採点:4)
- なかなかに深い話。母娘の愛情が印象的です。オリキャラはまあ、ちょっと微妙ですが……何となく引っかかりを覚えたのは恐らくこの辺だろうな……。
他は特にないです。
- 62 夢想列車の旅路 (採点:4)
- 香里が目覚めたときに名雪や北川、それに香里の両親が居ないのが納得できない。話自体は普通に哀しい話って所ですかね。悪くはないです。が、何というか特に見るべき物がないので……。
他は特にないです。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:5)
- 中途半端っぽい。が、全体としてはなかなか楽しめました。無駄な部分もあったようには思いますが。
以上。
○霧 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:5)
- あゆのこともふくめて忘れたくない…
強い祐一ですね。
きれいにまとまっているんじゃないかと思います。
読後感もすっきりしてました。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:3)
- 普通〜かな。
ほのシリってところ?
シリアスとギャグの使い分けはそこそこきっちり出来てると思います
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:4)
- 友達だから名前で呼ぶ…うーん。
テーマは悪くないと思いますが、こういうシナリオだとどうしても
香里×祐一ものを想像してしまいますから裏切られた感はあります。
- 04 Happiness (採点:6)
- うーん…
良いとは思うんですがどこが良いのかといわれると答えづらい(汗
終わり方も良かったし、これが人間の本当の力なんじゃないかと思わせる作品でした。
- 06 すくみず! (採点:4)
- スクール水着でスタンガンどっから出したんだ。
変態さんに合掌。
- 07 君への道のり (採点:8)
- 良い。すごく良い。
ひたむきな名雪の姿がよく出てると思います。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:10)
- 名雪を止めた看護婦…ただものじゃねぇ。
面白いです。よくまとまっていると思いますし。
- 09 七年の恋叶えます (採点:7)
- 祐一が告白しなかった理由がありきたり。
でもほかは面白い。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:10)
- 最高。ぜんぜん予想外の方向に持ってかれた。
久しぶりにSS読んで笑ってしまいました。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:10)
- 上手い。非常に上手くまとまっていると思います。
話自体も面白く作られているし。
しかし、ラーメン屋には笑わされました。
- 19 Rainy day (採点:5)
- もう少し長くしても良かったんじゃないかと思います。
特に名雪の心情、祐一の想いなどをふくめて書き足したらもっと面白くなると思います。
秋子さんの話が少し唐突すぎる気もします。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:8)
- 香里は酒飲むと壊れるという設定はありきたりですが面白いです。
北川の台詞もなかなかいいところをついてます。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:8)
- 祐一成長してないな〜
鈍感なまんま。でも、それが良かったりしないでもない。
- 34 Dandelion (採点:6)
- 綺麗にまとまっています。
ですが、最後の部分の必要性が感じられませんでした。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:4)
- 名雪の位置が非常にあいまい。
何か名雪がかわいそうになってしまった。
- 58 Harmony (採点:2)
- 難しいかな?
登場キャラクターの分け方と場面転換の位置がいまいち分からなかった。
○木村圭 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:2)
- 空白が多すぎたり誤字が目に付いたり読みづらい部分は多々ありますが。
何故祐一があゆのことをきちんと思い出しているのかも気になりますが。
最後に何故あゆがものみの丘で真琴と共に声を上げているのかが一番気になりました。冒頭ではあゆのことは触れられていませんし。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:1)
- 一人称が「私」の「御坂香里」。
原作は大事にしてください。
- 04 Happiness (採点:2)
- 考えてはいけないことなんでしょうが、どうしても歌月十夜のパクリに見えてしまいます。
それを無視しても舞の口調が別人だったり真琴→天野の呼称が二種類あったり粗ばかりが見えてしまって。
最後まで行き着く前に読めてしまったのも残念でした。
- 06 すくみず! (採点:3)
- 動物が犯人というのはちょっと面白くないです。
スクール水着も実際のところそこまで強調されなかったし。
ギャグとしても推理物としても中途半端だったような気がしました。
- 07 君への道のり (採点:3)
- あゆに対する様子を見ている限り、名雪の遥か前にあゆがいそうですが。
名雪の一人称は「わたし」ですので注意。
- 10 そして全てが閉ざされた (採点:8)
- あははははははははははははははははははははははは
怖い。殺され方が怖すぎて凄く良かったです。
祐一を殺した「犯人」については7の冒頭まで気づきませんでした。
ひっかかるのは自暴自棄の旅を「ゲーム」に変えた名雪。
味気無いから、などということではなく祐一に強く生きてほしかったんじゃないかなーと思ったり思わなかったり。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:8)
- 静かで、穏やかな夕凪のような雰囲気が好きです。
一番好印象なのはあまりにもらしい祐一と美汐なのですが。
- 13 空飛ぶ猫 (採点:8)
- 日常に隠れたミステリー、というところでしょうか。
無理があるなーと思うのは(偽)ぴろの大きさの違いをきちんと見分けている名雪が違和感を感じない、ということくらい。
日常も丁寧に書かれていて非常に良い作品だと思います。
- 15 君がくれたもの (採点:9)
- 花が一輪になってからは祐一が選んでいた、と。うん、祐一らしくてとても良いです。
ラストは簡単に読めてしまいましたが、だからこそ安心して良い読後感に浸ることが出来ました。
捻り無しの直球勝負にカンパイです。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:4)
- ダイエットじゃなくて虫歯、というのは良かったです。
締めは微妙ですが。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:4)
- 疑問符や感嘆符が半角だったりところどころに太字が使われていたり、個人的には演出面が好きになれませんでした。
すみませんが、この話を面白いと感じられませんでした。よく聞く話をシリアスに語られても……
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:10)
- 笑った。アホみたいに笑いました。
ラストもまた良いですし(たらこ唇は大して何もしてないような気がしないでもないですが)言うこと無いです。
迷わず十点をおくらせていただきます。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:10)
- 「彼」を殺す。構いませんね? この世の全ての苦しみを味あわせてから、完膚なきまでに殺し尽くす。構いませんよね?
……ダメ、ですか。はぁ、あまり気は進まないんですけどね……。邪魔をするって言うのなら、おまえも――――――死ね
自分で笑いたくなるほど陳腐ですが。私は本当に怒っているのでちょっと趣向を凝らしてみました。
表と裏の対比が悲しくて、運命に流される二人はもっと悲しくて。
それでも二人は、幸せを感じていたと信じたい。
最高でした。素晴らしい作品に出会わせていただいたことを感謝します。
- 21 ダウト (採点:3)
- 無事に帰ってきた、んですか?
最後のオチがよく分かりません。やってもいない、のは宿題だけ? それとも、全てが夢?
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:8)
- らぶらぶ。
キャラ造形が白旗を上げたくなるくらい素晴らしくて、もうお腹いっぱいです。
『送っていってくれる? 男の子さん』
これで惚れなきゃ男として間違ってると断言していいですか?
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:7)
- すみません、上手く言葉が浮かんできませんので本文を引用させていただきます。
元々そういうモノなのかもしれないし、私が口下手なのかもしれないし、まだ理解が足りないのかもしれない。
良い物語であったことだけは絶対に間違いありません。
- 26 大人 (採点:7)
- 次の日。名雪は祐一に会うこともできないまま、数々の目撃証言、物的証拠により殺人(未遂)容疑で警察に連行された。そして、取調べに対して発した言葉は――
さて、見えてしまう未来は気にしないことにして。
名雪の行為を不自然に思えない自分が怖いです。ナチュラルに壊れた名雪の心理描写が上手い、ということなんでしょう。
読み終わった後は、程良い虚無感に包まれてしまいました。ですが、決して不快ではありませんでした。
基本的にダークは苦手なので(物語の中くらいはハッピーエンドがいいです)好き、とは言えませんが、間違い無く良い作品だと思います。
- 27 in the BOX (採点:7)
- よく分からないけれど、どこか物足りない。
何故かこう思ってしまいます。
祐一VS『誰か』があっさりしすぎているような気はしますが、うーん。
キャラ同士の掛け合いはらしくて楽しかったですしいい物語には間違い無いと思います。
- 30 北の空に手を振った (採点:5)
- 医者、ですか。一本取られました。
仲村のキャラも上手く出来てますし、読み返してみると行動に違和感も無くていいと思います。
重箱のすみっこをつつくようで悪いんですが。
仲村はどうして「たぶん、全部」知ってるんですか?
七年前の祐一とあゆのことは当人たち以外誰も知らないんじゃないかと思うんですが……。
- 33 修学旅行前 (採点:3)
- ほのぼの〜。
他の鍵のネタを持ってくるのは個人的にあまり好きになれませんでした。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:7)
- 切なさ全開のKanonビフォー、堪能させていただきました。
上手く言えないですが、とてもよかったです。
……秋子の部屋での名雪を見ていると「とんだ名探偵がいたもんだ」が頭をよぎってしまう私は一体(汗
- 36 天使のささやき (採点:9)
- うわ、凄い好きなんですけど。
Kanonはゲームの性質上選ばれなかった人はろくなことにならないというのが私の中の常識です。表現が拙いような気はしますが、誰もがそう思ってることだと思います。
だからでしょうか、こういう作品には強く胸を打たれます。
考えなければならない、だけど考えたくない選ばれなかった人のその後を綺麗に(おまけに悲劇にせずに)書いていただけると、無性に嬉しくなる自分がいます。
ど真ん中ストライクな作品、堪能させていただきました。
- 37 儀式 (採点:7)
- 「儀式」が何なのかはすぐに分かってしまいましたが、バレンタインに頭が回らなかったのは時期が違うからでしょうか。
まあ、そんなどうでもいいことは置いておいて。
最初から最後までこれ以外にはありえない、というような作品だったと思います。奇をてらうとかえって拍子抜けするような、そんな作品。
素直すぎるくらい素直で、それが平凡に見えないのは作者さんの腕がいいことに他なりません。
こういう作品を書けるようになりたいなーとしみじみと思いました。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:10)
- まず、ストーリーに10点を。
村瀬一族がいい感じ、Kanon勢もいい感じ。香里視点の穏やかな雰囲気もまたいい感じ。
10点しかつけられないのが歯痒いですが、できないものはできないので仕方ありません。
それにしても、秋子さん超人伝説は健在ですね(笑)
最後に一つ、大好きですとだけ。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:4)
- すみません、途中で飽きました。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:9)
- アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。アホだ。
だが、それがいい。
- 47 ミコバイト (採点:5)
- 上白沢慧音かよっ(無意味
タイトルからノリだけで勝負するギャグ(誉め言葉ですよ)を想像していましたが、読んでみるとびっくり。
思っていたよりもずっとシリアスでした。
Kanon設定解釈の新たな一ページがここに、という感じがしました。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:6)
- 各タイトルが文章によくあっていて、Kanonの曲名を引用しているとはとても思えませんでした。
タイトルの大文字と小文字は、「BGM」を強調してるんですか? 間違っていたら笑ってやってください。
一ページ目のラスト近くで、「どうして何も始まっていないうちに終わるんだよ」と思っスのは内緒です(笑)
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:6)
- ほわほわ、あったか。
何の画策も無く同じことを言える二人が素敵です。
○夜の渡り鳥 さん
- 01 忘れられない、忘れたくない (採点:5)
- 【5点】
んー……特に印象に残るものがないまま終わってしまいました。
ちょっと何もなさすぎるかなと思います。
- 02 大切なもの、すぐ傍に。 (採点:5)
- 【6点】
良かったです。
ただ難を言うと周りが充実しすぎているために、10KBちょっとのこれは物足りないかなと。
もう少し地の文あたりを増やして15〜20KBくらいにしたほうが濃厚感が出たのではないかと思います。
- 03 栞のまるひ大作戦 (採点:5)
- 【2点】
しょっぱなから『御坂香里』はきついです。
大きな減点要素は不自然なネタと栞の行動ですが。
- 04 Happiness (採点:5)
- 【6点】
品のないALLBADよりはマシだと思いましたが、まだこれならALLもののほのぼのの方が好みかな……なんて。
構成はしっかりしていて読める作品でした。
アプローチ方法の評価は何が良い悪いというよりは個々人の好みだと思いますが、Kanonでこのアプローチ方法は好みでない人の方が多めだと思います。
- 05 初霜 (採点:5)
- 【5点】
地の文秋子さんに違和感。敬称をつけて書くなら童話風(?)の優しい文体が良かったのではないかと。
内容は平凡で絞れていない印象を受けます。
何でもいいのでこれだという魅力を見せる作品作りを心掛けて欲しいなと思いました。
- 06 すくみず! (採点:5)
- 【8点】
建物の中で何かを奪還したり、そこから脱出したりなんてのは燃えるシチュエーションなわけですが……。
そ れ を ス ク 水 着 せ て や り ま す か
しかも三人よりどりみどり。
シチュエーションは青春、三人の体も青春の果実。
一部やりすぎなところとオチが気になる以外はサイコーでした。
ていうか何より自然にこのシチュエーションを導き出したのが凄い。
状況を再認識させる最後の二行がGOOD。
- 07 君への道のり (採点:5)
- 【6点】
うーん、比喩表現は良いのですが……面白みが薄いかなあ。
- 08 ある日、でんたるする日。 (採点:5)
- 【1点】
……ガンバ。
書き始めたころはこんなんでした。
- 11 夕凪の贈り物 (採点:5)
- 【5点】
原作では奇跡を哲学するようなことはメインではなかったって覚えている人少ないのかなあ……。
中世あたりに逆行してる二人の思考回路に『?』でした。
- 12 君のファンタジック…なんてねっ (採点:5)
- 【9点】
これは……凄いなあ。今回のこんぺの意図を語ってるというか……。
書き手として、参加者としてこれを見てるととても感慨深いです。
というか最後の締めも上手くて感動しました。
ちょっと反則気味のSSですけど(笑)
- 13 空飛ぶ猫 (採点:5)
- 【6点】
うーん、悪くはないんですけどどうもぱっとしないような。
ミステリと言う割には謎の解ける面白さがあまりなくて、日常系としては悪くないにしても何か足りない。
キャラや場面、イベントの絞込みが足りないかなあと思いました。
端的に言い換えると、どこか退屈だったという感じです。
- 14 いつもなかよし。 (採点:5)
- 【6点】
私はKanonをどこにもない日本によく似た世界の物語だと思ってます。
だからこそ御伽噺たりえるわけで、そういう意味で地名などの固有名詞がたくさん出るとウンザリしてしまいます。まあこれは多分に個人的な趣味ですが。
話的に悪くはありませんでした。ただ、話の為に交通事故を持ってくるのはあまり感心できる手法じゃないのと(秋子さんで使われているというのもあるので)、終わりがあまりすっきりしてないあたりが大きな減点要素です。
- 15 君がくれたもの (採点:5)
- 【10点】
誰だ冒頭からデスノートネタやってるのは(笑)
素晴らしかったです。ちゃんと物語にメッセージを込められている作品は凄い。
- 16 秋の枕詞と言えば? (採点:5)
- 【10点】
多分運営やってなくても感想見てる人なら誰か丸分かりですよ、はね〜〜さん。
だって感想の時の特徴的な口癖が祐一に出てるんですもん(笑)
内容はもう文句無し。これで完成形なのでケチつけることなんて何もないです。
キャラが活き活きしてて、しかも読んでて面白い。
本当にラブコメお上手だったんですね。
- 17 結婚談義、ある一夜 (採点:5)
- 【8点】
上手い。構成の均整に惚れるというかそんな感じです。
少々小喧しい気もしましたが、テンポもよく純粋に楽しんで読めたSSです。
- 18 逆転サヨナラたらこ唇 〜もつれ合う快男児どもの唄〜 (採点:5)
- 【10点】
イっちゃった……
これはもうこういう形で文句無しだと思います。
- 19 Rainy day (採点:5)
- 【5点】
「舞。外も雨だし俺達も濡れようぜ」
ガチャン! ツーツー。
意味は分かっていたようだ。受話器を叩きつけ、胸元を押さえながら赤面している舞の姿を想像してちょっぴりハッピー。
……でも、明日顔会わせるのが怖い。
「佐祐理さん。外も雨だし俺達も濡れようぜ」
「はい? 佐祐理なんかでいいんですか?」
……いや、素で返さないでくれ佐祐理さん。
「名雪。外も雨だし俺達も濡れようぜ」
「もう、祐一ったら。とっくに濡れ濡れだよー」
胸の谷間を強調させながら甘い声で俺に擦り寄る。
その吐息が首にかかり……。
――ゴロゴロゴロ。
雷の音が聞こえたと思うと、ベッドの上にいる自分に気付いた。
夢だったらしい。よかった、と胸を撫で下ろす。
でもその日名雪の顔を直視できない自分がいた。
ちくしょう、いつの間にかかわいく育ちやがって。
さて、変なSSはここまでにして。
ちょっと文章作法が慣れてない印象を受けました。
上記SSで一般的に正しいものを再現してみましたが参考になれば幸いです。
やはりちゃんと整っている方が見栄えがいいので。
内容的にはウジウジした名雪が苦手なのと、本番という土俵では分が悪かったかなというところです。
- 20 Dolls in the blue sky (採点:5)
- 【7点】
ノワール?
無茶な作品ですが、そこそこ面白かったです。
ただ少々場面転換多すぎて読みにくいのが玉にキズ。
うーん、これとMumurikuさんがこんぺに出すのやめた「つきのみや」の勝負見てみたかったなあ。
- 21 ダウト (採点:5)
- 【1点】
……どうすれば(汗)
肝試しに楽しめたのですが、最後台無し。
おまけに導入は意味不明です。必要ないことを書いたり、必要なところで書いてなかったり、力の入れ方のバランスが滅茶苦茶でした。
多分構想立てずに気の赴くままに書かれたのでしょうが。
- 22 『茜色のパラダイムシフト』 (採点:5)
- 【10点】
褒めようがありません。
って、違った。逆、真逆です。
レベルが高い中では気に入った作品なので1位取れるよう祈ってます。
みんなすっごい人間的で素敵でした。これがSSだなんて信じられないです。
- 23 ミギテとヒダリテ (採点:5)
- 【6点】
うーん、進め方がやや強引だなあ。美汐の勘が鋭すぎる気が。
あと『彼と再会した時に簡単にコト≠ェ運んじゃうからね』こういうのは人間的なあゆのイメージに反します。
何より読んでて面白いという感情が表に出なかったので。あ、構成は悪くないです。
- 24 針の上に天使は何人? (採点:5)
- 【8点】
今回タイトルの中で一番気になった作品でした。
内容はそれ以上でしたが(笑)
でもゴメンナサイ。さすがにこれは場外ファールでした。
珍なる物は好きなんですけど、珍の方向性が(苦笑)
ただ純粋に構成だけで見ればとても面白かったです。
- 25 ぼくを尊敬して (採点:5)
- 【5点】
なんか誰かのSSを思い出すな……いや、内容は全然違いますけどキャラ配置と雰囲気が。
まあ、ぱっとしない話なのは作者さん自身分かってらっしゃるでしょうからごちゃごちゃ言うのは止めときます。
- 26 大人 (採点:5)
- 【4点】
名雪の一人称は上手いと思いました。
しかし何故これだけ書ける人がこのような思い出を壊すだけの結末を選んだのか理解できません。
- 27 in the BOX (採点:5)
- 【8点】
エレベーターは狭いのでたくさん詰め込むと苦しいです。
普通にエレベーター騒動を描けば良かったのに余計なことまで詰め込みすぎかな?
『おしいれのぼうけん』という懐かしい話を思い出していたのですが、そういう路線でやって欲しかったと思う自分がいます。
あ、ご存知でなかったらゴメンナサイ。
- 28 [メモリーリセット] (採点:5)
- 【4点】
読解して味あわなければならないのでしょうが、そこまでするほどの気力が湧きませんでした。
平凡な内容をわざわざこねくり回してる分むしろマイナスです。
- 29 白い世界を見つめて (採点:5)
- 【9点】
参りました。
この手のSSって何で今更って思うことが多いんですけど、飾ることなく自然に二人の生き様を書けているのが好印象。
こんな方向性でもシナリオを否定されたように思わせないあたり、作者さんは栞シナリオが好きなんだなと思います。
ただ、ダイジェストっぽいために少し展開が早く(読みやすいという意味で効果的だったので難しいところですが)、満点とするには感動の絶対量がもう一歩足りませんでした。
- 30 北の空に手を振った (採点:5)
- 【8点】
近くて遠い二人の関係をよく捉えていたと思います。
そんなセツナサとあったかみのある人間模様に8点。
ただ、栞は出さなくて良かったと思いますし、誤字や変な文章作法は直された方がよいかと。
これだけの物を書けるなら、そういう瑕疵はやはり損です。
- 31 +7年後の名雪エンド (採点:5)
- 【8点】
近くて遠い二人の関係をよく捉えていたと思います。
そんなセツナサとあったかみのある人間模様に8点。
ただ、栞は出さなくて良かったと思いますし、誤字や変な文章作法は直された方がよいかと。
これだけの物を書けるなら、そういう瑕疵はやはり損です。
- 32 春夏秋冬 (採点:5)
- 【8点】
なんて鮮やかな着眼点。凄いです、胸がドキドキしました。
あゆが成長して大人びた女の子になったらどうなるのか? その一つの可能性を上手く描かれていると思います。
名雪も決して酷い扱われ方されてませんし。
ただもう少し延ばして新しいあゆとのラブの形を見せて欲しかったです。
あと、この機会に文章作法の見直しを。
- 33 修学旅行前 (採点:5)
- 【6点】
>「私は一向に構わん!!」
こらー、こんなしょうもないところで爆笑させるなー(笑)
ほんとは7点くらいはつけてもいいんですが、やや余計なネタがあったのがマイナス。
私の採点は無効なのでどうでもいいのですが、クラナドやONE、AIRのネタは点数下げてくれと言ってるようなものだと思います。
こんぺから離れても作品の質というか品を下げているので注意してください。
でも……楽しかったですっ。
- 34 Dandelion (採点:5)
- 【9点】
『男男女女男』を見て「ここには女装に必要な何かがある。俺にはわかるんだ。行くぜ!」と気合入れたくなった自分がいます(何)
文章、雰囲気、いずれも自然な流れで心地よかったです。
- 35 カノンが聴こえるその前に (採点:5)
- 【7点】
泣きそうになりました。素敵なお話です。
ただ本編で名雪は「…わたし…お父さんの顔、知らないから…」って言ってます(汗)
あとあゆへのバトンタッチも素敵なんですが、これだと何も知らずに街を駆け回った彼女の懸命さが否定されちゃうわけで……そのへんが非常にもったいないです。
- 36 天使のささやき (採点:5)
- 【8点】
あゆエンド後の香里。あの穴掘りに参加してこうなったんですね。
簡単な言葉だけで申し訳ないですが良かったです。
ちょっと評価下げたのは栞ちゃんの幸せな姿を望むファンの意地です(ぁ)
- 37 儀式 (採点:5)
- 【6点】
魅せ方は確かに上手かったですし、構成力も認めます。儀式いいなと思いました。
しかし、いくらなんでも好きという感情が浮きっぱなしだと思います。
北川の恋心しかり、名雪の祐一に対する盲目愛しかり。
人を好きになるのに理由なんて必要ないという文句もありますが、ここには似つかわしくないかと。
- 38 そこに猫のいる季節 (採点:5)
- 【8点】
猫の文通が素敵です。
ただ、栞が完全に無視されるのはファンとしては引っ掛かります。
ぶっちゃけた話、これ香里ではなくて秋子さんのほうが適任だったのでは?
絵的に熟女は困るとかあったのかもしれませんが(熟女好きが怖いので以下自粛)
- 39 虚夢 (採点:5)
- 【1点】
……ぴこ? 意味が(何がしたいのか)よく分からなかったです。
読者の読解力を試されるのは構いませんが、見かけ面白くないことには本末転倒かと。
ストレートにいい話書けるであろうに、わざとこういうのを書いてる臭いがぷんぷんしました。
- 40 誰的憂鬱/誰かさんの憂鬱〜Someone will surely be melancholy.〜 (採点:5)
- 【6点】
ああ、なるほど、そういうことですか。
ちょっとだけ面白かったです。小ネタ向けだと思いますが。
- 42 復讐 (採点:5)
- 【5点】
ダンボール箱をメインに据えないなんて問題外……ガッ(何かに殴られる音)……失礼、良い物語でした。
しかし、このタイプのSSで原作準拠の見落としをするのは致命的だと思います。
祐一は秋子さんに狐を匿っていることを秘密にしていましたし(バレてましたが)、あゆとの同時進行もかなり厳しいかと。
- 43 自分の名前、まだ覚えてる? (採点:5)
- 【1点】
機械に魔人器(ポテト)かゴメちゃん(天使の人形)のCG当てて……。
ゴメンナサイ。一応私DNML作家なんで、SSでこれ見るのは受け付けませんでした。
内容的にも肌に合わなかったです。
- 44 1/2 (採点:5)
- 【6点】
そういう伽羅倶利ですか。ちょっと否定できない可能性で面白かったかも。
ちなみに、勘の良さならむしろ物の怪サトリの方だと思いますー。
- 45 彼の彼女のソネット (採点:5)
- 【6点】
卑怯だなあ、栞の手紙持ってこられて胸が痛くならない人はいないでしょう。
とりあえず健気な栞ちゃんに乾杯。
でもくっつかなきゃならないほどの必然性はないと思います。
- 46 この果てしない大空より蒼く美しいブルー (採点:5)
- 【4点】
途中までは楽しんでました。
しかしそのうちだんだん作者のひどい妄想にキャラが無理矢理付き合わされている感覚が鼻につき、終わったころには引きに。
『D.C.』とか『みずいろ』とか、もっと相応しいキャラがいる世界でやったほうが良かったと思います。
馬鹿さ加減には純粋に敬意を表しますが。ていうか凄すぎ。
- 47 ミコバイト (採点:5)
- 【4点】
なんだか色々ありましたが、ジャムのネタ以外はイマイチぱっとしませんでした。
ジャムも『そんなオチつけますか』という苦笑寄りの笑いでしたし。
多分一番良くなかったのは二つのサイドで進めて話が収束しなかったことだと思います。
佐祐理さんのことも投げっぱなしになってしまってますし。
- 48 Birthday sonG requieM (採点:5)
- 【5点】
一読で掴みにくいのがマイナス。あと『栞→あゆ』の『あゆちゃん』も(苦笑)
状況説明はもう少し分かりやすいようにして欲しかったです。
香里の心を救ってあげたいという気持ちはよく分かりましたが。
- 49 トリプル・コンチェルト (採点:5)
- 【1点】
うにゅう、あたまがおーばーひーと。
読者の読解力を試しているのか、作者さん的には何か壮大なヴィジョンがあるのか……外面くらいは素直に読める文章を書きませう。
この作品への考察はお付き合いできる肝の据わった方にお任せしますー。
- 50 幸せなら手をつなごう (採点:5)
- 【5点】
ちょっとばかりこれは本番という舞台では厳しいかなあ……。
ただ何となくいいだけではパワー不足なんですよね。
細やかな心情描写や丁寧な過程作りがあれば、手を繋ぐという行為にもっと深みを持たせることが出来たと思いますが……。
- 51 Childhood's End (採点:5)
- 【5点】
大佐、『「大丈夫」彼は言った。「次は、入る」』に説明不可能な感動を持て余す。
前半少女漫画のノリで割と好きだったんですが、最後がダメ。
読みきりの少女漫画でももっとマシに『終わらせる』筈です。
- 52 I-tsuwari gokko (採点:5)
- 【1点】
あんまり読者おいてけぼりの文章を書くのは止めた方がいいと思います。
はっきりしたものを書けないのではなくて、わざとぼかして書いてるのでしょうが、効果的にやれてないです。
- 53 一つの解釈 (採点:5)
- 【5点】
うーん、悪いとは言わないけど……。
どうしてこういう物語を提示したのかなあという気持ちが大きいです。
- 54 雲と 飴玉と 涙を 丘から 涅槃へ (採点:5)
- 【5点】
状況説明に終始しすぎで退屈でした。
- 55 あしたがくれば (採点:5)
- 【3点】
……ダメ。地の文は多ければいいってもんじゃないです。
物語の中身があまりになさ過ぎて退屈でした。
素直に台詞多めにしてあゆとのラブをやったほうが良かったと思います。
というかこういう元気のないあゆはヤです。
- 56 風吹さいくりんぐ (採点:5)
- 【9点】
栞が生きてて、ちゃんとエンドしてて幸せそうで、それでたくさん喋ってる。
なんかそれだけで嬉しくなってしまう自分がいました。
序盤の固有名詞連発に引いていたことを最後は忘れてしまうくらいに良かったです。
- 57 Beyond the recollection (採点:5)
- 【5点】
あゆはポルンガじゃありません。
人間なんです。ただの人間なんですよ。
いや、どう考えてもこれあゆなんか出さずに舞の力だけでまとめる方が良かったと思います。
具体的に言うと精(あとは察してください)
- 58 Harmony (採点:5)
- 【2点】
推敲はちゃんとやりましょう。いや、この場合それ以前の見直し(汗)
書き始めて間もない人だと思いますが、今回のこんぺがいい経験になることを祈ってます。
- 59 受ノ心 (採点:5)
- 【3点】
んー……故意に作者が捻じ曲げて紡ぎ出しているように見えるダークは好きになれません。
正直言って栞がこんな風になってるのは作者の作為しか感じられないです。
そういうところを無視して読めば、構成は上手いと思いましたが。
- 60 交差点を渡る決意と道を歩く決意 (採点:5)
- 【6点】
うはっ、これまたとんでもないSSだなあ。
これで実はあゆの父親だったりするとさらに凄くなるわけですが(笑)
というか多分その線でまとめた方が強烈だったのではないかと思います。
あとやはり名雪が父親のことを秋子さんに尋ねられない理由が弱いと思いました。
想像で補えないこともないですが、やはりしっかりと書くべきだったかと。
理由をつけないなら否定されている『能天気』の線が一番すんなりしている気もしますし。
- 61 3月9日 (採点:5)
- 【9点】
あー……最後寸前の誤字はもったいないなあ。
非常に自然な流れのお話、感動しました。
ただ、祐一の不存在はもう少し突っ込んで書いても良かったのではないかと思います。
一瞬『死んだのか!?』と思った自分が(苦笑)
- 62 夢想列車の旅路 (採点:5)
- 【5点】
構成的には悪くないんですけど、今回一番見たくなかったタイプの作品ですね(汗)
香里とくっつけるために栞を殺すのは食傷気味です。栞ファンとしては痛々しいし。
それに二人とも高校生なんですから、妹が死んだあとすぐに告白って二重の意味で早すぎると思います。
- 63 保冷車の奥の冷蔵庫の中の製氷室の氷菓子と、貯水槽の底の金魚鉢の中の硝子瓶の炭酸水に、君の声が聞こえない。 (採点:5)
- 【3点】
だらけすぎ。読める文章ではありませんでした。
地の文はたくさんあればいいというものでもありません。
内容も場面飛ばしすぎで掴みにくくぱっとしないように感じました。
- 64 twilight-children (採点:5)
- 【9点】
>「食べ物を想像したでしょう?」
いえ、実は枕にすると良いという別のモノを(黙れ)
小ネタこんぺ2位の作品がなければ間違いなく10点付けてたと思います。
最後、読後感の良さがほんのちょっとだけ、1ミリほど足りなくて涙が出なかった。
ただ、ストレートで凄く好みの作品です。
舞の語る神様の話がとにかくツボでした。こういうのがKanonらしいなあと。
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